
東北大学を受けたいのですが、共通テストと二次試験のどちらが重いのかが分かりません。共通テストで何割取れば足切りを通過できるのかも知りたいです。














先に結論を出します。2027年度の前期日程は、個別学力試験(二次試験)が総点の61.1〜80.0%を占めます。共通テストの本学配点は20.0〜38.9%です。つまり東北大学は二次重視型で、しかもその重さは学部によって20ポイント近く違います。第1段階選抜(足切り)の倍率は前期が約3.0〜5.8倍、後期は経済学部と理学部だけで約10.0〜14.0倍。この記事では、学部別の配点比率を一覧にしたうえで、共通テストの目標をどう置くか、後期をどう扱うかまで順番に整理します。
「東北大学に受かるには」と検索しても、返ってくるのは勉強法の一般論ばかりです。しかし合否を決めるのは総点であり、その総点の内訳=配点は東北大学が公式に数値で公表しています。共通テストが総点の何点分になるのか、個別学力試験が何点分なのか、そして第1段階選抜で何倍まで絞られるのか。この3つを先に確定させないと、「共通テストで何割必要か」も「二次でどの教科を優先するか」も決めようがありません。本稿は東北大学の入学者選抜要項に載っている数値だけを使い、学部を選ぶ段階から出願直前までに使える判断材料としてまとめます。
目次
- 東北大学の配点比率の結論|前期は二次が6〜8割、共通テストは2〜4割
- 【学部別】東北大学 前期日程の配点比率一覧(2027年度)
- 共通テストの本学配点は教科ごとに重みが違う
- 二次比率が最も高い医学部医学科と、最も低い医学部保健学科
- 東北大学の第1段階選抜(足切り)の倍率は前期で約3.0〜5.8倍
- 2026年度は第1段階選抜で322人が個別学力試験に進めなかった
- 後期日程は経済学部と理学部だけ・第1段階選抜は約10.0〜14.0倍
- 後期は共通テストの「使う科目」が第1段階選抜と合否判定で変わる
- 配点比率から共通テストの目標と学部選びをどう決めるか
- 東北大学は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|東北大学は配点比率と第1段階選抜から対策を組み立てる
- よくある質問
東北大学の配点比率の結論|前期は二次が6〜8割、共通テストは2〜4割
| 知りたいこと | 2027年度入学者選抜要項の答え | 最初にすること |
|---|---|---|
| 共通テストと二次の比率 | 前期日程は個別学力試験が総点の61.1〜80.0%、共通テストの本学配点が20.0〜38.9% | 志望学部の総点と内訳を要項26ページで確認する |
| 学部で違うのか | 違う。医学部医学科は個別80.0%、医学部保健学科は個別61.1%で約19ポイント差 | 「東北大学は二次重視」で止めず、学部単位で見る |
| 第1段階選抜(足切り) | 前期は約3.0〜5.8倍。後期は経済学部と理学部のみで約10.0〜14.0倍 | 前期と後期でまったく別の水準だと理解する |
| 共通テストの使われ方 | 素点をそのまま足すのではなく、学部ごとの本学配点に置き換えて使う | 「共通テスト◯割」を素点だけで語らない |
東北大学の一般選抜は、共通テストの成績と個別学力試験の成績を、学部ごとに決められた配点へ換算して合計し、その総点で合否を決めます。総点は学部によって2,000点から3,300点まで幅があり、そのうち個別学力試験が占める割合も61.1%から80.0%まで開きます。つまり「東北大学は二次が重い」という一般論は正しいものの、どの程度重いのかは学部を特定しないと決まりません。さらに、その前段に第1段階選抜があります。共通テストの素点だけで先に人数を絞る仕組みなので、二次重視だからといって共通テストを軽く扱うことはできません。














二次が6〜8割ということは、共通テストは通過さえできればあまり関係ないのでしょうか?














そうはなりません。第1段階選抜を通過した後も、共通テストの本学配点は総点にそのまま加算されます。医学部医学科でも550点、経済学部なら1,100点が総点に乗ります。足切りを通る役割と、総点を押し上げる役割の二役があると考えてください。二次重視は「共通テストが不要」ではなく「共通テストだけでは決まらない」という意味です。
学部別の配点比率を見る → 共通テストの教科別配点を見る → 第1段階選抜の倍率を見る → 2026年度に実際どれだけ絞られたかを見る → 後期日程の特殊さを知る → 共通テストの目標を決める、という順に読むと、配点という一つの数値から出願判断と学習計画までつながります。
【学部別】東北大学 前期日程の配点比率一覧(2027年度)
2027年度入学者選抜要項26ページの「大学入学共通テストの本学配点及び個別学力試験の配点」を、学部・学科ごとに一覧にしました。共通テスト計と個別計を足したものが総点です。経済学部は文系・理系という2つの入試単位に分かれており、医学部は医学科と保健学科で配点がまったく違うため、この表でも分けて扱います。
| 学部・学科 | 共通テスト計 | 個別学力試験計 | 総点 | 個別の比率 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 700点 | 1,300点 | 2,000点 | 65.0% |
| 教育学部 | 950点 | 1,750点 | 2,700点 | 64.8% |
| 法学部 | 950点 | 1,950点 | 2,900点 | 67.2% |
| 経済学部(文系) | 1,100点 | 1,800点 | 2,900点 | 62.1% |
| 経済学部(理系) | 1,100点 | 1,800点 | 2,900点 | 62.1% |
| 理学部 | 750点 | 1,600点 | 2,350点 | 68.1% |
| 医学部 医学科 | 550点 | 2,200点 | 2,750点 | 80.0% |
| 医学部 保健学科 | 1,050点 | 1,650点 | 2,700点 | 61.1% |
| 歯学部 | 950点 | 1,800点 | 2,750点 | 65.5% |
| 薬学部 | 950点 | 2,350点 | 3,300点 | 71.2% |
| 工学部 | 950点 | 2,000点 | 2,950点 | 67.8% |
| 農学部 | 950点 | 2,100点 | 3,050点 | 68.9% |
個別学力試験の比率が最も高いのは医学部医学科の80.0%で、最も低いのは医学部保健学科の61.1%です。同じ医学部の中で約19ポイントも開いているのが東北大学の特徴で、「医学部だから共通テストが軽い」とも「医学部だから共通テストが重い」とも言えません。文系3学部を見ると、法学部が67.2%、文学部が65.0%、経済学部(文系)が62.1%の順で、同じ文系でも5ポイント差があります。理系では薬学部の71.2%が最も高く、農学部68.9%、理学部68.1%、工学部67.8%と続きます。
📚 用語解説
本学配点:大学入学共通テストの成績を、大学が自分の入試で使うときの点数に置き換えたもの。東北大学では学部ごとに教科別の本学配点が決まっており、共通テストの素点をそのまま合計するわけではない。総点に占める割合を計算するときは、この本学配点を使う。














総点が2,000点の文学部と3,300点の薬学部では、1点の重みも変わるということですか?














そのとおりです。総点が違えば、同じ「共通テストで10点落とした」でも全体に与える影響が変わります。だから学部を横並びで比べるときは、点数そのものではなく比率で見ます。この表の右端の列が、その比率です。志望学部が決まっているなら、まず自分の行だけを正確に覚えてください。
この章のアクションは、志望学部の「総点」「共通テスト計」「個別計」の3つをセットでメモすることです。1つだけ覚えても比率は出せません。なお学部ごとの倍率の序列や入りやすさは配点とは別の論点なので、倍率で全10学部を並べた結果は東北大学の学部別倍率ランキングで確認してください。本稿は配点と第1段階選抜に絞って進めます。
共通テストの本学配点は教科ごとに重みが違う
東北大学の共通テスト本学配点は、教科を横並びで均等に扱っていません。同じ共通テストの結果でも、学部によって「どの教科が効くか」が変わります。代表的な3パターンを並べると差がはっきりします。
| 学部(前期) | 国語 | 地理歴史・公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 情報 | 共通テスト計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 100点 | 250点 | 100点 | 100点 | 100点 | 50点 | 700点 |
| 経済学部(文系) | 150点 | 450点 | 150点 | 150点 | 150点 | 50点 | 1,100点 |
| 経済学部(理系) | 300点 | 150点 | 200点 | 200点 | 200点 | 50点 | 1,100点 |
| 法学部 | 200点 | 200点 | 200点 | 100点 | 200点 | 50点 | 950点 |
| 理学部 | 150点 | 100点 | 150点 | 150点 | 150点 | 50点 | 750点 |
| 医学部 医学科 | 100点 | 100点 | 100点 | 100点 | 100点 | 50点 | 550点 |
| 工学部 | 200点 | 100点 | 200点 | 200点 | 200点 | 50点 | 950点 |
経済学部(文系)は地理歴史・公民だけで450点あり、共通テスト計1,100点の約4割をこの1教科が占めます。文学部も地理歴史・公民が250点で、他教科の100点に対して2.5倍の重みです。逆に経済学部(理系)は国語が300点で、地理歴史・公民の150点より重い。同じ経済学部でも文系と理系で主役の教科が入れ替わります。また情報は全学部一律で50点となっており、他の教科より軽く設定されています。
📚 用語解説
素点:換算や傾斜をかける前の、試験そのものの得点。東北大学の第1段階選抜は共通テストの素点で行われ、入学者選抜(合否判定)では学部ごとの本学配点に置き換えた点数を使う。「共通テストで何点」という話をするときは、素点なのか本学配点なのかを区別する。
もう一つ押さえておきたいのが外国語の扱いです。要項27ページの注記によると、共通テストの『英語』はリーディング100点満点・リスニング100点満点の成績を、リーディング150点満点・リスニング50点満点の計200点満点に換算して素点として使います。この換算は文学部から農学部まで全学部共通です。つまり東北大学に出す成績としては、リーディングの1点がリスニングの3倍の重さになります。なお『英語』以外の外国語を受験した場合は筆記200点満点の成績が素点となり、リスニングの受験を免除された場合はリーディング100点満点を200点満点に換算します。














リスニングが50点分しかないなら、リスニング対策は後回しでもよいのでしょうか?














後回しにはできません。リスニングも第1段階選抜で使う素点に含まれますし、50点分は総点にも乗ります。ただし優先順位はつけられます。同じ勉強時間でリーディングを10点伸ばせるなら15点分、リスニングを10点伸ばせるなら5点分の効果です。配点を知っていれば、こうした判断を根拠のある形で下せます。
志望学部の教科別配点を書き出し、直近の共通テスト模試の素点を当てはめて本学配点に換算してみてください。素点では気にならなかった失点が、換算後は大きく響くことがあります。
二次比率が最も高い医学部医学科と、最も低い医学部保健学科
東北大学の配点で最も極端なのが医学部です。医学科は共通テスト550点・個別2,200点・総点2,750点で、個別が80.0%を占めます。一方で保健学科は共通テスト1,050点・個別1,650点・総点2,700点となり、個別は61.1%です。総点はほぼ同じなのに、共通テストの重みは倍近く違います。
| 項目 | 医学部 医学科 | 医学部 保健学科 |
|---|---|---|
| 共通テスト計 | 550点(20.0%) | 1,050点(38.9%) |
| 個別学力試験計 | 2,200点(80.0%) | 1,650点(61.1%) |
| 個別の内訳 | 数学600点・理科600点・外国語600点・面接試験400点 | 数学450点・理科450点・外国語450点・面接試験300点 |
| 総点 | 2,750点 | 2,700点 |
| 第1段階選抜(前期) | 約3.5倍 | 約3.0倍(3専攻とも) |
医学科の個別2,200点には面接試験400点が含まれます。学科試験だけで1,800点、そこに面接が400点乗る構成です。保健学科も面接試験300点を含みます。面接試験を課すのは前期日程では医学部(医学科・保健学科)と歯学部だけで、歯学部は個別1,800点のうち300点が面接試験です。文学部から農学部までの他学部には、前期日程の面接試験の配点はありません。
📚 用語解説
個別学力試験:大学が独自に実施する試験。東北大学の前期日程では学部ごとに教科と配点が決まっており、医学部と歯学部は面接試験の配点も個別学力試験に含まれる。共通テストと違い、1科目でも受験しない場合は失格となる。














医学科は共通テストが20%しかないなら、共通テストは低くても逆転できるということですか?














逆転の余地があるのは事実ですが、その前に第1段階選抜があります。医学科は約3.5倍で、共通テストの素点だけで判定されます。ここを通らなければ個別学力試験を受けられないので、2,200点の勝負の場に立つこと自体ができません。「二次で逆転できる配点」と「共通テストで足切りされない水準」は、別々に用意しておく必要があります。
同じ発想は他学部にも当てはまります。個別比率が61.1%と最も低い保健学科は、共通テストが1,050点=38.9%を占めるため、共通テストの出来が総点に反映されやすい構成です。志望が医学部というだけでは対策の重心は決まりません。医学科なのか、保健学科の看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻なのかまで決めてから、配点に合わせて時間配分を組み直してください。
東北大学の第1段階選抜(足切り)の倍率は前期で約3.0〜5.8倍
第1段階選抜は、志願者数が募集人員を大幅に上回って個別学力試験を適切に実施できない場合に、共通テストの成績(素点)で先に人数を絞る仕組みです。2027年度入学者選抜要項27ページには、学部・学科ごとの倍率が明記されています。実施単位は学部ごとで、経済学部は文系・理系の入試単位、医学部の医学科は学科単位、保健学科は専攻単位で行われます。
| 学部・学科等(前期日程) | 第1段階選抜の倍率 |
|---|---|
| 工学部 | 約3.0倍 |
| 医学部 保健学科(看護学・放射線技術科学・検査技術科学) | 約3.0倍 |
| 文学部 | 約3.5倍 |
| 経済学部(文系) | 約3.5倍 |
| 医学部 医学科 | 約3.5倍 |
| 教育学部 | 約4.0倍 |
| 法学部 | 約4.0倍 |
| 理学部 | 約4.0倍 |
| 歯学部 | 約4.0倍 |
| 薬学部 | 約4.0倍 |
| 農学部 | 約4.0倍 |
| 経済学部(理系) | 約5.8倍 |
📚 用語解説
第1段階選抜:個別学力試験の前に、共通テストの成績で受験者を絞り込む選抜。要項に書かれた倍率は「募集人員の何倍まで通すか」を示す目安で、東北大学の要項には「上記倍率を超えた場合でも個別学力試験を適切に実施できると判断した場合は、第1段階選抜の倍率を緩和することがある」と注記されている。
注目したいのは経済学部(理系)です。2026年度一般選抜入学試験学生募集要項25ページでは前期の経済学部(理系)は約4.0倍でしたが、2027年度入学者選抜要項では約5.8倍に変わっています。前期日程で倍率表記が変わったのはこの入試単位だけで、他の学部・学科は2026年度と同じ倍率です。募集人員が前期12人と少ない入試単位なので、倍率の表記が変わると通過ラインの見え方も変わります。














約3.0倍と約5.8倍では、共通テストで必要な点数がかなり違いそうです。














単純にそうとも言えません。倍率は「何人まで通すか」であって「何点必要か」ではないからです。同じ約4.0倍でも、志願者が集中した年は通過ラインが上がります。さらに要項には緩和の可能性まで書かれています。だから倍率は「絞られる仕組みがある」という事実の確認に使い、目標点は配点比率と自分の答案から決めるのが安全です。
第1段階選抜の倍率は、その人数まで必ず絞るという約束ではありません。東北大学の要項は前期・後期とも緩和がありうると明記しています。出願時は必ず該当年度の学生募集要項で最新の倍率を確認してください。
2026年度は第1段階選抜で322人が個別学力試験に進めなかった
倍率だけでは実感が湧かないので、公式の実数を見ます。2026年度入学試験実施状況(総括表)によると、一般選抜の志願者は5,782人、第1次選考の受験者は5,782人、第1次選考の合格者は5,460人でした。その差が322人です。この322人が、共通テストの段階で個別学力試験へ進めなかったことになります。さらに第2次選考の受験者は4,335人、第2次選考の合格者は1,817人でした。
| 段階 | 2026年度一般選抜(全学部計) | 読み方 |
|---|---|---|
| 志願者数 | 5,782人 | 出願した人数 |
| 第1次選考受験者数 | 5,782人 | 共通テストの成績が判定対象になった人数 |
| 第1次選考合格者数 | 5,460人 | 個別学力試験へ進める人数(322人減) |
| 第2次選考受験者数 | 4,335人 | 実際に個別学力試験を受験した人数 |
| 第2次選考合格者数 | 1,817人 | 最終的な合格者数 |
学部別に見ると、第1次選考の受験者数と合格者数に差が出たのは5つの区分だけです。理学部が1,403人から1,158人へ245人減、医学部医学科が311人から273人へ38人減、経済学部(文系)が808人から771人へ37人減、文学部が379人から378人へ1人減、医学部保健学科の看護学専攻が87人から86人へ1人減でした。合計で322人になります。教育学部、法学部、経済学部(理系)、歯学部、薬学部、工学部、農学部は第1次選考の受験者数と合格者数が同数でした。
📚 用語解説
第1次選考・第2次選考:東北大学の公式資料での呼び方。第1次選考が共通テストによる第1段階選抜、第2次選考が個別学力試験にあたる。総括表には両方の受験者数と合格者数が掲載されており、どの段階で人数が減ったかを確認できる。














第1次選考に5,460人が通ったのに、第2次選考を受けたのは4,335人なのですね。














よく気づきました。差は1,125人です。第1段階選抜を通過しても、共通テストの結果を見て出願先を変えたり、他大学へ進むことを決めたりして個別学力試験を受けに来ない人が一定数います。つまり実際に会場で戦う相手は、志願者数よりかなり少ない。志願者数だけを見て「5,782人と競う」と考えると、実際の競争の形を読み違えます。
ここで扱った数値は全学部の合計と段階別の人数までです。学部ごとの実質倍率の序列や、どの学部が相対的に入りやすいかという判定は本稿の対象外なので、東北大学の学部別倍率ランキングと東北大学の穴場学部の判定を参照してください。本稿はあくまで「配点比率と第1段階選抜という仕組み」を確定させることが目的です。
後期日程は経済学部と理学部だけ・第1段階選抜は約10.0〜14.0倍
東北大学の後期日程は、全10学部のうち経済学部と理学部の2学部でしか実施されません。2027年度の募集人員は経済学部が文系25人・理系10人、理学部が45人で、合計80人です。そして第1段階選抜の倍率は、経済学部(文系)が約14.0倍、経済学部(理系)が約10.0倍、理学部が約10.0倍。前期日程の約3.0〜5.8倍とは水準がまったく違います。
| 後期日程 | 募集人員 | 共通テスト計 | 個別学力試験計 | 総点 | 第1段階選抜 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学部(文系) | 25人 | 300点 | 600点 | 900点 | 約14.0倍 |
| 経済学部(理系) | 10人 | 450点 | 450点 | 900点 | 約10.0倍 |
| 理学部 | 45人 | 300点 | 800点 | 1,100点 | 約10.0倍 |
後期日程は配点の形も前期と違います。総点が900点または1,100点と前期の3分の1程度で、個別学力試験の中身も絞られます。経済学部(文系)の個別は数学300点と外国語300点だけ、経済学部(理系)は数学350点と面接試験100点、理学部は数学400点と理科400点です。とくに経済学部(理系)は共通テスト450点・個別450点で比率がちょうど50.0%ずつとなり、東北大学の全日程・全学部の中で唯一、共通テストと個別が同じ重みになる入試単位です。
📚 用語解説
前期日程・後期日程:国公立大学の一般選抜で分かれている試験日程。東北大学は前期日程と後期日程の併願を認めているが、後期日程を実施するのは経済学部と理学部だけで、配点も第1段階選抜の倍率も前期とは別に定められている。














後期は約14.0倍もあるのに、なぜ前期より倍率が高く設定されているのですか?














募集人員が少ないうえに、前期で他大学を受けた受験生も出願してくるからです。経済学部(文系)は25人の募集に対して約14.0倍まで通すので、第1段階選抜を通過する人数自体は前期より少なくなります。重要なのは、後期を「もう一回チャンスがある」と考えないことです。志望学部が文学部や工学部なら、そもそも後期という選択肢が存在しません。
後期は共通テストの「使う科目」が第1段階選抜と合否判定で変わる
後期日程には、前期にはない仕掛けがあります。要項26ページの注記によると、共通テストの科目が第1段階選抜のときと入学者選抜(合否判定)のときで別々に使われます。つまり出願のためには広く受験する必要があるのに、最終的な点数計算では一部の科目しか使われない、という構造です。
| 後期日程 | 第1段階選抜で使う科目 | 合否判定で使う科目 |
|---|---|---|
| 経済学部(文系) | 国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報 | 国語(200点)と地理歴史・公民(100点) |
| 経済学部(理系) | 国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報 | 国語・理科・外国語に加え、地理歴史・公民または情報の高得点となる方 |
| 理学部 | 国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報 | 国語(100点)と外国語(200点) |
理学部の後期を例にすると、第1段階選抜では6教科すべての成績が判定に使われますが、合否判定の共通テスト分300点に組み込まれるのは国語100点と外国語200点だけです。数学と理科は共通テストの点数としては合否判定に入らず、代わりに個別学力試験の数学400点・理科400点で問われます。経済学部(理系)は少し複雑で、地理歴史・公民と情報の2教科のうち高得点となる方だけが合否判定に採用されます。どちらを選ぶかは受験生が決めるのではなく、有利な方が自動的に使われる仕組みです。














合否判定に使わない科目でも、手を抜けないということですね。














そのとおりです。使われないのは合否判定の段階だけで、第1段階選抜では全教科が判定材料です。そして要項には、指定された教科・科目を1科目でも受験しない者は失格とすると明記されています。「使わないから受けなくていい」ではなく「受けたうえで、後半は一部しか使われない」と理解してください。
配点比率から共通テストの目標と学部選びをどう決めるか
ここまでの数値を、実際の判断へ落とします。東北大学の配点で決められるのは「共通テストと個別のどちらに時間を割くか」の比率と、「共通テストのどの教科を優先するか」の順番です。2つの軸、つまり個別学力試験の比率と第1段階選抜の倍率を並べると、学部ごとに準備の重心が違うことが見えてきます。
| タイプ | 該当する学部(前期) | 準備の重心 |
|---|---|---|
| 個別の比率が高い | 医学部医学科80.0%・薬学部71.2% | 個別の教科で得点源をつくる。ただし足切りは別に確保する |
| 共通テストの比率が高め | 医学部保健学科38.9%・経済学部37.9% | 共通テストの失点がそのまま総点に響く。教科別配点で優先順位を決める |
| 足切り倍率が高め | 経済学部(理系)約5.8倍 | 募集人員が少なく、共通テストの位置づけを年度ごとに確認する |
| 足切り倍率が低め | 工学部・医学部保健学科 約3.0倍 | 通過人数が絞られる前提で共通テストの下限を高めに置く |
- 保健学科: 個別61.1%














結局、共通テストで何割を目標にすればいいのでしょうか?














東北大学は合格最低点も得点率も公表していないので、「◯割で受かる」と断定できる公式データはありません。だから配点から逆算します。共通テストの本学配点が総点の何%かを出し、そこで失った点を個別の何点で取り返す必要があるかを計算する。医学部医学科なら共通テストで55点落とすと総点の2%、経済学部なら110点落とすと総点の約3.8%です。この換算を自分の模試結果でやると、目標は数字で見えてきます。
学部選びで配点比率を使うときの注意点もあります。「個別比率が高いから逆転しやすい」という判断は、個別学力試験でその教科の得点力があることが前提です。医学部医学科の個別は数学600点・理科600点・外国語600点・面接試験400点で、国語がありません。文学部の個別は国語500点・数学300点・外国語500点で理科がありません。比率だけでなく、自分が得点できる教科が個別に含まれているかを必ず確認してください。
① 志望学部の共通テスト計・個別計・総点を書き出す ② 直近の共通テスト模試の素点を本学配点へ換算する ③ 総点に対する不足点を出す ④ その不足を個別のどの教科で埋めるかを決める この4ステップを、模試のたびに更新します。
東北大学は「普通の対策」では受からない
結論から言います。東北大学を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。前期日程は個別学力試験が総点の61.1〜80.0%を占め、その前に共通テストの素点だけで判定される第1段階選抜が約3.0〜5.8倍で待っています。2026年度は実際に322人が第1次選考の段階で個別学力試験へ進めませんでした。必要なのは配点を調べることではなく、調べた配点を毎日の学習量へ変換し、その実行を最後まで続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、配点に合わせた優先順位が崩れやすい
独学でも要項を開けば配点表は手に入ります。しかし、経済学部(文系)なら地理歴史・公民450点をどこまで積むのか、医学部医学科なら共通テスト550点の下限をどこに置くのかを毎日の問題数へ落とし、遅れが出たときに自分だけで組み直し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動が変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。
映像授業・アプリだけでは、答案の失点原因が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に個別学力試験の記述をどこまで詰められたかを毎回確認する仕組みではありません。東北大学の個別は学部によって国語500点、数学850点、理科850点など配点の重心が大きく違います。万人向けの講義を受けるだけでは、その重心と自分の失点を結ぶ行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、共通テストの本学配点で不足がある受験生と、個別の数学で崩れる受験生へ同じ密度で対応することは困難です。第1段階選抜という共通テストだけで判定される関門がある以上、共通テストと個別のどちらにどれだけ時間を配るかは個人ごとに変わります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの6教科と個別の3〜4教科を毎日どう回したかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、総点を押し下げている失点は同じ場所に残り続けます。














教材の種類より、配点に合わせた実行が続く仕組みを選ぶことが重要なのですね。














そのとおりです。東北大学の配点も第1段階選抜の倍率も、公式要項を開けば誰でも分かります。差がつくのは、その数値を今日の問題数と復習量へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎週の確認テストへつなげます。
だからこそ、東北大学を本気で狙うなら、配点情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、東北大学の公式配点と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、東北大学対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、東北大学向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














志望学部の共通テスト計と個別計を確定させ、いまの模試の素点を本学配点へ換算して不足点を出します。そのうえで「今日は何をどこまで進めるか」を数値で指示し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、学部の配点と自分の失点に合わせて毎日の中身が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
東北大学の共通テスト計と個別計、第1段階選抜の倍率を踏まえ、6教科の共通テスト対策と個別対策を1日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に時間を回します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ東北大学志望でも、個別80.0%の医学部医学科と共通テスト38.9%の保健学科では配分が変わります。公式配点と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの本学配点で重い教科を後回しにせず、個別の主要教科と並行して進めます。毎日の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ失点の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
東北大学の個別学力試験で問われる記述と論証を答案から確認するには、指導者側にも難関国立大学受験への理解が必要です。専属の講師陣が改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、東北大学の共通テスト6教科と学部別の個別対策を一つの計画にまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、どの学部の配点を前提にするか、共通テストと個別のどちらに不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、東北大学のどの学部の配点を前提に計画を組むか、共通テストと個別のどちらから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
東北大学の配点に合わせた学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|東北大学は配点比率と第1段階選抜から対策を組み立てる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 前期の配点比率 | 個別学力試験が総点の61.1〜80.0%、共通テストの本学配点が20.0〜38.9% |
| 最も二次が重い学部 | 医学部医学科(個別2,200点・総点2,750点・80.0%) |
| 最も共通テストが重い学部 | 医学部保健学科(共通テスト1,050点・総点2,700点・38.9%) |
| 共通テストの教科別 | 学部で重みが違う。経済学部(文系)は地理歴史・公民450点 |
| 英語の換算 | 全学部でリーディング150点・リスニング50点の計200点満点に換算 |
| 第1段階選抜(前期) | 約3.0〜5.8倍。2026年度は全学部合計で322人が通過できなかった |
| 後期日程 | 経済学部と理学部のみ、募集80人、第1段階選抜は約10.0〜14.0倍 |














「東北大学に受かるには」を調べ続けるより、志望学部の配点表を1枚見たほうが早いですね。














それがこの記事の結論です。配点は東北大学が公式に数値で出しています。総点、共通テスト計、個別計、第1段階選抜の倍率。この4つを確定させれば、共通テストの目標も個別の優先順位も自分で決められます。曖昧な「受かるには」を、点数という具体的な言葉に置き換えてください。
東北大学を目指すときは、第三者サイトの要約や古い年度の配点だけを見て結論を出さないでください。配点と第1段階選抜の倍率は東北大学アドミッション機構が公開する入学者選抜要項に載っており、年度によって変わることがあります。実際に2027年度は、経済学部(理系)前期の第1段階選抜が約4.0倍から約5.8倍へ表記が変わりました。出願年度の公式要項で数値を確認し、そのうえで毎日の学習量と確認方法まで決めることが、最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 共通テストと二次の比率 | 学部別の配点比率一覧 |
| 共通テストの教科別配点 | 本学配点は教科ごとに重みが違う |
| 足切りの倍率 | 第1段階選抜の倍率と2026年度の実数 |
| 後期日程 | 後期は経済学部と理学部だけ |
Q. 東北大学の共通テストと二次試験の配点比率は?
A. 2027年度の前期日程では、個別学力試験が総点の61.1〜80.0%、共通テストの本学配点が20.0〜38.9%です。最も個別の比率が高いのは医学部医学科で総点2,750点のうち個別2,200点(80.0%)、最も低いのは医学部保健学科で総点2,700点のうち個別1,650点(61.1%)です。
Q. 東北大学の総点は何点ですか?
A. 学部によって異なります。前期日程では文学部2,000点、理学部2,350点、教育学部2,700点、医学部保健学科2,700点、医学部医学科2,750点、歯学部2,750点、法学部2,900点、経済学部2,900点、工学部2,950点、農学部3,050点、薬学部3,300点です。後期日程は経済学部900点、理学部1,100点となります。
Q. 東北大学の第1段階選抜(足切り)の倍率は?
A. 2027年度の前期日程は、工学部と医学部保健学科の3専攻が約3.0倍、文学部・経済学部(文系)・医学部医学科が約3.5倍、教育学部・法学部・理学部・歯学部・薬学部・農学部が約4.0倍、経済学部(理系)が約5.8倍です。後期日程は経済学部(文系)が約14.0倍、経済学部(理系)と理学部が約10.0倍です。
Q. 第1段階選抜では実際に何人が落ちますか?
A. 2026年度一般選抜では、第1次選考受験者5,782人に対して第1次選考合格者が5,460人で、差は322人でした。学部別では理学部が245人、医学部医学科が38人、経済学部(文系)が37人、文学部が1人、医学部保健学科の看護学専攻が1人です。ただし要項には倍率を緩和する場合があると明記されているため、毎年同じ人数が減るとは限りません。
Q. 東北大学の後期日程はどの学部で実施されますか?
A. 経済学部と理学部の2学部のみです。2027年度の募集人員は経済学部が文系25人・理系10人、理学部が45人で合計80人です。第1段階選抜の倍率は前期より高く、経済学部(文系)が約14.0倍、経済学部(理系)と理学部が約10.0倍となっています。
Q. 共通テストの英語はどのように換算されますか?
A. 全学部共通で、リーディング100点満点・リスニング100点満点の成績を、リーディング150点満点・リスニング50点満点の計200点満点に換算して素点として利用します。『英語』以外の外国語を受験した場合は筆記200点満点の成績を素点とし、リスニングの受験を免除された場合はリーディング100点満点を200点満点に換算します。
Q. 東北大学の偏差値や合格最低点は公表されていますか?
A. 東北大学は公式偏差値も合格最低点も公表していません。そのため本稿では偏差値・得点率の数値は扱わず、公式要項に記載のある配点と第1段階選抜の倍率、公式の入学試験実施状況に記載のある人数だけを使っています。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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