青山学院大学専門塾【鬼管理青山学院大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、青山学院大学合格に
必要な「共通テスト世界史B」の傾向や特徴を解説させていただきます。
青山学院大学に合格するには、共通テストの対策もしないといけません。
青山学院大学に合格するための解説を行いますので最後までご覧いただけますと幸いです。
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の
受講が可能です!
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の受講が可能です!
青山学院大学受験における注意点
青山学院大学の入試は大きな変更点がございます。
変更点については、コチラの動画にすべてまとめておりますのでご確認いただけますと幸いです。
青山学院大学専門塾/予備校として、
青山学院大学の全ての情報をまとめております。
共通テスト「世界史B」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 5題 |
解答形式 | マークシート |
頻出単元 | まんべんなく出題 |
共通テストの世界史Bでは、リード文の読解をしなければ解けない問題が増加しているため、時間的に余裕がないと感じる受験生も多いでしょう。
センター試験世界史と比べて、共通テスト世界史は史料問題が10問程度増加しています。
受験生にとっては厳しい試験かもしれませんが、青山学院大学合格を目指すなら高得点を取っておきたい重要な試験です。
共通テストやセンター試験の過去の出題傾向として、まんべんなく広い単元から出題されています。
ピンポイントでヤマをはる対策ではなく、すべての単元を学習しておくことが求められていると言えるでしょう。
共通テスト「世界史B」の傾向
共通テストの世界史Bの出題形式の傾向は5つあります。
①正誤判定問題
②年代並べ替え問題
③連動型一問一答問題
④連動型空欄補充
⑤資料問題
一つ一つ見ていきましょう。
① 正誤判定問題
例:
正誤判定問題は、共通テストでは2パターンあります。しかしどちらのパターンも同じ対策法で攻略することができるため、ここでは「正誤判定問題」としてまとめて説明します。
共通テスト世界史Bの出題傾向1つ目は、「正誤判定問題」です。
正誤判定問題が出ない世界史の大学入試の問題はほぼゼロだと言っても過言ではありません。
共通テストはもちろん、GMARCHの個別学力試験でも正誤判定問題は出題されます。
正誤判定問題の対策して損をすることは絶対にありません。
特に共通テストの世界史Bでは正誤判定問題で狙われやすいポイントがある程度決まっているため、対策すれば着実に得点力が上がります。
共通テストの正誤判定問題には、2つのパターンがあります。
1つ目が、上の問題のように正しいものや誤ったものを選択肢から1つ選ぶ問題です。2つ目が、各選択肢の正誤を判定するタイプの問題です。
この2つの出題形式は全く違う見た目ですが、実は同じ対策をすることでどちらにも対応可能です。
では、具体的な対策の仕方をご説明します。
正誤判定問題の対策として有効なのが、過去問を使った学習です。
共通テストはまだ始まってから日が浅いため、過去問の蓄積が非常に少ないです。
ですから、過去問が豊富なセンター試験の過去問を使って学習するのが良いでしょう。
共通テストになってから形式が若干変わったとはいえ、正誤判定問題は特にセンター試験と出題形式が同じです。
使える資源はすべて使って本番に臨んだ方が安心ですよね。
さて、センター試験世界史Bの過去問を用意したら、まずは教材を机の上から片付けて何も見ないで過去問を解きましょう。
このとき注意してほしいのが、時間を測って本番に近い環境で演習することです。
共通テスト本番、社会科目は1科目受験の場合は9時30分スタート、2科目受験の場合は10時40分スタートです。
本番の試験時間と同じ時間帯に過去問演習すると、イメージトレーニングになっておススメです。
さて、過去問を解き終わったら丸付けをしてください。
過去問を解いた時の年度別の正答率を自分でグラフにすると、自分の実力が上がってきていることが分かりますから、自信をもって学習を進められるはずです。
丸付けが終わったら復習タイムです。
解答解説を読み、正誤判定問題の解答の根拠を探していきます。
解答の根拠は問題用紙にメモをするかノートにまとめましょう。
センター試験や共通テストでは、繰り返し同じような問題が出題されることがあります。
その問題がもう一度出てきたときに正解できるように、解答の根拠をメモしておいて何度も読んで復習することが大切です。
この過去問学習を10~15年分ほど行えば、不安なく共通テスト本番を迎えることが出来るでしょう。
②年代並べ替え問題
例:
年代並べ替え問題は、センター試験でも出題されていたオーソドックスな出題形式です。対策すれば確実に正解できる問題であるため、日ごろから時代の流れを意識したり年号を正確に覚えたりしておきましょう。
共通テスト世界史Bの出題傾向2つ目は、「年代並べ替え問題」です。
各事件や各出来事の年号を細かく覚えておくことはもちろん重要なのですが、共通テストの世界史Bの年代並べ替え問題は、年号を覚えておかなくても正解することが出来ます。
しかし、よっぽど流れを抑えられている自身のある人以外は、地道に年号を覚える方が安心です。
年号を問う問題や年号をヒントに単語を答える問題は、GMARCHではよく出題されます。
それを考えると、細かく年号を覚えておいた方がよいのです。
年号を覚えるためには、年代暗記の参考書を1冊完璧にこなすと良いでしょう。
その際、語呂合わせを使って覚えると記憶に定着しやすいのでおススメです。
本に載っている語呂合わせとどうしても相性が悪い場合もあると思います。
そのような場合には、自分で新しい語呂合わせを考えるか、インターネットを使って自分に合う語呂合わせを探すと良いでしょう。
また、どうしても覚えられない語呂合わせは、単語カードを使って暗記するとスムーズです。
100円で買えるような紙の単語カードを使っても良いですし、スマートフォンの単語カードアプリを使うのも良いでしょう。
もちろん単語カードをつくるだけでは覚えることはできません。
つくって満足するのではなく、どこにでもカードを持ち歩いて何度も復習することが必要です。
できるだけ早い時期に自分に合った暗記法を見つけられると安心ですね。
まずはものは試しに、いろいろな方法を試してみると良いです。
③連動型一問一答問題
例:
共通テスト世界史Bでは、単純な一問一答ではなく「連動型」の一問一答が出題されます。
共通テスト世界史Bの出題傾向3つ目は、「連動型一問一答問題」です。
「連動型」とここで呼んでいるのは、2つ以上の知識を組み合わせないと正解が出せないタイプの問題形式だからです。
上の問題では、リード文をしっかり読みそこからヒントを探し出して、適切な用語を選択します。
そのうえで、選んだ用語を適切に説明している選択肢を一つ選びます。
このように、一問一答が2段階ある形式が共通テスト世界史Bでは出題されています。
対策方法としては、通常の一問一答形式の対策と同じ方法で対処できるはずです。
一問一答形式の参考書を使って学習すると良いでしょう。
この形式の問題は一問一答の知識が2問分必要なので難易度が上がってしまっていますが、本質は通常の一問一答と変わらないので心配しなくて大丈夫です。
一問一答形式の参考書の使い方については、次の④連動型空欄補充問題の解説でお話しします。
例:
「連動型空欄補充問題」とは、2つ以上の知識を使って解く空欄補充問題のことです。通常の空欄補充は1つの知識で解くことが出来ますが、連動型空欄補充問題はその倍の知識量が必要だということです。
共通テスト世界史Bの出題傾向4つ目は、「連動型空欄補充問題」です。
さきほどご説明した③連動型一問一答問題と同じで、2つ以上の知識を使わないと解けないことから「連動型」と名付けました。
連動型空欄補充問題は、通常の空欄補充問題より必要とされている知識が多い分、難易度は高いです。
しかし対策の仕方は通常の空欄補充問題と同じです。
空欄補充問題の対策として有効なのが、一問一答形式の参考書を使うことです。
一問一答の中でも特に空欄を補充するタイプの参考書を選ぶと、より実践的な学習ができます。
では、一問一答形式の参考書の使い方を見ていきましょう。
まず、「できる問題」と「できない問題」を仕分けする必要があります。
そのためにはまず答えを見ないで問題を解いてみることが必要です。
問題を解いてみて、できなかった問題や自信がない問題には印をつけておきましょう。
その後、印が付いている問題だけ何度も繰り返し学習しましょう。
この際に重要なのが、テストをしながら覚えるということです。
人間が暗記をするためには、テストを途中で挟んだ方が効率が良いそうです。
自分でテストをすることで、「できる問題」「できない問題」の仕分けが複数回行われることになりますから、そこで随時「できない問題」だけを繰り返し学習していけば、効率よく学習することが出来るのです。
勉強とは「できない問題」を「できる問題」に変えることです。
既にできる問題に何時間かけても点数は1点も上がりません。
できない問題をできる問題に変えることに時間をかけるために、常にテストをして「できる問題」「できない問題」を仕分けしておくことが重要なのです。
⑤資料問題
例:
共通テストの資料問題では、歴史的史料だけではなく統計資料も出題されます。統計の読み取りだけでは正解が出来ないつくりになっているのがポイントです。
共通テスト世界史Bの出題傾向5つ目は、「資料問題」です。
過去に歴史的史料も統計的資料も両方出題されているので、どちらかだけに絞って対策するのは非常にリスクが高いです。
また、史料や統計の読み取りだけでは正解が導けない問題のつくりになっています。
資料の読み取りプラス背景知識が必要とされています。
対策としては、日ごろからキーワードやキーフレーズを意識した学習をすることと資料集を読むことが有効です。
共通テストでは、資料のなかからキーワードを探し出して連想ゲームをするような問題が出題されます。
このような問題形式に対応するためには、歴史的事項に対してキーワードやキーフレーズをおさえておくことが重要なのです。
また、資料集を普段から読んでおくことで、試験本番で知らない資料が出てきてびっくりしてしまうということがなくなるでしょう。
共通テストでは、受験生がだれも知らないような資料が出てくることも多いです。
だから「対策しても意味がない」のではなく、だからこそ「対策に意味がある」のです。
知らない初見の資料に受験生みんなが同時に取り組むのが共通テストです。
その中で一歩抜け出すためには、まずは精神的に動揺しないことが重要なのです。
そのために必要なのは「私はできる対策のすべてをやりきった。私が知らない資料は他の受験生も知らないはずだ」と自信を持てるようにすることです。
日ごろから資料集を使って学習することは全く無駄にはなりません。
GMARCHや他の大学を受験するにあたって、史料問題や文化史問題は狙われやすいポイントなので、資料集を使った学習は無駄にはならないのです。
共通テスト「世界史B」の攻略法
❶正確なインプット・正確なアウトプット
共通テスト世界史Bの攻略法1つ目は、正確なインプットとアウトプットです。
「暗記とはなんですか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
私は「暗記とはインプットとアウトプットである」と考えています。
例えば、こういう経験はありませんか?
テレビの広告で一瞬映った俳優さんの名前が思い出せない。知っているはずなのに思い出せない。
この、知っているはずなのに思い出せない状況のことを、私は「インプットが出来ているけれどアウトプットが出来ていない状態」ととらえています。
仮に、インプットが出来ているのにアウトプットが出来ない単語があったら、テストで点数を取ることはできませんよね?
「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」という単語が頭の中のどこかに合っても、それを試験の解答用紙に書くことが出来なければ点数にはならないからです。
つまり、受験勉強においてはインプットとアウトプットの両方が必要なのです。
では、インプットとアウトプットの練習の仕方についてみていきましょう。
インプットに関しては、教科書や参考書、資料集などを読み込むことが有効です。
具体的にどうやって教科書や参考書を読み進めていけば良いかについては、下に続いている「②に原因・概要・結論を説明できるように」のなかでご説明していますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
アウトプットに関しては問題集や一問一答形式の参考書に取り組み、テスト形式で解き進めることが有効な対策になります。
テスト形式で演習することで、自分がそれを覚えているのか覚えていないのかを判断することが出来ます。
「できる問題」と「できない問題」を分けること。これが勉強の第一段階です。
「できない問題」を「できる問題」に変えることこそが勉強です。
つまり、できない問題を明らかにし、できない問題だけ何度も取り組めば成績は上がるのです。
暗記を進めつつテストを繰り返すことで、着実に得点力は上がります。
焦っている受験生は魔法のような暗記法を探していると思いますが、そんな魔法の方法はありません。
できない問題だけを何度も繰り返し解くことでしか、勉強はできるようにならないのです。
❷原因・概要・結論を説明できるように
共通テスト世界史Bの攻略法2つ目は、原因・概要・結論を説明できるようにすることです。
「十字軍とはなんですか?また、十字軍が派遣されることになった原因とはなんですか?十字軍は社会にどんな影響を与えましたか?」
そう聞かれて、あなたは答えることができますか?
共通テストで高得点をとるためには、日ごろの学習から出来事の「原因・結果・概要」をおさえておく必要があります。
つまり、教科書や資料集を読む段階で、「自分はこの事件の原因・結果・概要を説明することができるか?」と自問自答してほしいのです。
自分で自分に説明することが出来れば、世界史のどんな問題も怖くありません。
世界史のインプットやアウトプットをするときは自分が原因・結果・概要を説明できるかどうかを意識すると、成績がグンと伸びますよ。
❸史料問題への慣れ
共通テスト世界史Bの攻略法3つ目は、史料問題に慣れることです。
さきほども史料問題に関してはご説明したのですが、もう一度言います。
史料問題は対策しなければ解けません。
資料集を常に持ち歩き、いつでもどこでも資料集を見ることが良い対策になります。
資料集学習をおろそかにしている受験生は意外と多く、非常にもったいないです。
共通テストだけでなくGMARCHや他の大学の個別学力試験でも、史料問題や文化史問題は狙われます。
対策した人だけが点数をとることができるご褒美問題だと思って、ぜひ対策してください。