【英検準1級】試験対策|ギリギリ合格の目安と効率のいい勉強方法を4つの軸で解説!

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【英検準1級】試験対策|ギリギリ合格の目安と効率のいい勉強方法を4つの軸で解説!
菅澤

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オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は【英検準1級】試験対策|ギリギリ合格の目安と効率のいい勉強方法を4つの軸で解説!
というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英検準1級とは?

英検準1級とは?
菅澤

英検は、7つの級が設定されており、その中で英検準1級は英検1級の次のレベルに位置づけられます。英検準1級の試験は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの技能が評価されます。

オニ坊

試験は一次試験と二次試験の2部構成となっており、一次試験ではリスニング、リーディング、ライティングの技能が試されます。合格した受験者は二次試験に進み、試験官との面接形式でスピーキング技能が評価されます。

大学中級程度の英語力が求められる

菅澤

英検準1級は、どのような英語力が求められるのでしょうか?英検協会によると、以下の英語力が要求されます。

・大学中級程度
・社会生活で実際に使える英語力
・かなり高い英語力

オニ坊

日本の一部の難関大学では、英検準1級を出願要件としています。また、海外留学を考える場合、留学先が英検を語学力の指標としていることがあります。その際、準1級を取得していることは有利になるでしょう。

英検準1級にギリギリ合格できる目安は8割の正答率

英検準1級にギリギリ合格できる目安は8割の正答率
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英検では、2016年以降、CSEスコアによる合否判定が行われています。各級の合格基準スコアは固定されています。

準1級の場合、正答率が約8割であれば、ギリギリ合格できるとされています。ただし、これはあくまでも目安であり、個々の受験者や試験の難易度によって異なる場合があります。

すべての技能での正答率8割でギリギリ合格

菅澤

まず、英検の試験形式を理解しましょう。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4つの技能すべてが英検CSEスコアで750点満点で評価されます。

一次試験では、リスニング・リーディング・ライティングの3技能の合計点で判定され、合計2250点満点です。合格には、この合計点が1,792点以上必要です。1792点を2250で割ると0.79になりますので、約8割の得点がギリギリの合格ラインとなります。

オニ坊

また、一次試験では、2技能が満点でも合計点が1,500点にしかならないため、すべての技能でバランスよく点数を獲得する必要があります。二次試験はスピーキングのみで、750点満点中512点以上で合格となります。512点を750で割ると0.68になり、約7割の得点が必要です。

CSEスコアとは?

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英検では、CSEスコアが導入され、これは” Common Scale for English “の略称です。このスコアは、国際的な基準とのズレをなくすために導入された採点基準です。以前は、英検は合否のみで判定されていましたが、CSEスコアの導入により、各技能の合格までの到達度をより詳細に把握できるようになりました。

オニ坊

CSEスコアは、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)に基づいており、外国語の熟達度を同一の基準で評価できる枠組みです。

CSEスコアと正答率の関係

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CSEスコアでは、正答数によってではなく、正答率で評価されます。これは統計的手法を用いて、試験の難易度や他受験者の成績を考慮して算出されます。

オニ坊

したがって、同じ問題数であっても、他の受験者の正答率によって最終的なCSEスコアが決まります。そのため、具体的に何問正解すれば合格とは一概に言えません。受験者全体の正答率がCSEスコアに反映されるため、正答率が低くても高いスコアを獲得することがあり、逆もまた然りです。

英検準1級一次試験の内容

英検準1級一次試験の内容

筆記試験とリスニングテストの2部構成

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筆記試験は90分間行われ、主にリーディングとライティングの2つのスキルが評価されます。リスニングテストはおよそ30分間で行われ、筆記試験の後に実施されます。

オニ坊

各セクションでは異なる解答形式が用いられます。リーディングとリスニングは四択のマークシート方式を採用し、一方、ライティングは記述式です。

リーディング

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リーディングセクションでは、3つの大問が出題され4つの選択肢から正解を1つ選ぶ方式です。

各大問の特徴は下記の通りです。

短文の語句空所補充(25問):単語と熟語の知識が問われる
長文の語句空所補充(6問):読解力・語彙力が問われる
長文の内容一致選択(10問):限られた時間で長文を読みきる力が問われる

ライティング

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ライティングセクションでは、特定のトピックに対して支持または反対の立場から論じることが求められます。このセクションでは、与えられたテーマについて短いエッセイを記述する形式で答える必要があります。特に120から150語の範囲で自分の見解を明確に示すことが重要です。

オニ坊

選択可能な4つのキーポイントが提示され、その中から2つを選んでエッセイに取り入れることが必須です。これにより、自分の主張を補強し、論理的な構造を構築する助けとなります。日本語のエッセイと異なり、この英作文では「序論」でトピックを導入し、「本論」で詳細な議論を展開した後、「結論」で全体をまとめる形式に則って書くことが要求されます。

リスニングテスト

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以下3つの大問が出題され、4つの選択肢から正解を1つ選びます。

大問1:会話の内容一致選択(12問)
大問2:文の内容一致選択(12問)
大問3:Real-Life形式の内容一致選択(5問)

オニ坊

大問1は男女2人のスピーカーの会話です。会話のやりとりの回数は決まっていないため、会話が終わるまで集中力を切らさないよう注意しましょう。大問2は1人のスピーカーによるナレーションの内容に関する問題です。細かい部分が分からなくても、大枠で理解することが重要です。

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大問3は問題用紙に状況設定と質問が書いてあるReal-Life方式です。1問につき10秒で内容を確認し、つぎに音声を聞く流れです。飛行機の案内放送や、スケジュール調整の電話など、日常生活のある状況に関する音声を聞いて質問に答えます。

英検準1級二次試験の内容

英検準1級二次試験の内容
菅澤

これらの表現をマスターすることで、文章の起承転結がスムーズになります。表現のバリエーションを豊富に持っていれば、様々なアイデアを効果的に伝えることができます。

スピーキングテスト

菅澤

面接委員と1対1で面接をおこない、やりとりは英語のみです。試験時間は約8分で、下記3つの内容を含みます。

自由会話、面接委員と簡単な日常会話
ナレーション、4コマイラストの展開を説明
質疑応答、イラスト・カードのトピックに関する意見を問う質問

オニ坊

面接の初めには、面接官との軽い対話が行われ、これによって場の雰囲気が和らげられます。この時点で、面接官は受験者の基本情報を確認し、職業や教育に関する質問をすることで受験者の現状を理解しようとします。この自由会話部分は評価の対象外ではありますが、ここでの印象が全体の評価に影響を及ぼすことがあります。

菅澤

したがって、明瞭で大きな声で返答することが推奨されます。また、面接の次のステージでは、与えられたイラストカードを用いて受験者はナレーションを創作することが求められます。出題されるテーマは一般に社会的な問題に関連が深いものが多いです。

オニ坊

面接の最終段階において、イラストを基にした質疑応答が行われます。この部分では、描かれているキャラクターの感情やイラストが示すテーマについての見解が求められます。受験者は自身の意見をはっきりと述べるように促されるので、賛成か反対かの立場を明確にし、その理由をしっかりと説明することが重要です。

英検準1級にギリギリでも合格するための勉強方法

英検準1級にギリギリでも合格するための勉強方法
リーディングの勉強方法

1,語彙力

菅澤

準1級の英検をクリアするには、7,500語から9,000語の広範な語彙が必要とされています。これを2級の必要語彙5,000語と比較すると、明らかに高いレベルの語彙力が求められることが分かります。特に英検の文法セクションにおいては、全25問中20問が語彙に関連する問題で占められており、これがどれほど語彙力が全体のパフォーマンスに影響を与えるかを示しています。

オニ坊

語彙の豊富さは、問題を解く上で非常に大きな役割を果たします。たとえば、文脈を正確に理解し、適切な単語を選ぶ能力は、多くの問題で正解を導く鍵となります。このようなスキルを養うためには、単語集の利用が効果的です。定期的に単語を覚えることで、自然と語彙が増え、テストでの選択肢の理解が容易になります。

2,長文読解

菅澤

英検準1級の試験では、特に科学、医学、歴史などの学術的な分野から抜粋された16問の長文読解問題が含まれています。これらの問題に対処するには、反復して過去の試験問題を解くことで読解速度を高める必要があります。長文問題では、普段なじみのない専門用語や表現が頻繁に登場するため、これらの語彙に慣れることが重要です。

オニ坊

例えば、ある特定の単語の意味が不明でも、その単語が含まれる文の前後の文脈から意味を推測する練習を積極的に行うことが効果的です。さらに、長い文章を読む際には集中力が途切れがちになることもあるため、推奨される参考書を使用して、試験の文章量に慣れることも同様に重要です。このような練習を繰り返すことで、長文読解の精度と速度を同時に向上させることができます。

ライティングの勉強方法

ライティングの勉強方法

菅澤

ライティング力を向上させるためには、下記の学習が有効です。

問題の特徴を捉え、何度も練習する
序論・本論・結論の構成書き方のパターンを覚える
過去問を書き写してみる

オニ坊

自己の見解を素直に表現することは重要ですが、それを効果的に整理し、伝える技術も同じくらい大切です。意見を効率的にまとめ、読み手に伝わるようにするためには、整理された方法で意見を表明することが求められます。

リスニングの勉強方法

リスニングの勉強方法

菅澤

リスニング力を向上させるためにできることは、下記の2つです。

シャドーイング
ディクテーション

オニ坊

シャドーイングとは、ネイティブスピーカーの発話を少し遅れてまねるトレーニング方法です。この技術を使うと最初は追いつくのが難しいかもしれませんが、何度も挑戦することで徐々に話す速度や発音が向上します。この方法はリスニング能力だけでなく、発音の正確さも改善させるので、英語の総合的なスピーキング力の向上に寄与します。

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一方、ディクテーションは、聞いた内容を正確に文字にする練習です。これを行うには、CDプレーヤーやアプリの一時停止機能を活用し、自分が聞き取った英語を紙に記録します。この活動は、特にリスニングと正確な文字起こしのスキルを鍛えるのに有効です。

オニ坊

また、現実の状況を想定した練習問題に取り組むことも、英語学習には欠かせません。アプリや問題集を使用して、日常生活で遭遇しうるシチュエーションでの英語の使い方を練習することで、学んだスキルを実生活に応用する準備ができます。

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これらの学習方法を組み合わせることで、英語のリスニングとスピーキングの両方の能力が段階的に向上し、実際のコミュニケーションでの自信につながるでしょう。

スピーキング(二次試験)の勉強方法

スピーキング(二次試験)の勉強方法

菅澤

二次試験のスピーキングテストでは、会話だけではなく、英語でイラストの状況を説明する能力や、英語で意見を述べる能力が試されます。さまざまなテーマから出題されるので、本番同様の練習が重要です。

スピーキング力を向上させるためにできることは、下記2つです。

・イラストを見てナレーションを作る
・自分の意見を伝える練習

オニ坊

ナレーション作成においては、効果的なストーリーテリングのために誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように行ったかを明確にすることが重要です。この5W1Hを用いて物語の概要を組み立てることで、聴衆が情報を容易に理解し、追いやすくなります。一連のイラストに対して、それぞれ2〜3文を用いて説明し、合計で約2分間のプレゼンテーションを目指します。

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ナレーションの後には、その内容に基づいた質疑応答が行われます。この時、受験者は自らの意見を述べる機会を得ますが、ナレーションで語った事柄と矛盾する意見を表すと、評価に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。そのため、将来の質問に答えやすいように、一貫性のあるナレーションを心掛けることが望ましいです。

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自分の見解を示す際には、単純な「はい」または「いいえ」と答えた後、その理由をしっかりと説明することが重要です。特に現代の問題や時事問題について意見を求められた場合、これまでの学習を生かして、明確かつ論理的な根拠をもって自分の立場を表現することが、効果的なコミュニケーションにつながります。

英検準1級に合格するメリット

英検準1級に合格するメリット
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英検準1級の取得は困難な試験の一つですが、その難易度が高いことが逆に大きな利点をもたらします。この資格を持つことは、非常に高いレベルの英語能力を示す証となり、多くの教育機関や企業において高く評価されます。これから紹介するメリットを念頭において、準1級取得に向けて学習してください。

①大学受験で有利になる

大学受験で有利になる

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準1級の英語資格を持っていることは、大学入試、特に推薦やAO入試において強力なアピールポイントになります。この資格は、受験者が大学レベルの英語力を有しているという証明であり、学業への熱心さを示す指標となるからです。既に準1級を保持している受験生は、単に語学能力が高いと評価されるだけでなく、積極的に学習に取り組む意欲的な学生と見なされる可能性が高いです。

オニ坊

例えば、ある大学では、準1級を持っている受験生に対して英語試験の免除や得点の加点といった優遇措置を設けています。このような措置は、高い語学力を持つ学生を惹きつけ、彼らの能力を学内で活かしてもらうためのものです。

②大学で英語科目の単位として認定

大学で英語科目の単位として認定

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多くの大学では、英検準1級の資格を持っていることが英語科目の単位認定に直接つながります。このような認定を受けることは、学生にとって時間と労力の節約にもなり、他の学問領域により多くの時間を割くことができるようになります。

オニ坊

さらに、英検準1級を持つ学生は、奨学金の適格者としても認識されることがあります。これは、英語の高いスキルを持つ学生を積極的に支援し、彼らの学業と将来のキャリアを促進するためです。特に英語教育に力を入れている大学では、このような機会が豊富に用意されています。

菅澤

これらの事例からも分かるように、英検準1級を取得しているという事実が、教育の質を重視する大学において多くの扉を開くことができます。そのため、英検準1級の取得は、学業だけでなく将来のキャリア構築においても有利に働く可能性が高いです。

③就活・転職時に有利となる

就活・転職時に有利となる

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教員採用試験において、英検の資格が持つ重要性は非常に高いです。この資格があると、試験の一部が免除されたり、加点がされたりする特典を受けることができます。英検の大きな利点の一つは、TOEICとは異なり、一度取得すればその資格が永久に有効であるという点です。

オニ坊

これは、教員としてのキャリアを志す人々にとって非常に有利であり、履歴書に英検資格を記載することで、自身の英語力を強調し、教育現場での競争力を高めることが可能です。たとえば、ある教員が採用試験において英検資格のおかげで加点を受け、希望する学校での採用が決まったケースがあります。

英検準一級をギリギリでも合格するためのポイント

英検準一級をギリギリでも合格するためのポイント
菅澤

英検準1級の取得には、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの技能において、それぞれ高いスコアを要求されます。全体の80%以上の得点を目指す必要があり、そのためには得意な分野で高得点を稼ぎつつ、苦手な分野でも最低限の得点を確保する戦略が有効です。

オニ坊

具体的には、ある受験者がリーディングとリスニングで非常に高い得点を獲得し、スピーキングとライティングで低めの得点を保ちつつも全体としての合格ラインを超えた例があります。また、一次試験に合格すると、その成果は1年間有効であり、この期間中に二次試験で失敗しても再び一次試験を受ける必要がないため、一次試験に集中することが戦略的に重要です。

最後に:英検に合格をするには?

英検に合格をするには?
菅澤

ここまで【英検準1級】試験対策|ギリギリ合格の目安と効率のいい勉強方法を4つの軸で解説!
について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke