
鳥取大学を志望しています。地域・医・工・農の4学部で偏差値も倍率も全然違うと聞きました。共同獣医学科という珍しい学科もあるみたいで、何から整理すればいいですか?

最初に4学部の偏差値帯と、令和8年度に実施された実際の志願者数・合格者数を並べて、自分の学部・学科が「共通テスト重視」か「二次重視」かを確認しましょう。前期・後期の違いと推薦・総合型も含めて、一つずつ数値で見ていきます。
鳥取大学は、鳥取市の鳥取キャンパスに地域学部・工学部・農学部、米子市の米子キャンパスに医学部を置く国立大学です。山陰地方で唯一医学部医学科を設置する総合大学として、地域医療、山陰の里山・海洋資源を生かした農学、獣医学など地方だからこそ学べる分野に強みを持ちます。
2027年度入試(令和9年度)は、大学入学共通テストと個別テスト等を組み合わせる一般選抜前期・後期日程、学校推薦型選抜I・II、総合型選抜I・IIなどに分かれます。学部・学科(コース)によって偏差値は42.5から62.5、共通テスト得点率は48%から82%まで幅があり(河合塾Kei-Net2027年度方式別ランク)、同じ「鳥取大学」でも要求される学力水準は大きく異なります。
この記事は、鳥取大学入学試験情報サイト、令和8年度(2026年度実施)入学試験状況、河合塾Kei-Netの偏差値情報を一次資料として、2026年8月2日時点の公開内容を基準に作成しています。旧来の機械的なまとめでは学部構成や倍率の学部別内訳が検証されていなかったため、本記事は公式の入学試験状況データで学部・学科(コース)ごとに数値を検算し直しています。
鳥取大学4学部の偏差値・共通テスト得点率、令和8年度実施の学部別志願者数・合格者数・実質倍率、前期後期日程の違い(医学科は前期のみ)、学部別二次対策、学校推薦型・総合型選抜の仕組み、年間の学習計画を確認できます。
目次
鳥取大学の全体像|4学部2キャンパスからポジションを知る
| 学部 | キャンパス | 学科・コース等 |
|---|---|---|
| 地域学部 | 鳥取 | 地域学科(地域創造コース/人間形成コース/国際地域文化コース) |
| 医学部 | 米子 | 医学科/生命科学科/保健学科(看護学専攻・検査技術科学専攻) |
| 工学部 | 鳥取 | 機械物理系学科/電気情報系学科/化学バイオ系学科/社会システム土木系学科 |
| 農学部 | 鳥取 | 生命環境農学科/共同獣医学科(岐阜大学と連携) |
鳥取大学は4学部体制の国立総合大学です。鳥取キャンパスには地域・工学・農学の3学部が集まり、米子キャンパスには医学部と附属病院が置かれています。同じ大学でも通学圏、実験・実習の環境、卒業後の主な進路が学部で異なります。
地域学部は1学科(地域学科)の中に地域創造コース、人間形成コース、国際地域文化コースの3コースを置く文系総合学部で、地方公務員や地域企業、教育・国際分野への就職を目指す学生が多い学部です。コースごとに必要科目や倍率が変わるため、学部名だけでなくコース単位で対策を考える必要があります。
医学部は医学科(医師養成)、生命科学科、保健学科(看護学専攻・検査技術科学専攻)の構成です。医学科には一般枠に加え、とっとり医療人養成枠・鳥取県枠・兵庫県枠・島根県枠という地域枠が複数あり、必要な学力や出願条件が枠ごとに異なります。
工学部は機械物理系・電気情報系・化学バイオ系・社会システム土木系の4学科で構成される理工系学部です。農学部は生命環境農学科と共同獣医学科の2学科で、共同獣医学科は岐阜大学との連携課程として2013年度に設置された珍しい学科です。
大学全体の入学定員は一般選抜前期654人、後期173人、学校推薦型選抜I・II計216人、総合型選抜I・II計96人などで構成されます(令和8年度実施状況ベース)。学部・学科・コースごとに募集人員と選抜区分の組み合わせが異なるため、大学名だけで対策を一括りにしません。

米子の医学部と鳥取の3学部で場所も選抜も違うのですね。学部名だけで「鳥取大学対策」と考えるのは危ないですね。

その通りです。まず志望学科・コースを1つに決めてから、偏差値、共通テスト科目、前期後期の別を確認していきましょう。
学部別の難易度差|偏差値42.5〜62.5をどう読むか
| 学部・学科(コース) | 偏差値(2027年度方式別ランク・前期) | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 医学部医学科(一般枠) | 62.5 | 82% |
| 農学部共同獣医学科 | 60.0 | 78% |
| 医学部生命科学科 | 52.5 | 64% |
| 医学部保健学科検査技術科学専攻 | 52.5 | 61% |
| 農学部生命環境農学科 | 47.5 | 54% |
| 医学部保健学科看護学専攻 | 45.0 | 57% |
| 地域学部(人間形成/国際地域文化) | 42.5 | 53%〜58% |
| 工学部(4学科) | 42.5 | 48%〜52% |
河合塾Kei-Netが公表する2027年度入試の方式別ランクによると、鳥取大学全体のボーダーラインは前期日程で偏差値42.5から62.5、共通テスト得点率は48%から82%です。この幅の広さが、鳥取大学対策を「学部名だけ」で語れない最大の理由です。
医学部医学科は偏差値62.5、共通テスト得点率82%(一般枠)と、鳥取大学の中で突出した最難関です。とっとり医療人養成枠・鳥取県枠・島根県枠は共通テスト得点率81%、兵庫県枠は82%と、地域枠でも一般枠とほぼ同水準の学力が必要です。
農学部共同獣医学科は偏差値60.0、共通テスト得点率78%と、医学科に次ぐ難度です。岐阜大学との連携課程という特殊な体制のため、獣医師を目指す受験生が全国から集まりやすく、農学部の中では別格の難度になっています。
医学部生命科学科(偏差値52.5・共テ64%)、保健学科検査技術科学専攻(偏差値52.5・共テ61%)は、医学科ほどではないものの鳥取大学の中では中位から上位に位置します。農学部生命環境農学科は偏差値47.5、共テ得点率54%で、共同獣医学科とは大きく水準が異なる点に注意してください。
地域学部の人間形成コース・国際地域文化コースと工学部の4学科は、いずれも偏差値42.5帯で並びます。ただし共通テスト得点率のレンジは地域学部53〜58%、工学部48〜52%と学部によって差があり、同じ偏差値帯でも必要な共通テストの得点戦略は変わります。
📚 用語解説
ボーダーライン(方式別ランク):河合塾が入試の日程・方式ごとの科目や配点に合わせて予想する、合否可能性が50%に分かれる偏差値・共通テスト得点率の目安です。大学の教育内容の優劣を示すものではありません。

共同獣医学科が農学部の中でここまで難しいとは思いませんでした。医学科と近い水準なんですね。

はい。「農学部だから」と一括りにせず、共同獣医学科は別枠の最難関として対策を組む必要があります。
志願者・合格者・倍率の実態|令和8年度実施状況で検算する
| 学部 | 募集人員(前期+後期) | 受験者(前期+後期) | 合格者(前期+後期) | 実質倍率(受験者÷合格者) |
|---|---|---|---|---|
| 地域学部 | 127 | 255 | 149 | 1.71倍 |
| 医学部 | 190 | 609 | 209 | 2.91倍 |
| 工学部 | 355 | 1,145 | 391 | 2.93倍 |
| 農学部 | 155 | 329 | 183 | 1.80倍 |
| 一般選抜合計 | 827 | 2,338 | 932 | 2.51倍 |
鳥取大学入学試験情報サイトが公開する令和8年度(2026年度実施)入学試験状況によれば、一般選抜(前期・後期合計)の募集人員827人に対し、志願者4,000人、受験者2,338人、合格者932人で、全学の実質倍率(受験者÷合格者)は約2.51倍です。偏差値の高低と倍率の高低は必ずしも一致しません。
学部別で実質倍率が最も高いのは工学部の2.93倍で、次いで医学部の2.91倍です。工学部は偏差値帯自体は4学部の中で最も低い42.5帯にもかかわらず、特に後期日程で募集人員に対して志願者が集中しやすい学部です。
医学部を学科別に分けると、医学科(前期のみ、募集78人)は志願436人、受験343人(第1段階選抜不合格者29人を除く)、合格78人で実質倍率4.40倍です。一方、保健学科看護学専攻は前期・後期合計で受験83人、合格58人、実質倍率1.43倍にとどまり、同じ医学部でも学科・専攻で倍率の水準が大きく違います。
工学部は4学科合計で前期602人合格271人(倍率2.22倍)に対し、後期は543人合格120人(倍率4.53倍)と、後期日程で倍率が跳ね上がる傾向が顕著です。特に化学バイオ系学科の後期は受験158人に対し合格31人で実質倍率5.10倍、社会システム土木系学科の後期も5.00倍に達します。
農学部は生命環境農学科が前期・後期合計で受験229人、合格150人、実質倍率1.53倍と比較的落ち着いていますが、共同獣医学科は前期のみで受験100人、合格33人、実質倍率3.03倍と農学部内で突出して高い数値です。
倍率は年度や共通テストの平均点、志願動向で変動します。この記事の数値は令和8年度実施(2026年度実施)の確定値であり、2027年度入試をそのまま保証するものではありません。出願前には鳥取大学が発表する最新の志願状況・入試結果を必ず確認してください。
📚 用語解説
実質倍率:受験者数を合格者数で割った値です。募集人員に対する志願者数の倍率(志願倍率)より、実際に試験を受けた人の中での競争実態に近い指標として使われます。

偏差値だけ見ていたら、工学部の実質倍率が医学部に迫るほど高いことに気づけませんでした。

そうなんです。偏差値と実質倍率は別の情報です。志望学部・学科は両方を確認したうえで決めましょう。
前期・後期日程の違い|医学科は前期のみという鉄則
| 区分 | 対象学部・学科 | 2027年度試験日(全国共通の目安) | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 全学部が必須 | 1月16日・17日 | 大学入試センター発表(2026年6月公表) |
| 前期日程 | 全4学部 | 2月25日頃(全国共通日程) | 募集人員の中心。医学科はここで実質決着 |
| 後期日程 | 医学科以外の学部・学科 | 3月12日頃(全国共通日程) | 医学部医学科は実施なし |
| 確定日程 | 大学ごとの詳細日程 | 最終の学生募集要項で確認 | 鳥取大学は「令和9年度入学者選抜要項」を公表 |
鳥取大学の一般選抜は、大学入学共通テストに加えて前期日程・後期日程の分離分割方式で実施されます。大学入試センターが公表した2027年度(令和9年度)実施要項によれば、共通テストは2027年1月16日・17日です。国公立大学の前期日程・後期日程は例年2月25日頃・3月12日頃に全国一斉で実施されており、鳥取大学もこの全国共通日程に沿って実施されます(確定日は大学発表の最終要項で必ず確認してください)。
ここで注意したいのが後期日程の扱いです。令和8年度実施状況を見ると、医学部医学科は前期日程のみで募集しており、後期日程を実施していません。医学部で後期日程があるのは生命科学科(募集5人)、保健学科看護学専攻(募集5人)、保健学科検査技術科学専攻(募集5人)であり、医学科とこれらの学科・専攻を混同すると後期対策のスケジュールを誤ります。
医学科以外の3学部(地域・工・農)と医学部生命科学科・保健学科は、前期・後期の両方に募集枠があります。ただし農学部共同獣医学科は医学科と同様に前期のみで、後期日程の枠はありません。
工学部は4学科すべてに後期枠があり、機械物理系31人、電気情報系31人、化学バイオ系30人、社会システム土木系18人と、鳥取大学の中では後期の募集人員が最も大きい学部です。共通テストで前期に届かなかった場合の後期利用が、他学部より現実的な選択肢になります。
後期日程は募集人員が前期より少なく、科目数も絞られる学部が多いため、一つの失点が合否に直結しやすくなります。前期の結果を待ってから後期対策を始めるのではなく、1月の時点で後期の科目・配点を一度確認しておくことをすすめます。
📚 用語解説
前期日程・後期日程:国公立大学一般選抜の分離分割方式の区分です。鳥取大学では医学部医学科と農学部共同獣医学科のみ後期日程を実施せず、他の学部・学科は前期・後期の両方に募集枠があります。

医学科だけでなく共同獣医学科も後期がないんですね。ここを取り違えると後期対策の計画が崩れそうです。

その通りです。志望が医学科・共同獣医学科なら後期は使えない前提で、前期にすべてを注ぐ計画にする必要があります。
地域学部の対策|3コースの違いを見る
| コース | 偏差値帯の目安(前期) | 共通テスト得点率 | 令和8年度前期実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 地域創造コース | (表示なし) | 61% | 1.56倍(受験64/合格41) |
| 人間形成コース | 42.5 | 53% | 1.80倍(受験72/合格40) |
| 国際地域文化コース | 42.5 | 58% | 1.31倍(受験46/合格35) |
地域学部は1学科3コース制で、地域創造コース、人間形成コース、国際地域文化コースに分かれます。令和8年度実施状況では3コース合計(前期)で募集99人に対し受験182人、合格116人、実質倍率1.57倍でした。コースごとの倍率差はそれほど大きくなく、地域振興・教育・国際理解のどの領域を専門にしたいかで選ぶのが基本です。
地域創造コースは、地方自治体や地域産業、まちづくりに関心のある学生向けのコースです。共通テスト得点率は61%と3コースの中で最も高く、前期の実質倍率は1.56倍でした。
人間形成コースは教育学・心理学・社会学など人間形成に関わる分野を扱います。偏差値42.5、共通テスト得点率53%で、前期の実質倍率1.80倍は3コース中で最も高い数値でした。
国際地域文化コースは、語学・国際関係・地域文化を扱うコースで、共通テスト得点率58%が求められます。前期の実質倍率は1.31倍と3コースの中では最も緩やかですが、後期は募集10人に対し志願104人と応募が集中しやすく、後期に絞って志願する場合は倍率を甘く見積もらないようにします。
3コースに共通するのは、鳥取大学の一般選抜が大学入学共通テストと個別の学力検査・面接等を組み合わせている点です。文系だからといって共通テストの理科・数学を軽視すると、指定科目を満たせず出願資格自体を失う恐れがあるため、募集単位ごとの指定科目表を必ず確認してください。
📚 用語解説
地域学科(コース制):鳥取大学地域学部が採用する制度で、入学後に地域創造・人間形成・国際地域文化の3コースへ分かれます。学部入試の段階でコースを選んで出願する募集単位です。

地域学部は学科が1つでもコースで倍率や得点率が違うんですね。

はい。地域振興・教育・国際理解のどれに関心があるかを先に決めて、コース単位で対策を組みましょう。
理系3学部の対策|医・工・農+共同獣医学科
| 学部・学科 | 前期の傾向 | 後期 |
|---|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テスト+個別の学力・面接等で高得点を要求(第1段階選抜あり) | 後期日程なし(前期のみ) |
| 医学部生命科学科・保健学科 | 共通テスト+個別検査・面接 | 後期あり(募集各5人前後) |
| 工学部(4学科) | 数学・理科・英語中心の個別試験 | 後期あり(募集計110人・倍率が跳ね上がる傾向) |
| 農学部生命環境農学科 | 数学・理科・英語+学科の専門理解 | 後期あり(募集20人) |
| 農学部共同獣医学科 | 獣医学に必要な理科・数学の高い完成度 | 後期日程なし(前期のみ) |
医学部医学科は、令和8年度実施状況で募集78人に対し志願436人、受験343人(第1段階選抜不合格者29人を除く)、合格78人、実質倍率4.40倍という最難関の競争です。共通テスト得点率82%(一般枠)、偏差値62.5という水準に加え、面接では医師としての適性、地域医療への理解が問われます。前期日程のみで完結するため、出願から前期試験までの約1か月に照準を合わせる設計が重要です。
医学部生命科学科・保健学科(看護学専攻・検査技術科学専攻)は、医学科より偏差値帯は下がるものの、前期・後期の両方に募集枠があります。保健学科看護学専攻は前期・後期合計の実質倍率1.43倍と医学科より緩やかですが、後期日程は募集5人に対し志願105人と応募が集中しやすく、後期に絞って志願する場合は倍率を甘く見積もらないようにします。
工学部は機械物理系・電気情報系・化学バイオ系・社会システム土木系の4学科すべてで、数学・理科・英語を中心とした個別試験が課されます。募集355人という鳥取大学最大の学部で、前期167人・後期110人と後期枠も比較的大きいのが特徴です。ただし後期は4学科とも実質倍率3〜5倍台に跳ね上がるため、共通テストで前期に届かなかった場合の後期利用は入念な準備が必要です。
農学部生命環境農学科は、数学・理科・英語に加え学科の専門理解を問われる募集単位で、前期・後期合計の実質倍率1.53倍でした。フィールドワークを重視する学科のため、面接や志望理由書では具体的な実習・観察への関心を示すことが評価されやすくなります。
農学部共同獣医学科は、岐阜大学との連携課程で獣医師を養成する募集単位です。前期のみの募集30人に対し志願107人、受験100人、合格33人、実質倍率3.03倍と、農学部の中では医学科に迫る難度です。理科(特に生物・化学)と数学の高い完成度に加え、獣医学への強い志望動機が求められます。
📚 用語解説
第1段階選抜:共通テストの成績により、個別試験(二次試験)を受験できる人数をあらかじめ絞り込む制度です。医学部医学科など募集人員に対し志願者が集中しやすい募集単位で実施されることがあります。

工学部と医学科・共同獣医学科でここまで差があると、対策の優先順位も変わりますね。

はい。医学科・共同獣医学科志望なら理科と数学の完成度を最優先に、工学部志望なら後期も視野に入れた基礎固めを丁寧に積む計画にしましょう。
学校推薦型・総合型選抜|方式ごとの倍率を見る
| 方式 | 令和8年度 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜I | 66 | 101 | 66 | 1.53倍(受験101/合格66) |
| 学校推薦型選抜II | 150 | 374 | 154 | 2.41倍(受験371/合格154) |
| 総合型選抜I(2次選考ベース) | 39 | 122(1次) | 39 | 1.82倍(2次受験71/2次合格39) |
| 総合型選抜II(工学部) | 57 | 71 | 40 | 1.78倍(受験71/合格40) |
鳥取大学は、大学入学共通テストを課さない、または比重を抑えた選抜として、学校推薦型選抜I・II、総合型選抜I・IIを実施しています。令和8年度実施状況によると、学校推薦型選抜Iは地域学部・工学部・農学部で合計募集66人に対し志願101人、合格66人、実質倍率1.53倍でした。
学校推薦型選抜IIは、地域学部(国際地域文化コース)、医学部(医学科・生命科学科・保健学科)、工学部、農学部で実施され、合計募集150人に対し志願374人、合格154人、実質倍率2.41倍と学校推薦型選抜Iより高めです。特に医学部医学科の推薦IIは志願123人に対し合格26人と、推薦の中でも狭き門です。
総合型選抜Iは地域学部・農学部で実施され、1次選考(書類等)を通過した受験者が2次選考(面接等)に進む2段階選抜です。令和8年度は1次志願122人に対し、2次選考受験71人、合格39人で、2次選考ベースの実質倍率は約1.82倍でした。共通テストを課さない分、書類・面接・小論文などの準備負担は軽くありません。
総合型選抜IIは工学部のみで実施され、募集57人に対し志願71人、合格40人、実質倍率1.78倍でした。学校推薦型・総合型のいずれも、出願要件や書類の準備は一般選抜と並行して早期に始める必要があります。
推薦・総合型に出願する場合でも、一般選抜の教科学習を止めないことが重要です。早期選抜が不合格だった場合に一般選抜へ切り替えられるよう、共通テスト科目の学習は合格発表まで継続します。
- 推薦II: 倍率2.41倍・募集150人
- 推薦I: 倍率1.53倍・募集66人
📚 用語解説
総合型選抜(1次・2次選考):書類や小論文等による1次選考を通過した受験者が、面接等の2次選考に進む2段階の選抜方式です。1次選考の合格者数と2次選考の受験者数がほぼ一致する場合、1次はほぼ全員が通過する運用であることが多く、実質的な競争は2次選考に集約されます。

推薦や総合型にも方式ごとに全然違う倍率があるんですね。「推薦だから簡単」とは言えなさそうです。

その通りです。方式ごとの募集人員と倍率を確認し、一般選抜の教科学習と両立できる計画を立てましょう。
鳥取大学ならではの強みと悩み|地方国立大としての価値
| よくある悩み | 実態・考え方 |
|---|---|
| 山陰の大学は就職で不利では | 山陰・中国地方の公務員・地銀・医療機関への就職ルートは強い。都市部志望はキャリアセンター活用と早期インターンで補う |
| 医学部は現役では厳しいのでは | 偏差値62.5・共テ82%は高い壁だが、共テ突破ラインを段階的に引き上げる計画で対応可能 |
| 共同獣医学科は特殊すぎないか | 岐阜大学との連携課程で、両大学の教員・設備を活用した教育を受けられる全国でも珍しい体制 |
| 共通テストの得点が安定しない | 学部・学科により共テ48〜61%台が合否ラインになる場合もあり、科目ごとの底上げが有効 |
鳥取大学は地方国立大としての評価が高く、特に山陰・中国・四国エリアの公務員、地方銀行、医療機関への就職ルートは、首都圏の私立大学より強固な面があります。大手都市部企業を志望する場合は、大学のキャリアセンターの活用と、3年次前期からの早期インターン参加が鍵になります。
医学部医学科は偏差値62.5、共通テスト得点率82%(一般枠)という高い壁がありますが、全国の医学部医学科と比べて突出して特殊な難度ではありません。「共通テストで確実に8割前後を超える」という土台を固めたうえで、二次の理科・数学・面接対策に移行する段階的な計画が有効です。
農学部共同獣医学科は、岐阜大学応用生物科学部との連携課程として2013年度に設置された学科です。2028年4月開設に向けて、両大学が「共同獣医学部」への改組を申請していると報じられており(2026年7月30日付日本経済新聞等)、今後の教育体制がさらに強化される可能性があります。獣医学教育の設備・カリキュラムに関心がある受験生は、この連携体制を志望理由に具体的に反映させると良いでしょう。
共通テストの得点率について、鳥取大学の多くの学部では48%から61%程度が合否のボーダーとなる場合があり、「8割を狙って失敗しても6割前後で合格圏に入る」学科があります。ただし医学部医学科や共同獣医学科のように8割前後を要求する学科もあるため、学部・学科ごとの得点率レンジを踏まえた目標設定が必要です。
地域枠(医学部医学科のとっとり医療人養成枠・鳥取県枠・兵庫県枠・島根県枠など)を利用する場合は、出身地要件や卒業後の勤務要件が前提になる場合があります。制度の詳細は毎年の学生募集要項で必ず確認し、長期的なキャリアプランとして家族と共有してください。
📚 用語解説
地域枠:主に医学部医学科で設けられる選抜枠で、出身地や卒業後に一定期間、当該地域の医療機関等での勤務を条件とすることが多い制度です。条件は年度ごとの学生募集要項で確認します。

就職や研究環境の不安も、山陰・中国地方に絞れば鳥取大学ならではの強みがあるんですね。

はい。地方国立大としての強みを理解したうえで、共通テストの得点戦略を学部・学科ごとに具体化していきましょう。
鳥取大学合格への年間計画|毎日の学習へ分解する
| 時期 | 重点課題 |
|---|---|
| 高3春 | 志望学科・コースの共通テスト科目・個別試験科目を確定 |
| 夏 | 英語・数学・理科の基礎固め、推薦・総合型の書類準備を並行 |
| 秋 | 共通テスト演習と個別記述を半分ずつ、志望校配点へ換算 |
| 冬(1月) | 共通テスト本番、自己採点後に前期・後期出願を確定 |
| 前期直前 | 医学科・共同獣医学科志望は理科・数学・面接に集中 |
| 後期(3月) | 医学科・共同獣医学科以外の志望者は後期科目・小論文・面接を仕上げる |
鳥取大学対策の年間計画は、共通テストと個別テスト等を同時に管理することが前提です。共通テストだけを先に完成させ、二次の記述・面接対策を1月後半から始めると、特に医学科や共同獣医学科のような二次比重が大きい学科で間に合わなくなります。
高校3年の春には、志望学部・学科・コースの共通テスト指定科目と個別試験科目を確定させ、未履修・未定着の単元を洗い出します。医学科・共同獣医学科・工学部・農学部志望は数学・理科の履修進度、地域学部志望は面接・小論文・コース理解を並行して準備します。
夏までに英単語・文法、数学の典型問題、理科の基本法則と計算、国語の根拠把握を一通り仕上げます。学校推薦型選抜や総合型選抜を利用する場合は、志望理由書や活動報告書をこの時期から並行して準備し、一度で完成させず添削と口頭説明を繰り返します。
秋は共通テスト形式の演習と個別記述を半分ずつ配置し、模試の判定だけでなく志望学部・学科の実際の配点・得点率レンジへ換算します。「共通テストであと何点」「個別数学であと何点」というように、必要な上積みを教科・単元単位まで分解します。
共通テスト後は、自己採点を大学の得点率レンジへ換算し、前期・後期の出願を最終決定します。医学科・共同獣医学科志望は前期の1回勝負に照準を絞り、それ以外の学部・学科志望は後期利用の可能性も残しながら、過去問演習、記述添削、面接練習を進めます。1週間ごとに実施率と確認テストの結果を見直し、量・難度・方法を修正してください。
📚 用語解説
得点率レンジへの換算:模試や過去問の素点を、志望学部・学科が示す共通テスト得点率のレンジへ置き換えることです。偏差値だけでなく得点率で管理すると、学部・学科ごとの合否ラインとの距離が具体的にわかります。

学科によって「今週の最優先」が変わるんですね。医学科・共同獣医学科なら理科と数学、標準学科なら基礎固めという具合に。

その通りです。毎週、学部・学科ごとの得点率レンジへ換算して測り直し、優先順位を更新していきましょう。
鳥取大学合格は「普通の対策」では受からない
断言します。鳥取大学は4学部で偏差値42.5〜62.5、共通テスト得点率48〜82%と幅があり、学部・学科ごとに必要な対策がまったく違います。この記事で示した数値をそのまま使っただけの「一般的な国立大対策」では、学科固有の弱点を埋めきれません。
本文で見た通り、医学部医学科は前期のみで実質倍率4.40倍、工学部は偏差値42.5と最も入りやすい水準ながら学部合計の実質倍率2.93倍、共同獣医学科は農学部の中で突出した偏差値60.0という学部・学科ごとの記事固有データがあります。これらの違いを無視した画一的な学習計画では、必要な教科・単元への時間配分を誤ります。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは…
鳥取大学4学部の得点率レンジ・実質倍率の違いを自分で把握し、日々の教材配分まで落とし込むのは負担が大きく、①行動が変わらない・③本人任せになりやすいという限界にぶつかります。
映像授業・アプリだけでは…
医学科の面接対策や共同獣医学科の専門理解など、学科固有の準備は映像授業だけでは補えません。①知識を得ても行動に変換されにくく、②全員同じ内容という限界があります。
集団授業の大手予備校でも…
偏差値42.5帯に集まる地域学部・工学部でも、共通テスト得点率のレンジは学部で違います。集団授業は②全員同じ指導、③日々の伴走不足という限界を抱えます。
一般的な個別指導塾でも…
週1〜2回の個別指導では、医学科の理科・数学の完成や後期日程の記述添削まで手が回りにくく、②個別最適化の不足、③授業がない日の管理不足という限界が残ります。
- 独学・参考書のみ: 学部・学科別の得点率レンジ管理が本人任せになる
- 映像授業・アプリ: 医学科面接や共同獣医学科の専門対策まで手が回らない
- 集団授業の大手予備校: 全員同じ指導で偏差値42.5帯の差が埋まらない
- 鬼管理専門塾: 学部・学科別データに基づき1日単位で行動まで管理する
だからこそ、鳥取大学の学部・学科別データをもとに、共通テスト得点率と個別試験の弱点を1日単位で管理できる仕組みが必要です。鬼管理専門塾は、この記事で示した学部ごとの偏差値・倍率・日程の違いを前提に、生徒ごとの行動計画を設計します。
鬼管理専門塾の特徴
- 管理体制: 毎日・毎週の確認テストで定着を測定
- コース展開: 大学受験から英語資格・高校受験まで対応
- 相談窓口: LINE質問対応と無料説明会で随時相談
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
鳥取大学4学部の共通テスト得点率レンジ、前期・後期の別、個別試験の科目まで、地域・医・工・農のどの学部・学科を志望していても、教材名・問題数・記述添削まで1日単位で数値化して指示します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
医学科・共同獣医学科志望の理科・数学の完成、地域学部のコース別対応、工学部の後期対策など、学部・学科・現在の得点率・残り期間・併願校を照合し、生徒ごとに異なる個別行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の課題実施を確認し、毎週の確認テストで共通テストの得点率換算と個別記述の定着度を測定します。未達の原因を翌週の教材・量・再テストへ反映し、やりっぱなしを防ぎます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の専属講師陣が、鳥取大学の学部・学科別データに基づく指導を担当し、講師満足度アンケート1,524件から得た改善内容も日々の指示や添削へ反映します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験コース(学部特化を含む)を軸に、総合型選抜・推薦入試コース、英語資格試験(英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAP)コース、高校受験コースを用意し、学校推薦型選抜や総合型選抜に必要な準備にも対応します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
医学科・共同獣医学科の面接想定問答や後期日程の科目選びで迷ったときはLINE質問対応をいつでも使え、無料説明会・資料請求で鳥取大学対策として必要な支援範囲を確認できます。
毎日の管理方法は鬼管理の仕組みで確認できます。過去の支援例は合格実績に掲載していますが、過去の実績は鳥取大学への合格を保証するものではありません。現在の得点率と必要な支援内容を個別にご確認ください。
大学受験コースには1カ月返金保証があります(対象は大学受験コースのみで、英語資格試験コースなど他コースには適用されません)。無料説明会では、志望学部・学科・コース、共通テストと個別科目の現状、模試成績、残り期間を伝えていただければ、鳥取大学の得点率レンジと照らして必要な対策を具体的にお話しできます。
鳥取大学4学部のどこを志望していても、偏差値・倍率・日程を踏まえた学部別の対策を無料説明会でご相談いただけます。
よくある質問
最後に、鳥取大学の2027年度入試でよくある疑問を整理します。回答は鳥取大学入学試験情報サイト、令和8年度実施状況、河合塾Kei-Net(2026年8月2日時点)を基準にしています。出願資格や提出書類は、大学が公表する最終の学生募集要項を優先してください。
Q. 鳥取大学には何学部ありますか?
A. 地域学部、医学部、工学部、農学部の4学部です。鳥取キャンパスに地域・工・農の3学部、米子キャンパスに医学部があります。
Q. 鳥取大学の偏差値はどのくらいですか?
A. 河合塾Kei-Netの2027年度方式別ランクによると、医学部医学科の62.5から地域学部・工学部の42.5まで幅があります。共通テスト得点率は48%〜82%です。
Q. 鳥取大学の一般選抜の倍率は?
A. 令和8年度(2026年度)実施状況では、一般選抜合計で受験2,338人・合格932人、実質倍率は約2.51倍でした。学部別では工学部の2.93倍が最も高い数値でした。
Q. 医学部医学科に後期日程はありますか?
A. ありません。令和8年度実施状況によると医学部医学科は前期日程のみで募集しています。農学部共同獣医学科も同様に前期のみです。
Q. 共同獣医学科とはどのような学科ですか?
A. 農学部に置かれ、岐阜大学応用生物科学部との連携課程として2013年度に設置された獣医師養成の学科です。偏差値60.0、共通テスト得点率78%と農学部の中では突出した難度です。
Q. 前期・後期の試験日はいつですか?
A. 2027年度(令和9年度)の共通テストは1月16日・17日です。前期日程は例年2月25日頃、後期日程は3月12日頃と全国共通日程で実施されますが、鳥取大学の確定日は最終の学生募集要項で確認してください。
Q. 共通テストの得点率はどのくらい必要ですか?
A. 学部・学科により48%〜82%と幅があります。地域学部や工学部は5〜6割台、医学部医学科や共同獣医学科は8割前後が目安です。
Q. 学校推薦型選抜IIはどの学部で実施されますか?
A. 地域学部(国際地域文化コース)、医学部(医学科・生命科学科・保健学科)、工学部、農学部で実施されます。令和8年度は合計募集150人に対し合格154人、実質倍率2.41倍でした。
Q. 推薦・総合型に出願すれば一般選抜の勉強は不要ですか?
A. 不要ではありません。早期選抜が不合格だった場合や、入学後の学修にも共通テスト水準の基礎学力が必要なため、教科学習は選抜結果にかかわらず継続します。
鳥取大学合格への第一歩は、4学部から志望学科・コースを1つに決め、偏差値だけでなく共通テスト得点率レンジと実質倍率を確認することです。医学部医学科・農学部共同獣医学科は前期のみ、他の学部・学科は前期・後期の両方という違いも、必ず区別してください。
次に、模試や過去問題を志望学部・学科の得点率レンジへ換算し、不足を教科・単元・記述・面接へ分解します。学校推薦型選抜や総合型選抜を利用する場合も、一般選抜の教科学習を止めずに並行させることが重要です。
大学が公表する最終の学生募集要項が更新された際は、この記事の概要情報を必ず最新版で確認し直してください。公式情報を優先しながら、共通テストと二次試験、書類・面接の準備を積み上げていきましょう。
鳥取大学の学部選びから偏差値・倍率・日程の整理、毎日の学習計画まで、公式LINE・無料説明会・資料請求でご相談いただけます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




