
「MARCHくらいなら普通にいけるでしょ」と言われますが、実際の偏差値や倍率がいくつなのか、調べても大学ごとにバラバラで結局よく分かりません。














先に結論をまとめます。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)5大学の偏差値は52.5〜67.5、共通テスト得点率は70%〜89%で、この中に15〜19ポイントの差があります。2026年度一般選抜の実質倍率は明治4.1倍・青山学院4.6倍・立教5.1倍・法政5.7倍(中央大学は受験者数非公表のため参考の志願倍率4.4倍)でした。「MARCHはだいたい偏差値60」という感覚は、この差を無視した一括りの見方です。この記事では5大学それぞれの学部別データ、大学間の序列、そして「いけると思ってしまう」理由の順に整理します。
MARCHという括りは、規模や知名度が近い5つの私立大学をまとめた呼び方で、大学が公式に定めた難易度の等級ではありません。したがって「MARCHの偏差値」という単一の数字は存在せず、大学ごと・学部ごとに具体的な偏差値と倍率を確認する必要があります。本稿は大学受験パスナビ掲載の河合塾データと、各大学が公表した2026年度一般選抜の入試結果だけを用い、確認できない数値は書きません。
目次
- MARCH5大学の偏差値・倍率【一覧で見る結論】
- 明治大学の偏差値・倍率【57.5〜67.5、学部で最大11.4ポイント差】
- 青山学院大学の偏差値・倍率【52.5〜65.0、理工と経済で倍率が2倍以上違う】
- 立教大学の偏差値・倍率【57.5〜65.0、経営学部が倍率7.4倍で最難】
- 中央大学の偏差値・倍率【52.5〜62.5、実質倍率は公式に算出できない】
- 法政大学の偏差値・倍率【52.5〜65.0、倍率はMARCHで最大5.7倍】
- MARCH内の序列を偏差値と倍率の二軸で見る
- 「MARCHくらいいける」と思ってしまう理由
- MARCH合格へ向けた対策の考え方【方式別に計画を分ける】
- MARCHは「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|MARCHは一括りにせず大学・学部単位の数字で対策する
- よくある質問
MARCH5大学の偏差値・倍率【一覧で見る結論】
| 大学 | 偏差値帯(全学部) | 共テ得点率帯 | 2026年度倍率 | 倍率の種類 |
|---|---|---|---|---|
| 明治大学 | 57.5〜67.5 | 77%〜87% | 4.1倍 | 実質倍率 |
| 青山学院大学 | 52.5〜65.0 | 73%〜87% | 4.6倍 | 実質倍率 |
| 立教大学 | 57.5〜65.0 | 74%〜89% | 5.1倍 | 実質倍率 |
| 中央大学 | 52.5〜62.5 | 75%〜88% | 4.4倍 | 志願倍率 |
| 法政大学 | 52.5〜65.0 | 70%〜86% | 5.7倍 | 実質倍率 |
出典: 大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データ(第2回全統共通テスト模試ベース、更新日2026-09-09、明治大学 https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/3120/difficulty/ ほか4大学同形式)。倍率は各大学公式サイトが公表した2026年度一般選抜結果(明治大学https://www.meiji.ac.jp/exam/information/data/6t5h7p000001himy-att/2026nyushidata.pdf ほか4大学同形式)。
表の中で最も注意すべきは「倍率の種類」の列です。明治・青山学院・立教・法政の4大学は受験者数が公表されているため、受験者を合格者で割った実質倍率を出せます。一方、中央大学は大学入学共通テスト単独方式に受験者数の欄がなく、学部単位・大学単位のどちらでも実質倍率を算出できません。中央大学の4.4倍は志願者を合格者で割った志願倍率であり、他の4大学の実質倍率より低く出やすい別の指標です。単純に数字だけを並べて「中央が一番易しい」と読むと誤ります。














偏差値も倍率も大学によって結構バラバラですね。どれを見て「厳しさ」を判断すればいいですか?














偏差値は「学部の相対的な位置」、倍率は「その年に受験した人の中でどれだけ選ばれるか」を示す、別の情報です。どちらか一方だけでは判断できません。まずは自分が受けたい大学・学部の偏差値帯と倍率を両方確認し、そのうえで科目別の対策に落とし込む、という順番で見てください。
5大学一覧を確認する → 各大学の学部別データを見る → MARCH内の序列を二軸で把握する → 「いけると思ってしまう」理由を知る → 対策の考え方へ落とす、という順に読むと、一括りだった「MARCH」が大学ごと・学部ごとの具体的な数字に変わります。
明治大学の偏差値・倍率【57.5〜67.5、学部で最大11.4ポイント差】
明治大学の偏差値は57.5〜67.5で、MARCH5大学の中で上限が最も高い大学です。学部別では経営学部が62.5〜67.5と最も高く、理工学部・総合数理学部が57.5〜62.5と最も低くなっています。2026年度一般選抜の実質倍率は大学全体で4.1倍(志願115,012人・受験107,670人・合格26,272人)でした。学部別では国際日本学部が5.3倍と最も高く、政治経済学部が3.6倍と最も低く、同じ明治大学の中でも倍率に1.7倍の差があります。
| 学部 | 偏差値帯 | 共テ得点率帯 | 2026年度実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 60.0〜62.5 | 80%〜85% | 3.7倍 |
| 商学部 | 62.5 | 81%〜82% | 4.9倍 |
| 政治経済学部 | 60.0〜62.5 | 79%〜85% | 3.6倍 |
| 文学部 | 60.0〜62.5 | 81%〜87% | 4.4倍 |
| 経営学部 | 62.5〜67.5 | 82%〜85% | 4.8倍 |
| 情報コミュニケーション学部 | 60.0〜62.5 | 83%〜84% | 5.2倍 |
| 国際日本学部 | 60.0〜65.0 | 80%〜85% | 5.3倍 |
| 理工学部 | 57.5〜62.5 | 77%〜83% | 3.1倍 |
| 農学部 | 60.0〜62.5 | 79%〜82% | 4.5倍 |
| 総合数理学部 | 57.5〜62.5 | 77%〜80% | 4.1倍 |
📚 用語解説
全学部統一方式:同じ試験日に全学部が共通の問題で実施する入試方式。明治大学ではこの方式に加え、学部別入試、大学入学共通テスト利用入試を学部単位で合算した数値が公式入試結果として公表されている。方式ごとに配点や難易度感が異なるため、学部単位の合算値と方式別の数値を混同しない。














経営学部の倍率4.8倍と国際日本学部の倍率5.3倍、どちらも高いですね。偏差値が高い学部ほど倍率も高くなるのでしょうか?














必ずしも一致しません。政治経済学部は偏差値60.0〜62.5と経営学部に近いのに倍率は3.6倍と低めです。逆に国際日本学部は偏差値帯が経営学部より低いのに倍率は5.3倍と最も高い。偏差値だけで倍率を予想せず、両方を学部別に確認する必要があります。
「明治は偏差値62くらい」とひとまとめにせず、志望学部の偏差値帯・共テ得点率帯・実質倍率を3つセットで記録してください。学部間の差が最大で偏差値10ポイント、倍率1.7倍あります。
青山学院大学の偏差値・倍率【52.5〜65.0、理工と経済で倍率が2倍以上違う】
青山学院大学の偏差値は52.5〜65.0で、MARCH5大学の中では法政大学と並んで下限が低い側にあります。学部別では文学部・国際政治経済学部が57.5〜65.0の帯で最も高く、理工学部が52.5〜60.0と最も低くなっています。2026年度一般選抜の実質倍率は大学全体で4.6倍(志願54,444人・受験50,180人・合格10,958人)でした。ただし公式PDFの脚注により、一部学部の合格者数には補欠繰上を含む数値が混在しているため、正規合格のみで数えた場合の倍率はこの4.6倍よりわずかに高くなる可能性があります。
| 学部 | 偏差値帯 | 共テ得点率帯 | 2026年度実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 57.5〜65.0 | 77%〜87% | 4.2倍 |
| 教育人間科学部 | 60.0 | 80%〜85% | 4.8倍 |
| 経済学部 | 60.0〜62.5 | 81%〜83% | 7.3倍 |
| 法学部 | 60.0〜62.5 | 77%〜83% | 4.9倍 |
| 経営学部 | 60.0 | 73%〜85% | 4.4倍 |
| 国際政治経済学部 | 60.0〜65.0 | 81%〜86% | 4.0倍 |
| 総合文化政策学部 | 60.0 | 80%〜85% | 5.6倍 |
| 理工学部 | 52.5〜60.0 | 77%〜85% | 3.5倍 |
| 社会情報学部 | 57.5〜60.0 | 78%〜83% | 5.5倍 |
| 地球社会共生学部 | 57.5 | 81%〜82% | 4.1倍 |
| コミュニティ人間科学部 | 57.5 | 74%〜78% | 3.8倍 |
📚 用語解説
共通テスト利用方式:大学入学共通テストの得点だけ、または共通テストと大学独自試験を組み合わせて選抜する方式。青山学院大学の公式入試結果は、一般選抜(全学部日程・個別学部日程)と共通テスト利用方式を学部単位で合算しているため、方式別の難易度差は原典PDFで別途確認する必要がある。














経済学部の偏差値は60.0〜62.5で理工学部の52.5〜60.0とそこまで差がないのに、倍率は7.3倍と3.5倍で2倍以上違うのですね。














そうです。偏差値の差が小さくても、倍率は大きく違うことがあります。倍率は偏差値だけでなくその年の志望者数にも左右されるので、経済学部のように人気が集中すると倍率だけが跳ね上がることがあります。志望学部を決めるときは、偏差値と倍率を別々に、両方確認してください。
公式PDFの脚注により、総合文化政策学部など一部学部の合格者数には※印の補欠繰上を含む数値が混在している。したがって学部合計の実質倍率4.6倍は、正規合格のみで数えた場合より低めに出ている可能性がある。
立教大学の偏差値・倍率【57.5〜65.0、経営学部が倍率7.4倍で最難】
立教大学の偏差値は57.5〜65.0で、明治大学と同様に下限がMARCH内で高い側にあります。学部別では異文化コミュニケーション学部が65.0と最も高く、理学部・コミュニティ福祉学部・スポーツウエルネス学部が57.5と最も低くなっています。2026年度一般選抜の実質倍率は大学全体で5.1倍(志願43,052人・受験40,823人・合格8,072人)でした。学部別では経営学部が7.4倍と最も高く、理学部が3.8倍と最も低く、大学全体の平均5.1倍を挟んで大きな差があります。
| 学部 | 偏差値帯 | 共テ得点率帯 | 2026年度実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 57.5〜62.5 | 77%〜85% | 5.9倍 |
| 異文化コミュニケーション学部 | 65.0 | 82%〜87% | 6.6倍 |
| 経済学部 | 57.5〜60.0 | 80%〜84% | 4.5倍 |
| 経営学部 | 62.5 | 86%〜89% | 7.4倍 |
| 理学部 | 57.5 | 74%〜81% | 3.8倍 |
| 環境学部 | 60.0 | 77%〜82% | 5.7倍 |
| 社会学部 | 60.0〜62.5 | 80%〜86% | 5.5倍 |
| 法学部 | 60.0〜62.5 | 78%〜83% | 4.0倍 |
| 観光学部 | 57.5〜60.0 | 77%〜82% | 5.0倍 |
| コミュニティ福祉学部 | 57.5 | 74%〜84% | 4.4倍 |
| 現代心理学部 | 60.0〜62.5 | 76%〜85% | 4.9倍 |
| スポーツウエルネス学部 | 57.5 | 76%〜82% | 6.1倍 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。志願しても受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なる。立教大学の公式入試結果は日程別の数値も公表しているため、本稿では学部単位の合算値(全学計に2月11日文学部日程を加算した値)を使う。














経営学部の共テ得点率が86%〜89%というのは、MARCH全体の中でもかなり高い方ですか?














MARCH5大学全体の共テ得点率帯は70%〜89%なので、立教大学経営学部の86%〜89%はその上限に近い位置です。倍率7.4倍という数字とも整合しており、立教大学の中で最も準備の負荷が高い学部の一つと言えます。
理学部3.8倍から経営学部7.4倍まで、同じ大学の中で倍率が約2倍違う。「立教はだいたい倍率5倍」という平均値だけで志望学部を判断しないこと。
中央大学の偏差値・倍率【52.5〜62.5、実質倍率は公式に算出できない】
中央大学の偏差値は52.5〜62.5で、MARCH5大学の中で上限が最も低くなっています。学部別では法学部・商学部・総合政策学部が57.5〜62.5と最も高く、文学部が52.5〜60.0と最も低くなっています。ここで注意が必要なのは倍率です。中央大学の公式入試結果PDFは、5学部共通・学部別一般・英語外部試験利用・共通テスト併用・共通テスト単独の5方式を学部単位で合算していますが、共通テスト単独方式には受験者数の欄がありません。そのため中央大学だけは、学部単位・大学単位のどちらでも受験者数を合計できず、実質倍率(受験者÷合格者)を算出できません。
| 学部 | 偏差値帯 | 共テ得点率帯 | 志願者数 | 合格者数 | 参考:志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 57.5〜62.5 | 79%〜88% | 15,428人 | 4,420人 | 3.5倍 |
| 経済学部 | 57.5 | 80%〜83% | 10,648人 | 2,229人 | 4.8倍 |
| 商学部 | 57.5〜62.5 | 75%〜84% | 8,628人 | 1,961人 | 4.4倍 |
| 基幹理工学部 | 55.0〜60.0 | 78%〜81% | 6,550人 | 1,249人 | 5.2倍 |
| 社会理工学部 | 55.0〜60.0 | 78%〜82% | 3,969人 | 699人 | 5.7倍 |
| 先進理工学部 | 57.5〜60.0 | 79%〜84% | 8,010人 | 1,259人 | 6.4倍 |
| 文学部 | 52.5〜60.0 | 78%〜84% | 11,124人 | 3,028人 | 3.7倍 |
| 総合政策学部 | 57.5〜62.5 | 79%〜83% | 3,569人 | 793人 | 4.5倍 |
| 国際経営学部 | 60.0 | 78%〜84% | 2,709人 | 661人 | 4.1倍 |
| 国際情報学部 | 57.5〜60.0 | 78%〜83% | 2,728人 | 514人 | 5.3倍 |
「参考:志願倍率」は志願者数を合格者数で割った値で、実際に受験した人数を反映していません。出願後に受験しなかった人が一定数含まれる分、この志願倍率は実際の競争率よりやや高く出る傾向があります。中央大学を他の4大学と比べるときは、この定義の違いを踏まえたうえで、偏差値帯と共テ得点率帯を主な比較材料にしてください。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を合格者数で割った値。出願したが受験しなかった人を含むため、実際に受験した人数を合格者数で割る実質倍率より高めに出やすい。中央大学は公式PDFに受験者数の欄がない方式を含むため、本稿では志願倍率を参考値として扱う。














倍率が算出できないなら、中央大学の「きつさ」はどう判断すればいいですか?














倍率に頼らず、偏差値帯と共テ得点率帯で見てください。中央大学は上限62.5と5大学の中で最も低いものの、法学部・商学部・総合政策学部は共テ得点率が最大88%まで求められる学部もあります。「倍率が出ない=易しい」ではない点に注意してください。
中央大学の4.4倍(全体)・3.5倍(法学部)は志願倍率であり、明治・青山学院・立教・法政の実質倍率とは定義が異なる。同じ表に並べる場合も、必ず倍率の種類を明記すること。
法政大学の偏差値・倍率【52.5〜65.0、倍率はMARCHで最大5.7倍】
法政大学の偏差値は52.5〜65.0で、青山学院大学と同じ範囲にあります。学部別では社会学部が55.0〜65.0と最も高く、理工学部・生命科学部が52.5〜60.0と最も低くなっています。2026年度一般選抜の実質倍率は大学全体で5.7倍(志願111,240人・受験106,013人・合格18,654人)と、MARCH5大学の中で最も高い数値です。学部別では国際文化学部が8.7倍と最も高く、理工学部が4.5倍と最も低くなっています。
| 学部 | 偏差値帯 | 共テ得点率帯 | 2026年度実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 57.5〜62.5 | 73%〜84% | 6.3倍 |
| 文学部 | 55.0〜62.5 | 74%〜86% | 4.5倍 |
| 経済学部 | 55.0〜60.0 | 71%〜79% | 4.6倍 |
| 社会学部 | 55.0〜65.0 | 72%〜82% | 5.6倍 |
| 経営学部 | 57.5〜62.5 | 75%〜83% | 6.1倍 |
| 国際文化学部 | 60.0〜62.5 | 85% | 8.7倍 |
| 人間環境学部 | 57.5〜60.0 | 74%〜83% | 7.5倍 |
| 現代福祉学部 | 52.5〜60.0 | 70%〜82% | 6.8倍 |
| キャリアデザイン学部 | 57.5〜60.0 | 73%〜81% | 7.4倍 |
| グローバル教養学部 | 60.0 | 79%〜86% | 7.7倍 |
| スポーツ健康学部 | 55.0〜57.5 | 73%〜80% | 6.0倍 |
| 情報科学部 | 55.0〜57.5 | 77%〜80% | 5.7倍 |
| デザイン工学部 | 57.5〜60.0 | 74%〜84% | 7.4倍 |
| 理工学部 | 52.5〜57.5 | 71%〜76% | 4.5倍 |
| 生命科学部 | 52.5〜60.0 | 70%〜75% | 5.9倍 |
📚 用語解説
学部別方式(個別日程):学部ごとに問題・配点・実施日を設定する入試方式。法政大学の公式入試結果はT日程・英語外部試験利用入試・A方式・共通テスト利用B/C方式を学部単位で合算しているため、方式ごとの倍率は公式PDF原典を確認する必要がある。














国際文化学部は偏差値60.0〜62.5と極端に高くはないのに、倍率が8.7倍というのは驚きです。














国際文化学部は共テ得点率が85%と5大学の中でも高い部類に入りますが、それだけでは8.7倍を説明しきれません。志願3,578人に対して合格者はわずか387人と規模が小さく、少人数の選抜であることも倍率を押し上げています。偏差値・得点率・倍率を1つずつ確認する重要性がここでも表れています。
国際文化学部(倍率8.7倍・偏差値60.0〜62.5)と社会学部(偏差値55.0〜65.0・倍率5.6倍)を比べると、倍率の高さと偏差値の高さは別の軸で動く。志望学部の両方を必ず確認する。
MARCH内の序列を偏差値と倍率の二軸で見る
5大学の偏差値上限だけを比べると、明治大学(67.5)が最も高く、中央大学(62.5)が最も低いという序列になります。しかし倍率で見ると、法政大学(5.7倍)が最も高く、明治大学(4.1倍)が最も低いという、偏差値の序列とは逆転した結果になります。「偏差値が高い大学ほど倍率も高い」という単純な関係は成り立ちません。
| 大学 | 偏差値上限 | 倍率 | 倍率の種類 |
|---|---|---|---|
| 明治大学 | 67.5 | 4.1倍 | 実質倍率 |
| 青山学院大学 | 65.0 | 4.6倍 | 実質倍率 |
| 立教大学 | 65.0 | 5.1倍 | 実質倍率 |
| 中央大学 | 62.5 | 4.4倍 | 志願倍率 |
| 法政大学 | 65.0 | 5.7倍 | 実質倍率 |
- 明治: 偏差値67.5・倍率4.1倍
- 法政: 偏差値65.0・倍率5.7倍














偏差値だけ見ると明治大学が一番厳しそうですが、倍率だけ見ると法政大学が一番厳しい。どちらを信じればいいのでしょうか?














どちらも正しい情報で、答える疑問が違います。偏差値は「合格者の学力水準がどのくらいか」、倍率は「その年の競争がどれだけ激しいか」を示します。志望校を決めるときはこの二つを別々に確認し、自分がどちらの負荷に耐える準備ができているかで判断してください。
「MARCHくらいいける」と思ってしまう理由
MARCH5大学の偏差値は52.5〜67.5、共テ得点率は70%〜89%という幅があります。しかし検索や会話の中で語られる「MARCH」は、しばしばこの幅を無視して「偏差値60前後」という単一のイメージに圧縮されます。実際には、法政大学理工学部(偏差値52.5〜57.5・得点率70%〜76%)と立教大学経営学部(偏差値62.5・得点率86%〜89%)では、共テ得点率だけで19ポイントの差があり、「MARCHの学部ならどこも同じくらい」という前提そのものが誤っています。
- 学部名だけで判断する: 同じ大学内でも学部間に倍率2倍前後の差がある(青山学院・立教で実測)
📚 用語解説
偏差値帯:大学受験パスナビが学部単位で示す偏差値の範囲。学科・入試方式によって数値が変わるため、単一の数値ではなく範囲(帯)で示される。本稿では学部単位の範囲をそのまま使い、学科・方式別の主要な数値は各大学のセクションで個別に示す。














「MARCHくらいいける」という感覚は、結局どこがずれていたのでしょうか?














大学名の知名度と、学部ごとの実際の偏差値・得点率・倍率を混同していた点です。同じMARCHでも明治大学経営学部(偏差値62.5〜67.5)と中央大学文学部(偏差値52.5〜60.0)では10ポイント以上の差があります。「MARCHだから」ではなく、「その大学のその学部だから」何が必要かを見る必要があります。
MARCHという括りではなく、志望する大学・学部単位で偏差値帯・共テ得点率帯・倍率の3点を記録する。3点がすべて分かれば、「あと何点で届くか」という具体的な学習計画に変換できる。
MARCH合格へ向けた対策の考え方【方式別に計画を分ける】
MARCH5大学の入試は、学部別方式(個別日程)、全学部統一方式、共通テスト利用方式が学部単位で合算されて公表されています。この3方式は問題の形式も対策の時期も異なるため、「MARCH対策」を一つの勉強法でまとめることはできません。共通テスト利用方式では共通テストの得点率がそのまま合否を左右し、学部別方式・全学部統一方式では大学独自の記述・論述への対応力が問われます。
| 方式 | 合否を決める主な要素 | 準備の時期の目安 |
|---|---|---|
| 共通テスト利用方式 | 共通テストの得点率(本稿の得点率帯70%〜89%が目安) | 共通テスト本番まで(1月) |
| 全学部統一方式 | 大学独自問題の総合力 | 共通テスト後から2月上旬 |
| 学部別方式(個別日程) | 志望学部特有の出題傾向への対応 | 共通テスト後から各学部の試験日まで |
📚 用語解説
共テ得点率:大学入学共通テストで得点した割合。大学受験パスナビでは学部・方式ごとに範囲(帯)で示される。本稿のMARCH全体の70%〜89%という幅は、この得点率帯の大学間・学部間の最小値と最大値を指す。














3つの方式を全部同時に対策するのは大変そうです。どれを優先すればいいですか?














優先順位は「まず共通テスト」です。共通テスト利用方式はもちろん、全学部統一方式・学部別方式でも共通テストの結果は多くの場合出願条件や判定の一部に関わります。共通テストの得点率を得点率帯の上限に近づけることを最初の目標にし、そのうえで学部別の過去問対策に時間を配分してください。
MARCHは「普通の対策」では受からない
結論から言います。MARCHを「普通の対策」で目指すのは危険です。5大学の共テ得点率帯は70%〜89%、実質倍率は明治4.1倍から法政5.7倍まであり、法政大学国際文化学部のように倍率8.7倍の学部もあります。必要なのは大学名の知名度に頼ることではなく、志望学部の偏差値帯・得点率帯・倍率という具体的な数字を、毎日の答案改善へ落とし込み、実行し続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、5大学・複数方式の優先順位が崩れやすい
独学でも各大学の公式入試結果や過去問は入手できます。しかし、共通テスト利用・全学部統一・学部別の3方式のどこを今日直すか、法政大学と立教大学のどちらの過去問に時間を割くかまで決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、学部別の答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に共テ得点率帯70%〜89%のどこを狙うか、志望学部の記述・論述で何を失点しているかまで毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、学部固有の出題傾向と自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、平均的なMARCH対策になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、明治大学理工学部志望で偏差値57.5〜62.5帯を狙う受験生と、法政大学国際文化学部志望で倍率8.7倍を突破したい受験生へ、同じ密度で対応することは困難です。大学・学部ごとに異なる数字を前提にした個別計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、方式別の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テスト利用・全学部統一・学部別の3方式をどう並行して進めたかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。
- 集団授業の大手予備校: 平均的な計画になり学部固有の弱点に届きにくい
- 鬼管理専門塾: 志望学部の数字に基づき1日単位で行動まで管理する














大学名や教材の種類より、志望学部の数字に基づいた実行と答案確認が続く仕組みを選ぶことが重要なのですね。














その通りです。MARCH5大学の偏差値帯・得点率帯・倍率は公式データと本稿で確認できます。差がつくのは、その数字を今日の問題数、復習、記述の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、MARCHを本気で狙うなら、大学名の知名度ではなく志望学部固有の数字を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、MARCH各大学・各学部の公式データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴をMARCH対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、MARCH志望向けには何が変わるのでしょうか?














志望大学・学部の共テ得点率帯・偏差値帯・倍率を確認し、共通テスト利用・全学部統一・学部別のどの方式を軸にするかを最初に決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。「MARCH向け」という一般論ではなく、志望する大学・学部と方式に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
MARCH各大学・各学部で必要な科目と方式(共テ利用/全学部統一/学部別)を整理し、学習を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じMARCH志望でも、偏差値帯70%台の得点率で足りる学部を目指す人と、経営学部のように80%台後半が必要な人では行動が違います。志望学部の公式データと現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テスト対策を後回しにせず、学部別・全学部統一の過去問対策と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
MARCH各学部で求められる読解・論理・記述・論述を答案から確認するには、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、MARCH志望に必要な共通テスト対策、学部別・全学部統一対策を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、MARCHのどの大学・学部を考えているか、共テ得点率のどこに不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、MARCHのどの大学・学部を軸にするか、共通テスト利用・全学部統一・学部別のどの方式から整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
MARCH志望学部の数字整理と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|MARCHは一括りにせず大学・学部単位の数字で対策する
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| MARCH5大学の偏差値 | 52.5〜67.5。明治大学が上限最高、中央大学が上限最低 |
| 共テ得点率 | 70%〜89%。学部間で19ポイントの差がある |
| 2026年度倍率 | 明治4.1倍・青山学院4.6倍・立教5.1倍・法政5.7倍(中央は志願倍率4.4倍) |
| 序列の逆転 | 偏差値の序列と倍率の序列は一致しない(明治は偏差値最高だが倍率最低) |
| 最初の行動 | 志望大学・学部の偏差値帯・得点率帯・倍率を3点セットで記録する |














「MARCHくらいいける」ではなく、大学ごと・学部ごとの偏差値帯・得点率帯・倍率を見た方が、次にすることが明確になりますね。














それがこの記事の結論です。MARCH5大学は偏差値52.5〜67.5、得点率70%〜89%、倍率4.1倍〜5.7倍という幅の中にあり、大学名だけでは難易度は決まりません。志望する大学・学部の3つの数字を確定し、共通テスト・学部別・全学部統一のどの方式を軸にするかを決め、答案の弱点を一つずつ直す。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な「いける・いけない」は具体的な計画になります。
MARCHを目指すときは、大学名の知名度や「だいたい偏差値60」という感覚だけで結論を出さないでください。偏差値・共テ得点率は大学受験パスナビ掲載の河合塾データ、入試結果は各大学公式PDFで、同じ年度・同じ選抜区分のものを確認し、自分の答案と照合します。そのうえで、毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 5大学の偏差値・倍率 | 一覧で見る結論 |
| 各大学の学部別データ | 明治・青山学院・立教・中央・法政の各章 |
| MARCH内の序列 | 偏差値と倍率の二軸で見る章 |
| 「いける」と思う理由 | ギャップの正体の章 |
Q. MARCHの偏差値は結局いくつですか?
A. MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)5大学の偏差値は、大学受験パスナビ掲載の河合塾データで52.5〜67.5です。大学別では明治大学57.5〜67.5、青山学院大学52.5〜65.0、立教大学57.5〜65.0、中央大学52.5〜62.5、法政大学52.5〜65.0で、大学名だけでは学部ごとの偏差値は分かりません。志望学部単位で確認してください。
Q. MARCHの倍率は何倍くらいですか?
A. 2026年度一般選抜の実質倍率は、明治大学4.1倍、青山学院大学4.6倍、立教大学5.1倍、法政大学5.7倍でした。中央大学は共通テスト単独方式に受験者数の欄がなく実質倍率を算出できないため、参考として志願倍率4.4倍を示します。
Q. MARCHの中で一番難しいのはどこですか?
A. 「難しさ」の指標によって変わります。偏差値上限で見ると明治大学(67.5)が最も高く、倍率で見ると法政大学(5.7倍)が最も高くなります。両者の序列は一致しないため、志望する大学・学部の偏差値帯と倍率を両方確認する必要があります。
Q. 「MARCHくらいいける」という感覚はなぜ実際とズレるのですか?
A. MARCHという括りが、大学ごと・学部ごとの偏差値52.5〜67.5、共テ得点率70%〜89%、倍率4.1倍〜5.7倍という幅を「偏差値60前後・倍率5倍前後」に圧縮してしまうためです。同じ大学の中でも学部間で倍率が2倍前後違う例があり、大学名だけの判断は実態とズレます。
Q. 中央大学の倍率だけ数値が違うのはなぜですか?
A. 中央大学の公式入試結果PDFには、共通テスト単独方式に受験者数の欄がありません。そのため学部単位・大学単位のどちらでも実質倍率(受験者÷合格者)を算出できず、本稿では志願者数を合格者数で割った志願倍率を参考値として示しています。
Q. MARCH合格に向けて最初に何をすべきですか?
A. まず志望する大学・学部の偏差値帯・共テ得点率帯・倍率を確認し、共通テスト利用・全学部統一・学部別のどの方式を軸にするかを決めます。そのうえで共通テストの得点率を得点率帯の上限に近づけることを最初の目標にし、学部別の過去問対策へ時間を配分します。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





