
三倍角の公式って、sinとcosで係数の順番が入れ替わるし、3乗も付くので毎回混乱します。語呂だけ覚えても証明問題になると手が止まるし、tanの公式まで必要なのかも分かりません……。











大丈夫。三倍角は三つの式をばらばらに丸暗記するより、「3θ=2θ+θ」と「係数・次数の並び」を一本につなげると忘れにくい。この記事では、公式一覧→独自の覚え方→sin・cos・tanの証明→代入問題→方程式→グラフ→定着法の順で整理する。読み終えたら、公式を言えるだけでなく、忘れても加法定理から作り直し、問題で正しく使える状態を目指そう。
この記事は、NIST Digital Library of Mathematical Functions(DLMF)に掲載された三角関数の加法定理・倍角公式・三倍角公式と、文部科学省の高等学校学習指導要領解説を確認したうえで、高校数学の解法として組み直したものです。数式の事実と、覚えるための独自のリズムを分けて説明します。それでは、最初に三つの公式を同じ画面で見比べましょう。
目次
三倍角の公式一覧|sin・cos・tanを最初に確認
結論から言うと、三倍角の公式は次の三つです。sinとcosは、角度が3倍になった三角関数を、元の角θのsinまたはcosだけで表します。tanもtanθだけで表せますが、分母が0にならないという条件を忘れてはいけません。まずは式を正確に写し、係数・符号・指数を一つずつ確認してください。
| 種類 | 三倍角の公式 | 見るべき形 |
|---|---|---|
| sin | sin3θ = 3sinθ − 4sin³θ | 係数は3→4、次数は1→3 |
| cos | cos3θ = 4cos³θ − 3cosθ | 係数は4→3、次数は3→1 |
| tan | tan3θ = (3tanθ − tan³θ) / (1 − 3tan²θ) | 分子は3t−t³、分母は1−3t² |











sinとcosは似ていますが、先頭が3なのか4なのか、どちらが3乗なのかで迷いそうです。三つとも同じ重さで覚えるべきでしょうか?











優先順位を付けよう。まずsinとcosの二つを「対になる式」として覚え、tanは必要になったらsin3θ÷cos3θ、またはtanの加法定理から復元できるようにする。入試では公式を知っているだけでなく、定義できない値を除外できることも大切だ。tanの右辺で1−3tan²θ=0なら、その形のまま代入してはいけない。
📚 用語解説
三倍角の公式:sin3θ・cos3θ・tan3θを、θの三角関数だけで表す恒等式です。角を3倍する操作と、三角関数の値を3倍する操作は別物なので、sin3θを3sinθと取り違えないようにします。
sin3θは「sin(3θ)」、sin³θは「(sinθ)³」です。3の位置が角度の内側か、三角関数の外側の指数かで意味が変わります。ノートでは括弧を補って書くと、読み違いを防げます。
三倍角の公式の覚え方|係数と次数をリズムで固定
覚え方の核は、長い語呂を一字一句保存することではなく、式の骨格を声に出すことです。本稿ではsinを「三・四、一次から三次」、cosを「四・三、三次から一次」と読みます。どちらも二つの項の間はマイナスです。この短いリズムなら、係数と指数を同時に確認できます。











「三・四、一次から三次」「四・三、三次から一次」なら、式を見なくても順番を再生できそうです。tanは分数なので、別に覚えたほうがよいですか?











tanはt=tanθと置いて、「上は3t−t³、下は1−3t²」と唱えるとよい。数字だけなら「上は3・1、下は1・3」と逆順になる。ただし語呂は答えを保証しないので、覚えた直後にθ=0を代入して左右が0になるか、θ=π/3でsin3θ=0になるかを確認しよう。小さな検算が記憶を守る。
式を隠して三つを書き、裏面で係数・符号・指数・分母を採点します。1回を長くするより、思い出す回数を増やすほうが実戦向きです。シートの作り方はカンニングペーパー式暗記法の解説も参考にしてください。もちろん試験へ持ち込むのではなく、思い出す練習に使います。
sin3θの証明|3θ=2θ+θから加法定理で導く
sinの三倍角は、3θを2θ+θと分けるところから始まります。NIST DLMFの加法定理sin(u+v)=sin u cos v+cos u sin vにu=2θ、v=θを入れ、二倍角の公式を使います。証明の各行で何を置き換えたのかを言葉にすると、途中式の符号を追いやすくなります。











加法定理を使ったあと、cos²θが残ります。sinだけの式にしたいのに、そこで計算が止まってしまいます。











最後の目的を先に見よう。sin3θの右辺はsinθだけだから、cos²θ=1−sin²θで消す。逆にcos3θの証明ではsin²θ=1−cos²θを使う。「残したい文字を決め、もう一方の二乗を消す」という方針を持てば、恒等式の変形は一本道になる。
sin3θを1行ずつ変形する
sin3θ = sin(2θ+θ)
= sin2θ cosθ + cos2θ sinθ
= (2sinθ cosθ)cosθ + (1−2sin²θ)sinθ
= 2sinθ cos²θ + sinθ − 2sin³θ
ここでcos²θ=1−sin²θを代入すると、2sinθ(1−sin²θ)+sinθ−2sin³θです。展開して同類項をまとめれば、2sinθ−2sin³θ+sinθ−2sin³θ=3sinθ−4sin³θとなり、公式が得られます。最初の加法定理のプラスを落とさず、最後に三次の項が二つ集まって−4になることを確認してください。
📚 用語解説
加法定理:二つの角の和や差の三角関数を、それぞれの角のsin・cos・tanで表す恒等式です。三倍角は3θ=2θ+θと分けるため、加法定理が証明の出発点になります。
cos2θにはcos²θ−sin²θ、2cos²θ−1、1−2sin²θの三つの形があります。sin3θの証明ではsinだけを残したいので、1−2sin²θを選ぶと計算が短くなります。
cos3θ・tan3θの証明|同じ手順で再現する
cos3θも3θ=2θ+θから始めます。cosの加法定理はcos(u+v)=cos u cos v−sin u sin vです。sinの加法定理との最大の違いは、二項目がマイナスになることです。tan3θはtanの加法定理から直接導く方法と、sin3θ/cos3θをtanθで割り直す方法があります。











cosの証明はsinの証明と似ていますが、どの二倍角公式を選べば最短になりますか?また、tanは分母があるので証明中の割り算も不安です。











cosだけを残すのが目標だからcos2θ=2cos²θ−1を使い、sin²θは1−cos²θへ変える。tanでは分母条件を最後に付けるのではなく、割り算をした時点から意識しよう。恒等式の形が合っていても、両辺が定義されない角まで使えると判断すれば減点される。
cos3θを導く
cos3θ = cos(2θ+θ)
= cos2θ cosθ − sin2θ sinθ
= (2cos²θ−1)cosθ − (2sinθ cosθ)sinθ
= 2cos³θ−cosθ−2sin²θ cosθ
sin²θ=1−cos²θを入れると、2cos³θ−cosθ−2(1−cos²θ)cosθです。展開すると2cos³θ−cosθ−2cosθ+2cos³θ=4cos³θ−3cosθとなります。係数が4→3、次数が3→1になる理由は、この同類項の結合にあります。
tan3θを導く
t=tanθと置き、tan(2θ+θ)の加法定理を使います。tan2θ=2t/(1−t²)を代入すると、{2t/(1−t²)+t}/{1−[2t/(1−t²)]t}です。分子・分母へ同じ1−t²を掛けて整理すれば、(3t−t³)/(1−3t²)になります。
この式を使うときはtanθが定義され、さらに1−3tan²θ≠0であることを確認します。分母が0なら右辺は定義されません。公式を方程式のように分母払いすると、除外すべき値を混ぜる危険があるため、最初に定義条件を欄外へ書く習慣を付けましょう。
📚 用語解説
定義条件:式が意味を持つために必要な条件です。分数では分母が0でないこと、tanθではcosθ≠0であることを確認します。恒等式でも、左右が定義される共通範囲で使うのが原則です。
三倍角の公式をいつ使う?問題文から見抜く判断法
三倍角の公式を使う典型場面は、①sinθやcosθからsin3θ・cos3θを求める、②三次式を三角関数へ戻す、③sin3θ=aやcos3θ=aという方程式を解く、④sin3θやcos3θのグラフ・周期を調べる、の四つです。問題文の「3θ」と「三次式」のどちら側が見えているかで向きを判断します。











公式へ代入して数値が出ても、プラスかマイナスか自信がありません。計算結果の符号を簡単に確かめる方法はありますか?











θの象限だけでなく、3θを0から2πの範囲へ戻して象限を見よう。たとえば第1象限のθでも、3θは第2・第3象限へ進む場合があり、cos3θが負になることはある。数値代入と単位円の二経路で同じ符号になれば、係数やマイナスのミスをかなり早く発見できる。
3θが見えたら「展開する」
sinθやcosθの値が与えられ、sin3θやcos3θを求めるなら、そのまま三倍角公式へ代入します。ただしsinθとcosθの片方しか与えられていない場合、sin²θ+cos²θ=1で他方を求め、象限から符号を決めます。平方根を取るときの±を自動的にプラスにしないことが大切です。
三次式が見えたら「まとめる」
3sinθ−4sin³θが現れたらsin3θへ、4cos³θ−3cosθが現れたらcos3θへまとめられます。積分・方程式・最大最小では、三次式のまま力ずくで扱うより角度を3倍した一つの三角関数へ置き換えたほうが構造を見抜きやすくなります。公式は展開専用ではなく、逆向きにも使えます。
📚 用語解説
恒等式:変数が定義される範囲で常に成り立つ等式です。三倍角公式は特定のθだけの方程式ではなく恒等式なので、左から右への展開にも、右から左へのまとめにも使えます。
三倍角の公式の基本問題|代入と符号を段階確認
最初の練習では、競合記事でも扱われる代表型を、検算まで含めて解きます。θは第1象限、cosθ=4/5とします。求めるのはsin3θ、cos3θ、tan3θです。第1象限なのでsinθ>0であり、sin²θ+cos²θ=1からsinθ=3/5と決まります。











sinθ=3/5までは出せました。ここから三つの公式へ順番に代入すればよいのですね。途中で分数計算を崩さないコツも知りたいです。











先に分母を125へそろえるとよい。sin3θなら9/5−108/125を225/125−108/125へ、cos3θなら256/125−12/5を256/125−300/125へ直す。tan3θはsin3θ/cos3θを使えば、大きな分数式へ直接代入するより短く、答え同士の整合性も確認できる。
解答1:sin3θ
sin3θ=3sinθ−4sin³θへsinθ=3/5を代入します。3×3/5−4×(3/5)³=9/5−108/125=225/125−108/125=117/125です。絶対値が1以下に収まっているので、三角関数の値として少なくとも範囲条件を満たしています。
解答2:cos3θ
cos3θ=4cos³θ−3cosθへcosθ=4/5を代入します。4×(4/5)³−3×4/5=256/125−12/5=256/125−300/125=−44/125です。θは約36.9度なので3θは約110.6度となり、第2象限のcosが負になることとも一致します。角度の近似値は答えを作るためではなく、符号検算にだけ使っています。
解答3:tan3θ
tan3θ=sin3θ/cos3θを使うと、(117/125)/(−44/125)=−117/44です。cos3θ=−44/125は0ではないのでtan3θは定義されます。tanの三倍角公式へtanθ=3/4を直接代入しても同じ値になります。二つの経路が一致することが、計算ミスの強い検査になります。
①象限からsinθの符号を決める、②公式へ代入する、③分母をそろえる、④値が−1〜1に入るか確認する、⑤3θの象限で符号を確認する、の順で自己採点します。tanは⑤に加えて定義条件も確認します。
三倍角の公式を使う方程式|解の個数と範囲に注意
三倍角を含む方程式では、角をx=3θと置くと基本の三角方程式になります。ただしθの範囲が0≤θ<2πなら、xの範囲は0≤x<6πです。角を3倍したのに範囲を0≤x<2πのまま解くと、本来ある解の3分の2を落としてしまいます。式だけでなく範囲も同時に3倍してください。











sin3θ=1/2を解くとき、sinx=1/2の解を二つ書いて3で割りました。それだけでは足りないのですか?











θが0から2πなら3θは0から6πまで動くので、sinxは3周期分ある。x=π/6、5π/6に2kπを足し、範囲へ入るk=0,1,2をすべて取る必要がある。最後に3で割れば6個の解になる。解の個数を先に予想すると、書き落としに気づきやすい。
例題1:sin3θ=1/2を0≤θ<2πで解く
x=3θと置くと0≤x<6πでsinx=1/2です。したがってx=π/6+2kπまたは5π/6+2kπで、k=0,1,2を取ります。3で割ると、θ=π/18、5π/18、13π/18、17π/18、25π/18、29π/18です。すべて0≤θ<2πに入ることを最後に確認します。
例題2:4cos³θ−3cosθ=0を解く
左辺はcos3θなので、cos3θ=0へまとめられます。0≤θ<2πなら3θ=π/2+kπ(k=0,1,2,3,4,5)です。よってθ=π/6、π/2、5π/6、7π/6、3π/2、11π/6となります。三次方程式として因数分解しても解けますが、三倍角へ戻すほうが周期と解の個数を同時に把握できます。
x=3θと置いた瞬間に、答案の横へ「0≤x<6π」と書きます。置換後の範囲を書かないまま基本角だけを並べるのが最頻のミスです。一般解を書いてから範囲でkを絞る方法なら、端点の扱いも安定します。
📚 用語解説
周期:同じ値の並びが繰り返される最小の正の間隔です。sinθ・cosθの周期は2πですが、sin3θ・cos3θの周期は2π/3です。角度が3倍で進むため、同じθの区間に波が3回現れます。
三倍角とグラフ・最大最小|3倍になるものを整理
y=sin3θやy=cos3θでは、振幅は1のまま、周期だけが2πから2π/3へ短くなります。「3倍」と聞いて縦方向の高さまで3倍にしないことが重要です。sin3θはsinθの入力を3倍速で進める関数なので、0≤θ≤2πの間に3周期分の波が入ります。値域はどちらも−1≤y≤1です。











3倍角だから最大値も3になると思っていました。係数3はグラフの横方向に効くのですね。では4cos³θ−3cosθの最大値・最小値もすぐ分かりますか?











その式はcos3θそのものだから、最大値1・最小値−1と分かる。三次関数として微分しても求められるが、三倍角へまとめれば一瞬だ。ただしθの範囲が狭い場合は3θが最大・最小を取る角まで届くかを確認する。値域の定型句だけで答えず、指定区間を3倍して単位円上の到達範囲を見ることが大切だ。
例題:4cos³θ−3cosθの最大値・最小値
0≤θ≤2πとします。4cos³θ−3cosθ=cos3θであり、3θは0≤3θ≤6πを動きます。この範囲にはcosが1と−1を取る角が含まれるため、最大値は1、最小値は−1です。最大・最小を取るθを求めるなら、cos3θ=1または−1を範囲内で解きます。
三倍角から三次方程式を見る
x=cosθと置けばcos3θ=4x³−3xです。したがって4x³−3x=aという三次方程式を、cos3θ=aという三角方程式へ対応させられます。すべての三次方程式がこの形になるわけではありませんが、xの範囲が−1≤x≤1に指定されているときは、三倍角の形が隠れていないか確認する価値があります。
| 式 | 振幅・値域 | 周期 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| sinθ | 振幅1・値域[−1,1] | 2π | 0〜2πで1周期 |
| sin3θ | 振幅1・値域[−1,1] | 2π/3 | 0〜2πで3周期 |
| 3sinθ | 振幅3・値域[−3,3] | 2π | 縦方向だけ3倍 |
sin3θは横に詰まり、3sinθは縦に伸びます。数式の3が括弧の内側なら周期、外側なら振幅へ作用する、という見方を持つと、式の読み違いをグラフから修正できます。
三倍角の公式を忘れない勉強法|7日で使える形にする
定着のゴールは「式を見れば分かる」ではなく、「白紙から書く・導く・問題で選ぶ」の三つを自力でできることです。1日で長時間眺めるより、短い再生を数日に分散させます。毎回、正解したかだけでなく、係数・符号・指数・定義条件のどこを間違えたか記録してください。











公式を10回ずつ書いても翌週には忘れます。書く回数をさらに増やすべきでしょうか?











見ながら10回写すより、見ないで1回思い出し、答え合わせして翌日にもう一度出すほうがよい。さらに3日目は証明、5日目は代入、7日目は方程式と課題を変える。同じ知識を違う入口から呼び出すと、入試で問題の形が変わっても使える記憶になる。
問題集を使う場合も、解説を読んだ問題へ丸を付けるだけでは定着しません。数学の標準問題集を反復する具体例は、数学I+A Focus Goldの使い方で紹介している「例題を自力で再現できるまで戻す」という考え方が参考になります。三倍角でも、答えを覚えた問題ではなく、変形の理由を説明できる問題を「できた」と判定してください。
📚 用語解説
想起練習:教材を見直す前に、記憶から答えを取り出す練習です。白紙へ公式を書く、証明の次の一行を隠して再現する、といった方法があります。正解を眺める復習と区別して行います。
三倍角を使う大学入試は「普通の対策」では受からない
結論から断言します。公式を授業で聞く、語呂を覚える、同じ例題を写すだけの「普通の対策」では、三倍角を含む大学入試で安定して得点し、合格へつなげるのは厳しいです。三倍角は短い単元に見えても、公式の再生、加法定理からの証明、象限の符号、tanの定義条件、方程式の範囲、グラフの周期まで、異なる操作を一問の中で切り替える必要があるからです。
この記事の例でも、cosθ=4/5という一つの条件から、sinθの符号を決め、sin3θ=117/125、cos3θ=−44/125、tan3θ=−117/44までつなげました。またsin3θ=1/2を0≤θ<2πで解くと、置換後は0≤3θ<6πとなり、解は6個あります。公式を一つ知るだけでは足りず、毎日の演習で「どこで何を確認するか」を行動へ落とす必要があります。
ここで、鬼管理専門塾が公式ページで示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——を基準に、受験生が選びやすい四つの学習手段を一つずつ検討します。
選択肢①:独学・参考書だけでは①②の限界が残る
独学や参考書は公式・証明・例題という情報を集めるには有効です。しかし、解説を読んだあとに白紙再生、証明、代入、方程式を何日にどう配分するかまで決めなければ、①の「情報を得ても行動は変わらない」という限界に当たります。分かった感覚が、試験中の再現へ変わるとは限りません。
さらに市販教材の同じ順序を全員が同じペースで進めるだけでは、係数ミスが多い人、範囲の書き落としが多い人、証明で止まる人という個別差を処理できません。②の限界が残るため、三倍角のどこで失点するかに合わせた日次課題が必要です。
選択肢②:映像授業・アプリだけでは①の限界が残る
映像で証明を見れば、講師の変形を追うことはできます。しかし動画を停止したあと、3θ=2θ+θから自分で一行ずつ書けるかは別問題です。視聴履歴が増えても、白紙での想起や誤答のやり直しが実行されなければ、①の限界によって入試で使える行動へ変わりません。
アプリの一問一答も公式確認には便利ですが、方程式の範囲を3倍する理由や、tanの定義条件を答案に残すところまで管理しにくい面があります。三倍角対策では、視聴・正誤記録の先にある「次に何を何問やるか」の指定が欠かせません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界が残る
集団授業では同じ教材・同じ進度で授業が進みます。加法定理が未定着の生徒にも、公式暗記はできていて方程式だけ弱い生徒にも同じ説明が提供されるため、②の「全員同じ指導は偏差値50に収束する」という限界を越えにくくなります。
三倍角のような小単元ほど、授業全体では短時間で通過しがちです。自分固有の誤答が係数・符号・範囲・定義条件のどこにあるかを特定し、その部分だけ練習量を増減する個別設計がなければ、同じミスを抱えたまま次の単元へ進むことになります。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界が残る
一般的な個別指導塾で授業中に三倍角を丁寧に説明してもらっても、管理が週1回だけなら、翌日の白紙再生や3日後の証明で起きたズレを次週まで修正できません。これは③の「週1指導では変化が遅い」という限界に当たります。
公式暗記は短い間隔で忘却と修正を繰り返すほど精度が上がります。週の残りの日が本人任せなら、演習の先延ばしや答え合わせ不足を早期に発見できず、個別に教える利点を入試得点へ結び付けにくくなります。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を消去法で一つずつ検討すると、三倍角の誤答を日単位で把握し、その生徒専用の課題へ即時反映する仕組みが残ります。だから、普通の対策の限界を越えて大学入試合格を目指す選択肢は、鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、授業を受けただけで終わらせず、毎日の行動を数値化し、確認結果に応じて計画を修正する仕組みを持っています。ここでは公式サイトで確認できる六つの特徴だけを、三倍角を含む数学対策へどうつながるかと合わせて説明します。
教材名・範囲・問題数まで数値で示し、今日の行動を明確にする
志望校と現在の誤答に合わせ、生徒ごとに個別の行動プランを設計する
毎日の進捗と毎週の確認テストで理解と定着を検証する
専属講師を厳選し、講師満足度アンケート1,524件も公開する
大学受験、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを用意する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会と資料請求で事前に確認できる
❶ 1日単位で数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「数学を勉強する」のような曖昧な目標ではなく、教材・ページ・問題数などを1日単位で数値化して指示します。いつ、何を、どこまで行うかを行動へ落とす仕組みです。
三倍角なら「公式を覚える」だけで終えず、「白紙再生1回、sinとcosの証明各1回、方程式3問」のように課題を分けられます。係数・符号・範囲という別々の弱点を、その日の行動として潰せます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師が、生徒ごとの現在地、志望校、科目ごとの得意不得意を踏まえ、個別の行動プランを設計します。全員へ同じ課題を同じ分量で渡す方式ではありません。
公式暗記はできるが証明で止まる生徒と、証明はできるが方程式の解を落とす生徒では、必要な三倍角演習が違います。誤答の場所に合わせて課題比率を変えることで、限られた受験勉強時間を使えます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
毎日の進捗を確認し、毎週の確認テストで定着度を検証します。確認テストで基準に届かなければ、追加課題を出し、計画をその週のうちに修正する運用です。
三倍角の公式を月曜日に言えても、金曜日の方程式で使えなければ完成ではありません。日次の想起と週次の実戦問題を組み合わせることで、「覚えた」と「得点できる」のずれを早い段階で見つけます。
❹ 採用率0.6%の専属講師とアンケート1,524件
鬼管理専門塾の講師採用率は0.6%で、厳格な選考を通過した専属講師が担当します。指導の受け止められ方は、公開されている講師満足度アンケート1,524件でも継続的に確認されています。
数学の途中式では、答えが合っていても定義条件や範囲の根拠が抜けることがあります。専属講師が答案の過程まで見れば、三倍角の知識不足と、答案作法の不足を分けて次の課題へ反映できます。
❺ 大学受験・英語資格までの専門コース
大学受験は大学・学部特化を含み、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで、目的に合わせた専門コースが用意されています。
三倍角を学ぶ高校数学では、志望大学・学部の出題範囲と過去問の要求水準に合わせて演習量を決める必要があります。大学受験の専門コースなら、単元の理解を志望校の得点計画へ接続できます。
❻ LINE質問対応・無料説明会・資料請求
学習中の質問はLINEで対応します。入会前にはZoomで行う無料説明会があり、保護者の同席も可能です。資料請求もできるため、指導方法や受講の流れを事前に確認できます。
三倍角の証明で一行だけ分からないときも、次の週まで止めずに質問できれば学習計画の遅れを抑えられます。無料説明会では、現在の数学力と志望校から、どの単元をどの順で管理するか相談できます。
大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象条件の詳細は無料説明会で確認してください。まず指導方針を知りたい方は「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界を、結果の事例を確認したい方は鬼管理専門塾の合格実績をご覧ください。
三倍角を含む数学の学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|三倍角は「形・理由・使い方」を一緒に覚える
| 確認項目 | 結論 |
|---|---|
| sinの公式 | sin3θ=3sinθ−4sin³θ |
| cosの公式 | cos3θ=4cos³θ−3cosθ |
| tanの公式 | tan3θ=(3tanθ−tan³θ)/(1−3tan²θ) |
| 証明の入口 | 3θ=2θ+θとして加法定理を使う |
| 方程式の注意 | 角を3倍したら範囲も3倍する |
| グラフの注意 | 振幅は同じ、周期は2π/3 |
三倍角の公式は、sinを「三・四、一次から三次」、cosを「四・三、三次から一次」とリズムで覚えると、係数と指数を同時に再生できます。ただし暗記だけに閉じず、3θ=2θ+θから加法定理と二倍角の公式で作り直せるようにしてください。tanでは分母と定義条件も答案へ残します。
基本問題では代入後に値域と象限で符号を検算し、方程式では置換後の範囲を3倍します。グラフでは角の係数3が横方向に働き、周期を2π/3へ短くすることを確認します。今日の学習では、まず白紙へ三公式を書き、sinかcosの証明を一つ再現し、最後に方程式を一問解いてください。
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よくある質問
Q. 三倍角の公式は暗記するべきですか?
A. sinとcosの公式はすぐ使えるよう暗記しつつ、忘れたときに3θ=2θ+θとして加法定理から導ける状態にするのがおすすめです。tanは使用頻度と志望校の問題に応じて暗記し、少なくともsin3θ/cos3θやtanの加法定理から復元できるようにしましょう。
Q. sin3θとsin³θの違いは何ですか?
A. sin3θはsin(3θ)で、角度θを3倍してからsinを取ります。sin³θは(sinθ)³で、sinθの値を3乗します。3の位置で意味が変わるため、学習中は括弧を補って区別してください。
Q. 三倍角の公式はどう証明しますか?
A. 3θ=2θ+θと分け、加法定理で展開し、二倍角の公式を代入します。sin3θではcos²θを1−sin²θへ、cos3θではsin²θを1−cos²θへ変えて一種類にそろえると導けます。
Q. tan3θの公式で注意することは何ですか?
A. tanθが定義されることに加え、右辺の分母1−3tan²θが0でないことを確認します。分母払いをする前に定義条件を書き、得られた解に除外値が混ざっていないか確かめてください。
Q. 三倍角の方程式で解を落とさないコツはありますか?
A. x=3θと置いたら、角だけでなく範囲も3倍して書きます。0≤θ<2πなら0≤x<6πです。xの一般解を出して範囲内の整数を列挙し、最後に3で割ってθへ戻します。
Q. sin3θのグラフの周期と振幅はどうなりますか?
A. 振幅は1のままで、周期は2π/3です。角の係数3は横方向の進みを3倍速にします。3sinθは振幅が3で周期2πなので、sin3θとは別のグラフです。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





