青山学院大学専門塾【鬼管理青山学院大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、青山学院大学合格に必要な「共通テスト倫理・政治経済」の傾向や特徴を解説させていただきます。
青山学院大学に合格するには、共通テストの対策もしないといけません。
青山学院大学に合格するための解説を行いますので最後までご覧いただけますと幸いです。
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共通テスト「倫理・政治経済」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 7問 |
解答形式 | マークシート |
頻出単元 | 源流思想 |
共通テストの倫理・政治経済では、センター試験の倫理・政治経済とは少し異なる出題形式が散見されます。
その名の通り倫理の問題と政治経済の問題が出題されるため、出題範囲が多岐にわたり、出題形式も多様です。
受験生に求められているのは、瞬時に頭を切り替えて、多様な出題形式に即座に対応する力です。
共通テスト「倫理・政治経済」の傾向
共通テストの倫理・政治経済の出題形式の傾向は6つあります。
①正誤判定問題
②一問一答問題
③穴埋め問題
④読解力問題
⑤読解力+知識問題
⑥グラフ読み取り問題
一つ一つ見ていきましょう。
① 正誤判定問題
正誤判定問題は、共通テストの前身であるセンター試験でも多く出題されてきました。どれほど多くの、そして質の高い過去問演習できるかどうかが、正誤判定問題の正答率を左右します。
正誤判定問題はセンター試験でも出題されていたため、センター試験の過去問を使った対策が有効です。
センター試験は非常に問題の質が高く、悪問が全くと言ってよいほどありません。
センター試験の過去問は非常に安価で手に入ります。これを利用しない手はありません。
では、具体的にどのようにしてセンター試験の過去問を使えばよいのか、説明します。
まずは、ノートや参考書を見ないで1年分解いてみましょう。
この時、時間を測ることが重要です。
実際の試験本番にできるだけ近い環境で演習するために、静かな場所を選んで演習するのもポイントです。
問題を解き終わったら、丸付けをしましょう。
特に正誤判定問題は、解説を読み込んで「なぜこの選択肢が間違っているのか」を明らかにしてください。
必要に応じて教科書やノートを参照しつつ、正解の根拠をたどっていきます。
正誤判定問題では繰り返し同じような問題が出題されることが多いため、正しい文章をそのまま暗記してしまうのも良いでしょう。
1週間後、もう一度間違えた問題だけ解きなおしてみましょう。
できないことをできることに変えること。それが勉強です。
つまり、一度間違えた問題を徹底的に復習して二度と間違えないようにすることが出来れば、成績は上がっていくのです。
ここで間違えた問題はノートにまとめるなどして、二度と間違わないようにしましょう。
②一問一答問題
一問一答問題も、センター試験から引き続き出題されています。一番対策がしやすい出題形式ですから、ここで確実に得点しておきたいところです。
一問一答形式の問題を解けるようになるためには、一問一答形式の参考書を使うのが近道です。
教科書に書いてあることを理解したうえで、問題に取り組むと良いでしょう。
なぜなら、理解していないものは覚えられないからです。
もし覚えることが出来ても、理解していないならそれは使えない知識になってしまいます。
その単元の教科書やテキストの内容を理解したうえで、演習に進みましょう。
では、一問一答形式の参考書を使う際のコツを伝授します。
まずは、ある単元の問題を一通り解いてください。
このとき、間違った問題には印をつけてから次の問題に進むようにしてください。
その単元の問題を一通り解き終わったら、次に印をつけた問題だけ何周も解いてください。
先ほどお伝えした通り、勉強とは「できないこと」を「できること」に変えることです。
印をつけた問題だけ何度も学習することで、効率よく「できないこと」を「できること」に変えることが出来るのです。
最初の演習から1週間ほどたったら、その単元の問題をもう一度全て解きなおしてください。
そこでできなかったものにまた印をつけ、何度も触れます。
そうすることで、より記憶が強固になっていくのです。
③穴埋め問題
共通テストの穴埋め問題は、それほどレベルの高い用語を聞いてきません。日ごろから教科書や問題集を使った学習に取り組んでいれば、恐れることはありません。
共通テストの穴埋め問題は、難しい用語を問うてくることはほぼありません。
普段の学習の成果が反映されやすい、素直な出題になっています。
しかし素直だからといって対策なしで正解を導けるわけではありません。
学校や塾の授業に集中し、自分で教科書や資料集を読み、自分で問題を解くことが必要です。
高得点を狙うためには絶対に落とせない問題ですから、緊張感をもって対策していきましょう。
④読解力問題
読解力問題は、センター試験ではほとんど出題されてこなかった形式です。模試や予想問題集など、限られた資源を有効に活用して対策することが必要です。
読解力問題では、リード文や問題文の内容をきちんと理解できているかが問われています。
つまり、国語の力、特に現代文の力が問われていると言っても過言ではないのです。
現代文が得意な方は、対策なしでもこの形式の問題に正解することが出来るでしょう。
しかし、現代文を苦手としている方にとっては、なかなか対策しづらい出題形式です。
ここでは、現代文を苦手としている方に向けてアドバイスをします。
現代文を苦手としている方によく見られるのは、「主語と述語」を意識していないということです。
その文の主語と述語を把握できていなければ、文の構造を理解することはできません。
まずは問題文の主語と述語を把握したうえで、意味をとらえていきましょう。
次のポイントは、「結論をおさえる」ということです。
その書き手、話者が結局なにを言いたいのか、最終的に何を結論としているのかをとらえましょう。
現代文や倫理・政治経済の読解力問題では、課題文の中に、その人がある結論を出すまでの思考の過程が書かれています。
結論を出すまでの過程に惑わされると、結論が見えなくなってしまうことがあるため要注意です。
思考の過程や論理をつかむのももちろん大切ですが、まずは結論をとらえた方が読みやすくなります。
以上の点に気を付けつつ、現代文の参考書を読んだり問題を解いたりするなかで、読解力を上げてください。
読解力だけでなく、その話題に関連する知識を持っているかどうかが問われるのが「読解力+知識問題」です。センター試験ではあまり出題されてこなかった形式であるため、過去問演習だけでは不安が残ります。
先ほどは「読解力問題」の解説をしましたが、今度は「読解力+知識問題」についての解説です。
「読解力+知識問題」では、文章を読解したうえでその文章に関連する知識を持っている必要があります。
上の例題では、各選択肢の前半が知識問題、各選択肢の後半が読解問題になっています。
この例題では、自分の選んだ選択肢の前後のつじつまが合うようにしなくてはいけません。
仮に知識に自信がなかったとしても、この例題のようにつじつまを合わせようとする過程で正解が見えてくることもあります。
本番であわてることなく対応できるよう、模試や予想問題を大切に解いていきましょう。
⑥グラフ読み取り問題
グラフの読み取りはコツが必要です。逆に言えば、ポイントを押さえれば確実に得点が狙える出題形式です。
グラフが出てきたら、まずは「変化」に注目しましょう。
周りと比較して、増えている場所、減っている場所を探しましょう。
例えば、上の問題のグラフではアとウが増えていて、イが減っていますよね。
次に、与えられた選択肢を分析します。
「平均寿命」は医療の進歩で増えているはずだと予測できますね。
「栄養不良の人口割合」は減っているだろうと予測できます。SDGsを目標に掲げ、企業や個人、国連、国、NPOなどが軌を一にしてこの問題に取り組んでいるという背景を考えると、事態は良くなっているはずだと考えられるからです。
「電力発電量」は増えているだろうと予測できます。現在世界の人口は増え続けており、とくにアフリカに関しては「人口爆発」という言葉が使われるほどです。人口が増えればより多くの電力が必要となるはずですから、電力発電量は増えていると考えるのが妥当でしょう。
さきほどグラフを見て発見した「変化」と、このような選択肢の分析を考え合わせると、正解が見えてきます。
グラフの読み取り問題は、背景知識を必要とすることも多いです。
しかし、求められている知識のレベルはそれほど高くなく、むしろ「グラフの増減を読み取る力」「自分の知識とグラフの数値を考え合わせる力」が求められていると言えます。
グラフ問題を見た瞬間諦めてしまう方も多いかもしれませんが、それは非常にもったいないことです。
いま伝授した方法を使って、グラフの読み取り問題にも果敢に挑戦してください。
共通テスト「倫理・政治経済」の攻略法
❶正確なインプット・正確なアウトプット
共通テスト倫理・政治経済の攻略法一つ目は、正確なインプットと正確なアウトプットです。
正確なインプットの重要性は言うまでもないのですが、正確なアウトプットの重要性に気付いていない方は依然として多くいらっしゃると感じます。
せっかく正確に暗記ができていても、それを正確に頭から取り出すこと(アウトプット)ができていなかったら、試験で点数はとれませんよね。
つまり、暗記したものを正確に出力できているかを普段の学習の段階で意識する必要があるのです。
では、正確なインプットとアウトプットができているかを自分で測るためには、どうすればよいのでしょうか?
カギは問題演習にあります。
自分で問題を解き、自分で丸付けをする。その中でインプットとアウトプットが正確にできているかを測ることができるのです。
教科書や参考書を読むだけで勉強した気になっていませんか?
インプットをするだけでは、試験対策が出来ているとは言えないのです。
教科書を読むインプット、問題を解くアウトプットを両方やらなければ、確固とした学力は身に付きづらいでしょう。
❷自分の言葉で事柄を説明できるように
共通テスト倫理・政治経済の攻略法二つ目は、自分の言葉で事柄を説明できるようにすることです。
自分の言葉で説明できるということは、完全にその内容を理解しているということです。
つまり、自分が本当にそれを理解しているのかを測るためには、自分で自分に説明してみれば良いのです。
正確なインプットなしに正確なアウトプットができないのと同じ理屈です。
自分で自分に説明するのは最もやりやすい方法です。
犬や猫などのペットに向かって説明するやり方もありますが、ペットがいないご家庭の方もいらっしゃいますし、なにより説明しているところを他の家族に見られたくないという方もいらっしゃるでしょうから、やはり自分で自分に説明するのが良いでしょう。
教科書の目次だけを見て、教科書の中身は見ないで、ある単元を丸ごと説明するのがおススメです。
これが難しいという方は、教科書の小見出しを見て、本文は見ないで説明すると良いでしょう。
受験が近づいてきたら、教科書や用語集の最後についている索引のページを開いてみましょう。
索引を見て、その単語について説明する練習をすることも効果的です。