【九州大学の必須対策とは…？】九州大学のプロが必須対策を徹底解説【25年度入試】

以下に、九州大学の各学部・学科の入試科目と試験時間について詳しくご紹介します。

例えば、国語の試験時間が120分の学部では、長文読解のスピードと正確性を高める練習が求められます。数学の試験が150分の学部では、問題の難易度と量に対応できるよう、実践的な演習を重ねることが重要です。

結論として、九州大学の入試科目と試験時間を把握し、それに応じた準備を進めることが、合格への近道です。各科目の特性に合わせた勉強法を取り入れ、効率的に学習を進めましょう。

九州大学の各学部・学科の入試科目とその配点について以下にまとめました。これに基づき、各自の受験対策をしっかりと行ってください。

九州大学の英語試験は、120分間で5題を解答する形式です。その内訳は、3題が長文問題、1題が和文英訳、1題が自由英作文となっています。長文問題は、和訳や内容説明を中心に出題され、客観式の問題はほとんど見られません。文章や設問の理解にはさほど苦労しないかもしれませんが、記述力が問われるため、時間がかかる試験です。2021年度の入試では、解答を英語で書く大問が登場しました。

また、数年に一度、自由英作文の代わりに英語の文章を英語で要約する問題が出されます。例えば、2019年度の入試では自由英作文に要約問題が組み込まれていました。2021年度には和文英訳問題がグラフ説明問題に変わり、自由英作文が2題出題されるなど、新しい傾向が見られました。

長文問題に対応するためには、過去問を解きながら採点基準を意識することが大切です。九州大学の解答欄には配点が記されており、例えば12点の設問には少なくとも2〜3か所の採点基準が存在します。自己採点の際にこれを意識することで、より効果的な学習ができます。

和文英訳や自由英作文の対策としては、試験で使えそうな例文を暗記しておくと効果的です。特に和文英訳では、直訳によって不自然な英語表現を作り出さないように注意が必要です。日常的に様々な大学の過去問を用いて練習し、先生に添削を依頼すると良いでしょう。

九州大学の数学試験は、例年大問4問構成で、特に微分・積分、確率、整数、ベクトルが頻出です。中でも微分・積分は毎年のように出題されます。全体として基本的な問題が多く、難問や奇問はほとんど見られません。このため、受験生の点差が大きく開かず、ケアレスミスが致命的になることが多いです。特に基本問題を正確に解答することが重要です。

2021年度の入試では、確率や整数、ベクトルの代わりに図形や数列の問題が出題され、傾向に変化が見られました。しかし、出題された問題は典型的なものであったため、幅広く勉強していた受験生は対応できたと考えられます。

まず、難問が少ないため、基本問題や典型問題を確実に解答できるようにすることが重要です。そのためには、自分が気に入った問題集を繰り返し解くことをお勧めします。別の問題集に次々と手を出すと復習が疎かになり、習得が不十分になる可能性があります。大切なのは、最初に問題が解けるかではなく、2回目・3回目に確実に解けるかどうかです。

さらに、受験生は6月や7月頃から過去問に取り組むことが効果的です。過去問を解く→分からなかった問題を理解して再度解く→問題集で似た問題を探して解く→別の年度の過去問を解く、というサイクルを繰り返すことをお勧めします。このサイクルを続けることで、実戦力を高めることができます。

九州大学の数学試験は5問150分の構成で、特に微積分、場合の数と確率、整数、複素数平面が頻出分野です。特に、現行カリキュラムで再登場した複素数平面は、難易度が高く、受験生の対策が薄くなりがちです。

九州大学の理系数学は難易度が高いことで知られていますが、すべてが難問というわけではありません。試験問題の約7割は標準的な問題です。この標準問題を確実に得点することが合格への鍵となります。

特に複素数平面に関しては、2005年以前の過去問に多く出題されているため、これらを活用することが有効です。複素数平面の問題を集中的に練習することで、難易度の高い問題にも対応できる力を身につけましょう。

九州大学の国語試験は時間との戦いです。試験は大問4問で構成されており、1問目と2問目が現代文、3問目が古文、4問目が漢文です。配点は現代文がそれぞれ60点、古文と漢文がそれぞれ40点となっています。現代文は2問とも評論で、傍線部の理由説明や内容説明問題が中心です。字数制限のある記述問題は少なく、字数無制限の記述が特徴的です。また、漢字の書き取り問題が出題されることもあります。

例えば、「唐の時代に活躍した人物を選べ」というように、中国史の知識が必要です。答えとなる人物は文筆家に限らず政治家や武将の場合もあるため、文学史だけでなく中国史の学習も必須です。特に唐宋八大家は全員覚えておくことが望ましいです。

また、九州大学は毎年入試問題の模範解答を発表しています。これを見て、大学側が受験生に求める記述量や記述レベルを把握するのが良いです。模範解答は簡潔で要点を押さえているので、大変参考になります。理由説明や内容説明問題は入試現代文でよく見られる問題なので、過去問や市販の問題集を使って練習すると次第に慣れてくるでしょう。

さらに、文学史の学習も欠かせません。日本史や倫理政治経済を選択している受験生は、二次試験のために世界史選択の友人から授業プリントを借りて学習するのも一つの方法です。また、文学史の対策本も多く出回っているので、これらを参考にするのも良いでしょう。記号問題を落とすのはもったいないので、しっかりと対策を行いましょう。

九州大学の物理試験は、大問3題構成で、毎年力学と電磁気が出題されます。残りの1題は、熱力学、波動、原子分野のいずれかから出題されます。特筆すべきは設問数の多さであり、スピードが求められる試験です。前半は基本的な問題が多い一方、後半にはやや難解な問題が含まれています。特に物理を得点源にする受験生は、前半を迅速に解答し、後半の難問に十分な時間を割くことが重要です。

九州大学の物理試験は、オーソドックスな典型問題を少しひねった形で出題してきます。物理の本質を理解している受験生と、そうでない受験生との差が顕著に表れる試験です。

次に、演習量を増やし、様々なパターンの問題に取り組むことで、公式の運用能力を高めます。多くの問題を解くことで、同じような問題に対する対応力がつき、試験本番でのスピードアップにつながります。特に、過去問を繰り返し解くことは、出題傾向を把握し、実践力を養うのに効果的です。

結論として、九州大学の物理試験では、設問数が多くスピードが求められるため、基本問題を迅速に解き、難問に時間を確保することが重要です。公式の深い理解と多くの演習を通じて運用能力を高め、試験本番に備えましょう。

九州大学の化学試験は、大問5題で構成されており、3題が理論化学と無機化学、2題が有機化学と高分子化学です。ただし、2021年度の入試では例外的に大問4題で出題されました。化学の試験では、理解度の差が大きく影響するため、しっかりとした準備が求められます。

得点しやすいのは無機化学、有機化学、高分子化学の分野です。したがって、これらの3分野を中心に勉強を進めることが効果的です。無機化学や有機化学では、基本的な事項を確実に理解し、暗記することが重要です。高分子化学に関しても、基本的な知識をしっかりと押さえておきましょう。

他の受験生と大きく差がつくのは、標準問題の完成度です。例えば、構造式や反応式のミス、答え方のミス、計算ミスなどが大きな差につながります。これらのミスを減らすためには、意識的に注意して問題に取り組むことが重要です。特に計算問題では、ミスを防ぐために、何度も練習を重ねましょう。

九州大学では、2020年から医学部と歯学部で面接が導入されました。このため、まだ大きな傾向はつかめていませんが、この2年間では共通する質問がいくつか見られます。

まず、志望理由を明確にしておくことが重要です。医師志望理由や九州大学志望理由、長所と短所を具体的に整理し、それをどのように医師として生かすかをしっかりと考えておきましょう。高校での印象的な経験や医師という職業に対する不安や怖さについても、自分の言葉で具体的に表現できるように準備しておくことが大切です。

さらに、志望理由書は記入に時間がかかるため、共通テストの実施前に書き終えておくことが望ましいです。早めに準備を始めることで、余裕を持って内容を見直し、より良い志望理由書を作成することができます。