始めに:英検取得で高校受験が有利なる?優遇措置・取得すべき時期・おすすめの勉強法を解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は英検取得で高校受験が有利なる?優遇措置・取得すべき時期・おすすめの勉強法を解説!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検は高校受験に有利になるって本当?
英検の資格が、中学生が高校入学の際に利点となることがよくあります。特に、この資格は学校によっては入学選考の際に内申点として考慮されたり、試験の得点にプラスされることがあります。ただし、このような特典の具体的な内容は地域や受験する学校によって大きく異なることが一般的です。
たとえば、東京などの都市部に位置するある学校では、過去に英検の成績を入学試験の評価に加えるという制度を設けていました。このような制度は、英語の能力を事前に証明することで、受験生がより有利な条件で試験に臨むことを可能にします。
これらの事例から明らかなように、英検を取得することは、高校受験において一定の優位性をもたらす可能性があります。地域や学校による差はあるものの、英検の資格が受験生にとって有利に働くことは多いと言えるでしょう。
ここからは、首都圏の学校で、過去に入学要件として英検の成績を考慮する優遇策を設けていた事例を紹介します。
首都圏の学校
東京都
都立高校 | 英検の優遇措置はありません。 推薦の個人面接でアピールできる場合があります。 |
私立 一般入試 | ● 愛国高等学校:3級以上は内申点に1点加算 ●大森学園高等学校:準2級は50点、2級以上は80点を、筆記試験の得点に加算 |
私立 推薦入試 | ● 駿台学園高等学校:3級1次以上は内申点に1点加算 ● 愛国高等学校:3級以上は内申点に1点加算 |
神奈川県
公立高校 | 英検の優遇措置はありません。 |
私立 一般入試 | ● 関東学院六浦高等学校:準2級以上は内申点に1点加算 ● 聖ヨゼフ学苑高等学校 総合進学コース:準2級以上は内申点に1点加算 |
私立 推薦入試 | ● 鎌倉学園高等学校:2級以上は内申点に1点加算 ● 橘学苑高等学校:3級1点、準2級以上を2点として加算 |
埼玉県
公立高校 | ● 岩槻江東学校:3級以上は内申点に30点加算 ● 越谷北高等学校:準2級以上は内申点に20点加算 |
私立 一般入試 | ● 獨協埼玉高等学校:準2級は10点、2級以上は20点を得点に加算 ● 開智高等学校 Dコース:準2級でDコースの基準に足りない場合10点加算 |
私立 推薦入試 | ● 武蔵越生高等学校 選抜、S特進:4級以上は内申点に1点加算 ● 東野高等学校 特進コースI・Sクラス:準2級以上は内申点に1点加算 |
英検で優遇を受けられる学校の情報は、日本英語検定協会の公式ウェブサイトで確認することができます。これを高校受験の準備に役立ててみてください。
出典:英検入試活用校検索サイト
内申点に英検が加点される
内申点、教科成績を数値化したものであると認識されていますが、これは単なる数字の集まりに過ぎないわけではありません。高校入試において、内申点は学生の学力だけでなく、出席状況や学校生活全般を反映する重要な要素として機能します。これにより、高校は学生の総合的な評価を行うことができるのです。
特に注目されるのは、内申点が推薦入試や一般入試の書類審査でどのように用いられるかです。たとえば、多くの国公立や私立高校では、推薦入試において内申点が直接的な審査基準とされています。さらに、一般入試でも内申点を評価基準に含む学校が存在し、学業成績だけでなく、その他の学校活動も評価の対象となります。
この点で興味深いのが、英検の成績を内申点に加算する制度を設けている学校の例です。例えば、ある学校では英検2級以上の取得者に対して内申点の加点を行っており、この制度により学生は受験においてより有利な立場を得ることが可能です。
このような制度は、特に東京都の併願優遇制度など、第一志望校不合格後の私立高校への進学を考えている学生にとって大きなメリットとなります。この制度では、私立高校の入学を保証することを条件に公立高校の受験結果にかかわらず優遇を受けることができ、英検の加点が内申点の基準を満たす助けとなることがあります。
この事例を通じて、内申点が高校入試でどれほど重要であるかが明らかになります。内申点は、学生の学業成績を超えた多面的な評価を可能にし、特定の資格や活動が加点されることで、学生にとって有利な条件を提供する手段として機能します。
入試の結果に加点される
多くの高校で実施されている英語の試験において、英検の取得級に応じた加点制度が採用されています。この制度は、受験生がより有利に試験に臨めるように設計されており、英検の成績に基づいて追加点を与えることで、一般入試の結果を向上させることができます。
例えば、東京、神奈川、千葉の一部の学校では、英検3級を持っている場合は10点、準2級以上を持っている場合は20点を試験のスコアに加えることがあります。これは、一般入試が一日だけの試験であることを考慮すると、非常に大きなアドバンテージとなります。英検は前もって何度でも挑戦することが可能なので、十分な準備と共に合格点を得ることができれば、入試当日に追加点を得ることができます。
この加点は、合格の可能性を高める重要な要素となります。なぜなら、多くの場合、入試はわずかな点数の差で合否が決まるため、英検で得られる加点は受験生にとって貴重なサポートとなるのです。しかし、このような加点制度は学校によって異なるため、具体的な制度内容や加点の詳細は、受験予定の各高校の入試要項で確認することが重要です。
このように、英検の成績に基づく加点制度は、高校入試における大きな利点となり得ます。これにより、英検を取得している受験生は、入試で有利な立場を確保することができ、結果として合格率を高めることが期待できます。
高校受験に有利になるのは英検何級から?
中学生の英検3級の取得率は30%弱
日本英語検定協会は、中学校を卒業する時点での英検の適正レベルを3級と推奨しています。これに関連して、英検の合格率の最新公表データは2015年のものであり、その時点で3級の合格率は受験者の半数に達していました。この合格率は現在も大きく変わっていないと一般に考えられています。
2015年全体の合格率
5級 | 81.4% |
4級 | 69.9% |
3級 | 52.9% |
英検は年に3回の機会があり、中学生はこれを活用して早期から試験の準備を始めることが推奨されます。実際に、文部科学省が令和3年に行った調査では、中学生のうち27.2%が3級以上の英検を取得していることが明らかになっています。
この状況から、英検3級を目標に設定することは中学生にとって現実的な目標であると言えます。3級が中学卒業の目安とされることには、学生たちが基本的な英語のスキルを身につけ、高等教育へ進む準備ができているかを評価する意味があります。また、年3回の試験機会があるため、学生は何度でも挑戦することが可能で、早期からの対策が成功の鍵となります。
具体的には、合格率が50%という事実は、学生が十分な準備をすれば合格が十分に可能であることを示しています。さらに、文部科学省の調査結果も、中学生の英語学習の成果として、英検取得への意識が高まっていることを示唆しています。このように、英検3級は中学生にとって重要なステップであり、英語力の基礎を固めるためには、積極的に試験に挑戦し、必要ならば何度でも再挑戦することが推奨されます。
したがって、英検3級が中学卒業の目安とされる理由は、学生が将来に向けて英語で必要な基本的なコミュニケーション能力を確実に身に付けるためです。この目標に向かって学生が努力し続けることで、彼らの英語力は確実に向上し、将来的により高度な英語の使用が求められる状況に対応できるようになるでしょう。
高校受験が有利になる級は3級から
高校入試では、英検の成績に応じて加点を行う制度が設けられており、特に3級から2級の範囲で加点を受けることが多いです。これは、英語の能力を証明する手段として英検が広く認識されているためであり、加点を受けることができると受験において大きなアドバンテージになります。
例えば、多くの学校では3級や2級を取得している生徒に対して、英語の試験点数に加点を提供しています。これに対し、4級や5級を持っている生徒にも加点を行う学校があるため、早期から英検を受け、取得しておくことが望ましいとされています。
加点が提供される理由は、これらの級が中学校から高校にかけての英語の学習内容をカバーしているためで、特に3級以上では筆記試験に加えて面接試験があるため、英語のコミュニケーション能力も評価されることになります。
このように、英検の成績に応じた加点制度は、高校入試において受験生にとって有利な条件を作り出しています。そのため、英検の取得は高校入試の成功に貢献する重要な要素であると言えます。この点を踏まえると、英検を早期から取得し、できるだけ高い級を目指すことが受験戦略として推奨される理由が理解できます。
以下は、英検各級の出題範囲です。参考にしてみてください。
英検の出題範囲
級 | 出題範囲 |
2級 | 高校3年生まで |
準2級 | 高校1~2年生まで |
3級 | 中学3年生まで |
4級 | 中学2年生まで |
5級 | 中学1年生まで |
国公立と私立ではどちらが有利になりやすい?
多くの私立高校では英検に基づいた優遇制度が存在していますが、国公立校の中にはこのような措置を採用していない例も見られます。特に東京都や神奈川県の公立高校では、英検の成績に基づく直接的な優遇措置は設けられていないことが多いです。対照的に、私立高校では英検の成果を内申点の加算や一般入試の得点に反映させることが一般的です。
例として、ある私立高校では、英検の成績に応じて推薦入試の内申点に加点を行う制度があります。また、別の私立学校では、一般入試の得点に英検成績に基づいた追加点を与えることで、受験生が有利に入試を進めることができます。このような優遇措置は受験生にとって大きなメリットとなり、英検の取得を促進する動機付けとなります。
それに対して、一部の私立学校では英検成績に基づく内申点の加算と一般入試得点の加点の両方を提供している一方で、設けていない学校も存在します。このため、受験を考えている高校がどのような試験制度を採用しているかを把握するためには、事前に各学校の入試要項を詳しく調べることが必要です。
この情報を踏まえると、英検に基づく優遇制度が設けられている高校における入試では、英検を有効に活用することが、受験生にとって有利な条件を作り出すための重要な戦略となります。このため、英検の成績が高校入試における成功に大きく貢献することは間違いありません。
英検で優遇措置を受けるならいつまでに受験すべき?
英検の利用を考える際には、試験のタイミングと結果発表までの期間を考慮して、効果的に準備と受験を行うことが重要です。特に、私立高校の出願書類提出期間が12月中旬から1月末にかけて設定されているため、その期間に合わせて英検の合格証を準備する必要があります。これは、英検の成績を内申点として利用するための戦略的な計画です。
英検を受験する方法には従来型とS-CBT方式の2種類があり、受験生はどちらの方式を利用するかによって、受験のスケジュールを調整する必要があります。従来型の場合は、中学3年生が10月の1次試験と11月の2次試験に参加することが推奨されます。一方、S-CBT方式は結果が約1ヶ月後に出るため、最も遅くとも11月初旬までには受験を完了させるべきです。
従来型 | 1次試験ペーパーテスト 2次試験面接 | 5級から1級まで | 年3回実施 |
S-CBT方式 | コンピューターで受験 面接ではなくマイクを使ってPCに録音 | 3級から準1級まで | 原則としては毎週土曜日に実施 |
■従来型:中学3年生の第2回(1次試験10月、2次試験11月)の受験
■S-CBT方式:受験結果が約1ヶ月後のため、11月はじめまでに受験
文部科学省は中学卒業段階での英語力の目標として英検3級を設定していますが、より高校受験に有利な状況を作るためには、中学3年生までに英検2級の取得を目指すことが望ましいとされています。このような準備は、受験生が高校入試で英語の内申点を最大化し、推薦入試などでの評価を高めるために役立ちます。
このため、英検の受験計画を立てる際には、試験の種類と出願期間を考慮し、結果が間に合うように計画的にアプローチすることが受験生にとって非常に重要です。この戦略的なアプローチにより、高校入試における英語の成績を最大限に活用し、希望する高校への入学のチャンスを高めることができるでしょう。
高校入試に使うなら中学1年生から英検対策を始めるべき
中学生が高校入試までに英検2級を取得するためには、早期から段階的に級をクリアする戦略が必要です。具体的には、中学1年生の間に英検5級と4級を取得し、続いて中学2年生で3級を目指すことが理想的です。これにより、学生は高校入試に有利な資格を確保するだけでなく、英語力の基礎をしっかりと築くことができます。
英検は何度でも受験することができるため、中学生は失敗を恐れずに早期から試験にチャレンジし、段階的に級を上げていくことが推奨されます。この計画的なアプローチは、彼らが高校入試でより高いレベルの英語力を示すための確実な方法となります。
このプロセスを通じて、中学生は高校入試で有利な位置を確保するだけでなく、英語学習の基礎を固め、将来の英語使用に対する自信を構築することができます。したがって、英検の段階的な取得は中学生にとって有益な戦略であり、高校入試だけでなく、その先の学習においても大きな助けとなるでしょう。
英検に合格するための勉強方法
英検2級や3級を取得することは、入試や受験において大きな利点となります。これらの試験レベルでは、リーディング、ライティング、リスニングの各セクションに対する十分な準備が求められます。試験の準備を始めるにあたって、過去の問題集を利用する方法が最も効果的です。
過去問を定期的に解くことで、自分の現在の語学レベルを正確に把握し、どのセクションにどれだけの準備が必要かを明確にすることができます。また、過去問を解くことは、試験の形式に慣れ、実際の試験で緊張することなく最高のパフォーマンスを発揮するのに役立ちます。
英検の勉強は一般入試の勉強にも役立つ?
英検の問題作成は、文部科学省の学習指導要領に基づいています。特に3級の試験では、中学校の文法規則や教科書に載っている語彙が直接問題に反映されています。このため、英検の勉強は中学生のリーディング、ライティング、リスニングの能力向上に寄与し、一般的な学校のテストや入試の準備にも役立ちます。
特に中学3年生の場合、英検の勉強に加えて、一般入試や学校の定期テスト対策に焦点を当てることが推奨されます。英検の優遇措置を利用したい場合は、中学1年生から2年生の間に受験するのが最適です。これにより、受験の準備が本格化する前に資格を取得し、内申点の加点などで入試において微妙な差で合否が分かれる場面で有利になることがあります。
このように、英検の勉強は中学校の教育カリキュラムを補完する形で利用すると効果的です。そして、優遇措置をうまく活用することで、高校入試での成功につながることが期待されます。
中学3年の秋までに英検合格を目指す!
今回は高校入試における英検の優遇制度に焦点を当てて解説しました。英検を取得することによって、多くの高校で入試時に優遇措置が受けられることがあります。具体的には、英検3級から2級の取得者には内申点の加算や入試得点の上乗せが行われることが一般的です。これにより、受験生の合格確率が向上するという明確なメリットが存在します。
例えば、ある私立高校では、英検2級を持っている受験生に対して、入試の英語試験得点に追加で20点を加える制度を設けています。このようなポイントシステムは、特に競争が激しい学校選びにおいて大きなアドバンテージとなり得ます。
しかし、高校によってはIELTSやTOEFLのような他の国際的な英語評価試験を優遇する場合もあるため、受験を考えている具体的な学校の入試要項を確認することが非常に重要です。
これらの情報を踏まえて、志望校がどの英語試験の成績を優遇するかを事前に把握し、対策を立てることが受験成功への鍵となります。また、英検は有効期限がないため、高校受験で使用しなかった場合でも、大学受験や将来の就職活動で利用可能です。そのため、可能な限り早期に英検を取得しておくことが、長期的な視点で見ても有益であると言えるでしょう。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検取得で高校受験が有利なる?優遇措置・取得すべき時期・おすすめの勉強法を解説!
について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映