長崎大学教育学部に受かるには？長崎大学のプロが最短合格方法解説【25年度入試】

英語

観点	情報
大問数	6
回答形式	記述式
時間	100分
満点	100/200/300点
全体を占める割合	11.1～50%

【特徴と傾向】

長崎大学教育学部の英語の試験について、その出題傾向と対策を以下にまとめます。

長崎大学の二次試験の英語は、多様な形式の設問が特徴的です。長文読解では、和訳や語句の記述、指示語の特定、英語での回答など、さまざまな設問が出題されます。また、自由英作文も頻繁に出題されるため、総合的な英語力が求められます。長文読解には小説や随筆も含まれるため、幅広いジャンルの文章に触れておくことが重要です。試験では長文が3題、語彙問題1題、自由英作文が2題出題されます。教育学部、環境科学部、工学部、医学部、歯学部、薬学部、水産学部、多文化社会学部と多くの学部が同じ問題を受けますが、多文化社会学部のみ若干の違いがあります。自由英作文は、年によって2題出題されることもあれば、1題が語彙問題になる場合もあります。全体として、長文3題、語彙問題1題、自由英作文2題の形式に照準を合わせておけば安心です。110分という時間内でこれだけの問題量を解く必要があるため、自由英作文をいかに速く書き上げるかが重要です。

【対策法】

長文読解の対策として、長崎大学の長文は量が多いものの、内容自体はそれほど難解ではありません。1文1文を丁寧に読み取る力を養い、多くの長文を読みながらスピードアップを図りましょう。文を正確に読むためには、文構造をしっかりと理解し、正確に訳せる力が必要です。まずは5文型を理解し、主語、述語、目的語、修飾語がどこにかかるかを素早く把握できるようにしましょう。この基礎を身につけることで、正確な英文読解が可能になります。最初のステップとして、ペンを使って英文に文構造をマークする練習を重ねましょう。精読ができるようになれば、長崎大学で頻出する和訳問題や指示語問題、日本語での回答も確実に対応できるようになります。

英作文の対策では、長崎大学の英語試験では英語で答える問題が多く、自由英作文も出題されるため、英文を書く力を徹底的に鍛える必要があります。まずは典型的な構文を含む英文を書けるように練習し、それから自分の考えを英語で表現できるようにしましょう。効率的な学習方法として、例文を暗記することが効果的です。構文だけを覚えるのではなく、例文全体を覚えることで、実際に使える英作文の力が身につきます。頻出の構文を含む例文を暗記し、自分の意見を英語で表現する練習を重ねましょう。日常生活の中で、日本語で考えたことを英語でどう表現するかを意識することも有効です。難しい内容はメモに記録し、寝る前にその日本語を英訳する習慣をつけることで、英作文の力が向上します。

語彙問題の対策として、長崎大学では語彙問題が出題されることがあります。英文の中の単語や熟語に下線が引かれ、同じ意味の語句を選ぶ問題です。この問題に対応するためには、英単語や熟語をしっかり覚えることが必要です。さらに、1語に対して複数の意味を覚えることが求められます。長崎大学の語彙問題は、ややマニアックな訳が問われることが多いため、複数の訳を覚える習慣をつけると良いでしょう。

自由英作文の対策では、長崎大学の自由英作文は150～200語程度と語数が多いのが特徴です。基本的には、問われた内容に対して理由を挙げながら自分の意見を述べる形式です。制限時間を考慮すると、自由英作文はできるだけ迅速に仕上げる必要があります。形式はほとんど同じなので、「主張とその理由」を書くためのテンプレートを用意し、テーマに応じて内容を埋めていく方法が効果的です。過去問を使って練習を重ね、スピーディに書けるように準備しましょう。

このように、長崎大学教育学部の英語試験に対しては、基礎知識の徹底と多様な形式の問題への対応力を養うために、継続的な学習と実践的な演習を行うことが重要です。

数学

観点	情報
大問数	8
回答形式	記述式
時間	120分
満点	100/300/400点
全体を占める割合	11.1～66.7％

【特徴と傾向】

長崎大学教育学部の数学の出題傾向と対策について詳しく説明します。

長崎大学教育学部の数学の試験では、以下のような内容が頻出です。微分法と積分法では関数の増減や極値、微分方程式の応用が問われます。数列に関しては、さまざまなパターンの問題が出題されます。ベクトル分野では平面ベクトルの内積や図形との関連問題が含まれます。三角関数では基本的な性質や加法定理とその応用が出題されます。指数関数と対数関数では基礎的な方程式が扱われ、微分法の応用として速度や加速度が問われます。さらに、積分法の応用として面積計算や数列との融合問題、複素数平面の応用問題も出題されます。試験時間は120分で、大問8つの中から指定された4つを選んで解答します。

試験では微分・積分が特に多く出題される傾向があります。次にベクトルや数列が頻出であり、図形を扱った問題も多いです。複合的な問題が多いため、幅広い範囲からの出題が予想されますが、場合の数や確率の分野はほとんど出題されません。証明問題や図示の問題も多く、標準的な難易度の問題が中心ですが、計算量が多いため、時間管理が重要です。

【対策法】

対策としては、まず教科書や基礎的な参考書を使って基礎を固めることが重要です。公式や定理を証明も含めて理解し、典型的な問題の解法を身につけることが大切です。場合の数や確率はあまり出題されないため、長崎大学教育学部を志望する場合は他の分野に集中するのが効率的です。ただし、他大学を受験する際に必要となる可能性もあるため、基本的な理解はしておくと良いでしょう。

次に、過去問を解いて実際の難易度や自分の実力を把握しましょう。簡単な部分が解けない場合は、再度基礎を固めることが必要です。問題集は実際の入試問題に近いものを選び、標準的で典型的な問題が載っているものを使うと良いです。多くの問題集を使うよりも、2〜3周できる分の問題集で十分です。解法の理解を優先し、わからない問題を長時間考え続けるのは避けましょう。

図示や計算力も重要です。自力で解く際には図示や計算を怠らないようにし、計算ミスを防ぐためにメモを取って確認する習慣をつけましょう。ベクトルや数列などと図形の問題が複合して出題されることが多いため、フリーハンドでの作図や読み取りにも慣れておきましょう。特に正多角形や正多面体の作図に習熟しておくことが必要です。

問題を解く際には時間を計り、実際の試験に近い環境で練習しましょう。30分前後で解答する訓練を積むと良いです。試験直前には、特に微分・積分の典型問題がスラスラ解けるか確認し、計算ミスが多くないかをチェックします。この範囲は他の大学でも頻出のため、志望校が確定していない場合でも演習する価値があります。余力があればベクトルや数列についても同様に復習してください。

このように、基礎知識を確実に身につけ、問題演習を通じて実践力を養うことが、長崎大学教育学部の数学試験に向けた効果的な対策となります。

国語

観点	情報
大問数	8
回答形式	記述式
時間	120分
満点	300点
全体を占める割合	37.5～100％

【特徴と傾向】

長崎大学教育学部の国語の試験について、その出題傾向と対策を以下にまとめます。

出題範囲は現代文、古文、漢文の3分野で、それぞれ1題ずつが大問として出題されます。試験時間は100分です。現代文は志賀泉の作品がよく取り上げられ、標準的な難易度です。古文は阿仏尼の作品が出題され、やや難易度が高めです。漢文は文海披沙の作品が主に出題され、標準的な難易度です。

現代文では、小説が出題される点が特徴的です。他の国公立大学と比べると、記述問題は少なく選択問題が多いです。小説を読み、記述できるように練習することが重要です。また、漢字の読み書きや接続詞の使い方も確実に習得しておきましょう。

古文と漢文においては、古文の文章が長めで、漢文の文章が短めに設定されています。記述問題（訳や説明）は少なく、文法などの知識を問う問題が多いです。また、文学史に関する問題も多く、時代背景や関連テーマについての知識を併せて身につける必要があります。過去問を活用して、どのような点が求められるのかを把握することが重要です。難易度自体はそれほど高くないものの、しっかりと学習していないと解答が難しい問題が多いです。

【対策法】

対策として、まず現代文では、小説を中心に読解力を高めることが必要です。具体的には、小説を読みながら内容を把握し、要約する練習を重ねることが効果的です。また、漢字の読み書きや接続詞の使い方についても練習し、正確に使えるようにしておきましょう。

古文と漢文に関しては、まず基本的な文法事項をしっかりと理解することが重要です。古文の助動詞や敬語、漢文の基本的な句法などを確実に覚え、問題に取り組む際に正確に使えるようにしましょう。また、文学史に関する知識も重要です。時代背景や著名な作品、作家についての知識を深め、文学史の問題に対応できるように準備を進めましょう。過去問を解きながら、出題傾向を把握し、どのような知識が問われるのかを理解することが重要です。

総じて、長崎大学教育学部の国語試験に対しては、基礎知識をしっかりと身につけ、出題形式に慣れるために過去問演習を重ねることが効果的です。各分野の特徴を理解し、それぞれの対策を計画的に進めることで、高得点を狙うことができるでしょう。

物理

観点	情報
大問数	4
回答形式	記述式
時間	80分
満点	300点
全体を占める割合	37.5％

【特徴と傾向】

長崎大学教育学部の物理の試験は、大問4題構成で、試験時間は80分です。以下に出題傾向と対策を詳述します。

まず、「力と運動」分野では、単振動が標準的な難易度で出題されます。「電気と磁気」分野では、電場や電位、電気力線、コンデンサーを含まない直流回路、半導体やダイオードなどが標準的な難易度で問われます。「波動」分野では、ドップラー効果や光の回折と干渉がやや難易度が高めの問題として出題されます。「熱」分野に関しては、気体の状態方程式やボイル・シャルルの法則、熱力学第1法則が標準的な問題として出題されます。また、「原子」分野では、放射線の性質や単位が問われます。

試験問題は図を多用した構成となっており、図を読み取りながら解答する能力が求められます。論述問題や図を描く問題も含まれるため、図示を含む問題に対する準備が重要です。問題数は多めですので、迅速かつ正確な解答が求められます。

【対策法】

対策としては、まず各分野の基礎をしっかりと固めることが重要です。教科書を用いて基本概念を理解し、それを応用できるように演習を重ねることが必要です。特に「力と運動」や「電気と磁気」、「波動」、「熱」の各分野については、標準的な問題を繰り返し解くことで基本的な解答力を養いましょう。

また、図を使った問題が多いため、図を正確に読み取り描く力を養うことも大切です。図示の問題では、物理現象の理解が求められるため、問題を解く際には常に図を描きながら考える習慣をつけましょう。

さらに、論述問題についても対策を行う必要があります。物理現象の説明や計算過程を明確に示す訓練を積むことが重要です。過去問を活用して、実際に出題される形式に慣れることも効果的です。

「波動」や「熱」、「原子」などの分野においては、やや難易度が高い問題も出題されるため、これらの分野についても重点的に学習する必要があります。特にドップラー効果や光の回折と干渉については、原理を理解し、具体的な問題を解いて応用力を高めましょう。

全体として、基礎知識の確実な理解と、図示や論述を含む問題に対する実践力を養うための継続的な学習が必要です。時間配分にも注意しながら、計画的に学習を進めることで、高得点を目指すことができるでしょう。

化学

観点	情報
大問数	5
回答形式	記述式
時間	120分
満点	300点
全体を占める割合	37.5％

【特徴と傾向】

長崎大学の化学の試験は記述式であり、前半の3問は無機化学と理論化学の分野から、後半の2問は有機化学の分野から出題されます。毎年、計算式や簡潔な論述を求める形式の問題が出題されるため、記述問題に慣れておくことが試験対策として非常に重要です。

【対策法】

長崎大学の化学の試験の難易度は、理論や計算問題については基礎から標準レベルの問題が中心です。有機化学分野も基礎レベルの問題が多く見られます。教科書の内容をしっかりと理解していれば解答できる問題が多いですが、知識をしっかり持っていることが必要です。特に気体や錯体の色に関する問題が頻出するため、高校の授業で行われる実験をしっかりと取り組むことが大切です。

さらに、石油や石炭などのエネルギー分野に関する知識も問われることがあるため、教科書を一通り読んでおくことが重要です。このように、基礎知識の理解とともに、実験に基づく知識をしっかりと身につけることが、長崎大学の化学の試験対策において不可欠です。

生物

観点	情報
大問数	6
回答形式	記述式
時間	120分
満点	300点
全体を占める割合	37.5％

【特徴と傾向】

長崎大学の入試問題は、毎年一定の傾向が見られ、問題量、難易度、頻出分野が安定しています。特に生物の出題傾向と対策について説明します。

過去の出題傾向を分析すると、「免疫・生体防御」、「光合成の反応」、「呼吸」、「生殖法」、「性と遺伝」、「植物の成長と運動（膨圧運動）」、「植物ホルモン」などの分野が標準的な難易度でよく出題されます。また、「生態系の多様性・平衡と保全」に関してはやや難しい問題が出題されることが多いです。

【対策法】

問題量は多く、特に生物は時間的に厳しい科目です。問題文が長く、図表の量も多いので、対策としては図表を描く練習を積むことが重要です。実験結果の読み取りができるかどうかが鍵となります。出題される知識は基礎的なものが多いですが、選択問題では「1つ選べ」や「すべて選べ」といった指示を見逃さないように注意が必要です。

このように、長崎大学の生物の試験では、基礎知識の徹底とともに図表を用いた問題への対応力を養うことが重要です。

面接

観点	情報
大問数	–
回答形式	–
時間	–
満点	100/150点
全体を占める割合	11.1～18.7%

【特徴と傾向】

応募書類や試験問題は時間をかけてじっくりと作成することができますが、面接ではリアルタイムでの対応が求められます。面接の場で質問を受けた後に考えてから返答すると、どうしても流暢に話すことが難しくなる場合があります。面接で自分の魅力を十分に伝えるためには、事前の準備が欠かせません。

【対策法】

人の第一印象は相手の記憶に残りやすく、その後の評価にも大きく影響します。そのため、面接の案内が届いたら、まずは身だしなみを整えるための準備を進めましょう。

また、志望動機や自己PR、また逆質問など、面接でよく聞かれる質問への回答例を見ていきましょう。ポイントを抑えた回答をすることで、自分自身をしっかりとアピールすることができます。