
兵庫医科大学の医学部を調べると、学費が高いとか倍率がすごいとか、断片的な話ばかり出てきます。結局、学費は6年間でいくらで、倍率は何倍で、入ってから国家試験に受かるのか。そこを先に知りたいです。














公式資料の数字だけで先に答えます。学納金は初年度850万円、2年次以降が年570万円なので、6年間を単純に足すと3,700万円です。2026年度の一般選抜は、A(4科目型)が実質倍率11.4倍、B(英語資格試験活用型)が31.7倍。A方式は受験2,196人から1次合格381人、正規合格155人まで絞られ、繰上を含めた最終合格が192人でした。そして第120回医師国家試験の合格率は97.0%です。この記事は、この5つの数字をすべて公式の一次資料までさかのぼって解説します。
私立医学部の受験判断は、偏差値表を眺めても前に進みません。判断に必要なのは、「いくら払うのか」「どの方式でどれだけの人と競うのか」「1次と2次のどちらで落ちるのか」「地域枠を使うと将来どこまで縛られるのか」「入学後に医師になれる確率はどれくらいか」という5点の実数です。兵庫医科大学はこの5点をすべて公式サイトで公開しており、医師国家試験の結果は厚生労働省が学校別に公表しています。本稿は、その公表値だけを使って組み立てます。公式に存在しない偏差値、憶測の合格ラインは一切書きません。
目次
- 兵庫医科大学医学部の学費・倍率・国家試験合格率への結論
- 兵庫医科大学医学部の学費は6年間でいくら?年次別の公式金額から積み上げる
- 一般選抜A 11.4倍・B 31.7倍|方式ごとに倍率がここまで違う理由
- 1次で381人・正規合格155人|どの段階で何人に絞られるのか
- 合格最低点は何点?方式別の正規合格者最低点と得点率で見る
- 正規155人が最終192人になる|補欠・繰上合格の実態
- 地域枠に勤務義務はある?地域指定制と兵庫県推薦入学制度の違い
- 医師国家試験の合格率は?第120回97.0%・第119回99.1%の実数
- 入学後の実態と他学部との比較|留年者数・中退率・学部別の倍率
- 兵庫医科大学医学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|兵庫医科大学医学部は公式データを合わせて読む
- よくある質問
兵庫医科大学医学部の学費・倍率・国家試験合格率への結論
| 知りたいこと | 公式データから言える結論 | 確認すべき一次資料 |
|---|---|---|
| 6年間の学費 | 初年度850万円+2年次以降570万円×5年=3,700万円(別途 委託徴収金) | 大学公式「学費」ページの年次別金額 |
| 方式別の倍率 | 2026年度は一般選抜A 11.4倍、B 31.7倍、学校推薦型(一般公募制)5.3倍 | 大学公式「2026年度入試結果(医学部)」 |
| どこで落ちるか | A方式は受験2,196人→1次合格381人→正規合格155人の2段階 | 同上(1次合格者数まで公表されている) |
| 地域枠の縛り | 学校推薦型(地域指定制)は卒業後の就労義務なし。9年間の勤務義務は兵庫県推薦入学制度枠 | 大学公式「学校推薦型選抜(地域指定制)」「奨学金制度」 |
| 医師になれるか | 第120回医師国家試験は受験100人・合格97人で97.0%(全国91.6%) | 厚生労働省「第120回医師国家試験の学校別合格者状況」 |
5つの論点は独立しているように見えますが、実際には一本の判断につながります。学費3,700万円という負担を6年間払い続ける前提で、11.4倍から31.7倍という選抜を通過し、入学後に留年せず進級して国家試験に合格する。この一連の流れのどこに自分の弱点があるのかを先に見極めないと、対策の順番を間違えます。たとえば英語資格を持っているからB方式が有利だと考える受験生は多いのですが、2026年度のB方式は募集人員が少なく、受験507人に対して最終合格16人でした。資格の有無より先に、枠の大きさを見る必要があります。














倍率が11倍とか31倍とか聞くと、もう自分には無理な気がしてきます。














数字の意味を分けて考えてください。31.7倍というのはB方式の募集が約10名だからで、受験者の学力が桁違いという意味ではありません。実際、2026年度のB方式の正規合格者最低点は480点満点中322.0点で、得点率にすると67%です。倍率が高い方式ほど合格最低点も高い、とは限らないのが私立医学部の特徴です。
学費を確定する → 方式別の倍率を見る → 1次と2次のどちらで落ちるかを知る → 合格最低点で必要得点率をつかむ → 補欠・繰上の実態を知る → 地域枠の義務を確認する → 国家試験と入学後の実態を見る、という順に読むと、断片的な情報が一つの受験計画になります。
兵庫医科大学医学部の学費は6年間でいくら?年次別の公式金額から積み上げる
大学公式の「学費」ページは、医学部(6年制)の学納金を第1学年次と第2学年次以降に分けて公表しています。第1学年次は入学金200万円、授業料220万円、実験実習費100万円、施設設備費130万円、教育充実費200万円で合計850万円。第2学年次以降は入学金がなくなり、教育充実費が120万円に下がるため、年570万円です。したがって6年間の学納金は、850万円+570万円×5年=3,700万円になります。公式サイトは総額という形では書いていないので、この3,700万円は公表された年次別金額をそのまま合計した数字だと理解してください。
| 項目 | 第1学年次 | 第2学年次以降(年額) |
|---|---|---|
| 入学金 | 2,000,000円 | − |
| 授業料 | 2,200,000円 | 2,200,000円 |
| 実験実習費 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
| 施設設備費 | 1,300,000円 | 1,300,000円 |
| 教育充実費 | 2,000,000円 | 1,200,000円 |
| 合計 | 8,500,000円 | 5,700,000円 |
注意したいのは、この表の外側にも費用があることです。公式には委託徴収金(後援会費・学生会費)として初年度525,000円、次年度以降15,000円が別途必要と明記されています。6年間で計算すると525,000円+15,000円×5年=600,000円で、学納金と合わせると3,760万円です。さらに入学検定料が1方式あたり60,000円かかるため、複数方式に出願すればその分だけ受験時の支出も増えます。「初年度850万円」だけを見て資金計画を立てると、2年次以降に毎年570万円が続く事実を見落とします。
📚 用語解説
学納金と委託徴収金:学納金は入学金・授業料・実験実習費・施設設備費・教育充実費など、大学へ直接納める学費の総称。委託徴収金は後援会費や学生会費のように、大学が学生団体等に代わって徴収する費用で、学納金の表とは別枠で公表されることが多い。総額を見積もるときは必ず両方を足す。














3,700万円と聞くと現実感がありません。奨学金で下げられる余地はあるのですか。














兵庫医科大学は公式に複数の制度を公表しています。一般選抜A(4科目型)の成績上位5名を対象にした特待生制度は、実験実習費50万円・施設設備費65万円・教育充実費100万円にあたる215万円を免除します。さらに兵庫県推薦入学制度枠は6年間の修学費用が貸与され、エキスパート養成入試は年285万円・総額1,710万円を上限に貸与されます。ただし後の2つは卒業後の勤務が返還免除の条件なので、金額だけで選ぶ制度ではありません。
本稿の金額は大学公式の学費ページに掲載された現行の年次別金額です。学納金は改定されることがあるため、出願時には必ず最新の公式ページと募集要項で照合してください。また6年間総額3,700万円は公式の総額表記ではなく、公表値を合算した参考値です。
一般選抜A 11.4倍・B 31.7倍|方式ごとに倍率がここまで違う理由
兵庫医科大学医学部の2026年度入試結果は、方式別にすべて公表されています。実質倍率は一般選抜A(4科目型)が11.4倍、一般選抜B(英語資格試験活用型)が31.7倍、学校推薦型選抜(一般公募制)が5.3倍、同(地域指定制)が8.0倍、総合型選抜(一般枠)が12.4倍、エキスパート養成入試が17.3倍でした。同じ大学の同じ学部でも、方式によって競争率は5倍から30倍以上まで開きます。「兵庫医科大学医学部の倍率」という一つの数字を探しても意味がないのは、このためです。
| 方式 | 志願者 | 受験者 | 1次合格 | 正規合格 | 正規合格者最低点 | 合格者 | 入学者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般選抜A(4科目型) | 2,290人 | 2,196人 | 381 | 155人 | 417.5点 | 192人 | 62人 | 11.4倍 |
| 一般選抜B(英語資格試験活用型) | 516人 | 507人 | 90 | 10人 | 322.0点 | 16人 | 10人 | 31.7倍 |
| 学校推薦型選抜(一般公募制) | 106人 | 106人 | − | 20人 | 317.0点 | 20人 | 20人 | 5.3倍 |
| 学校推薦型選抜(地域指定制) | 41人 | 40人 | − | 5人 | 325.5点 | 5人 | 5人 | 8.0倍 |
| 総合型選抜(一般枠) | 113人 | 112人 | 25 | 9人 | 301.6点 | 9人 | 9人 | 12.4倍 |
| 総合型選抜(卒業生子女枠) | 30人 | 30人 | 5 | 3人 | 290.9点 | 3人 | 3人 | 10.0倍 |
| 総合型選抜(国際バカロレア枠) | 4人 | 2人 | 0 | 0人 | − | 0人 | 0人 | − |
| エキスパート養成入試 | 53人 | 52人 | 6 | 3人 | 376.5点 | 3人 | 3人 | 17.3倍 |
倍率の差を生んでいるのは、主に募集人員の大きさです。2027年度の公式募集人員は、一般選抜Aが一般枠約54名+兵庫県推薦入学制度枠3名、一般選抜Bが約10名、学校推薦型選抜(一般公募制)が約23名、同(地域指定制)が5名以内、総合型選抜は一般枠約5名・卒業生子女枠3名以内・国際バカロレア枠約2名、エキスパート養成入試が3名以内です。B方式の倍率が突出して高いのは、受験者507人という規模に対して募集が約10名しかないからであって、A方式より学力水準が極端に高いからではありません。
📚 用語解説
実質倍率:実際に試験を受けた人数を、最終的な合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が違う。兵庫医科大学が公表している方式別の実質倍率は、受験者数を繰上合格を含む合格者数で割った値であり、本稿の表と一致する。
- 一般選抜A: 受験2196人
- 総合型一般枠: 受験112人














英語資格を持っているのでB方式が向いていると思っていました。倍率31.7倍なら考え直すべきですか。














両方に出願するのが公式に想定された使い方です。大学公式は、一般選抜Aと一般選抜Bの両方に出願できること、両方出願した場合はA方式の時間割で受験し、数学・理科・小論文はA方式の1次と共通の問題を使うことを明記しています。つまりB方式は、A方式の受験生が英語資格を持っている場合に追加できる枠です。B方式だけに絞るのではなく、A方式を軸にしてB方式を上乗せする、という考え方が公式の設計に合っています。
一般選抜Aと一般選抜Bは併願できると公式に明記されています。したがってA 2,290人+B 516人=2,806人という合計は、同一人物が二重に数えられている延べ人数です。「2,806人が兵庫医科大学医学部を受けた」と読み替えることはできません。方式別の数字をそのまま方式別に読むのが正しい使い方です。
1次で381人・正規合格155人|どの段階で何人に絞られるのか
兵庫医科大学医学部の一般選抜は2段階です。第1次試験は学科試験と小論文で、2027年度のA方式は外国語150点・数学150点・理科2科目200点・小論文50点。このうち小論文は第2次試験の判定に使うと公式に注記されています。第2次試験は個人面接と調査書で80点。合計630点で判定されます。そして2026年度の実績は、受験2,196人のうち1次合格が381人、正規合格が155人でした。1次を通るのが受験者の約17%、1次合格者のうち正規合格に届くのが約41%という構造です。
| 段階 | 一般選抜A(4科目型) | 一般選抜B(英語資格試験活用型) |
|---|---|---|
| 受験者数 | 2,196人 | 507人 |
| 第1次試験 | 外国語150/数学150/理科200/小論文50 | 数学100/理科100/小論文50 |
| 1次合格者数 | 381人(受験者の約17%) | 90人(受験者の約18%) |
| 第2次試験 | 個人面接・調査書 80点 | 外国語150/課題型面接・面接・調査書・英語資格 80点 |
| 正規合格者数 | 155人(1次合格者の約41%) | 10人(1次合格者の約11%) |
| 満点 | 630点 | 480点 |
ここで見落としてはいけないのが、B方式の2次試験に外国語150点が置かれている点です。A方式は1次で英語を課し2次は面接だけですが、B方式は1次に英語がなく、2次で英語150点+面接等80点=230点を争います。480点満点のうち約48%が2次に配分されている計算です。つまりB方式は「英語資格があれば英語を免除される方式」ではなく、「英語の比重が後ろに寄っている方式」です。ここを取り違えると準備の順番を誤ります。
📚 用語解説
第1次試験・第2次試験:私立医学部で一般的な2段階選抜。1次は学科中心で受験者を絞り、2次で面接や小論文を含めて最終判定する。兵庫医科大学医学部は1次合格者数まで公表しているため、「学科で落ちたのか、面接まで進んで落ちたのか」を志望者側が数字で把握できる。














1次を通れば面接だけだから、A方式は2次で落ちる人は少ないということですか。














逆です。1次合格381人に対して正規合格は155人なので、1次を通っても6割近くが正規合格には届いていません。しかもA方式は1次で解いた小論文50点を2次の判定に使うと公式に書かれています。面接だけの勝負ではなく、小論文と面接と調査書を合わせた130点が2次で効く構造です。「1次が本番、2次は形式」という思い込みは危険です。
一般選抜A・Bとも、判定方法に「各科目のいずれかの得点が著しく低い場合は不合格となることがあります」と明記されています。総合点を積み上げる戦略の前に、極端に落ち込む科目を作らないことが先です。
合格最低点は何点?方式別の正規合格者最低点と得点率で見る
兵庫医科大学は、方式ごとの「正規合格者最低点」と配点内訳の両方を公表しています。2026年度は一般選抜Aが630点満点で417.5点、一般選抜Bが480点満点で322.0点、学校推薦型選抜(一般公募制)が430点満点で317.0点、同(地域指定制)が同じ430点満点で325.5点、総合型選抜(一般枠)が430点満点で301.6点、エキスパート養成入試が530点満点で376.5点でした。満点は公式の配点内訳を合計した値です。得点率に直すと、A方式が66.3%、B方式が67.1%、推薦(一般公募制)が73.7%、地域指定制が75.7%になります。
| 方式 | 満点(配点の合計) | 正規合格者最低点 | 得点率(本記事の計算) |
|---|---|---|---|
| 一般選抜A(4科目型) | 630点 | 417.5点 | 66.3% |
| 一般選抜B(英語資格試験活用型) | 480点 | 322.0点 | 67.1% |
| 学校推薦型選抜(一般公募制) | 430点 | 317.0点 | 73.7% |
| 学校推薦型選抜(地域指定制) | 430点 | 325.5点 | 75.7% |
| 総合型選抜(一般枠) | 430点 | 301.6点 | 70.1% |
| エキスパート養成入試 | 530点 | 376.5点 | 71.0% |
この表から読み取れることが2つあります。第一に、倍率が最も高いB方式(31.7倍)の得点率67.1%は、倍率5.3倍の推薦(一般公募制)の73.7%より低いということ。倍率の高さと必要得点率は連動しません。第二に、合格最低点は年度で動くということです。2025年度のA方式は630点満点で384.0点、得点率61.0%でした。2026年度は417.5点・66.3%なので、1年で5ポイント以上動いています。B方式も2025年度は297.3点(61.9%)から2026年度は322.0点(67.1%)へ上がりました。過去の合格最低点は目標設定の目安にはなりますが、「この点を超えれば受かる」という保証ではありません。
📚 用語解説
正規合格者最低点:繰上合格者を含まない、正規合格者の中で最も低い総合点。兵庫医科大学は方式ごとにこの値を公表している。補欠から繰り上がった合格者はこの点を下回る場合があるため、「最低点=合格ライン」ではなく「正規で決まった人の下限」として読む。














得点率66%なら、全問正解を目指さなくても届くということですか。














数字の上ではそうです。ただしA方式の630点には2次の面接・調査書80点が含まれています。1次の学科500点だけで66%を取ればよい、という意味ではありません。それに合格最低点はあくまで下限で、正規合格者の平均ではありません。「最低点ちょうどを狙う」計画は、当日の得点のぶれをまったく吸収できません。目標は最低点ではなく、最低点+余裕分で置いてください。
正規155人が最終192人になる|補欠・繰上合格の実態
兵庫医科大学医学部の入試結果表には、「正規合格者数」と「合格者数」の2つの列があります。2026年度の一般選抜Aは正規合格155人に対して合格者192人。差の37人が繰り上がった人数です。B方式も正規10人に対して合格者16人で、6人が繰り上がりました。2025年度も同じ傾向で、A方式は正規142人→合格176人(34人)、B方式は正規10人→合格17人(7人)でした。一方、学校推薦型選抜と総合型選抜はいずれも正規合格者数と合格者数が一致しており、繰上は発生していません。専願を条件とする方式では辞退が出にくいからです。
| 方式・年度 | 正規合格者数 | 最終的な合格者数 | 繰り上がった人数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|
| 一般選抜A(2026年度) | 155人 | 192人 | 37人 | 62人 |
| 一般選抜B(2026年度) | 10人 | 16人 | 6人 | 10人 |
| 一般選抜A(2025年度) | 142人 | 176人 | 34人 | 66人 |
| 一般選抜B(2025年度) | 10人 | 17人 | 7人 | 10人 |
| 学校推薦型(一般公募制・2026年度) | 20人 | 20人 | 0人 | 20人 |
| 学校推薦型(地域指定制・2026年度) | 5人 | 5人 | 0人 | 5人 |
さらに注目すべきは入学者数です。2026年度のA方式は最終合格192人に対して入学者62人。合格者の3分の2が他大学などへ進んでいます。私立医学部の受験生は複数校を併願するため、合格を出しても入学に至らない割合が高く、その分だけ繰上が動きます。A方式の2次試験合格発表は2027年2月24日、入学手続期限は3月3日と公式に示されています。手続が締まってから空いた枠が補欠へ回るため、繰上の連絡は3月に入ってから動くのが構造上の必然です。
📚 用語解説
補欠・繰上合格:正規合格者の中に入学を辞退する人が出た場合、補欠者から順に合格が出される仕組み。兵庫医科大学は「補欠者には補欠通知書をWEB上で交付する」「補欠合格状況等に関する問い合わせには一切応じない」と公式に明記している。順位や見込みを大学へ照会することはできないため、繰上を待つ間も次の受験校の準備を止めない前提で計画する。














補欠になったら、いつまで待てばいいのでしょうか。














大学は補欠合格状況の問い合わせに応じないと公式に明言しているので、待ち方をこちらで設計するしかありません。公式の日程から言えるのは、A方式の入学手続期限が3月3日、B方式が3月12日ということです。この期限を過ぎてから枠が動きます。だから補欠通知が来た時点で「合格した」と考えて勉強を止めるのが最も危険です。繰上を待つ期間も、次の受験と進学準備を並行させてください。
地域枠に勤務義務はある?地域指定制と兵庫県推薦入学制度の違い
私立医学部の地域枠は「学費が下がる代わりに卒業後の勤務が縛られる」と一括りに語られがちですが、兵庫医科大学では制度によって条件がまったく違います。最も誤解されやすいのが学校推薦型選抜(地域指定制)です。公式の出願資格には「地域指定制により合格し入学した場合でも、卒業後の本学での就労義務などはありません」と明記されています。つまり地域指定制は勤務義務のある枠ではなく、出願できる人を兵庫県ゆかりの受験生に限定した推薦枠です。
| 枠 | 2027年度 募集人員 | 主な出願条件 | 卒業後の義務 | 学費の扱い |
|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型(一般公募制) | 約23名(特別選抜3名以内を含む) | 現役・学習成績の状況4.0以上・専願 | なし | 通常どおり |
| 学校推薦型(地域指定制) | 5名以内 | 一般公募制の条件+兵庫県内に保護者等が1年以上在住、または県内高校の卒業(見込) | 公式に「就労義務などはありません」と明記 | 通常どおり |
| 兵庫県推薦入学制度枠(一般選抜A内) | 3名 | 出身都道府県は問わない(国内に住所を有する者) | 兵庫県の正規職員として県指定のへき地の公立医療機関等で9年間勤務 | 入学金・授業料など6年間の修学費用を貸与、条件達成で返還免除 |
| エキスパート養成入試 | 3名以内 | 外科系・救急科の医師を志望、専願、医療従事者の推薦 | 初期臨床研修修了後、本学の当該診療科医師として通算5年以上勤務 | 年285万円・総額1,710万円を上限に貸与、条件達成で返還免除 |
9年間の勤務義務があるのは、地域指定制ではなく「兵庫医科大学兵庫県推薦入学制度」の枠です。これは一般選抜A(4科目型)の中に3名分が設けられており、出身都道府県は問われません。入学が許可されると大学と修学資金貸与契約を結び、入学金・授業料などが貸与されます。返還免除の条件は、在学中に兵庫県のキャリア形成卒前支援プランと県指定の研修に参加して卒業し、医師免許を取得して兵庫県の正規職員として採用され、県のキャリア形成プログラムに沿って県が指定するへき地の公立医療機関等で9年間勤務することです。エキスパート養成入試も同様に貸与型で、こちらは本学の指定診療科で通算5年以上の勤務が条件となり、診療科の変更と途中離脱ができないと公式に明記されています。
📚 用語解説
修学資金の貸与と返還免除:入学金や授業料を大学や自治体が貸し付け、卒業後に定められた地域・診療科で一定期間勤務することで返還を免除する仕組み。給付ではないため、条件を満たさなかった場合は返還義務が残る。応募前に「勤務地」「診療科」「年数」「途中離脱の可否」を必ず公式資料で確認する。














兵庫県に住んでいないと地域指定制は使えないのですか。














地域指定制は、出願時点で兵庫県内に保護者等が1年以上在住していると住民票で確認できるか、兵庫県内の高校を卒業(見込)していることが条件です。県外の受験生は使えません。ただし一般選抜A内の兵庫県推薦入学制度枠は、公式に「国内に住所を有する者であれば志願者の出身都道府県は問わない」と書かれています。県外からでも学費支援を受ける道はありますが、その代わりに9年間の勤務が前提になります。
医師国家試験の合格率は?第120回97.0%・第119回99.1%の実数
医師国家試験の合格率は、厚生労働省が学校別に公表しています。第120回(2026年3月発表)の兵庫医科大学は、出願100人・受験100人・合格97人で合格率97.0%。このうち新卒は受験99人・合格96人で97.0%、既卒は受験1人・合格1人で100.0%でした。同じ試験の全体は受験9,980人・合格9,139人で91.6%、新卒だけでは94.7%です。前年の第119回(2025年3月発表)は、兵庫医科大学が受験110人・合格109人で99.1%、同じ試験の全体が92.3%、新卒だけでは95.0%でした。2年連続で全国平均を上回っています。
| 区分 | 第120回(2026年3月) | 第119回(2025年3月) |
|---|---|---|
| 兵庫医科大学 総数 | 受験100人・合格97人/97.0% | 受験110人・合格109人/99.1% |
| 兵庫医科大学 新卒 | 受験99人・合格96人/97.0% | 受験109人・合格108人/99.1% |
| 兵庫医科大学 既卒 | 受験1人・合格1人/100.0% | 受験1人・合格1人/100.0% |
| 全国 総数 | 受験9,980人・合格9,139人/91.6% | 受験10,282人・合格9,486人/92.3% |
| 全国 新卒 | 受験9,205人・合格8,716人/94.7% | 受験9,507人・合格9,029人/95.0% |
受験者数の内訳にも意味があります。第120回で兵庫医科大学から受験した100人のうち、既卒はわずか1人でした。第119回も既卒は1人です。既卒受験者が多い大学は、卒業後に再挑戦している人が積み上がっていることを意味します。兵庫医科大学は既卒が1人という状態が2年続いており、「卒業までに国家試験に受かる力を付けてから送り出す」構造がデータに表れています。なお、大学公式サイトの「数字で見る兵庫医科大学」も医師97.0%と掲載しており、厚生労働省の公表値と一致します。
📚 用語解説
新卒と既卒:新卒はその年の3月に卒業した受験者、既卒は前年度以前に卒業した受験者。医師国家試験の合格率は新卒のほうが高く出るため、大学を比較するときは「総数」なのか「新卒」なのかを揃えて見る必要がある。既卒受験者の人数そのものも、その大学の卒業時点の到達度を示す情報になる。














国家試験の合格率が高い大学は、それだけ入学後の勉強が厳しいということですか。














合格率だけでは判断できません。同じ大学の留年者数や中退率と一緒に見る必要があります。兵庫医科大学は医学科の留年者数を公表していて、2025年度は学生数702人に対して33人、2024年度は45人、2023年度は54人です。減ってはいますが、毎年一定数が進級できていないのも事実です。国家試験の合格率は、そこを通過した人たちの数字だという前提で読んでください。
厚生労働省の学校別合格者状況は、資料に基づいて記事にする際の順位づけを控えるよう明記しています。他大学と序列化するのではなく、志望校の実数と全国平均・新卒平均との差を見る使い方が適切です。
入学後の実態と他学部との比較|留年者数・中退率・学部別の倍率
兵庫医科大学は、教育情報の公表ページで医学科の在学状況を数字で開示しています。入学定員は1学年112名で、2024年度・2025年度・2026年度はいずれも入学者112名と定員どおりでした。2026年5月1日時点の在学者は709人。収容定員672人に対して充足率105.5%です。定員より37人多いのは、標準の6年で卒業していない学生が累積しているためと読めます。実際、留年者数は2023年度54人、2024年度45人、2025年度33人と公表されています。一方で中退率は2023年度0.28%、2024年度0.43%、2025年度0.85%と低く、入学後に大学を離れる学生はごく少数です。
| 指標(医学部医学科) | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 学生数 | 703人 | 702人 | 702人 |
| 留年者数 | 54人 | 45人 | 33人 |
| 退学者数 | 2人 | 2人 | 6人 |
| 除籍者数 | 0人 | 1人 | 0人 |
| 中退率 | 0.28% | 0.43% | 0.85% |
| 学位授与数(学士・医学) | 111人 | 109人 | 99人 |
「ストレート卒業率」という指標そのものは公表されていないため、本稿では扱いません。ただし入学定員112名に対して学位授与数が111人・109人・99人で推移していること、同時に毎年33〜54人の留年者がいることの2つを並べると、「入学すれば自動的に6年で卒業できる」わけではないことは明確です。学費が年570万円かかる以上、留年は1年あたり570万円の追加負担を意味します。入試の難易度だけでなく、入学後に進級し続けられるかまで含めて志望校を選ぶ必要があります。
📚 用語解説
留年者数と中退率:留年者数はその年度に進級できなかった学生の実数、中退率は退学者と除籍者の合計を学生数で割った割合。大学が学校教育法施行規則にもとづいて公表する情報で、入学後の負荷を推し量る数少ない客観データになる。合格実績や国家試験合格率とセットで見る。
- 医学部: 13.0倍・850万円
- 薬学部: 1.1倍・210万円
- 理学療法: 5.2倍・175万円
- 作業療法: 1.2倍・175万円
同じ兵庫医科大学でも、学部が変われば競争も費用もまったく違います。2026年度の一般選抜(大学入学共通テスト利用入学試験を含まない集計)で見ると、医学部は受験2,703人・合格208人で13.0倍、看護学部は受験385人・合格61人で6.3倍、リハビリテーション学部の理学療法学科は受験152人・合格29人で5.2倍、作業療法学科は受験36人・合格31人で1.2倍、薬学部は受験125人・合格110人で1.1倍でした。初年度学納金も、医学部850万円に対して薬学部210万円、看護学部185万円、リハビリテーション学部175万円と大きく開きます。医療系という括りだけで併願先を選ぶと、費用と難易度の両方で判断を誤ります。
兵庫医科大学の他学部については、それぞれの入試構造を別記事で詳しく整理しています。看護学部の倍率と過去問対策は兵庫医科大学看護学部の解説記事、理学療法学科と作業療法学科の違いは兵庫医科大学リハビリテーション学部の解説記事で確認してください。医学部と併願を考えている場合は、日程が重ならないか、学費の総額が家庭の計画に収まるかを先に照合しておくと安全です。














医学部が難しければ、同じ大学の他学部に切り替えるという考え方はありですか。














倍率だけを理由にした志望変更はおすすめしません。医師と薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士では、取得する資格も働き方もまったく違います。数字は「どれくらいの準備が要るか」を測るために使うもので、「何になりたいか」を決めるための道具ではありません。まず職業を決め、そのうえで学費と倍率と日程を照合してください。
兵庫医科大学医学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。兵庫医科大学医学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度の一般選抜Aは受験2,196人から1次合格381人、正規合格155人。一般選抜Bは受験507人に対して最終合格16人で実質倍率31.7倍でした。必要な得点率はA方式で66.3%、推薦(一般公募制)で73.7%です。しかも判定方法には「各科目のいずれかの得点が著しく低い場合は不合格となることがある」と明記されています。情報を集めることではなく、外国語・数学・理科2科目・小論文のどこにも穴を作らないところまで毎日の行動を管理できるかが分かれ目です。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、4科目+小論文の優先順位が崩れる
独学でも公式の募集要項と参考書は手に入ります。しかし、外国語150点・数学150点・理科2科目200点・小論文50点という配点の中で、今日どの科目のどこを直すかを毎日決め直し、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。得点率66%を安定して超えるには、抜けた科目を放置しない仕組みが要ります。
映像授業・アプリだけでは、2次に効く答案の弱点が残る
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に数学の途中式、理科の記述、小論文の論理構成まで毎回確認する仕組みではありません。兵庫医科大学のA方式は1次で書いた小論文50点を2次の判定に使い、2次では面接と調査書で80点が動きます。万人向けの講義を見るだけでは、この配点構造に自分の答案を合わせ込む個別の行動計画が作れません。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画に寄ってしまう
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、理科2科目の完成度が課題の受験生と、英語資格を活かしてB方式まで狙う受験生に、同じ密度で対応することは困難です。B方式は2次に外国語150点が置かれ、480点満点の約48%が2次に配分されています。こうした方式ごとの重心の違いに合わせて計画を組み替えるには、平均的な進度とは別の個別設計が必要です。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、4科目+小論文を毎日どう回したかまでは追い切れません。授業中に理解できても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。1次合格381人のうち正規合格155人という2段階の絞り込みを通るには、週1回の確認では間隔が空きすぎます。














教材の種類よりも、毎日の実行と答案確認が続く仕組みを選ぶことが大事なのですね。














そのとおりです。兵庫医科大学の配点も日程も倍率も、公式サイトを読めば全員が同じ情報を手にできます。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、記述の直しへ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、兵庫医科大学医学部を本気で狙うなら、公式データを読むところで終わらせず、それを毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、兵庫医科大学医学部の公式配点と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴を、医学部対策へどう接続するかを整理します。














管理されると言っても、兵庫医科大学の医学部向けには何が変わるのですか。














A方式なら外国語・数学・理科2科目・小論文、B方式なら2次の外国語150点まで含めて、今の答案から優先順位を決めます。そのうえで「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストで定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ方式と現在の失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
兵庫医科大学医学部の外国語150点・数学150点・理科200点・小論文50点という配点に合わせ、1日ごとの学習量を数字で指示します。何をするか迷う時間を減らし、答案を直す時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ医学部志望でも、理科2科目の完成度が課題の人と、B方式の英語で勝負する人では行動が違います。公式の配点と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
得点率66%以上を安定させるには、抜けた単元を放置しない確認が要ります。毎日の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ失点の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
医学部入試で問われる理科2科目の深さと記述の精度を見抜くには、指導側にも難関大受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、一般選抜A・B、学校推薦型選抜、総合型選抜のどれを軸にするかまで含めて一つの計画にまとめます。方式ごとに配点が違う前提で設計します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、兵庫医科大学医学部のどの方式を考えているか、どの科目の答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、兵庫医科大学医学部のどの方式を軸にするか、4科目のどこから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
兵庫医科大学医学部の方式選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|兵庫医科大学医学部は公式データを合わせて読む
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 6年間の学費 | 初年度850万円+2年次以降570万円×5年=3,700万円。委託徴収金60万円は別枠 |
| 方式別の倍率(2026年度) | 一般選抜A 11.4倍、B 31.7倍、推薦(一般公募制)5.3倍、地域指定制8.0倍 |
| 絞り込みの構造 | A方式は受験2,196人→1次合格381人→正規合格155人→最終合格192人 |
| 必要得点率 | A方式66.3%、B方式67.1%、推薦(一般公募制)73.7%(最低点÷配点合計の計算値) |
| 地域枠の義務 | 地域指定制は就労義務なし。9年間の勤務義務は兵庫県推薦入学制度枠(一般選抜A内3名) |
| 医師国家試験 | 第120回97.0%、第119回99.1%。いずれも全国平均を上回る |
| 入学後 | 留年者数は2025年度33人、中退率0.85%。ストレート卒業率は非公表 |














倍率だけを見て怖がっていましたが、方式ごとに分けて見れば、やることは決まってきますね。














それがこの記事の結論です。兵庫医科大学医学部は、配点も合格最低点も1次合格者数も公表しています。ここまで開示されている以上、「何点取ればいいのか分からない」状態のままにしておく理由はありません。方式を決め、必要得点率から逆算し、4科目のどこを今日直すかまで落としてください。それが倍率11.4倍の中で合格側に入るための最短経路です。
最後に一つだけ注意を添えます。私立医学部は方式の名称や配点が年度で変わります。実際、一般選抜Bは2025年度が「高大接続型」、2026年度から「英語資格試験活用型」へ名称が変わりました。合格最低点もA方式で61.0%から66.3%へ動いています。本稿の数値は2026-09-08時点の公式公表値ですが、出願時には必ず兵庫医科大学の受験生サイトと募集要項で最新の数字を確認してください。公式で確認し、答案で検証し、毎日の行動へ落とす。この順番を守ることが、最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 学費・総額 | 6年間でいくらかの章 |
| 倍率・方式 | 方式別倍率の章 |
| 合格点 | 正規合格者最低点の章 |
| 補欠・繰上 | 繰上合格の実態の章 |
| 地域枠・勤務義務 | 地域指定制と兵庫県推薦の章 |
| 国家試験・入学後 | 合格率と留年者数の章 |
Q. 兵庫医科大学医学部の学費は6年間でいくらですか?
A. 公式が公表している学納金は、第1学年次が8,500,000円、第2学年次以降が年5,700,000円です。単純に合算すると6年間で37,000,000円になります。これに加えて委託徴収金が初年度525,000円、次年度以降15,000円必要です。公式サイトに総額の記載はないため、3,700万円は公表された年次別金額を合計した参考値として扱ってください。
Q. 兵庫医科大学医学部の倍率は何倍ですか?
A. 2026年度の実質倍率は、一般選抜A(4科目型)が11.4倍、一般選抜B(英語資格試験活用型)が31.7倍、学校推薦型選抜(一般公募制)が5.3倍、同(地域指定制)が8.0倍、総合型選抜(一般枠)が12.4倍、エキスパート養成入試が17.3倍です。方式によって5倍から30倍以上まで開くため、一つの数字では表せません。
Q. 一般選抜AとBは両方に出願できますか?
A. できます。大学公式は両方に出願できることを明記しており、両方出願した場合はA方式の時間割で受験し、数学・理科・小論文はA方式の第1次試験と共通の問題を使うと説明しています。ただしB方式の出願には、英検2級以上、GTEC(CBTタイプ)930点以上、IELTS(Academic)4.0以上、TEAP4技能225点以上のいずれかが必要です。
Q. 合格最低点は何点ですか?
A. 2026年度の正規合格者最低点は、一般選抜Aが630点満点で417.5点、一般選抜Bが480点満点で322.0点、学校推薦型選抜(一般公募制)が430点満点で317.0点です。得点率に直すとそれぞれ66.3%、67.1%、73.7%になりますが、この得点率は公式の公表値ではなく、最低点と公式の配点合計から計算した値です。
Q. 補欠から繰り上がる人はどれくらいいますか?
A. 2026年度は一般選抜Aで正規合格155人に対して最終的な合格者が192人、一般選抜Bで正規10人に対して16人でした。2025年度もA方式は142人から176人、B方式は10人から17人へ増えています。学校推薦型選抜と総合型選抜は専願のため、2026年度は繰上が発生していません。なお大学は補欠合格状況の問い合わせに一切応じないと明記しています。
Q. 地域指定制の推薦で入ると卒業後に勤務義務がありますか?
A. ありません。大学公式の出願資格に「地域指定制により合格し入学した場合でも、卒業後の本学での就労義務などはありません」と明記されています。9年間の勤務義務があるのは一般選抜A内の兵庫県推薦入学制度枠(3名)で、こちらは兵庫県の正規職員として県が指定するへき地の公立医療機関等で9年間勤務することが修学資金の返還免除条件です。
Q. 医師国家試験の合格率はどれくらいですか?
A. 厚生労働省の学校別合格者状況によると、第120回(2026年3月発表)は受験100人・合格97人で97.0%、第119回(2025年3月発表)は受験110人・合格109人で99.1%でした。同じ試験の全体は第120回が91.6%、第119回が92.3%なので、2年連続で全国平均を上回っています。
Q. 入学後に留年する人はどれくらいいますか?
A. 大学が公表している医学科の留年者数は、2023年度が学生数703人に対して54人、2024年度が702人に対して45人、2025年度が702人に対して33人です。中退率は0.28%、0.43%、0.85%と低い水準です。ストレート卒業率という指標は公表されていないため、本稿では扱っていません。
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本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





