【英検準2級】難易度・出題範囲と合格に向けた勉強法ガイド

始めに:【英検準2級】難易度・出題範囲と合格に向けた勉強法ガイド

【英検準2級】難易度・出題範囲と合格に向けた勉強法ガイド
菅澤

英検合格に特化した
鬼管理英語塾
を運営しております
代表の菅澤です!

オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は「【英検】二次試験の合格点と配点について」
というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英検準2級のレベルってどれくらい?

英検準2級のレベルってどれくらい?
菅澤

英検準2級を受けようか悩んでいる人の中には、「自分に合っているのか」「どれくらい難しいのか」と気になる方も多いでしょう。ここでは、英検準2級の難易度や出題範囲について解説します。

準2級は高校中級レベル

オニ坊

英検協会の公式サイトによると、英検準2級は「高校中級程度」とされています。これは、英語の基礎がある程度身についている段階を指します。また、協会のサイトには、英検2級からは「大学入試レベル」や「海外留学のためのスコア」、さらには「履歴書で評価される」といった説明があります。

菅澤

その中で、準2級は高校中級程度とされるため、高校生が英語の実力を試すのにちょうど良いレベルといえます。

準2級の難易度はどのくらい?

オニ坊

公式の説明からだけでは、準2級の難易度が具体的にどれくらいなのか、わかりにくいかもしれません。実際、試験にはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つの技能が含まれており、それぞれに求められるスキルがあります。

菅澤

リーディングでは、日常的な話題を扱った文章が出題され、単語レベルは中級程度です。リスニングでは、日常会話を聞き取る力が必要です。ライティングでは、簡単なエッセイを書く能力が求められます。そして、スピーキングでは、自分の意見を英語で伝えることができるかが評価されます。

このように、英検準2級は、基本的な英語力が身についているかを確かめる試験です。高校中級レベルといわれる背景には、これらのスキルが含まれているためです。受験を考えている方は、これらのポイントを押さえておきましょう。

英検準2級で必要な単語力は?

英検準2級で必要な単語力は?
菅澤

英検準2級に挑戦する際に、まず押さえておきたいのは「準2級レベルの単語を十分に理解しているかどうか」です。リスニングやリーディングが得意でも、単語の意味がわからないと試験で良い結果を出すのは難しいです。

オニ坊

準2級で求められる単語レベルは「高校中級程度」とされており、語彙数は約2,600〜3,600語と言われています。この数だけ聞いてもイメージが湧かないかもしれません。そこで、準2級でよく出てくる単語を10個ピックアップしました。

  • pay(支払う)
  • owner(所有者)
  • local(地元の)
  • develop(開発する)
  • climate(気候)
  • modern(現代の)
  • complain(不満を言う)
  • garbage(生ごみ)
  • narrow(狭い)
  • scary(恐ろしい)
菅澤

これらの単語の意味を知っているかどうかで、語彙力のレベルが判断できます。もし、ほとんど知らない単語ばかりであれば、語彙力を強化する必要があります。

英検準2級の語彙力をチェックしてみよう

オニ坊

英検準2級の単語力を測るには、簡単なテストを試してみると良いでしょう。オンラインで受けられる「【たった5分でできる英検準2級単語テスト】」は、短時間で自分の単語力をチェックでき、テスト結果に応じた学習アドバイスももらえます。語彙力に不安がある方は、ぜひ試してみてください。

英検3級との違いは?

菅澤

英検準2級は、3級と比べると問題数や試験時間が増えます。また、長文やライティングで扱われるトピックも、教育や化学などのアカデミックなものになります。そのため、使われる単語や表現が難しくなるのが特徴です。

オニ坊

準2級と3級の問題数や試験時間の違いは、以下の通りです。

  • リーディング:準2級は37問で75分、3級は30問で50分
  • ライティング:両方とも1問
  • リスニング:両方とも30問で約25分
  • スピーキング:準2級は6問で約6分、3級は6問で約5分
菅澤

2024年度から試験形式が一部変更されるため、事前に新しい形式を確認しておくことも重要です。

オニ坊

長文やライティングに慣れるためには、過去問を解いたり、英語の長文を読む練習をしたりすることが役立ちます。試験で求められる単語や表現をしっかり覚えて、準2級の合格を目指しましょう。

英検準2級の合格点ってどれくらい?

菅澤

英検準2級を受けるなら、合格するための目標点を知ることが大切です。また、TOEICやTOEFL iBTなどを受けたことがある人は、自分のスコアが英検に換算するとどのくらいになるのかも気になるでしょう。ここでは、英検準2級の合格点について解説します。

一次試験の合格点

オニ坊

英検協会によると、準2級の一次試験の合格基準は以下の通りです。

  • CSEスコア:1322点/1800点
菅澤

CSEスコアは、英検独自の採点方式で、毎回他の受験者の点数に応じて変動します。そのため、配点は公表されていません。これは、得点の安定性を保つためです。

オニ坊

試験対策では、素点で採点する方法もあります。素点とは、問題ごとの正解数を基準にした点数のことで、過去のデータから計算されます。

TOEICやTOEFLのスコアと比べてみると?

菅澤

英検準2級の合格点を、他の英語試験のスコアに換算すると、以下のようになります。

  • TOEIC:450~490点程度
  • TOEFL iBT:45~51点程度
オニ坊

TOEICで450~490点は、基本的な英語力があるレベルです。ただし、就職活動ではもう少し高いスコアが求められることが多いです。

菅澤

TOEFL iBTの45~51点は、アメリカのコミュニティカレッジ(2年制大学)への出願に必要な最低ラインです。ただし、進学先が限られるため、海外大学進学を考えているなら英検2級以上を目指すと良いでしょう。

オニ坊

以上が英検準2級の合格点に関する情報です。試験対策の際に、この合格基準を参考にして、しっかりと準備を進めてください。

英検準2級の試験内容とは?

英検準2級の試験内容とは?
菅澤

英検準2級には、どのような問題が出るのでしょうか。英検準2級は、一次試験と二次試験の2つに分かれています。一次試験はリーディング、ライティング、リスニングを評価し、二次試験はスピーキングを評価します。一次試験に合格した人だけが、二次試験の面接に挑戦できます。

リーディングの内容

オニ坊

英検準2級のリーディングには、次の4つの大問があります。

  • 【大問1】短文の語句空所補充
  • 【大問2】会話文の文空所補充
  • 【大問3】長文の語句空所補充
  • 【大問4】長文の内容一致選択
菅澤

各大問の問題形式とポイントを説明します。

【大問1】短文の語句空所補充

オニ坊

短文の一部が空所になっており、4つの選択肢から適切なものを選ぶ問題です。問題構成は次の通りです。

  • 単語の空所補充:10問
  • 熟語の空所補充:7問
  • 文法の空所補充:3問
菅澤

合計20問の問題です。単語レベルが最も難しいですが、難解な引っかけ問題などはありません。満点を取れなくても、他の大問でしっかり得点すれば十分に合格できます。

【大問2】会話文の文空所補充

オニ坊

会話文の一部が空所になっていて、4つの選択肢から適切なものを選ぶ問題です。会話の流れや単語・熟語の知識が問われます。会話の文脈を理解することで、正しい答えを選べるでしょう。全部で5問出題されます。

【大問3】長文の語句空所補充

菅澤

長文の語句空所補充では、2つのパッセージが出題されます。それぞれのパッセージには、空所があり、そこに当てはまる語句を選ぶ問題です。パッセージの理解力と語彙力が問われます。大問4に比べると難易度が高いため、こちらは後回しにしても問題ありません。

【大問4】長文の内容一致選択

オニ坊

長文を読み、内容に関する質問に答える問題です。1つはEメール、もう1つは説明文の形式で出題されます。各形式に複数の質問があり、長文をしっかり理解していると正解できます。合計7問の問題です。

ライティングの内容

菅澤

英検準2級のライティングでは、意見とその理由を2つ書くことが求められます。語数は50~60語が目安です。3級のライティングと比べて、構成を整え、エッセイの形で書く必要があります。自分の意見を述べる題材が多いため、どのような内容を書くかを考えることが重要です。

リスニングの内容

オニ坊

英検準2級のリスニングには、次の3つの大問があります。

  • 【大問1】会話の応答文選択
  • 【大問2】会話の内容一致選択
  • 【大問3】文の内容一致選択
菅澤

各大問の構成は次の通りです。

【大問1】会話の応答文選択

菅澤

会話の一部が流れ、最後の応答として適切なものを選ぶ問題です。問題用紙にはイラストがないため、音声を聞いて判断します。10問出題されます。

【大問2】会話の内容一致選択

オニ坊

会話の内容を聞いて、その内容に関する質問に答える問題です。音声は1回しか流れないため、注意が必要です。英検3級より難易度が高く、10問出題されます。

【大問3】文の内容一致選択

菅澤

スピーカー1人のナレーションを聞いて、その内容に関する質問に答える問題です。問題用紙に示された選択肢から、適切なものを選びます。こちらも10問出題されます。

以上が英検準2級の試験内容です。リーディング、ライティング、リスニングともに、必要な単語力や理解力が求められます。対策をしっかりして、試験本番に備えましょう。

スピーキング(二次試験・面接)

スピーキング(二次試験・面接)
菅澤

英検準2級の一次試験に合格すると、二次試験であるスピーキングの面接に挑戦できます。面接では、英語の発音や流暢さが評価されます。ここでは、二次試験の構成と対策のポイントを紹介します。

二次試験の構成

オニ坊

英検準2級の二次試験は、音読と質疑応答の2つで構成されています。音読のパッセージは、一次試験に合格できるレベルであれば、特に難しく感じることはありません。

菅澤

また、No.1からNo.5までの質問も、一次試験をクリアした人なら答えられる内容です。例えば、No.4とNo.5の質問は、準2級のライティングで出される問題と似たようなレベルです。

スピーキングでの注意点

オニ坊

英検準2級の面接で難しく感じるとすれば、英語を流暢に話す部分かもしれません。単語やフレーズを知っていても、即座に口に出せるかどうかがポイントです。

菅澤

スピーキングのスキルは練習によって向上します。面接の練習を繰り返し行い、英語でスムーズに答えられるようにしましょう。面接の練習をする際には、よくある質問に対して答える練習をしたり、動画などを使って模擬面接をしたりすることが効果的です。

オニ坊

流暢さを身につけるためには、練習を続けることが重要です。面接の練習を繰り返し、英語を自信を持って話せるようにしていきましょう。

英検準2級に合格するための学習時間の目安

英検準2級に合格するための学習時間の目安
菅澤

英検準2級に合格するためには、どのくらいの学習時間が必要でしょうか?それは、受験者の現在の英語レベルや学習環境によって異なります。ここでは、目安として必要な学習時間を紹介します。

高校1年生レベルの学習を終えている場合

オニ坊

英検準2級のレベルは「高校中級程度」とされています。つまり、高校1年生レベルの学習を終えているなら、合格に必要な学習時間は比較的少なくて済むでしょう。

菅澤

英検では、文法問題が多いわけではなく、語彙力やリスニング力も重要です。高校1年生レベルの学習をしっかり終えている人なら、合格までに必要な学習時間は約15時間が目安です。毎日30分の学習を1ヶ月続ければ、十分に合格できるでしょう。

オニ坊

ただし、次のような場合は、もっと多くの学習時間が必要かもしれません。

  • 英語が苦手で、学校の定期試験で平均点に届かない。
  • 単語を覚えるのが苦手で、高校1年生レベルの英単語をあまり覚えていない。
  • リスニングをほとんど勉強していない。
菅澤

このような状況なら、15時間以上の学習が必要かもしれません。

高校1年生レベルの学習を終えていないが、英検3級に合格している場合

菅澤

英検3級に合格している人で、高校1年生の学習を終えていない場合、準2級合格までにはどれくらいの時間がかかるでしょうか?

オニ坊

一般的な目安では、約400時間です。毎日30分の学習を続けると、約2年3ヶ月かかる計算です。もし、もっと早く合格したいなら、毎日の学習時間を増やす必要があります。たとえば、毎日1時間学習すれば、約1年1ヶ月で合格できる可能性があります。

菅澤

これは、英語の効果的な学習法を継続した場合の試算です。もし、文法問題集だけを解いているような学習では、400時間で合格できるとは限りません。

合格を目指すためには、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をバランスよく学習することが大切です。効率的な学習方法を取り入れながら、必要な時間をかけて準2級合格を目指しましょう。

英検準2級に合格するためのおすすめ勉強法

英検準2級に合格するためのおすすめ勉強法

毎日少しずつ単語・熟語を覚える

菅澤

英検準2級は単語や熟語の範囲が広いので、毎日少しずつ暗記することが重要です。1日10〜20分でも、単語や熟語を覚える時間を作りましょう。アプリを使って、スペルだけでなく発音も覚えると効果的です。

リーディングは長文対策を重視

オニ坊

英検準2級のリーディングでは、長文読解の問題が多く出題されます。長文全体で900語程度あるため、じっくり読んでいると時間が足りません。ポイントを押さえて、効率的に読む練習をしましょう。また、長文にはアカデミックなトピックも含まれるため、過去問で慣れておくと良いでしょう。

ライティングは解答パターンを覚える

菅澤

英検準2級のライティングは、質問文も解答もパターン化されています。構成をテンプレートとして覚えて、スムーズに書けるようにしましょう。ライティングの自己採点は難しいため、できれば高度な英語力を持つ人に採点してもらうと安心です。

リスニングはシャドーイングで強化

オニ坊

リスニング力を向上させるには、シャドーイングが効果的です。シャドーイングとは、耳で聞いた音声を真似して発音する練習方法です。

スピーキング(二次試験・面接)は声に出して練習

菅澤

スピーキングの面接では、内容だけでなく発音や態度(アティチュード)も評価されます。面接官にしっかり聞こえるように、明るくはっきりと話すことが大切です。何度も声に出して練習し、自信を持って話せるようにしましょう。

以上が、英検準2級合格に向けた勉強法のポイントです。これらを参考にして、効率的に対策を進めてください。

最後に:英検に合格するには?

英検に合格するには?
菅澤

ここまで「【英検準2級】難易度・出題範囲と合格に向けた勉強法ガイド」
について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人