共通テスト「漢文なし」は可能?近代以降の文章のみで受かる大学と古文漢文の要否

共通テスト「漢文なし」は可能?近代以降の文章のみで受かる大学と古文漢文の要否
オニ坊

「共通テスト 漢文なし」で調べると、できるとも書いてあるし、危ないとも書いてあって、結局どちらが正しいのか分かりません。私は現代文しか使わないつもりなのですが、本当に古文・漢文を勉強しなくていいのでしょうか?

菅澤

先に結論を言います。共通テスト国語は90分200点で、近代以降の文章(評論・小説・実用文)110点と古典(古文45点・漢文45点)90点に分かれています。志望校が「国語(近代以降の文章)」だけを配点に使う方式なら、古典は解答しなくても0点扱いのまま合否に影響しません。実際に成蹊大学のC方式や拓殖大学の前期3教科型など、この形式を採用する大学があります。ただし、それは自分の出願校全部が対象かを確認できた場合の話です。この記事では、配点の仕組み、大学の実例、90分の使い方、解かないことのリスクまで、順番に整理します。

「現代文だけでいい大学がある」という情報だけを鵜呑みにすると、併願校を後から増やしたときに古典が0点のまま出願できなくなることがあります。逆に「念のため全部やる」だけでは、現代文に使える時間が削られます。本稿は、大学入試センターの公式資料と大学公式サイトの募集要項だけを根拠にし、推測や又聞きの情報は使いません。

目次

  1. 結論:「漢文なし」で受けられる大学はある。判断は配点表記で決まる
  2. 共通テスト国語の配点構造【90分200点・大問5題】
  3. 「国語(近代以降の文章)」型の共通テスト利用の実例
  4. 自分の志望校が「漢文なし」かどうかの調べ方
  5. 「漢文なし」で受ける場合の90分の使い方
  6. 古典を解答しないと0点表記になる仕組みと合否への影響
  7. それでも古文・漢文を最低限やっておいた方がいい場面
  8. 共通テストの配点と、個別試験(二次試験)の「漢文なし」は別の話
  9. 近代以降の文章に全振りする場合の対策の組み立て方
  10. 「近代以降の文章に全振り」は「普通の対策」では成功しない
    1. 独学・参考書のみでは、募集要項の確認と対策が分断されやすい
    2. 映像授業・アプリだけでは、評論・小説・実用文の失点原因が残りやすい
    3. 集団授業の大手予備校では、古典を外す前提の指導になりにくい
    4. 一般的な個別指導塾でも、90分の時間配分まで追い切れない
  11. 鬼管理専門塾の特徴
    1. ❶ 1日単位の数値化した学習指示
    2. ❷ 生徒ごとの個別行動プラン
    3. ❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
    4. ❹ 採用率0.6%の専属講師陣
    5. ❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
    6. ❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
  12. まとめ|「漢文なし」は配点表記で判断し、浮いた時間を現代文へ回す
  13. よくある質問
    1. Q. 共通テストで「漢文なし」という受け方は本当にできますか?
    2. Q. 共通テスト 国語で「古文漢文なし」の大学はどう探せばいいですか?
    3. Q. 共通テスト利用で「国語(近代以降の文章)」と書かれていたら漢文の勉強は不要ですか?
    4. Q. 現代文しか使わない場合、試験時間は何分で、どう使えばいいですか?
    5. Q. 漢文を全く勉強しないと、あとで困ることはありますか?
    6. Q. 二次試験(個別試験)でも古文・漢文なしの大学はありますか?
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結論:「漢文なし」で受けられる大学はある。判断は配点表記で決まる

知りたいことこの記事の結論最初の行動
「漢文なし」で受けられるか大学・学科によっては共通テストの配点で古典(古文・漢文)を使わない「国語(近代以降の文章)」型がある志望校の募集要項で科目欄の表記を確認する
試験時間はどうなるか2025年度以降の共通テスト国語は90分200点。近代以降の文章110点・古典90点の構成90分をどう配分するかを先に決めておく
解かなくて後悔しないか配点に入らない大学だけを受けるなら影響は小さいが、併願校次第では必要になる出願予定校を古典要否で仕分けてから判断する

「漢文なし」という言葉には、実は2つの意味が混ざっています。1つは共通テストの配点として古典(古文・漢文)を使わない大学を選ぶという話、もう1つは大学の個別試験(二次試験)で古文・漢文が出題されないという話です。この記事は前者、つまり共通テストの配点の話を中心に扱い、個別試験との違いは後半で別に整理します。

「漢文なし」で受けたいときに確認すること 募集要項の科目欄 「国語」か「国語(近代以降の文章)」かを見る 配点・換算点の記載 古典の点数が合計に含まれているかを見る 併願校の同じ欄 全ての出願候補で同じ確認をする
「漢文なし」の可否を、募集要項のどこで判断するかを示す図
オニ坊

「国語」とだけ書いてある大学と、「国語(近代以降の文章)」と書いてある大学があるのですね。見た目がよく似ていて、読み飛ばしてしまいそうです。

菅澤

その通りです。「(近代以降の文章)」というカッコ書きの有無が、古典を使うかどうかの分かれ目になっています。カッコ書きがない「国語」は素点200点をそのまま、または200点満点換算で使うケースが多く、この場合は古典も合否に影響します。1文字の差を見落とさないことが最初の一歩です。

この記事の読み方

共通テスト国語の配点構造を知る → 「国語(近代以降の文章)」型の実例を見る → 自分の志望校の見分け方を知る → 90分の使い方を決める → 解かないリスクを確認する → 二次試験との違いを知る、という順に読むと、検索で集めた断片的な情報を1つの受験判断へまとめられます。

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共通テスト国語の配点構造【90分200点・大問5題】

大学入試センターが公表した令和9年度大学入学共通テストの出題方法によると、「国語」は90分200点で実施されます。大問は5題あり、近代以降の文章(評論・小説・実用的な文章)が3問で110点、古典(古文・漢文)が2問で90点です。かつてのセンター試験・共通テスト初期は80分200点でしたが、2025年度から実用的な文章が新設され、試験時間が90分へ延びました。元の情報のまま「80分」と覚えていると、本番の時間配分を誤ります。

大問出題内容配点
第1問論理的な文章(評論)45点
第2問文学的な文章(小説)45点
第3問実用的な文章20点
第4問古文45点
第5問漢文45点

出典: 独立行政法人大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等」(令和7年6月6日公表)https://www.dnc.ac.jp/news/albums/abm.php?d=447&f=abm00005364.pdf。評論45点・小説45点・実用文20点を合わせた近代以降の文章110点と、古文45点・漢文45点を合わせた古典90点で、合計200点になります。「漢文なし」という選び方は、この90点のうちの45点を配点として使わない大学を選ぶ、という意味になります。

共通テスト国語200点の内訳 評論 45点/近代以降の文章 小説 45点/近代以降の文章 実用文 20点/近代以降の文章 古文 45点/古典 漢文 45点
  • 漢文: 古典。ここを配点から外す大学がある
共通テスト国語200点を大問ごとの配点で比較した図

📚 用語解説

近代以降の文章:共通テスト国語のうち、評論(論理的な文章)・小説(文学的な文章)・実用的な文章の3問で構成される部分。2025年度以降は合計110点。古文・漢文を含む「古典」とは別の大問として出題される。

📚 用語解説

古典(古文・漢文):共通テスト国語のうち、古文45点・漢文45点の合計90点分。近代以降の文章とは別の大問として出題され、大学によってはこの90点を配点に含めない選抜方式がある。

📚 用語解説

実用的な文章:2025年度以降の共通テスト国語で新設された大問(第3問)。近代以降の文章110点のうち20点分を占め、資料や図表を含む実務的な文章を扱う。評論・小説と合わせて近代以降の文章を構成する。

オニ坊

漢文だけを外すのではなく、古文もセットで配点から外れる大学が多いのでしょうか?

菅澤

よく見られるのは、古文・漢文をまとめて「古典」として除外し、近代以降の文章110点だけを使う形です。「漢文だけ0点でよい」という個別の指定は一般的ではありません。まず古典90点を使うかどうかという単位で確認するのが実務的です。

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「国語(近代以降の文章)」型の共通テスト利用の実例

「近代以降の文章のみ」という表記は、決して珍しいものではありません。共通テスト利用選抜を実施する私立大学の中には、募集要項の科目欄に「国語(近代以降の文章)」と明記し、素点110点を独自の配点に換算して使う大学があります。ここでは公式サイトで確認できた2校の例を示します。対象学部・学科や換算点は年度により変更されるため、出願時は必ず最新の入学試験要項で確認してください。

大学・方式対象学部・学科(例)国語の扱い出典
成蹊大学 共通テスト利用3教科型入試(C方式)経済学部・経営学部・法学部・国際共創学部(国際日本学専攻)など「国語(近代以降の文章)」110点のみを学科ごとに100〜300点へ換算。古典は配点に含めない成蹊大学 S-NET(入試情報サイト)
拓殖大学 大学入学共通テスト利用選抜(前期3教科型)商学部・政経学部・外国語学部・国際学部・工学部(デザイン学科は選択科目)など「近代以降の文章」110点のみを学部ごとに100〜200点へ換算。古典は配点に含めない拓殖大学 受験生サイト
「近代以降の文章のみ」型の換算点(例) 成蹊C方式(最大例) 300点/学科により100〜300点 成蹊C方式(最小例) 100点/学科により100〜300点 拓殖前期3教科型(高) 200点/外国語学部国際日本語学科 拓殖前期3教科型(標準) 100点/商・政経など多くの学部
素点110点が大学・学科ごとにどの点数へ換算されるかを比較した図

📚 用語解説

得点換算:共通テストの素点(200点満点の内訳)を、大学が定める配点(100点や200点など)に置き換えること。どの大問をどの割合で使うかは大学ごとに募集要項で公表される。

⚠️ 対象学部・学科と換算点は年度で変わる

本稿の成蹊大学・拓殖大学の情報は2026-09-13時点で各大学公式サイトに掲載された内容です。対象学部・学科、換算点は年度ごとに見直されるため、出願する年度の入学試験要項で必ず再確認してください。

オニ坊

同じ「近代以降の文章のみ」でも、大学によって100点に換算されたり300点に換算されたりするのですね。

菅澤

はい。換算点が違っても、古典を使わないという構造は共通しています。志望校を探すときは「換算点がいくつか」より先に「古典を配点に使うかどうか」を確認し、その後で換算点や他教科との配点バランスを見るという順番にしてください。

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自分の志望校が「漢文なし」かどうかの調べ方

確認する場所見るべき表記分かること
入試方式の一覧ページ「共通テスト利用」「共通テスト併用」などの方式名共通テストの結果をどう使う方式かの枠組み
利用科目・配点表「国語」か「国語(近代以降の文章)」か古典(古文・漢文)を配点に使うかどうか
注記・脚注対象学科の限定、換算点、年度の記載自分の志望学科が本当に対象かどうか

大学の募集要項は、方式ごとに配点表が分かれていることが多く、同じ大学でも学部・学科・日程によって「国語」の扱いが違う場合があります。成蹊大学・拓殖大学の例のように、学科によって対象が限られているケースもあるため、「大学名で漢文なしと言われている」という情報だけで判断せず、自分が出願する学部・学科のページまで必ず開いて確認してください。

要項の確認順序 → 募集要項を開く 入試方式ごとのページ 利用科目欄を見る 「国語」か「国語(近代以降の文章)」か 配点欄を見る 素点110点・90点がどう換算されるか 注記を確認 対象学科の限定・年度の記載
募集要項をどの順番で確認するかを示す位置図
志望校の入試方式ページを開く
→
「国語」の科目欄を確認する
→
近代以降の文章のみか古典を含むか判定する
→
併願校も同じ手順で確認する
オニ坊

大学のサイトを見ても、配点の説明が方式ごとにバラバラで、どこを見ればいいか迷います。

菅澤

見るべき場所は毎回同じです。方式名の一覧 → 利用科目・配点表 → 注記、の3段階で確認すると迷いません。分かりにくい場合は、大学の入試課に問い合わせて確認するのも確実な方法です。募集要項に書かれていない情報を、SNSや第三者サイトの断片的な情報で補わないことが大切です。

💡 複数校を比較するときの記録の仕方

志望校ごとに「方式名」「国語の表記」「古典を使うか」「換算点」を一覧にして書き出すと、出願直前に見比べやすくなります。募集要項の該当ページのURLも一緒に控えておいてください。

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「漢文なし」で受ける場合の90分の使い方

場面90分の使い方の例ねらい
配点が近代以降の文章のみの大学だけを受ける近代以降の文章3問(110点)に90分をすべて使う見直しの時間を確保して得点を安定させる
配点は近代以降の文章のみだが、併願校に古典必須の大学がある近代以降の文章を優先しつつ、残り時間で古典を最低限埋める0点のまま出願先が狭まるリスクを減らす
配点に古典も含む大学を受ける近代以降の文章と古典の両方に時間を配分する古典を含めた200点で得点を最大化する

共通テストは全員が同じ問題冊子を受け取り、大問ごとに解答するかどうかは自分で選べます。出願予定校の全てが近代以降の文章110点のみを使うなら、90分をすべて近代以降の文章に使い切ることができます。逆に、1校でも古典を配点に使う大学が出願候補にあるなら、古典にも最低限の時間を残しておく必要があります。

開始〜30分 解答順を決めて着手 近代以降の文章3問を先に固める 30〜70分 近代以降の文章を仕上げる 評論・小説・実用文を見直す 70〜90分 古典に残り時間を使うか判断 配点に入らないなら見直しに回す
近代以降の文章を優先する場合の90分の使い方の例
オニ坊

古典を全く解答しないと、時間が余ってしまう気もします。余った時間はどうすればいいですか?

菅澤

近代以降の文章の見直しに使ってください。誤字脱字や記号の選び間違いは、時間があるほど減らせます。「古典を解かない=早く退出する」ではなく、「浮いた時間を配点のある大問の精度へ回す」ことが、近代以降の文章のみ型を選ぶ最大の利点です。

💡 マークミスと配点外の古典を混同しない

古典を解答しない場合でも、解答用紙の古典欄が0点扱いになるだけで、近代以降の文章の解答欄とは別に採点されます。古典を空欄にしても近代以降の文章の得点には影響しません。

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古典を解答しないと0点表記になる仕組みと合否への影響

状況国語の記録出願への影響
古典を解答しなかった古典欄は0点として記録される配点に古典を使わない大学なら合否に影響しない
古典を解答しなかった状態で古典配点校に出願0点がそのまま合計点に加算される大幅な減点になり出願自体が不利になる
古典を少しでも解答した部分点が記録される配点に古典を使わない大学では加点も減点もされない

共通テストの自己採点・成績提供では、解答しなかった大問はそのまま0点として扱われます。この0点は「白紙だから失格」という意味ではなく、単に得点が入らないだけです。配点として古典を使わない大学に出願する限り、この0点は合計点の計算に含まれないため、実質的な不利にはなりません。問題は、後から古典を配点に使う大学へ出願先を変える場合です。

共通テスト受験者全員 全員が同じ国語(90分・200点)を受ける 配点に古典を使わない大学へ出願する人 近代以降の文章のみを判定に使う 古典を解答しない選択をした人 古典欄は0点表記のまま出願できる
「古典を解答しない」という選択が、出願先の範囲の中でどう位置づくかを示す包含図
オニ坊

0点という表記を見ると、それだけで不合格が決まったように感じてしまいます。

菅澤

数字だけを見ると不安になりますが、0点が意味を持つのは、その分野を配点に使う大学に出願した場合だけです。配点に使わない大学しか出願しないと決めているなら、0点の表記自体を気にする必要はありません。不安の正体を「配点に使うかどうか」という一点に絞って確認してください。

✔️出願予定の大学・学科がすべて「近代以降の文章のみ」型かを確認したか
✔️古典を配点に使う大学が1校でも候補に入っていないか
✔️自己採点後に出願先を変更する可能性をあらかじめ考えているか

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それでも古文・漢文を最低限やっておいた方がいい場面

場面古典を最低限やっておく理由やらなくてよい場面
併願校を後から増やす可能性がある追加する大学が古典を配点に含むと0点が響く出願校を早期に確定し古典要否を全て確認済み
自己採点で出願先を変更する可能性がある変更先の候補に古典必須校が混ざりやすい判定に関わらず出願校を変えない方針が固い
第一志望の判定が僅差になりやすい古典の基礎点だけでも保険になる近代以降の文章だけで合格ラインに十分な余裕がある

古典を全く配点に使わない大学だけを受けると決めていても、受験は入試の得点や体調で計画が変わることがあります。特に、共通テスト自己採点の結果を見てから出願校を調整する受験生は、調整先の候補に古典必須の大学が混ざる可能性を考えておく必要があります。

併願校の古典必要度 → 本命校の合格余裕 → 現代文特化で十分 安全策として古典も 出願校を再確認 古典を保険にする 第一志望のみ受験予定 古典を捨てやすい 併願校を増やす予定がある 古典を残す価値が上がる 追加出願の可能性がある 古典を最低限やる 出願校を絞り込み済み
  • 出願校を絞り込み済み: 近代以降の文章に全振りしやすい
併願リスクと本命校の余裕の2軸で、古典を残すかどうかを考える図
オニ坊

併願校を増やす予定が少しでもあるなら、古典もやっておいた方が安全ということですね。

菅澤

そのとおりです。「古典なしで受かるか」だけでなく「出願計画がどれだけ確定しているか」を一緒に考えてください。出願校が完全に固まっているなら近代以降の文章に全振りして構いませんが、少しでも変更の余地があるなら、古典の基礎だけは最低限残しておくと安全です。

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共通テストの配点と、個別試験(二次試験)の「漢文なし」は別の話

試験の種類古文・漢文の扱い確認すべき資料
共通テストの配点大学・学科ごとに「近代以降の文章のみ」か「古典を含む」かが決まる共通テスト利用の募集要項・配点表
個別学力検査(二次試験)大学によっては現代文のみを課し、古文・漢文を出題しない一般選抜の入試科目一覧
共通テスト+個別試験の組み合わせ共通テストは古典を含むが二次は現代文のみ、など組み合わせは大学ごとに異なる共通テストと二次試験の科目表を両方確認する

この記事でここまで扱ってきたのは、共通テストの得点をどう配点に使うかという話です。これとは別に、大学が独自に実施する個別学力検査(二次試験)で、そもそも古文・漢文を出題しない大学もあります。「漢文なしで受かる大学」を探すときは、共通テストの配点表だけでなく、二次試験の科目一覧も別の資料として確認する必要があります。片方だけを見て「漢文は要らない」と判断すると、もう一方の試験で古典が必要だったという食い違いが起こります。

共通テストのみ利用の大学 配点科目の設定だけで判定 共通テスト+個別試験(現代文型) 二次でも古典を課さない大学がある 共通テスト+個別試験(古典あり) 二次で古文・漢文の記述が必要
共通テストと個別試験を組み合わせた「漢文の要否」の階層を示す図
オニ坊

共通テストで「近代以降の文章のみ」でも、二次試験で古文の記述が出る大学もあるということですか?

菅澤

その組み合わせは実際にあります。共通テストの配点表と、二次試験の入試科目一覧は別の書類として公開されていることが多いので、両方を必ず突き合わせてください。片方だけを確認して「漢文なしの大学」と決めつけないことが重要です。

📚 用語解説

共通テスト利用選抜(共テ利用):大学独自の個別試験を課さず、共通テストの得点だけで合否を判定する選抜方式。大学・学科ごとに使う科目と配点(換算点)が異なる。

📚 用語解説

個別学力検査(二次試験):大学が独自に実施する試験。共通テストとは別に科目が設定されることがあり、二次試験で古文・漢文を課さない大学もある。

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近代以降の文章に全振りする場合の対策の組み立て方

領域近代以降の文章に全振りする場合の対策確認方法
評論(論理的な文章)筆者の主張と根拠の対応を要約する練習設問ごとに根拠箇所を線で示せるか
小説(文学的な文章)心情の変化を場面ごとに追う練習心情表現の言い換えを自分の言葉で説明できるか
実用的な文章資料・図表と本文の対応を素早く読む練習情報の照合に時間をかけすぎていないか
古典(配点外でも0点回避したい場合)最低限の古文単語・句形だけ確認する時間をかけすぎず近代以降の文章の見直し時間を守れているか

古典に時間を使わない分、近代以降の文章110点の精度を上げることが「漢文なし」戦略の本体です。評論・小説・実用文はそれぞれ問われる力が違うため、3問をまとめて「現代文」と呼ぶだけでは対策が曖昧になります。設問ごとに根拠の示し方、心情の追い方、資料の照合の仕方を分けて練習してください。

得点の安定度イメージ 近代以降の文章に全振り 古典にも時間を配分 配点外の古典の分ばらつく 110点を高精度で安定
時間配分の違いが近代以降の文章の得点の安定度に与える影響のイメージ図
近代以降の文章の問題を解く
→
根拠箇所を書き出す
→
ズレた理由を分類する
→
次の一題で同じ基準を使う
オニ坊

評論・小説・実用文をまとめて「現代文」として勉強していましたが、それぞれ分けて対策した方がいいのですね。

菅澤

そのとおりです。3問をひとまとめにすると、どこで失点しているかが見えにくくなります。古典に使わない時間を、評論の根拠読み・小説の心情整理・実用文の資料照合という3つの練習に分けて充てると、110点という配点の中で着実に得点を積み上げられます。

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「近代以降の文章に全振り」は「普通の対策」では成功しない

結論から言います。「古典を配点に使わない大学だけを受ける」という戦略は、情報を知っているだけでは成功しません。共通テスト国語は90分200点、近代以降の文章110点・古典90点という構造が全員共通である以上、差がつくのは「浮いた時間を近代以降の文章のどこに使うか」という実行部分です。募集要項を読んで「漢文なしでいける」と分かっただけで満足してしまうと、肝心の110点の精度が上がらないまま本番を迎えることになります。

従来の塾・予備校に共通する3つの限界

① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)

独学・参考書のみでは、募集要項の確認と対策が分断されやすい

独学でも大学の募集要項や参考書は入手できます。しかし、「近代以降の文章のみ」型の大学を見つけたあと、その110点をどう伸ばすかという実行計画まで自分1人で組み立て、授業のない日も継続するのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。

映像授業・アプリだけでは、評論・小説・実用文の失点原因が残りやすい

映像授業は近代以降の文章の解き方の理解を助けますが、視聴後に自分の答案のどこで根拠を取り違えたか、心情の読み違いがどこにあったかまで毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義だけでは、110点という限られた配点の中で自分だけの失点原因を埋める行動計画が弱くなります。

集団授業の大手予備校では、古典を外す前提の指導になりにくい

集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、多くの受験生が使う古典を含む配点を前提に進みます。「近代以降の文章のみ」型の大学を受ける生徒だけに向けて、90分の使い方や3問の優先順位を個別に組み替えることは、集団授業の仕組み上難しい対応です。

一般的な個別指導塾でも、90分の時間配分まで追い切れない

個別指導でも授業が週単位なら、90分をどう配分するか、近代以降の文章のどの問題形式で失点が続いているかまで、授業の合間に追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。

国語の対策、どれを選んでも同じ壁にぶつかる 独学・参考書のみ 映像授業・アプリ 視聴後の答案確認が不足 集団授業の大手予備校 古典を外す前提の個別対応が難しい 一般的な個別指導 90分の時間配分まで追い切れない 鬼管理専門塾
  • 独学・参考書のみ: 募集要項の確認と対策の実行が分断されやすい
  • 鬼管理専門塾: 募集要項の確認から90分の使い方まで一日単位で管理する
対策手段ごとに、「近代以降の文章に全振り」戦略で生じる壁を整理した判断図
オニ坊

情報を集めるだけでなく、110点をどう伸ばすかという実行計画まで一緒に考えてくれる仕組みが必要なのですね。

菅澤

そのとおりです。募集要項の確認は自分でもできますが、そこから先の90分の配分と実行計画は毎日の答案がないと精度が上がりません。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。

だからこそ、「漢文なし」戦略を本当に成功させるなら、募集要項の確認を毎日の答案改善へ変える管理まで含めて対策する必要があります。

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鬼管理専門塾の特徴

鬼管理専門塾は、志望校の募集要項と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴を国語対策へどう接続するかを整理します。

合格へ 志望校の配点方式に対応 確認 答案と定着を毎週点検 実行 一日単位の学習指示 設計 募集要項と現状から逆算
募集要項の確認から、毎日の実行と答案改善を積み上げる指導構造
オニ坊

管理されるといっても、国語の「漢文なし」戦略向けには何が変わるのでしょうか?

菅澤

志望校が近代以降の文章のみ型か古典を含む型かを整理し、今の答案から評論・小説・実用文の優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ大学の配点方式と失点に合わせて行動が変わります。

❶1日単位の数値化した学習指示

「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する

❷生徒ごとの個別行動プラン

得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する

❸毎日・毎週の徹底管理と確認テスト

進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する

❹採用率0.6%の専属講師陣

厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件

❺大学受験〜英語資格まで専門コース展開

大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する

❻LINE質問対応+無料説明会・資料請求

LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる

❶ 1日単位の数値化した学習指示

鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。

志望校が「国語(近代以降の文章)」型か古典を含む型かを整理し、90分の使い方を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。

❷ 生徒ごとの個別行動プラン

全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。

同じ「漢文なし」志望でも、評論が課題の人と実用文の資料照合が課題の人では行動が違います。募集要項と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。

❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト

日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。

古典に使わない時間を後回しにせず、評論・小説・実用文の演習と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。

❹ 採用率0.6%の専属講師陣

講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。

「近代以降の文章のみ」で高得点を狙うには、指導者側にも配点構造と読解の両方への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。

❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開

大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。

大学受験の学部特化コースの中で、共通テストの配点方式に合わせた国語対策を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。

❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求

授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。

無料説明会では、志望校がどの配点方式か、近代以降の文章のどこに不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。

大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、志望校が「国語(近代以降の文章)」型かどうか、90分をどう配分するかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。

共通テスト国語の配点確認と90分の使い方を無料説明会で相談できます

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まとめ|「漢文なし」は配点表記で判断し、浮いた時間を現代文へ回す

確認項目この記事の結論
「漢文なし」は可能か大学・学科によっては共通テストの配点で古典を使わない「国語(近代以降の文章)」型がある
共通テスト国語の構成90分200点。近代以降の文章110点(評論45+小説45+実用文20)、古典90点(古文45+漢文45)
実例成蹊大学C方式・拓殖大学前期3教科型など、学科ごとに近代以降の文章のみを換算する例がある
解くべきかの判断配点に入らない大学だけを受けるなら省略できるが、併願校次第では最低限の対策が安全
最初の行動出願予定校の募集要項で「国語」の表記と配点を一つずつ確認する
共通テスト国語(90分200点) 全員が同じ試験を受ける 自分の出願校の配点方式 近代以降の文章のみか、古典を含むか 今日からの学習配分 配点に基づいて時間を配分する
共通テストの構造から、今日の学習配分までを絞り込むまとめ図
オニ坊

「漢文なしで大丈夫か」と不安に思うより先に、自分の出願校の配点表記を確認する方が先ですね。

菅澤

それがこの記事の結論です。共通テスト国語は90分200点で、近代以降の文章と古典に分かれています。募集要項の「(近代以降の文章)」という表記の有無を1校ずつ確認し、古典を使わない大学だけで出願計画が完結するなら、浮いた時間を評論・小説・実用文の精度に回してください。

「漢文なしでいける」という情報だけを集めて安心するのではなく、募集要項の表記、90分の使い方、併願校を増やす可能性まで具体的に確認することが、後悔しない受験計画につながります。第三者サイトの断片的な情報だけで判断せず、出願する年度の大学公式の入学試験要項を必ず自分の目で確認してください。

✔️出願予定校がすべて「国語(近代以降の文章)」型かを募集要項で確認したか
✔️共通テスト国語が90分200点(近代以降の文章110点・古典90点)であることを理解しているか
✔️古典を配点に使う大学が候補に混ざっていないか
✔️共通テストの配点表と二次試験(個別学力検査)の科目一覧を両方確認したか
✔️自己採点後に出願先を変更する可能性を考えたうえで古典への対応方針を決めたか

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よくある質問

質問のテーマ確認する章
漢文なしは可能か結論の章、共通テスト国語の配点構造
探し方「国語(近代以降の文章)」型の実例、調べ方の章
時間配分90分の使い方の章
リスク・注意点0点表記の章、それでもやっておく価値の章
疑問から確認先へ → できるか 大学の配点方式 探し方 募集要項の科目欄 時間配分 90分の使い方 リスク 併願・二次試験
よくある疑問を、確認すべき情報へつなぐ案内図

Q. 共通テストで「漢文なし」という受け方は本当にできますか?

A. できます。共通テスト国語(90分200点)のうち、近代以降の文章110点のみを配点に使い、古典(古文45点・漢文45点)を使わない「国語(近代以降の文章)」型の共通テスト利用を採用する大学があります。ただし大学・学科ごとの設定なので、出願先すべてで確認が必要です。

Q. 共通テスト 国語で「古文漢文なし」の大学はどう探せばいいですか?

A. 志望校の募集要項で、利用科目・配点表の「国語」の表記を確認してください。「国語(近代以降の文章)」と明記されていれば古典を配点に使わない方式です。成蹊大学のC方式や拓殖大学の前期3教科型のように、学部・学科ごとに対象が分かれる例もあります。

Q. 共通テスト利用で「国語(近代以降の文章)」と書かれていたら漢文の勉強は不要ですか?

A. その大学だけを受けるなら、漢文(および古文)は配点に使われないため0点表記のままで出願できます。ただし併願校に古典を配点に使う大学が1校でもあると、その大学では0点がそのまま加算されるため、出願予定校をすべて確認したうえで判断してください。

Q. 現代文しか使わない場合、試験時間は何分で、どう使えばいいですか?

A. 共通テスト国語は2025年度以降90分200点です。出願予定校がすべて近代以降の文章のみを配点に使うなら、90分を近代以降の文章110点分の解答と見直しにすべて使うことができ、古典に時間を割く必要はありません。

Q. 漢文を全く勉強しないと、あとで困ることはありますか?

A. 出願予定校がすべて古典を配点に使わない大学で確定しているなら影響は小さいです。ただし自己採点後に出願先を変更する可能性がある場合や、併願校を後から増やす可能性がある場合は、変更先が古典を配点に使う大学だと0点がそのまま響くため、最低限の対策を残しておくと安全です。

Q. 二次試験(個別試験)でも古文・漢文なしの大学はありますか?

A. あります。ただしこれは共通テストの配点とは別の話です。大学によっては個別学力検査(二次試験)で現代文のみを課し、古文・漢文を出題しない場合があります。共通テストの配点表と二次試験の科目一覧は別の資料なので、両方を確認してください。

菅澤孝平

本記事監修者 菅澤孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

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菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長。「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開し、日本全国に受講生が在籍。テレビ東京など全国15局でCMを放映し、「カンニング竹山のイチバン研究所」「ええじゃないかBiz」等のメディア出演実績を持つ。