始めに:【英検2級】ライティング攻略法|問題の解き方のポイントを6つの軸で解説します!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検2級】ライティング攻略法|問題の解き方のポイントを6つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
ライティング
試験構成
一次試験では、筆記試験としてリーディング、ライティング、さらにリスニングが含まれています。特にライティングセクションは比較的新しく、2016年度に導入されたばかりで、この部分で受験生は自分の意見や考えを80から100語の英文で表現することが要求されます。一方、リーディングは選択式の問題が多いため、こちらはマークシートを使って答える形式です。
ライティングの導入は、英検が単に読む能力だけでなく、実際に英語を使って自己表現する力をも評価するようになったことを示しています。受験生には、与えられたトピックに対して短い英文を書くことで、その思考力や表現力が試されるのです。
目安時間配分
全体の筆記試験には85分の時間が割り当てられており、この中でリーディングとライティングのセクションに効果的に時間を分配することが求められます。リーディングには38問が含まれており、ライティングはたった1問ですが、リーディングを早めに終えることでライティングに十分な時間を確保することが大切です。
試験時間の管理において、リーディングに60分を割り当てることで、その後のライティングセクションに25分を使うことが可能になります。この時間配分は、リーディングの多問題数とライティングの質の高さを確保するための最適なバランスを提供します。
たとえば、過去の試験でこの時間配分を実施した受験生は、リーディングで時間を十分に使いつつ、ライティングでは思考を深めた回答をする余裕がありました。リーディングで時間をオーバーしてしまうと、ライティングの質が低下するリスクが高まるため、このバランスの取り方が特に重要になります。
このような時間配分戦略は、筆記試験での成功を支える基盤となり、リーディングとライティングの両方で良い成績を得るための鍵となります。したがって、時間管理を計画的に行うことで、試験全体のパフォーマンスを最大化することができるでしょう。
CSEスコア・合格ライン
英検2級試験は、高校卒業レベルの英語能力を測る試験で、このレベルに到達するためにはおよそ5,000語の語彙が求められます。
また、ライティング部分では1問につき650点の高い配点が設定されており、試験の重要な要素の一つです。
TOEICやTOEFLとのレベル比較
TOEIC、GTEC、TOEFLと、英検2級レベルの比較表です。参考にしてみてください。
合格点 | 満点 | |
英検CSE | 1980 | 2600 |
TOEIC | 440~600 | 990 |
GTEC | 880~1159 | 1400 |
TOEFL | 61~68 | 110 |
英検2級ライティングと準2級はどれくらい違う?
2級試験を目指す受験生の多くは、既に準2級をクリアしているため、ライティングセクションについてもある程度の経験があるはずです。それでも、多くの方が2級のライティングの難易度について疑問を持つことでしょう。
ライティングスキルは個人差が大きく、得意とする受験生もいれば苦手と感じる受験生もいます。2級のライティングでは、より高度な表現力と英語の運用能力が求められるため、準2級と比較して明らかにレベルアップしています。準2級と2級のライティングを比較して、違いを検証してみましょう。
2級 | 準2級 | |
必要な語数 | 80~100語 | 50~80語 |
POINTS | あり(3つ) | なし |
理由 | 2つ書く | 2つ書く |
目安時間配分 | 25分/85分中 | 20分/75分中 |
POINTSを参考にして書いていく
2級のライティング試験において、「POINTS」という指定されたキーワードが提示されますが、これらの語句は準2級には存在しませんでした。これらのキーワードは、書き手に対して書くべき内容のヒントを提供するものであり、必ず使用しなければならないわけではありません。むしろ、これらを活用するかどうかは受験生の裁量に任されています。
2級のライティングセクションは、その社会的なテーマが準2級よりも複雑であるため、受験生が直接的な答えを思いつかないこともあるかもしれません。このような状況で、提示された「POINTS」キーワードは、書き始めるためのきっかけやアイデアの源泉として機能します。
例えば、ある受験生が「環境保護」をテーマにしたライティング課題に直面したとします。提示された「POINTS」の中に「リサイクル」という語句があった場合、この受験生はリサイクルの重要性に焦点を当てたエッセイを書くことができます。このように「POINTS」を使用して、具体的な例や理由を展開することが可能です。しかし、キーワードが合わないと感じたら、それを無視して自分の視点から自由に書くことも許されています。
語数が増えるのに理由は2つのまま
2級のライティング試験では、準2級時に要求された50~60語の範囲が80~100語へと拡張されます。形式としては、「与えられたトピックに対し、理由を2つ挙げて自分の意見を述べる」という点は変わらず、準2級と同様です。
この増加した語数が、単純に多く書けるという意味で有利に思えるかもしれませんが、実際にはそれぞれの理由に対してより詳細な説明が求められるため、より高いレベルの分析と表現が必要になります。そのため、受験生は単に長く書くだけでなく、内容の質を深めることが求められます。
準2級よりも長いのに時間が足りない!
ライティングに長けた人もいれば、それが苦手で時間がかかる人もいます。同様に、読解スピードも人によって異なります。英検2級では、85分の試験時間が与えられますが、この時間内にリーディングとライティングを完了させることは一層困難です。理由は、2級では長文がより長くなり、問題数も多くなるため、制限時間内での完了が挑戦的になるからです。
実際に、多くの受験生が2級で時間不足を感じることが一般的です。一つの具体例として、リーディングに60分、ライティングに25分を割り当てる計画を立てる受験生がいますが、これでも見直しやリスニングの準備のための追加の5分を確保するためには、さらに効率的な時間管理が必要になります。
見えない準2級との差は他にもある
準2級と比べて2級のライティングでは、表面上は顕著な違いが見えにくいものの、要求される語数の増加によって、より複雑な表現や迅速な思考が必要とされ、全体の難易度が高まります。
この難易度の上昇は、単に語数の増加だけでなく、トピックの性質にも関連しています。2級のライティングで扱われるテーマは、準2級のものよりも社会的な問題が多く、より深い知識と意見の形成が求められます。
たとえば、2級のテストで「グローバル化の影響」について書かれたトピックが出題された場合、受験生は単に語彙を駆使して書くだけでなく、グローバル化が社会に与える具体的な影響についての深い理解と、それに基づいた自分の立場を明確に示す必要があります。これには、広範な読解と情報処理能力が必要となります。
英検2級ライティング試験内容
英検2級のライティングセクションで取り扱われるトピックは、一般的に社会問題に関連した内容が多いです。そのため、「再生可能エネルギーの利用拡大」や「市内の自動車規制政策」、「若者の起業支援策」などのテーマが出題されることが予想されます。
この種の問題に直面したとき、持ち前の意見がないと答えを書くのに苦労するかもしれません。時間が経つのは早いもので、考えている間にも試験時間は過ぎていきます。ですから、日頃からニュース記事を読んだり、社会問題について意識的に考えたりすることが重要です。この習慣があれば、どんなトピックが出ても迅速に反応し、自分の考えを英語で表現できるようになります。
英検2級ライティング対策
英作文を書き写す
試験には15問という多くの問題が含まれています。これらの問題にはそれぞれ4つの選択肢が用意されており、解答時には効率的なアプローチが求められます。特に確信が持てない問題は一旦スキップし、自信のある問題から先に解答する戦略を採ると良いでしょう。
また、選択肢を一つずつ検討し、明らかに間違っているものを排除していく消去法を利用することで、正解の確率を高めることができます。
構成を意識する
英検2級のライティングで効果的にポイントを得るためには、文章の構造に特に注意を払うことが重要です。トピックに応じた基本的な構成を理解し、それを適用することで、自分の主張を論理的かつ説得力ある形で展開することが可能です。
英検2級のライティングでは、通常「意見の提示→理由の説明→具体的な根拠→総括」という流れで書くことが推奨されます。この構造を採用することで、情報が整理され、読み手に対してクリアなメッセージを伝えることができるようになります。
社会性のある知識を身につける
英検2級のライティング試験で成功を収めるためには、日常的に社会問題についての理解を深めることが重要です。新聞やニュースを通じて、さまざまな社会問題に関心を持ち、それに関連する意見や情報に触れることで、ライティング時に有効な材料を持つことができます。
この方法は、ライティング試験で即座に意見を形成し、書き始めることが求められる際に特に有効です。情報に精通していることで、自分の意見を支えるための具体的な事例やデータを簡単に引用でき、説得力のある文章を書くことが可能になります。
20分で内容を考え、書く練習をする
英検などのライティング試験では、効率的な時間管理が成功の鍵です。試験での目標は、全体の25分のうち「アイデアの生成」や「実際の文章の執筆」に20分を割り当て、残りの5分で見直しを行うことです。これを実現するためには、実際の試験状況を模した練習が必要です。タイマーを設定し、各段階でどれだけの時間を消費しているかを把握し、効率的にタスクを完了する技術を身につけることが重要です。
例えば、「アイディアの生成」で時間がかかっている場合、日常的にさまざまな社会問題についての知識を深めることで、迅速にアイディアを思いつくことができるようになります。一方、「実際の文章の執筆」に時間がかかっている場合は、頻繁にエッセイの練習を行うことで、思考を速やかに言葉に変換するスキルが向上します。
過去問を解いて時間が足りなかった受験生は、ライティングと長文読解のどちらか、または両方のスピードを上げる必要があります。どちらのスキルも向上させることは重要ですが、個々の強みと弱点に応じて焦点を定めるべきです。効率的な解答テクニックを身につけることが、時間内に質の高いライティングを仕上げるためには不可欠です。特に長文読解が苦手な場合は、その分の時間を補うためにライティングのスピードをさらに上げる必要があるかもしれません。
このように、25分の制限時間内でライティングを完成させる能力を養うことが、試験での成功への道を開くための基本戦略となります。時間を計測しながら練習を重ねることが、試験で高得点を獲得するための効果的な方法です。
英検2級ライティングで高得点を取るためのポイント
内容がずれると0点もあり得る!?
英検などの試験でライティングセクションを完了させた後に0点を取るケースは意外とあるようです。他のセクションでは0点を聞くことが珍しいですが、ライティングで完全な0点を記録する受験生が時折存在します。これは、文章を書いたにも関わらず、要求されるトピックに沿った内容でなかった場合に起こり得ます。
ライティングで0点になる主な原因は、トピックに対して完全にずれた内容を書いてしまうことです。たとえ文法や語彙に誤りがあっても、トピックに適切に対応していれば、それなりの点数を獲得できるのが一般的です。しかし、書かれた英文がどれだけ文法的に正しく、流暢であっても、出題されたテーマから外れた内容では評価されないため、結果として0点がつく可能性があります。
ライティングセクションでの成功を確実にするには、出題されたトピックを正確に理解し、そのテーマに沿った内容を適切に展開することが重要です。これにより、無駄な努力を避け、試験で高い評価を得ることができます。
導入→理由1→理由2→結論
英語のエッセイ作成においては、一般的に「導入部」、「本文」、「結論」という明確な構成が求められます。これを英検2級のライティング試験に応用すると、特定の要件に従ってこれらのセクションを充実させる必要があります。
英検2級では、ライティングの本文では「2つの理由を挙げる」という具体的な要求がされます。これにより、エッセイの中核部分が、提供された2つの理由で構成されることになります。
具体的には、「導入部」で提出された質問に対して自分の立場を明確に表明し、質問文を少し変形させて用いることが効果的です。次に、「本文」では、それぞれの理由を支持するための詳細な説明と、具体例や提供されたキーワード(POINTS)を用いて理由を展開します。最初の理由を数文で詳述し、その後に二つ目の理由も同様に説明します。そして、「結論」では、導入部で述べた自己の意見を再度強調し、全体を締めくくりますが、導入部の内容を繰り返さないように新たな言い回しを心がけることが重要です。
このような構造を守ることで、エッセイはより組織的で理解しやすくなり、評価者に対して明確なメッセージを伝えることができます。したがって、英検2級のライティング試験で成功するためには、このエッセイ構造を適切に理解し、適用することが非常に重要です。
スペルミスは痛い!見直しは必ずすること
英語で自分の考えを表現する際、広範囲の語彙を知っていることは明らかに有利です。特に英検2級の試験を受ける際、多くの受験生は単語を理解し読むことはできても、実際にそれを書く段階でスペルの不確かさに直面することが少なくありません。文字の一つ一つが不確かで、「この単語はどう書くんだっけ?」と悩むことが、筆を進める上で大きな障害になります。
特に日本の学校教育では、中学までは英語のスペリングを頻繁に書く機会がありますが、高校になるとマークシート式の試験が主流となり、書く練習が格段に減少します。この変化は、大学入試でも同様で、実際に単語を手書きすることがほとんどありません。英検の試験形式もリーディングやリスニングはマークシート方式が多く、書き取りの必要がないため、スペリングミスが起こりやすくなっています。
ライティングのスキルを向上させるには、単語の正確なスペルを身に付けるだけでなく、文法の基礎を再確認し、実際に手を動かして書く練習を積むことが不可欠です。書き終わった後の見直しを怠らずに行うことで、これらのミスを減らし、より高い評価を得ることが可能になります。
意見を述べる英文のバリエーションを増やす
英検2級のライティング試験では、エッセイの構造が事前に明確に定義されているため、そのフォーマットに従うことで効率よく答案を作成することができます。特に、エッセイの開始部分には、様々な汎用的なフレーズがあり、これらを事前に準備しておくとスムーズに書き始めることができます。
例えば、導入部での質問が「将来的に多くの人が~となると思いますか?」のような場合、”I believe that more people will …” というフレーズから始めることができます。また、「~という意見に賛成しますか?」という質問に対しては、”I agree that …” というスタートが適しています。これらの標準的なフレーズを用いることで、思考のプロセスを速め、時間内に適切な内容を書き上げることが可能になります。
具体的には、エッセイ本文で「理由1」と「理由2」を展開する際には、”Firstly, …” と “Secondly, …” という接続詞を使用して、各段落の始まりを明確にします。最終段落では “In conclusion, …” というフレーズで締めくくり、導入部で述べた意見を再度強調し、一貫性を持たせることが重要です。
このような書き出しフレーズを用いることで、試験の答案が組織的で一貫した流れを持ち、評価者に対して明確なメッセージを伝えることができます。また、ディスコースマーカーなどの接続語を多用することで、論理的なつながりが強化され、より洗練されたエッセイが書けるようになります。これらの準備と練習を通じて、英検2級のライティングで高得点を目指すことができるでしょう。
ライティングから、という選択肢もある
英検2級では、リーディングとライティングセクションの時間管理が非常に重要です。全体の試験時間は85分で、一般的にリーディングに60分、ライティングに25分を割り当てることが推奨されています。しかし、多くの受験生がリーディングで時間を使い果たし、ライティングに必要な時間を確保できずに満足のいくパフォーマンスができないという問題に直面しています。
この問題を解決するために、ライティングを試験の初めに先に終える戦略が有効であることが考えられます。これにより、ライティングセクションで十分な時間を確保し、質の高い回答を書くことが可能になります。たとえば、ライティングで650点を占める1問に対して十分な時間を使ってしっかりと答えることができれば、その後のリーディングセクションで多少時間が足りなくなっても、全体のスコアに与える影響は比較的小さいです。
具体例として、過去にこの方法を試した受験生は、ライティングで高得点を確保し、リーディングの一部の問題を解答できなかったにも関わらず合格を果たすことができました。この受験生はライティングに25分をしっかりと使用し、その後残りの時間でリーディング問題に取り組んだ結果、全体的にバランスの取れた点数を得ることができたのです。
したがって、英検2級で成功するためには、ライティングを先に終えるという戦略を検討する価値があります。これにより、ライティングセクションで高品質な答えを書くための十分な時間を確保し、全体の試験の成績を向上させることが可能になるためです。
ライティング対策はスピーキング対策
英検のライティングセクションでの練習は、その後のスピーキングテストにも大きく寄与します。これは、ライティングで培った表現力やアイデアの構成が、口頭試験でのパフォーマンス向上に直結するためです。
ライティングの練習を積むことで、具体的な表現や論理的な構造を頭の中で整理する技術が向上します。これは、スピーキング試験の特に問題3と問題4で求められるスキルと直接的に関連しています。これらの問題では、受験者に自分の意見を述べたり、与えられたトピックについて具体的な提案や説明を行うことが求められます。
ライティングのトレーニングは一次試験の合格だけでなく、二次試験のスピーキングセクションでも非常に役立ちます。そのため、ライティングスキルの向上に努めることは、英検の全体的な成績向上に繋がるため、非常に重要な戦略と言えるでしょう。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検2級】ライティング攻略法|問題の解き方のポイントを6つの軸で解説します!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映