始めに:英検3級対策を4つの軸で徹底解説!合格ライン、難易度、勉強のコツを一挙公開!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は英検3級対策を4つの軸で徹底解説!合格ライン、難易度、勉強のコツを一挙公開!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検3級の合格点とは?
合格に必要な点数は、英検CESスコアという形式で示されます。これは、英検独自の評価基準ではなく、国際的に通用するCSEという尺度をベースに、各級ごとに調整されたものです。
このスコアは、他の受験生の成績や試験の難易度に応じて変動するため、単に正解した問題の数や得点だけでは判定できないのです。実際にどのくらいのスコアを得たかは、試験後に配布される成績表を見るまで分かりません。
このシステムは、4つの言語技能を評価するための国際標準であるCEFRにも対応しており、例えば3級の合格者には、CEFRでA1レベル(初級)に相当することが成績表に記載されます。
英検3級の合格基準スコア
まず、英検3級を目指すにあたって、合格に必要なスコアの基準を把握することが大切です。英検では、4つの主要な言語技能を測定するテストが実施されています。
具体的には、一次試験で読解力、聞解力、筆記能力を試すためのテストが行われ、続いて二次試験では口頭での表現力が試される形式となっています。
3級の合格基準スコアは以下の通りです。
試験 | 合格基準スコア |
---|---|
一次試験(3技合計) | 1103点 |
二次試験(スピーキングのみ) | 353点 |
合計 | 1456点 |
受験者は自身の成績表を通じて一次試験と二次試験のCESスコアを確認できますが、英検の合格率に関しては明らかにされていないのが現状です。
英検3級の満点スコアと4技のスコア
英検3級を目標とする受験生は、全体で2200点満点中、一次試験で少なくとも1103点を獲得する必要があります。これは、全体の約67%の得点率に相当します。同様に、スピーキングを含む二次試験では、約65%の得点率が求められることになります。
特に、ライティングやスピーキングといった表現力を要するセクションでは、合格のためには均等に高いパフォーマンスが求められます。これらのセクションで著しく低い得点をすると、全体の合格点に達することが難しくなります。
4技能試験 | 満点 |
---|---|
Reading | 550点 |
Listening | 550点 |
Writing | 550点 |
Speaking | 550点 |
合計 | 2200点 |
英検3級の難易度は?
英検3級をクリアするための英語能力は、一般的には中学校の教育課程を終えたレベルで十分とされています。しかし、実際には、中学レベルの英語学習だけでは不足し、特に英検特有の問題形式に対応するための追加学習が必要となります。
中学校での英語教育においては、約1600から1800単語の習得が目標とされていますが、英検3級で要求される語彙の範囲はそれを上回る2100単語程度です。これは、英検3級合格を目指す受験生が、中学校の学習範囲を超えて特定の語彙を補強する必要があることを意味します。このため、英検専用の単語集などを利用して準備することが一般的です。
また、リーディングでは中学2年生レベルの英文法を完璧に理解していれば、短文や会話文の問題を全て正解することが可能です。リスニングについても、比較的簡単な3~4単語の選択肢から答えを選ぶ問題が出題されます。しかしながら、実際の試験では、短時間でEメールや掲示などの文章を読解する能力や、25~35語の短い文章を書く能力が求められるなど、英検特有の問題形式に対応するための練習が不可欠です。
従って、英検3級合格には、中学校で学んだ英語知識をベースとしつつも、試験特有の形式や出題傾向に適応するための対策が必要であるということができます。これは、英検3級の合格を目指す受験生が、単に中学英語の知識を復習するだけではなく、試験特有のスキルを身につけるための学習を行う必要があることを意味します。
英検3級で合格点を取るための学習時間は?
英検3級を目指す際、受験者が既に英検4級に合格しているか否かは、準備に要する時間に大きな違いをもたらします。
英検4級をクリアしている場合、一般には15~20時間の学習で十分とされています。この背景には、英検4級の学習を通じて既に基礎的な文法や語彙が身についており、3級の試験範囲にも多くがカバーされているという事実があります。例えば、毎日30分程度の学習を1~2ヶ月続けることで、過去問を解くことにより試験形式に慣れることができます。この学習方法は、既に4級で高得点を取っている人にとっても同様に有効です。
一方で、英検4級に合格していない、または英語学習に自信がない受験者は、200~300時間の学習が推奨されます。特に、中学レベルの英語文法と、3級試験に特化した語彙の習得には多くの時間を割く必要があります。
この段階では、英検専用の文法書や単語帳を使用して、基礎から応用までの知識を確実に身につけることが重要です。その後、この知識を活用して過去問に取り組むことで、試験形式に慣れ、実際の試験での対応能力を高めることができます。
したがって、英検3級合格に向けた学習計画を立てる際は、自身が英検4級に合格しているか、または英語の基礎力がどの程度かを考慮することが必要です。この段階評価をもとに適切な学習時間を設定し、効果的な準備をすることが、英検3級の成功への鍵となるでしょう。
英検3級で合格ライン以上の点数を取るためのコツ
英検3級の合格を目指す上で、過去の試験問題を用いた学習が効果的ですが、ただ単に過去問を解くだけでは成績向上につながらない場合が多いです。
実際、英検では英語能力そのものを正確に評価することを目的としており、試験には独特の出題形式やパターンが存在します。このため、単に過去問を繰り返し解くのではなく、試験の特性を理解し、それに基づいた効率的な学習方法を選択することが重要です。
一次試験リーディング
リーディング問題は、下記の3種類に分かれます。
1.短文補充
2.会話文・空欄補充
3.長文(Eメール・掲示・説明)
英検の「短文補充」や「会話文」のQ&Aセクションでは、中学レベルの文法知識があれば答えやすい問題が多いです。疑問文とその答えを理解し、文法的に適切な形で覚えておくことで、これらの問題を解く際に有利になります。
さらに、「説明問題」として出題される絵や画像からの質問については、与えられた状況を英語で正確に読み解き、そのテーマを一言でまとめる能力が求められます。ここでのキーは、英語の読解力と状況把握の正確さにあり、これができれば、多くの場合、選択肢の消去法によって正解を導き出すことが可能です。
これらのセクションを効率的に対策するためには、文法と語彙の確固たる理解が必要不可欠です。具体的な対策方法としては、過去数年分の試験問題を解くことが推奨されます。間違えた問題については、なぜ間違えたのか、どのようにすれば正解できるのかを分析し、その結果を踏まえて復習することが重要です。このプロセスを繰り返すことで、試験でのパフォーマンスを向上させることができます。
したがって、英検の特定セクションにおいて高い成績を目指すためには、基本的な文法と語彙のマスタリングに加え、試験の形式や出題傾向を理解し、適切な学習戦略を立てることが非常に有効です。このアプローチにより、試験においてより良い結果を得ることが期待できます。
一次試験:ライティング
ライティングセクションでは、自分の意見や考えを明確に述べ、その根拠を提供することが求められます。
また、以下のルールを押さえておく必要があります。
1.自分の考えは1つだけにする
2.理由を書く時は、具体的に書く
3.理由の書き方を決めておく(The first reason/ The second reason・ Because/In additionまたは Also など)
4.基本的な文法を間違えない(とくに時勢と三単現など)
上記のルールに加え、25~35語の範囲で自分の考えを簡潔に伝える必要があります。
英語学習初期の段階では、この語数制限を「意外と多い」と感じるかもしれませんが、実際にはこの範囲内で意見を表現することはそれほど難しくありません。効果的なアプローチとしては、基本的な文の構造を理解し、そのフレームワーク内に適切な語彙を配置していくことです。
一次試験:リスニング
リスニング対策も過去問を解くことでカバーできますが、以下2つの勉強法をぜひ試してみてください。
1.最初の文で何を聞こうとしているのか、予測すること
2.最初の文でわからなければ2文目で同じことをやってみること
リスニングセクションでは、聴く前に話の内容を予想する技術が重要です。特に英検3級では、聞き取り対象となる会話や短文が短く、初めの数文で話の大枠を捉えることができるため、予測する能力が試されます。
この予測能力を高めるためには、聴く内容に関する事前の準備として、特に疑問文の理解を深めることが効果的です。疑問文はリスニングだけでなく、リーディングセクションにおいても重要であり、様々な形の質問とその答えをペアで暗記することが有益です。中学英語で学ぶレベルの疑問文とその回答を、暗唱できる程度まで習得しておくことが推奨されます。
一次試験:スピーキング(面接)
スピーキングセクションでは、音読能力が採点の一部となるため、正確な発音で流暢に読むスキルが必要です。特に、中学レベルの文章をスムーズに読めるようにすることが推奨されます。
質問や描写に答える際には、単に単語を並べるのではなく、完全な文章での回答が求められます。例えば、何かを描写する場合、「This is [単語]」や「It is [単語]」から始めて、さらに詳細な情報を付け加える方法が有効です。このような回答パターンを予め用意しておくことで、試験時の緊張からくるミスを減らすことができます。
また、質問に対する答え方においては、「主語+助動詞」または「主語+be動詞」で始める方法を意識し、正しい主語と動詞の選択が重要となります。沈黙を避けるために、「Well…」や「Pardon?」などのフィラー(つなぎ言葉)の使用も有効です。
スピーキングスキルを向上させるためには、自分の声を録音して反省点を探り、改善点をメモすることが役立ちます。また、オンライン英会話などを利用して実践的な練習を行うこともお勧めです。これらの方法により、スピーキング能力を高めることができます。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検3級対策を4つの軸で徹底解説!合格ライン、難易度、勉強のコツを一挙公開!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映