始めに:【英検準2級】合格率・合格点についてを3つの軸で解説します
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検準2級】合格率・合格点についてを3つの軸で解説します|合格確率を高めるための攻略法も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英検準2級】合格率
英検準2級の全体的な合格率は約35%で安定しており、特に二次試験の合格率は80%を超えるという高い水準を保っています。
ただし、日本英語検定協会は2016年を最後に、これらの合格率の公表を行っていない状況です。
これまでの傾向を見ると、合格率は35%前後で一定しており、これは英検3級の合格率と比較するとかなり低い数値です。このことから、英検準2級が3級よりも合格が難しい試験であることが伺えます。
例えば、英検準2級の試験では、より高度な語彙力や文法知識が求められるため、受験生にとっての挑戦度が高くなっています。
また、最新の公式データが2015年のものであるにも関わらず、これらの統計は現在の試験の傾向を把握する上で重要な指標となると考えられます。過去のデータから大きな変動がない限り、これらの数値は依然として有効な参考情報として機能するでしょう。
英検準2級の試験は一般的に難易度が高く、合格率もそれに比例して低い傾向にあるため、受験者はこれらのデータを参考にしながら、より効果的な学習計画を立てることが推奨されます。このような統計情報を利用することで、試験に向けた準備を具体的に進めることが可能となります。
2013年度には中学生の合格率が38%、高校生の合格率が34%
英検準2級の合格率についての過去データによると、2013年度には中学生の合格率が38%、高校生の合格率が34%でした。(受験者層別の合格率は、2014年以降公式に発表されていません)
これにはいくつかの背景があります。
まず、中学生の合格率が高い理由は、中学生の中で英検準2級を受験する層が比較的英語教育に熱心な学生であることが挙げられます。多くの中学生は英会話スクールに通うなどして、早い段階から英語学習に本格的に取り組んでいるため、その成果が英検の成績に反映されています。
一方で、高校生の場合、英検準2級の受験者には英語への興味が高くなくても受験する学生が含まれます。高校では幅広い生徒が英検準2級に挑戦するため、その合格率が中学生に比べて低くなる傾向があります。
また、高等学校での英検準2級取得者の割合は平成27年度には36.4%と、過去の数値から見ても上昇傾向にあります。
このことから、高校生の英語力全体が向上しているとも考えられますが、依然として中学生の方が高い合格率を示しています。
中学生と高校生での英検準2級の合格率の違いは、受験する学生の英語学習への取り組み度合いや学習環境の違いによるものと言えます。英語学習の初期段階での積極的な取り組みが、中学生の高い合格率を支えていると言えるでしょう。このデータは、英語教育の早期からの充実が如何に重要かを示唆しています。
英検準2級の受験者は年間およそ50万人
英検準2級の受験者は年間およそ50万人にのぼり、この数は時期や年度による変動はあるものの、一貫して高い受験者数を保っています。
この試験は特に高校生に人気が高く、次いで中学生の受験者が多いというのが一般的な傾向です。
この試験の受験者数が多い理由は、英検準2級が英語能力のある程度のマイルストーンと見なされているからです。多くの学校で英語の成績評価や大学入試の際の参考資料としてこの資格が用いられるため、特に高校生の間で受験が奨励されています。
中学生にとっても、高校入試や将来の大学入試に向けた英語力の証明として、早期からこの試験に挑戦する傾向があります。
例として、ある高校では英検の成績が良い生徒には特別な奨励金が与えられる制度が設けられており、これが受験を促進する一因となっています。
また、多くの中学校では英語クラブの活動の一環として英検準2級の受験を推奨しており、これが中学生の受験者数を増加させています。
英検準2級の受験者数が年間50万人に達するのは、高校生と中学生を中心にこの試験が広く受け入れられているためです。これらの層における受験動向が、英検準2級の継続的な人気を支える重要な要素となっています。この情報は、英語教育に関わるすべての人々にとって重要な参考データと言えるでしょう。
【英検準2級】合格点
- 一次試験:1322点(満点1800)
- 二次試験:406点(満点600)
【英検】CSEスコア
2016年の改訂以降、英検ではCSEスコアと呼ばれる新しい評価システムを導入して、受験者の合否を判定しています。
CSEスコアは、各級ごとに定められた固定の合格基準スコアを基にしており、このスコアシステムによって、異なる試験回または異なる級での受験結果を公平に比較することが可能になりました。
このシステムの導入背景には、以前の評価方法では各試験回や異なる級間での得点の比較が難しかったという問題がありました。
CSEスコアでは、各技能ごとに均等にスコアが配分されており、同じ正答数でも受験した回や技能の違いによってスコアが異なる場合があるため、より詳細な能力評価が行えるようになっています。
例えば、ある受験者が準2級の試験で筆記、リスニング、ライティング、二次試験の各部分で600点ずつ配分されたスコアを獲得した場合、その合計スコアが合格基準を満たしているかどうかにより合否が決定されます。
さらに、このスコアリングシステムでは、受験者の解答が集まった後に各問題の配点が決定されるため、受験後に自己採点を行うことは不可能です。
CSEスコアシステムは、受験者が自分自身で合否を予測することが困難であり、正式な結果発表を待つ必要があります。このシステムにより、各受験者の英語能力を公平かつ精確に評価することが可能となり、英検の信頼性と透明性が向上しています。
【英検準2級】満点は1800点
英検準2級では、評価方式が従来の100点満点型のテストと異なり、合計1800点の全体スコアで成績が判定されます。
この方式では、一次試験の各部分―筆記、リスニング、ライティング―がそれぞれ600点の配点で評価されます。
この1800点満点の評価システムを採用することにより、各技能ごとに均等な重みを持たせています。これは、試験が受験者の英語の総合的な能力を公平に評価するためです。
例えば、筆記試験では文法や語彙の知識が、リスニング試験では聞き取り能力が、ライティング試験では書く能力がそれぞれ試され、各セクションで600点が最大点とされています。
この評価方法の導入により、受験者は一つの技能だけでなく、英語の各技能をバランス良く磨くことが求められます。さらに、それぞれの技能が平等に評価されるため、全体としての英語力を正確に把握することができます。
英検準2級のこのような評価方式は、受験者にとって自身の英語力の各側面を均等に伸ばす動機付けとなり、より総合的な英語能力の向上を促す効果的な方法と言えます。このシステムは、英語の総合的な使用能力の向上を目指す受験者にとって、非常に有益な設計となっています。
【英検準2級】合格基準
英検準2級の合格基準は、過去の試験における一定の割合を基に設定される固定スコアによって決定されています。
日本英語検定協会によると、合格基準は各技能スコアの合計によって決まります。これには、リーディング、リスニング、ライティングの三つの技能が含まれ、4級以下ではリーディングとリスニングのみが評価されます。
この合格基準の設定方法は、以前の試験で用いられていた満点の一定割合による基準とは異なります。これにより、受験者は各技能ごとの一貫したパフォーマンスを示す必要があります。
たとえば、ある試験ではリスニングセクションで高得点を取った受験者でも、ライティングやリーディングで低得点であれば、合格には至りません。
また、試験ごとに各問題の配点が変わるため、受験者は各試験の具体的な配点を事前に知ることはできません。これは、試験の公平性を保ち、各回の試験内容に基づいて適切な評価が行われるようにするためです。
例えば、一つの試験回で特に難易度が高かったセクションは、配点が高く設定されることがあります。
英検準2級では、各受験者が各技能において均等な能力を持っていることが求められ、それにより真の言語能力が評価されるようになっています。この固定スコア制度は、受験者にとっては各技能をバランスよく学習する動機付けとなり、公平かつ一貫性のある評価が可能となっています。
【英検準2級】合格確率を高めるための攻略法
英検準2級の合格確率を高めるためにはどのようなアプローチが必要か、これまでのデータと統計に基づく解説を行ってきました。
しかし、単に合格率の数値を把握しただけでは、自身の合格可能性を直接的に高めることにはつながりません。
合格を目指すには、実践的な学習戦略を採用し、具体的な準備を行う必要があります。これには、リーディング、リスニング、ライティングといった各セクションに対する均衡ある対策が必要です。
限られた教材で効率よく学びたいときは「単語帳と過去問題集」
限られた教材で効率よく学びたい、という方にお勧めなのが、「単語帳と過去問題集」です。
英検準2級を独学での準備には、特にこれら二つの教材が非常に効果的です。これらの教材は英検の重要な側面をカバーしており、学習者が必要とする核心的な内容を把握するのに役立ちます。
具体的な教材としては、最新の音声アプリ付き「でる順パス単 5訂版」と、過去6回の試験を網羅した「2024年度版 英検準2級 過去6回全問題集」があります。
これらの教材は、それぞれが試験で頻出の単語を効率的に学習するためのツールとして、また実際の試験問題に慣れるためのリソースとして大変有用です。
単語帳は試験で使われる語彙の理解と記憶を深めるためのもので、過去問題集は実際の試験形式と同様の問題で練習することで、試験の流れや問題のタイプに慣れることができます。これにより、受験者は試験本番でのパフォーマンスを向上させることが可能となります。
単語帳と過去問題集を用いた学習は、英検準2級の準備において、限られた資源で最大限の成果を出すための効果的な方法です。この2つの教材を活用することで、英検の独学対策がより効率的かつ効果的に進むでしょう。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検準2級の合格率・合格点について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映