
武蔵野美術大学に受かるにはどうすればいいか調べてるんですけど、「実技がすべて」っていう情報と、「学科によっては実技なしで受かる」っていう情報が両方出てきて、結局どっちが本当なのか分からなくなってます……











それは無理もないよ。実はどちらも正しいんだ。武蔵野美術大学は「造形学部」と「造形構想学部」という性格の違う2つの学部を持っていて、学部によって実技の重みがまったく違う。この記事では①2学部の違い、②学科別の偏差値・共通テスト得点率、③一般選抜の入試方式、④造形学部の実技対策、⑤造形構想学部の学力科目対策、⑥総合型選抜というもう一つのルート、⑦今から間に合わせるための学年・時期別スケジュールまで、公式情報をもとに順番に整理していくよ。
この記事は、大学受験に特化した学習管理専門塾「鬼管理専門塾」が、河合塾の2027年度偏差値データ・武蔵野美術大学の公式入試情報・大学受験パスナビやマナビジョンの学科データ(出典は各セクションに明記。2026年9月13日閲覧)をもとに、武蔵野美術大学に受かるために必要な準備を整理したものです。それでは本題に入ります。
目次
- 武蔵野美術大学に受かるには何が必要か【結論・全体像】
- 2学部の違いを理解する|造形学部(実技重視)と造形構想学部(学力重視)
- 学科別の偏差値・共通テスト得点率で「今の自分の位置」を知る【2027年度河合塾データ】
- 一般選抜の入試方式を理解する|一般方式・学部統一方式・共通テスト利用方式
- 造形学部の実技試験を受かるレベルまで仕上げる
- 造形構想学部で学力科目の得点力を高める(実技なし・軽量学科の対策)
- 総合型選抜(前期・後期)というもう一つのルート
- 「今から間に合う」ための逆転合格スケジュール【学年・時期別】
- 独学でよくある失敗と学部・学科選びの考え方
- 武蔵野美術大学対策は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- よくある質問
- まとめ|武蔵野美術大学に受かるには「学部の性格」と「実技×学力の配分」が鍵
武蔵野美術大学に受かるには何が必要か【結論・全体像】
結論から言うと、武蔵野美術大学に受かるために必要なのは、志望する学部・学科が「実技重視」なのか「学力重視」なのかをまず見極め、そのうえで入試方式を選ぶことです。河合塾の2027年度データでは、造形学部の偏差値は42.5〜52.5・共通テスト得点率は64%〜85%、造形構想学部の偏差値は45.0〜55.0・共通テスト得点率は63%〜84%とされており、同じ大学の中でも学部・学科によって求められる対策がはっきり分かれることが、まず押さえておくべき前提になります(出典:河合塾Kei-Net大学検索システム「武蔵野美術大学 偏差値(ボーダーライン)」)。











造形学部と造形構想学部って、名前が似ていて紛らわしいんですけど、そんなに性格が違うんですか?











かなり違う。造形学部は日本画・油絵・彫刻・デザイン系など実技試験が全学科で必須の学部。一方の造形構想学部は、学科・方式によっては実技試験そのものがない選択肢まで用意されている学部なんだ(出典:武蔵野美術大学公式サイト、マナビジョン)。武蔵野美術大学を一つの物差しで語ろうとすると、この違いを見落としてしまう。
📚 用語解説
河合塾学部学科ランク(ボーダーライン):河合塾が公表する、大学入試の難易度を示す偏差値指標。合格可能性がおよそ50%に分かれるラインの目安を示す。美術系大学の場合、学部・学科・入試方式ごとに数値が分かれて公表されることが多く、大学名だけで難易度を一括りにできない点に注意が必要です。
①志望学科が造形学部(実技必須)か造形構想学部(実技を選べる場合がある)か、②志望学科の河合塾偏差値・共通テスト得点率(造形学部42.5〜52.5、造形構想学部45.0〜55.0のどのあたりか)、③その学科が対応している入試方式(一般方式/学部統一方式/共通テスト利用方式/総合型選抜)の3点を確認してから対策を組み立てると、遠回りを防げます。
2学部の違いを理解する|造形学部(実技重視)と造形構想学部(学力重視)
武蔵野美術大学の入試を理解するうえでもっとも重要なのが、造形学部と造形構想学部という2つの学部の性格の違いです。造形学部は日本画・油絵・彫刻・視覚伝達デザイン・工芸工業デザイン・空間演出デザイン・建築・基礎デザイン・芸術文化・デザイン情報の10学科(専攻含む)で構成され、一般方式ではすべての学科で実技試験が必須となっています(出典:武蔵野美術大学公式サイト「学部学科・大学院」)。
一方、造形構想学部はクリエイティブイノベーション学科と映像学科の2学科で構成されており、実技試験に対する扱いが造形学部とは大きく異なります。クリエイティブイノベーション学科は実技試験がなく、文系・理系で科目構成が分かれる学力中心の選考です。映像学科は方式によって実技(150点)を選択できる仕組みになっており、実技を武器にすることも、学力科目で勝負することもできる柔軟な設計になっています(出典:マナビジョン「武蔵野美術大学 一般選抜の入試」)。
📚 用語解説
造形構想学部:2019年に新設された武蔵野美術大学の学部。クリエイティブイノベーション学科・映像学科の2学科からなり、造形学部に比べて実技試験への依存度が低く、学力科目や企画力・思考力を重視する選考が用意されている点が特徴です。











じゃあ、絵を描くのが苦手でも、武蔵野美術大学を目指せる可能性があるってことですか?











その可能性はある。ただし「実技が苦手だから造形構想学部」という消去法だけで決めるのはおすすめしない。造形構想学部クリエイティブイノベーション学科は実技がない分、学力科目(文系・理系で異なる科目構成)でしっかり得点する必要がある。「実技をやらなくていい」ではなく「実技の代わりに学力科目で勝負する」学部だと考えておいた方がいい。
この記事で紹介している学部構成・入試方式・対象学科は2026年9月時点の公式情報に基づく整理です。出願前には必ず武蔵野美術大学が発行する最新の学生募集要項で、志望学科がどの方式に対応しているかを確認してください。
学科別の偏差値・共通テスト得点率で「今の自分の位置」を知る【2027年度河合塾データ】
志望学科がどのレベルに位置するかを具体的に把握するために、河合塾Kei-Netが公表する2027年度の偏差値・共通テスト得点率を確認しておきましょう(出典:河合塾Kei-Net大学検索システム「武蔵野美術大学 偏差値(ボーダーライン)」、2026年9月13日閲覧)。
| 学部・学科 | 一般方式 偏差値 | 共通テスト得点率(目安) |
|---|---|---|
| 造形学部 油絵学科(グラフィックアーツ専攻) | 52.5 | 76% |
| 造形学部 視覚伝達デザイン学科 | 52.5 | 78% |
| 造形学部 芸術文化学科 | 50.0 | 70%〜80% |
| 造形学部 デザイン情報学科 | 50.0 | 72%〜85% |
| 造形学部 油絵学科(油絵専攻) | 47.5 | 77% |
| 造形学部 彫刻学科 | 47.5 | 77% |
| 造形学部 工芸工業デザイン学科 | 47.5 | 64% |
| 造形学部 基礎デザイン学科 | 47.5 | 72%〜77% |
| 造形学部 日本画学科 | 45.0 | 67% |
| 造形学部 建築学科 | 45.0 | 74%〜78% |
| 造形学部 空間演出デザイン学科 | 42.5 | 66% |
| 造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科 | 45.0(学部統一55.0) | 63%〜74% |
| 造形構想学部 映像学科 | 45.0(学部統一50.0) | 77%〜84% |
- 造形構想(学部統一): クリエイティブイノベーション
- 空間演出デザイン: 造形学部内では最も低いゾーン











造形構想学部の学部統一方式が55.0で一番高いんですね。実技なしの方式が一番難しいっていうのは意外でした。











そこは誤解しやすいポイントだね。学部統一方式は実技試験がない分、国語または数学+英語という限られた科目で高い得点力が求められる。実技という得点源がない分、学力科目1点1点の重みが大きくなるから、結果として偏差値が高く出やすいんだ。「実技がない=簡単」ではなく、「実技がない分、学力科目の完成度がそのまま合否に直結する」方式だと考えておこう。
偏差値・得点率はあくまで「必要な対策水準」を示す指標です。武蔵野美術大学の学科選びは将来どんな表現・デザインに関わりたいかが土台になるため、偏差値の高さだけで志望学科を決めるのではなく、学びたい内容を優先し、その上で必要な対策量を見積もる順序で考えましょう。
一般選抜の入試方式を理解する|一般方式・学部統一方式・共通テスト利用方式
武蔵野美術大学の一般選抜には、大きく分けて「一般方式」「学部統一方式(造形構想学部のみ)」「共通テスト利用方式」の3系統があります。造形学部の一般方式は、本学独自の国語・外国語(各100点)と学科ごとの実技試験(300点)を組み合わせた計500点満点で、実技配点の比重が高いのが特徴です(出典:武蔵野美術大学公式サイト「一般選抜」、マナビジョン)。
学部統一方式は造形構想学部だけの方式で、国語または数学のいずれかと英語を組み合わせた計200点満点、実技試験はありません。この方式の大きな特徴は、造形構想学部の2学科(クリエイティブイノベーション学科・映像学科)を同時に併願できる点です(出典:武蔵野美術大学公式サイト、マナビジョン)。共通テスト2教科+専門試験方式は共通テスト2科目と実技試験を組み合わせる方式で、実技の配点は学科によって200点・300点など幅があります。共通テスト3教科方式・5教科方式(造形構想学部のみ)は本学独自の試験がなく、共通テストの成績のみで合否が決まります。
📚 用語解説
学部統一方式:造形構想学部のみで実施される、実技試験のない一般選抜方式。国語または数学のいずれかと英語の計200点満点で、クリエイティブイノベーション学科・映像学科の2学科を同時に併願できる点が特徴です。共通テストのボーダーラインの考え方そのものは、共通テストのボーダーラインとは?模試判定の見方と超えるための勉強法でも解説しているので、あわせて確認してみてください。











建築学科と基礎デザイン学科だけ、数学が必要になる場合があるって聞いたんですけど本当ですか?











本当だよ。建築学科・基礎デザイン学科には、国語・数学・英語の3教科構成になる特例がある(出典:マナビジョン)。デザイン系の学科だからといって数学が一切関係ないと思い込むのは危険で、志望学科が決まったら募集要項で必要科目を1科目単位まで確認する習慣をつけよう。
この記事で紹介している入試方式・科目構成・配点は2026年9月時点の公式情報に基づく整理です。出願前には必ず武蔵野美術大学が発行する最新の学生募集要項で、志望学科の必要科目・配点を確認してください。
造形学部の実技試験を受かるレベルまで仕上げる
造形学部の一般方式では、実技試験(300点)が合否の半分以上を占める最重要科目です。学科によって課題は異なりますが、鉛筆デッサンや色彩表現(色彩構成等)といった基礎実技を軸に、学科ごとの専門性(立体表現・デザイン発想など)が加わる構成が一般的です(出典:武蔵野美術大学公式サイト、大学受験パスナビ)。
- 観察力: モチーフの形・比率・光の当たり方を正確に見る力











デッサンが基礎って言われても、学科によって求められる実技がバラバラで、何から手をつけていいか分からないです……











気持ちは分かるけど、順番はどの学科でも共通している。まずデッサンで観察力・描写力という土台を固めること。その土台の上に、志望学科ごとの専門性(日本画なら画材への理解、彫刻なら立体的な観察力、デザイン系なら発想力・構成力)を積み上げていくのが基本のルートだ。土台が不安定なまま学科別の対策だけを増やしても、画面のバランスが崩れやすくなってしまう。
📚 用語解説
色彩構成:与えられたテーマ・条件に沿って、絵具などを使い画面を構成する実技課題。単に「きれいな色を塗る」ことが評価されるのではなく、テーマの意図をどう画面構成・配色に落とし込んだかという発想力・構成力までを含めて評価される点がデッサンとの大きな違いです。
📚 用語解説
鉛筆デッサン:モチーフ(静物・人物など)を鉛筆で描写する実技課題。武蔵野美術大学の実技試験では、形の正確さ(観察力・描写力)に加えて、画面全体の構成・空間の表現力までが評価対象になります。「うまく描く」ことだけでなく「正確に観察し画面に落とし込む」ことが重視されます。
実技試験の課題内容・配点は学科によって異なり、年度によっても変更される場合があります。正確な内容は志望学科の最新の学生募集要項・過去問題集で必ず確認してください。
造形構想学部で学力科目の得点力を高める(実技なし・軽量学科の対策)
造形構想学部を目指す場合、対策の中心は実技ではなく学力科目になります。特に学部統一方式や共通テスト3教科・5教科方式のように実技試験がない、あるいは軽い方式では、限られた科目(国語または数学+英語、あるいは共通テストの成績)で高い得点率を取り切る必要があります(出典:河合塾Kei-Net 2027年度データ、マナビジョン)。
- 学力中心: クリエイティブイノベーション学科・学部統一方式に対応











造形構想学部のクリエイティブイノベーション学科は実技がないって聞いたんですけど、じゃあ普通の文系・理系の受験対策と同じ感覚でいいんですか?











科目構成自体は文系・理系で分かれる一般的な受験と近い形になる。ただし油断は禁物だよ。学部統一方式の偏差値は55.0とされていて、実技という得点源がない分、限られた科目で高い得点率を求められる方式でもある(出典:河合塾Kei-Net)。「実技がないから楽」ではなく「実技がない分、学力科目1科目ごとの精度を極限まで高める」意識で臨む必要がある。
📚 用語解説
クリエイティブイノベーション学科:造形構想学部の学科の一つ。実技試験がなく、文系・理系で科目構成が分かれる学力中心の選考が特徴です(出典:マナビジョン「武蔵野美術大学 一般選抜の入試」)。ビジネス・企画・情報など幅広い視点からものづくりを構想する力が問われます。
①志望方式で必要な科目・科目数を確認する、②学部統一方式を検討する場合は偏差値55.0(2027年度河合塾)という水準を踏まえた計画を立てる、③映像学科のように実技を選択できる場合は、実技を武器にするか学力科目に一本化するかを早めに決めることが重要です。
総合型選抜(前期・後期)というもう一つのルート
一般選抜以外に、武蔵野美術大学には総合型選抜というルートもあります。2023年度入試以降、推薦系の入試は総合型選抜のみに一本化されており、学校推薦型選抜・指定校推薦は実施されていません(出典:武蔵野美術大学公式サイト「総合型選抜」ページ、2026年9月13日閲覧)。総合型選抜には前期・後期があり、前期は造形学部の主要学科と造形構想学部2学科が対象、後期はグラフィックアーツ(油絵学科)・彫刻・映像の3学科が対象と、実施時期と対象学科が分かれている点が特徴です。
📚 用語解説
総合型選抜(武蔵野美術大学):2023年度入試より、武蔵野美術大学の推薦系入試として唯一実施されている方式。学科によって実技試験・面接・提出書類等の組み合わせが異なり、前期・後期で対象学科と実施時期が分かれています(出典:武蔵野美術大学公式サイト)。学力科目の得点だけでは測れない、志望学科への理解・意欲・表現力が評価対象になります。











総合型選抜の前期と後期、対象になる学科が違うんですね。自分の志望学科がどちらの対象かはどうやって確認すればいいですか?











毎年発行される学生募集要項で、学科ごとに実施される選抜区分・出願期間・試験日が明記されている。総合型選抜は一般選抜より早い時期に動き出すから、対象学科であれば早めに準備を始める価値がある。総合型選抜全体のスケジュールの立て方は総合型選抜のスケジュール完全版|高3の月別行動カレンダーでも整理しているので、参考にしてみてほしい。
総合型選抜の対象学科・出願要件・選考内容は年度によって変更される可能性があります。この記事の内容は2026年9月時点の公式情報に基づく整理であり、出願前には必ず武蔵野美術大学の最新の学生募集要項を確認してください。
「今から間に合う」ための逆転合格スケジュール【学年・時期別】
「今から武蔵野美術大学に間に合うのか」という不安を持つ受験生は少なくありません。結論としては、志望学部が造形学部(実技重視)か造形構想学部(学力重視)かを早めに決め、残された時間でやるべきことを絞り込めれば、遅いと感じている時期からでも逆転合格を狙う余地はあります。ここでは学年・時期別に取り組むべきことを整理します。
- 高校1〜2年生 デッサンの基礎と学力の土台づくり: 画塾等でデッサンの基礎に触れつつ、国語・英語(必要に応じ数学)の基礎学力を確認する
- 高3・春〜夏 志望学部・学科・入試方式を確定する: 造形学部か造形構想学部か、偏差値レンジと実技の得意度から絞り込む
- 高3・秋 実技または学力科目の仕上げに集中する: 造形学部志望は実技課題演習、造形構想学部志望は学力科目の得点率向上に注力する
- 直前期(1〜2月) 本番形式での通し練習: 実技は本番と同じ配点・時間設定で、学力科目は過去問形式での演習を繰り返す











高3の秋から本格的に対策を始めたんですけど、正直もう間に合わないんじゃないかと不安になっています……











不安になる気持ちは分かるけど、「間に合わない」と決めつける前に、今の時期にやるべきことに絞り込めているかを確認してほしい。高3の秋以降は、造形学部志望なら実技課題への対応力、造形構想学部志望なら過去問演習と、やるべきことがはっきりしている時期でもある。残された時間で手を広げすぎず、志望方式に必要な範囲へ絞り込めれば、短期間でも実力は積み上がっていく。模試の判定が厳しくても、E判定からの逆転合格自体は珍しいことではないんだ。詳しくは模試E判定から逆転合格できる?判定の意味と時期別の勉強戦略でも解説しているよ。
- 直前期からの追い込み: 優先順位づけが最も重要
独学でよくある失敗と学部・学科選びの考え方
武蔵野美術大学は2学部・複数の入試方式が絡む大学のため、独学で対策を進める場合、いくつかの典型的な失敗パターンがあります。あらかじめ知っておくことで、同じ失敗を避けやすくなります。
- 造形学部志望なのに実技後回し: 実技配点300点を軽視している
- 造形構想学部志望なのに実技練習: 学力科目の対策時間が不足する











造形学部と造形構想学部、両方受けられるように準備するのは難しいですか?











不可能ではないけど、時間配分の設計が難しくなる。造形学部は実技300点、造形構想学部の学部統一方式は実技なしの学力200点満点と、求められる力がそもそも違うからね。併願を考える場合は、まず主軸をどちらか一方に決めたうえで、もう一方を「無理のない範囲で準備できる方式」に絞るのが現実的だ。加えて、独学だと自分の実技作品や答案を客観的に評価する視点が育ちにくいのも大きな課題だ。画塾や学校の講評、模試の結果を定期的に確認する機会を作って、自分では気づけない癖を早い段階で修正していくことが、独学の弱点を補ううえで欠かせない。
📚 用語解説
講評:完成した作品(デッサン・色彩構成等)や答案について、講師や指導者から改善点・評価される点を具体的に指摘してもらう機会のこと。自分では気づきにくい形の歪み・配色の偏り、学力科目の解答プロセスの癖などを客観的な視点で把握できるため、独学だけでは得にくい重要な要素です。
また、造形構想学部について「実技がないから対策は簡単」という思い込みで学力科目の対策量を見誤ってしまうケースも、よくある失敗パターンの一つです。前述のとおり学部統一方式の偏差値は55.0とされており、実技という得点源がない分、学力科目の精度をより高いレベルまで仕上げる必要があります。参考として、武蔵野美術大学以外の美術系大学の実技・学力対策の考え方は東京藝術大学専門塾|2027年度美術・音楽学部の共通テスト・実技対策でも整理しているので、あわせて確認してみてください。
武蔵野美術大学対策は「普通の対策」では受からない
結論から先に言います。画塾でデッサンを練習する、参考書で学力科目を勉強する——こうした対策を「学部の性格を意識せずに」進めるだけでは、武蔵野美術大学に合格するのは正直厳しいと言わざるを得ません。
理由は、この記事で確認してきた武蔵野美術大学の入試構造そのものにあります。造形学部の偏差値は42.5〜52.5・共通テスト得点率64%〜85%、造形構想学部の偏差値は45.0〜55.0・共通テスト得点率63%〜84%と幅があり、実技が全学科で必須の造形学部と、実技を選べる・あるいは不要にできる造形構想学部とでは、対策の中身がまったく異なります(出典:河合塾Kei-Net・武蔵野美術大学公式サイト)。つまり武蔵野美術大学対策は「実技力」「学力科目の得点力」「学部・学科に合った方式選び」という3つの要素を、志望学部の性格ごとに正しく組み合わせる必要がある入試なのです。学部の違いを意識せずなんとなく対策しているだけでは、この組み合わせのズレに自分では気づけません。
この状況を、鬼管理専門塾が指摘する「成績が上がらない塾・予備校の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri/)——に照らして、代表的な選択肢を1つずつ検証していきます。
選択肢①:独学/参考書のみでは①②の限界に当たる
独学・参考書のみの対策は、造形学部・造形構想学部それぞれに必要な実技と学力の配分を自分だけで判断しなければならず、①の限界(情報を得ても行動が変わらない)がそのまま当てはまります。加えて、市販の参考書・画塾の一般的な指導は武蔵野美術大学専用ではなく汎用的な内容のため、学部・学科ごとの偏差値・方式の違いを踏まえた優先順位づけができず、②の限界(全員同じ指導は偏差値50に収束する)にも当てはまります。
選択肢②:映像授業/アプリでは①の限界に当たる
映像授業やアプリも①の限界がとりわけ典型的に当てはまります。授業を「見る」ことと、自分の志望学部・志望方式の配点に合わせて実技と学力科目の練習を進めることは別物であり、視聴した情報量が多くても、日々どちらにどれだけ時間を割くかの判断が変わらなければ得点力にはつながりません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる
集団授業の大手予備校は②の限界がもっとも直接的に当てはまります。同じ教室で同じカリキュラムを教える以上、武蔵野美術大学のように学部によって実技の要否そのものが変わる入試には対応しにくく、対策の中身は本質的に「全員同じ指導」になりがちです。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる
一般的な個別指導塾は③の限界が中心的に当てはまります。週1〜2コマの授業時間しか管理の対象にならず、授業がない残りの日に実技(造形学部志望の場合)や学力科目(造形構想学部志望の場合)の練習・勉強をどう配分するかは本人任せになるため、志望学部に合った対策を仕上げきるところまで管理が行き届きにくいのが実情です。
独学/参考書のみ・映像授業/アプリ・集団授業の大手予備校・一般的な個別指導塾——武蔵野美術大学対策として検討されやすい代表的な選択肢は、いずれも①②③の限界のどれかに当てはまり、学部の性格に合った方式選びと実技・学力の日々の配分を両立させる対策としては力不足です。消去法で選択肢を1つずつ外していくと、最後に残る現実的な選択肢は鬼管理専門塾だけになります。
鬼管理専門塾の特徴
だから鬼管理専門塾は、上記で挙げた①②③の限界を解消する仕組みを持っています。ここでは、日々の学習管理から講師体制・コース展開・入会前の相談窓口まで、公式サイトで公開されている特徴を漏れなく整理します。
- 学習管理 ❶❷❸: 数値化した日次指示・個別行動プラン・毎日毎週の徹底管理
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
武蔵野美術大学対策では「今日は実技を何時間、学力科目を何時間」まで数値で指示されれば、造形学部か造形構想学部かで大きく異なる配分を自分の感覚だけで決める不安から解放され、志望学部・方式に必要な対策へ着実に時間を積み上げられます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
志望学部によって偏差値・入試方式・実技の要否が異なる武蔵野美術大学の対策も、生徒ごとの個別行動プランがあれば、自分の得意・不得意に合わせて実技(デッサン・色彩構成)と学力科目の優先順位を組み立てられます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
実技の講評だけで終わらせず、学力科目の理解度も毎週の確認テストで検証し続けることで、「実技だけ伸びて学力科目が手つかず」「学力だけ伸びて実技が手つかず」という武蔵野美術大学対策特有の偏りを防げます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
武蔵野美術大学の学部・学科ごとの違いを理解した専属講師が学習計画を管理することで、実技の練習方針だけでなく、学力科目とのバランスまで含めた対策の質を担保できます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
総合型選抜のように対象学科と実施時期(前期・後期)が限られる方式についても、専門コースを通じて出願要件の確認から準備までサポートを受けられます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
実技・学力どちらでつまずいても、疑問をその場でLINE相談でき、無料説明会で対策方針を確認してから入会を判断できます。
鬼管理専門塾の指導方針そのものは「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で、実際の合格実績は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。
武蔵野美術大学に合わせた対策プランを無料説明会で相談してみませんか?
よくある質問
Q. 武蔵野美術大学の偏差値はどのくらいですか?
A. 河合塾の2027年度データでは、造形学部が42.5〜52.5、造形構想学部が45.0〜55.0とされています。学部統一方式(造形構想学部)は55.0ともっとも高く、実技試験のない分、学力科目の得点力が求められます(出典:河合塾Kei-Net)。
Q. 武蔵野美術大学は実技試験なしで受験できますか?
A. 造形構想学部であれば、学部統一方式(実技なし)や共通テスト3教科・5教科方式(本学独自の試験なし)といった、実技を伴わない選択肢があります。一方、造形学部の一般方式・共通テスト2教科+専門試験方式では実技試験が必須です(出典:武蔵野美術大学公式サイト、マナビジョン)。
Q. 造形学部と造形構想学部はどう違いますか?
A. 造形学部は日本画・油絵・彫刻・デザイン系など実技試験が全学科で必須の学部です。造形構想学部はクリエイティブイノベーション学科(実技なし)・映像学科(実技選択可)の2学科からなり、実技への依存度が低く学力科目を重視する選考が用意されています。
Q. 武蔵野美術大学に今から間に合わせることはできますか?
A. 志望学部(造形学部か造形構想学部か)と入試方式を先に決め、実技・学力科目それぞれで「今の時期にやるべきこと」に絞り込めれば、時間が短くても対策を積み上げる余地はあります。模試の判定が厳しくても、判定はスタート地点として捉え、次の一手に落とし込むことが重要です。
Q. 総合型選抜はどの学科で実施されますか?
A. 2023年度入試以降、推薦系の入試は総合型選抜のみに一本化されています。前期は造形学部の主要学科と造形構想学部2学科が対象、後期はグラフィックアーツ(油絵学科)・彫刻・映像の3学科が対象です(出典:武蔵野美術大学公式サイト)。
Q. 独学で武蔵野美術大学を目指す場合、何に気をつければいいですか?
A. 志望学部の性格(実技重視か学力重視か)を把握せずに対策の配分を決めてしまうこと、講評を受けずに自分の癖に気づけないまま練習・勉強を続けることが典型的な失敗パターンです。学部・学科ごとの偏差値・入試方式の違いを早めに把握しておくことが重要です。
まとめ|武蔵野美術大学に受かるには「学部の性格」と「実技×学力の配分」が鍵
ここまで、武蔵野美術大学の2学部(造形学部・造形構想学部)の違い、学科別の偏差値・共通テスト得点率、一般選抜の入試方式、造形学部の実技試験対策、造形構想学部の学力科目対策、総合型選抜、今から間に合わせるためのスケジュール、独学のよくある失敗と学部・学科選びの考え方までを整理してきました。改めて要点をまとめます。
武蔵野美術大学は学部・学科によって偏差値・入試方式・実技の要否まで幅広いパターンがある大学です。一人で学部・方式を選び、実技と学力科目の配分を決めて仕上げきるのが難しいと感じたら、学習計画から進捗管理まで伴走する専門塾を活用するのも一つの選択肢です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





