始めに:【英検®︎2級】二次試験(面接)の流れ・合格のコツを2つの軸から解説!|対策のポイントまとめ
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鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は【英検®︎2級】二次試験(面接)の流れ・合格のコツを2つの軸から解説!|対策のポイントまとめ
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
面接の流れ
1. 入室
受験手続きを完了した後は、指定された待機エリアにて順番を待ちます。この時、「面接カード」が配布されるため、要求された情報(名前、受験番号など)を記入します。面接室への移動時には、個人の荷物を全て携帯することが求められます。自分の順番がきたら、係の人の指示に従って、入室の際には「Hello.」などと挨拶をしてから入室しましょう。
2.「面接カード」を渡す
面接過程における全ての対話は英語で実施されるため、面接官に「面接カード」を手渡す際には、「Here you are.」と言って提出します。
3. 着席
面接官の案内に従い、指定された場所に座ります。荷物は自分の席の脇に置きましょう。
4. 氏名・級の確認、挨拶
面接官から自分の名前を問われた際には、「My name is …」とはっきりと答えましょう。続いて、受けているのが2級の試験であるかどうかについての確認がなされます。このやり取りの後には、簡単な挨拶が交わされることも一般的です。
5.「問題カード」を受け取る
パッセージとイラストが含まれた「問題カード」が面接官によって渡されます。
6. パッセージの黙読(20秒)
面接官の指示に従いパッセージを黙読します。
7. パッセージの音読
面接官の案内に沿って、パッセージの音読を始めます。この段階では、読む速度に特定の制限は設けられていません。
8. パッセージについての質問(No. 1)
音読したパッセージに関する質問がされます。「問題カード」を見ながら解答できます。
9. No. 2の考慮時間(20秒)
No. 2では、「問題カード」に印刷されたイラストの内容について述べることが要求されます。20秒間の準備時間が与えられます。
10. イラストの展開説明(No. 2)
Please begin. と言われたら説明を始めましょう。
11.「問題カード」を裏返す
面接官の指示に基づき、「問題カード」を裏返し机の上に置きます。
12. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3)
「問題カード」に記載されているトピックに即したテーマに基づく、受験者の個人的な見解を尋ねる質問が行われます。
13. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 4)
面接官から「問題カード」に記載された内容とは無関係のテーマに基づいた質問が行われます。
14.「問題カード」を面接委員に返す
面接官から、「問題カード」を返すよう求められます。
15. 退室
面接終了時には、挨拶を交わした後に部屋を後にします。面接室を出た後には、他の候補者との交流や待機エリアへの戻る行為は禁止されています。
面接のポイント
先に説明した「面接の流れ」に関連する各要素について、役立つヒントや回答戦略、効果的な表現方法について具体的に解説しています。
1. 入室
登録手続き完了後は、待機エリアで順番を待ちます。その間に、「面接カード」を受け取り、必要事項を記入します。自分の番が来ると、スタッフが荷物を持って面接エリアへの移動を促します。面接室への入室指示があった際には、敬意を示すためにドアを軽くノックします。この一連のプロセスは、主に日本語での指示によって進められます。
自分の番が来ると、スタッフが荷物を持って面接エリアへの移動を促します。面接室への入室指示があった際には、敬意を示すためにドアを軽くノックします。この一連のプロセスは、主に日本語での指示によって進められます。
面接室に入る際には、「Hello.」と挨拶してから入室しましょう。
2.「面接カード」を渡す
待機エリアで記入した「面接カード」を面接官に提出します。面接官が「Can I have your card, please?」などと尋ねた際には、「Here you are.」と返答して手渡します。
「Here you are.」と言いながら面接カードを差し出すことは、受験者が面接官に対して礼儀正しく対応していることを示し、面接のポジティブな開始を促します。
3. 着席
面接官から「Please have a seat. 」と座るように促された際には、「Thank you. 」と返事をして着席します。無言で席に着くことや、視線を落として面接官と目を合わせない行動は、コミュニケーションを取る意思が低いと解釈されかねないため注意が必要です。
持ち物は、隣に空席がある場合はそこに、そうでない場合は足元に静かに置くことが望ましいです。この一連の対応は、面接官への敬意を示すと同時に、受験者の社交性や礼儀をアピールする重要な機会となります。面接場面におけるこのような基本的なマナーは、受験者がポジティブな印象を与え、成功に繋がるコミュニケーションの土台を築くために不可欠です。
4. 氏名・級の確認、挨拶
面接の開始時、面接官から名前を尋ねられる場合があります。「May I have your name, please? 」と質問されたら、「My name is ….」と明確に回答します。また、どのレベルの試験を受けているかについての確認質問も行われます。「This is the Grade 2 test, OK?」と尋ねられた際には、「OK.」と肯定的に返答します。さらに、面接中には「How are you today?」というような日常的な挨拶を交わすこともあります。このような時には、過度に悩むことなく、「I’m fine.」と自然に答えることが大切です。
面接時の緊張で、時には面接官の言葉を聞き逃したり、話す際に声が不安定になることもあるかもしれません。しかし、肝心なのは、積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度を見せることです。面接官の目を直接見て、はっきりとした声で自信を持って話すことを意識しましょう。このアプローチは、面接官に対する敬意を表すと同時に、あなたの自信とコミュニケーション能力を示すことにもつながります。
5.「問題カード」を受け取る
面接官が「Let’s start the test.」と宣言した際には、それまでの挨拶の時間は終わりとなります。
その後、テキストと図が記載された「問題カード」が「This is your card.」と言って手渡されます。このとき、「Thank you.」と礼を言ってカードを受け取ります。
6. パッセージの黙読(20秒)
面接の序盤では、「問題カード」上の文章を、指定された20秒間黙って読むよう求められます。「Please read the passage silently for 20 seconds.」と指示された際には、「All right.」と答え、黙読を開始します。
提示される英文は、およそ60語から成り立っています。文を細かく分析したり、知らない単語の意味を思い出そうとして時間を費やすと、すぐに時間切れになってしまう可能性があります。効率的に文章の要点を掴むためには、まず文章のタイトルに目を向けて全体のテーマを理解し、次に本文の内容をざっと確認します。
読み進める際には、文の区切りを示すピリオドやコンマの位置、そして「例えば」や「しかし」など意味の転換を示す接続詞に注意を払い、文章の構造を素早く把握することが求められます。この戦略により、短い時間内にも関わらず、文章の主要なポイントを捉えることが可能となります。
7. パッセージの音読
続いては、パッセージを声に出して読むことになります。「Now, please read the passage aloud.」と指示された際には、「OK.」と応答し、文書の最初から読み進めていきます。
提声に出しての読み上げには特定の時間制約が設けられていないため、焦ることなく、各句読点で適切に一時停止することができます。文脈を自然に聞かせるためには、意味のブロックごとに短い休止を入れることが効果的です。また、文章の流れに沿って適切な抑揚を加えることで、聞き手にとって理解しやすい音読が可能になります。声を大にしてはっきりと読むことで、面接官が内容を明確に聴き取れるようにします。未知の単語に出会っても、途中で立ち止まることなく、推測して読み進める姿勢が重要です。
音読を終えた後には、読んだ内容に関連する質問がなされることがあります。黙読時に完全には理解できなかった部分については、声に出して読むことでクリアになるかもしれません。読み上げ中に緊張して単語を一つ一つ区切って読むことに集中することもあるかもしれませんが、冷静になり、文章の主体となる主語や動詞、そして接続詞に焦点を当てることで、全体の意味をより深く理解することができます。このようにして、音読は文の構造と内容の理解を深める手段となります。
8. パッセージについての質問(No. 1)
質問セッションでは、「How」や「Why」を用いた疑問が頻出します。面接官が「According to the passage」と前置きする際には、続く疑問詞に耳を傾けることが重要です。「How」に関する質問に遭遇した場合、テキスト内で述べられている「手段」または「方法」を特定します。その手掛かりとして、「by doing so」や「in this way」といった表現や、「to do」を意味する表現が役立ちます。「Why」で始まる質問に対しては、「理由」を説明するセクションを探します。この場合、「therefore」や「so」といった接続詞に注目します。
適切な回答部分を特定した後は、その情報を基に適切な回答文を心の中で組み立てます。No.1の問いは、「問題カード」を参照しながら回答することが許されているため、文中の情報を直接利用することができます。具体的には、回答に必要な文節を選び出し、必要に応じて主語を代名詞に置き換えるなど、適切な調整を加えます。「How」に関する質問では、回答の始めに「By doing…」などを加えると良く、「Why」の質問には、「Because…」で始めることが推奨されます。
9. No. 2の考慮時間(20秒)
No. 2は、「問題カード」に描かれた図を基にして、そのシナリオを解説することが求められます。この図は、一般的にテキストと関連があり、3パネルのストーリーを展開しています。説明を開始する際には、「問題カード」に記されている特定の文から始めなければならないというルールがあります。準備には20秒の時間が割り当てられ、面接官からは「Now, please look at the picture and describe the situation. You have 20 seconds to prepare. Your story should begin with the sentence on the card.」との指示が出されます。
課題に取り組む際には、まず指定された文を迅速に確認し、そこに登場する人物や図の主題を把握します。次に、イラストの3コマを見て全体のストーリーを理解します。コマとコマとの間には、矢印付きの吹き出しによって時間の流れやシーンの変化を示すキーワードが含まれています。これらのキーワードは、ストーリーの流れを理解する上で重要であり、説明時にも積極的に取り入れるべき言葉です。このようにして、イラストに基づいたストーリーを効果的に伝えるための準備を整えることができます。
10. イラストの展開説明(No. 2)
通常、説明を開始する際に提示される初めの文は過去形で書かれています。このため、提供された情報を基にしたストーリーもまた、過去形を用いて表現する必要があります。動作を表す動詞は過去形で使用し、何かが進行していた状況を伝える場合は過去進行形を選びます。
各パネルについては、2文での描写を目安とします。1つ目の文では、イラストに描かれたキャラクターの具体的な行動や状況を説明し、次の文ではキャラクターの感情や思考、あるいは発言を紹介することで、情景の全体像を明確に伝えます。コマとコマの間の移行や時間の流れは、矢印付きの吹き出しによって示されることが多く、この情報はストーリーを進める上での重要な手がかりとなります。2コマめ、3コマめを始める文では、これらの時間を示す表現から入ることが、語りの自然な流れを作り出す上で有効です。
11.「問題カード」を裏返す
No. 1と No. 2に回答した後、面接官は受験者に対して問題カードを裏返しにして机の上に置くように求めます。
「Please turn over the card and put it down.」との指示を受けた場合、冷静にその指示に従いましょう。
12. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 3)
No. 3の質問では、「問題カード」で扱われたテーマに沿った自身の見解が求められます。しばしば、「Some people say that ….」という形で特定の見解が提示された後、「What do you think about that?」と尋ねられる形式を取ります。この時、面接官の目を直接見て回答することが求められますが、「問題カード」を参照することは許されません。
良い回答の始め方は、提示された見解に対して自分が賛成するのか反対するのかを明確に示すことです。Some people say that …. の〈…〉という部分を活用して、「I agree. / I disagree.」と答える方法があります。その後、なぜその意見に賛成、または反対なのかを2文程度で説明します。一つの理由を述べてからそれを支持する追加情報を一つ付け加える、あるいは2つの異なる理由を提示する形がおすすめです。
13. 受験者自身の意見を問う質問 (No. 4)
No. 4では、再び受験者の個人的な見解が求められますが、この場合、「問題カード」に挙げられたトピックから離れた、全く新しいテーマについての質問がなされることが一般的です。ここで大切なのは、先入観に囚われずに、質問の内容を正確に理解し、自分の意見を明確に述べることです。
面接官はしばしば、「Today」や「These days」といったフレーズを使い、特定の社会的事象やトレンドに言及した後で、受験者に対し「Do you think …?」と意見を求めます。良い回答の戦略は、まず「Yes」または「No」と自身の立場を明確にし、その後で「Why? / Why not?」「Please explain.」と追及された際に、具体的な理由を2~3文で展開することです。「We should / We shouldn’t」、「would rather do (than …)」、または「I’ve heard that …」といったフレーズを使いこなすことで、自分の意見をより効果的に伝えることができます。
このアプローチにより、単に自己の見解を述べるだけでなく、その見解が形成された背景や論理を説明することで、思考過程を面接官に示すことが可能になります。また、自分の意見に対する自信とそれを裏付ける理由を提供することで、より説得力のある回答を構築することができます。
14.「問題カード」を面接委員に返す
試験が終わりに近づいた際、面接官から「This is the end of the test.」と告げられます。
「Could I have the card back, please?」と依頼されたら、「Here you are.」と返答しながら「問題カード」を手渡しましょう。
15. 退室
試験終了後、面接官から「You may go now.」と伝えられた際には、「Thank you. Goodbye.」と挨拶してから部屋を後にします。もし面接官が「Have a nice day.」と言った場合、「You too.」と返事をするのが適切です。
面接が終了した後は、他の受験者との会話や控え室への戻りは許されていないため、退室する際には持ち物を忘れないようにしっかりと確認することが重要です。
面接の対策と練習方法
対策1|過去問
英検2級の面接試験準備には、インターネット上で利用可能な無料のサンプル問題も有益ですが、これらは多くの場合、詳細な解説や応答戦略を提供していません。そのため、具体的な対策や練習を望む受験生には、専門的な教材の活用が推奨されます。
例えば、旺文社から発行されている英検過去問題集は、二次試験の準備に特に適しており、詳細な解説と共に戦略的なアドバイスを提供しています。『2024年度版 英検2級 過去6回全問題集』は、長期的な準備を希望する受験生に最適で、6セットの過去問を提供しています。一方で、試験直前の集中的な対策を求める受験生には、3セットの過去問を収録した『2023-2024年対応 直前対策 英検2級 3回過去問集』が適しています。これらの問題集には、実際の試験で使用されるようなカラーの「問題カード」が付属し、オンラインで提供される「面接シミュレーション」「面接模範例」動画を通じて、実際の面接試験の体験が可能になっています。
これらの教材を使用することで、受験生は面接試験のフォーマットや求められる応答の種類に慣れるだけでなく、自身の回答を改善するための具体的な方法を学ぶことができます。教材には、受験生が実際の試験環境を想定しながら練習できるように、実践的な練習問題や模擬試験が含まれており、効果的な準備のための重要なリソースとなり得ます。
対策2|参考書
英検2級の面接試験を効果的に準備するための最適な参考書は、改訂版『英検2級 二次試験・面接 完全予想問題集』であると広く認識されています。この参考書は、面接試験における評価基準や、自己の意見を効果的に伝える方法についての指南を提供しています。また、受験者が頻繁に直面する疑問や不安を解消するためのQ&Aセクションも含まれています。実際の試験で使用される「問題カード」と同じフルカラー印刷のカードが付属しており、これを使用することで試験環境を再現し、実際の試験に備えることができます。
この問題集では、音読練習時に特に留意すべきポイント、例えば強調すべき箇所やイントネーションの変化、適切なポーズの取り方が詳細に解説されています。これにより、受験者は自宅での自習中にも音読の技術を向上させることが可能です。さらに、問題集には10セットの予想問題が含まれており、これらを繰り返し解くことで、受験生は自信を持って試験に臨むことができます。
この問題集は、英検2級の面接試験の準備において、評価基準の理解、自己表現の磨き方、そして実際の試験環境への慣れという、三つの重要な側面をカバーしています。実践的な問題セットの豊富さにより、受験生は面接の場面で必要とされる各種の技能を総合的に高めることができるのです。
練習方法
英検2級の面接試験への準備として、実践的な対話練習を積み重ねることが非常に重要です。自宅でのイメージトレーニングだけでは不十分で、実際に音声を出して、目を見て話す練習を行う必要があります。これは、実際の試験環境を想定したトレーニングによってのみ、口頭でのコミュニケーションスキルや非言語コミュニケーションの技術を向上させることができるからです。面接練習のために、教師や友達に協力してもらったり、会話の相手がいない場合は、ぬいぐるみを使うなどの工夫をすると良いでしょう。また、練習を通じて声の出し方や視線の向け方を体に染み込ませることで、緊張している時でもこれらのスキルを自然に発揮できるようになります。
面接練習のために、教師や友達に協力してもらったり、会話の相手がいない場合は、ぬいぐるみを使うなどの工夫をすると良いでしょう。また、練習を通じて声の出し方や視線の向け方を体に染み込ませることで、緊張している時でもこれらのスキルを自然に発揮できるようになります。
さらに、自分の話す声を録音して後で聞くことは、自己改善のためにも有効な手段です。この方法を用いることで、自分が実際にどのように話しているのかを客観的に評価でき、発音の正確性や文法的な誤りに気づくことができます。
特に、発音やアクセント、声の大きさ、そして時制の使い分けなど、録音を聞き返すことで明らかになる点に注目し、改善策を講じることが重要です。これらの練習を重ねることで、英検2級の面接試験において、自信を持って、流暢に話すことができるようになります。
面接ノウハウ
アティチュード(態度・姿勢)について
英検2級の二次ります。これには、声のはっきりさ、反応の速さ、そして話す際の積極性が含まれます。このため、面接中はコミュニケーションを積極的に取る姿勢を心掛け、聞き手にとって理解しやすいように、はっきりと大声で話すことが勧められます。
面接官とのやり取りの際、入室時から退出時までの全ての行動が評価の対象となりますので、黙って自分の席に座る、相手の目を見ずに小声で回答するといった行為は避けるべきです。質問された際には、完璧な回答を追求するあまり、不自然な沈黙を作るよりも、Well, …と一言挟んで話を繋げる方が印象が良いでしょう。
特に避けるべきは、沈黙です。英語の表現力が不完全であっても、利用可能な単語や文法知識を駆使して自分の意見や意志を伝えようとする努力は、態度に関する評価を向上させます。文法的な誤りを犯した場合でも、明確にExcuse me.と言ってやり直すことで対処できます。最も避けるべきは、失敗を恐れて消極的になるか、発音の不明瞭さを隠そうとして曖昧に話すことです。
シチュエーション別・覚えておきたい英語表現
●面接委員に聞き返すときの言い方は?
I beg your pardon?(もう一度言っていただけますか?)
もし面接官の言葉がはっきり聞き取れなかった際には、恐れずに質問を繰り返すことが許されています。聞き取れない部分に対して、Could you repeat that, please? や Sorry, could you repeat that? と尋ねることで、もう一度その部分を聞くことができます。他にも、I’m sorry, I didn’t catch that. や Could you clarify that for me? などのフレーズも有効です。
しかし、何度も繰り返して聞き返すのは避けるべきです。過度に繰り返すと、態度が不自然であると見なされ、評価に影響する可能性があります。また、聞き取りに頻繁に困っていると見られると、「この受験者は英語を理解するのに苦労している」と評価され、対話がスムーズに進まないことも考えられます。
●考える時間がほしいときは?
Well, …(ええと…)
考える瞬間を必要とする時、会話を途切れさせずに時間を稼ぐ方法があります。「一瞬待ってください」という意を込めて、”Just a moment, please.” や “Give me a second to gather my thoughts.” と言いましょう。また、”Hmm, let me think about that for a second.” と自分が考えていることを明示することも有効です。
質問内容をゆっくり繰り返すことで、考える時間を確保する手法も役立ちます。ただし、沈黙を保つことは避けるべきです。無言が長引くと、コミュニケーションが取れていないと解釈され、話が進まなくなるリスクがあります。応答に詰まった場合でも、「答えを考え中です」という意志表示をすることが大切です。
●質問の内容がわからないときは?
I am sorry, but could you repeat the question again?(すみませんが、質問をもう一度繰り返していただけますか?)
質問の内容が不明な場合、再度質問を依頼することが最初のステップです。”Sorry, could you please clarify that for me?” や “I’m not quite sure I caught that, could you please repeat?” といった表現が有効です。
しかし、質問に使われた特定の単語の意味を尋ねたり、質問を別の言葉で表現してもらうよう要求しても、直接の回答は期待できないことが多いです。そのため、理解できる範囲で質問の趣旨を推測し、自信を持って回答することが重要です。
質問を避けたり、不明瞭な小声で返答するのは適切な対応ではありません。また、I don’t know. とすぐに答えるのも避けたほうが良いでしょう。もしこのフレーズを使ってしまったら、速やかに “Actually, let me try to answer that.” と訂正し、できる限りの答えを提供することが望ましいです。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検®︎2級】二次試験(面接)の流れ・合格のコツを2つの軸から解説!|対策のポイントまとめについて見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映