始めに:【英語入試対策】模擬試験の効果的な復習手順4段階を解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英語入試対策】模擬試験の効果的な復習手順4段階を解説!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英語入試対策】模擬試験の効果的な復習手順4段階を解説!
採点をする
採点をする
英語の模擬試験を効果的に復習する際、最初のステップとして正誤の採点を行います。
このプロセスでは、解答・解説の冊子にマークされた答えを参考にして、自身の回答が正しいかどうかを確認します。この段階では、詳細な内容分析や深い理解に立ち入る必要はありません。重要なのは、自分の答えが正解かどうかを把握することです。
採点を通じて、自分の課題や弱点を発見することができます。例えば、6割以下の得点であれば、単語や基本的な文法に不足があることを示唆しています。
6割から8割の範囲であれば、より複雑な構文の理解や長文読解のスキルを強化する必要があります。
そして、8割以上の得点であれば、既に高い理解度を示しているため、解法の工夫を通じて満点を目指すことが可能です。
この初期段階の採点は、自分の現在の位置を知り、今後の学習計画を立てるための出発点となります。具体的な弱点が明らかになることで、それらを克服するための具体的な学習計画を立てることができるのです。したがって、この採点プロセスは、模擬試験の復習において非常に重要な役割を果たすと言えます。
補助資料を参照しながらの解き直し
補助資料を参照しながらの解き直し
模擬試験の復習における第二ステップは、補助資料を参照しながらの解き直しです。
まずは、採点を終えたら直ちに解説を読むのではなく、単語帳や熟語表を活用して、間違えた問題に再挑戦します。
特に英語が苦手な方や勉強を始めたばかりの方にとって、これは学習を効率化し、精神的な負担を軽減するための重要な手段です。たとえば、英英辞典や英和辞典を隣に置き、不明な語句を確認しながら問題を解いてみるといった方法が有効です。
ここで大切なのは、一つの回答に絞ることです。なぜなら、複数の回答があり得ると感じる状況を習慣化すると、本番の試験で決定を下せなくなる可能性があるからです。
例えば、複数の選択肢が正しいと思える場合でも、最も適切と思われる一つに絞り込む練習をすることが重要です。これにより、決断力と解答の精度を高めることができます。
このステップは、知識の定着と理解の深化を図る上で非常に効果的です。補助資料を活用することで、学習内容をより深く吸収し、本番の試験での選択肢の絞り込み能力を高めることができるのです。この解き直しのプロセスは、模擬試験の復習において重要な役割を果たします。
解説の詳細な読解と理解
解説の詳細な読解と理解
模擬試験の復習の第三段階は、解説の詳細な読解と理解です。
すべての問題に回答した後、解説書を使い、英文とその全訳を照らし合わせながら、訳の根拠を理解しようとします。
この過程では、「なぜこの訳になるのか」という疑問点を特定し、不安な部分を明確にします。もし理解できない部分があれば、友人や先生に質問することが重要です。
理解できなかった部分が明らかになったら、それを強化するために過去に使用した参考書を再度確認します。
例えば、「大岩のいちばん初めの英文法」や「evergreen」のような参考書を用いて、関連する部分を再度読み直し、理解を深めます。この際には、解説の根拠を見つけ、どのようにその根拠に辿り着くかのアプローチを確認することが肝心です。
このステップを経ることで、間違えた部分を徹底的に理解し、その知識を自分のものにすることができます。さらに、間違った部分について自分で解説を書いてみることで、理解が本当に定着したかを確認できます。このように、解説を読むことは、模擬試験の復習において深い理解を得るための不可欠な過程です。
自分の解答と弱点の徹底的な分析
自分の解答と弱点の徹底的な分析
模擬試験の復習における第四段階は、自分の解答と弱点の徹底的な分析です。これは復習プロセスにおいて最も重要な部分であり、この段階の質が学習効果に大きな違いをもたらします。
このステップでは、まず初めの採点段階で明らかになった点数と弱点を振り返ります。次に、解説を読む過程で発見した文章の理解における弱点も加えて考えます。この二つの情報を組み合わせることで、自分の弱点がより明確になります。
時間不足
多くの受験生、特に6割から8割の得点範囲にいる人々が直面する一般的な問題は、時間管理の難しさです。この問題には主に以下のような原因が考えられます。
語彙の習熟度不足
語彙の習熟度が低いというのは、特に模擬試験などで時間が足りなくなる大きな原因の一つです。
実際の長文読解においては、語彙の意味をすばやく思い出す「速度」が重要になります。普段使っている単語帳で、即座に訳が思い浮かばない場合、それは語彙の習熟度がまだ低いということを意味しています。
たとえば、長文読解の途中で単語や熟語の意味を思い出すのに時間がかかると、全体の理解速度が落ち、時間内に解答を終えることが難しくなります。
このように、語彙の意味を素早く思い出せないことが、試験の時間不足に直結しているのです。
この問題を解決するためには、単語帳などを使用して日々の語彙学習を強化する必要があります。定期的に単語や熟語の意味を確認し、素早く思い出せるように練習することが、長文読解の効率を上げる鍵となります。このように、語彙の習熟度を高めることは、時間不足という問題を解消するために非常に重要です。
読み返しの頻発
模擬試験や本番の共通テストでの時間不足の一因として、文章の「読み返し」が挙げられます。
特に、共通テストでは読み返しを行うと時間が不足する傾向があります。読み返しは、一度で文章を理解できていないことが原因で、これには主に二つの要因が考えられます。構文解釈の不足と音読・シャドーイングの不足です。
読み返しを減らすための対策を紹介します。
まず、英文をブロック単位で捉えることができるか確認することが重要です。これには構文解釈の技術が必要です。
さらに、読解スピードを上げるためには音読やシャドーイングが効果的ですが、ただ声に出すだけでなく、同時に訳を考えながら進めることが大切です。
たとえば、一つの段落を読むときに、それを小さなブロックに分けて意味を把握しながら進めることが、読み返しを減らす効果的な方法です。
このプロセスを通じて、一発での理解力を高めることができます。
読み返しの頻度を減らすためには、文章をブロック単位で捉える訓練と、音読やシャドーイングを通じて読解速度を高めることが重要です。これにより、時間不足を解消し、効率的な読解が可能になります。
抑揚をつけない読み方
共通テストでは、以前のセンター試験よりも語数が増え、約5000語の英文が出題されることがあります。
これほどの量の英文を全て丁寧に読むことは、非常に時間がかかるため、設問に直接関わらない部分や挿入された説明、人物紹介などは速読する必要があります。ただし、どの部分が重要かを見極めるためには経験と慣れが必要です。
たとえば、長文の中で特定の段落や文が問題の解答に直結している場合、その部分に焦点を当てて丁寧に読むことが重要です。
一方で、背景情報や詳細な説明など、直接問題の解答に影響しない部分は、素早く読み進めることが効果的です。
このように、テキストの重要な部分とそうでない部分を区別し、適切な読み方をすることが、時間の効率的な利用に繋がります。
共通テストにおいては、テキストの中で重要な部分を把握し、抑揚をつけた読み方をすることが、時間内に問題を解く鍵となります。これにより、限られた時間内で効率的に情報を処理し、より多くの問題に正確に答えることが可能になります。
構文理解の不足
構文の把握に課題を持つ受験生にとって、既に学習した内容の再確認は重要です。
この目的のために、特に効果的な参考書が「英文解釈の技術70」や「肘井学の読解のための英文法」などです。これらの書籍は、英文法の基礎から応用までを幅広くカバーし、構文理解を強化するのに役立ちます。
例えば、これらの参考書を用いて学習する際、重要なのは単に内容を読むことではなく、それを自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めることです。
このようにして、学習した内容を深く吸収し、自分のものにすることが大切です。実際、参考書の内容を何も見ずに他人に説明できるようになることが、復習が十分に行われたことの目安となります。
構文理解の弱点を克服するためには、適切な参考書を用いて深い理解を目指し、学んだ内容を自分の言葉で語れるまで復習することが重要です。これにより、構文の理解が深まり、試験での読解能力が向上します。
長文読解の未熟さ
長文読解に関する弱点は、多くの受験生が挙げる一般的な課題です。
この問題を解決するには、まず先述のような他の弱点を克服した上で取り組む必要があります。その後、長文読解の練習に専念することが重要です。
具体的には、実際の試験環境を模した練習が効果的です。
これには、初見の長文を用いた実践問題集やマーク模試の活用がおすすめです。
このような練習を通じて、長文読解の速度と理解力を高めることができます。特に重要なのは、ただ読むだけでなく、問題を解くことに焦点を当てることです。つまり、文章の理解を深めると同時に、問題解決のスキルも磨く必要があります。
長文読解は、慣れと練習が重要であり、継続的な実践を通じて徐々に強化していくことが鍵となります。このように、長文読解の弱点を克服するには、実際の試験に近い形での繰り返し練習が不可欠です。
この分析プロセスを通じて、自分の学習方法を見直し、効果的な学習計画を立てることが可能になります。ここでの徹底的な自己分析は、将来の模擬試験や本番試験において、大きな差を生むことになるのです。このステップは、単に弱点を認識するだけでなく、それを克服するための具体的な方法を見つけるために不可欠です。
解答方法の分析の重要性
多くの受験生が解答方法の分析を行っていないという現状がありますが、これは英語試験の成功において重要な要素です。
英語試験は基本的に「問題を解く」ことを前提に設計されています。そのため、効率的な解答方法を理解し、複数の手法を身に付けることが重要です。
解答方法を見つける過程では、個人の理解とスタイルに合わせてアプローチを考えることが推奨されます。
たとえば、「どのようにすればもっと迅速に正解にたどり着けるか」という視点を常に持ち、異なる問題解決手法を試みることが効果的です。
また、正解した問題についても、復習は必要です。なぜなら、正答の背後にある論理や思考プロセスを深く理解することで、同様の問題に対してもより迅速かつ効率的に対応できるようになるからです。
特に、英語を得意とする受験生や難関私立大学を目指す場合、試験時間内(例えば60〜70分以内)に問題を解ける能力を磨くことが望ましいです。
解答方法の分析は、英語試験で高い成果を上げるためには欠かせないプロセスです。異なるアプローチを試し、各自に最適な解法を見つけることが、試験での成功への鍵となります。
英語力を強みにしたい方へのアドバイス
英語を自分の強みとして活かしたい方や既に英語が得意な方に向けたアドバイスです。
ここでは、一般的な長文読解のテクニックを超えた、より高度な戦略に焦点を当てます。この段階に達するためには、まず長文読解に慣れていることが必要です。
実際、英語試験では、解説に記載されている方法以外にも、効率的に選択肢を絞り込む方法が存在します。
たとえば、文脈やキーワードを利用して迅速に答えを見つけるテクニックなどがあります。
これらの戦略は、従来の方法に加えて、英語試験におけるスコア向上に大いに役立ちます。
このような高度なテクニックについては、経験豊富な教師や周囲の優秀な学習者からアドバイスを求めることが最善です。彼らの経験や知識を通じて、新しい解法や効果的なアプローチを学ぶことが可能です。
英語を自分の強みにするためには、従来の学習方法に加えて、高度なテクニックの習得が重要です。これにより、試験でのパフォーマンスが向上し、英語力を最大限に活かすことができるようになります。
英語試験で苦戦している方へのアドバイス
英語の試験で点数が伸び悩んでいる方の一般的な問題点は、効率の悪い読み方にあります。多くの場合、焦りから文章を急いで読んだり、無目的に全文を読んだりすることが多いです。このアプローチは以下のようなプロセスになりがちです。
- 焦って全文を読む(速読またはだらだらと)
- 設問を読む
- 悩む
- 本文に戻って再び読む
- 何となく選択肢を選ぶ
- 間違える
このような読み方は、時間の無駄遣いであり、試験のポイントを逃す原因となります。
試験での効果的な読み方を身につけるためには、普段の演習や学習塾の宿題でも、根拠を持って答えを導き出す練習を意識的に行うことが重要です。
たとえば、まず全体の流れを掴むために速読を行い、その後設問に合わせて重要な部分に焦点を当てて読むなどのアプローチが効果的です。
重要なのは、設問に関連する部分を素早く見つけ、それに基づいて答えを選ぶことです。このようにして、全文を何となく読むのではなく、目的を持って読むことが、試験での成功に繋がります。
英語試験での点数向上には、焦りや無目的な読み方を避け、根拠に基づいた読解法を身につけることが不可欠です。これにより、効率的に情報を処理し、正確な答えを導き出すことができるようになります。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで模擬試験の効果的な復習方法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映