明治大学の数学入試の3つの特色や戦略、効果的な学習方法や推奨テキストについて解説

始めに:明治大学の数学入試の3つの特色や戦略

オニ坊

明治大学専門塾【鬼管理明治大学塾】アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
「明治大学の数学入試の3つの特色や戦略、効果的な学習方法や推奨テキストについて解説」
というテーマで記事を書いていきます。

明治大学を志望するならかなり気になるテーマですよね。
明治大学第一志望は必ずチェック!最後までご覧ください!

明治大学の数学入試に関する基礎データ

明治大学の数学入試に関する基礎データ

最初に、明治大学の入試で出題される数学に関する基本情報を把握してみましょう。

明治大学の数学入試
①出題範囲は?

明治大学の数学入試
①出題範囲は?

菅澤

明治大学において、数学の科目は、数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数列とベクトルを含む)から出題されることとなっています。

専攻や学部によって出題範囲は異なる一方で、総合数理学部や理工学部といった学部では、数学Ⅲおよび数学Cの受験が義務となっているため、これらの情報を事前にしっかりと理解しておくことが重要です。

明治大学の数学入試
②出題と解答形式について

明治大学の数学入試
②出題と解答形式について

菅澤

明治大学では、数学の試験は、選択式と記述式の双方の形式で行われます。

専攻や学部によって、選択式の問題が多いのは文系学部であり、一方で理系学部では記述式の問題が比較的多く出題される傾向があります。ただし、全学部が共通の統一入試の場合には、すべての問題が選択式で出題されます。

オニ坊

記述式の問題は、特に自分の意見を適切に表現したり、論理的な思考力を示す能力が問われます。部分的な解答にも得点が与えられることがある一方で、必要以上に情報を省いたり、逆に過剰に説明しすぎることは減点の対象となります。したがって、「どのように記述するか」に関する技術も習得しておくことが重要です。

明治大学の数学入試
③配点率

明治大学の数学入試
③配点率

菅澤

全学部共通の統一入試でも個別の学部ごとの一般入試でも、評価は100点満点で行われます。
学部の入試方法により、大問の数に違いがあるため、各問題ごとの得点比率も異なるですが、最終的にどれだけの得点を獲得できるかを意識しておくことが重要です。

明治大学の数学入試
④テストの所要時間と配分方法

明治大学の数学入試
④テストの所要時間と配分方法

菅澤

入試の時間や時間配分も、専攻や学部によって変わります。 全学部共通の統一入試の場合、3つの大問に60分間取り組むことになるため、各大問につき15分程度を考えて解答することが望ましいです。 残りの時間は、解答を見直すために使うのが効果的です。

明治大学の数学入試、特徴3選

明治大学の数学入試、特徴3選
菅澤

明治大学の数学の試験では、極めて難解な問題や非常に変わった問題はほとんど出題されることはありません。 基本的な概念や原則にしっかりとした理解があれば対処可能な問題が多いですが、出題の傾向に関しては必ず確認しておくべきです。

①単元横断型の問題が多い

①単元横断型の問題が多い

菅澤

問題解決には、複数の異なる概念や知識を組み合わせる必要があることがよくあります。 単一の知識領域に限定した練習だけでなく、異なる分野の知識を結びつけて活用する訓練にも意欲的に取り組むことが大切です。

②微積分は頻出単元のため注意

②微積分は頻出単元のため注意

菅澤

明治大学では、学問の分野に関わらず微積分が試験の中で重要なウェイトを占めています。 微積分は計算量が多いため、注意深く解き進める際に計算ミスには気をつけるべきです。 特に理系の学部では、幅広い科目を横断し、高度な難易度を持つ微積分の問題が出題されるケースが多いです。

③学部に合わせた対策が必須

③学部に合わせた対策が必須

菅澤

全学部共通の入試では、一般的な出題が多い傾向にありますが、各学部の専門的な入試では独自の特徴が見られます。 例えば、総合数理学部の入試では証明を求める問題が出題されることがあったり、農学部の場合は農化学の実際の応用に関連する数式問題が出題されることがあります。
これらの違いを理解するためにも、過去の問題集を活用して傾向を確認しておくことが大切です。

明治大学の数学入試、合格ラインは?

明治大学の数学入試、合格ラインは?
菅澤

学部ごとに、合格の最低基準は大きく変わることがあります。 平均的には50%から70%程度の点数で合格することが可能ですが、確実な合格を目指すのであれば70%以上を目指すことが良いでしょう。

明治大学の数学入試の難易度は?

明治大学の数学入試の難易度は?
菅澤

明治大学の数学試験は、基本的な参考書の内容から応用までがカバーされており、これを理解していれば問題ありません。 非常に難解な問題は出題されることは少ないため、特別な対策は不要です。
ただし、微積分の分野は他の分野と比べて難易度が高い傾向がありますので、早慶上智大学入試のレベルに近い問題にも取り組むことをおすすめします。

明治大学学部別の数学入試傾向を解説

明治大学の9学部の数学入試傾向を解説
菅澤

以下では、試験のスタイルや学部別の数学の特性について説明していきます。
もし受験を考えている学部がある場合は、これらの情報を確認してみることをおすすめします。

全学部統一入試

菅澤

全学部共通の入試では、すべての問題が選択式(マークシート形式)で出題されます。 学部ごとの専門的な入試と比べて内容は比較的易しい傾向にありますので、高得点を取るためには8割以上の正答も狙えるでしょう。
また、近年では微積分やベクトルの出題が確実なため、これらのトピックは必須の準備となります。

明治大学 文系学部

それでは、数学で受験可能な文系学部を順に見ていくことにしましょう。

明治大学 政治経済学部

明治大学 政治経済学部

菅澤

政治経済学部の数学試験においては、1時間の試験時間内に3つの大問に取り組むこととなります。 大問1と2は選択式(マークシート形式)で出題され、大問3は記述式となることが多いです。

難易度は高くないものの、計算過程がやや複雑な問題も存在するため、試験時間の適切な配分に留意することが必要です。特に、記述式の大問3に関しては、微積分の問題が頻繁に出題されることが多いです。

オニ坊

そのため、詳細な解答を記述する練習を行うことが重要です。

つまり、政治経済学部の数学試験では、計算の複雑さに気をつけながらも、記述形式の問題にも適切に対処できるように問題演習を通じて準備することが大切です。

明治大学 商学部

明治大学 商学部

菅澤

商学部の数学試験は、1時間の試験時間内に3つの大問に対処する必要があります。 最初の2つの大問は選択式の形式で出題され、3番目の大問は記述式となることが通例です。

この試験では、数学の出題範囲は均等に分散されており、広範な内容から問題が出されます。

オニ坊

しかしながら、他の学部と比べて、証明問題が出題される確率が高い傾向があります。 こういった証明問題は、通常記述式の大問3に出題されることが多く、従って、選択式問題だけでなく記述式の問題も対策することが重要です。

これにより、数学の試験では均一な配点を考えながら、広範である出題範囲を準備することが求められます。

明治大学 経営学部

明治大学 経営学部

菅澤

経営学部の数学の試験では、1時間の試験時間内に3つの大問に取り組むことが必要です。 大部分の問題は選択式(マークシート形式)で出題され、記述式の問題は2~3問に限られています。

出題される内容は数学の基本的な側面であり、数と確率、数列、ベクトル、そして微積分が中心です。難易度は、基礎学力がしっかりと身についていれば充分対処可能なレベルです。

オニ坊

しかしながら、一つの特徴として複数の単元を組み合わせた融合問題が多く出題されます。これにより、苦手な単元を放置せずに、全体的な理解を図ることが大切です。徹底的に範囲をカバーし、漏れなく習得する対策を取ることが賢明です。

明治大学 情報コミュニケーション学部

明治大学 情報コミュニケーション学部

菅澤

情報コミュニケーション学部の数学試験は、1時間の試験時間内に3つの大問に取り組むことになります。 最初の2つの大問は選択式(マークシート形式)での出題が多く、3番目の大問は記述式の形式になることがよくあります。

年度ごとに異なる出題傾向が見られるため、全範囲に亘って準備を行うことが重要です。特にこの学部は、試験内容を的確に予測することが難しいため、学習範囲を広くカバーすることが求められます。

オニ坊

そういった「ヤマ張り」が難しい側面もありますが、地道な学習を積み重ねることで確かな学力を築いていくことが大切です。

また、三角関数や面積に関連した問題が出題される場合、これらのトピックは配点が高くなることが多いです。そのため、応用問題にも対応できるようなレベルまで演習を重ねていくことが必要です。

明治大学 理系学部

次に数学で受験可能な理系学部を順に見ていきましょう。

明治大学 農学部

明治大学 農学部

菅澤

農学部の数学試験は、2つの科目で合計120分の試験時間内に6つの大問に取り組むことが求められます。 そのうち4つの大問が選択式(マークシート形式)での出題があり、残る2つの大問が記述式の問題となることが一般的です。

試験の内容を見てみると、数学Ⅱや数学Bの要素が強調されていますが、同時に数学Ⅰや数学Aの基礎的な知識も前提とされる問題が多数存在します。

オニ坊

このため、しっかりとした基礎学力が試験の成功には欠かせません。

また、微積分や図形、方程式に関する問題が出題される傾向が強いです。過去問を反復して解くことにより、これらの問題に対する適切なアプローチを身につけることが大切です。その過程で、定着した知識と対策が求められます。

明治大学 理工学部

明治大学 理工学部

菅澤

農学部の数学試験は、2つの科目で合計120分の試験時間内に6つの大問に取り組むことが求められます。 そのうち4つの大問が選択式(マークシート形式)での出題があり、残る2つの大問が記述式の問題となることが一般的です。

試験の内容を見てみると、数学Ⅱや数学Bの要素が強調されていますが、同時に数学Ⅰや数学Aの基礎的な知識も前提とされる問題が多数存在します。

オニ坊

このため、しっかりとした基礎学力が試験の成功には欠かせません。

また、微積分や図形、方程式に関する問題が出題される傾向が強いです。過去問を反復して解くことにより、これらの問題に対する適切なアプローチを身につけることが大切です。その過程で、定着した知識と対策が求められます。

明治大学 総合数理学部

明治大学 総合数理学部

菅澤

総合数理学部の数学の試験は、120分間の試験時間内に4つの大問に取り組むこととなります。 通常、すべての大問がマークシート形式で出題されることが多く、多くの問題に対して正確な計算力が要求されます。

この学部では、他の学部ではあまり出題されないような二次曲線や複素数平面などの単元が頻繁に出題されます。そのため、これらの専門的なトピックに対する準備が不可欠です。論理的なアプローチも重要であり、そのための対策も怠ることはできません。

オニ坊

さらに、注意すべき点として、年度によって大問数が変化することがあります。試験が始まったら、一度全体を確認し、適切な時間配分を心掛けることが求められます。これによって、試験全体を通してのパフォーマンスを最大化することができるでしょう。

明治大学数学入試のためのポイントを文系と理系ごとに解説

明治大学数学入試のためのポイントを文系と理系ごとに解説
菅澤

明治大学の数学科目において、文系学部と理系学部ではアプローチすべきポイントが異なります。 効果的な学習戦略を確立するためにも、この違いを理解しておくことが重要です。

明治大学 文系学部

まず、文系学部に焦点を当てて対策のポイントを紹介します。

明治大学 文系学部
①注意散漫なミスは致命的となるので、集中力を強化する必要がある

明治大学 文系学部
①注意散漫なミスは致命的となるので、集中力を強化する必要がある

菅澤

文系学部の数学科目では、基礎的な問題が主に出題されます。しかし、これらの問題においてケアレスミスが致命的な影響を及ぼすことがあります。実際、合格と不合格の差が1点という状況も考えられます。

そのため、問題文を正確に理解し、計算過程でのミスを徹底的に防ぐためには、集中力を高める努力が欠かせません。この集中力を養うことで、試験中のミスを最小限に抑えることができるでしょう。

明治大学 文系学部
②基本的な問題に対する理解を深めること

明治大学 文系学部
②基本的な問題に対する理解を深めること

菅澤

明治大学の文系学部において、数学の試験では高難易度の問題がほとんど出題されることはありません。 むしろ、基本的な内容や標準的なレベルの問題が多く出題される傾向があります。そのため、最初に基礎的な問題を確実に理解し、徹底的に練習することが大切です。

教科書や参考書の演習問題が解けるようになることが目標です。難解な問題に挑戦するよりも、まずは基本的な問題を反復して解くことで、基礎力を固めていくことが理想的です。これによって、試験に自信を持って臨むことができるでしょう。

明治大学 文系学部
③証明の問題対策を確実に実施すること

明治大学 文系学部
③証明の問題対策を確実に実施すること

菅澤

文学部の数学科目でも、証明問題が登場することがあります。試験内容としては、一部の問題が穴埋め形式のマークシートで出題されたり、完全に記述形式で解答を提供する必要がある問題も存在します。したがって、どちらの形式にも対応できるスキルが求められます。

初めに基礎的な問題から取り組み、その後大学入試の共通テストのレベルまで少しずつステップアップしていくことが重要です。こうした段階的なアプローチによって、問題の難易度に対応できる自信を築くことができるでしょう。

明治大学 理系学部

次に、理系学部に焦点を当てて対策のポイントを紹介します。

明治大学 理系学部
①多くの問題が記述方式であるため、表現能力の向上が求められる

明治大学 理系学部
①多くの問題が記述方式であるため、表現能力の向上が求められる

菅澤

文系学部においては、記述形式の問題が多く出題される傾向があります。解答だけでなく、その考え方や論理を明確かつ簡潔に表現する能力が求められます。そのため、表現力を向上させるための準備が重要です。

注意が必要なのは、採点時に特定の単語やキーワードが含まれていないと減点される場合があることです。したがって、模範解答を参考にしながら、的確な表現を磨いていくことがポイントです。記述対策においては、点数だけでなく、模範解答の言葉遣いや表現方法にも注目しながら学習を進めていくことが大切です。

明治大学 理系学部
②公式や定理は全て暗記しておく

明治大学 理系学部
②公式や定理は全て暗記しておく

菅澤

問題の難易度はそれほど高くありませんが、広範なトピックから基本的な知識が求められることが多いです。そのため、公式や定理などの重要な概念を確実に覚えておくことが肝要です。

特に記述形式の問題では、公式や定理を駆使して解法を正確に記述することが重要です。これにより、解答の正当性を客観的に示すことができます。さらに、計算や問題の見直しに充分な時間を取ることも大切です。

広範囲な知識を問われるため、問題に取り組む際には適切な時間配分を心がけ、基本的な公式や定理をバランスよく使いこなすことで、効果的な解答が可能となるでしょう。

明治大学 理系学部
③微積分に関しては、MARCH以上の難易度の課題にも取り組むことが推奨される

明治大学 理系学部
③微積分に関しては、MARCH以上の難易度の課題にも取り組むことが推奨される

菅澤

明治大学は、どの学部でも微積分がよく出題される重要なテーマです。特に理系学部ではこの傾向が強く、文系学部に比べて難易度が高いことが多いです。したがって、微積分への十分な対策が必要です。

難易度の高さに対処するためには、できるだけ高度な内容にも取り組んでみることがおすすめです。MARCH(早稲田大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学)といった難関大学の数学レベルにも挑戦してみることで、少し難しい問題にも慣れておくことが重要です。

オニ坊

しかし、極端な難問や奇抜なアプローチの問題が出題されることはほとんどありません。基本的な内容や計算問題に重点を置いています。同様に、慶應義塾大学の数学試験も基本的な力が求められることが多く、煩雑な計算問題が出題されることもあります。
したがって、このような大学の過去問を取り組むことで、自分の力を確認し、必要なスキルを磨くことができるでしょう。

明治大学の数学入試、高得点獲得方法は?

明治大学の数学入試、高得点獲得方法は?
菅澤

明治大学で数学の対策を進める際には、高得点を目指して事前に効果的な勉強戦略を構築することが重要です。 以下では、点数アップに繋がる基本的な力を重視した学習方法を提案しますので、是非参考にしてください。

①タイマーを活用して速度を重点とした練習を行う

①タイマーを活用して速度を重点とした練習を行う

菅澤

日常的にストップウォッチを活用し、限られた時間内で多くの問題に取り組むタイムアタックを実施してみましょう。 解くべき問題は、基本的な計算問題で問題ありません。 毎日同じレベルの計算問題を集中的に20~30問解き、解答に要した時間と正解率を記録しておくことが効果的です。

明治大学では基礎力が重視されるため、些細なミスが大きな影響を及ぼすことがあります。 また、学部によっては計算問題に時間を十分に割く余裕がない場合もあるため、後半の応用問題に時間を十分に確保できるよう、事前に準備を行いましょう。

オニ坊

このような取り組みによって、タイムマネジメントのスキルを向上させ、限られた時間内で効率的に問題に取り組む能力を養うことができます。基礎的な計算問題のスピードアップは、試験本番での余裕ある解答時間を確保するための一環となります。計算問題の迅速な対応力を養うことで、より高度な応用問題にも余裕をもって取り組むことができるようになります。

②異なる単元を組み合わせて知識を固定するための総合的な練習

②異なる単元を組み合わせて知識を固定するための総合的な練習

菅澤

明治大学の数学を克服するためには、幅広い範囲をカバーする学習が必要です。 まず、各単元ごとに基礎的な知識をしっかりと学ぶことが大切ですが、一定の基本力が確立されたら、単元の垣根を越えた複合的な問題にも取り組んでみましょう。

過去問は重要ですが、同様に参考書に含まれる総合問題も活用し、幅広い視点から問題にアプローチすることが効果的です。 さらに、特定の科目に特化した教材だけでなく、各科目を網羅する総合的な参考書を活用することで、多くの問題に取り組む機会を増やすことができます。

オニ坊

これにより、問題の幅広いアプローチ方法を学び、単元ごとの知識だけでなく、それらを組み合わせて応用する力を養うことができます。数学の知識やスキルは単一の単元だけでなく、異なる単元を組み合わせて解決策を見つける力も重要です。さまざまな問題に取り組むことで、試験での自信を築くための準備ができるでしょう。

③途中式の明快な記述を重要視した練習活動

③途中式の明快な記述を重要視した練習活動

菅澤

記述形式の対策を行う上で、解答の途中過程を明確に表現することが不可欠です。 解答スペース内に適切な量の記述を行うことができるかどうかがポイントであり、スペース不足や過剰な記述は問題となります。 途中式や計算過程を省略することなく、必要な情報を丁寧に記述することで、解答が正当性を持ち、採点者にもわかりやすいものとなります。

オニ坊

逆に、解答スペースがあまりにも余るような記述は不適切です。適切な量の文量を心がけることで、問題の要点を的確に示すことができます。模範解答や解説を通じて、どの部分を省略しても問題ないか、どの途中式が重要かを学び、効果的な記述を身につけることが重要です。

このように、記述形式の対策は適切なバランスを見極めることから始まります。途中式や計算過程を省かず、かつ過剰に長くならないようにすることで、解答が正確で理解しやすいものとなります。

明治大学数学、おすすめの参考書を3冊ご紹介

明治大学数学、おすすめの参考書を3冊ご紹介

以下では、明治大学の数学対策に適した参考書をご紹介します。 幅広いレベルの問題を網羅しており、基礎から応用までバランスよく取り上げています。自身の理解度や学習進度に合わせて選び、効果的な学習を進めてみてください。

①学研プラス『高校数学Ⅰをひとつひとつわかりやすく。パワーアップ版』(小島秀男)

①学研プラス『高校数学Ⅰをひとつひとつわかりやすく。パワーアップ版』(小島秀男)

菅澤

同じシリーズ内には、数学Aや数学Ⅱなどの複数の分冊も用意されています。 初歩的な内容から丁寧に解説されており、数学に苦手意識を持つ人にもオススメです。 図やイラストを多用した定理の説明は、抽象的な概念を理解しやすくする一助となるでしょう。

特に公式や定理を盲目的に使わず、その背後にある理論をしっかりと理解したい人にとっては適しています。 ただし、応用問題のカバーは少ないため、基本事項の確認に主に活用することをおすすめします。

②チャート研究所『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』(チャート研究所編纂)

②チャート研究所『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』(チャート研究所編纂)

菅澤

同じシリーズからは、数学ⅡBや数学Ⅲなどの追加の分冊も提供されています。 これらの分冊は主に大学受験の準備に役立てられており、一般的に「青チャート」と呼ばれて注目を集めています。 各分冊は難易度別にカテゴリ分けされており、段階的なアプローチで学習を進めることができます。

したがって、基礎レベルから徐々に応用レベルへと進化させたい人々にとって有益です。 解説ページは分かりやすく構成されており、演習問題ごとの解答もシンプルなものが多いです。 ただし、これらの問題は基礎力がしっかり身についた後に取り組むことが推奨されます。問題につまずいたり理解しきれない箇所があれば、解説ページに戻ることで学習をサポートできるので、そのようなサイクルを組み立てることが賢明です。

③河合出版『文系数学の良問プラチカ数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』(鳥山昌純)

③河合出版『文系数学の良問プラチカ数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』(鳥山昌純)

菅澤

同じシリーズからは、理系数学の厳選された問題集である「良問プラチカ」も提供されています。 この問題集は、大手予備校や河合塾の講師陣が執筆したもので、文系と理系それぞれの受験に必要な数学の内容を包括的に解説しています。 解答演習に取り組む前には、公式や定理を整理したページも用意されており、暗記作業をサポートします。

さらに、明治大学の数学対策に必要な微積分の問題が豊富に取り扱われているのも特徴です。 ただし、問題の難易度は比較的高い水準に設定されており、難関大学の合格を目指す際に活用されることが多いです。 MARCH大学やそれ以上の難関大学を目指す学生にも適したテキストであり、高得点を狙う上で頼りになる資料となるでしょう。 無理なく効果的に学ぶためには、基礎を確認し理解した後に取り組むことが大切です。

明治大学文系学部に進学する学生が数学試験を受けるのは?

明治大学文系学部に進学する学生が数学試験を受けるのは?
菅澤

明治大学の文系学部では、数学を受験できる学部は限定的ですが、この中で多くの学生が他の社会科目(地歴・公民・政経など)の受験を選択しています。

例えば、政治経済学部や商学部、経営学部、情報コミュニケーション学部など、これらの学部では入学後に数学の知識を必要とする場面が設けられています。 文系学生が数学の得意分野を持っていれば、周囲と比べて優位な立場を築くことができるでしょう。

オニ坊

さらに、これらの学部においては数学の受験を通じて、授業や学業全体においても有利なポジションを確立できます。 進学後の授業についていくためにも、数学の基礎力を確実に固めることは重要です。

受験時の努力が、将来の学業においても大きな利益をもたらす可能性があるため、3年後や4年後に向けての選択として、数学の受験を検討する価値は十分にあると言えます。

最後に:明治大学に合格をするには?

最後に:明治大学に合格をするには?
菅澤

ここまで明治大学の数学入試の特色や学習方法を見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が明治大学では必要です。

菅澤

そんな明治大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、明治大学専門塾【鬼管理明治大学塾】という塾を運営中。
もし少しでも「明治大学に合格したい」と考える受験生は共に明治大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
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気になる「明治大学第一志望の方」は下の画像をクリックしてください。

オニ坊

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本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke