始めに:【英検準2級】難易度を2つの軸で解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検準2級】難易度を2つの軸で解説|受験をおすすめしたい人の特徴も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英検準2級】難易度は「高校生の中級レベル」に相当
皆さんが特に関心を持つであろう、英検準2級の二次試験の合格率と合格点について、詳しく説明していきましょう。
英検準2級の公式の定める難易度
英検準2級は、学習者が基本的な英語の応用力を身につけていることを示す試験であり、高校中級程度のレベルが求められます。これは、日常的なコミュニケーション能力のほか、ある程度の学術的な内容も理解できる能力を意味します。
このレベルは、学生が中学から高校にかけて学ぶ英語の自然な進行を反映しています。
中学での基礎学習を経て、高校ではさらに詳細な文法や語彙が加わり、英語の使用においてより高いレベルの理解が求められるため、準2級ではこれらの知識が試されます。
例として、準2級の試験では、リスニングや短いエッセイの書き方、対話形式のスピーキングテストが含まれています。
これらは、高校生が授業で扱う内容と非常に似ており、生徒が日常生活や基本的な学術的な状況で英語を使いこなせるかを測るために設計されています。
英検準2級は、学生が高校中級レベルで英語を理解し、適切に使用できることを証明する重要な試験であり、進学や将来的なキャリアの展望においても重要な資格となり得ます。この試験は、日常会話からアカデミックな環境まで、幅広い英語の使用能力をカバーしているため、受験生はこれに合格することで、その英語力を広くアピールすることができます。
【英検準2級】CEFRのA2レベルとして位置づけ
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)によれば、言語学習者の能力はA1(初級)からC2(上級)までの6段階に分類されています。
このフレームワークは、ヨーロッパだけでなく、世界中で外国語の能力を評価する標準として広く認知されています。
英検準2級のレベルをこの国際的な基準で見ると、主にA2レベルに位置付けられます。A2レベルは、基本的な日常会話が可能で、簡単なテキストの読解や書き込みができる段階を示しています。
CEFR | 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧 |
A2 | ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。 |
A1 | 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。 |
たとえば、英検準2級の試験内容を見ると、受験生は日常の状況においてシンプルな英語でコミュニケーションを取る能力が求められます。
これには、基本的な会話や、簡単な指示の理解、身の回りの事物について簡潔に説明する能力が含まれます。
CEFRのA2レベルとして位置づけられる英検準2級は、言語学習の進行において重要な段階であり、日常生活の中で基本的なコミュニケーションを行うための英語力を有していることを示しています。このレベルの習得は、言語学習の旅において大きな一歩であり、その後のさらなる学習と応用に向けた基盤を築くことになります。
英検準2級の公式の定める難易度
CEFRという基準があまり知られていないため、多くの人々にとってこれがどの程度のレベルを示しているのか理解しにくいかもしれません。
そこで、スウェーデンの国際教育機関EF Education Firstが開発したEPI/CEFRスコアを参考にして、日本を含む世界各国の言語レベルを明らかにしてみましょう。
このスコアリングシステムは、Pre-A1レベルが最も初級で、スコアは1から199まで、最高レベルのC2では700から800のスコアが割り当てられています。
このように、EPI/CEFRスコアは、言語能力を具体的かつ数値で表すことが可能です。
CEFR | EF EPIスコア |
Pre-A1 | 1-199 |
A1 | 200-299 |
A2 | 300-399 |
B1 | 400-499 |
B2 | 500-599 |
C1 | 600-699 |
C2 | 700-800 |
たとえば、日本の平均英語力はCEFRでB1レベルと算出されています。これは、日本人が一般的に到達している言語能力を示しており、独立したトピックについて意見を述べたり、日常生活での英語使用が可能であることを意味しています。
対照的に、CEFRでC1レベルに位置づけられるオランダは、より高度な言語能力を持つ国として知られており、流暢で複雑な英語を話すことができます。
これらのデータを踏まえると、英検準2級のレベルは日本の平均よりやや低いと位置づけられることが明らかになります。
つまり、日本の一般的な英語学習者が到達しているB1レベルよりも一歩手前のA2レベルが英検準2級に相当します。このレベルでは、基本的な日常会話やシンプルな書き言葉の理解が求められることになります。
CEFRとEPI/CEFRスコアを理解することは、世界や日本の言語レベルを測定し比較する上で非常に有効であり、英語学習者にとって自分の位置を知り、次のステップへ進むための指針を提供します。
TOEICのスコア換算
TOEICのスコアで見ると、英検準2級の得点はおおよそ400から410点の範囲に位置します。
この評価は、TOEICと英検の相対的なスコアを比較することに基づいています。TOEICのスコアレンジは、言語使用の具体的な場面や能力に応じて広範囲にわたりますが、400~410点は基本的な日常英語の理解と使用が可能であることを示します。
例えば、英検3級のスコアはTOEICで約380点とされていますが、準2級との間にはわずかながらスコアが高いという違いがあります。この違いは、準2級が3級よりも少し高度な語彙や文法の理解を要求されるためです。
ただし、両試験の間には大きな差はなく、主に英語の基本的なコミュニケーションスキルが評価の対象となっています。
TOEICでのスコア換算は、英検の各級のレベルを国際的な基準と比較する際に役立つ方法です。この情報を用いることで、受験者は自分の英語能力をより広い視野で評価し、学習の目標設定に活用することができます。
TOEFLのスコア換算
TOEFL iBTスコアで評価すると、英検準2級はおおよそ30点程度に相当します。
この見積もりは、TOEFL iBTの評価基準と英検準2級の能力要件を比較することに基づいています。
TOEFL iBTは、学術的な英語環境でのコミュニケーション能力を測るためのテストで、スコアは0から120点までの範囲で評価されます。30点というスコアは、基本的な英語の聞き取り、話す、読む、書く能力があることを示しています。
例えば、英検準2級の合格者がTOEFL iBTで取りうるスコアとして30点が考えられる理由は、準2級が求める言語スキルが日常会話の基本をカバーしているためです。
しかし、TOEFL iBTは特にアカデミックな内容に焦点を当てているため、準2級の内容だけでは高得点を望むのは難しいと言えます。
英検準2級のレベルをTOEFL iBTで表すと、英検が持つ試験内容の性質とTOEFL iBTの試験要求の違いを理解するのに役立ちます。したがって、TOEFL iBTでの30点というスコアは、英検準2級合格者の英語能力の一側面を示すものであり、TOEFL iBTや他の高度なテストに挑む準備が整っているわけではないことを意識する必要があります。
【英検準2級】受験をおすすめしたい人
中学生ですでに英検3級を取得している
中学生ですでに英検3級を取得している
中学生ですでに英検3級を取得している場合、次なるステップとして英検準2級の挑戦を推奨します。この資格は、高校レベルの英語能力を測るもので、英語学習のさらなる進展につながります。
この推奨の背景には、英検3級合格者が既に基本的な英語の知識とスキルを有しているという事実があります。
英検準2級に進むことで、これらの基本をさらに拡張し、高校で学ぶより複雑な文法や語彙に早期に触れる機会を得ることができます。
具体的には、英検準2級の勉強を通じて、より高度な読解力やリスニングスキルが要求されます。例えば、より複雑な文構造を解析する練習や、多様なアクセントを持つ英語の聞き取り練習が含まれます。
これらは中学生時点で経験することで、英語に対する理解が深まり、将来的に英語を使った高度な学術的活動や国際的なコミュニケーションに対応できる能力が養われます。
英検3級を取得した中学生には、積極的に英検準2級の取得を目指すことをお勧めします。このように先取り学習を行うことで、英語力の向上速度が加速し、将来的にはより高いレベルの英語能力を身に付けることができるでしょう。
高校になって英語に興味を持ち始めた生徒
高校になって英語に興味を持ち始めた生徒
高校になって英語に興味を持ち始める生徒は多いです。この段階で英語が好きになる要因は様々ですが、最も一般的なのは音楽、映画、そして将来のキャリアへの意識が高まることです。これは英語をさらに学びたいと思う強い動機になります。
この時期に英語が好きになった生徒たちは、高校で学ぶ英語の基礎が将来的に非常に役立つと理解すべきです。高校の英語教育は、基本的な文法や単語を教えることで、英語の基盤を固める役割を担っています。
たとえば、授業で学ぶ文法規則や新しい語彙は、実際の会話やリスニング、リーディングスキルの向上に直結します。
実際の例を挙げると、洋楽の歌詞を理解したり、海外ドラマで登場人物が話すスラングや慣用句を理解するためには、学校で学んだ基本的な文法や単語が必要です。この知識がなければ、これらのコンテンツを十分に楽しむことができません。
高校での英語学習が無意味だとする考えは誤りです。実際には、英語が「喋れる」または「使える」レベルに到達するためには、高校で教えられる単語や文法を完全に理解し、身につけることが必要です。高校で学ぶ英語は、将来的により高度な英語能力を獲得するための重要な基礎となるのです。
英語スキルの向上を望む社会人
英語スキルの向上を望む社会人
多くの社会人がキャリアを進める中で、「英語をもっと身につけておくべきだった」と感じることがよくあります。特に国際的なコミュニケーションが求められる職業に就いた場合、英語の重要性は一層明らかになります。
このような背景から、英語スキルの向上を望む社会人には、英検準2級の取得を推奨します。
準2級は、日常英語を超えた実用的な英語能力を証明するものであり、職場でのコミュニケーションだけでなく、ビジネスシーンでの発展にもつながります。
例えば、プレゼンテーションや国際会議で自信を持って意見を述べる能力は、準2級レベルの語彙や表現力を有していれば格段に向上します。
また、英検準2級の勉強過程では、多様なビジネス関連文書や実践的な会話スキルが習得できるため、実際の業務で即戦力として活躍することが可能です。
英語を再学習したいと考えている社会人にとって、英検準2級は、基本的な英語力を確認し、さらにそれをビジネスレベルまで引き上げるための有効なステップです。この資格を目指すことで、将来的にはより広い範囲での業務展開や、海外とのスムーズな交流が可能になるでしょう。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検準2級の難易度について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映