【必見】中央大学専門塾/予備校が解説する中央大学法学部「日本史」の入試傾向と対策

菅澤孝平

中央大学専門塾/予備校CHU-PASSの代表菅澤です。

このページでは、中央大学法学部の日本史入試問題の傾向や特徴を解説しております。

中央大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。

中央大学法学部に合格したい方は「日本史」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

▼30秒で回答可能!▼
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の

受講が可能です!
▼30秒で回答可能!▼
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の参加が可能です!

中央大学法学部とは

菅澤孝平

中央大学法学部についての情報は別途コチラに記載しております。

中央大学法学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

中央大学法部「日本史 」の前提情報

試験時間60分
大問数4題(100点)
解答形式マークシート式・記述式
頻出単元正誤問題
原始・古代、中世、近世、近現代から幅広く出題。
菅澤孝平

試験時間は60分間。試験問題は4つの大問があります。

解答形式は選択問題と正誤判定問題をマークシート式で、

短文論述問題を記述式で行います。

 

中央大学法学部日本史の最も特徴的な点はその問題形式です。

他大学他学部とは異なり、正誤判定問題が大部分を占めているのです。

したがって中央大学法学部に合格するためには、過去問を多くこなすことなどによる慣れと対策が必須となります。

 

また、原始・古代、中世、近世、近現代と広い範囲から出題されることに加えて、

テーマ史で出題されることが傾向としてあげられます。

詳しくは記事下部「攻略法」の❸で述べます。

 

ところで、中央大学の法学部と言えば、中央大学の属する大学群GMARCHの中でも、その偏差値や知名度で上位に位置する難関学部です。

率直に言って合格は容易ではないと言えます。

  

しかしながら、日本史で出題される問題は教科書に記載された標準的なレベルのものが多いです。

つまり、意欲をもって対策に臨むことができれば合格も不可能ではないということです

 

この記事を読んでしっかりと傾向と対策を知り、学習に取り組んでいきましょう。

 

また、当然日本史の対策だけでは合格することはできません。

中央大学法学部の国語と英語、それぞれの入試傾向と対策についても確認しましょう。

中央大学法学部「日本史」の傾向

菅澤孝平

それでは、中央大学法学部「日本史」の特徴・傾向を見ておきましょう。

菅澤孝平

中央大学法学部の問題は、大きく分けて3つの問題が存在します。

 

■選択問題(空欄補充型)
■正誤判定問題

■短文論述問題

 

以下の問題が存在します。

■選択問題(空欄補充型)

例:

*一部抜粋

「選択問題(空欄補充型)」とは、リード文の空欄を補充するのに最も適したものを、選択肢から選択する問題のことです

菅澤孝平

一つ目の頻出問題は「選択問題(空欄補充型)」です。

 

他大学や他学部でも最もよく見られる、基本的な問題形式ですね。

さらに、出題される問題も標準的なレベルであることが多いです。

したがって、そのような問題は確実に得点したいところですね。

 

主な対策は教科書となります。

まずは、太字部分の語句などの知識を確実に得て、それから本文のその他語句を体系的に覚えていきましょう。そうすると知識が定着しやすいです。

最終的には教科書下部の注にも手が及ぶといいですね。

 

そして、それらを体系的に結んで理解し、歴史の流れをつかみましょう。

後述する「正誤判定問題」や「短文論述問題」においても重要な対策となります。

 

それ以外の部分から出題される問題は難問であり、言ってしまえば捨ていいと考えてしまってよいでしょう。

重要なのは、教科書に記載されている標準的な問題を落とさないようにすることです。

 

また、教科書と並行して、一問一答形式の参考書を用いてアウトプットしていきましょう。

記事下部の「攻略法」の❶にて詳しく述べますが、理想的なのは、インプットのあとにアウトプットすることです。

■正誤判定問題

例:

「正誤判定問題」とは、のことです。

菅澤孝平

2つ目の頻出問題は「正誤判定問題」です。

 

中央大学法学部の日本史では、この「正誤判定問題」が全体の大部分を占めています

したがって、この「正誤判定問題」の対策して得点をすることができなければ、中央大学法学部の合格は不可能ということです。

 

合格するために、特徴と対策を十分確認してください。

 

まず上記の例を見てみましょう。

リード文の語句に下線がひかれ、その語句に関連した問題の正誤を問いています。

この点は他の大学、他の学部と同様です。

 

中央大学法学部の日本史に特徴的なのは、

一つの語句に関して、3つの正誤判定問題が出題される点です。

さらに、その3つの正誤判定問題全てで正答しなければ、得点できません

 

しかしながら、問われている知識は教科書レベルですので身構える必要はありません。

時々難しいものも出題されますが、難問での失点は許容範囲です。(何度も言いますが。)

 

難問での失点を防ごうと細かな知識を詰め込もうとするよりも、

標準的な問題で必ず得点することに注力するほうが、成績は向上し、そして安定します

 

また、2択からしか選ぶことができない正誤判定問題では

消去法が使えません。知識の正確性が求められていると言えます。

 

過去問や問題集を解く際は、

「この選択肢はこの部分(語句や年代、人名、因果関係など)が間違っているから、誤りなんだ。」

文章の粗を探し、解説するつもりで臨んでみましょう。

 

できない場合は、関連する知識がまだ定着していないという事です。

教科書や参考書などでインプットし直しましょう。

 

また、正誤判定問題と言うのは、たった一文字で正文が誤文となります。

一字一句に注視して取り組んでください。

 

集中力をもって取り組まなければ正誤判定問題での得点力はいつまでも上昇しません。

■短文論述問題

例:

「論述問題」とは、リード文にひかれた下線部の語句に関連して、与えられた論点を論述する問題のことです

菅澤孝平

中央大学の日本史の中でも、法学部のみ30~100字程度の短文論述問題が出題されることが定番となっています。

 

まず、上記の例で論点が提示されているように、問題は「説明しなさい」というものが多いです。

したがって、自分の考えは一切記述せず、歴史における(つまり教科書に記載されている)事実や因果関係について述べるだけです。

 

また、文字数は30~100字と、非常に短い文章となります。

論述する際には、

 

(1)キーワードを盛り込むこと。

 例の1つ目の論点であれば、「阿弥陀仏」「極楽浄土」など

   2つ目の論点であれば、「末法思想」など

 

(2)提示されている論点に沿った回答をすること。

 例の1つ目の論点であれば「~という教えである。」という文末

 

(3)シンプルな文章にすること。

 

の3点を意識しましょう。

また、このような短文論述では文字数の配分、つまり文章構成を素早く行うことが重要となります。

 

そして、例を見ればわかりますが、論述問題で問われるのも教科書レベルの内容です。

したがって、やはり基本的には教科書を使用して対策していくことになります。

 

具体的には語句や事象の特徴や因果関係、そして歴史の流れについて確認してください。

それらの概要を説明できるようになりましょう。まずは文字数を気にしなくても大丈夫です。

 

上記に取り組んで、一定程度に達したらいよいよ過去問を解く段階ですね。

例えば20年分の過去問を解くことを提唱する人などもいますが、他大学他学部の対策にも時間を費やすことを考えれば、現実的ではありません

 

しかしながら、このような論述問題は本当に解けば解くほど上達し、得点できるようになるものです。

さらに、中央大学法学部日本史の論述問題で要求されている字数は少なく、一問を解くのにそれほど時間もかかりません。

 

したがって、選択問題や正誤判定問題を解くのは数年分に留めるとしても、

論述問題だけはできる限り解いていきましょう

中央大学法学部「日本史」の攻略法

菅澤孝平

続いて、中央大学法学部の日本史攻略法を記します。

攻略法は大きく分けて3つです。

 

❶正確なインプット・正確なアウトプット

❷原因・概要・結論を説明できるようにすること

❸通史の理解とテーマ問題への慣れ

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

❶正確なインプット・正確なアウトプット

菅澤孝平

中央大学法学部日本史攻略法1つ目、「正確なインプット・正確なアウトプット」です。

菅澤孝平

「選択問題」、「正誤判定問題」、「短文論述問題」、すべての問題形式の基本的な攻略法となります。

 

インプットとは新しい知識や情報を頭に入れることです。

教科書や単語帳、用語集を読むことや、学校や塾、予備校で先生の授業を受けることなどがあげられますね。

 

しかしながら、ただ教科書や単語帳、用語集を眺めたり、先生の話を聞いたりすることは、正しいインプットとは言えません。

 

正しいインプットとは、見たり聞いたりすることで、

重要語句などを知識として取り入れて定着させたり、歴史の流れをつかんだり、事件や出来事を結び付けて体系的な理解をしたりすることです。

 

一方、アウトプットとはそうしてインプットによって得た知識や情報を発揮することです。

問題集や過去問を解いたり、赤シートを使って参考書の単語を思い出したりする作業などがあげられますね。

 

しかしながら、こちらもなんとなくで問題を解いたり過去問を解いたりすることは、正しいアウトプットとは言えません

 

正しいアウトプットとは、

インプットによって知識が定着しているか、理解は正しいものか、十分なものか試す事です。

 

理想的なアウトプットのタイミングは、

(1)インプットした直後

(2)インプットした知識をおよそ忘れたとき

です。

 

(1)

インプットした直後に解けないのは、理解が足りていない証拠で、

理解が足りないのなら知識として定着することもありません。インプットし直しましょう。

 

(2)

人はものごとを思い出そうとするときに、脳がそれを重要な記憶だと認識し、知識が定着するそうです。

 

「自分がいつ忘れそうかなんてわからない!」と言う人は、

「エビングハウスの忘却曲線」というものを調べてみてください。

案外、人はすぐに忘れてしまうようにできているようです。

 

このように、インプットとアウトプットにおいて、その方法と意識は非常に重要ですが、もう一つ重要なことはインプットとアウトプットの比率です。

  

結論から言うと、インプットよりもアウトプットにより時間を費やすようにしましょう。具体的な比率は「3:7」から「2:8」程度です。

 

「インプットの時間が少なすぎるんじゃ?」

と思う人は、まさに非効率的な勉強法をしています。

  

最も効率的な勉強法足りない部分のみを補うこと(復習)です。

 

「全体をインプット」

 →「全体をアウトプット」

  →「不足部分のみをインプット(復習)」

   →「全体をアウトプット」

    →「不足部分のみをインプット(復習)」

     →…

 

このイメージです。

これを繰り返していれば、自然とアウトプットに費やす時間の方が多くなるはずです。

❷原因・概要・結論を説明できるようにすること

菅澤孝平

中央大学法学部日本史攻略法2つ目、「原因・概要・結論を説明できるようにすること」です。

菅澤孝平

主に「正誤判定問題」と「短文論述問題」と攻略法となります。

 

歴史とは「原因→結果=原因→結果=原因…」というように原因と結果の因果関係の積み重ねでできています。

逆にそれらのような「原因・概要・結論」を全て説明できるのなら日本史は勝ったも同然といえます。

 

具体的な対策として、まずは教科書を使用して、通史を学習しましょう。

最初は日本史をなんとなくの流れとしてつかみながら、重要語句を知識として取り入れます

 

そして、段階的にその重要語句の周辺へ、そしてまたその周辺へと知識を広げていきましょう。

それと同時に、事件や出来事の因果関係や、体系的なつながりの理解を深めていきましょう。

 

続いて、前述したように、「原因・概要・結論」の説明を試みてみましょう。

そうすることによって、本当に知識は定着しているか、理解は十分なものかどうかテストすることができます。

 

そして本当に知識が定着しており、理解が十分であるならば、

 

正誤判定問題では

正文に不安を覚えなくなり、瞬時に誤文の誤った部分を見つけ出すことが可能になります。

 

そして論述問題では

瞬時に盛り込むべき重要な語句、つまりキーワードを想起し、文章構成を行うことができるようになります

❸通史の理解とテーマ問題への慣れ

菅澤孝平

中央大学法学部日本史攻略法3つ目、「通史の理解とテーマ問題への慣れ」です。

菅澤孝平

主に「選択問題」と「正誤判定問題」の攻略法となります。

 

中央大学法学部の日本史では、テーマ史で出題される場合が多いです。

テーマと言えば、政治史、経済史、文化史、対外関係史などの基礎的なものがあげられます。

加えて、法学部ですので法典編纂史などについても整理しておくとよいでしょう。

しかしながら普段、原始・古代、中世、近世、近現代というように広い範囲を勉強していると、

テーマ問題が出題された場合に、知識と知識がうまくつながらなかったり、混乱してしまったりすることがあります。

 

「たくさん時間を費やして、覚えたはずなのに…」という悔しい思いはしたくないものですね。

十分に知識を生かすためにも対策を行いましょう。

 

具体的には、テーマ別に整理された問題集を用いて整理してみましょう。

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke