【理系学部の選び方】大学の主要学部を7つの軸で解説!

始めに:【理系学部】大学の主要学部を7つの軸で解説!

【理系学部】大学の主要学部を7つの軸で解説!
菅澤

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オニ坊

鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
理系学部】大学の主要学部を15つの軸で解説!
というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
大学受験を控えているみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

オニ坊

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3つの系統から見る大学の学部

菅澤

大学の学部には、

「人文科学系統」

「社会科学系統」

「自然科学系統」

の、3つの系統があります。

「人文科学系統」の特徴
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人文科学には「文学、語学、哲学、心理学、歴史学、考古学、文化人類学」などが含まれます。これらの学問を深く掘り下げたいという情熱を持つ学生たちは、純粋な学問への探求心を動機としてこれらの分野に進むことが多いです。学生生活を通じて、彼らは専門知識の習得や理論の探究に没頭しますが、このような熱心な勉強姿勢は、しばしば就職活動の準備が遅れがちになる原因ともなり得ます。

オニ坊

一般に、「自分の属する集団の平均が、自分の世界観を形成する」という見解があります。このため、人文科学を専攻する学生が、同じ分野の学生とのみ交流している場合、社会科学系の学生が就職活動に向けて準備を始めている時期に、彼らはまだ学問的な議論に夢中になっている可能性があります。このような状況は、社会への第一歩を踏み出すタイミングを逃すリスクを高めることになります。

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このような就職活動の遅れを防ぐためには、人文科学系の学生も他学部の学生との交流を積極的に行うことが推奨されます。特に、異なる学問領域の学生が集まるインカレサークルなどの活動に参加することで、社会科学系の学生たちと情報交換を行い、就職活動に関する貴重な知見やアドバイスを得ることができます。

「社会科学系統」の特徴
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社会科学の領域は、「法学、経済学、経営学、政治学、商学、社会学、国際関係学」など、人間社会の構造や機能に関する幅広い学問を含んでいます。この中でも、特に法学部と経済学部は、多くの学生にとって魅力的な選択肢であり、毎年高い人気を集めています。

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法学部と経済学部の志望者数には、ある種の相関関係が見られることがあります。つまり、一方の学部の志望者数が増加すると、もう一方は減少する傾向にあるということです。これは、学生がこれら二つの学部を比較検討し、その年のトレンドや難易度、就職の見通しなどに基づいて最終的な選択を下しているために生じる現象と考えられます。

「自然科学系統」の特徴
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自然科学は、「理学、工学、農学、医学、薬学、歯学、看護学」などを含む幅広い分野で構成されています。これらの学問は、自然界の現象や物質、生命体など自然に存在する様々な対象を研究対象とし、その背後にある法則性や原理を解明しようと試みるものです。

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理系学部では、自然界の理解を深め、その知識を応用して社会の課題を解決するための研究が行われています。例えば、理学部では物理学や化学、生物学などを学び、自然界の基本的な法則を探求します。工学部では、これらの基礎科学の知識をもとに、実用的な技術やシステムの開発に取り組みます。農学部では、生命科学や環境科学を基に、持続可能な食料生産や環境保全に関する研究が進められています。医学部や薬学部では、人間の健康を守り、病気の治療法を開発するための基礎医学や臨床医学の研究が行われています。

理系の主な学部は、自然科学系統に属している
理学部、工学部、農学部、医学部、薬学部、歯学部、看護学部などです。

理学部の特徴

理学部の特徴
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理学部は、数学、物理、化学、生物、地学という高校教育で触れる基礎科学の領域をさらに深く掘り下げ、専門的な研究を展開している学部です。ここでは、自然界の様々な現象をより深く理解し、まだ人類が解明していない自然の謎を明らかにするための理論の構築を目指します。理学部の学問は、実用性を追求するよりも、自然界の根本原理や法則を明らかにすることにその価値があります。

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学部内の専攻は幅広く、原子レベルのミクロな世界から宇宙のマクロな構造まで、自然界のあらゆるスケールにわたる現象を研究対象としています。学生は、これらの多様な分野の中から自分の興味に合った専門分野を選び、高度な知識と技術を身につけていきます。

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理学部での学びは、初期の2年間は基礎的な理論や概念を学ぶ座学が中心ですが、3年生になるとより実践的な実験や研究が増えてきます。この段階で、学生は専門的な実験技術や研究方法を学びながら、自らが関心を持つ課題について実際に研究を進めていくことになります。実験や研究を通じて、理論が実際の現象をどのように説明しているかを深く理解し、新たな科学的知見を発見する過程は、理学部での学びの醍醐味の一つです。

理学部に向いている人
・理系科目が好き
・万物の仕組みが知りたい
・発想力や想像力が豊か
・研究職につきたい

工学部の特徴

工学部の特徴
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工学部は、「ものづくり」に焦点を当てた実践的な学問を追求する場所です。建築、電気、素材、生命工学など、幅広い分野にわたる専攻が設けられており、理論よりも実用性を重視した教育が行われています。学生は、実験やプロジェクトを通じて、具体的な製品や技術の開発に携わります。その過程は非常に労力を要し、休日や夜間を問わず研究に没頭することも少なくありません。これらの活動は無給であり、高い情熱とやる気が求められます。

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それでも、工学部での経験は、卒業後の就職市場で大きなアドバンテージとなり得ます。特に、機械系、電気系をはじめとする技術系の分野では、実務に即したスキルや知識が高く評価されるため、工学部出身者は多くの企業から重宝されます。さらに、材料系、情報系、建築・土木系なども、専門性が高く、社会のニーズに応えることができる人材として期待されています。

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工学部の学生の中には、学部課程の4年間では十分な研究を行うことが難しいと感じ、より深い専門知識を身につけるために大学院への進学を選ぶ者も多いです。実際に、工学部では大学院進学率が高いのが特徴で、先端的な研究に取り組み、学問的な成果を追求する機会が与えられます。

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一方で、理学部と工学部を一つの学部として統合している「理工学部」という形態を取る大学も存在します。このような場合、学科は工学系と理学系に分かれていることが多いですが、理学と工学の境界が曖昧になりつつある現代では、この二つの分野が相互に影響を及ぼしあいながら発展していることを示しています。理工学部では、理論と実践が融合した独自の教育や研究が行われ、新たな科学技術の創出に貢献しています。

工学部に向いている人
・モノづくりがしたい
・実験や研究に専念したい
・実用的な技術力を身につけたい

農学部の特徴

実用的な技術力を身につけたい
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農学部は、生物学の知見を基に、農業や生命科学の幅広い分野を学ぶ学部です。この学部の特徴は、生物学を基礎としつつ、農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学、資源生物科学、応用生命科学など、多岐にわたる専門分野を網羅している点にあります。これらの分野では、食料生産の効率化、環境保全、生物資源の持続可能な利用など、現代社会が直面する課題への解決策を探求します。

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農学部の学びは、理論だけでなく実践にも大きく重きを置いています。多くの大学で農場や実習林を保有し、学生たちはこれらの場所で実際に作物の栽培管理や生態系の観察など、実践的な学習を行います。また、バイオテクノロジーの研究など、生物学の最先端技術を利用した実験も行われており、未来の農業や生物資源の利用方法を開拓するための知識と技術を身につけます。

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農学部では、環境破壊の防止や生物多様性の保全など、現在地球が直面している問題に対する具体的な解決策を模索すると共に、農業の持続可能性を高めるための研究にも取り組んでいます。このため、農学部の学びは、「現在の保全」と「未来の発展」を両輪として進められています。

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卒業後の進路は多岐にわたり、食品メーカー、薬品・化粧品メーカー、園芸関連企業など、農学部で身につけた知識と技術が活かせる分野での就職が期待されます。さらに、農業や環境保全に関する政府機関や国際機関での活躍も見込まれています。農学部での学びは、食料生産から環境保全まで、人類が直面する様々な課題に対して実践的な解決策を提供する人材を育成することを目指しています。

工学部に向いている人
・動植物が好き
・農業や飼育に興味がある
・体を動かすことが好き

・環境問題に興味がある

医学部の特徴

医学部の特徴
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医学部の学生は、6年間の教育プログラムを通じて、基礎医学、臨床医学、社会医学の広範囲にわたる医学知識と技術を身につけます。この厳しいカリキュラムを経て、医師国家試験の合格を目指し、最終的には医師としてのキャリアをスタートさせることができます。

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教育プログラムの初年度は、学生たちは一般教養とともに基礎医学の勉強に集中し、医学の基礎を固めます。続く2年目から4年目にかけては、さらに専門的な医学知識を深め、実際の医療現場での実習にも参加します。この期間には、「全国共用試験」の合格が臨床実習への進学に必須となり、この試験に合格しなければ次のステップに進むことができません。

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5年目と6年目はほぼ臨床実習に費やされ、学生たちは実際の患者さんと接しながら、医師として必要なスキルを実践的に学びます。6年目の終わりには卒業試験が行われ、これに合格すると医師国家試験の受験資格を得られます。

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医師国家試験に合格した後、2年間の研修医期間を経ることになり、この間は実務経験を積みながら、より実践的な医療スキルを磨きます。この研修期間を経た後、正式に医師として独立することができます。

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医学部での教育は、医師として必要な幅広い知識と技術、高いコミュニケーション能力を身につけるためのものであり、医師として成功するための土台を築くことを目的としています。医学部を卒業し、医師国家試験に合格すれば、確実に医師としてのキャリアをスタートさせることができますが、その過程は非常に要求レベルが高く、多大な努力と献身が求められるものです。

医学部に向いている人
・医者になりたい
・人体の解剖に抵抗がない

薬学部の特徴

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薬学部では、化学物質が人体に及ぼす影響、すなわち薬理学の領域を深く掘り下げます。学生は将来、薬剤師をはじめとする様々な医療・研究関連の職業に就くことを目指し、そのための専門知識と技術を習得します。

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薬学部には大きく分けて、薬剤師資格を取得することを目的とした6年制プログラムと、薬学研究に特化した4年制プログラムが存在します。

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教育内容は、基礎薬学と応用薬学の二つの柱に分けられます。基礎薬学では、有機化学、薬理学、分析化学など、薬学の基盤となる科学的知識を学びます。これらの知識は、薬剤の設計や作用機序を理解するために不可欠です。応用薬学では、製薬学、医療薬学、衛生薬学など、薬剤の開発から臨床応用、さらには公衆衛生に至るまでの応用分野を学びます。これにより、学生は薬剤が実際の医療現場でどのように利用されるか、その社会的意義や安全性などについての理解を深めます。

オニ坊

薬学部での学びは、薬剤師としての専門的な職業能力の習得だけでなく、薬学研究の最前線で活躍するための高度な科学的知識と研究能力の養成にも焦点を当てています。薬学部卒業生は、薬剤師として医療現場で患者の健康を支える役割を果たすだけでなく、新たな薬剤の開発や薬学知識の進歩に貢献することが期待されています。

6年制
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薬学部の6年制教育プログラムは、薬剤師として必要な基礎知識と専門スキルを身につけるために設計されています。このプログラムを通じて、学生は薬学の幅広い分野にわたる知識を習得し、実際の医療現場で薬剤師として活躍するための準備を整えます。

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初年度は、一般教養と基礎薬学の学習に重点を置き、学生は化学や生物学など、薬学を学ぶ上での基盤となる科学的知識を身につけます。続く2年目から4年目にかけては、専門性をさらに高め、調剤や服薬指導に関する実習を含む応用薬学の授業が中心となります。この期間には、実際に薬局や病院での実習を通じて、薬剤師としての実務経験を積みます。

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4年次の終わりには、医学科の学生と同様に「共用試験」が実施され、この試験に合格することが、次の段階へ進むための重要なステップとなります。5年次には、再び長期にわたる臨床実習が行われ、学生は実際の医療現場での経験を深め、薬剤師としての実践的なスキルを磨きます。

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最終年度である6年次には、薬剤師国家試験の合格を目指し、その準備に集中します。国家試験に合格することで、学生は薬剤師としての資格を正式に取得し、薬の処方や服薬指導を行うことが可能となります。また、卒業後は新薬の開発や薬学研究に携わる道も開かれます。

4年制
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4年制コースでは、薬剤師国家試験の受験資格は得られませんが、創薬や生命科学における基礎研究や応用研究に関する深い学識を身につけることができます。

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生命科学や創薬科学を含む、薬に関わる幅広い研究に重点を置いています。これらの分野では、薬剤の開発やその作用機序、人間の体への影響など、医薬品に関する深い理解を追求します。

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薬学部を卒業すると、国家資格である薬剤師の資格を取得することが可能で、これにより医薬品の専門家としてのキャリアを確立することができます。

オニ坊

また、職場を離れた後も復帰しやすいというメリットがあり、特に育児などで一時的に職場を離れる女性にとって、安定した職業として非常に人気があります。

薬学部に向いている人
・化学が好き
・几帳面な性格

・薬の安全性などを研究したい

歯学部の特徴

歯学部の特徴
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歯学部の教育プログラムは、専門的な歯科医療知識と技術を身につけ、歯科医師国家試験に合格した後、歯科医師としてのキャリアをスタートさせるために設計されています。6年間のカリキュラムを通じて、学生は口腔内の治療や矯正など、特化した医療技術を習得します。

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初期の1~2年間は、一般教養科目を学び、医学の基礎を固めます。続いて2年目から4年目にかけては、基礎医学の習得と共に、実習が徐々に増えていきます。歯学部の学生も、医学部や薬学部の学生と同様に、人体解剖や臨床実習を経験し、実際の医療現場での知識と技術を身につけます。

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5年次には、医学部や薬学部と同じく「共用試験」が実施され、これに合格しなければ本格的な臨床実習に進むことができません。6年次では、診断、歯石除去、抜歯、入れ歯の製作など、より実践的な臨床技術を学び、歯科医療の全般にわたる知識と技術を習得します。

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卒業後、歯科医師国家試験に合格すると、歯科医師として働くことができますが、卒業後1年間は研修医としての勤務が義務付けられています。その後、多くの歯科医師は歯科医院での勤務を経験し、将来的には独立開業する道を選ぶことが一般的です。また、大学や医療関連企業の研究開発部門で専門スタッフとして活躍する選択肢もあります。

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ただし、少子高齢化と歯科医師数の増加により、近年では歯科医師の就職が難しくなっていると言われています。これは、供給過多による競争の激化や、患者数の減少が原因と考えられます。そのため、歯科医師を目指す学生は、専門性を高め、差別化を図るなど、将来のキャリアに向けた戦略的な準備が求められます。

歯学部に向いている人
・歯科医師になりたい
・インプラント治療を学びたい

・細かで繊細な作業が得意

看護学部の特徴

看護学部の特徴
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看護学部の4年制教育は、看護師としての専門性と人間理解の深化を目指すカリキュラムに基づいています。この学部では、医療系学部特有の科目だけでなく、哲学、倫理学、心理学、教育学といった人文科学や、生物学、化学などの自然科学も幅広く学びます。これにより、看護の現場で求められる総合的な知識と技術、そして人間への深い理解を培います。

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看護学の学びは、単に医療知識を身につけるだけではなく、「人」としての理解を深めることにも重点を置いています。看護師は、心身ともに弱った人々と接する機会が多く、そのためには知識だけでなく、患者の心理を理解し、適切なケアを提供できる能力が求められます。このため、看護学部では人文科学と自然科学の両方の視点から学び、論理的思考能力と心理的理解力の両方を養います。

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専門科目では、看護の基礎となる解剖生理学、栄養学、病理学、微生物学、免疫学、薬学などを学びます。また、環境や健康に関する科目も履修し、看護師として必要な幅広い知識を身につけます。学年が進むにつれて実習が増え、実際の医療現場での経験を積むことで、理論と実践のスキルを統合します。

オニ坊

看護学の研究分野は多岐にわたり、基礎看護学、精神看護学、地域看護学、在宅看護学など、患者の多様なニーズに応えるための知識と技術を網羅しています。これらの分野を通じて、看護師は患者一人ひとりの状況に応じた最適なケアを提供できるようになります。

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卒業後は、看護師国家試験の受験資格を得られ、多くの卒業生が看護師として医療現場で活躍します。また、食品製造業や医薬品会社への就職もあり、看護学の知識を活かした様々なキャリアパスが存在します。看護師は高い専門性を持ちながらも復職しやすい職業であるため、特に女性にとって魅力的な選択肢とされています。

看護学部に向いている人
・看護師になりたい
・世話をすることが好きだ

・体力に自信がある

最後に:志望校に合格するには

最後に:志望校に合格するには
菅澤

ここまで【理系学部】大学の主要学部を7つの軸で解説!について見てきましたが…。

オニ坊

大学生活を最大限楽しむためのポイントは何かというと、それは自分自身の興味や将来の目標に合わせて志望大学を選ぶことです。

でも願っていれば志望大学に合格できるわけではありません。
それ相応の対策が志望大学では必要です。

菅澤

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現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

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出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke