始めに:【英検準2級】面接の攻略法を5つの軸で解説します
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検準2級】面接の攻略法を5つの軸で解説します|レベルや試験の流れなども紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
この記事では、英検準2級の面接試験への準備に焦点を当て、スピーキングの課題、評価基準、合格率に加えて、準2級と3級の主な違い、効果的な学習方法を詳細に解説しています。記事の最後までご覧いただき、試験対策に役立ててください。
英検
英検、通称「実用英語技能検定」は、日本で年に3回実施される最も広範囲に認知された英語検定試験です。この試験は、英語を母国語とする国々で必要とされる一般的な英語スキルを評価することを目的としています。
具体的には、「読む」「聞く」「書く」「話す」という4つの基本的な言語技能が試験され、受験者の英語力が総合的に評価されます。また、英検はそれぞれの受験者に対して「英検CSEスコア」という形で具体的なスコアを提供し、その成績が教育や職場など様々なシーンでの活用を可能にしています。
この試験が社会的に重要視される理由は、その普及度と認知度の高さにあります。例えば、英検のスコアは、国内の高校や大学の入試で利用されることが多く、また、海外留学や就職の際にも有利に働くことが多いです。
特に、試験内容が独自に開発されており、実際の社会生活で遭遇する可能性のある多様な場面を想定した問題が含まれているため、実践的な英語力の指標として用いられます。
英検は受験者の実用的な英語技能を測るための重要なツールとして位置づけられており、その結果は様々な形で受験者の学業やキャリアに影響を与えるため、多くの人々にとって非常に価値のある試験とされています。この点からも、英検がなぜ日本で最も大規模な英語検定試験とされるのかが明確になります。
英検受験の利点
英検を受験することには多くの利点がありますが、特に国内での認知度が非常に高いため、教育や職場での評価に大きく影響します。英検のスコアは多くの教育機関や企業によって評価の一環として利用されており、具体的には大学入試などで有利に働くことが知られています。
この評価基準の有効性は、具体的なデータにも表れています。例えば、2019年度の大学推薦・AO入試では、全体のほぼ半数にあたる45.8%の大学が英検を含む英語の外部検定試験を利用しています。さらに、一般入試でも24.3%の大学が外部検定試験を採用しており、これらのデータからも英検の社会的価値が高いことがうかがえます。
2020年以降、大学入試制度はさらに変化し、新しい「大学入学共通テスト」では文部科学省認定の英語の民間試験と併用されることが予定されています。この変更により、英検を含む英語の外部検定試験の重要性はさらに増すと見込まれており、大学入試における英検の役割は今後も拡大していくことが予想されます。
英検を受験することは、特に大学入試を控えた学生にとって、競争力を高めるための非常に有効な手段であると言えます。このように英検の持つ価値は計り知れず、多方面での利点が見込まれるため、受験を考えている方々にはぜひ挑戦してみることをお勧めします。
【英検準2級】面接(スピーキング)
英検準2級のスピーキング試験では、以下の項目が審査されます。
初めに、音読テストが1問行われ、受験者は与えられた英文を1分間で正確に読み上げます。
続いて、個人の意見や経験に基づく質問に答えるセッションがあり、この部分では5つの質問に対して合計で5分の回答時間が割り当てられます。
スピーキングの全体評価はCSEスコア600点満点中、合格基準は406点と設定されています。このスコアを得るためには、正確な発音と流暢さが求められますが、同時に受験者の能力を公平に評価するための基準も厳しく設けられています。
試験構成
英検準2級試験は二段階に分けられています。最初の段階は一次試験で、受験者は筆記とリスニングのセクションを通じてその英語読解力と聞き取り能力を証明しなければなりません。この部分での成功は、次のステップへと進むための必要条件です。
一次試験をクリアすると、受験者は二次試験へと進みます。この段階では面接形式で実施され、受験者のスピーキング能力が直接評価されます。
ここで、実際に対話形式でのコミュニケーション能力が問われるため、英語を実際の場面でどれだけ流暢に使いこなせるかが重要なポイントとなります。
目安時間
英検準2級の二次試験では、全体で約6分の時間が割り当てられています。
この時間内に、受験者は音読と画像を使った説明タスクを行います。各セクションには準備時間が20秒ずつ設けられ、この時間を利用して受験者は即座に回答を準備することが求められます。
音読のセクションでは、与えられた英文を流暢に読み上げる能力が評価され、画像説明タスクでは、視覚的な情報を基にして即興で説明を行うことが求められます。この試験は受験者の英語の即応力と理解力を測る重要な機会となります。
CSEスコア・合格ライン
英検準2級の二次試験のCSEスコア合格基準は600点中406点です。この試験の合格率は約80%と報告されており、効果的な準備を行えば比較的合格しやすい試験であると考えられます。
しっかりと対策を行い、試験内容を理解していれば、この基準点をクリアすることは十分可能です。各受験者は、過去の試験問題を用いて練習することで、自信を持って試験に臨むことができるでしょう。特に、実際の試験形式に慣れることが合格への鍵となります。
英検準2級面接のレベル
英検準2級のスピーキングテストは高校生の中間レベルに相当し、日々の生活に関する話題から、学問的な教育、科学、さらには社会問題に至るまで、様々なテーマが扱われることが特徴です。
準2級と3級のレベル差
英検準2級と3級の主な違いは、面接の段階で顕著に表れます。準2級では、3級よりも詳細な英語力が求められ、面接においてもその傾向が強まります。
例えば、3級の音読試験では約30語の文章を読むのに対し、準2級では約50語と文章の長さが増えます。また、3級では面接中に一つのイラスト説明が求められるのに対して、準2級では二つのイラストを使った比較や対比が求められるため、情報を整理し、より複雑な説明が必要になります。
このレベルアップは、受験者が単に情報を再現するだけでなく、自分の考えや意見を英語で表現する能力をも試すものです。特に準2級では、与えられたテーマに対する自分の見解を話すフリートークが含まれることが多いです。
この部分での自己表現能力が、準2級と3級の最大の違いと言えるでしょう。これにより、準2級の方が一層の英語運用能力を求められる試験となっています。
TOEICやTOEFLとのレベル差
英検準2級のレベルを他の国際的な英語試験と比較すると、各試験が求める言語能力の範囲が見えてきます。
英検ではCSEスコアで合格点が1728点、満点が2400点です。TOEICの場合、合格点が383点から785点、満点は990点です。GTECは合格点が510点から879点、満点1400点。TOEFLはスコア範囲が0から120点ですが、一般的に高得点は110点以上とされています。
【英検準2級】面接の概要
英検準二級の口頭試験では、試験官とのインタラクション全体が英語で行われます。この試験では、「問題カード」が用いられ、カードには英文と二枚のイラストが含まれています。試験は以下のセクションから構成されています。
- 自由会話:試験官と行う日常的な軽い会話。
- 音読:与えられた英文を事前に20秒間黙読し、その後約50語のテキストを声に出して読みます。
- 質問No.1:提供された英文に基づく質問に答えます。
- 質問No.2:カードに描かれたイラストを用いて、その中の人物の行動を詳述します。
- 質問No.3:イラストに描かれている人物の状況を説明します。
- 質問No.4:カードに記載されたトピックに関して自分の意見を述べます。
- 質問No.5:一般的な話題についての質問に対し、自分の見解を提供します。
この試験の構造は、受験者の英語でのコミュニケーション能力を総合的に測定することを目的としています。特に、問題カードを使用することで、読解力、発音の正確さ、即時反応能力、そしてクリティカルシンキングが評価されます。
例えば、音読セクションでは、黙読後にテキストを正確に音読することで発音の習熟度が測られます。また、イラストを用いた質問では、視覚的情報から直接的な英語表現を引き出す能力が問われます。更に、トピックに基づいて自分の意見を述べることで、受験者の理解度と表現力が深く掘り下げられるのです。
【英検準2級】面接の流れ
面接試験における一連の手順は、英検準二級と三級で共通しています。以下にその詳細を述べます。
- 入室のプロセス:試験室のドアをノック後、入室します。
- 面接カードの交付:試験官から面接カードを受け取ります。
- 着席と準備:指定された席に着席します。
- 個人情報の確認と挨拶:試験官が氏名を確認し、挨拶を交わします。
- 問題カードの受領と試験の開始:「問題カード」を受け取り、試験が開始されます。
- 試験の終了と退出:試験終了後、問題カードを試験官に返却してから教室を退出します。
このプロセスは、試験の公正性と効率を保証するために設計されています。手続きの明確さは、受験者が試験環境に迅速に適応し、最適なパフォーマンスを発揮するために不可欠です。
たとえば、着席と個人情報の確認の段階では、受験者は試験官との初対面で緊張を和らげ、コミュニケーションの基盤を築きます。また、「問題カード」を使用することで、試験の内容が明確にされ、受験者は何が求められているかを正確に理解することができます。
面接試験の手順は受験者が試験に集中しやすくするために厳格に設計されており、その流れは試験の公平性と透明性を維持する上で重要な役割を果たしています。この体系的なアプローチは、すべての受験者にとって平等な試験環境を提供することを目指しています。
【英検準2級】試験当日に使える面接対策2選
異なる状況に応じて役立つ英語表現を事前に学んでおくことで、面接時に面接官とスムーズに対話ができるよう助言します。
面接中に面接官の言葉が聞き取れなかったとき
面接中に面接官の言葉が聞き取れなかったとき
- “Could you say that again?”
- “Pardon?”
- “Excuse me?”
面接中に面接官の言葉が聞き取りにくい状況が生じたときは、上記のような表現を用いることが推奨されます。
これらのフレーズは繰り返し使うと、リスニングスキルが未熟に見える恐れがあるため、本当に必要な時だけに限定して使用することが賢明です。
面接でのコミュニケーションは双方向の理解が求められるため、明確に聞き取ることは極めて重要です。例えば、面接官が期待する回答を正確に理解するためには、質問の意図をしっかりと捉える必要があります。
このため、面接官の質問が初めて聞こえなかった時に「Could you repeat that, please?」と尋ねることは、その質問の本質を正しく把握するために不可欠です。
面接中に面接官と効果的にコミュニケーションを取るために重要であり、質問を正確に理解し、適切な回答を提供することで、面接の成功につながります。したがって、正確な聞き取りが面接の成功に不可欠であることを考えると、聞き返すことは適切なタイミングで必要な行動と言えるでしょう。
面接中に面接官の言葉が聞き取れなかったとき
面接中に面接官の言葉が聞き取れなかったとき
- “Well…”
- “Let me see…”
面接で思考を整理している際には、上記のようなフレーズが有効です。
これらを活用することで、無言で考えている間に質問を理解していないと誤解されることを防げます。これらの表現を使うことは、面接官に自分が積極的に考えていることを示す手段となります。
たとえば、複雑な質問に対して即答するのが難しい場合、”Well…”と言いながら考える時間を取ることで、より適切な回答を用意することが可能です。このように時間をかけて答えを練ることは、考えを深め、質の高い回答を導くために役立ちます。
この戦略を用いることで、面接官とのコミュニケーションを円滑にし、自己表現を向上させることができます。積極的にこれらのフレーズを取り入れることで、考えを整理し、的確な回答を行うための貴重な時間を確保することが重要です。
【英検準2級】面接の勉強法2選
面接試験の成功の鍵は、適切な事前準備にあります。以下に、面接試験に向けた効果的な学習方法と戦略を解説します。
過去の面接問題を声に出して練習
面接の準備には、特定の勉強法が特に有効です。その中でも、過去の面接問題を繰り返し練習することは、試験に向けて自身を強化する非常に効果的な手段です。これは面接で聞かれる質問が多くの場合、似たり寄ったりのパターンに従っているからです。
この勉強法の実践において、ただ静かに問題を解くのではなく、実際に声に出して英語を話すことが推奨されます。この方法は、実際の面接時の状況をシミュレートし、発音の正確性や流暢さを向上させるのに役立ちます。
さらに、これを録音することにより、自分自身の英語の発音や話し方について客観的なフィードバックを得ることができます。
例えば、ある受験生が過去問を解く際にこの方法を用いた結果、実際の面接での自己紹介が格段に流暢になり、試験官からの印象も向上したと報告しています。この受験生は、録音を聞き返すことで自身の弱点を特定し、それを改善することができました。
過去の面接問題を声に出して練習し、その様子を録音することで、自分の発音や語彙の使用を改善し、面接試験におけるパフォーマンスを向上させることができます。このような準備が、面接での成功には不可欠です。
過去問を用いた練習
面接の準備には、過去の問題を活用するのが一般的で効果的な手法です。これは面接内容がよくあるパターンに基づいていることが多いため、事前の練習でこれらの質問に対応する方法を身につけることが可能です。
具体的には、過去の面接質問に答える際には、高い効果を得るために声に出して練習することが勧められます。こうすることで、実際の面接の環境を再現し、発音や流暢さの向上に役立ちます。
さらに、練習の際に自分の声を録音しておくと、あとで聞き返すことで発音の誤りや話し方の改善点を客観的に評価できます。
例えば、ある受験者が過去問を用いて練習し、その過程で録音を聞き返すことで、話すスピードが速すぎることに気づきました。この発見から、彼は話すペースを調節することに集中し、結果的に面接でより明瞭に自己表現できるようになりました。
過去問を用いた練習は面接の準備において非常に有効であり、特に録音を活用することで自己の英語使用能力を具体的かつ効果的に改善できるため、面接での成功につながります。
最後に:英検に合格をするには?
ここまでに英検準2級の面接の攻略法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映