始めに:【英検2級】一次試験と二次試験の合格率を9つの軸で徹底解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検2級】一次試験と二次試験の合格率を9つの軸で徹底解説というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検2級の合格率
まず、結論から述べると英検2級の合格率は20%〜25%です!
- 英検2級の一次試験の合格率は20~25%
- 英検2級の二次試験の合格率は87%
英検2級の難易度についてよく聞かれますが、一言で簡単か難しいかは言えません。多くの中学生や高校生が目指すレベルで、合格率や世代による違いを数字で見ていくことが大切です。
英検2級の1次試験と2次試験の合格率
まず、英検2級の一次試験と二次試験の内容および合格率に焦点を当てて詳しく説明します。
試験のポイントと注意すべき箇所にも触れながら進めていきましょう。
英検2級の一次試験の合格率
英検2級の一次試験の合格率は約20~25%で、内容は筆記85分とリスニング約25分です。
一次試験の内容は以下の通りです。
技能 | 形式 / 問題数 | 解答形式 |
リーディング | 短文の語句、空所補充 / 20問 | 4肢選択 |
長文の語句、空所補充 / 6問 | 4肢選択 | |
長文の内容、一致選択 / 12問 | 4肢選択 | |
ライティング | 英作文 / 1問 | 記述式 |
リスニング | 会話の内容、一致選択 / 15問 | 4肢選択 |
文の内容、一致選択/ 15問 | 4肢選択 |
英検2級を目指す上で、特にリーディングのスコアを高めることが合格への鍵とされています。リスニングスキルは短期間で向上させることが難しく、時間を要するためです。また、英検2級のリスニング部分は、英語に慣れている人にとっても挑戦的であると言われています。
一次試験の合格率が約20~25%と決して高くない中、リーディングで高得点を取ることで合格率を70%まで高めることが可能だとされています。この情報は、試験対策においてリーディングの強化に特に注力すべきことを示しています。
英検2級の二次試験と合格率
英検2級の二次試験の合格率は約80~85%とされています。
二次試験の内容は以下の通りです。
技能 | 形式 / 問題数 | 解答形式 |
スピーキング | 音読 / 1問 | 個人面接 |
パッセージについての質問 / 1問 | 個人面接 | |
イラストについての質問 / 1問 | 個人面接 | |
受験者自身の意見など / 1問 | 個人面接 |
英検2級の二次試験はスピーキング能力を主に評価します。試験で英語の質問があるため、リスニング能力も必要ではないかと心配する声もありますが、その必要はありません。なぜなら、二次試験で出る質問は事前に決まっており、対策として内容を覚えておけば良いからです。
さらに、一次試験をクリアした受験者の約85%が二次試験に合格すると言われています。これは、英検2級を目指すにあたって一次試験が非常に重要であることを示しています。
英検2級の合格率は低い?
英検2級の全体的な合格率は約25~30%で、おおよそ4人に1人が合格する計算になります。高校生が英検2級を多く受験することが、この合格率を形成しています。しかし、3人が不合格となるため、決して簡単な試験ではありません。
しかし、英検2級の合格率が特に高いわけではありませんが、決して不可能な試験ではないとも言えます。合格率を向上させる勉強方法については、具体的な情報を提供することが重要です。
効率的な勉強法や対策に焦点を当て、受験者が成功に近づけるよう支援することが大切です。例えば、過去問の徹底的な分析や、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの各セクションにおける強化ポイントの特定が有効です。また、定期的な模擬試験の実施による実践力の向上も、合格率を高めるためには欠かせません。
世代別の英検2級の合格率を解説
小学生の英検2級の合格率
小学生の英検2級合格率は1%未満と非常に低いです。これは英検2級が高校卒業レベルの英語力を要求するためで、合格する小学生の多くは長期間海外で生活した帰国子女です。
しかし最近、独学で合格する小学生が増えてきており、海外経験がなくても、十分な語彙力とリスニング力があれば小学生でも合格可能であることが示されています。
中学生の英検2級の合格率
結論から述べると、中学生の英検2級の合格率は約1~2%と非常に厳しい数値です。
これは英検2級が高校で学ぶ英語の範囲を広くカバーしているため、中学生がこのレベルの試験に合格するには相当の英語力が必要とされます。特に、英検2級より一段階易しい英検準2級の合格率が2%程度であることからも、高校英語の難易度が伺えます。
英検2級で1%の合格率を達成する中学生は、例えば灘や開成、筑波大学附属駒場(筑駒)など、全国トップレベルの高校を目指す生徒や、長期間の海外生活経験がある帰国子女である可能性が高いです。これらの生徒は、早い段階で高度な英語力を身につけており、英検2級を含む上級の英語試験に挑戦することで、さらなる語学力の向上を目指しています。
高校生の英検2級の合格率
高校生全体で見た英検2級の合格率はおよそ25~30%ですが、ここでは高校1年生と高校2年生に分けた合格率について詳しく見ていきます。
高校1年生の英検2級の合格率
まず、高校1年生の英検2級合格率は約25%とされています。この段階では、英検2級レベルの英語力を有する生徒は限られており、進学校の上位ランクや留学経験がある生徒など、英語の能力が特に高いグループに限定されがちです。偏差値60以上の英語力がなければ、英検2級の合格は困難とされています。
高校2年生の英検2級の合格率
次に、高校2年生の英検2級合格率は約30%となっています。英検2級は高校卒業レベルの英語力を測る試験であり、進学校では高校2年生で習う英語レベルがこれに相当するため、合格率が高くなる傾向にあります。特に、高校2年生では英検2級に合格する可能性が格段に高まり、合格率は30~35%程度に達すると考えられています。
学年が上がるにつれて英検2級の合格率は向上する傾向にあり、高校1年生から高校2年生へと進むにつれて、より多くの生徒がこの試験のレベルに達するようになります。それぞれの学年での英語学習の進捗や、特に進学校でのカリキュラムの進行具合が、合格率に大きな影響を与えていることがわかります。
社会人の英検2級の合格率
社会人の英検2級合格率は約25%とされています。これは、社会人が英検2級を受験する動機として、自己啓発や英語学習の再開など、学習経験の多様性に起因しています。一部の受験者は、新たな挑戦として英検2級に挑む初学者や学習を再開したばかりの方々であり、試験を一種のチャレンジと捉えています。
他方で、元々TOEICなどの英語試験対策をしていて、ある程度の英語力がある人も英検2級の取得を目指すケースがあります。
このように、学習背景や目的の異なる社会人が英検2級を受験するため、合格率は25%程度となっています。
これは、受験者の中には英検2級レベルの英語力を持つ人もいれば、試験を通じて自身の英語力を試す人もいることを反映しています。その結果、合格率には大きな差が生じ、社会人受験者全体の合格率がこのような数値に落ち着くこととなります。
英検2級の合格点とその他の級の合格点
最近の英検では、英検CSEスコアという新たな評価基準が導入され、合格だけでなく、どのレベルで合格したか、どの分野で点数が不足しているかが明確になりました。このCSEスコアによって、受験者は自分が英検2級で合格点を取ったとしても、実際には英検準1級レベルのスコアを獲得している可能性があることが分かります。
つまり、英検2級の合格点だけでなく、準1級に必要な点数がどれくらいかも同時に確認できるようになりました。これにより、受験者は自己の英語力をより詳細に分析し、次の目標設定に役立てることができるようになります。
各級 | 一次試験(R/L/W) | 二次試験・面接(S) | 合計点 |
英検準1級 | 1792点(2250満点) | 512点(750満点) | 2304点(3000点) |
英検2級 | 1520点(1950満点) | 460点(650満点) | 1980点(2600点) |
英検準2級 | 1322点(1800満点) | 406点(600満点) | 1728点(2400点) |
英検2級とTOEICの合格率を比較!
一部の人々は、英検2級よりも他の試験を受けた方が合格率が高くなるのではないかと考えています。この議論に応えるため、英検2級と他の著名な英語試験の合格率を比較してみました。
英検2級のレベルをTOEICと比較
英検2級のスコアをTOEICで例えると、約500~600点程度と見られます。この評価は最新のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)基準に基づいた比較からのものです。つまり、英検2級のスコアによっては、準1級に匹敵する英語力があるとも評価され得るのです。
この情報は、英検とTOEICの相互の位置づけや英語力の目安を知るのに役立ちます。実際に英検2級を目指す際には、このスコア範囲を目安に自己の英語力を評価し、適切な学習計画を立てることが重要です。
英検2級とTOEICの合格率を比較
英検2級とTOEICの合格率や得点率を比較することには、受験者層の違いから興味深い洞察が得られます。英検2級は主に高校生が受験することが多く、試験範囲が明確に定められているため、具体的な対策を立てやすく、相対的に合格率が高めになる傾向にあります。
対照的にTOEICは、大学生や社会人が広く受験し、受験者層が多様であるため、一概に合格率を定めることが難しいです。加えて、TOEICの範囲はより広く、難易度が高い内容を含むため、英検2級レベルのスコアを獲得するのが高校生にとっては約10%の確率であるとも言われています。
この比較から、英検2級とTOEICでは受験者の目的や背景、学習内容が異なるため、それぞれの試験に合った学習方法や対策が必要であることが分かります。
英検2級は高校生にとって英語力の確認や大学受験の準備の一環として、TOEICはさまざまな年齢層にとって英語の実用性を測るためのものとして位置づけられることが多いです。それぞれの試験が持つ特性を理解し、受験する試験の目的に合った学習計画を立てることが、英語力向上の鍵となります。
英検2級の合格率とTOEFLを比較!
英検2級はTOEFLでいうどのくらい?
TOEFLは、TOEICに比べてより日常会話に近い内容を扱う試験です。TOEFLもTOEICと同様に、合格率ではなく得点によって評価されますので、高得点を目指すことが重要になります。TOEFLはTOEICよりもネイティブスピーカーに近い英語能力を要求されるため、難易度は高めです。
英検2級のレベルは、TOEFLでは約42~71点の範囲に相当します。留学経験がある人やネイティブスピーカーにとっては、英検2級よりもTOEFLの得点率の方が高くなる可能性があります。このことから、各試験の特性や目的に応じて、受験者は自己の英語力を最大限に発揮できるような対策を立てることが求められます。
TOEFLに挑戦する際は、日常英会話に加えてアカデミックな内容への理解も必要とされますので、TOEICとは異なる学習アプローチが必要になります。
英検2級とTOEFLの合格率を比較
英検2級とTOEFLのレベルは異なり、直接の比較は困難ですが、特に社会人の方が英検2級かTOEFLのどちらを受験するか迷っている場合、英検から始めることをお勧めします。英検2級を受験することで、英語の基礎を固めることができ、その後の他の試験での合格率や得点率を向上させる可能性があります。
英検2級では、日常生活や社会生活で必要な英語力が求められ、試験範囲が明確であるため、具体的な対策を立てやすいというメリットがあります。
一方、TOEFLはアカデミックな英語力を測定する試験であり、留学や海外の大学への出願を考えている方に適しています。それぞれの試験には異なる目的と特徴がありますので、自分の英語学習の目標に合わせて選択することが大切です。
英検2級を受験した方がいいのは「こんな人」
「こんな人」に受験がおすすめ
英検を利用する入試方式を採用している大学に出願する高校生
入試改革に伴い、英検を大学入試に利用する大学の数がこの5年間で2倍以上に増加しました。現在、一般入試で英検を利用する大学は366校、推薦入試で利用する大学は234校に上っています。
英検2級を持っていると、共通テストでの満点換算や英語試験の免除などのメリットがあるため、志望校に英検の成績を活用できる場合は、受験を強く推奨します。特に高校生は複数の大学を受験することが多いので、受験予定の大学の中に英検を活用する校があれば、英検2級または準1級の取得を早めに目指すと良いでしょう。
さらに、受験勉強と並行して英検の準備をする場合は、効率的な独学のための勉強法を意識することが重要です。
留学を目指している大学生
大学生で留学を考えているなら、英検2級の取得をおすすめします。多くの大学や機関が留学や留学に関する奨学金の基準として英検を採用しているためです。
しかし、TOEFLやIELTSのスコアを要求する大学や機関も存在するので、応募先の条件を事前に確認することが重要です。
就職活動や転職活動でも有効
在就職活動の準備をしている学生や、これから転職を検討している社会人に対して、英検2級の取得が非常に有効だと言えます。英検2級は、企業が社会人に期待する一般的な英語能力の基準として広く認知されており、この資格を持っていることで、就職や転職の際に自己の英語力を客観的に証明することが可能です。
また、グローバル化が進む現代社会において、英語はビジネスの現場で必須のスキルとなっており、英検2級を持つことは、国内外の企業において自己のキャリアアップにつながる可能性を広げることにも繋がります。
英検2級に合格する人の特徴
英検2級に合格できる人の特徴
勉強計画を立てて英検2級の一次試験の勉強ができる人
英検2級を目指す受験生の中で、特に高校生は多いと考えられます。高校生活は定期試験や部活動など、多忙なスケジュールが重なりがちで、英検2級の勉強に十分な時間を割くことが難しい場合があります。
このような状況の中で、英検2級の合格率を高めるためには、受験を決めた時点で効率的な勉強計画を立てることが重要です。計画的に勉強を進めることで、限られた時間の中でも効果的に学習を進めることが可能になります。
さらに、英検2級の合格率が高い受験生は、学校での英語の授業も英検の勉強に活かしています。学校で学んだ英語の知識やスキルを英検の準備に役立てることで、学習の効率をさらに高めることができます。例えば、学校の英語の授業で扱った文法や単語、読解技術などは、英検のリーディングやリスニングの対策に直接活かすことができます。
英検2級の基本的な文法をしっかり身に付けている人
英検2級の一次試験で高い合格率を誇る受験者は、リーディングのスキルに加えてライティングの重要性を深く理解しています。英検2級では、リーディング能力と同様に、ライティング能力も非常に重要視されるようになっています。
ライティングセクションでは、基本的な文法を正確に使用し、適切な構成で英文を書くことができれば、相当数の点数を獲得することが可能です。文法の基礎がしっかりと身についていれば、最低でも100語程度の英作文を書くことができるため、英検2級を目指す上でライティングの準備は欠かせません。
英検2級のライティング対策には、日頃からさまざまなトピックについて意見を英文で表現する練習を積むことが効果的です。また、文法や語彙力の強化も同時に行うことで、より質の高いライティングスキルを身につけることができます。実際の試験では、与えられたトピックに対して自分の意見や理由を明確に述べることが求められるため、日常的に英文エッセイの作成に取り組むことが推奨されます。
英検2級の二次試験の面接で合格する人の特徴
英検2級の面接の空気感に慣れている人
英検2級の二次試験に臨む際、多くの受験者は「自分は合格できるだろうか」という不安を感じることがあります。この試験には英語が得意な人たちが集まるため、その不安は尚更大きくなります。
しかし、合格率が高い受験者の特徴として、実際の試験と同様の練習を繰り返し行い、試験当日の緊張感に慣れることを重視しています。特に、英検2級の二次試験では態度も評価の対象となるため、この部分を満点にすることが合格率を向上させる重要な要素となります。
態度の評価を満点にすることは、二次試験の合格率を大きく向上させるだけでなく、TOEFLやTOEICなど他の英語試験を受ける際にも有利に働きます。そのため、模擬試験や練習を通じて、実際の試験環境を想定したトレーニングを積むことが推奨されます。これにより、試験時の緊張を管理し、自信を持って試験に臨むことができるようになります。
さらに、スピーキング能力を高めるためには、日頃から英語でのコミュニケーションを心がけ、様々なトピックについて英語で話す機会を増やすことも大切です。友人や家族、あるいは英会話クラブやオンラインでの言語交換などを通じて、実践的なスピーキングのスキルを養うことが、二次試験の成功につながります。
英検2級の面接の内容をよく知っている人
以前にも触れた通り、英検2級の二次試験には特定のフォーマットが存在します。この試験での合格率を高めるためには、特に二次試験の面接部分を暗記することが極めて効果的です。
参考書や問題集には面接の質問が掲載されており、これらは難易度が高いわけではなく、比較的容易に記憶することが可能です。しかし、英検2級の面接部分の練習をおろそかにすると、合格はほぼ不可能に近くなります。
合格率を高めるためには、面接の質問を繰り返し練習し、音読を通じて、試験当日の雰囲気に慣れることが不可欠です。このような対策を行うことで、受験者は面接の流れや質問のタイプに対する理解を深め、自信を持って回答することができるようになります。
さらに、面接の練習を重ねることは、単に英検2級の合格率を高めるだけではなく、英語を使用するさまざまな状況での自信とスキルを養うことにもつながります。例えば、日常会話からビジネスシーンに至るまで、幅広い状況での英語の使用に対応できるようになります。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検2級】一次試験と二次試験の合格率を9つの軸で徹底解説について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映