
菅澤さん、栃木県立足利高校を第一志望にしたいのですが、2027年度から入試制度が変わると聞きました。一般選抜と特色選抜がどうつながるのか、プレゼンまで準備すべきなのか、何から手を付ければよいのか分かりません。

足利高校を目指すなら、2027年度は「全員が受ける5教科学力検査」を土台にし、特色選抜を使う人だけが調査書と約15分のプレゼン・個人面接を上乗せする、と整理すると分かりやすい。この記事では学校の学び、二段階の選抜、配点、特色プレゼン、旧制度の倍率、教科別戦略、年間計画までを公式資料から順番に組み立てるよ。
この記事は、栃木県立足利高等学校を志望する中学生と保護者に向けて、足利高校専門の受験指導を行う鬼管理専門塾が作成した受験ガイドです。学校公式サイトと栃木県教育委員会の令和9年度(2027年度)入学者選抜資料を一次情報として使い、学校生活と入試対策を一本の計画へつなげます。当塾は足利高校とは一切関係のない民間の受験指導サービスであり、学校名は指導対象校として記載しています。
栃木県は2026年7月2日時点で選抜要項を公表していますが、詳細な実施細則の最終版は2026年8月下旬に公表予定と案内しています。本記事は2026年7月27日時点の公式資料に基づくため、出願前には県教育委員会と足利高校が公表する最終版を必ず確認してください。
目次
足利高校とは|2022年統合・三校訓・新校舎を知る
| 確認項目 | 足利高校の公式情報 |
|---|---|
| 正式名称 | 栃木県立足利高等学校(全日制・普通科・男女共学) |
| 所在地 | 〒326-0801 栃木県足利市有楽町837-1 |
| アクセス | JR両毛線足利駅から徒歩約15分・自転車約10分。東武足利市駅からは自転車約15分が学校案内の目安 |
| 学校規模 | 2026年5月1日時点で715人(男子354人・女子361人) |
| 学校の成り立ち | 旧足利高校と旧足利女子高校を統合し、2022年4月に開校 |
| 課程・学科 | 進学に重点を置く全日制普通科単位制 |
現在の足利高校は、長い歴史を持つ旧足利高校と旧足利女子高校を統合して2022年4月に開校した県立高校です。学校公式案内は、両校の伝統を受け継ぎながら男女が共に学ぶ新しい学校として位置付けています。2024年には新校舎が完成し、中庭の「ソフィアコート」、大階段、探究活動に使えるオープンスペース、バスケットボールコート4面を確保できるアリーナなどが整備されました。古い校名のイメージだけで判断せず、統合後の学校像を学校説明会や公式学校案内で確認することが出発点です。
校訓は「進取・忠恕・自学」です。進取は新しい考えを取り入れて道を切り開く姿勢、忠恕は自分の良心に忠実で相手への誠実さと思いやりを持つ姿勢、自学は自分で課題を見つけて主体的に学ぶ姿勢を表します。単なる標語として暗記するより、入学後にどのような生徒になりたいかを考える軸にすると、特色選抜の自己表現シートやプレゼンにもつながります。
📚 用語解説
三校訓:足利高校の「進取・忠恕・自学」を指します。特色選抜で学校の方針を説明するときは、言葉だけを並べるのではなく、自分の中学校での経験、入学後に取り組みたいこと、将来像を各校訓と結び付けると、学校理解が具体的に伝わります。
通学時間を実際の曜日・時間帯で測ること、普通科単位制の学び方を理解すること、三校訓を自分の言葉で説明できること。この3点を学校説明会前に整理すると、校内見学で見るべき場所と質問が明確になります。

昔からある男子校というイメージを持っていましたが、今は統合後の共学校で、校舎も新しいんですね。受験では統合前より現在の学校方針を見るべきですか?

その通り。特色選抜で問われるのは、現在の足利高校で何をしたいかだ。三校訓、普通科単位制、探究、学校行事を現在の公式資料で確認し、自分の経験と接続して話せるようにしよう。
足利高校の普通科単位制と「足利から世界へ」の探究
足利高校は、栃木県の普通科高校として初めて単位制を導入した、進学重視の学校です。学年制の高校でも履修順序はありますが、単位制では進路希望に応じた科目選択の幅を持たせ、必要な単位を修得して卒業を目指します。だからこそ入学時点で進路を完全に決める必要はない一方、「何となく選ぶ」のではなく、大学・学問・職業を調べて選択理由を持つ姿勢が求められます。
教育方針は、確かな学力と広い視野を持ち、自ら課題を発見して解決する力、他者と協働する力、地域への愛着と国際的な感覚、他者を尊重して社会へ貢献する姿勢、新しい価値を創造する力を育てることです。これは栃木県教育委員会が公表した足利高校のグラデュエーション・ポリシーに沿う内容です。特色選抜の準備では、この卒業時に目指す姿を「自分が高校3年間でどう変わりたいか」へ言い換えるとよいでしょう。
総合的な探究の時間のテーマは「足利から世界へ」です。1年次の「足利学」で地域課題を扱い、2年次は個人探究で自分の研究課題を深め、3年次は健康・生活・科学技術・観光・教養という領域で探究を発展させます。地域を題材にすることと、将来の専門分野を考えることが切り離されていないのが特徴です。たとえば観光なら足利市の文化資源、科学技術なら地域の産業や環境、健康なら地域住民の課題というように、身近な観察から大きな問いへ進めます。
学校行事では、赤・青・緑・桃・橙・紫の6つのブロックに分かれ、学年を越えて学校祭、ブロック対抗行事、学力コンテスト、マラソン大会などに取り組みます。受験生にとって重要なのは「行事が楽しそう」で終わらせず、異学年と協働する環境で自分がどの役割を担いたいかまで考えることです。特色選抜のアドミッション・ポリシーは、学習だけでなく部活動、生徒会、学校行事へ積極的に取り組む生徒も求めています。
📚 用語解説
普通科単位制:学年ごとに一律の科目だけを履修するのではなく、学校が用意した教育課程の範囲で進路希望に応じて科目を選び、必要な単位を修得して卒業する仕組みです。自由に好きな科目だけを選べる制度ではないため、入学後は担任や進路指導部と相談しながら履修計画を立てます。
学校案内を読んだら「興味を持った学び」「自分の経験」「高校で試したい行動」「将来への接続」を1行ずつ書きます。探究テーマをまだ決められなくても、関心のある地域課題と調べ方を示せれば、入学後の行動像は具体化できます。

単位制なら大学のように自由だと思っていました。でも、進路から逆算して科目を選ぶ力が必要なんですね。中学生の今から探究テーマまで決めるべきでしょうか?

完成した研究テーマまでは要らないよ。まずは身近な疑問を一つ選び、誰に聞くか、どの資料を調べるか、何を確かめたいかを言えるようにしよう。その問いを足利高校の3年間の探究へつなげれば十分に具体的だ。
2027年度の足利高校入試|全員が一般選抜、希望者は特色選抜も受検
令和9年度(2027年度)から、栃木県立高校の全日制入試は仕組みが変わります。全日制を志願する人は全員が一般選抜に出願し、国語・数学・英語・社会・理科の5教科、合計500点の学力検査を受けます。そのうえで希望する人は、一般選抜と同じ学校・同じ学科の特色選抜にも出願できます。足利高校では特色選抜として調査書と学校独自検査を組み合わせた第一段階の審議が行われ、そこに入らなかった人も一般選抜の第二段階で審議されます。
| 項目 | 2027年度の公式日程 |
|---|---|
| インターネット出願 | 2027年1月29日(金)から2月8日(月)まで |
| 志願先変更 | 2月10日(水)と2月12日(金) |
| 受検票取得 | 2月19日(金)から2月23日(火)まで |
| 学力検査 | 2月24日(水) |
| 学校独自検査 | 2月25日(木)。必要に応じて2月26日(金)も設定 |
| 追検査 | 学力検査3月8日(月)、学校独自検査3月9日(火) |
| 合格者発表 | 3月12日(金)午前10時 |
| 合格者オリエンテーション | 足利高校は3月25日(木)午前8時30分予定 |
出願はインターネットを使う方式です。出願期間、志願変更、受検票取得、検査、発表の順序を家族で共有し、学校の締切が県の公開締切より早く設定される可能性も含めて中学校の指示に従ってください。特色選抜は同じ足利高校の一般選抜と組み合わせる制度であり、特色選抜だけ別の学校へ出願することはできません。また、一般選抜の志願先を変更した場合、元の学校の特色選抜希望は取り下げ扱いになるため、志願変更は5教科の得点だけでなく特色の機会も含めて判断する必要があります。
選抜の順番は、特色選抜を希望した人について第一段階の審議を行い、その後、第一段階で合格とならなかった人を含めて一般選抜の第二段階を行う形です。特色選抜を希望することは、5教科対策を免除される制度ではありません。足利高校の特色選抜でも学力検査500点が評価に入るため、まず5教科の基礎を固め、その上で調査書とプレゼンを準備する二層構造で考えます。
📚 用語解説
第一段階・第二段階:2027年度の栃木県立高校入試では、特色選抜希望者を第一段階で審議し、その後に一般選抜の第二段階を行います。特色選抜で合格とならなくても、一般選抜に必要な資料を使って第二段階の対象になります。足利高校では両段階で同じ2月24日の5教科学力検査を用います。
特色選抜は一般選抜と同じ学校・学科に限られます。一般選抜の志願先を変更すると元の学校の特色選抜は取り下げとなるため、変更前に中学校と最新の実施細則を必ず確認してください。

特色選抜を受けても、2月24日の5教科は全員同じなんですね。特色に力を入れれば学力検査を軽くできる制度ではないと分かりました。

そこが最重要だ。特色を希望する人も500点の学力検査を受け、その点数が特色選抜にも使われる。毎日の5教科を主軸にして、週に決めた時間で自己表現シートとプレゼンを積み上げよう。
足利高校の特色選抜は920点|配点・募集割合・出願資格
| 特色選抜の要素 | 足利高校の公表内容 |
|---|---|
| 募集割合 | 最終的に公表される募集定員の15%を特色選抜の割合とする |
| 総点 | 920点 |
| 学力検査 | 国語・数学・英語・社会・理科の5教科500点(約54%) |
| 調査書 | 270点(約29%) |
| 学校独自検査 | 150点(約16%)。プレゼンテーションを含む個人面接 |
| 傾斜配点 | 学校・学科情報では設定の記載なし |
足利高校の特色選抜は、学力検査500点、調査書270点、学校独自検査150点の合計920点です。学校・学科情報に掲載された割合は順に54%、29%、16%で、端数処理のため表示上の合計は99%になります。実際の計画では割合の丸め値より、500対270対150という点数を使います。学力検査が全体の半分を超えるため、特色選抜だから内申や面接だけで逆転するという理解は正しくありません。
第一段階の審議では、調査書と学校独自検査の結果を重視しながら、学力検査も用いて総合的に判断します。原則として特色選抜募集人員の80%までを合計点上位から審議し、残りは点数化されていない調査書の記載事項も含めて総合的に審議する、と学校資料に示されています。これは「上位80%が自動合格」という意味ではなく、学校が示す手順の中で総合判断が行われるということです。
特色選抜へ出願する人は、学校の教育方針を理解し、足利高校への進学意志が強く、入学後も粘り強く努力できることが前提です。そのうえで、第一に、全教科へ意欲的に取り組み、高い目標を持って将来グローバルに活躍するリーダーを目指す人、第二に、中学校や地域でスポーツ・文化活動に熱心に取り組み、県大会上位相当の力を持ち、入学後も学習と両立して中心的に活動する人、という二つの要件の一方または両方に該当することが示されています。
📚 用語解説
特色選抜の15%:足利高校が示す特色選抜の募集割合です。2027年度の最終募集定員は別途公表されるため、2026年7月時点で人数を決め付けないことが大切です。「前年の定員に15%を掛けた人数」を確定枠として扱わず、県教育委員会の最終募集定員と学校の選抜情報を確認してください。

特色は部活動で県大会上位の人だけが使うものですか?勉強を頑張ってきた人には出願資格がないのでしょうか。

学習型の要件も明記されているよ。全教科へ意欲的に取り組み、高い目標を持つ人も対象だ。自分がどの要件に合うかを確認し、実績の大きさより、継続した行動と入学後の計画を具体的に説明しよう。
特色選抜の約15分プレゼン・個人面接を攻略する
足利高校の学校独自検査は、プレゼンテーションを含む個人面接で、目安は約15分です。自己表現シートでは「高校生活で具体的に取り組みたいこと」を、身に付けたい力、高校卒業後の進路、探究活動などの観点からまとめます。検査では、自分を適切に捉えているか、具体的な高校生活を思い描けているか、自分の将来を見通しているかが評価の軸になります。
持ち込み資料は紙媒体でA3判以下、片面印刷5枚以内です。活動を示す写真、賞状、認定証などを持参できます。ただし、資料が豪華なら評価されるわけではありません。1枚目に結論、2枚目に中学校での経験、3枚目にそこで見つけた課題、4枚目に足利高校での行動計画、5枚目に将来像という順序にすると、初見の聞き手が話の筋を追いやすくなります。
発表原稿を丸暗記すると、途中で言葉を忘れたときに立て直しにくく、質問への応答も不自然になります。原稿は「結論・根拠・高校での行動・将来」の4ブロックに分け、各ブロックのキーワードだけで話せるようにします。練習は一人で録画する回、家族や先生に聞いてもらう回、想定外の質問へ答える回を分け、毎回一つだけ修正すると改善点が見えます。
活動型の出願者は、結果だけでなく学習との両立を説明します。たとえば大会実績があっても、入学後の練習時間、家庭学習、定期考査前の調整が曖昧なら、学校が求める「学業と両立し、中心となって活動する姿」に届きません。学習型の出願者も同様に、テストの点数だけでなく、苦手を分析して計画を修正した過程や、周囲と協力した経験を示すと人物像が伝わります。
📚 用語解説
自己表現シート:足利高校の特色選抜で、高校生活で具体的に取り組みたいことを整理するための資料です。過去の実績を列挙する志願理由書ではなく、身に付けたい力、卒業後の進路、探究活動を含め、入学後の行動を具体化する出発点として使います。最終様式は学校の公表資料で確認します。
公式表現は「プレゼンテーションを含む個人面接、約15分」です。発表と質問応答を合わせた検査として準備し、最終的な発表時間や進行は学校が公表する案内に従ってください。

A3で5枚まで使えるなら、写真や文章をたくさん入れた方が熱意を示せそうです。情報量は多いほど有利ですか?

むしろ一枚一メッセージが基本だよ。資料は話を支える道具で、評価の中心は自分の理解と高校生活・将来の具体性だ。資料を見なくても筋道を話せ、質問された箇所だけ資料で補える状態を目指そう。
足利高校の一般選抜は635点|5教科500点と調査書135点
| 時刻 | 教科 | 検査時間・配点 |
|---|---|---|
| 9:35〜10:25 | 国語 | 50分・100点 |
| 10:50〜11:40 | 数学 | 50分・100点 |
| 12:05〜12:55 | 英語 | 50分・100点。リスニングを含む |
| 13:50〜14:40 | 社会 | 50分・100点 |
| 15:05〜15:55 | 理科 | 50分・100点 |
足利高校の一般選抜は、5教科学力検査500点と調査書135点の合計635点です。公表された比重は学力検査79%、調査書21%で、学校独自検査はありません。学力検査の比重が大きいからこそ、本番で得点できる力を最優先にします。ただし、調査書135点はゼロにはならず、中学3年の最後だけで短期間に作り直せる資料でもありません。定期考査、提出物、授業、学校生活を日頃から整える必要があります。
学力検査は2月24日に国語、数学、英語、社会、理科の順で行われ、各教科50分・100点です。英語にはリスニングが含まれ、問題によって音声が2回流れるものと1回だけ流れるものがあると県の出題方針に示されています。知識・技能だけでなく、思考力、判断力、表現力も見る方針のため、用語暗記だけでなく、資料を読み、根拠を選び、短く説明する練習が必要です。
一日の後半に社会と理科が置かれるため、過去問演習では教科別に解くだけでなく、入試と同じ順番・休憩で5教科を通す日も作ります。午前の国語や数学で手応えが悪くても、英語、社会、理科へ感情を持ち越さない切り替えが重要です。昼食量、休憩中に見るノート、トイレの時間、鉛筆や時計の準備まで模試で試し、本番だけ特別な行動をしない状態を作ります。
一般選抜の第二段階では学力検査を重視し、調査書も用いて選抜します。足利高校は教科ごとの傾斜配点を学校・学科情報に記載していないため、特定の一教科だけに賭ける戦略は使えません。5教科すべて100点という前提で、苦手科目の失点を抑え、得意科目で安定して上積みする配分にします。目標点は非公表の「合格最低点」を推測するのではなく、模試の判定、校内実力テスト、過去問の分野別正答率を合わせて更新します。
📚 用語解説
傾斜配点:特定教科の得点へ一定の倍率を掛け、他教科より重く評価する仕組みです。足利高校の2027年度学校・学科情報では傾斜配点の設定は記載されていません。そのため5教科各100点、合計500点を前提に、全教科で取りこぼしを減らす計画を立てます。

一般選抜は学力検査が79%なら、定期テストや提出物より過去問だけを優先してもよいですか?

過去問だけでは不十分だ。調査書135点があり、定期考査の学習は5教科の基礎にもなる。学校の課題を期限内に終え、その理解を入試形式へ広げる順番なら、内申と本番得点を同時に伸ばせるよ。
2026年度の倍率1.20倍はどう読む?新制度と混同しない
| 2026年度一般選抜の公表値 | 足利高校普通科 |
|---|---|
| 募集定員 | 240人 |
| 特色選抜内定者等 | 60人(海外特別選抜等の欄は別途1人) |
| 一般選抜募集人員 | 179人 |
| 最終出願者・受検者 | 215人・215人 |
| 一般選抜合格者 | 179人 |
| 一般選抜倍率 | 1.20倍 |
| 前年度倍率 | 1.29倍 |
栃木県教育委員会の令和8年度(2026年度)全日制一般選抜結果によると、足利高校普通科は一般選抜募集人員179人に対し215人が受検し、179人が合格、倍率は1.20倍でした。前年度の1.29倍より数値は低下しましたが、募集人員を超える受検者がいたことは確認できます。この数値は学校の人気や競争の一側面を知る材料になります。
ただし2026年度は、2027年度から始まる新しい二段階選抜とは制度が異なります。2027年度は全日制志願者が一般選抜に出願し、同一校の特色選抜を希望できる制度へ変わるため、前年の「特色選抜内定者を除いた一般募集人員」と新制度の第二段階を同じものとして比べられません。1.20倍をそのまま2027年度の予想倍率や合格確率に置き換えるのは避けます。
倍率が1倍を上回れば、全員が合格するとは限りません。一方、倍率が下がっても、足利高校が求める学力や学校生活への適性が下がるわけではありません。受験生が操作できるのは志願者数ではなく、自分の得点、調査書、特色を希望する場合のプレゼンの完成度です。出願直前の倍率を見て学習量を増減するのではなく、公開時点で志願状況を確認しつつ、事前に決めた学習を継続します。
2027年度の募集定員は県から別途公表されます。前年と同じ240人だと仮定して特色枠の人数を決め付けると、制度変更や定員変更を見落とします。本記事では足利高校が公表した「特色選抜の割合15%」だけを確定情報として扱い、具体的な人数は最終募集定員の発表後に計算します。受験校決定では、中学校の進路面談、複数回の模試、学校説明会、通学条件を合わせます。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数または受検者数を募集人員で割った競争状況の指標です。公表表によって「出願倍率」「受検倍率」「合格倍率」の分母・分子が異なるため、数字だけを切り取らず表の項目を確認します。2026年度足利高校の1.20倍は旧制度の一般選抜受検者215人÷募集人員179人の値です。
前年倍率は受験校を知る参考資料、最新の志願状況は出願判断の一資料、模試と過去問は自分の学習計画を作る資料です。三つを同じ「合格可能性の数字」として混ぜないことが重要です。

前年1.20倍なら、2027年度も同じくらいと考えて目標点を決めればよいと思っていました。新制度では単純比較できないんですね。

前年倍率は参考になるが、予測値ではないよ。2027年度は選抜の順番と特色の扱いが変わる。目標点は倍率から逆算せず、最新の模試、5教科の過去問、調査書、最終募集定員を使って段階的に更新しよう。
足利高校合格へ向けた5教科戦略と年間ロードマップ
足利高校対策は、特色選抜を希望するかどうかにかかわらず、5教科500点が土台です。勉強時間を増やすだけではなく、答案から失点原因を分類し、次の一週間で修正できる行動へ変えます。たとえば数学で20点失ったとしても、公式を知らなかった失点と、計算ミスと、時間切れでは対策が異なります。模試や過去問の当日中に分類し、翌週の教材・問題番号・確認日まで決めます。
| 教科 | 優先する力 | 週ごとの確認方法 |
|---|---|---|
| 国語 | 文章構造、資料読解、記述の根拠、古文の基本語句 | 記述答案で根拠箇所と設問条件を照合する |
| 数学 | 計算の正確さ、関数・図形・確率の典型処理、時間配分 | 大問別に正答率と所要時間を記録する |
| 英語 | 語彙・文法、長文の情報整理、英作文、リスニング | 一回音声と二回音声を分け、聞き逃した原因を記録する |
| 社会 | 用語を時代・地域・因果関係へ接続し、資料から判断する力 | 資料のどこを根拠に選んだか一文で説明する |
| 理科 | 基本法則、実験条件、計算、グラフ・表の読み取り | 誤答を知識・条件整理・計算・記述へ分類する |
国語は、選択肢の雰囲気で選ばず、本文の根拠と設問条件を照合します。記述は書いた後に「誰が・何を・なぜ」の不足を確認します。数学は、最初から難問へ時間を使わず、計算・基本問題を確実に回収し、関数や図形のどこまでを本番で取り切るか決めます。解説を読んで分かった状態ではなく、翌日と一週間後に白紙から再現できたかで定着を判定します。
英語は、語彙と文法を短時間でも毎日続け、長文では段落ごとの役割と指示語を確認します。リスニングは音声を何度も聞く練習だけでなく、一回で要点を取る練習を入れます。社会と理科は、用語カードだけで終わらせず、地図・グラフ・実験結果・会話文から必要な情報を取り出し、選んだ根拠を説明します。県の出題方針が示す思考力・判断力・表現力へつなげるためです。
春から夏は、中学1・2年の未定着単元を優先し、教科書例題と基本問題を自力で説明できる状態にします。夏から秋は栃木県立入試の形式へ移り、大問別の時間と正答率を記録します。秋から冬は、特色選抜を希望する人だけ自己表現シートと面接練習を週の計画へ追加します。1月以降は新しい参考書を増やさず、5教科通し演習と誤答の再テスト、生活時間の固定を進めます。
一週間の計画は「英語を頑張る」のような目標ではなく、「月曜に英単語100語を確認し、水曜に誤答20語を再テスト、土曜に長文2題で使えたか確認」のように数値と確認日を入れます。特色プレゼンも「面接練習」ではなく、「火曜に結論を90秒で録画、木曜に先生の質問5問へ回答、日曜に資料1枚を削る」と分解します。実行できなかった課題は翌週へ積むのではなく、量、難度、時間帯のどこに原因があったかを修正します。

5教科とプレゼンを両方やろうとすると、毎日の計画が膨らんで続かなくなりそうです。何を基準に量を決めればよいですか?

学力検査500点を中心に置き、プレゼンは週の固定枠で進めよう。課題量は理想ではなく、前週に実行できた時間と確認テストの結果から決める。未達を放置せず毎週修正すれば、学力と特色を同時に積み上げられるよ。
足利高校対策で活用したい鬼管理専門塾の特徴
足利高校の2027年度入試は、特色を希望するかどうかにかかわらず5教科500点が中心です。一方で特色選抜を希望する人は、調査書270点と学校独自検査150点も同じ期間に準備します。必要なのは授業を受ける回数だけではなく、現在の答案と学校資料から、今日やる教材、問題数、発表準備、確認方法までを一つの行動計画へ落とす仕組みです。

塾へ通っていても、授業がない日の5教科やプレゼン準備は自分任せになりがちです。足利高校向けには、どこまで個別に管理してもらえるのでしょうか?

模試の答案、調査書の状況、特色の利用有無から、教材、問題番号、期限、再テスト、発表練習を一人ずつ設計するよ。毎週の結果で量と優先順位を変えるから、一般選抜と特色選抜を別々に抱え込まず進められる。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
足利高校の一般選抜635点と特色選抜920点を踏まえ、国語・数学・英語・社会・理科の教材、問題番号、学習時間、特色プレゼンの作業量を一日単位の数値へ変換します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
模試の5教科答案、学校の定期考査、調査書の見通し、特色選抜の学習型・活動型要件を照合し、同じ足利高校志望でも一人ひとり異なる行動プランを作成します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の実施記録と毎週の確認テストから、知識不足、時間切れ、記述不足を判定し、特色希望者は自己表現シート、資料、発表、質問応答の進捗も翌週の課題へ反映します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
専属講師が2027年度の新制度、足利高校の5教科500点・調査書270点・学校独自検査150点を確認し、2026年度の旧制度倍率だけに振り回されない優先順位へ調整します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
高校受験コースで足利高校合格を目指し、入学後は普通科単位制の科目選択、大学受験、総合型選抜・推薦、英語資格など、探究テーマと将来の進路に応じて専門対策へ接続します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会には直近の模試、通知表、学校説明会で得た資料、特色選抜を希望する理由を用意し、一週間の課題例、LINE質問の範囲、料金、資料請求、返金保証の条件を確認します。
鬼管理専門塾が一般的な授業中心の塾と異なり、なぜ毎日の行動まで管理するのかは「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で詳しく説明しています。これまでの指導結果は鬼管理専門塾の合格実績から確認できます。
無料説明会では、足利高校を受けるかどうかをその場で決める必要はありません。現在の5教科、調査書、通学条件、特色選抜の要件を並べ、いつまでに何を判断するかを確認してください。2027年度は制度変更の初年度なので、県教育委員会の最終資料と中学校の進路指導を優先し、塾の計画も公式発表に合わせて更新することが大切です。
足利高校の2027年度新入試と特色プレゼンの個別計画を無料説明会で相談できます
よくある質問
最後に、2027年度新入試、配点、特色プレゼン、倍率、学校生活について、足利高校志望者が確認しやすい質問を公式資料に基づいて整理します。日程や様式は今後更新される可能性があるため、出願時には栃木県教育委員会と足利高校の最終資料を優先してください。
Q. 足利高校の2027年度入試では全員が5教科を受けますか?
A. はい。令和9年度(2027年度)の栃木県立高校全日制では、志願者全員が一般選抜に出願し、国語・数学・英語・社会・理科の5教科、各100点、合計500点の学力検査を受けます。特色選抜を希望する人も同じ学力検査を受け、その得点が特色選抜の資料にも使われます。
Q. 足利高校の特色選抜と一般選抜は併願できますか?
A. 特色選抜を希望する場合は、一般選抜と同じ足利高校普通科に出願します。特色だけ別の学校へ出すことはできません。特色選抜の第一段階で合格とならなかった場合も、一般選抜の第二段階の対象になります。志願変更時の扱いは最終実施細則と中学校の指示を確認してください。
Q. 足利高校特色選抜の配点は何点ですか?
A. 学力検査500点、調査書270点、学校独自検査150点の合計920点です。公表割合は54%、29%、16%で、丸めのため表示合計は99%です。計画では500対270対150という実点数を使い、5教科を土台に調査書とプレゼンを並行します。
Q. 特色選抜のプレゼンテーションは何分ですか?
A. 学校独自検査は「プレゼンテーションを含む個人面接」で、全体の目安は約15分です。発表だけが15分と決め付けず、質問応答を含む検査として準備してください。最終的な進行や集合時刻は足利高校が公表する受検案内に従います。
Q. プレゼン資料は何枚まで持ち込めますか?
A. 2026年7月時点の学校・学科情報では、紙媒体、A3判以下、片面5枚以内です。写真、賞状、認定証なども資料にできます。一枚一メッセージに絞り、資料の読み上げではなく、自分の経験と足利高校での行動を説明できるようにします。
Q. 足利高校の一般選抜の配点は何点ですか?
A. 5教科学力検査500点と調査書135点の合計635点です。公表された比重は学力検査79%、調査書21%で、一般選抜の学校独自検査はありません。特定教科の傾斜配点も学校・学科情報には記載されていないため、5教科すべての失点を減らします。
Q. 足利高校の倍率はどのくらいですか?
A. 令和8年度(2026年度)の旧制度一般選抜は、募集人員179人に対し受検者215人、合格者179人で1.20倍でした。ただし2027年度は選抜制度が変わるため、1.20倍をそのまま新制度の予想倍率や合格率として使うことはできません。
Q. 足利高校の合格最低点は公表されていますか?
A. 本記事で確認した県教育委員会・学校の公式資料には合格最低点の公表はありません。倍率から非公表の点数を推測するのではなく、模試の判定、実力テスト、過去問の正答率、調査書を合わせ、学校や中学校の最新情報を使って目標点を更新してください。
Q. 足利高校はどのような学校ですか?
A. 旧足利高校と旧足利女子高校を統合して2022年4月に開校した、男女共学の県立普通科単位制高校です。校訓は進取・忠恕・自学、探究テーマは「足利から世界へ」です。2024年に新校舎が完成し、学年を越えた6ブロックの学校行事も行われています。
Q. 特色選抜を使わない場合もプレゼン対策は必要ですか?
A. 一般選抜のみで受検する場合、足利高校の一般選抜に学校独自検査はないため、特色用のプレゼンは必須ではありません。5教科500点と調査書135点を優先してください。ただし学校研究と将来像の整理は、入学後の科目選択や学習意欲にも役立ちます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




