中央大学 法学部を徹底解説！入試問題の分析/受かるための勉強法５選まで大公開！【2024年最新版】

英語

観点	情報
大問数	８
回答形式	記述式
時間	90分
満点	100点
全体を占める割合	22.2% / 28.5%　(4科目 / 3科目)

【特徴と傾向】

大問1が英文和訳、大問2が和文英訳、大問3～6が文法・語法・語彙等知識系問題、大問7～8が読解問題の安定した形で
例年の問題は構成されています。
特徴としては、長文の量は多く、時間配分が鍵になってきます。長文で取り扱われる内容は、小説・随筆や説明文などの硬い表現の文章など様々です。
文法では、誤文訂正問題も出題されるので、文法や語法の知識が曖昧な人は徹底して対策をしましょう。
全体の約３割が英訳・和訳問題で、実力の差がはっきり出る部分でもあります。

【対策法】

「中央大学　法学部　英語」の対策としては、

長文問題：内容が難しく、読解力を問われるので、まずは精読を行いましょう。
　　　　　なんとなく読めるだけではなく、文法事項はしっかりとれているのかを確認できてから、速読力を付けましょう。
和文英訳：とにかく量をこなすことが大切です。和文英訳はとにかくすぐに英訳できる瞬発力をつけるようにしましょう。
英文和訳：まずは、言葉の通り英文の構造に従って和訳→文の流れに沿って修正をする癖を付けましょう。
　　　　　文章の中で出てくるものなので、流れを掴む練習は非常に大切です。
文法・語法：難易度は決して易しくはありませんが、標準的な参考書で十分対応が可能です。
単語：こちらも、標準のもので十分対応可能です。単語は優先して覚えるようにしましょう。

国語

観点	情報
大問数	２
回答形式	記述式・マーク式
時間	60分
満点	100点
全体を占める割合	22.2% / 28.5%　(4科目 / 3科目)

【特徴と傾向】

大問１・２で現代文、大問３で古文が出る形式です。

現代文は、論説文(評論文)がほとんどです｡文章内容は「法学部」らしく法律論・政治論・哲学論などが中心に
取り扱われています。知識は小問として扱われ、漢字の書きとりが必出で、他に､語句の意味、四字熟語等からも
出題される場合があります。

古文では、主に古代～中世の物語(軍記などを含む)が中心で随筆、紀行文、説話、日記、歌論といった題材で
幅広く出題されます。設問では文語文法から内容解釈までの総合的読解力、
そして、歴史的背景を含めた古典常識も問われます。

試験時間が60分なので、配分としては、現代文：古文＝45分：15分、が理想です。
決して、終わらない量ではありませんので、返り読み等を極力減らして、時間を確保しましょう。

【対策法】

知識問題：難易度の高い漢字や四字熟語が出題されることもあるので、共通テスト以上のレベルでの対策が必須です。
　　　　　まずは共通テストレベルの漢字対策を行い、そこから発展へ進みましょう。
現代文：字数制限ありの記述問題が出題されるので、簡潔に自分の意見を述べる練習を行いましょう。
　　　　まずは、字数制限なしから始めて、徐々に短文でまとめる力を付ける練習が有効的です。
古文：先ずは重要古文単語および文法を徹底的に習得する必要があります。
　　　助詞、助動詞は頻出度が高いので、優先して覚えておく必要があります。敬語も重要です。
　　　さらに、古文の文学史を含めた知識問題もされますので、幅広く覚えましょう。

世界史

観点	情報
大問数	３
回答形式	記述式・マーク式
時間	60分
満点	100点
全体を占める割合	22.2% / 28.5%　(4科目 / 3科目)

【特徴と傾向】

大問３題で構成されていて、中国の歴史・ドイツの歴史など国別の歴史について問われる問題が頻出しています。
それぞれ一問一答問題や正誤問題が多く出題され、中には説明を記述する問題もあります。
特徴としては、しっかりと知識を整理しておかないと得点できないようになっています。

「中央大学」の正誤問題は、他の大学と比べてかなり難易度が高いです。
一般的な正誤問題は、設問の中から正しいものもしくは、間違っているものを一つ選ぶ形式ですが、
「中央大学」の問題は、選択肢ごとに書いてあることが正しいかどうかを答えさせます。
なので、当たっているものがいくつあるかわかりません。
消去方が通用しないので、用語集の説明部分を読むなどして、知識の内容を丁寧に復習しましょう。

世界史の書き取り問題では、中国史でもそれ以外の分野でも、漢字で書くべきところは、漢字表記でないと
得点にならないので注意が必要です。特に日本では使われていない漢字など、よく見て練習しておきましょう。

【対策法】

高校２年生までの間に、通史を１周していることが理想です。
しかし、通史が終わらない学校も多いと思うので、３年生になる前に一通り終わらせておきましょう。
すでに３年生の人は少しでもはやく通史を終わらせてください。
そこから、一問一答を繰り返して、知識を深めていく方が幅広く対応できるちからが身に付きます。

日本史

観点	情報
大問数	ー
回答形式	記述式・マーク式
時間	60分
満点	100点
全体を占める割合	22.2% / 28.5%　(4科目 / 3科目)

【特徴と傾向】

「中央大学 法学部」の日本史は、大問数が年によって変わりますが、試験時間に変動はありません。
大枠として、知識を問う穴埋めの記述問題、正誤問題、100字程度の論述論述問題に分類されます。
テーマ史が多く出題され、正誤問題の難易度も高いので、各分野での深い知識が問われます。

【対策法】

通史を終わらせたあとに、テーマ史を取り扱っている問題集を使って対策を行いましょう。
まずは、語句を覚えていくことから。それがざっくりできてきたらそれぞれの流れをつかみながら
知識を深めていきましょう。その際、頻出の江戸時代～近代史は細かい所まで覚えるようにしてください。

政治経済

観点	情報
大問数	３
回答形式	記述式・マーク式
時間	60分
満点	100点
全体を占める割合	22.2% / 28.5%　(4科目 / 3科目)

【特徴と傾向】

大問３題の構成で、マークシート式と記述式の解答形式となっています。
政治に関する問題が２題、経済に関する問題が１題出題されています。
特徴としては、憲法関連の問題が多く出題されます。

論述問題や細かい知識が問われる問題など、難易度がやや高い問題が一部出題されますが、基本的には標準問題が多いです。論述問題は20文字～120文字程度のものが出題されます。

【対策法】

政治経済の対策として、大きく３つ挙げられます。

①数字を整理しておく
年号を問う問題や年号から出来事、法律名、条約を答える問題が出題されやすいため、数字や年号と関連する出来事を
セットで覚えるようにしましょう。

②語句の定義
法学部の問題は語句の定義を説明する問題などが出題されます。それ以外にも正誤問題や記述式問題が出題される傾向に
あるため、語句の定義や内容をしっかりと覚えておく必要があります。

③人物とその功績をセットで覚える
法学部の問題を解くうえで人物とその功績を覚えることが重要です。
「経済学者の著書」や「内閣毎の功績などの違い」といったことをしっかりとおさえておきましょう！

論述問題対策としては、用語の意味やある事柄に関することを指定文字数で簡潔に答える練習しておくことが大切です。

数学

観点	情報
大問数	３
回答形式	記述式
時間	60分
満点	100点
全体を占める割合	22.2%（全4科目）

【特徴と傾向】

大問３題で構成されていて、その中の小問が３～４題となっています。

直近３年の出題傾向としては、割合順で「微分・積分」28%、「数列問題」21%、「図形と方程式」が17%と続きます。
他には、「整数の性質」や「ベクトル」の問題も高頻度で見かけます。

また、出題形式の特徴として、「証明問題」が多く取り扱われています。
早めに演習問題を行って形式になれる必要があります。

【対策法】

傾向が定まっているがために、対策はとりやすいです。

前述したように、「中央大学法学部」の数学では、「証明問題」がよく出題されます。
「証明問題」は、問題集の中にもあまり多くない上、何が出題されるか予想しずらいです。
おすすめの対策として、教科書にでてくる公式や定理をただ覚えるだけでなく、その都度、証明できるようにすることです！

教科書にでてくる公式や定理の証明は、実は本番の試験で頻出です。
さらに、それらを証明できるようにしておくことで、単元の理解が深まるので、他の問題でも応用する力がつきます。