
浪人するなら今より上の大学群を目指すべきと聞きますが、実際どの大学群なら浪人する価値があるのか、偏差値でいうとどこからどこまでなのかが分かりません。














先に結論をまとめます。大学受験パスナビ掲載の河合塾データ(更新日2026-09-09)で比較すると、東京一工は偏差値60.0〜72.5、早慶上智は52.5〜72.5、旧帝大・地方国立は50.0〜70.0、MARCHは52.5〜67.5、日東駒専は35.0〜65.0です。大学群ごとに幅があり、同じ「MARCH」でも学部によって偏差値10ポイント近い差があります。この記事では大学群ごとの偏差値帯・共通テスト得点率、浪人して大学群を跨ぐ価値がある基準とない基準の順に解説します。
「浪人すれば上の大学群に行ける」という単純な図式では、投資する1年に見合うかどうかを判断できません。重要なのは、今の自分の偏差値・共通テスト得点率が、目指す大学群の下限にどれだけ近いかを具体的な数値で確認することです。本稿は東京一工・早慶上智・旧帝大・地方国立・MARCH・日東駒専の22大学について、大学受験パスナビの公開データだけを使って比較します。
目次
浪人して大学群を上げる価値があるかどうかの判断基準
| 判断軸 | 浪人する価値が高いケース | 浪人する価値が薄いケース |
|---|---|---|
| 現在の偏差値と目標大学群の下限との差 | 目標大学群の下限まで偏差値5未満 | 目標大学群の下限まで偏差値10以上離れている |
| 落ちた大学群と合格した大学群の関係 | 合格校が目標より1つ下の大学群にとどまった | 合格校が目標と2つ以上離れた大学群だった |
| 苦手科目の性質 | 配点の大きい科目の失点原因を特定できている | 複数科目で原因が特定できていないまま模試の偏差値だけを見ている |
| 志望理由の具体性 | その大学群でしか学べない内容・環境が明確 | 知名度や世間の評価だけが理由になっている |
この4つの判断軸に共通するのは、「大学群の名前」ではなく「今の自分の数値」から出発するという点です。東京一工と旧帝大・地方国立では偏差値帯の重なりが大きく、早慶上智とMARCHの間にも重なりがあります。目標の大学群を1つ上に置き換えるだけでは、実際にどれだけ偏差値を伸ばす必要があるのかが分かりません。まず、以降の章で示す大学群ごとの偏差値帯と、自分の今の位置を照らし合わせてください。
📚 用語解説
偏差値帯:ある大学・学部で合格の目安とされる偏差値の下限〜上限。本稿では大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データにある学部別の数値を、大学単位でまとめた範囲を指す。同じ大学でも学部によって差が大きいため、大学群全体の偏差値帯だけで一括りに判断しないことが重要。














偏差値の差が5未満なら浪人する価値が高いとのことですが、10以上離れている場合は諦めるべきということですか?














諦めるべきとは言いません。ただし10以上の差を1年で埋めるには、苦手科目の原因特定と毎日の行動管理が必須です。「なんとなく頑張る」だけでは、次の章で見る大学群ごとの下限にすら届かないまま1年が終わるケースが少なくありません。まずは自分の差が何ポイントかを正確に出すことから始めてください。
ここからは、5つの大学群それぞれについて、大学ごとの偏差値帯と共通テスト得点率を見ていきます。自分が今どの大学群の、どの位置にいるのかを確認しながら読み進めてください。
浪人するメリットがある大学群①:東京一工の偏差値帯
| 大学 | 大学全体の偏差値帯 | 代表学部(偏差値) | 共通テスト得点率(代表学部) |
|---|---|---|---|
| 東京大学 | 67.5〜72.5 | 法学部(67.5) | 86% |
| 京都大学 | 60.0〜70.0 | 法学部(67.5) | 84% |
| 一橋大学 | 65.0〜72.5 | 法学部(65.0) | 83% |
| 東京科学大学 | 50.0〜70.0 | 工学院(65.0) | 81% |
東京一工(東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学)は、大学全体の偏差値帯が50.0〜72.5と4大学の中で最も幅があります。これは東京科学大学が理系単科大学であり、歯学部などの学部が偏差値50.0台から存在するためです。一方、法学部(東京科学大学は工学院)で見ると、東京大学67.5、京都大学67.5、一橋大学65.0、東京科学大学の工学院65.0と、上位学部同士では偏差値の差は2.5ポイントに収まります。共通テスト得点率も83%〜86%とほぼ横並びです。
- 東京大学: 67.5〜72.5(大学全体の上限偏差値)
- 京都大学: 60.0〜70.0(大学全体の上限偏差値)
- 一橋大学: 65.0〜72.5(大学全体の上限偏差値)
- 東京科学大学: 50.0〜70.0(大学全体の上限偏差値)
📚 用語解説
東京一工:東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学(旧東京工業大学)の4大学を指す通称。いずれも大学受験パスナビ掲載データで偏差値60台後半〜70台の学部を持ち、国内では最難関に位置する。














東京大学と京都大学は法学部の偏差値が同じ67.5なのですね。浪人するなら、どちらを目指しても同じ難易度と考えていいのでしょうか?














法学部の偏差値だけを見れば同水準ですが、共通テスト得点率は東京大学86%、京都大学84%と差があり、個別試験の配点構成も別物です。偏差値の一致だけで同じ対策になるわけではないので、志望校を決めたら、その大学の科目別配点まで必ず個別に確認してください。
東京一工を目指して浪人する価値が高いのは、現在の偏差値が62.5〜65.0程度あり、共通テスト得点率が80%前後に届いている受験生です。この水準からであれば、東京一工の下限との差は5ポイント以内に収まります。
浪人するメリットがある大学群②:早慶上智の偏差値帯
| 大学 | 大学全体の偏差値帯 | 代表学部(偏差値) | 共通テスト得点率(代表学部) |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 62.5〜70.0 | 法学部(67.5) | 90% |
| 慶應義塾大学 | 57.5〜72.5 | 法学部(65.0〜67.5) | -(共テ利用なし) |
| 上智大学 | 52.5〜70.0 | 法学部(60.0〜65.0) | 85%〜89% |
早慶上智(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学)の大学全体の偏差値帯は52.5〜72.5です。法学部(慶應義塾大学は法学部の偏差値帯65.0〜67.5)で比較すると、早稲田大学67.5、慶應義塾大学65.0〜67.5、上智大学60.0〜65.0の順に並びます。慶應義塾大学は共通テスト利用入試を実施していないため、本稿では共通テスト得点率を「掲載なし」として扱います。共通テストを含めて対策するかどうかで、必要な科目の幅が変わる点に注意してください。
📚 用語解説
早慶上智:早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学の3大学を指す通称。私立大学の中では最難関層とされ、大学受験パスナビ掲載データでは学部により偏差値52.5〜72.5の幅がある。














上智大学の法学部は偏差値60.0〜65.0で、早稲田大学の67.5より低いのですね。早慶上智の中でも差があるなら、上智大学は浪人の目標として狙いやすいということですか?














早稲田大学より下限は低いですが、上智大学は外国語学部など学科によって配点に英語の比重が大きい学部もあり、単純な「下位互換」ではありません。共通テスト得点率も85%〜89%と幅があり、学部ごとの入試方式の違いを確認したうえで、自分の得意科目と合わせて判断する必要があります。
早慶上智を目指して浪人する価値が高いのは、共通テスト得点率が80%前後、法学部・経済学部クラスの偏差値が57.5〜60.0程度ある受験生です。慶應義塾大学を軸にする場合は、共通テストの対策配分を早めに決める必要があります。
浪人するメリットがある大学群③:旧帝大・地方国立の偏差値帯
| 大学 | 大学全体の偏差値帯 | 代表学部(偏差値) | 共通テスト得点率(代表学部) |
|---|---|---|---|
| 北海道大学 | 50.0〜67.5 | 法学部(60.0〜62.5) | 77%〜82% |
| 東北大学 | 52.5〜67.5 | 法学部(60.0) | 77% |
| 名古屋大学 | 50.0〜67.5 | 法学部(60.0) | 78% |
| 大阪大学 | 55.0〜70.0 | 法学部(65.0) | 81%〜82% |
| 九州大学 | 52.5〜67.5 | 法学部(60.0) | 77%〜83% |
旧帝大・地方国立(北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学)の大学全体の偏差値帯は50.0〜70.0です。法学部で比較すると、大阪大学65.0が最も高く、北海道大学60.0〜62.5、東北大学60.0、名古屋大学60.0、九州大学60.0とほぼ横並びになります。共通テスト得点率は77%〜83%の範囲に収まっており、東京一工・早慶上智と比べると大学間の差は小さいのが特徴です。
- 北海道大学: 50.0〜67.5(大学全体の上限偏差値)
- 東北大学: 52.5〜67.5(大学全体の上限偏差値)
- 名古屋大学: 50.0〜67.5(大学全体の上限偏差値)
- 大阪大学: 55.0〜70.0(大学全体の上限偏差値)
- 九州大学: 52.5〜67.5(大学全体の上限偏差値)
📚 用語解説
旧帝大:戦前に「帝国大学」として設置された北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の総称。本稿では東京大学・京都大学を東京一工に含めているため、この章では残る5大学(地方国立を含む区分)を扱う。














旧帝大・地方国立は大学ごとの偏差値の差が小さいのですね。ということは、浪人してどの大学を目指しても同じくらいの難易度と考えていいのでしょうか?














法学部同士の偏差値は近いですが、学部間の幅は大学によって違います。例えば大阪大学は法学部65.0に対して大学全体の下限は55.0、北海道大学は法学部60.0〜62.5に対して大学全体の下限は50.0です。同じ大学でも学部によって難易度差が大きいので、大学名だけでなく学部単位で偏差値を確認してください。
旧帝大・地方国立を目指して浪人する価値が高いのは、共通テスト得点率が75%前後、法学部クラスの偏差値が55.0程度ある受験生です。文系・理系を問わず共通テストの配点比率が高い大学が多いため、共通テスト対策の優先度が東京一工・早慶上智より上がります。
浪人するメリットがある大学群④:MARCHの偏差値帯
| 大学 | 大学全体の偏差値帯 | 代表学部(偏差値) | 共通テスト得点率(代表学部) |
|---|---|---|---|
| 明治大学 | 57.5〜67.5 | 法学部(60.0〜62.5) | 80%〜85% |
| 青山学院大学 | 52.5〜65.0 | 法学部(60.0〜62.5) | 77%〜83% |
| 立教大学 | 57.5〜65.0 | 法学部(60.0〜62.5) | 78%〜83% |
| 中央大学 | 52.5〜62.5 | 法学部(57.5〜62.5) | 79%〜88% |
| 法政大学 | 52.5〜65.0 | 法学部(57.5〜62.5) | 73%〜84% |
MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)の大学全体の偏差値帯は52.5〜67.5です。法学部で比較すると、明治大学60.0〜62.5が最も高く、青山学院大学60.0〜62.5、立教大学60.0〜62.5とほぼ同水準、中央大学57.5〜62.5、法政大学57.5〜62.5がやや下という並びになります。共通テスト得点率は73%〜88%と5大学の中で最も幅があり、同じMARCHでも入試方式によって求められる得点率が大きく変わります。
- 明治大学: 共テ80%〜85%・偏差値60.0〜62.5
📚 用語解説
MARCH:明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の5大学を指す通称。大学受験パスナビ掲載データでは大学全体の偏差値帯52.5〜67.5、共通テスト得点率73%〜88%と、学部・入試方式による幅が5大学群の中でも大きい。














中央大学は法学部の偏差値が57.5〜62.5でMARCHの中ではやや低めですが、共通テスト得点率は79%〜88%と幅が広いですね。これはどう読めばいいのでしょうか?














入試方式によって共通テストの配点比重が違うことを示しています。共通テスト単独方式では高い得点率が必要になり、個別試験中心の方式ではそこまで高くなくても合格できる場合があります。偏差値の数字だけでなく、自分が使う予定の入試方式でどの得点率が必要かを大学の公式情報で個別に確認してください。
MARCHを目指して浪人する価値が高いのは、共通テスト得点率が70%前後、法学部クラスの偏差値が52.5〜55.0程度ある受験生です。日東駒専からMARCHへの浪人は、5大学群の中で最も多くの受験生が検討する組み合わせです。
浪人するメリットがある大学群⑤:日東駒専の偏差値帯
| 大学 | 大学全体の偏差値帯 | 代表学部(偏差値) | 共通テスト得点率(代表学部) |
|---|---|---|---|
| 日本大学 | 35.0〜65.0 | 法学部(45.0〜55.0) | 60%〜71% |
| 東洋大学 | 40.0〜60.0 | 法学部(40.0〜55.0) | 58%〜85% |
| 駒澤大学 | 42.5〜55.0 | 法学部(45.0〜52.5) | 70%〜72% |
| 専修大学 | 45.0〜57.5 | 法学部(47.5〜55.0) | 75%〜81% |
日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)の大学全体の偏差値帯は35.0〜65.0と、5大学群の中で最も幅が広くなります。これは日本大学・東洋大学が学部数の多い総合大学であり、学部によって偏差値が大きく異なるためです。法学部で比較すると、日本大学45.0〜55.0、東洋大学40.0〜55.0、駒澤大学45.0〜52.5、専修大学47.5〜55.0とほぼ同水準に並びます。共通テスト得点率も58%〜85%と幅があり、学部・方式ごとの確認が欠かせません。
- 東洋大学: 共テ58%〜85%・偏差値40.0〜55.0
📚 用語解説
日東駒専:日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の4大学を指す通称。大学受験パスナビ掲載データでは大学全体の偏差値帯35.0〜65.0、法学部の偏差値帯は40.0〜55.0程度に収まる。














日本大学は大学全体の偏差値帯が35.0〜65.0とかなり広いですね。日東駒専と一括りにしても、学部によって難易度がまったく違うということですか?














その通りです。日本大学・東洋大学のように学部数が多い大学は、学部間の偏差値差が15ポイント以上あることも珍しくありません。「日東駒専だから偏差値50前後」と一括りにせず、志望する学部の偏差値と共通テスト得点率を個別に確認してください。
日東駒専からMARCHへ浪人する価値が高いのは、共通テスト得点率が65%前後、法学部クラスの偏差値が47.5〜50.0程度ある受験生です。この水準から1年でMARCHの下限まで届かせるには、共通テストと個別試験の両方で失点原因を特定した対策が必要になります。
大学群を跨ぐ浪人が割に合わないケース
| 現在の状況 | 目標大学群との偏差値差 | 浪人する価値の目安 |
|---|---|---|
| 日東駒専の合格圏内 → 東京一工が目標 | 15ポイント以上 | 1年での到達は現実的に厳しい |
| MARCH下位学部の合格圏内 → 早慶上智が目標 | 10ポイント前後 | 苦手科目次第で届く場合あり |
| 旧帝大・地方国立の合格圏内 → 東京一工が目標 | 5〜7ポイント | 対策次第で現実的 |
| MARCH合格圏内 → 旧帝大・地方国立が目標 | 0〜5ポイント | 最も浪人の価値が出やすい |
前章までで見た通り、東京一工の下限は60.0、早慶上智の下限は52.5、旧帝大・地方国立の下限は50.0、MARCHの下限は52.5、日東駒専の下限は35.0です。現在の偏差値から目標大学群の下限までの差が15ポイントを超える場合、1年間でその差を埋めるのは基礎学力の再構築を含めて相当な時間が必要になります。浪人する価値が薄いというより、通常の1年間の学習計画では届きにくい、という現実的な見立てです。
偏差値差が大きくても、苦手科目が1〜2科目に集中していて、その科目の失点原因が明確なら届く場合があります。逆に偏差値差が小さくても、複数科目で原因不明の失点が続いている場合は同じ結果を繰り返すリスクがあります。差の大きさだけでなく、失点原因の数と種類を必ず確認してください。














偏差値差が15ポイント以上ある場合は、浪人してもその大学群を目指すべきではないということですか?














目指してはいけないという意味ではありません。ただし、通常の1年の学習量では届きにくい差なので、目標大学群を1段階下げて、確実に届く範囲で合格実績を作る選択肢も同時に検討すべきです。大学群を1つ上げることだけが浪人の成功ではなく、より現実的な目標で確実に合格することも浪人の価値のひとつです。
重要なのは、偏差値差を「頑張れば何とかなる」という感覚ではなく、共通テスト得点率と併せた具体的な数値で把握することです。次の章では、浪人1年間で起こりやすい上振れ・下振れのリスクを整理します。
浪人1年間で起こりやすい上振れ・下振れのリスク
浪人1年間の結果は、現役時の偏差値からきれいに右肩上がりになるとは限りません。前半で基礎の抜けを埋めている間は模試の偏差値が伸び悩み、後半に一気に伸びる受験生もいれば、逆に前半で伸びた後、秋以降に停滞する受験生もいます。ここで重要なのは、どちらのパターンでも「目標大学群の下限」という固定の基準からどれだけ離れているかを、毎月の模試で確認し続けることです。
📚 用語解説
全統共通テスト模試:河合塾が実施する模試のひとつ。大学受験パスナビに掲載される偏差値・共通テスト得点率はこの模試(第2回)のデータを基準にしている。本稿の数値もこの模試の結果に基づく。














浪人しても偏差値が伸びず、目標大学群の下限に届かないまま1年が終わることもあるのでしょうか?














あります。特に、模試の偏差値だけを追いかけて、失点原因を科目別に特定しないまま1年を過ごすと起こりやすいパターンです。偏差値は結果であって原因ではないので、毎回の模試のあとに「どの科目のどの分野で失点したか」を記録し、次の1か月の学習内容へ反映させ続けることが下振れを避ける最も確実な方法です。
①今回の模試の偏差値と目標大学群の下限との差 ②共通テスト得点率と目標水準との差 ③失点が続いている科目・分野の数。この3つを毎月記録し、差が縮まっているかを確認してください。
後悔しない大学群選びの判断フロー
浪人するかどうか、どの大学群を目標にするかは、一度に決め切る必要はありません。春に仮の目標を置き、夏の模試で目標大学群の下限との差を確認し、秋に現実的な到達可能性を踏まえて目標を再設定し、冬に最終的な出願校を決める、という段階的な進め方が現実的です。














春に決めた目標大学群を、秋になって下げるのは「妥協」のように感じてしまいます。














妥協ではなく、数値に基づく軌道修正です。逆に、差が順調に縮まっているなら秋の時点で目標を上げることもあります。大切なのは、感覚ではなく毎回の模試の数値で目標大学群を見直し続けることです。1年間、最初に決めた目標だけに固執する方が、結果的に大学群を跨げないまま終わるリスクが高くなります。
大学群を跨ぐ浪人は「普通の対策」では受からない
結論から言います。大学群を跨ぐ浪人を成功させたいなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。東京一工の下限60.0、早慶上智の下限52.5、旧帝大・地方国立の下限50.0、MARCHの下限52.5という数字は、いずれも「なんとなく頑張る」1年では届かない水準です。必要なのは情報を集めることではなく、目標大学群の下限との差を毎日の答案改善へ落とし、実行を続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、大学群の下限との差を客観視しにくい
独学でも模試の偏差値や大学受験パスナビの数値は入手できます。しかし、目標大学群の下限との差を毎月記録し、差が縮まらない科目の対策を自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、失点原因の科目別分析が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に模試の失点を科目別・分野別に分析し、目標大学群の下限との差へ結びつける仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、自分の偏差値差を埋める個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、MARCHとの差が5ポイントの受験生と、早慶上智との差が15ポイントの受験生へ同じ密度で対応することは困難です。大学群を跨ぐという明確な目標がある以上、平均的な進度とは別の個別計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、毎月の模試結果を目標大学群の下限との差へ変換し、翌月の学習計画へ反映するところまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。














教材や授業の種類より、目標大学群の下限との差を毎日の行動へ変える仕組みが続くかどうかが重要なのですね。














その通りです。東京一工・早慶上智・旧帝大・地方国立・MARCH・日東駒専それぞれの下限は大学受験パスナビの数値で分かります。差がつくのは、その数値を今日の問題数、復習、失点の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、大学群を跨いで浪人するなら、偏差値差を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、目標大学群の下限と現在の答案・模試結果を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴を大学群を跨ぐ浪人対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、大学群を跨ぐ浪人生向けには何が変わるのでしょうか?














目標大学群の下限偏差値・共通テスト得点率と、今の模試結果の差を科目別に分解し、優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学群の名前だけの一般論ではなく、選ぶ目標と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
東京一工・早慶上智・旧帝大・地方国立・MARCH・日東駒専のどこを目標にするかで、必要な偏差値差と得点率が変わります。目標下限と現状の差を一日ごとの実行量へ落とし、迷う時間を減らします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じMARCH志望でも、共通テスト得点率が課題の人と個別試験の得点が課題の人では行動が違います。目標大学群の下限と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
大学群を跨ぐ浪人では偏差値差が10ポイント以上になることも珍しくありません。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
目標大学群の下限で求められる読解・論理・数理を答案から確認するには、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、東京一工から日東駒専までどの大学群を目標にしても、目標下限からの逆算計画を一つにまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、どの大学群を目標にしているか、現在の偏差値差がどのくらいかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、目標とする大学群と現在の偏差値差をどう埋めるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
目標大学群と現在の偏差値差の埋め方を無料説明会で相談できます
まとめ|浪人する大学群は偏差値差と共テ得点率で決める
| 大学群 | 大学全体の偏差値帯 | 浪人する価値が高い目安(現在の水準) |
|---|---|---|
| 東京一工 | 50.0〜72.5 | 偏差値62.5〜65.0・共テ得点率80%前後 |
| 早慶上智 | 52.5〜72.5 | 偏差値57.5〜60.0・共テ得点率80%前後 |
| 旧帝大・地方国立 | 50.0〜70.0 | 偏差値55.0前後・共テ得点率75%前後 |
| MARCH | 52.5〜67.5 | 偏差値52.5〜55.0・共テ得点率70%前後 |
| 日東駒専 | 35.0〜65.0 | 偏差値47.5〜50.0・共テ得点率65%前後 |














大学群の名前で目標を決めるより、偏差値差と共通テスト得点率の差で決めた方が、次にすることが明確になりますね。














それがこの記事の結論です。東京一工・早慶上智・旧帝大・地方国立・MARCH・日東駒専、それぞれの下限は大学受験パスナビの数値で確認できます。恐れるだけでは偏差値は変わりません。目標大学群を数値で確定し、差が大きい科目を一つずつ埋める。公式データを行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
浪人して大学群を跨ぐかどうかを検討するときは、世間の評価や知名度だけで目標を決めないでください。大学受験パスナビの偏差値・共通テスト得点率を最新の更新日で確認し、自分の模試結果と照合します。そのうえで、毎月の差の推移と学習量まで決めることが、大学群を跨ぐ最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 大学群の偏差値帯 | 東京一工〜日東駒専の各章 |
| 浪人する価値の判断基準 | 判断基準の章 |
| 浪人する価値が薄いケース | 大学群を跨ぐ浪人が割に合わないケース |
| 1年間の進め方 | 判断フローの章 |
Q. 浪人するなら、東京一工・早慶上智・旧帝大・MARCH・日東駒専のどこを目指すべきですか?
A. 大学群の名前ではなく、現在の偏差値・共通テスト得点率と、目標大学群の下限との差で判断します。大学受験パスナビ掲載の河合塾データ(更新日2026-09-09)では、東京一工の下限は60.0、早慶上智とMARCHの下限は52.5、旧帝大・地方国立の下限は50.0です。この差が5ポイント以内なら浪人する価値が高い目安になります。
Q. MARCHの偏差値はどのくらいですか?
A. 明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の大学全体の偏差値帯は52.5〜67.5です。法学部で比較すると明治大学60.0〜62.5が最も高く、中央大学・法政大学は57.5〜62.5です。共通テスト得点率は73%〜88%と入試方式によって幅があります。
Q. 日東駒専からMARCHへ浪人する価値はありますか?
A. 日東駒専の法学部偏差値は40.0〜55.0、MARCHの法学部偏差値は57.5〜62.5です。共通テスト得点率が65%前後、法学部クラスの偏差値が47.5〜50.0程度あれば、1年での到達は現実的な範囲に入ります。差が大きい科目の失点原因を特定した対策が必要です。
Q. 旧帝大と東京一工はどちらが偏差値が高いですか?
A. 東京一工(東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学)の法学部(東京科学大学は工学院)は65.0〜67.5、旧帝大・地方国立(北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学)の法学部は60.0〜65.0です。東京一工の方が高い水準にありますが、大阪大学の法学部65.0のように重なる大学もあります。
Q. 大学群を跨ぐ浪人が割に合わないのはどんなケースですか?
A. 現在の偏差値と目標大学群の下限との差が15ポイント以上ある場合です。この差を通常の1年間の学習計画で埋めるのは、基礎学力の再構築を含めて相当な時間が必要になります。目標を1段階下げて、確実に届く範囲で合格実績を作る選択肢も検討してください。
Q. 偏差値の数値はどこから確認できますか?
A. 本稿の数値はすべて大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データ(第2回全統共通テスト模試ベース、更新日2026-09-09)によります。最新の数値は各大学のパスナビページ(https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/<大学コード>/difficulty/)で確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





