法政大学専門塾/予備校HO-PASSの代表菅澤です。
このページでは、法政大学国際文化学部の英語入試問題の傾向や特徴を解説しております。
法政大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。
法政大学国際文化学部に合格したい方は「英語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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法政大学国際文化学部とは
法政大学国際文化学部についての情報は別途コチラに記載しております。
法政大学国際文化学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。
法政大学国際文化学部「英語」の前提情報
試験時間 | 90分 |
大問数 | 4題 |
解答形式 | マークシート形式 |
頻出単元 | 空所補充 |
法政大学国際文化学部の試験には「T日程(統一日程)」「A方式(個別日程)」「英語外部試験利用」の3つがあります。「T日程」では『国語or数IAIIB+英語』の2科目、「英語外部試験利用」では『国語or数IAIIB』の1科目、「A方式」では『英語+国語+数IAIIB or 社会(世界史B・日本史B・地理B・政治経済から選択)』の3科目での受験となります。
国際文化学部については、日程の関係上、「英語外部試験利用型」と併願できるのはA方式のみとなります。一方で「T日程」「A方式」は別日になるため併願が可能です。自分に合った科目選択・日程選択を行いましょう。
法政大学国際文化学部「英語」の傾向
それでは、法政大学国際文化学部「英語」の特徴・傾向を見ておきましょう。
法政大学国際文化学部では記述式の問題は出題されず、全てマークシート形式となります。そのため、この学部の受験を考えている方は和訳問題や英作文問題への対策は不要と考えていいでしょう。一方で、整序問題や空所補充問題は多く出題されていますので、基本的な文法事項などは完璧にしておかなくてはいけません。また、マークシート形式ということは、極端な話、当てずっぽうでも答えを記入できるわけですから、わからない問題があっても必ず何かしらの答えはマークすることを忘れずに行いましょう。
法政大学国際文化学部の問題は、大きく分けて3つの問題が存在します。
■整序問題
■空所補充問題
■正誤問題
また、日程によっても出題内容が少し異なっています。一方が上記の出題事項を織り混ぜた出題だったが、他方は空所補充がほとんど出題されず長文読解が大半を占めた、という年もあります。ですので、前の年に出題されなかった問題パターンももれなく対策が必要です。
それでは、実際の出題例を見てみましょう。
■整序問題
例:
「整序問題」は、本文中の空欄に正しい順番で並び替えた文を挿入する問題です。
この問題では、単純なSVCやSVOなどの並び替えはもちろん、それほど単純には済まない場合も多くあります。そのような問題へ対処するためには、基本的な語順だけでなく、倒置のパターンや呼応のパターンなどをもれなく把握しておく必要があります。また、前後の内容をよく把握しておくことで、大まかな予測を立てることも可能になります。したがって、該当箇所のみに注目して並び替えを試みるのではなく、前後の話の流れを鑑みた上で解答するようにしましょう。そうすることで、路頭に迷うことで生じる解答時間のロスを減らすことにつながります。
■空所補充問題
例:
「空所補充」の問題は、本文中の空欄に適する形で語句を挿入する問題です。
こちらは基本的な文法・語法の知識があれば、十分に完答が可能な問題となります。しかし逆に言えば、ほとんどの受験生が高い正答率をマークしますので、差がつきづらい上に、絶対に落とせない問題なのです。選択肢には紛らわしくうっかりミスをしやすいダミーが多く含まれており、スピードを重視するあまりにケアレスミスが生じやすいことも注意しなければいけません。したがって、受験勉強の段階でそのように酷似した事項については特に意識して学習するようにしましょう。また、品詞の理解も必須となりますので、品詞を見抜ければ一瞬で解けるような問題についても絶対に取りこぼさないようにしましょう!
■正誤問題
例:
「正誤問題」は、本文の内容と一致している選択肢を選んだり、選択肢の正誤を判定する問題です。
こちらは特に、本文の内容をもれなくしっかりと読み込んでいなければ解答できない問題となります。選択肢の中には、固有名詞のダミーはもちろんのこと、形容詞や副詞が本文と真逆の意味を示していたり、なんていうこともよくあります。
また、本番に焦るあまり、特にマークミスが起きやすいタイプの問題でもあります。そのようなもったいないミスを防ぐためにも、日頃から選択肢をよく読んで慎重にマークすることを心がけましょう。
法政大学国際文化学部「英語」の攻略法
続いて、法政大学国際文化学部の英語攻略法を記します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
❶英語の認識速度は0.1秒 英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ
法政大学国際文化学部英語攻略法1つ目、「英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ」ということです。
これは一体どういう意味なのでしょうか。
例として英単語学習を考えてみましょう。皆さんは英単語を覚えるときに単語帳をつかって覚える方がほとんどだと思いますが、その際には併記されている日本語訳を確認しますね。もちろん、初めての単語に出会うときは母語で理解することはとても重要です。
しかしその方法のままでは、英語学習を進めていくうちにある問題にぶつかるはずです。『和訳がうまくいかない、本文の言いたいことがわからない、速読ができない、聞き取れない』など。これにはいくつか原因が考えられますが、そのひとつとして『単語帳に載っていた日本語訳しか知らない』ということが考えられます。
対策として単語帳に載っている訳を違う日本語で言い換えてみることがひとつあげられるでしょう。これは和訳問題で特に有効な手段です。しかし法政大学国際文化学部の英語に和訳問題は出ませんので、加えて必要な力があります。それが英語を英語として認識する力です。簡単な例をあげると、thinkという単語を見たときに日本語で「考える、思う」というように脳内で訳する時間はもったいないです。thinkはthinkとしてそのまま考えてしまえば良いのです。意味が理解できていれば、それを日本語に直す作業は不要ですよね。
このように日本語を介在させずに読み進めていくという方法で、より速く文意を読み取れるようにしましょう。
❷英文法は解説できるように 基礎的な英文法問題が出題されます。
法政大学国際文化学部英語攻略法2つ目、「英文法を解説する」ということです。
こちらは英語に限った話ではありませんが、覚えたことがらは他人に説明できるまで理解を深めましょう!
ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタインの有名な言葉に、”If you can’t explain it simply, you don’t understand it well enough.”というものがあります。まさに、他人に柔軟かつシンプルでわかりやすい説明ができなければ、それは残念ながら上辺の理解にとどまってしまっているのです。
英文法は特に、なんとなくの曖昧な理解に終わってしまう人が多い分野です。ぜひ深い理解の上で、根拠をもった説明を他人にできるまで自分を高めましょう。そうして初めて十分に理解したと言えるのです。
❸精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解
法政大学国際文化学部英語攻略法3つ目、「精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解」です。
精読とは、英語の文章を細かくじっくりと読み、正確に内容を把握する作業です。入試の多くの場面においてこれはなかなか難しいものです。しかし、普段の学習から正確に英文を理解するように心がけていれば、次第に慣れていき、意識せずとも正しく文意が汲み取れるようになるので速読とのコンビネーションも可能となります。はなから全てを速読で済ませていると、やはりおざなりな理解にとどまってしまいます。ですのでまずは精読を怠らず、正しい英語の読み方を体に身につけ、英語に慣れていきましょう。
また、英語に慣れるという意味では音読も非常に大切です。私自身、音読を日課にするようになってから、英語を読むスピードや聞き取れるスピードが格段に早くなった実感があります。
音読をする際に気を付けていただきたいのは、完璧でなくても良いので正しい発音を心がけること、リンキングやフラッピングなどの現象を意識してみることです。もちろん最初からこれらを完璧にできる人はいません。上手くできなくてもいいのでとにかく英語を声に出すことを習慣にしましょう。そして次第に発音規則を意識した読み方に変えたり、スピードを速めたりしてみるのです。こうすることであらゆる面から英語の運用能力向上が期待できます。ぜひ挑戦してみてください。
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