
関西大学と関西学院大学、どっちがレベル高いんですか。調べても「ほぼ同じ」「関学の方が上」「関大の方が難しい」と書いてあることがバラバラで、根拠の数字が出てこないんです。














先に結論を出します。2026年度の公式入試結果で比べると、志願倍率は関西大学が4.7倍(志願86,952人・合格18,626人)、関西学院大学が3.3倍(志願57,129人・合格17,239人)。合格率は関大21.4%に対して関学30.2%です。同じ物差しで並べると、通過の狭さは関西大学の方が上でした。ただし両大学とも公式の偏差値は公表していないので、「レベル」を偏差値の数字で断定することはこの記事ではしません。大学全体、学部の組み合わせ、入試方式、併願設計の順に、公式の実数だけで整理します。
関関同立の中でも、関西大学と関西学院大学は志望が重なりやすい2校です。だからこそ「どっちが上か」という問いが繰り返し検索されますが、多くの記事は出典の分からない偏差値を並べるだけで終わっています。本稿は関西大学の公式プレスリリース(2026年度入学試験 志願者・合格者状況)と関西学院大学の公式入試結果という一次資料だけを使い、両大学が同じ形式で公表している志願者数と合格者数から、比較できることとできないことを分けて示します。読み終えたときに残るのは印象ではなく、自分の志望学部で使える数字です。
目次
- 結論|2026年度の志願倍率は関西大学4.7倍・関西学院大学3.3倍
- 「レベルが高い」を何で判定するか|偏差値は両大学とも公表していない
- 14学部ずつを並べた全体像|関学の最高倍率が関大の平均を下回る
- 法・経済・商・社会|社会科学系4学部はすべて関西大学が高倍率
- 文・外国語/国際・政策・福祉系|唯一逆転するのが外国語と国際
- 理系学部の対応関係|関西大学3学部と関西学院大学4学部の比べ方
- 併願するときの入試方式と日程の違い|関大は4区分・関学は6方式
- 3月まで見た併願設計|最後に残る合格枠は関西学院大学の方が広い
- どちらを第一志望にするか|公式データから決める4つの判断軸
- 関大・関学の併願は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|関大と関学は公式倍率で比べれば結論が出る
- よくある質問
結論|2026年度の志願倍率は関西大学4.7倍・関西学院大学3.3倍
| 項目 | 関西大学 | 関西学院大学 |
|---|---|---|
| 対象 | 一般入試+共通テスト利用入試 | 一般選抜6方式 |
| 志願者数 | 86,952人 | 57,129人 |
| 合格者数 | 18,626人 | 17,239人 |
| 志願倍率(志願÷合格) | 4.7倍 | 3.3倍 |
| 合格率(合格÷志願) | 21.4% | 30.2% |
| 入試を実施した学部数 | 14学部 | 14学部 |
| 公式の偏差値 | 公表なし | 公表なし |
2026年度の一般選抜系の入試を大学全体で見ると、関西大学は志願者86,952人に対して合格者18,626人、関西学院大学は志願者57,129人に対して合格者17,239人でした。志願者数は関西大学の方が約3万人多い一方、合格者数の差は約1,400人しかありません。この差が倍率に直結し、志願倍率は関西大学4.7倍・関西学院大学3.3倍、合格率は関西大学21.4%・関西学院大学30.2%と、はっきり開きます。出願した100人のうち何人が合格を手にしたかで言えば、関西学院大学は約30人、関西大学は約21人です。














志願倍率が高い方が「レベルが高い」と言い切っていいんですか。人気があるだけかもしれません。














良い指摘です。志願倍率が示すのは「出願者のうちどれだけが合格まで残ったか」であって、学力水準そのものではありません。ただ、受験生が実感する厳しさ=合格枠の狭さは、この数字にそのまま出ます。学力水準を表す公式指標は両大学とも公表していないので、公表されている中で最も判断に使えるのが志願倍率と合格率です。この記事はその立場で書いています。
大学全体の数字を確認する → 何を根拠に「レベル」を判断するか決める → 学部の組み合わせごとに比べる → 入試方式と日程の違いを知る → 3月まで含めた併願設計に落とす、という順に読むと、「どっちが上か」という漠然とした問いが、自分の出願計画に変わります。
「レベルが高い」を何で判定するか|偏差値は両大学とも公表していない
関西大学も関西学院大学も、大学として偏差値を公表していません。ネット上に並ぶ「関大◯◯・関学◯◯」という数字は、模試を実施する事業者が自社の受験者集団から算出した相対指標です。母集団も算出時期も事業者ごとに違うため、出典と年度を外して並べた瞬間に比較としての意味を失います。過去には出典を確認しない偏差値の転記が誤情報につながった例もあり、本稿では偏差値の数値そのものを掲載しません。代わりに、両大学が同じ形式で公表している志願者数と合格者数を使います。
| 指標 | 定義 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 志願倍率 | 志願者数÷合格者数 | 両大学を並べる主指標として使う |
| 合格率 | 合格者数÷志願者数 | 「100人出願して何人受かったか」の目安として併記 |
| 実質競争率 | 受験者数÷合格者数 | 両大学とも全方式では受験者数が非公表のため使わない |
| 偏差値 | 模試事業者が母集団から算出する相対値 | 公式値がないため数値は掲載しない |
| 合格最低点 | 合格者の最低得点 | 方式ごとに満点が異なるため扱わない |
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を合格者数で割った値。出願した人が何人に1人の割合で合格まで残ったかを示す。受験者数を使う実質競争率と違い、受験者数を公表していない方式でも計算できるため、入試方式の構成が異なる大学どうしを同じ物差しで並べるときに使える。
📚 用語解説
合格率:合格者数を志願者数で割った割合。志願倍率と同じ情報を裏返しにしたもので、「出願100人あたり何人が合格したか」という形にすると、倍率の数字よりも規模感がつかみやすい。志願倍率が低いほど合格率は高くなる。














偏差値を出さないと、結局どっちが難しいのか分からないままになりませんか。














そうはなりません。合格枠の狭さは公式の実数で確定します。この後で見るとおり、対応する学部の組み合わせ11組のうち10組で関西大学の志願倍率が上でした。これは「印象」ではなく公表された人数から機械的に出る結論です。偏差値がなくても、比較として十分に成立します。
関西大学の数字は一般入試と共通テスト利用入試、関西学院大学の数字は一般選抜6方式です。総合型選抜や学校推薦型選抜は両方とも含んでいません。年度・選抜区分がそろっていない数字を混ぜると、倍率の差が制度の差にすり替わります。
14学部ずつを並べた全体像|関学の最高倍率が関大の平均を下回る
両大学とも2026年度に14学部で一般選抜系の入試を実施しました。学部単位の志願倍率を並べると、関西大学は最も低いシステム理工学部の3.4倍から最も高い商学部の7.1倍まで、3.7ポイントの幅があります。関西学院大学は最も低い法学部の2.5倍から最も高い神学部の4.5倍まで、幅は2.0ポイントです。注目すべきは、関西学院大学で最も倍率が高い神学部4.5倍が、関西大学の大学全体の4.7倍を下回っている点です。
| 大学 | 最も低い学部 | 最も高い学部 | 大学全体 |
|---|---|---|---|
| 関西大学 | システム理工学部 3.4倍 | 商学部 7.1倍 | 4.7倍 |
| 関西学院大学 | 法学部 2.5倍 | 神学部 4.5倍 | 3.3倍 |
関西大学の中で最も倍率が低いシステム理工学部でさえ3.4倍で、これは関西学院大学の全体平均3.3倍とほぼ同じ水準です。逆に、関西学院大学の14学部のうち関西大学の全体平均4.7倍を超えた学部はありませんでした。学部ごとの得意不得意はあっても、大学単位の合格枠の出し方が構造的に違うということです。関西大学は志願者を多く集めた分だけ合格者を増やしてはおらず、関西学院大学は志願者数に対して合格者を厚めに出しています。
📚 用語解説
補欠合格:正規の合格発表のあとで、入学手続の状況に応じて追加で合格を出す制度。関西大学は2018年度入試から導入しており、2026年度は補欠合格候補者4,230人のうち第1次で121人、第2次で44人が合格となった。公式の合格者数18,626人にはこの人数が含まれている。














関大は補欠合格まで含めてこの倍率なんですね。補欠がなかったらもっと厳しかったということですか。














そうなります。補欠から合格した165人を差し引くと合格者は18,461人になり、倍率はさらに上がります。ただし補欠合格も正式な合格なので、本稿は公式の合格者数をそのまま使います。大事なのは、関西大学の数字が「補欠まで出したうえでの4.7倍」だと理解しておくことです。
関西学院大学の学部別・方式別の細かい序列については、関西学院大学の倍率・難易度を学部と方式で比較した記事で14学部×6方式の全数値を扱っています。この記事は2大学の比較に集中するので、関学の内部の順位を詳しく知りたい場合はそちらを併せて読んでください。
法・経済・商・社会|社会科学系4学部はすべて関西大学が高倍率
両大学で最も志望が重なるのが、法学部・経済学部・商学部・社会学部の社会科学系です。同じ名前の学部が両方にあるため、比較としても分かりやすい組み合わせになります。2026年度の公式データで並べると、4学部すべてで関西大学の志願倍率が関西学院大学を上回りました。特に商学部は関西大学7.1倍に対して関西学院大学3.4倍で、2倍以上の開きがあります。
| 学部 | 関大 志願/合格 | 関大 倍率 | 関学 志願/合格 | 関学 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 7,644人/1,816人 | 4.2倍 | 4,968人/2,019人 | 2.5倍 |
| 経済学部 | 9,612人/1,720人 | 5.6倍 | 5,934人/1,733人 | 3.4倍 |
| 商学部 | 8,795人/1,236人 | 7.1倍 | 5,495人/1,603人 | 3.4倍 |
| 社会学部 | 9,172人/1,810人 | 5.1倍 | 5,667人/1,504人 | 3.8倍 |
注目したいのは合格者数の出し方です。商学部は志願者が関西大学8,795人・関西学院大学5,495人と関西大学の方が3,300人多いのに、合格者は関西大学1,236人・関西学院大学1,603人で関西学院大学の方が多く出ています。経済学部も志願者は関西大学が3,678人多いのに、合格者はほぼ同数(1,720人と1,733人)です。志願者を集めた分だけ合格を出すとは限らない、という現実がここに表れています。














同じ「商学部」でも、合格しやすさがこんなに違うんですね。関学の商学部を狙った方が得ですか。














倍率だけを見ればそうなりますが、決め方としては不十分です。倍率は合否の原因ではなく結果で、年度によっても動きます。まずは学びたい内容とキャンパスの通学条件を確認し、そのうえで「同じ努力量なら、どちらの方が合格枠に届きやすいか」の材料としてこの数字を使ってください。両方受けるなら、この差は出願の優先順位に反映すべき情報になります。
法学部は関西大学4.2倍・関西学院大学2.5倍で、差が最も大きい組み合わせのひとつです。同系統で両方受けるなら、合格枠の広い側を押さえに、狭い側を挑戦枠に置くと、出願全体のバランスが取りやすくなります。
文・外国語/国際・政策・福祉系|唯一逆転するのが外国語と国際
社会科学系以外にも、学部名は違っても学ぶ領域が重なる組み合わせがあります。関西大学の外国語学部と関西学院大学の国際学部、関西大学の政策創造学部と関西学院大学の総合政策学部、関西大学の人間健康学部と関西学院大学の人間福祉学部です。これらを含めて比べると、対応する11組のうち関西学院大学の志願倍率が上回ったのは外国語学部と国際学部の1組だけでした。
| 系統 | 関西大学 | 関大 倍率 | 関西学院大学 | 関学 倍率 | 高い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 人文学系 | 文学部 | 4.5倍 | 文学部 | 3.7倍 | 関西大学 |
| 外国語・国際系 | 外国語学部 | 4.0倍 | 国際学部 | 4.1倍 | 関西学院大学 |
| 政策系 | 政策創造学部 | 5.8倍 | 総合政策学部 | 3.1倍 | 関西大学 |
| 福祉・健康系 | 人間健康学部 | 5.7倍 | 人間福祉学部 | 3.7倍 | 関西大学 |
外国語学部は志願2,500人・合格632人で4.0倍、国際学部は志願1,862人・合格450人で4.1倍。どちらも規模が小さく、両大学の中では例外的に関西学院大学側が厳しい組み合わせです。一方で政策系は差が大きく、政策創造学部5.8倍に対して総合政策学部3.1倍。志願者数はほぼ同じ(4,306人と4,127人)なのに、合格者数が746人と1,318人で約1.8倍違うためです。
- 関大 文学部: 4.5倍
- 関学 人間福祉: 3.7倍














規模が小さい学部の方が倍率が動きやすい、みたいなことはありますか。














あります。志願者数が少ない学部は、数十人の増減でも倍率が大きく振れます。関西学院大学の神学部は志願419人・合格94人で4.5倍と学内で最も高いですが、これは規模が小さいことの影響も含みます。規模の大きい学部の倍率ほど、年度をまたいでも安定した目安として使えます。
この章から持ち帰るべきなのは、「学部名が似ていれば難易度も似ている」という思い込みを外すことです。政策系のように名前が近くても合格枠が1.8倍違う組み合わせがあり、外国語と国際のように大学全体の傾向とは逆になる組み合わせもあります。志望校選びでは、大学名の印象ではなく、自分が出願する学部の実数を必ず確認してください。
理系学部の対応関係|関西大学3学部と関西学院大学4学部の比べ方
理系は学部の切り方が両大学で違うため、単純な1対1の比較になりません。関西大学はシステム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3学部、関西学院大学は理学部・工学部・生命環境学部・建築学部の4学部です。それでも、機械や情報を扱う系統、建築や都市を扱う系統、化学や生命を扱う系統という3つの軸で並べると、傾向を比べられます。
| 系統 | 関西大学 | 関大 志願/合格/倍率 | 関西学院大学 | 関学 志願/合格/倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 理工・情報系 | システム理工学部 | 8,309人/2,433人/3.4倍 | 理学部・工学部 | 8,345人/2,678人/3.1倍 |
| 建築・都市系 | 環境都市工学部 | 6,031人/1,672人/3.6倍 | 建築学部 | 2,234人/699人/3.2倍 |
| 化学・生命系 | 化学生命工学部 | 5,333人/1,411人/3.8倍 | 生命環境学部 | 3,973人/1,468人/2.7倍 |
3つの系統すべてで関西大学の志願倍率が上回りますが、文系ほどの開きはありません。理工・情報系は関西大学3.4倍に対し、関西学院大学の理学部と工学部を合算すると3.1倍。化学・生命系は3.8倍と2.7倍で、この組み合わせが理系では最も差が大きくなります。関西学院大学の生命環境学部は志願3,973人に対して合格1,468人と合格枠が厚く、合格率は36.9%に達します。














理系だと文系ほど差がつかないのは、どうしてなんですか。














理系は受験科目の負担が大きく、出願そのものが絞り込まれるからです。文系のように「とりあえず併願する」層が薄いので、志願者数が合格者数に対して極端に膨らみにくい。結果として両大学とも3倍前後に収まります。だからこそ理系志望なら、倍率の差より学科の研究内容とキャンパスの場所を優先して選んで問題ありません。
📚 用語解説
学部の対応づけ:大学ごとに学部の切り方が違うため、比較では「同じ名前の学部」ではなく「同じ領域を扱う学部」を対応させる必要がある。本稿では理工・情報系、建築・都市系、化学・生命系の3系統で対応させ、関西学院大学の理学部と工学部は合算して1系統として扱っている。
併願するときの入試方式と日程の違い|関大は4区分・関学は6方式
両方を受けるなら、方式の構成の違いを先に押さえておく必要があります。関西大学の公式資料は、一般入試(全学日程1・全学日程2・学部独自日程)と共通テスト利用入試の併用・前期・後期という4区分で結果を公表しています。関西学院大学は全学部日程・学部個別日程・共通テスト併用日程・英数日程・共通テストを利用する入試(1月出願/3月出願)という6方式です。同じ「共通テスト利用」という名前でも、倍率はまったく違います。
| 関西大学の方式 | 出願締切 | 志願者 | 合格者 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般入試(全学日程1・2/学部独自日程) | 1月19日 | 59,196人 | 12,293人 | 4.8倍 |
| 共通テスト利用入試/併用 | 1月19日 | 15,299人 | 2,875人 | 5.3倍 |
| 共通テスト利用入試/前期 | 1月16日 | 11,147人 | 3,264人 | 3.4倍 |
| 共通テスト利用入試/後期 | 3月7日 | 1,310人 | 194人 | 6.8倍 |
| 関西学院大学の方式 | 志願者 | 合格者 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|
| 全学部日程 | 21,552人 | 5,616人 | 3.8倍 |
| 学部個別日程 | 12,784人 | 2,940人 | 4.3倍 |
| 共通テスト併用日程(英語) | 3,676人 | 991人 | 3.7倍 |
| 共通テスト併用日程(数学) | 2,538人 | 776人 | 3.3倍 |
| 英数日程 | 2,394人 | 695人 | 3.4倍 |
| 共通テストを利用する入試(1月出願) | 12,995人 | 5,628人 | 2.3倍 |
| 共通テストを利用する入試(3月出願) | 1,190人 | 593人 | 2.0倍 |
最も差が出るのが共通テストを使う方式です。関西学院大学の共通テストを利用する入試(1月出願)は志願12,995人・合格5,628人で2.3倍。これに対して関西大学の共通テスト利用入試/前期は3.4倍、併用は5.3倍です。関西学院大学は共通テスト利用で合格者を大きく出しており、関西大学は共通テスト併用の方が一般入試より厳しい結果になっています。「共通テスト利用は受かりやすい」という一般論は、この2大学の間ではそのまま通用しません。
📚 用語解説
全学日程と学部独自日程:関西大学の一般入試の日程区分。全学日程1・全学日程2は複数学部を同じ問題で選抜する日程、学部独自日程は学部が独自に課す日程を指す。公式の合格者状況ではこの3日程を「一般入試」としてまとめて公表しているため、日程ごとの倍率は本稿では扱わない。
📚 用語解説
共通テスト利用入試:大学入学共通テストの成績で合否を判定する方式。関西大学は併用・前期・後期の3区分、関西学院大学は1月出願と3月出願の2区分で実施している。併用型は共通テストの成績に大学独自の試験を組み合わせるため、共通テストの成績だけで出願できる方式とは性質が異なる。














関大の共通テスト利用は前期と併用で倍率がだいぶ違いますね。どちらを出せばいいんでしょう。














数字だけ見れば前期が3.4倍で、併用の5.3倍より通りやすい。ただし前期は共通テストの成績で決まるので、共通テストが取れなかった時点で勝負が終わります。併用は大学独自の試験で挽回できる代わりに枠が狭い。自分の共通テスト本番の手応えを想定して、どちらに賭けるかを出願前に決めておくことが必要です。
3月まで見た併願設計|最後に残る合格枠は関西学院大学の方が広い
併願を考えるとき、多くの受験生は2月の一般入試だけを見て計画を立てます。しかし公式データを追うと、3月の局面で大きな差が出ることが分かります。関西大学の共通テスト利用入試/後期は志願1,310人に対して合格194人で6.8倍。関西学院大学の共通テストを利用する入試(3月出願)は志願1,190人に対して合格593人で2.0倍でした。志願者数はほぼ同じなのに、合格者数は約3倍違います。
| 3月の方式 | 志願者 | 合格者 | 志願倍率 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 関西大学 共通テスト利用/後期 | 1,310人 | 194人 | 6.8倍 | 14.8% |
| 関西学院大学 共通テスト利用(3月出願) | 1,190人 | 593人 | 2.0倍 | 49.8% |
関西大学は志願者全体の98.5%にあたる85,642人が2月までの出願に集中しており、3月に残る枠は合格194人と限られます。一方の関西学院大学は3月出願でも593人が合格しています。つまり「2月で決まらなかったときにもう一度チャンスがあるか」という観点では、関西学院大学の方が現実的な選択肢が残ります。併願先を選ぶときは、2月の第一志望だけでなく、この最終局面まで含めて考えてください。
📚 用語解説
併願:第一志望以外の大学・学部・方式にも出願すること。同じ大学でも方式ごとに志願倍率と合格者数が違うため、方式を分散させると合格の可能性を広げられる。ただし出願料と受験日程の負担が増えるので、公表された倍率を見たうえで本数を決める必要がある。














3月まで粘れるなら関学を残しておいた方がいい、ということですか。














公式データはそう示しています。ただし3月出願の共通テスト利用は、1月の共通テストの得点がそのまま使われます。3月に受け直せるわけではないので、「共通テストで一定の点が取れていること」が前提です。粘るための保険にはなりますが、共通テスト対策を軽く見てよい理由にはなりません。
どちらを第一志望にするか|公式データから決める4つの判断軸
ここまでの数字をまとめると、合格枠の広さでは関西学院大学、志願者の集まり方では関西大学、という構図になります。ただしこれは「関西学院大学の方が簡単だから関西学院大学にすべき」という結論ではありません。第一志望は学びたい分野と通学条件で決めるものであり、倍率はその決定を実行に移すときの出願設計に使う情報です。判断軸を4つに分けて整理します。
| 判断軸 | 関西大学が向く場合 | 関西学院大学が向く場合 |
|---|---|---|
| 学部・学科 | 社会安全学部やビジネスデータサイエンス学部など、関学に学部として置かれていない領域を学びたい | 神学部や教育学部など、関大に学部として置かれていない領域を学びたい |
| 合格枠の広さ | 志望学部が理工系で、倍率差が小さい系統である | 同系統で比べたとき合格率が高い(全体30.2%) |
| 方式の使い分け | 共通テスト利用/前期で共通テストの得点を活かしたい | 共通テスト利用の合格枠が厚く、1月出願・3月出願の2回使える |
| 最終局面 | 2月までに決め切る前提で計画を立てられる | 3月出願まで含めて可能性を残したい |
- 関大を第一志望: 倍率は高い
- 計画を再設計: 基礎から点検














倍率が低い方を第一志望にするのは、逃げになりませんか。














学びたい分野が同じなら、逃げではなく戦略です。ただし、倍率だけで志望を変えるのはおすすめしません。関西学院大学の全体合格率が高いといっても3人に1人以下で、無条件に受かる試験ではないからです。学部を決め、方式を決め、そこから逆算して毎日の学習量を決める。順番はこれで固定してください。
出願の実務としては、まず学部を1つに絞り、次にその学部で使える方式を全部書き出します。関西大学なら一般入試と共通テスト利用の併用・前期・後期、関西学院大学なら全学部日程・学部個別日程・共通テスト併用日程・英数日程・共通テスト利用の1月出願と3月出願です。そのうえで、本稿の方式別倍率を見ながら「挑戦」「本命」「押さえ」の役割を割り振ると、出願本数と受験料の見通しが立ちます。
本稿の数値は2026年度の実績です。募集人員や方式の名称は年度で変わることがあるため、出願する年度の入学試験要項を関西大学・関西学院大学それぞれの公式サイトで開き、科目・配点・締切日を自分で照合してください。
関大・関学の併願は「普通の対策」では受からない
結論から言います。関西大学と関西学院大学を併願するなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度は関西大学が志願86,952人に対して合格18,626人(4.7倍)、関西学院大学が志願57,129人に対して合格17,239人(3.3倍)。しかも関西大学の商学部は7.1倍、共通テスト利用/後期は6.8倍と、方式によって難易度がまったく違います。必要なのは情報を集めることではなく、出願する学部と方式を確定し、そこから逆算した学習を毎日続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、方式ごとの優先順位を決め切れない
独学でも公式の入試結果や要項は手に入ります。しかし、関西大学の4区分と関西学院大学の6方式を並べ、自分の得点力に合わせてどれを本命に置くかを判断し、その判断を毎日の学習量へ落とし込むところまで一人で回すのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。
映像授業・アプリだけでは、併願先ごとの弱点が残る
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に関西大学の学部独自日程と関西学院大学の学部個別日程で問われ方がどう違うのか、自分の答案のどこが崩れているのかを毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、志望学部の選抜と自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、併願設計まで手が回りにくい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、共通テスト利用を軸にする受験生と、一般方式を軸にする受験生へ同じ密度で対応するのは困難です。関西大学4.7倍・関西学院大学3.3倍という競争の中で、自分の出願構成に合わせた優先順位づけは、平均的な進度とは別に設計する必要があります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行までは追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、複数方式の過去問を今週どこまで進めたか、同じ誤答が繰り返されていないかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残り続けます。














教材の種類よりも、決めた方式に向けて毎日実行が続く仕組みが要るということですね。














その通りです。関西大学と関西学院大学の倍率は公式データで分かります。差がつくのは、その情報を今日解く問題数、復習の範囲、答案の直し方へ変えて、翌日も続けられるかどうか。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計して毎週の確認につなげます。
だからこそ、関西大学・関西学院大学を本気で狙うなら、公式データの確認だけで終わらせず、それを毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、関西大学・関西学院大学の公式データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、関関同立の併願対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、関大・関学の併願向けには何が変わるんですか。














出願する学部と方式を先に確定し、その方式で問われる形に合わせて優先順位を決めます。共通テスト利用を軸にするなら共通テストの得点を、一般方式を軸にするなら大学別の答案を中心に置く。そのうえで「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、出願構成に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
関西大学の4区分と関西学院大学の6方式から自分が使う方式を確定し、そこで必要な学習を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ関関同立志望でも、共通テスト利用を軸にする人と一般方式を軸にする人では行動が違います。公式の方式別倍率と現在の得点を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
併願本数が増えるほど過去問の管理は複雑になります。日々の進捗と毎週の確認で、どの大学のどの方式が手つかずになっているかを早い段階で見つけて修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
関西大学と関西学院大学では同じ系統の学部でも問われ方が違うため、指導者側にも難関私大受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験コースの中で、関西大学と関西学院大学の併願を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、関大と関学のどちらを第一志望にするか、どの方式を何本出すかという出願設計の段階から相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、関西大学と関西学院大学のどちらを軸にするか、どの方式を組み合わせるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
関大・関学の併願設計と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|関大と関学は公式倍率で比べれば結論が出る
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 大学全体の志願倍率 | 関西大学4.7倍・関西学院大学3.3倍で関大が高い |
| 大学全体の合格率 | 関西大学21.4%・関西学院大学30.2%で関学が高い |
| 対応する学部11組 | 10組で関西大学の志願倍率が上。逆転は外国語学部と国際学部だけ |
| 社会科学系 | 法・経済・商・社会の4学部すべてで関西大学が高倍率 |
| 理系 | 3系統とも関西大学が高いが、文系ほどの差はない |
| 共通テスト利用 | 関学(1月出願)2.3倍に対し関大は前期3.4倍・併用5.3倍 |
| 3月の残り枠 | 関学は合格593人、関大は合格194人で約3倍の差 |
| 偏差値 | 両大学とも公式値を公表していないため本稿では扱わない |














「どっちが上か」を偏差値で探すより、志願倍率と合格率で見た方がはっきりしますね。














それがこの記事の結論です。2026年度は関西大学が志願86,952人・合格18,626人、関西学院大学が志願57,129人・合格17,239人。合格枠の広さでは関西学院大学が上でした。ただし数字を眺めるだけでは答案は変わりません。学部を決め、方式を決め、そこから逆算した学習を毎日積む。公式情報を行動へ変えれば、漠然とした比較が具体的な出願計画になります。
関西大学と関西学院大学を比べるときは、出典の分からない偏差値をひとつだけ見て結論を出さないでください。入試結果は関西大学の公式プレスリリースと関西学院大学の公式入試結果を、同じ年度・同じ選抜区分で確認します。そのうえで自分が出願する学部と方式まで絞り込み、毎日の学習量と確認方法を決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| どっちがレベルが高いか | 大学全体の志願倍率と合格率 |
| 学部ごとの違い | 社会科学系・人文系・理系の比較 |
| 入試方式の違い | 方式と日程の章 |
| 併願のしかた | 3月まで見た併願設計の章 |
Q. 関西大学と関西学院大学は、どっちがレベルが高いですか?
A. 両大学とも公式の偏差値を公表していないため、「レベル」を偏差値の数字で断定することはできません。2026年度の公式入試結果で比べると、志願倍率は関西大学4.7倍(志願86,952人・合格18,626人)、関西学院大学3.3倍(志願57,129人・合格17,239人)で、合格枠の狭さでは関西大学の方が上でした。
Q. 学部によって関大と関学のどちらが難しいかは変わりますか?
A. 変わりますが、傾向はかなりはっきりしています。対応関係が取れる11組のうち10組で関西大学の志願倍率が上回りました。逆転したのは関西大学の外国語学部(4.0倍)と関西学院大学の国際学部(4.1倍)の1組だけです。
Q. 関西大学の商学部はなぜ倍率が高いのですか?
A. 2026年度は志願8,795人に対して合格1,236人で7.1倍でした。志願者数は関西学院大学の商学部より3,300人多い一方で、合格者数は関西学院大学の1,603人より少なくなっています。志願者の多さと合格枠の狭さが重なった結果です。
Q. 共通テスト利用はどちらが受かりやすいですか?
A. 2026年度は関西学院大学の共通テストを利用する入試(1月出願)が2.3倍で、関西大学の共通テスト利用入試/前期3.4倍、/併用5.3倍より低い倍率でした。ただし方式ごとに必要な科目と配点が違うため、倍率だけで決めず要項を確認してください。
Q. 2月で決まらなかった場合、3月にチャンスはありますか?
A. あります。関西学院大学の共通テストを利用する入試(3月出願)は合格593人、関西大学の共通テスト利用入試/後期は合格194人でした。志願者数はほぼ同じですが合格者数は約3倍違うため、3月まで可能性を残したい場合は関西学院大学の方が枠が広いことになります。
Q. 関西大学の合格者数には補欠合格が含まれていますか?
A. 含まれています。関西大学は2018年度入試から補欠合格制度を導入しており、2026年度は補欠合格候補者4,230人のうち第1次で121人、第2次で44人が合格しました。公式の合格者数18,626人はこの人数を含んだ数値です。
Q. この記事の数値はどこから取っていますか?
A. 関西大学は公式プレスリリース「2026年度入学試験 合格者状況について」(2026年3月26日・No.90)、関西学院大学は公式の2026年度入学試験結果です。どちらも一般選抜系の全方式で、総合型選抜や学校推薦型選抜は含みません。第三者サイトの推定値は使っていません。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





