中央大学専門塾/予備校CHU-PASSの代表菅澤です。
このページでは、中央大学商学部の国語入試問題の傾向や特徴を解説しております。
中央大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。
中央大学商学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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中央大学商学部とは
中央大学商学部についての情報は別途コチラに記載しております。
中央大学商学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。
中央大学商学部「国語」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 3題 |
解答形式 | マークシート・記述併用型 |
頻出単元 | 論説文・古文読解 |
中央大学は各学部ごとに出題傾向は大きく異なります。
この記事で紹介する中央大学商学部の国語は、
上記の通り試験時間60分・大問数は3題で、解答形式はマークシート式と記述式の両方が出題されます。
試験時間が60分と短いため、1つの大問にあまり長く時間をかけることができません。
そのため、時間配分に気を付けて対策をすることが求められます。
記述式とはいっても長文の文章記述はなく
漢字の書き取りやキーワードの抜き出しが主なものとなります。
そのため、試験に向けて長文の論述の対策に時間を割く必要はありませんし、本番で試験時間がギリギリになることも考えにくいと言えます。
中央大学商学部「国語」の傾向
それでは、中央大学商学部「国語」の特徴・傾向を見ておきましょう。
■現代文の特徴
中央大学商学部の問題は、大きく分けて3つの問題が存在します。
■漢字の書き取り問題
■説明問題
■内容合致問題
■理由問題
以下の問題が存在します。
中央大学商学部の国語の問題の大きな特徴は、漢字の書き取り問題が五つとほかの大学より多少多く、普段から意識する必要があるということです。
そして、内容合致問題の割合も多く、文章の精読が必須となってきます。
中央大学商学部の国語の問題は標準的レベルの難しさとなっています。
そのため、中途半端な勉強ではなく、しっかりと対策をすることが求められます!
■漢字の書き取り問題
例:
「漢字の書き取り」の問題は本文中の五つの単語の漢字をかき取る問題のことです。
漢字問題はほとんどの大学で出題されます。
漢字問題は多くの大学・学部の試験で出題されています。
その中でも、中央大学商学部の国語の問題では、漢字問題が非常に多く出題され書き取りが必要となってきます。
したがって、漢字問題だからといって軽視してはいけません。漢字問題は、大きな得点源となります。
■説明問題
例:
「説明」の問題は本文の説明を正確に読み取る問題のことです。
説明問題は本文の内容の言いかえを正しく解釈できるかを問われる問題です。
したがって本文のキーワードをしっかりと押さえとく必要があり、類義語や、それに似た意味を本文を読む際に慎重に見つけていきましょう。
この問題の正答率を上げるためには日々の問題演習の中でわからない単語やよくわからない文章があった際には放っておくことなく随時調べ、理解することがカギとなるでしょう。
■内容合致問題
例:
「内容合致問題」の問題は言葉の通り、
その文章が本文の内容に合致するか見極める問題のことです。
内容合致問題は、本文の内容をしっかり理解できているか直接問われる問題です。したがって、本文の内容を理解する必要があり、中央大学商学部の国語の問題では内容合致問題が最後に5問出されます。
従って、日頃の演習から重点を置いて勉強するようにしましょう。
■理由問題
例:
「理由問題」とは、傍線部の文に関して「なぜそうなるのか」「なにが原因なのか」といった問いの答えとして適切な選択肢を選ぶ問題のことです。
理由問題の正答率を上げるには論理的に考えることが必要とされています。
■論理的に考えることとはどういうことか?
〇論理的に考える訓練法
①言葉を具体的なものに置き換える。
文章を読む際にどうしても理解できないときが出てきてしまいます。
その際はわかりやすい言葉や具体的なものを用いて考えると理解に一歩近づけるでしょう。
②問いを分解する
問を分解する、これは一つの問いに対して内容を細かく細分化していくということです。
例えば、自分の大学受験の目標を設定するとします。
その場合、一つのことに取り組む際に、
「どのように」「いつまで」「どこで」「何を」
と細かく考えることで事柄に対して簡単に考えることができます。
このように、いくつかに問題を細分化することを心付けましょう。
このように日頃から論理的に考える訓練はできるものです。皆さんも是非実際に考えてみてください。
■古文の特徴
中央大学商学部の国語では古文が大問一つ出題されます。
漢文ではなく古文なので気を付けましょう。
中央大学商学部の古文の問題は、大きく分けて三つの問題が存在します。
■本文読解問題
■空所補充問題
■知識問題
以上の問題が存在します。
■本文読解問題
例:
「本文解釈」の問題は本文の内容を正しく解釈をして合致している選択肢を選んでいくという問題です。
本文解釈問題を解くときに必要なことは、単語、文法と出典作品に関する知識です。
まず、単語と文法を理解できていないと正確に古文を読むことができません。したがって、本文を誤解なしに読解していくことができません。
しかしこの二つができていても初見の文章を読むことは難しいでしょう。
そのうえで読解をサポートするのは出展作品の知識です。
話のあらすじや作品が書かれた背景が頭に入っていれば多少は問題文を読み進めやすくなるでしょう。
もう一つ本文解釈問題で必要なのは主語を明確にすることです。
古文では主語が省略されていることがほとんどです。それなので一文一文「誰が」ということに意識をして読み進めましょう。
古文の世界では上下関係がはっきりしています。そのため。敬語の識別は必須です。敬語が理解できると主語を見つけることも楽になりスムーズに読みすすめることができます。
特に敬意の方向に注意しながら古文に取り組んでみてください。
■空所補充問題
例:
「空所補充」の問題は本文中の空所の中に文脈で判断し適切な言葉を選択肢から選ぶ問題のことです。
空欄補充の問題においては筆者の伝えたいことと対になる言葉の知識に注意しなければなりません。
その理由として、2020年の商学部の場合、問題文に「対になる言葉を選びなさい」と記述されています。それなので日頃の演習から単語の意味を知り、対という言葉に意識して勉強してみてください。
そのため、文章の関係性がつかめていて、筆者が対比したいことにポイントをおいて読解していくといいかもしれませんね!
■知識問題
例:
知識問題は古文の単語の意味をなど古文の知識について正しいものを選択する問題のことです。
知識問題では単語や文法などにおいて基本的な部分を問う問題が出題されています。そのため、ここで点を落としてしまうとほかの受験生との差をつけられてしまいます。
また、これらの知識問題で問われるものは古文読解の上で絶対に必要な知識となります。基本的な文法、単語や、働きを抑えるようにしましょう。
受験するうえで知っておくことがマストの事柄であるため、必ず対策は必要です。
特に単語と文法は何度も何度も繰り返し練習して完璧にしておくことが望ましいです。
中央大学商学部「国語」の攻略
続いて、中央大学商学部の国語攻略法を記します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
現代文と古文のやり方は共通することが多いため攻略法は同じ記述をいたします。
❶1文を徹底的に読み理解すること
→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解
中央大学商学部現代文攻略法1つ目、「1文を徹底的に読み理解すること」です。
現代文・古文は1文を徹底的に読み理解することが重要です。理由としては、一文を理解できないと、次の一文は理解できないからです。
つまり、全体を理解することができなくなってしまいます。では、どのように、一文を理解することが出来るのでしょうか?
一文を徹底的に理解するには漢字や現代文、古文のそれぞれの単語の意味、文を形成しているそれぞれの要素を理解する必要があります。
ではどのように対策していくか説明すると、具体的な方法としては一度解いた問題を期間を開けてもう一度解いてみることです。そうすることによって、初回で気づけなかったキーワードを見つけられたり、より細かく精読ができたりすることができます。そのため、一文一文の役割が見えてくるでしょう。
以上をもって、一文を理解することが出来ると現代文・古文の世界は広がります
❷1文と1文との関係性を把握すること
中央大学商学部現代文攻略法2つ目、「1文と1文との関係性を把握すること」です。
現代文の「理由問題」や「文章読解問題」では一文一文の関係性を考えることがカギとなってきます。
これは一つ目の「1文を徹底的に読み理解すること」が達成したのち、その文の関係性にも気を付けてみましょう。
文章では一文一文が独立しているわけではありません。
必ず文と文には何かしらの関係性があるはずです。それを決して逃さずに着実に見つけていく必要があります。
その関係性を把握するためには接続詞に注目することが大事です。
逆接なのか、順接なのか、それとも具体例を述べようとしているのかなどが接続詞を見ればわかると思います。
そのため、接続詞をないがしろにせず注意深く確認しながら読み進めていきましょう。
❸本文全体が要約できること
中央大学商学部現代文攻略法3つ目、「本文全体が要約できること」です。
最後の攻略法は「本文全体が要約できること」になります。
本文要約を正確にできることによって筆者の主張を正確にとらえることができ、古文では的確に物語のストーリーをつかめることができるため大切となってきます。
本文要約では本文と内容が矛盾しないことはもちろん、それに加えて筆者の主張を明確に自分の言葉でまとめなければなりません。
そして「明確に自分の言葉で」まとめるためには本文を正確にかつ、ポイントを確実に読み取る必要があるのです。
そのためには
①筆者の主張をつかめている
②対比関係が見つけられている
③抽象的な表現に対する適切な具体例を挙げることができる
ことが必要です。
本文要約こそが国語の勉強において一番重要となってきます。成果が出るまでに時間はかかるかもしれませんが頑張っていきましょう!