始めに:【英検2級】レベル・合格率・取得のメリット・おすすめの勉強法を徹底解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は【英検2級】レベル・合格率・取得のメリット・おすすめの勉強法を徹底解説!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検2級とは?
英検は日本英語検定協会によって実施され、日本の文部科学省による認定を受けており、国際的な語学力の証明としても広く認められています。この試験は、日常生活だけでなく、専門的な分野での英語使用能力も評価する内容となっています。
特に英検2級は、社会生活で必要とされる英語力を問うものであり、「準2級で習得した基本的な英語力をさらに応用し、多様な状況で活用できる能力」が求められます。これには、日常のシチュエーションを超えて、医療や社会問題、テクノロジーなど特定の専門分野における語彙の理解も含まれます。
たとえば、試験では旅行やショッピングといった一般的なトピックの他に、医療関連の会話や社会問題についてのディスカッションが出題されることがあります。これらの問題を通じて、受験者は特定の専門用語やその用語が使われる文脈を理解し、適切に応答する能力を示す必要があります。
このように英検2級では、日常英語だけでなく、特定分野の専門知識も問われるため、受験に際してはこれらの分野における語彙力もしっかりと身に付けておくことが重要です。英検2級を目指すことは、英語学習者がより広範な知識とスキルを身につけ、実生活や専門分野での英語使用に自信を持てるようになるための良い機会と言えるでしょう。
英検2級のレベル
学年で考えると高校卒業レベル
英検2級は、日本の高校卒業レベルに相当する英語力が求められる試験であり、履歴書や大学入試においてその資格がアピールポイントとなることが多いです。この資格を持つことは、国内外の教育機関で一定の英語能力があると認められるため、様々な場面で利点をもたらします。
例えば、多くの国内大学では英検の取得級に応じて入試や単位認定における優遇措置を設けており、英検2級を持っていると、入学試験での語学試験免除や学位取得に必要な単位が予め認定される場合があります。また、海外の大学に留学する際にも、英検2級があれば基本的な英語力があると見なされ、語学力の基準を満たしていると判断されることが一般的です。
さらに、英検2級で求められる語彙数は約5000語であり、これに加えて高校卒業レベルの文法知識も必要とされます。このような広範囲に及ぶ知識は、学生が実際に使用する英語の能力を広くカバーしており、学業だけでなく実生活でのコミュニケーションにも役立つと考えられます。
このため、英検2級の取得はただの資格以上の意味を持ちます。それは、教育的な進行や職業的な場面で英語を使用する際に、広範囲にわたる基本的な語彙と文法の理解があることを証明する重要な手段となるのです。
TOEICに換算すると550~が目安
TOEICと英検2級は日本で広く認知されている英語の試験ですが、それぞれの試験が求めるスキルセットには顕著な違いがあります。
特に、英検2級の得点をTOEICのスコアに換算すると、その範囲は550点から775点となるとされています。この換算は、英検2級でギリギリ合格のスコアが1980点の場合はTOEICで約550点、2200点を超える高得点を叩き出した場合は約775点に相当すると推定されます。
この比較から、両試験の違いを理解することが重要です。たとえば、TOEICスコア775点を持つ人が英検2級に挑戦した場合、TOEICのテストが主にリーディングとリスニングの能力を測るのに対し、英検ではリーディング、ライティング、リスニング、そしてスピーキングの四つの技能が要求されます。これは、英検がより広範な言語使用能力を評価することを意味しています。
具体的な例を挙げると、TOEICでは文章を読む速度や情報の聞き取り能力が主に評価されますが、英検ではそれに加えて、与えられたトピックについて自分の意見を英語で書いたり、直接対話形式で質問に答えたりする能力が求められます。このため、TOEICで高得点を取得していても、英検2級の試験には準備が不足しているかもしれません。
したがって、英検2級の準備には、TOEICのスコアだけを頼りにせず、全ての言語技能をバランス良く鍛える必要があることが明らかです。英検での成功は、各種の言語スキルを総合的に評価されるため、それぞれの技能に対する対策をしっかりと立てることが不可欠です。
英検2級の合格点
英検2級の評価は、英検CSEスコアに基づいて行われます。このスコアシステムでは、各試験回において一貫した合格基準を設けることで、受験者が平等に評価されるようにしています。英検2級の合格には総得点の中で一定のスコアを達成する必要があり、その構成は一次試験と二次試験に分かれています。
具体的に、一次試験の最大スコアは1520点、二次試験の最大スコアは460点で、合格に必要な総スコアは1980点です。英検2級の全体的なスコアの最大は2600点で、この中で各技能は650点満点となっており、受験者はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能にわたって一定レベルの得点が求められます。
日本英語検定協会によると、各技能で約60%の正答率を達成する受験者の多くが合格しているとされています。これは、受験者が模擬テストで自己評価を行う際の重要な指標となり、実際の試験でも同様に60%以上の正答率を目指すことが合格への一つの目安とされています。
このように、英検2級の合格は、CSEスコアに基づく緻密な計算と各技能におけるバランスの取れたパフォーマンスに依存します。受験者は、全技能を均等に鍛え、模擬試験での成績を基に本番に臨むことが推奨されるため、これを踏まえた準備が必要となります。
英検2級の合格率
英検の現在の合格率は非公開ですが、過去のデータから推測することは可能です。特に、日本英語検定協会が以前に公表したデータに基づき、合格率の傾向を把握することができます。これにより、英検2級の一次試験と二次試験の合格率についての一定の予測が立てられます。
具体的には、2016年のデータによると、高校生を対象とした英検2級の一次試験の合格率は34%であり、二次試験ではその数が大幅に上昇して80.4%に達していました。これは、一次試験をクリアする受験生が二次試験ではかなり高い確率で合格していることを示しています。また、一次試験の低い合格率は、受験者が試験の難易度を理解し、適切に準備をすることの重要性を強調しています。
これらのデータから、英検2級の試験合格率はある程度一定していると推測することが妥当です。ただし、この合格率は高校生に限定されたものであるため、大学生や社会人など他の層が受験した場合の合格率は異なる可能性があります。それぞれの受験者グループが試験にどのように対処しているか、またその年齢や学習背景によって試験のパフォーマンスが左右されることが考えられます。
この情報を踏まえると、英検2級の受験者は、自己の背景や能力に合わせて適切な準備を行い、過去の合格率のデータを参考にしながら試験に臨むべきであると言えます。合格率のデータは、受験の準備において有用な指標を提供し、試験に向けた具体的な目標設定に役立つでしょう。
英検2級を取得するメリット
英検2級を取得することは、学生だけでなく社会人にとっても大きなメリットがあります。この資格が示すのは、受験者が高校卒業レベルの英語能力を持っていることであり、これがキャリアアップや転職に直接的に役立つことが多いのです。
現代のビジネス環境では、英語能力が多くの職種で必要とされており、特に外資系企業や国際的な取引がある企業での仕事を希望する場合、英語のスキルは不可欠です。しかし、それに限らず、国内企業でもグローバルな市場への対応や国際的なクライアントとのコミュニケーションが求められることがあります。
たとえば、英検2級はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全ての英語スキルを評価する試験です。このため、この試験の準備を通じて、英語のバランスの取れた基本的なスキルを身につけることができます。これにより、社会人は日常業務で求められる英語力を向上させることができ、さらに高いレベルの業務に挑戦する自信を得ることが可能です。
さらに、英検2級の取得は、英語学習における明確な目標となり得ます。自己実現を求める社会人にとって、このような資格は学び直しの動機付けとなり、将来のキャリアプランにおいて重要なステップとして機能します。
結論として、英検2級の取得は、学生のみならず社会人にとっても、英語能力の証明としての価値があり、キャリアアップや職場でのコミュニケーション能力向上に直接的に貢献します。この資格を通じて英語の基礎固めを行うことは、今後の職業生活での多くの機会を拓く一助となるでしょう。
英検2級の出題内容
一次試験
一次試験では、リーディング・ライティング・リスニングの3技能の試験が行われます。
・リーディング
・短文の語句空所補充 20問
・長文の語句空所補充 6問
・長文の内容一致選択 12問
語句空所補充問題では、短文と長文の形式があります。短文の語句空所補充では、一つの短文に対して一つの空所が設けられ、受験者はその空所に合う単語、熟語、または文法形式を選択肢から選ぶ必要があります。
長文の語句空所補充問題では、長い説明文に三つの空所が設けられており、全体の文脈を理解しながら、それぞれの空所に最も適切な選択肢を選ぶことが求められます。こうした問題では、長文が二つ用意されているので、文脈の流れをつかむ能力が特に重要です。
また、長文内容一致選択問題では、Eメールや説明文などの長文を読み、それに関する質問に答える形式です。ここでは、提供された選択肢の中から、読んだ内容と一致するものを正確に選ぶ能力が試されます。この種の問題では、詳細な読解力と文脈の理解が必要です。
・ライティング
ライティングセクションでは、特定のトピックに基づいて短い英語のエッセイを書く課題が出されます。この課題では、与えられたトピックに対して自分の意見を述べ、それを支持するための理由を二つ提供する形式で、80から100語の範囲で答える必要があります。
このライティングの形式は、受験者がどれだけ効果的に言語を操り、論理的かつ説得力のある方法で自分の意見を表現できるかを見るためのものです。限られた語数内でこれを実行することは、英語使用者としての習熟度を示す良い機会となります。
・リスニング
・会話の内容一致選択 15問
・文の内容一致選択 15問
会話の内容一致選択問題では、二人の話者の会話を聴いて、その後提出される質問に対する正しい答えを選択肢から選ぶ形式です。これは、会話の流れや詳細を正確に捉える能力を評価するための問題です。
文の内容一致選択問題では、一人の話者が物語や説明文を読み上げ、その内容に基づいた質問に答える形式です。この問題では、話者の提供する情報を正確に理解し、それに基づいて正しい選択肢を選ぶ能力が求められます。
二次試験
一次試験をクリアすると、次の段階である二次試験に挑戦することができます。この二次試験は、スピーキング能力を測定するための面接形式で行われ、約7分間の対話を通じて受験者の言語運用能力が評価されます。
受験者は面接官から約60語の文章を提供されます。まず与えられたテキストを20秒間黙読し、次に声に出して読みます。
その後面接官から英語で以下の内容を指示されます。それに沿って英語で答えていきます。
・パッセージについての質問
・イラストについての質問
・パッセージに関する受験者自身の意見
・一般的な事柄についての意見
「一般的な事柄についての意見」は単にパッセージに関連する内容に対する理解だけでなく、広範囲にわたる一般的な知識に基づいた意見の表明も求められます。回答が直接テキストに基づいていないこともあり、受験者の独自の意見や思考が重要視されます。
この時、発音の正確さ、適切な語彙の使用、文法的な正確性、そして効果的なコミュニケーション能力が全て評価される要素として加わります。
英検2級を合格するための勉強法
英検2級を目指す際には、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全ての言語スキルを均等に向上させることが重要です。各スキルを効果的に鍛えるための学習方法を理解し、合格に繋げましょう!
リーディング
・自分単語帳を作って単語を覚える
英検2級の試験準備のためには、独自の単語帳を作成することが一つの有効な方法です。これには、専用の単語リストを持つ書籍を利用することもできますし、過去問から出題された単語を収集しても良いでしょう。重要なのは、自分がまだ理解していない単語を集め、それを順次学習していくことです。
この方法を実践するには、まずわからない単語をリストアップし、それらを単語帳に記録します。学習が進むにつれて、理解した単語はリストから削除し、未だ不明なものに集中します。この反復練習が語彙力の拡大に繋がります。
単語の意味をただ覚えるだけではなく、それを使って自分で文を作る練習をすることも効果的です。例えば、「sustain」のような単語を学んだら、「I sustained my effort despite the difficulties.(困難にもかかわらず、努力を持続した。)」のような例文を作ります。これにより、単語が具体的な文脈の中でどのように使用されるかを理解しやすくなります。
この学習法は、英検2級で求められる広範な語彙力を身につけるのに役立ちます。具体的な使用例を伴う学習は、単語の意味を深く理解し、記憶に長く留める手助けとなるでしょう。したがって、この方法は英検2級の準備において非常に有効であり、継続的な努力を通じて語彙力を効果的に拡充することができます。
・英語のニュースを読む習慣をつける
リーディングスキルの向上には、速読能力と理解力の両方が重要です。特に長文を素早く把握する技術は、リーディング試験において高い正答率を達成する鍵となります。これを実現するための効果的な方法の一つが、日常的に英語のニュースを読む習慣を身につけることです。
インターネット上では、様々なレベルの英語ニュースが利用可能です。初心者向けのものから上級者向けのものまで幅広く、日々の出来事を通じて自然な言語の使用を学ぶことができます。
例えば、簡単な英語で書かれたニュースサイトを訪れ、毎日少なくとも一つの記事を読むことから始めます。これにより、実際の英語がどのように使われているかを理解し、長文に対する読解速度が向上します。
また、読む際には黙読だけでなく、声に出して読む習慣をつけることも重要です。これにより発音の練習にもなり、リズムやイントネーションの感覚を養うことができます。さらに、読んでいる最中に出会った未知の単語や表現は、「自分単語帳」に記録し、定期的に復習することで語彙力を増やします。
この練習を続けることで、英語の語順や表現が自然に頭に入るようになり、より効率的に情報を処理できるようになります。
このようにして、日常的に英語のニュースに触れることは、試験でのリーディング能力向上に直接的に寄与するだけでなく、英語学習そのものを楽しむことにも繋がります。英語のリーディングスキルを高めるためには、一貫した努力と適切な学習方法が必要ですが、その過程を楽しむことが持続可能な学習への鍵となります。
ライティング
・過去問や問題集を使ってパターンを覚える
ライティング試験は、自ら文章を作成する必要があるため、一見難しいと感じるかもしれませんが、実際にはそれほど複雑な文法や多くの単語を要求されるわけではありません。この部分の試験で重要なのは、問題の形式に慣れ、効果的な答え方を習得することです。
この試験では、基本的には「意見を述べる、それに対する理由を二つ挙げ、最後にまとめる」という形式が求められます。この構造を理解し、適切に使うことができれば、ライティングは格段に楽になります。
たとえば、環境問題についての意見を求められた場合、「環境を守ることは重要だ」という意見から始め、「それにより未来の世代に清潔な地球を残せる」という理由を一つ挙げ、さらに「環境保護活動が経済的な利益をもたらすこともある」と第二の理由を加え、最後にこれらを総括して結論を述べます。
効果的なライティングを実践するためには、過去の試験問題や問題集を活用することが役立ちます。これらを用いて、解答の形式や文の構成を学び、練習することで、パターンを身につけることができます。初めは解答例を写すことから始め、徐々に自分の言葉で書く練習を積み重ねると良いでしょう。
このように、ライティング試験で求められるのは、複雑なスキルではなく、与えられた形式に沿った明確で簡潔な表現です。この形式に慣れれば、ライティング試験は非常に取り組みやすくなります。したがって、定型的な形式を覚え、それに慣れることが、ライティング試験の成功への鍵となります。
・英語日記を書く
ライティングスキルを向上させるには、特定の試験形式に慣れることも重要ですが、日常的に「英語で書く」習慣を身につけることが非常に効果的です。これにより、自然な表現や文法構造の使用が向上し、実際の試験場面でもスムーズに文章を書く能力が発揮されます。
日々の出来事を英語で簡潔に日記に記録する習慣をつけることは、ライティングスキルの向上に役立ちます。例えば、その日に経験したことや感じたことを2〜3行の短い英文で書き留めると、定期的な練習になります。これにより、自然な英語表現を習得し、流暢な文章を構成する技術が身につきます。
また、新しく学んだ単語やイディオムを積極的に使用することで、単なるライティングの練習を超えて語彙力の強化にも繋がります。実際に文脈の中で単語を使うことで、その言葉の意味や使い方が深く理解できるようになり、記憶にも長く残りやすくなります。
このようにして日常的に英語で書く習慣をつけることは、ライティング試験に限らず、全般的な英語力の向上に寄与します。特にライティングスキルは、実際に手を動かして練習することでしか鍛えられないため、この習慣が試験対策だけでなく、長期的な言語習得の基盤となります。
リスニング
・シャドーイングをする
リスニングスキルの向上が難しいと感じる場合、シャドーイングは非常に効果的な学習法です。この方法では、英語の音声を聞きながら同時に声に出して発音することで、言語の自然な流れと発音を学ぶことができます。
英語では、単語が連なることで発音が変わることがしばしばあります。シャドーイングを行うことで、これらの発音の変化を実際に体験し、自然な英語のリズムやイントネーションを身につけることができます。例えば、あるポッドキャストやニュース放送の音声を使ってシャドーイングを繰り返すことで、話者の発音パターンを覚え、模倣することが可能です。
多くの人がリスニングを行う際に、無意識のうちに英語を日本語に翻訳して理解しようとします。しかし、シャドーイングを実践することで、英語を直接理解する能力が養われ、翻訳することなく英語を聞き取れるようになります。これにより、リスニング時の処理速度が向上し、英語の聞き取りが格段に楽になります。
この学習方法は、単にリスニング力を向上させるだけでなく、発音の正確性を高める効果もあります。正しい発音を習得することで、自信を持って英語を話すことができるようになります。したがって、シャドーイングはリスニングの理解だけでなく、総合的な言語運用能力を向上させるのに役立つ方法と言えるでしょう。
・映画やPodcastなどで英語を聞く習慣をつける
リスニング力の向上には、日常的に英語に触れる機会を増やすことが非常に重要です。しかし、単に教材の音声を聞くのが苦痛と感じることもあるため、もっと楽しい方法で学習を行うことが推奨されます。
特に、映画やPodcastを利用することは、リスニング力を楽しく効果的に向上させる方法です。たとえば、アニメーション映画やアクション映画は視覚的な要素も豊富で理解しやすく、英語のリスニングに慣れるのに最適です。最初は英語字幕をオンにして映画を見ることから始めると、発音と文字の対応が取れ、どのような単語が使われているのかが明確になります。
また、Podcastの場合は、特に初心者向けの英会話プログラムが効果的です。これらは通常、ゆっくりとした話し方で基本的な単語やフレーズを使うので、英語の基礎を固めるのに役立ちます。Podcastは移動中や家事をしながらでも聞くことができるため、日常生活に無理なく取り入れることができます。
このようにして英語の映画やPodcastを日常生活に取り入れることで、リスニングの練習を継続することが可能です。さらに、これらのメディアは実際の生きた英語が使われているため、自然な言語感覚を養うことができ、教材だけでは得られない実践的なリスニングスキルの向上に繋がります。
スピーキング
・自分の英語を録音・録画する
スピーキングスキルを独学で向上させる際には、自分の発話を録音や録画することが非常に有効です。自分がどのように話しているかを客観的に確認することで、発音や文法の誤り、流暢さなどを自身で評価し、それに基づいて改善点を特定することができます。
具体的には、まずはインタビューや会話のシナリオを想定し、それに沿って英語で話す練習をします。この時、自分が話している様子を録音するか、もしくはビデオで録画します。たとえば、友達に向けて旅行の経験を話す、あるいは面接官に自己紹介をするなど、具体的な場面を設定すると良いでしょう。
録音や録画したものを再生し、自分の英語を聞いたり見たりして、発音が自然かどうか、文法的な誤りはないか、聞き手にとって理解しやすいかどうかをチェックします。この自己評価を通じて、何が改善されるべきかを明確にし、その点に特に焦点を当てて再度練習を重ねます。
このプロセスを繰り返すことで、自分のスピーキングの弱点を理解し、効果的に改善することが可能になります。スピーキングスキルは実践を伴わなければ向上しないため、このような自己評価と練習の繰り返しは、独学でも大幅なスキルアップを実現するための鍵となります。
・実際に話してみる
スピーキング能力を向上させるためには、実際に英語を使う機会を増やすことが非常に重要です。最も効果的な方法は、実際に英語を話せる人と積極的にコミュニケーションを取ることです。これにより、実用的な会話スキルを習得し、自然な英語表現を身につけることができます。
身近に英語を流暢に話せる人がいれば、彼らとの定期的な会話はスピーキングスキルの向上に大いに寄与します。例えば、友人や同僚、家族の中で英語が得意な人に定期的に会話の時間を持ち、日常生活や興味のあるトピックについて英語で話すことで、リアルな会話練習ができます。
しかし、もし身近に英語を話せる人がいない場合は、オンライン英会話が非常に有効な代替手段となります。オンライン英会話プラットフォームを利用することで、世界中のネイティブスピーカーや英語教師と直接会話ができ、スケジュールに合わせて任意の時間に練習が可能です。
また、英検スピーキングテストのような特定の試験対策に特化したセッションを選ぶこともできます。
このような練習を通じて、スピーキング時の反応速度や適切な語彙の使用、発音の正確性を自然に向上させることができます。実際に英語を話す習慣を身につけることで、試験環境だけでなく、日常的な会話においても自然に積極的にコミュニケーションを取ることが可能になり、スピーキング能力の全般的な向上につながります。
英検2級の勉強におすすめの参考書4選
『英検2級をひとつひとつわかりやすく』
1回分が見開き2ページだから続けやすい
英検2級の一次試験と二次試験の各セクションを平易な言葉で詳しく説明している参考書です。複雑な文法用語を避け、視覚的な支援として豊富なイラストや図表を使用して概念を明確にしています。
各ユニットは見開き二ページで構成されており、片方のページには詳細な解説が、もう一方には実践的な練習問題が配置されています。これにより、ユーザーは学習内容を順序良く消化しやすくなっています。さらに、実際の試験に備えるための予想テストや模擬試験も含まれており、この一冊で英検2級の準備が完結します。
詳細はこちら:「英検2級をひとつひとつわかりやすく」
『英検2級でる順パス単 5訂版』
英検2級に必要な単語を網羅したベストセラー
長年にわたり英検受験者に愛用されている参考書です。この書籍は、英検2級の過去問題を徹底分析し、頻出単語をピックアップして掲載しています。この方式により、受験生は最も重要な単語から順に効率的に学習を進めることができます。
加えて、この参考書は単語だけでなく熟語も網羅しており、各セクションの終わりには確認テストが設けられていますので、学習の進捗を自己評価することが可能です。さらに、音声サポートがダウンロード可能であり、アプリケーションを通じていつでもどこでも正しい発音を聞きながら学習できるため、聴解力の向上にも貢献します。
詳細はこちら:「英検2級 でる順パス単 5訂版」
『よく出る5テーマ別 英検®総合トレーニング2級』
計210問で4技能の学習を徹底網羅
英検2級の試験に頻繁に出現する五つの主要テーマ「自然と環境」「社会とビジネス」「科学と技術」「健康と医療」「教育と文化」をカバーしています。この参考書は、それぞれのテーマに特化した練習問題と短い模擬試験を提供し、試験の形式とよく出る問題のタイプに慣れるのに役立ちます。
さらに、各セクションの終わりには、問題解決のための戦略と効果的な学習方法が解説されています。特に便利なのは、解説ページに掲載されたQRコードをスキャンすることでアクセスできる解説動画で、視覚的なサポートを通じて理解を深めることが可能です。
詳細はこちら:「よく出る5テーマ別 英検®︎総合トレーニング2級」
『10日でできる!英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版』
二次試験対策をしっかりしたい方におすすめ
10日間という短期間で英検2級の二次試験に対する準備を行うための参考書および問題集です。各日に取り組むべき問題や学習ポイントが明確に示されています。
この書籍には、付属のDVDが付いており、二次試験の実際の様子を見ることができるため、試験の流れや雰囲気を把握するのに役立ちます。
詳細はこちら:「10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版」
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検2級】レベル・合格率・取得のメリット・おすすめの勉強法を徹底解説!
について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映