
変曲点は「二階微分して0になる点」と覚えたのですが、x⁴の原点は変曲点ではないと聞きました。何を確認すればよいのか、極大・極小との違いも含めて整理したいです。











変曲点の本質は、曲線の凹凸が切り替わることだ。f″(x)=0は候補を探す式であり、最後はその点の左右でf″の符号が変わるかを判定する。定義、求め方、増減表、三次・四次関数の例題まで一つの手順にまとめれば、極値との混同もなくなるよ。
変曲点は、数学IIIの微分法でグラフの形を詳しく調べるときに使います。一次導関数f′(x)が増加・減少を表すのに対し、二次導関数f″(x)は接線の傾きがどちら向きに変化しているかを表します。その符号が切り替わる場所を押さえると、極大点・極小点だけでは分からない曲線の曲がり方まで説明できます。本記事では大学・文部科学省の公開資料で定義を照合し、入試答案で使える判定手順へ落とし込みました。まずは「変曲点とは何か」を図の読み方とともに確認します。
目次
変曲点とは?グラフの凹凸が変わる点を意味する
変曲点とは、関数y=f(x)のグラフが、ある点を境に下に凸から上に凸へ、または上に凸から下に凸へ変わる点です。点のx座標だけでなく、座標(a, f(a))を答えるのが基本です。二回微分できる関数では、f″(x)>0の区間では接線の傾きf′(x)が増え、f″(x)<0の区間では接線の傾きが減ります。したがって、変曲点は「高さの最大・最小」ではなく「曲がり方の切り替わり」を表す点です。











「下に凸」と「上に凸」は名前だけだと反対に感じます。計算では、どちらをどう判断すればよいですか?











名称よりもf″の符号と傾きの変化を結び付けよう。f″>0ならf′が増えるので、左から右へ進むほど接線が上向きになり、グラフは下に凸。f″<0ならf′が減り、グラフは上に凸だ。答案では符号を示せば、言葉を取り違える危険も減らせる。
📚 用語解説
変曲点:曲線の凹凸が切り替わる点です。通常はx座標だけでなく、関数値を代入した座標(a, f(a))で表します。
📚 用語解説
二次導関数:f′(x)をさらに微分したf″(x)です。接線の傾きf′(x)が増えているか減っているかを表します。
📚 用語解説
凹凸:曲線の曲がり方です。高校数学では一般にf″>0を下に凸、f″<0を上に凸として判定します。
一点でf″(a)=0になることだけでは、凹凸が変わったとはいえません。aより少し左と少し右でf″(x)の符号が反対になることを示して、初めて変曲点と判定できます。
変曲点の求め方|二階微分から5ステップで判定する
変曲点を求める標準手順は、定義域を確認し、二回微分し、f″(x)=0となる候補を求め、候補の左右でf″の符号を調べ、最後にy座標を計算するという5段階です。分母や平方根を含む関数では、f″が存在しない点も凹凸の境目の候補になり得るため、最初の定義域確認を飛ばしてはいけません。多項式ならf″は全実数で定義されるので、まずf″(x)=0の解を候補にすればよいでしょう。











f″(x)=0の解が2つ出たら、両方をそのまま変曲点として答えてはいけないのですね?











その通り。各候補を境に数直線を区切り、区間ごとにf″の符号を調べる。左と右で符号が変わる候補だけが変曲点だ。最後に元のf(x)へ代入してy座標を出す。入試答案では、この符号表が判定の根拠になる。
f″(x)を因数分解し、候補点で区切った各区間から計算しやすい値を一つ選んで代入します。多項式なら因数の符号だけを追う方法も有効です。候補が複数あるときは数直線上へ小さい順に並べます。
二階微分の符号とグラフの凹凸を読み分ける
二次導関数の符号は、接線の傾きf′(x)の変化を読み取る信号です。f″(x)>0ならf′(x)は増加し、接線は左から右へ進むほど上向きになります。f″(x)<0ならf′(x)は減少し、接線は次第に下向きになります。ここで重要なのは、f″の正負と関数fそのものの増減は別だという点です。f″>0でもf′<0なら、関数は減少しながら下に凸になります。











f″>0ならグラフも増加していると思っていました。減少しながら下に凸になることもあるのですか?











ある。たとえばf′=-2から-1へ増えている区間では、傾きはまだ負だからfは減少するが、下り方は緩やかになっている。このときf″>0で下に凸だ。f′の符号は上るか下るか、f″の符号は傾きが増えるか減るか、と役割を分けよう。
| 条件 | f′の動き | グラフの凹凸 | fの増減はどう決めるか |
|---|---|---|---|
| f″(x)>0 | 接線の傾きが増加 | 下に凸 | f′の符号を別に見る |
| f″(x)<0 | 接線の傾きが減少 | 上に凸 | f′の符号を別に見る |
| f″(a)=0 | 変化の境目の候補 | 未確定 | 左右の符号を調べる |
| f″が符号反転 | 傾きの増減が切替 | 凹凸が切替 | (a,f(a))が変曲点 |
📚 用語解説
接線の傾き:点xにおける一次導関数f′(x)の値です。二次導関数は、この傾き自体の変化率を表します。
一次導関数を「傾き」として読む感覚が曖昧なら、先に変化の割合と傾きの関係を確認してください。平均の変化率から瞬間の変化率へ進み、その値がf′(x)になると理解すると、f″(x)が「傾きの変化」を表す理由まで一本につながります。
教科書や分野によって凸の呼び方に注意が必要な場合があります。大学受験答案ではf″の符号、f′の増減、前後で凹凸が変わる事実を併記すると、用語だけに頼らない明確な説明になります。
例題1|三次関数の変曲点・極値・接線を求める
例題としてf(x)=x³-3x²+2を考えます。まずf′(x)=3x²-6x=3x(x-2)、f″(x)=6x-6です。f″(x)=0から候補はx=1です。x<1ではf″<0、x>1ではf″>0となるため符号が反転し、f(1)=1-3+2=0より変曲点は(1,0)です。f′(1)=-3なので、この点における接線はy=-3(x-1)=-3x+3となります。











変曲点x=1ではf′(1)=-3で、傾きが0ではありません。それでも変曲点でよいのですか?











よい。変曲点の条件は凹凸が変わることで、接線が水平である必要はない。この例ではx=1の前後でf″が負から正へ変わるため、曲線は上に凸から下に凸へ切り替わる。f′=0は極値候補を探す条件だ。
一次導関数から極大・極小も調べる
f′(x)=3x(x-2)の符号は、x<0で正、0
凹凸まで入れた増減表を作る
| 区間・点 | f′の符号 | fの増減 | f″の符号 | 凹凸・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| x<0 | 正 | 増加 | 負 | 上に凸 |
| x=0 | 0 | 極大値2 | 負 | 凹凸は継続 |
0| 負 | 減少 | 負 | 上に凸 | |
| x=1 | 負 | 減少中 | 0 | 変曲点(1,0) |
1| 負 | 減少 | 正 | 下に凸 | |
| x=2 | 0 | 極小値-2 | 正 | 凹凸は継続 |
| x>2 | 正 | 増加 | 正 | 下に凸 |
「f″(1)=0」だけでなく、「x<1でf″(x)<0、x>1でf″(x)>0だから凹凸が変わる」と書きます。次にf(1)=0を計算して、変曲点(1,0)と結論します。接線を求めるなら傾きf′(1)も使います。
f″(a)=0だけでは不十分|必要条件と反例を確認
二回微分可能な関数がx=aで変曲するなら、通常の高校数学の設定ではf″(a)=0が候補を探す必要条件になります。しかし、f″(a)=0だから変曲点である、という逆向きは成り立ちません。代表的な反例はf(x)=x⁴です。f″(x)=12x²なのでf″(0)=0ですが、x=0の左右でf″(x)>0のままです。曲線は両側とも下に凸であり、原点は極小点ではあっても変曲点ではありません。











f″(a)=0は「変曲点であるための必要条件」で、符号反転まで確認すれば十分という理解でよいですか?











二回微分でき、周辺でf″を調べる高校数学の問題なら、その理解でよい。f″=0は候補抽出、前後の符号反転は確定判定だ。ただし定義域の端やf″が存在しない点を扱う関数では、方程式だけに頼らず凹凸の定義へ戻る必要がある。
📚 用語解説
必要条件:結論が成り立つなら満たすべき条件です。変曲点ならf″(a)=0でも、その条件だけで変曲点とは限りません。
📚 用語解説
十分条件:その条件を満たせば結論をいえる条件です。候補の前後でf″の符号が反転すれば、凹凸の変化を確定できます。
| 関数 | f″(x) | x=0の左右 | 原点の判定 |
|---|---|---|---|
| x³ | 6x | 負→正 | 変曲点 |
| x⁴ | 12x² | 正→正 | 変曲点ではない |
| x⁵ | 20x³ | 負→正 | 変曲点 |
| x² | 2 | 正→正 | 候補にもならない |
採点者が見たいのは、凹凸が実際に変わる根拠です。候補点が一つでも、左側・右側の符号を一行で示してください。f″が重解をもつ候補では符号が変わらないことが多いため、特に注意が必要です。
変曲点と極大・極小の違い|f′とf″を使い分ける
極大点・極小点は関数値の増減が切り替わる点であり、一次導関数f′の符号変化で判定します。変曲点は曲線の凹凸が切り替わる点であり、二次導関数f″の符号変化で判定します。したがって、同じ点が極値と変曲点の両方になるとは限りません。f(x)=x³では原点でf′(0)=0かつf″の符号が変わりますが、f′(x)=3x²は左右とも正なので増加が続き、原点は極値ではなく水平な接線をもつ変曲点です。











接線が水平になるf′(a)=0の点は、必ず極大か極小だと思っていました。x³の原点はなぜ違うのですか?











f′(a)=0も候補条件にすぎないからだ。x³ではf′=3x²で、0の左右とも正なので増加から増加のまま。一方、f″=6xは負から正へ変わるので凹凸は切り替わる。候補を出す式と、符号で確定する判定を分ける点は、極値でも変曲点でも同じだよ。
| 項目 | 極大・極小 | 変曲点 |
|---|---|---|
| 見ている変化 | 関数fの増加・減少 | グラフの凹凸 |
| 主に使う導関数 | f′(x) | f″(x) |
| 候補条件 | f′(a)=0など | f″(a)=0など |
| 確定方法 | f′の符号が反転 | f″の符号が反転 |
| 接線 | 水平なことが多い | 水平とは限らない |
| 代表例 | x²の原点は極小 | x³の原点は変曲 |
二次関数y=x²の頂点ではf′(0)=0で極小になりますが、f″(x)=2は符号を変えないため変曲点ではありません。平方完成と頂点の関係を復習したい場合は、二次関数の頂点を平方完成で求める方法と比較すると、極値と変曲点の役割の違いがはっきりします。
f′(a)=0となる点を停留点と呼び、その点が同時に変曲点なら停留変曲点です。x³の原点が代表例です。対してx³+xの原点はf′(0)=1で、水平ではない接線をもつ変曲点です。
変曲点の接線と三次関数の点対称性を理解する
微分可能な変曲点では、接線を境にグラフが一方の側から他方の側へ移る形になります。典型例y=x³では、原点の接線y=0をグラフが横切ります。ただし「接線と交わるから変曲点」と先に決めるのではなく、判定の中心は凹凸の変化です。まずf″の符号反転を示し、その結果として接線との位置関係を読む順序にすると、図の見た目だけに頼らず説明できます。











すべての関数のグラフは、変曲点を中心に点対称になるのでしょうか?











それは三次関数の特別な性質で、一般の関数へは広げられない。三次関数ax³+bx²+cx+dは、変曲点を原点へ平行移動すると二次の項が消え、奇数次の項と定数の形で中心対称性が見える。変曲点の定義はあくまで凹凸の切り替わりだ。
三次関数の変曲点のx座標
f(x)=ax³+bx²+cx+d(a≠0)なら、f″(x)=6ax+2bです。f″(x)=0を解くとx=-b/(3a)となります。f″は傾き6aをもつ一次式なので、この点の左右で必ず符号が反転します。したがって三次関数は変曲点をちょうど一つもち、そのx座標は-b/(3a)です。y座標は元のfへ代入して求めます。公式だけを暗記せず、二階微分から数秒で導けば符号や分母を取り違えません。
変曲点を中心とする点対称
変曲点のx座標をμ=-b/(3a)、y座標をν=f(μ)とします。x=μ+tと置いてf(μ+t)-νを整理すると、t²の項が消え、at³+ktという奇関数の形になります。tを-tへ変えると値の符号が反転するため、グラフは(μ,ν)について点対称です。これを使うと、片側の形から反対側を描いたり、極大点と極小点の座標関係を確認したりできます。
極大点と極小点が存在する三次関数では、その2点の中点が点対称の中心である変曲点と一致します。ただし、答案ではf″の符号判定を基本にし、中点の性質は計算結果の検算として使うと安全です。
変曲点をもつ高次関数や合成関数が、その点を中心にグラフ全体で点対称になるとは限りません。「三次関数の点対称性」と「一般の関数の変曲点」を分けて覚えてください。
例題2〜5|四次関数・五次関数・対数関数の変曲点
変曲点の個数は次数だけで機械的に決まりません。f″(x)=0の実数解が何個あるか、各解で符号が反転するか、そして候補が定義域に含まれるかで決まります。ここでは「候補があるが変曲しない」「複数の変曲点をもつ」「候補自体がない」という三つの型を比べます。式を解いた直後に符号表を作る習慣をつけてください。











四次関数なら変曲点は必ず2つ、五次関数なら必ず3つと考えてよいですか?











よくない。f″は元の関数より2次低い多項式になるが、その実数解の個数も重なり方も関数ごとに違う。さらに偶数重解では符号が変わらないことがある。次数は候補数の上限の参考であって、変曲点の個数は符号表で決める。
例題2:f(x)=x⁴-2x²
f′(x)=4x³-4x、f″(x)=12x²-4=4(3x²-1)です。f″(x)=0からx=±1/√3を得ます。|x|>1/√3ではf″>0、|x|<1/√3ではf″<0なので、両方の候補で符号が反転します。x²=1/3、x⁴=1/9を元の式へ代入するとf(x)=1/9-2/3=-5/9です。よって変曲点は(-1/√3,-5/9)と(1/√3,-5/9)の2点です。
例題3:f(x)=x⁵-x³
f″(x)=20x³-6x=2x(10x²-3)なので、候補はx=-√(3/10)、0、√(3/10)です。三つともf″の一次因子として現れ、各点を通るたびに全体の符号が反転します。したがって変曲点は3点です。y座標は元の式へそれぞれ代入します。根号を含む計算が長いときも、先に「3点とも変曲する」と符号判定を確定し、その後で座標計算へ進むと途中の目的を見失いません。
例題4:f(x)=ln x
定義域はx>0です。f′(x)=1/x、f″(x)=-1/x²で、定義域の全域にわたりf″<0です。f″=0となる点はなく、凹凸も変わらないため変曲点はありません。x=0ではf″が定義されませんが、そもそも元の関数ln xの定義域外です。定義域の外にある境界を変曲点として数えないことが重要です。
例題5:f(x)=sin x
f″(x)=-sin xなので、f″(x)=0はx=nπ(nは整数)です。各nπの左右でsin xの符号が変わり、-sin xの符号も反転するため、変曲点は(nπ,0)です。区間が指定された問題では、端点の扱いを問題文の定義に合わせ、通常は区間内部で左右を比較できる候補を判定します。周期関数では、一般解を出してから指定区間へ絞る順序が安全です。
x³→x⁴→x⁴-2x²→sin xの順に解くと、1候補で反転、1候補で反転なし、複数候補、周期的な候補という判定パターンを段階的に練習できます。式の難しさより、符号表を正確に作れるかを基準に復習してください。
変曲点の問題で失点しない答案の書き方と勉強法
変曲点の問題は、微分計算、方程式、符号判定、座標計算、グラフという複数の技能を一続きで使います。誤答したときに「微分が苦手」と一括りにすると、直すべき工程が見えません。計算ミス、候補漏れ、符号表、必要条件と十分条件、y座標忘れのどこで止まったかを分類し、翌日は同じ型の数字違い、一週間後は極値と変曲点を同時に問う問題で再現性を確かめます。











解説を読むと理解できますが、数日後にはf′とf″のどちらで判定するか迷ってしまいます。











読む復習だけでなく、白紙に「極値はf′の符号、変曲点はf″の符号」と書き、例を一つずつ再現しよう。翌日と一週間後に数字や関数を変えて解ければ定着している。誤答は工程別に記録し、次の課題量へ反映することが大切だ。
答案は「候補→符号→座標→結論」の順で書く
答案の基本形は「f″(x)=…よりf″(x)=0となるのはx=a」「xaでf″>0だからx=aで凹凸が変わる」「f(a)=b」「よって変曲点は(a,b)」です。極値やグラフも問われる場合は、別にf′の零点と符号を求め、同じ増減表へ統合します。計算過程の順序を固定すると、何を書き忘れたかを試験中にも点検できます。
よくある誤答を工程別に直す
| 誤答 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| f″=0の解を全て答える | 候補と確定を混同 | 左右の符号欄を必ず作る |
| x座標だけで終える | 点と値を混同 | 最後にy=f(x)を代入する |
| f′で凹凸を判定 | 導関数の役割が曖昧 | f′=増減、f″=凹凸と記す |
| 定義域外も数える | 最初の条件確認不足 | 微分前に定義域を一行書く |
| 極値を変曲点と呼ぶ | 符号変化の対象を混同 | x²とx³を対比して説明する |
| グラフだけで断定 | 根拠が図の見た目だけ | f″の符号表を答案に残す |
変曲点は数学IIIの微分法全体の一部なので、合成関数の微分や増減表で詰まる場合は単元をまたいだ復習計画が必要です。学習順序を見直すときは、数学IIICの攻略法と学習の軸も参照し、微分公式の暗記、計算演習、グラフの意味理解を別々に点検してください。
変曲点の定義、f″=0だけでは不十分な理由、x³とx⁴の違い、三次関数の変曲点の求め方を、解答を見ずに説明できれば基礎は完成です。その後、複数候補や定義域を含む問題へ進みます。
変曲点を入試で使いこなすには「普通の対策」では受からない
結論から言います。公式を覚え、授業を聞き、解答を読んで終える「普通の対策」だけでは、変曲点を含む数学IIIの微分問題を入試で使いこなし、志望大学へ受かるのは厳しいです。本記事だけでも、定義域、二回微分、候補点、f″の符号反転、極値との区別、座標、接線、点対称性という複数の判断があります。試験で必要なのは知識を見た経験ではなく、初見の式でこの順序を再現する力です。
x³とx⁴はどちらも原点でf″(0)=0ですが、前者だけが符号反転し、後者は両側でf″>0のままです。この差を答案へ反映するには、誤答を「二階微分のミス」でまとめず、候補抽出、符号表、定義域、座標計算のどこで止まったかを記録し、翌日と一週間後の課題へ戻す管理が欠かせません。代表的な学習手段を、従来塾の3つの限界に照らして一つずつ検討します。
選択肢①:独学・参考書のみでは行動修正が続かない
独学や参考書でも定義と模範解答は得られますが、①授業や教材から情報を得ても行動は変わらないという限界に当たりやすくなります。解説を読んで納得することと、白紙からf″の符号表を作り、変曲点の座標まで書くことは別です。誤答工程を自分で分類できないままでは、必要な類題選びも遅れます。
選択肢②:映像授業・アプリでは理解が答案行動へ変わりにくい
映像授業やアプリはグラフの凹凸を視覚的に理解しやすい一方、視聴時間が増えても、自力で符号判定を書く回数が増えるとは限りません。これは①の限界に加え、②全員同じ指導は偏差値50に収束するという限界にもつながります。微分計算で止まる人と必要十分条件で止まる人へ同じ動画を示すだけでは、弱点別の演習量を設計できません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では個別の誤答原因が残る
集団授業の大手予備校は体系的に数学IIIを学べますが、②全員同じ指導の限界があります。授業が積分へ進んでも、ある生徒は合成関数の二回微分で止まり、別の生徒はf″=0だけで変曲点と断定します。一斉の進度では、この差を翌日の問題数、復習間隔、解き直す問題へ細かく反映しきれません。
選択肢④:一般的な個別指導塾では週1指導の修正が遅い
一般的な個別指導塾は質問しやすくても、③週1指導では変化が遅いという限界が残ります。授業日に変曲点の誤解を直しても、翌日から自力演習が止まり、次の確認が一週間後なら、誤った判定手順を反復する可能性があります。微分法は接線、極値、最大最小、積分へ連続するため、修正の遅れが後続単元へ広がります。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、いずれも「理解を答案行動へ変える」「誤答原因ごとに課題を変える」「毎日すぐ修正する」のどこかが不足します。だから、変曲点を含む数学IIIを入試で再現できる力へ変え、志望大学合格までつなげるなら、消去法で残るのは1日単位の個別行動まで管理する鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、教材や授業を増やすだけでなく、受験生が毎日何を実行し、その結果をどう修正するかを管理する仕組みを持っています。ここでは公式ページで確認できる確定6項目だけを、変曲点を含む大学受験数学の対策へどうつながるかと合わせて説明します。
教材名・問題数・復習範囲まで、今日の学習を具体的な数値で示す
現在地・志望校・誤答原因に合わせ、個別の行動プランを設計する
日々の進捗と毎週の確認テストで、理解と定着を検証する
厳格な選考を通過した講師が伴走し、満足度アンケート1,524件も公開する
大学受験・総合型選抜/推薦・英語資格・高校受験に対応する
LINEの質問窓口とZoomの無料説明会、資料請求を用意する
❶ 1日単位で数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「数学を勉強する」のような曖昧な予定ではなく、教材・範囲・問題数・復習までを1日単位で数値化して指示します。何を、いつ、どこまで実行するかを5W1Hで具体化するのが特徴です。
変曲点の対策なら、「微分を復習する」で終わらず、二回微分を何題、符号表を何枚、極値との複合問題を何題解き、誤答をいつ解き直すかまで行動へ変えられます。理解中心から答案再現中心の学習へ移せます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師は、全員へ同じ課題を配るのではなく、生徒の現在地、志望校、科目ごとの得意不得意に合わせ、生徒ごとの個別行動プランを設計し、実行状況まで確認します。
数学でも、微分公式で止まる生徒と、候補は出せるが符号反転を確認しない生徒では必要な課題が違います。個別プランなら、変曲点のどの判断工程を重点的に直すかを分け、入試までの時間を配分できます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
学習の実行状況は毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を測ります。合格ラインへ届かなければ追加課題を出し、学習計画をその週のうちに分析・修正する仕組みです。
x³の基本例を一度正しく解けても、一週間後に四次関数や三角関数で再現できなければ入試では使えません。日次の進捗と週次テストを組み合わせ、理解直後と時間が経った後の両方で符号判定を確認できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は厳格な基準で選考され、公式ページが示す採用率は0.6%です。指導品質は、入会生を対象にした講師満足度アンケート1,524件の公開結果でも継続的に確認されています。
変曲点の答案では、最終座標だけでなく、定義域、f″の因数分解、左右の符号という途中式に誤りが現れます。専属講師へ過程まで示して確認することで、丸付けだけでは見逃す論理の抜けを修正できます。
❺ 大学受験から英語資格までの専門コース
専門コースは、大学受験の大学特化・学部特化、総合型選抜/推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで用意され、目標に合わせた計画設計に対応しています。
本記事の読者が大学受験コースで数学IIIを使う場合も、志望大学の出題範囲や配点、残り期間を前提に、微分計算、グラフ、積分へどれだけ時間を使うかを逆算し、変曲点を学ぶ時期と演習量を決められます。
❻ LINE質問対応・無料説明会・資料請求
学習中の質問はLINEで受け付けています。入会前にはZoomでの無料説明会を利用でき、保護者の同席も可能です。指導内容を落ち着いて確認したい人向けに資料請求の窓口も用意されています。
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まとめ|変曲点は二階微分の符号反転で確定する
| 確認対象 | 使う量 | 候補 | 確定条件 |
|---|---|---|---|
| 関数の増減 | f′(x) | f′(a)=0など | f′の符号を見る |
| 極大・極小 | f′(x) | 停留点など | f′が正負を反転 |
| グラフの凹凸 | f″(x) | 区間ごとの符号 | 正なら下に凸・負なら上に凸 |
| 変曲点 | f″(x) | f″(a)=0など | f″が正負を反転 |
変曲点とは、曲線の凹凸が切り替わる点です。二回微分できる多項式では、f″(x)=0を解いて候補を求め、候補の左右でf″の符号が変わるかを調べます。符号が反転したら元の関数へ代入し、(a,f(a))の座標で答えます。f″(a)=0は候補条件にすぎず、x⁴の原点のように符号が変わらない点は変曲点ではありません。
極大・極小はf′の符号変化、変曲点はf″の符号変化で判定します。三次関数ax³+bx²+cx+dの変曲点のx座標は-b/(3a)で、グラフはその変曲点について点対称です。ただし、点対称性は一般の関数の定義ではありません。定義域、候補、符号、座標の順で答案を書き、x³とx⁴の違いを自分の言葉で説明できるまで反復してください。
変曲点を含む数学IIIの復習計画を相談できます
よくある質問
Q. 変曲点とは簡単にいうと何ですか?
A. グラフの凹凸が切り替わる点です。二回微分できる関数では、二次導関数f″の符号が候補点の左右で変わるかを調べます。
Q. 変曲点の求め方を順番に教えてください。
A. 定義域を確認し、f″(x)を求め、f″(x)=0などから候補を出し、左右の符号反転を確認します。最後に元の関数へ代入して座標(a,f(a))を答えます。
Q. f″(a)=0なら必ず変曲点ですか?
A. 必ずではありません。x⁴はf″(0)=0ですが、0の左右でf″(x)=12x²は正のままなので、原点は変曲点ではありません。
Q. 変曲点と極大・極小は何が違いますか?
A. 極大・極小は関数の増減が切り替わる点で、主にf′の符号変化を見ます。変曲点は凹凸が切り替わる点で、主にf″の符号変化を見ます。
Q. 変曲点では接線の傾きは0になりますか?
A. 0とは限りません。x³の原点は傾き0の変曲点ですが、x³+xの原点は傾き1の変曲点です。変曲点の条件は接線が水平かではなく、凹凸が変わることです。
Q. 三次関数の変曲点はどう求めますか?
A. f(x)=ax³+bx²+cx+dならf″(x)=6ax+2bなので、x=-b/(3a)です。元の関数へ代入してy座標を求めます。三次関数のグラフはこの点について点対称です。
Q. 変曲点がない関数もありますか?
A. あります。x²やx⁴は凹凸が切り替わらず、ln xも定義域x>0でf″<0のままなので変曲点をもちません。候補の有無と符号反転を確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





