
名古屋市立大学の総合生命理学部を調べると、倍率が7倍と書いてあるサイトもあれば2倍と書いてあるサイトもあります。偏差値もばらばらです。どれが本当なのでしょうか?














先に結論を言います。名古屋市立大学が公表した2026年度一般選抜の総合生命理学部は、志願283人・受験124人・合格63人で、最終実質倍率は2.0倍です。7.1倍という数字は募集人員40人に対する志願倍率で、同じ入試の別の指標にすぎません。偏差値については、名古屋市立大学が公表する公式値は存在しません。さらに重要なのは、2027年度入試からこの学部が「理学部・理学科」へ変わり、これまで無かった前期日程が40人分新設されることです。この記事では、その3点を公式資料だけで順番に整理します。
総合生命理学部の情報が食い違って見えるのは、書き手が悪いというより、この学部の入試が他学部と構造からして違っていたためです。2026年度入試まで、総合生命理学部の一般選抜は後期日程しかありませんでした。後期日程は出願者に対して実際の受験者が大きく減る日程なので、志願倍率と実質倍率が3倍以上ずれます。どちらの数字も嘘ではなく、意味が違うだけです。そしてその構造が、2027年度入試から前期日程の新設によって根本的に変わります。本稿は名古屋市立大学の公式資料に載っていない偏差値・合格最低点を補わず、確認できる数字と、その数字から安全に言えることだけを書きます。
目次
- 名古屋市立大学総合生命理学部の倍率・偏差値への結論
- 総合生命理学部の倍率は実質2.0倍【2026年度の公式実数】
- 志願倍率7.1倍と実質倍率2.0倍が3倍以上ずれる理由
- 名古屋市立大学7学部の中で総合生命理学部はどこに位置するか
- 総合生命理学部の偏差値は?公式値がない前提での見方
- 2027年度入試から「理学部・理学科」へ|前期日程40人を新設
- 2027年度の配点|前期1,000点・後期1,150点で小論文は廃止
- 共通テストの必要科目と、市内・市外で10万円変わる入学料
- 総合生命理学部志望が2027年度入試でやるべき準備の順番
- 名古屋市立大学総合生命理学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|総合生命理学部は公式の倍率と配点から対策を組み立てる
- よくある質問
名古屋市立大学総合生命理学部の倍率・偏差値への結論
| 知りたいこと | 公式情報から言える結論 | 最初の行動 |
|---|---|---|
| 倍率 | 2026年度は志願283人・受験124人・合格63人で実質倍率2.0倍 | 志願倍率7.1倍と実質倍率2.0倍を区別してメモする |
| 偏差値 | 名古屋市立大学が公表する公式偏差値はない | 模試の数値は出典と時期をセットにし、答案と一緒に見る |
| 入試の形 | 2026年度入試まで一般選抜は後期日程のみ。2027年度入試から理学部・理学科へ改組 | 自分が受ける年度の選抜要項で日程と科目を確定する |
3つの疑問は別々に見えて、実際には1つの判断につながっています。倍率は「どれくらいの人数の中から選ばれるか」、偏差値は「今の自分の相対位置をどう見るか」、入試の形は「何を準備するか」を示す情報です。総合生命理学部の場合、この3つのうちいちばん見落とされやすいのが「入試の形」です。2026年度入試までは前期日程が存在せず、2027年度入試からは前期日程40人と後期日程40人の2本立てになります。ここを取り違えると、倍率も偏差値も別の年度の話を眺めていることになりかねません。














偏差値の数字がないと、難易度をどう測ればいいのか分かりません。倍率だけで判断できますか?














倍率だけでも足りません。だから公式の配点と科目を一緒に見ます。総合生命理学部の入試は数学と理科の配点が大きい設計で、そこが弱いまま偏差値の平均値だけを追っても意味がありません。公式に確認できる配点と、自分の答案。この2つを重ねるほうが、出願にも学習計画にも使える情報になります。
2026年度の実数を確認する → 志願倍率と実質倍率の差の理由を知る → 他学部と比べる → 偏差値の扱い方を決める → 2027年度の改組と配点を確認する → 学費と準備の順番へ落とす、という順に読むと、検索で集めた断片的な数字が1つの受験判断にまとまります。
総合生命理学部の倍率は実質2.0倍【2026年度の公式実数】
名古屋市立大学が公表した2026年度一般選抜の結果では、総合生命理学部は志願283人、受験124人、合格63人、最終実質倍率2.0倍でした。ここでの実質倍率は、出願した人ではなく実際に試験を受けた人を、追加合格を含む合格者で割った競争率です。志願283人と受験124人の間には159人の差があります。この差は誤差ではなく、後期日程という日程の性質から生まれる構造的なものです。したがって「283人の中から63人」と読むのは正確ではなく、「実際に会場へ来た124人の中から63人」が実態に近い読み方になります。
| 項目 | 2026年度 総合生命理学部 | 読み方 |
|---|---|---|
| 志願者数 | 283人 | 後期日程に出願した人数 |
| 受験者数 | 124人 | 実際に試験を受けた人数 |
| 合格者数 | 63人 | 当初合格者53人+追加合格者10人 |
| 最終実質倍率 | 2.0倍 | 受験者124人と合格者63人の関係を表す競争率 |
| 入学者数 | 42人 | 実際に入学した人数(男17人・女25人) |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人まで含む志願倍率とは意味が異なる。この記事では名古屋市立大学公式の「志願者数等調」に掲載された最終実質倍率2.0倍を使う。














志願283人という数字だけ見て身構えていましたが、受験したのは124人なのですね。














そこが総合生命理学部の数字を読むときの最大のポイントです。人気の大きさを見るなら志願者数、実際の競争を見るなら受験者数と実質倍率。ただし倍率は合否の原因ではなく結果です。あなたが動かせるのは指定科目の準備と本番の答案なので、数字で競争の規模を正しく把握したら、すぐ学習計画へ視線を戻してください。
この章のアクションは、検索結果から「倍率」だけを書き写すのをやめ、志願・受験・合格・入学の4つを同じ年度でセットにして記録することです。4つを並べておけば、人気の大きさと実際の競争を混同しなくなります。総合生命理学部は合格63人に対して入学42人で、合格辞退も21人出ています。合格者の数と入学者の数が一致しない学部だと知っておくと、募集人員と合格者数のずれにも驚かなくなります。
志願倍率7.1倍と実質倍率2.0倍が3倍以上ずれる理由
ネット上で総合生命理学部の倍率として「7.1倍」が出てくることがあります。これは誤りではなく、募集人員40人に対して志願283人だったことから計算される志願倍率です。一方、名古屋市立大学が最終実質倍率として公表しているのは2.0倍。同じ入試で3倍以上ずれるのは、2026年度入試まで総合生命理学部の一般選抜が後期日程しかなかったためです。国公立大学の分離分割方式では、後期日程の試験日は前期日程の合格発表より後にあたります。そのため出願はしていても受験しない人が大量に出ます。総合生命理学部では、志願283人のうち実際に受験したのは124人で、159人が受験していません。
| 指標 | 2026年度の数値 | 何を割った数字か |
|---|---|---|
| 募集人員 | 40人 | 後期日程の募集人員 |
| 志願倍率 | 7.1倍 | 志願283人 ÷ 募集人員40人 |
| 2次試験倍率 | 2.3倍 | 受験124人 ÷ 当初合格53人 |
| 最終実質倍率 | 2.0倍 | 受験124人 ÷ 合格63人(追加合格10人を含む) |
📚 用語解説
志願倍率:出願した人数を募集人員で割った倍率。出願段階の人気を示す指標で、実際に受験した人数は反映されない。後期日程のように受験辞退が多い日程では、実質倍率より大幅に高く出る。
📚 用語解説
追加合格:合格者の入学辞退などにより欠員が生じたときに、あらためて合格を出す制度。2026年度の総合生命理学部では合格辞退21人に対し追加合格10人が出ており、当初合格53人と合わせた63人が公式の合格者数として扱われている。














後期日程しかなかったから、こんなに数字がずれていたということですか。














そうです。そして重要なのは、その構造が2027年度入試から変わることです。前期日程が新設されると、前期日程は受験辞退が少ないため志願倍率と実質倍率の差は今より小さくなります。つまり、2026年度までの「7.1倍と2.0倍」という感覚をそのまま2027年度入試へ持ち込むと判断を誤ります。年度をまたいで倍率を比べるときは、日程構成が同じかどうかを必ず確認してください。
同じ「倍率」でも、志願倍率・2次試験倍率・最終実質倍率は分母も分子も違います。他大学や他学部と比べるときは、年度・選抜区分・日程・倍率の定義の4つを揃えてから並べてください。定義が違う数字を並べた比較は、結論も間違います。
名古屋市立大学7学部の中で総合生命理学部はどこに位置するか
総合生命理学部の難しさを判断するには、同じ年度・同じ一般選抜のデータで他学部と比べる必要があります。2026年度の公式データでは、名古屋市立大学全体が志願4,450人・受験2,913人・合格940人で実質倍率3.1倍。その中で総合生命理学部の2.0倍は、医学部と並んで最も低い水準です。最も高いのは薬学部の4.8倍で、次いで経済学部の3.8倍、芸術工学部の3.2倍と続きます。志願者数で見ると総合生命理学部は283人で、データサイエンス学部の152人に次いで少ない規模です。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 461人 | 337人 | 168人 | 2.0倍 |
| 薬学部 | 1,093人 | 683人 | 143人 | 4.8倍 |
| 経済学部 | 1,380人 | 905人 | 241人 | 3.8倍 |
| 人文社会学部 | 624人 | 442人 | 178人 | 2.5倍 |
| 芸術工学部 | 457人 | 297人 | 93人 | 3.2倍 |
| 総合生命理学部 | 283人 | 124人 | 63人 | 2.0倍 |
| データサイエンス学部 | 152人 | 125人 | 54人 | 2.3倍 |
| 全学計 | 4,450人 | 2,913人 | 940人 | 3.1倍 |














実質倍率2.0倍なら、名古屋市立大学の中では入りやすい学部ということですか?














「倍率が低い=易しい」とは言えません。総合生命理学部は志願283人に対し受験124人と、受験まで進む人が半分以下でした。後期日程まで残って実際に会場へ来た124人は、共通テストを終えたうえで数学と理科の個別試験を受ける覚悟のある層です。母集団の質が違うので、倍率の数字だけを他学部と横並びにして難易度を語るのは危険です。
他学部比較から得るべき結論は「倍率が低い学部を狙う」ではありません。総合生命理学部は名古屋市立大学の中で志願規模が小さく実質倍率も低い一方、受験者が絞り込まれた後期日程だけの選抜でした。数字と学びたい分野の関心を別々に確認し、どちらか一方だけで志望を決めないでください。なお総合生命理学部は平成30年(2018年)4月に設置された学部で、名古屋市立大学の7学部の中ではデータサイエンス学部(令和5年・2023年設置)に次いで新しい学部です。
総合生命理学部の偏差値は?公式値がない前提での見方
名古屋市立大学の入学者選抜要項にも入試結果にも、「総合生命理学部の偏差値」という数値は掲載されていません。偏差値は模試を実施する事業者が、受験した集団と試験結果から算出する相対指標です。母集団や判定方法が違えば値も変わるため、大学自身が定める合格基準ではありません。検索結果に並ぶ偏差値がサイトごとに違うのは当然で、どれか1つが正解というものでもありません。本稿では出典を確認できない偏差値を転記せず、「公式偏差値はない」と明確に回答します。
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。大学が課す試験の得点そのものではなく、模試ごとに母集団も算出方法も異なるため、出典名と受験時期を切り離して使うことはできない。














それでも模試では偏差値が出ます。どう使えば振り回されずに済みますか?














同じ模試の中で、前回との変化と科目間の差を見るために使ってください。総合生命理学部の個別試験は数学と理科だけです。総合の偏差値が届いていても、数学の記述で崩れていれば合格からは遠い。逆に総合が少し足りなくても、数学と理科の答案が安定していれば見え方は変わります。偏差値は診断の入口であって、学習メニューそのものではありません。
判定の記号より先に科目別の答案を開き、知識不足・読み違い・時間不足・記述の根拠不足へ分類します。そのうえで、総合生命理学部の個別試験で問われる数学と理科に、どれだけ時間を配分するかを決めてください。
2027年度入試から「理学部・理学科」へ|前期日程40人を新設
ここからが、総合生命理学部を志望する受験生が最も確認すべき内容です。名古屋市立大学が公表した令和9年度(2027年度)入学者選抜に関する要項によると、総合生命理学部総合生命理学科は「理学部・理学科」へ名称が変わります。学位名称は学士(理学)のままです。キャンパスも滝子(山の畑)キャンパスから田辺通キャンパスへ移り、募集人員も増えます。最大の変更は、これまで存在しなかった一般選抜(前期日程)が40人分新設されることです。
| 選抜区分 | 変更前(2026年度入試) | 変更後(2027年度入試) |
|---|---|---|
| 学校推薦型選抜(連携指定校型) | 1人 | 1人 |
| 学校推薦型選抜B | 募集なし | 3人 |
| 学校推薦型選抜B(名古屋市高大接続型) | 2人 | 6人 |
| 一般選抜(前期日程) | 募集なし | 40人 |
| 一般選抜(後期日程) | 40人 | 40人 |
| 合計 | 43人 | 90人 |
📚 用語解説
一般選抜の前期日程・後期日程:国公立大学の一般選抜で分けて実施される日程区分。前期日程の合格発表後に後期日程の試験が行われるため、後期日程は出願していても受験しない人が多い。総合生命理学部は2026年度入試まで後期日程のみだったが、2027年度入試から前期日程が新設される。














前期日程が新設されると、受験のチャンスが増えるということでしょうか?














チャンスが増えるのは事実ですが、同時に競争の形も変わります。これまでは後期日程しかなかったので、前期で他大学を受けた受験生が滑り止めのように出願し、多くが受験に来ませんでした。前期日程ができれば、第一志望としてまっすぐ受けに来る層が中心になります。志願倍率と実質倍率の差は縮まり、受験者の顔ぶれも変わると考えるのが自然です。
名古屋市立大学の公式サイトで令和9年度の入学者選抜に関する要項と学生募集要項を開き、前期日程と後期日程のどちらを軸にするかを先に決めてください。日程を決めないと、次の章で見る配点の違いを学習計画へ落とせません。
2027年度の配点|前期1,000点・後期1,150点で小論文は廃止
2027年度入試の配点は、前期日程と後期日程で満点そのものが違います。新設される前期日程は共通テスト600点+個別テスト400点の合計1,000点。後期日程は共通テスト700点+個別テスト450点の合計1,150点です。後期日程は2026年度入試の1,050点から配点が変わり、共通テストの理科が100点から200点へ、外国語が150点から200点へ引き上げられました。そして個別テストの小論文100点は廃止され、個別テストは数学300点と理科150点だけになります。
| 区分 | 前期日程(2027年度・新設) | 後期日程(2027年度) | 後期日程(2026年度) |
|---|---|---|---|
| 共通テスト 国語 | 100点 | 100点 | 100点 |
| 共通テスト 地歴公民 | 50点 | 50点 | 50点 |
| 共通テスト 数学 | 100点 | 100点 | 100点 |
| 共通テスト 理科 | 100点 | 200点 | 100点 |
| 共通テスト 外国語 | 200点 | 200点 | 150点 |
| 共通テスト 情報 | 50点 | 50点 | 50点 |
| 個別テスト 数学 | 200点 | 300点 | 200点 |
| 個別テスト 理科 | 200点 | 150点 | 200点 |
| 個別テスト 小論文 | なし | なし(廃止) | 100点 |
| 合計 | 1,000点 | 1,150点 | 1,050点 |














小論文がなくなるなら、後期日程のほうが対策は楽になるということですか?














楽にはなりません。小論文100点分が消えた代わりに、個別テストの数学が200点から300点へ増えています。しかも共通テストの理科が100点から200点になり、理科の比重は前期日程より後期日程のほうが重い。文章で挽回する余地がなくなり、数学と理科の実力がそのまま点差になる設計へ変わったと理解してください。
2027年度の個別テストは、数学が数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cで、数学Bは「数列」、数学Cは「平面上の曲線と複素数平面」「ベクトル」が範囲です。理科は「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目選択で、前期日程は各4問、後期日程は各2問。出題数まで日程で違うため、必ず最新の要項で確認してください。
共通テストの必要科目と、市内・市外で10万円変わる入学料
2027年度の理学部・理学科は、前期日程・後期日程のどちらも共通テストで幅広い科目を求めます。国語、地理歴史・公民から1科目、数学は「数学Ⅰ,数学A」と「数学Ⅱ,数学B,数学C」、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目、外国語は「英語」、そして「情報Ⅰ」です。理科を2科目そろえる必要がある点は、理系志望でも準備が遅れやすいところです。なお名古屋市立大学は名古屋市が設置する公立大学で、国立大学である名古屋大学とは設置者も入試も別物です。検索時に両者を混同しないでください。
公立大学ならではの違いが最もはっきり出るのが入学料です。名古屋市立大学の入学料は「名古屋市住民等」が232,000円、その他の者が332,000円で、10万円の差があります。授業料は年額535,800円で区分による差はありません。初年度納付金の合計は、名古屋市住民等が767,800円、その他の者が867,800円です(令和7年4月入学者の金額)。入学検定料は各日程につき17,000円で、前期日程と後期日程の両方に出願すれば2日程分が必要になります。
| 区分 | 名古屋市住民等 | その他の者 |
|---|---|---|
| 入学料 | 232,000円 | 332,000円 |
| 授業料(年額) | 535,800円 | 535,800円 |
| 初年度納付金 計 | 767,800円 | 867,800円 |
📚 用語解説
名古屋市住民等:入学者本人、または配偶者もしくは1親等の親族が、入学の日(4月1日)において同日の前から引き続き1年以上名古屋市内に住所を有していたことを住民票により証明できる者。この区分に該当すると入学料が10万円安くなる。














入学料が10万円違うのは大きいですね。名古屋大学と迷っている人も多そうです。














費用は志望校選びの重要な要素ですが、名古屋大学は国立、名古屋市立大学は公立で、入試の日程も科目も配点も別です。片方の情報でもう片方を判断しないでください。この記事で扱っている倍率・配点・改組は、すべて名古屋市立大学のものです。併願を考えるなら、それぞれの公式要項を開いて別々に確認するのが確実です。
ここまでの内容を、出願前のチェックとして1枚にまとめておきます。受験する年度、日程、配点、共通テストの必要科目、そして学費の区分。この5点を自分の言葉で説明できる状態になっていれば、検索で拾った断片的な情報に振り回されることはなくなります。とくに2027年度入試は改組の年なので、前年度の情報がそのまま通用しない点に注意してください。
総合生命理学部志望が2027年度入試でやるべき準備の順番
総合生命理学部(2027年度からの理学部・理学科)固有の対策は、生命科学の専門書を先取りすることではありません。公式の配点が示しているのは、個別テストで問われるのが数学と理科の2教科だけだという事実です。前期日程なら数学200点・理科200点、後期日程なら数学300点・理科150点。共通テストでは国語から情報まで6教科7科目を使います。つまり「共通テストで幅広く取り切り、個別テストは数学と理科で勝負する」という設計に、学習時間の配分を合わせる必要があります。
| 領域 | 確認したい状態 | 答案での確認方法 |
|---|---|---|
| 個別テストの数学 | 数学Ⅲまで含めて解法の理由を追える | 途中式と説明の抜けを毎回記録する |
| 個別テストの理科 | 選択1科目を全範囲で安定して解ける | 設問ごとの失点理由を分類する |
| 共通テスト理科 | 2科目を並行して仕上げられる | 科目ごとの得点推移を並べて見る |
| 共通テスト外国語 | 配点200点に見合う得点が取れる | 時間切れか読解の誤りかを切り分ける |
| 共通テスト国語・地歴公民・情報 | 後回しにせず継続して復習できる | 週単位で復習量を数値で記録する |














個別テストが数学と理科だけなら、共通テストの国語や地歴公民は後回しでいいですか?














それは危険です。前期日程の合計1,000点のうち、共通テストは600点を占めます。国語100点、地歴公民50点、情報50点だけで200点分です。個別テスト400点と比べても無視できません。個別テストの数学と理科を軸にしつつ、共通テスト科目は毎週固定の時間を確保して回す。この二本立てを崩さないことが、総合生命理学部の受験では効きます。
名古屋市立大学総合生命理学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。名古屋市立大学の総合生命理学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度は受験124人に対して合格63人、実質倍率2.0倍でした。さらに2027年度入試からは理学部・理学科へ改組され、前期日程40人が新設され、後期日程は小論文が廃止されて数学300点・理科150点へ配点が変わります。必要なのは情報を集めることではなく、選んだ日程の配点を毎日の答案改善へ落とし、実行を続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、改組後の情報を計画へ落とし切れない
独学でも公式要項は入手できます。しかし、前期日程1,000点と後期日程1,150点のどちらを軸にするか、数学Ⅲまでの演習と共通テスト理科2科目を今日どう割り振るかまで決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、数学と理科の答案の弱点が残る
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に数学の途中式や理科の記述をどこまで直せたかを毎回確認する仕組みではありません。個別テストが数学と理科だけという配点の中で、万人向けの講義を受けるだけでは、自分の失点原因と学部の配点を結ぶ個別の行動計画が弱いまま残ります。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、前期日程で理科200点を取り切りたい受験生と、後期日程で数学300点を狙う受験生へ同じ密度で対応することは困難です。改組で配点が変わった年度に、平均的な進度のまま自分の答案だけに残る弱点を埋めるのは無理があります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テスト6教科7科目と個別テストの数学・理科を毎日どう回したかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残り続けます。














教材の種類より、配点に合わせた実行と答案確認が続く仕組みを選ぶことが大事なのですね。














その通りです。2027年度の配点は公式要項を読めば分かります。差がつくのは、その情報を今日解く問題数、復習の量、記述の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、名古屋市立大学総合生命理学部を本気で狙うなら、配点や科目の情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、名古屋市立大学の公式要項と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の6つの特徴を総合生命理学部の対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、総合生命理学部向けには何が変わるのでしょうか?














前期日程なら数学200点・理科200点、後期日程なら数学300点・理科150点と、日程で重みが違います。まず日程を決め、今の答案から優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
総合生命理学部の前期日程・後期日程で必要な科目を整理し、共通テスト6教科7科目を含む学習を1日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、数学と理科の答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ総合生命理学部志望でも、数学Ⅲが課題の人と共通テスト理科2科目が課題の人では行動が違います。公式配点と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
配点の小さい共通テスト国語や情報を後回しにせず、個別テストの数学・理科と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
2027年度入試は改組の年で、配点も日程も前年度と同じではありません。要項の変更を答案の優先順位へ翻訳するには指導者側の理解が要ります。専属科目に強い講師が改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、名古屋市立大学の前期日程・後期日程と共通テストを1つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、前期日程と後期日程のどちらを軸に考えているか、数学と理科のどちらの答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、名古屋市立大学総合生命理学部の前期日程・後期日程のどちらを軸にするか、共通テストを含めてどの科目から整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
総合生命理学部の日程選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|総合生命理学部は公式の倍率と配点から対策を組み立てる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2026年度の倍率 | 志願283人・受験124人・合格63人・最終実質倍率2.0倍 |
| 志願倍率7.1倍 | 募集人員40人に対する出願段階の倍率。実質倍率とは別物 |
| 偏差値 | 名古屋市立大学が公表する公式偏差値はない。模試は出典と答案とセットで見る |
| 他学部との位置 | 全学計3.1倍に対し2.0倍。薬学部4.8倍・経済学部3.8倍より低い |
| 2027年度入試 | 理学部・理学科へ改組。前期日程40人を新設、募集人員は合計90人 |
| 配点 | 前期日程1,000点・後期日程1,150点。後期の小論文は廃止 |
| 最初の行動 | 受ける日程を決め、公式要項の配点と現在の答案を照合する |














偏差値の数字を探し続けるより、公式の配点と自分の答案を見たほうが、次にすることが明確になりますね。














それがこの記事の結論です。総合生命理学部は2026年度に受験124人・合格63人という選抜でしたが、恐れるだけでは答案は変わりません。2027年度は理学部・理学科として前期日程が新設され、後期日程の配点も変わります。日程を選び、数学と理科の失点を1つずつ直す。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
名古屋市立大学総合生命理学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や前年度の倍率を1つだけ見て結論を出さないでください。とくに2027年度入試は改組の年で、学部名もキャンパスも配点も変わります。選抜要項は受験年度の名古屋市立大学公式ページ、入試結果は同じ年度・同じ選抜区分で確認し、自分の答案と照合する。そのうえで毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率の実数 | 2026年度の公式実数 |
| 7.1倍と2.0倍の違い | 志願倍率と実質倍率の差 |
| 偏差値 | 公式値がない前提での見方 |
| 2027年度の変更 | 理学部への改組と配点 |
Q. 名古屋市立大学総合生命理学部の倍率は何倍ですか?
A. 2026年度一般選抜の公式データでは、志願283人・受験124人・合格63人で、最終実質倍率は2.0倍です。募集人員40人に対する志願倍率で計算すると7.1倍になりますが、これは出願段階の指標で、実際の競争率とは意味が異なります。
Q. なぜ倍率が7.1倍と2.0倍で3倍以上も違うのですか?
A. 2026年度入試まで総合生命理学部の一般選抜は後期日程のみだったためです。後期日程は前期日程の合格発表後に試験があるため、出願していても受験しない人が多く出ます。志願283人に対し実際の受験者は124人で、159人が受験していません。
Q. 名古屋市立大学総合生命理学部の偏差値はいくつですか?
A. 名古屋市立大学が公表する公式偏差値はありません。偏差値は模試事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、出典と受験時期を確認したうえで、個別テストで問われる数学と理科の答案や過去問とセットで使ってください。
Q. 2027年度入試から何が変わりますか?
A. 総合生命理学部総合生命理学科が理学部・理学科へ名称変更され、キャンパスも滝子(山の畑)から田辺通へ移ります。募集人員は43人から90人に増え、これまでなかった一般選抜(前期日程)が40人分新設されます。後期日程は40人のままです。
Q. 2027年度の前期日程と後期日程では配点がどう違いますか?
A. 前期日程は共通テスト600点+個別テスト400点の合計1,000点、後期日程は共通テスト700点+個別テスト450点の合計1,150点です。個別テストは前期が数学200点・理科200点、後期が数学300点・理科150点で、後期の小論文は廃止されました。
Q. 共通テストではどの科目が必要ですか?
A. 国語、地理歴史・公民から1科目、数学は「数学Ⅰ,数学A」と「数学Ⅱ,数学B,数学C」、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目、外国語は「英語」、そして「情報Ⅰ」です。理科を2科目そろえる必要がある点に注意してください。
Q. 名古屋大学と名古屋市立大学は何が違いますか?
A. 名古屋大学は国立大学、名古屋市立大学は名古屋市が設置する公立大学で、入試も学部構成も別です。名古屋市立大学は入学料に「名古屋市住民等」の区分があり、該当すると232,000円、その他の者は332,000円と10万円の差があります。
Q. 総合生命理学部の学費はいくらですか?
A. 初年度納付金は、入学料と授業料の合計で名古屋市住民等が767,800円、その他の者が867,800円です(令和7年4月入学者の金額)。授業料は年額535,800円で区分による差はありません。入学検定料は各日程につき17,000円です。
▶ あわせて読みたい: 名古屋市立大学芸術工学部に実技は必要?実技レベルと2027年度対策【倍率3.2倍】
▶ あわせて読みたい: 名古屋市立大学データサイエンス学部の倍率・配点は?後期日程はなく前期のみ、数学が1,450点中600点【2027年度入試】

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
名古屋市立大学の記事一覧
- 受験ガイド名古屋市立大学 受験ガイド(記事11本の目次)
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学芸術工学部に実技は必要?実技レベルと2027年度対策【倍率3.2倍】
- 塾・予備校名古屋市立大学合格におすすめの塾5選!受かる人だけが知る予備校をプロが厳選
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学経済学部の入試科目は?前期・後期と2026年度倍率を公式資料で解説
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学看護学部に受かるには?現在は医学部看護学専攻|2027年度入試を解説
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学人文社会学部の入試科目は?2027年度学科別科目と2026年度倍率
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学データサイエンス学部の倍率・配点は?後期日程はなく前期のみ、数学が1,450点中600点【2027年度入試】
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学の共通テスト科目・入試日程は?2027年度7学部の確認方法と倍率
- 倍率・合格最低点名古屋市立大学医学部に受かるには?名古屋市立大学のプロが最短合格方法解説【2027年度入試】
- 穴場学部名古屋市立大学の穴場学部を2つの軸から解説!倍率・偏差値・得点率も紹介します!





