
「物理なし 薬学部 国公立」で調べているのですが、化学と生物だけで受験できる国公立大学って実際どのくらいあるんですか?偏差値もバラバラに出てきて、結局どこが狙い目なのか分かりません。














先に結論です。物理を使わずに化学・生物で受験できる国公立大学の薬学系学部・学科は13校。偏差値は大学受験パスナビの最新データで50.0〜65.0、共通テスト得点率は66〜82%の幅があります。一番挑戦しやすいのは熊本大学の創薬・生命薬科学(前期・偏差値50.0)、一番厳しいのは千葉大学の薬科学(後期・偏差値65.0)です。この記事では13校の偏差値と共テ得点率を出典付きの表で並べ、10校について公式入試結果から実質倍率も確認し、前期・中期・後期をどう組み合わせるかまで整理します。
国公立大学の理系入試では、理科は「化学必須+物理・生物から1科目選択」という形式が一般的で、物理を避けたい受験生でも化学と生物を選べば出願できる大学が一定数あります。ただし、偏差値だけを単発で見て「ここなら余裕」「ここは無理」と判断するのは危険です。同じ大学でも前期・中期・後期で偏差値が7〜8ポイント違うことがあり、倍率も学部によって1.6倍から5.0倍まで開きがあります。本稿は大学受験パスナビの偏差値データと、大学公式PDFで検証した入試結果だけを使い、憶測の数値は書きません。
目次
- 結論:物理なしで受かる国公立薬学系13校の偏差値・共テ得点率一覧
- 偏差値で見る3層構造【62.5〜65.0/57.5〜60.0/50.0〜55.0】
- 13校を偏差値順に並べた「挑戦しやすさ」ランキング
- なぜ化学・生物で薬学部に届くのか|前期・中期・後期の位置づけ
- 偏差値×共テ得点率でみる「狙い目」マトリクス
- 前期方式と後期・中期方式、平均偏差値はどちらが高いか
- 実質倍率で見る競争率【公式入試結果で確認できる10校】
- 出願までの学習スケジュールをどう組み立てるか
- 前期・中期・後期をどう組み合わせるか【併願設計】
- 物理なしで薬学部を目指すなら「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|13校の偏差値・倍率を確認してから前期・中期・後期を決める
- よくある質問
結論:物理なしで受かる国公立薬学系13校の偏差値・共テ得点率一覧
| 大学 | 学科・方式 | 日程 | 偏差値 | 共テ得点率 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道大学 | 総合入試理系(進学後に薬学部) | 前期 | 57.5 | 75% |
| 北海道大学 | 薬 | 後期 | 62.5 | 81% |
| 千葉大学 | 薬 | 前期 | 62.5 | 79% |
| 千葉大学 | 薬|薬科学 | 後期 | 65.0 | 80% |
| 金沢大学 | 理系一括(進学後に医薬保健学域) | 前期 | 55.0 | 70% |
| 金沢大学 | 医薬保健学域|薬 | 前期 | 57.5 | 74% |
| 岐阜薬科大学 | 薬 | 中期 | 60.0 | 79% |
| 名古屋市立大学 | 薬 | 中期 | 62.5 | 80% |
| 名古屋市立大学 | 薬|生命薬科学 | 中期 | 60.0 | 78% |
| 大阪大学 | 薬 | 前期 | 62.5 | 80% |
| 岡山大学 | 薬 | 前期 | 57.5 | 76% |
| 岡山大学 | 薬|創薬科学 | 前期 | 55.0 | 73% |
| 広島大学 | 薬 | 前期 | 57.5 | 75% |
| 広島大学 | 薬|薬科学 | 前期 | 55.0 | 74% |
| 山陽小野田市立山口東京理科大学 | 薬 | 前期 | 55.0 | 72% |
| 山陽小野田市立山口東京理科大学 | 薬 | 中期 | 57.5 | 75% |
| 徳島大学 | 薬 | 前期 | 55.0 | 75% |
| 徳島大学 | 薬 | 後期 | 60.0 | 78% |
| 九州大学 | 薬|創薬科学 | 前期 | 57.5 | 77% |
| 九州大学 | 薬|臨床薬 | 前期 | 60.0 | 82% |
| 長崎大学 | 薬 | 前期 | 55.0 | 73% |
| 長崎大学 | 薬|薬科学 | 前期 | 52.5 | 66% |
| 熊本大学 | 薬 | 前期 | 55.0 | 73% |
| 熊本大学 | 薬|創薬・生命薬科学 | 前期 | 50.0 | 67% |
出典: 大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データ(第2回全統共通テスト模試ベース、更新日2026-09-09) https://passnavi.obunsha.co.jp/
📚 用語解説
共通テスト得点率(kyote_range):大学受験パスナビが公表する、大学入学共通テストでの得点率の目安。同じ偏差値でも、個別試験の配点が大きい大学ほど共テ得点率は低めに出ることがある。この記事では偏差値と必ずセットで確認する。
表を見ると、同じ大学でも日程によって偏差値が大きく違うことが分かります。たとえば千葉大学は前期(薬)が62.5、後期(薬科学)が65.0で、後期の方が2.5ポイント高い狭き門です。北海道大学は逆に前期の総合入試理系が57.5、後期の薬が62.5と、前期の方が入りやすい設計です。「大学名」だけで難易度を語らず、必ず学科・方式・日程まで確認してから比較する必要があります。
- 偏差値55.0以下から狙いたい: 熊本・長崎・金沢・岡山・広島・山陽小野田・徳島の前期枠を確認














偏差値だけ見ると熊本大学が一番入りやすそうですが、それだけで決めていいんでしょうか?














偏差値は一つの目安にすぎません。共テ得点率が66%と低めでも、倍率が3.8倍と決して低くない大学もあります。この記事では偏差値・共テ得点率・倍率の3つを別々の章で確認し、最後に組み合わせて併願戦略を考えます。まずは自分の今の得点力に近い偏差値帯から読み進めてください。
13校の偏差値と共テ得点率を確認する → 偏差値の3層構造で自分の位置を知る → 物理を避けられる仕組みと前期・中期・後期の違いを理解する → 共テ得点率とのマトリクスで狙い目を探す → 実質倍率で競争の厳しさを確認する → 前期・中期・後期の併願設計に落とす、という順に読むと、断片的な偏差値情報が一つの出願計画にまとまります。
偏差値で見る3層構造【62.5〜65.0/57.5〜60.0/50.0〜55.0】
13校24方式のデータを偏差値で分けると、はっきり3つの層に分かれます。上位層(62.5〜65.0)は千葉大学・大阪大学・名古屋市立大学(中期・薬)・北海道大学(後期)の4校4方式。中位層(57.5〜60.0)は岐阜薬科大学・名古屋市立大学(生命薬科学)・九州大学・徳島大学(後期)・北海道大学(前期)・金沢大学(医薬保健学域)・岡山大学(薬)・広島大学(薬)・山陽小野田市立山口東京理科大学(中期)の9方式。下位層(50.0〜55.0)は金沢大学(理系一括)・岡山大学(創薬科学)・広島大学(薬科学)・山陽小野田市立山口東京理科大学(前期)・徳島大学(前期)・長崎大学・熊本大学の11方式です。
- 偏差値62.5〜65.0: 千葉・大阪・名古屋市立(中期薬)・北海道(後期)
- 偏差値57.5〜60.0: 岐阜薬科・名古屋市立(生命薬科学)・九州・徳島(後期)・北海道(前期)・金沢(薬)・岡山(薬)・広島(薬)・山陽小野田(中期)
📚 用語解説
薬学科・薬科学科・創薬科学科の違い:国公立大学の薬学系学部には、薬剤師国家試験の受験資格を得る6年制の「薬学科」と、研究者・創薬人材の育成を目的とする4年制の「薬科学科」「創薬科学科」「生命薬科学科」などがある。同じ大学でも学科によって偏差値・共テ得点率・卒業後の進路が異なるため、名称まで確認する必要がある。
📚 用語解説
偏差値帯(hensachi_range):大学受験パスナビが学部・学科ごとに公表する、模試データに基づく偏差値の下限〜上限。同じ学部でも学科・日程によって幅があり、この記事では学科・日程まで分けた個別の数値を使う。














下位層が一番人数が多いんですね。「物理なし薬学部」を狙うなら、まずここから見ればいいですか?














その通りです。下位層は7校11方式と選択肢が広く、共通テストの得点率も66〜75%と幅があるので、自分の共テ模試の得点率と照らし合わせやすい層です。ただし偏差値が低い方式ほど倍率が高いとは限らないので、次の章で「物理を避けられる仕組み」、その後の章で倍率も確認してください。
この章のアクションは、まず自分の今の偏差値・共テ得点率がどの層に近いかを確認することです。層を決めたら、その層の中で日程(前期・中期・後期)が自分の受験校スケジュールと重ならないかも併せてチェックしてください。
13校を偏差値順に並べた「挑戦しやすさ」ランキング
各大学の中で最も偏差値が低い(=物理を避けて最も挑戦しやすい)化学・生物受験枠を1つずつ選び、13校を偏差値の低い順に並べました。同じ大学でも別日程・別学科ではここより偏差値が高くなる点はH2-1の一覧表で確認してください。
| 大学 | 最も挑戦しやすい枠 | 偏差値 | 共テ得点率 |
|---|---|---|---|
| 熊本大学 | 創薬・生命薬科学(前期) | 50.0 | 67% |
| 長崎大学 | 薬科学(前期) | 52.5 | 66% |
| 金沢大学 | 理系一括(前期) | 55.0 | 70% |
| 岡山大学 | 創薬科学(前期) | 55.0 | 73% |
| 広島大学 | 薬科学(前期) | 55.0 | 74% |
| 山陽小野田市立山口東京理科大学 | 薬(前期) | 55.0 | 72% |
| 徳島大学 | 薬(前期) | 55.0 | 75% |
| 北海道大学 | 総合入試理系(前期) | 57.5 | 75% |
| 九州大学 | 創薬科学(前期) | 57.5 | 77% |
| 岐阜薬科大学 | 薬(中期) | 60.0 | 79% |
| 名古屋市立大学 | 生命薬科学(中期) | 60.0 | 78% |
| 千葉大学 | 薬(前期) | 62.5 | 79% |
| 大阪大学 | 薬(前期) | 62.5 | 80% |
出典: 大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データ(第2回全統共通テスト模試ベース、更新日2026-09-09) https://passnavi.obunsha.co.jp/














熊本大学と長崎大学が偏差値50.0・52.5で並んでいますが、この2校を併願するのはありですか?














同じ九州内で日程が前期に集中している点には注意が必要です。前期はどちらも同じ日に試験があるため、両方を前期で受けることはできません。偏差値の近さだけでなく、日程が重なっていないかを必ず確認してください。この記事の後半で前期・中期・後期の組み合わせ方を整理します。
ランキングの下位(偏差値50.0〜52.5)は魅力的に見えますが、偏差値が低い=倍率が低いとは限りません。後ほど実質倍率の章で、熊本大学が3.8倍と決して低くない競争率であることを確認します。偏差値と倍率は別の指標として、両方見てから出願校を決めてください。
なぜ化学・生物で薬学部に届くのか|前期・中期・後期の位置づけ
国公立大学の理系入試は、大学入学共通テストの理科で「化学必須+物理・生物から1科目選択」という形式を取る大学が多く、薬学部・薬学科もその枠組みの中にあります。つまり「物理なしで薬学部に行けない」わけではなく、化学・生物の組み合わせを認めている大学・方式を正しく選べば出願できる、というのがこの記事の前提です。加えて、国公立大学の多くは前期日程に加えて中期・後期日程を持ち、同じ大学でも日程によって受験機会が複数あります。
| 日程 | この記事に登場する大学・方式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 前期日程 | 北海道(総合入試理系)・千葉(薬)・金沢(両方式)・大阪・岡山(両方式)・広島(両方式)・山陽小野田(薬)・徳島(薬)・九州(両方式)・長崎(両方式)・熊本(両方式) | 募集人員が最も多く、選択肢が広い |
| 中期日程 | 岐阜薬科(薬)・名古屋市立(両方式)・山陽小野田(薬) | 前期で不合格でも出願できる。実施校が限られる |
| 後期日程 | 北海道(薬)・千葉(薬科学)・徳島(薬) | 募集人員が少なく、偏差値が前期より高くなりやすい |
📚 用語解説
前期・中期・後期日程:国公立大学の一般選抜における日程区分。多くの大学は前期のみだが、岐阜薬科大学・名古屋市立大学・山陽小野田市立山口東京理科大学は中期日程を、北海道大学・千葉大学・徳島大学は後期日程を薬学系学部・学科に設けている。1つの大学でも日程ごとに募集人員・偏差値が異なる。














中期日程や後期日程がある大学は、前期がダメだった時の「保険」として考えていいんですか?














保険にもなりますが、中期・後期は募集人員が少ない分、油断できない偏差値になっていることがほとんどです。実際、岐阜薬科大学(中期)は60.0、千葉大学(後期・薬科学)は65.0で、前期より高いか同水準です。「後期だから入りやすい」という思い込みは危険なので、日程ごとに偏差値を確認してから計画してください。
本稿は各大学の薬学系学部・学科が化学・生物での受験を認めている前提で偏差値を整理しています。共通テストの科目選択条件や個別試験の指定科目は年度によって変わり得るため、出願時は必ず各大学公式の最新の学生募集要項で理科の選択条件を確認してください。
偏差値×共テ得点率でみる「狙い目」マトリクス
偏差値と共通テスト得点率は連動していますが、完全に比例するわけではありません。同じ偏差値55.0でも、共テ得点率は徳島大学(前期)の75%から金沢大学(理系一括)の70%まで差があります。個別試験の配点が大きい大学ほど偏差値の割に共テ得点率が低めに出る傾向があるため、自分が共通テストと個別試験のどちらに強みがあるかで、同じ偏差値帯でも狙う大学を変えられます。
- 熊本: 創薬系・偏差値50.0・共テ67%
- 長崎: 薬科学・偏差値52.5・共テ66%
- 大阪: 前期・偏差値62.5・共テ80%














徳島大学と北海道大学は偏差値が同じくらいなのに、共テ得点率も近い位置にありますね。














はい。この2校は偏差値と共テ得点率のバランスが近く、個別試験と共通テストの配分も似た傾向にあると読めます。一方で金沢大学(理系一括)は偏差値の割に共テ得点率が低めなので、個別試験で点を稼ぎたいタイプに向く可能性があります。マトリクス上の位置が近い大学同士を併願候補として比較すると、無駄なく対策を絞れます。
この章の抜粋7校以外の詳しい数値は、H2-1の一覧表とH2-3のランキング表で確認してください。マトリクスはあくまで位置関係を把握するための図解で、最終判断は必ず一覧表の実数値で行ってください。
前期方式と後期・中期方式、平均偏差値はどちらが高いか
13校24方式を前期方式(17方式)と後期・中期方式(7方式)に分けて偏差値の単純平均を取ると、前期の平均は56.5、後期・中期の平均は61.1でした。後期・中期の方が平均で4.6ポイント高くなっています。これは後期・中期日程を持つ大学(北海道・千葉・岐阜薬科・名古屋市立・山陽小野田・徳島)の多くが募集人員を絞っているためで、「前期がダメでも後期・中期なら入りやすい」という想定は数字の上では当てはまりません。
| 区分 | 対象方式数 | 偏差値の単純平均 |
|---|---|---|
| 前期方式 | 17方式 | 56.5 |
| 後期・中期方式 | 7方式 | 61.1 |














後期・中期は平均が高いなら、最初から前期一本で考えた方がいいんでしょうか?














前期を軸にするのは妥当ですが、後期・中期を「捨てる」必要はありません。平均は高くても、岐阜薬科大学(中期・60.0)や山陽小野田市立山口東京理科大学(中期・57.5)のように、前期の中位層と同水準の後期・中期方式もあります。平均だけで判断せず、H2-1の一覧表で個別の数値を確認してください。
この章の結論は「後期・中期は難しいから避ける」ではなく、「後期・中期を出願計画に入れるなら、平均的に前期より偏差値が高くなる前提で準備する」ということです。次の章では、実際に公表されている実質倍率で、偏差値とは別の角度から競争の厳しさを確認します。
実質倍率で見る競争率【公式入試結果で確認できる10校】
偏差値だけでは競争の厳しさは分かりません。ここでは、大学公式PDFの志願者・受験者・合格者数から実質倍率を算出できた10校の薬学部データを確認します。金沢大学は薬学部単体ではなく医薬保健学域(医学部・保健学類等を含む)単位でしか公式データが公表されておらず、岐阜薬科大学・山陽小野田市立山口東京理科大学は薬学部単体の志願者・受験者・合格者数を公表した公式PDFの所在を確認できなかったため、この章では対象外としています。
| 大学 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道大学 | 263人 | 96人 | 32人 | 3.0倍 |
| 千葉大学 | 583人 | 441人 | 89人 | 5.0倍 |
| 名古屋市立大学 | 1,093人 | 683人 | 143人 | 4.8倍 |
| 大阪大学 | 140人 | 121人 | 69人 | 1.8倍 |
| 岡山大学 | 169人 | 143人 | 70人 | 2.0倍 |
| 広島大学 | 184人 | 145人 | 60人 | 2.4倍 |
| 徳島大学 | 588人 | 260人 | 88人 | 3.0倍 |
| 九州大学 | 176人 | 136人 | 85人 | 1.6倍 |
| 長崎大学 | 200人 | 176人 | 82人 | 2.1倍 |
| 熊本大学 | 305人 | 267人 | 71人 | 3.8倍 |
出典: 各大学公式の2026年度一般選抜入試結果PDF(志願者・受験者・合格者数から算出。学内検証済み)
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願後に受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なる。この記事では大学公式PDFに掲載された学部単位の志願者・受験者・合格者数から算出した実質倍率を使う。














千葉大学と名古屋市立大学が5.0倍・4.8倍で突出していますね。偏差値もそこまで極端に高くないのに、なぜこんなに倍率が高いんですか?














偏差値と倍率は別の指標だからです。千葉大学は志願583人に対して合格89人、名古屋市立大学は志願1093人に対して合格143人と、募集人員に対して志願者が多く集まる人気校であることが倍率を押し上げています。逆に九州大学は偏差値57.5〜60.0と決して低くないのに倍率は1.6倍です。偏差値だけで安心・油断せず、倍率も必ず併せて確認してください。
H2-3で偏差値50.0だった熊本大学も、実質倍率は3.8倍あります。「偏差値が低い=簡単」ではなく、偏差値と倍率のどちらか一方だけを見て出願校を決めることは避けてください。
出願までの学習スケジュールをどう組み立てるか
化学・生物で国公立薬学系を目指す場合、対策の軸は共通テストの化学・生物・数学・英語などの主要科目と、個別試験の理科(化学・生物)です。偏差値50.0〜65.0という幅広い13校をまとめて視野に入れるなら、まず共通テストの得点率を自分の目標帯(66〜82%)に近づけることを優先し、そのうえで志望校の個別試験の科目構成に合わせて対策を絞り込む順番が効率的です。
| 時期 | やること | 確認する数値 |
|---|---|---|
| 基礎固め期 | 化学・生物・数学・英語などの共通テスト科目の土台を作る | 模試の得点率と志望校の共テ得点率(66〜82%)の差 |
| 共テ対策期 | 共通テスト模試で得点率を志望校の水準に近づける | H2-1の共テ得点率一覧との差分 |
| 個別試験対策期 | 志望校の個別試験科目(理科など)の過去問演習を始める | 大学ごとの個別試験の指定科目 |
| 出願直前期 | 前期・中期・後期の出願校と日程の重複を最終確認する | H2-4の日程一覧と併願計画 |














13校もあると、どこから対策を始めればいいか迷います。共通テストからでいいんでしょうか?














はい。13校すべてが共通テストを課すので、共テ対策は共通の土台になります。その上で、自分の偏差値帯・共テ得点率に近い大学(H2-2・H2-5参照)を2〜3校に絞り、その大学の個別試験科目を過去問で確認するのが効率的です。全13校の個別試験対策を並行するのではなく、共通部分と個別部分を分けて計画してください。
共通テストの得点率が志望校の水準に届いていない場合、個別試験対策を急ぐより先に共通テストの弱点科目を特定する方が、結果的に到達が早くなることが多いです。
前期・中期・後期をどう組み合わせるか【併願設計】
13校の中には前期のみの大学と、中期・後期を併せ持つ大学があります。中期日程を持つのは岐阜薬科大学・名古屋市立大学・山陽小野田市立山口東京理科大学、後期日程を持つのは北海道大学・千葉大学・徳島大学です。前期で本命を受けたうえで、中期・後期に出願可能な大学を組み合わせれば、1回の受験シーズンで複数回の受験機会を作れます。ただし中期・後期は偏差値がH2-6で見た通り前期より高めに出やすい点を踏まえて計画してください。
| 役割 | 該当する大学・方式の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 前期の本命 | 千葉(薬)・大阪(薬)など偏差値62.5帯 | 募集人員が最も多く、対策の主軸にしやすい |
| 前期の実力相応校 | 北海道(前期)・九州・岡山・広島など偏差値55.0〜57.5帯 | 共テ得点率と個別試験のバランスを確認 |
| 中期での追加機会 | 岐阜薬科(中期)・名古屋市立(中期)・山陽小野田(中期) | 実施校が限られるため早めに出願要件を確認 |
| 後期での追加機会 | 北海道(後期)・千葉(後期)・徳島(後期) | 募集人員が少なく偏差値が上がりやすい |
- 前期+中期+後期: 機会は最大だが対策が分散しやすい














前期・中期・後期を全部使えば一番安全な気がしますが、注意点はありますか?














受験校が増えるほど、1校あたりの過去問演習量は減ります。中期・後期は偏差値が前期より高くなりやすいので、「数を増やせば安全」とは限りません。H2-1の一覧表とH2-7の実質倍率を見ながら、対策できる範囲で前期の本命・実力相応校を決め、その上で無理のない範囲で中期・後期を追加する順番で計画してください。
併願計画は偏差値・共テ得点率・実質倍率・日程の4つをすべて一覧表で照合してから決めることをおすすめします。数字を1つだけ見て決めると、日程の重複や対策不足に気づかないまま出願してしまうことがあります。
物理なしで薬学部を目指すなら「普通の対策」では受からない
結論から言います。物理を避けて化学・生物で国公立薬学系を狙う場合でも、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。今回確認した10校の実質倍率は1.6倍〜5.0倍、偏差値は50.0〜65.0まで幅があり、13校すべてが共通テストを課します。共通テストの得点率を志望校の水準(66〜82%)まで引き上げつつ、個別試験の理科まで仕上げるには、情報を集めるだけでなく、毎日の行動へ落として実行し続ける仕組みが必要です。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、13校の情報整理と優先順位づけが崩れやすい
独学でも偏差値データや過去問は入手できます。しかし、13校の中からどの2〜3校に個別試験対策を絞るか、共通テストの弱点科目をいつまでに埋めるかまで決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、化学・生物の答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に化学の計算過程や生物の論述、共通テスト科目の失点原因まで毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、志望校の偏差値帯と自分の得点率の差を埋める個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、13校の中の自分専用の絞り込みができない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、偏差値50.0帯を狙う受験生と62.5帯を狙う受験生へ同じ密度で対応することは困難です。実質倍率が1.6倍から5.0倍まで開くこの13校の中で、自分に合う大学・日程へ絞るには、平均的な進度とは別の個別計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、共通テストと個別試験の配分まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの得点率をどこまで上げるべきか、個別試験の理科にいつ着手するかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。
- 鬼管理専門塾: 志望校の偏差値・倍率に合わせ日々の行動と答案を継続管理














教材や授業の種類より、自分に合う2〜3校を絞り込んで答案確認が続く仕組みを選ぶことが重要なんですね。














その通りです。13校の偏差値・倍率は公式データで分かります。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、物理なしで国公立薬学系を本気で狙うなら、偏差値・倍率の情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、志望校の公式データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴を物理なし薬学系対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、物理なしで薬学部を目指す受験生には何が変わるのでしょうか?














共通テストの化学・生物・数学・英語などと、志望校の個別試験科目を分け、今の答案から優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ大学と偏差値帯に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
13校の中から選んだ志望校の偏差値・共テ得点率を基準に、共通テストと個別試験の学習を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ「物理なし薬学部志望」でも、偏差値62.5帯を狙う人と50.0帯を狙う人では優先すべき対策が違います。公式データと現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの得点率を志望校水準(66〜82%)まで引き上げる作業を後回しにせず、個別試験対策と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
偏差値50.0〜65.0まで幅広い13校のデータを踏まえた対策には、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、志望する薬学系学部の共通テスト科目と個別試験科目を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、13校のうちどの大学を志望しているか、共通テストと個別試験のどちらに不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、物理なしで薬学系を目指すならどの大学・日程を軸にするか、共通テストと個別試験のどちらから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
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まとめ|13校の偏差値・倍率を確認してから前期・中期・後期を決める
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 対象校数 | 化学・生物で受験できる国公立薬学系13校・24方式 |
| 偏差値の幅 | 50.0(熊本・創薬生命薬科学)〜65.0(千葉・薬科学後期) |
| 共テ得点率の幅 | 66%(長崎・薬科学)〜82%(九州・臨床薬) |
| 実質倍率(10校) | 1.6倍(九州)〜5.0倍(千葉)。偏差値と倍率は別の指標 |
| 前期と後期・中期 | 後期・中期の平均偏差値は前期より4.6ポイント高い |
| 最初の行動 | H2-1の一覧表で自分の偏差値帯・共テ得点率に近い大学を2〜3校に絞る |














偏差値の低さだけで大学を選ぶのではなく、倍率や日程まで含めて総合的に決める、ということですね。














それがこの記事の結論です。偏差値50.0〜65.0、共テ得点率66〜82%、実質倍率1.6倍〜5.0倍という幅を正しく理解し、前期・中期・後期の日程まで含めて2〜3校に絞り込む。そのうえで共通テストと個別試験の対策を分けて計画すれば、13校という情報量の多さに振り回されずに済みます。
第三者サイトの偏差値や古い倍率を単発で見て結論を出さず、大学受験パスナビの最新データと大学公式の入試結果PDFで確認した数値を基準にしてください。そのうえで、自分の共通テスト模試の得点率と過去問の答案を照合し、毎日の学習量まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 対象13校の一覧 | 結論:13校の偏差値・共テ得点率一覧 |
| 偏差値の目安 | 3層構造と偏差値ランキング |
| 倍率 | 実質倍率で見る競争率 |
| 前期・中期・後期 | 併願設計の章 |
Q. 物理なしで受験できる国公立薬学部は本当に13校もありますか?
A. はい。大学受験パスナビ掲載の河合塾データで確認した限り、化学・生物の組み合わせで出願できる国公立薬学系の学部・学科・方式は北海道大学から熊本大学まで13校24方式あります。詳細はH2-1の一覧表で、学科・方式・日程まで確認してください。
Q. 偏差値が一番低い大学はどこですか?
A. 熊本大学の創薬・生命薬科学(前期)が偏差値50.0で、今回確認した中では最も低い数値です。ただし熊本大学薬学部の実質倍率は3.8倍あるため、偏差値だけで「簡単」と判断せず、H2-7の倍率も併せて確認してください。
Q. 偏差値が一番高い大学はどこですか?
A. 千葉大学の薬|薬科学(後期)が偏差値65.0で最も高い数値です。同じ千葉大学でも前期(薬)は62.5のため、前期と後期で偏差値が2.5ポイント違う点に注意してください。
Q. 倍率が低い大学を選べば合格しやすいですか?
A. 倍率の低さだけで判断するのはおすすめしません。九州大学は実質倍率1.6倍と低めですが、偏差値は57.5〜60.0あります。偏差値・共テ得点率・倍率の3つを合わせて確認してください。
Q. 前期・中期・後期はすべて出願した方がよいですか?
A. 受験校が増えるほど1校あたりの過去問演習量は減ります。後期・中期は前期より平均偏差値が4.6ポイント高い傾向があるため、H2-9を参考に、対策できる範囲で本命と実力相応校を決めてから追加を検討してください。
Q. 物理を避けたことで、入学後の授業についていけますか?
A. 本稿は出願時の受験科目についての解説であり、入学後のカリキュラムの難易度は扱っていません。入学後の授業体制は各大学の公式サイト・学生募集要項で確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





