
名古屋大学の法学部って、結局どれくらい取れば受かるんですか。倍率が高いという話も、国立の中では入りやすいという話も出てきて、どれを信じればいいのか分かりません。














数字で先に答えます。2026年度前期日程の合格最低点は、満点1,550点に対して1,068点。得点率にすると68.9%です。実質倍率は志願271人・受験230人・合格109人で2.1倍でした。配点は大学入学共通テスト950点と個別学力検査600点の合計1,550点で、共通テストが合否の61.3%を占めます。つまり名古屋大学法学部は「倍率が高くて難しい」学部ではなく、「満点が小さい中で高い得点率を取り切る」設計の学部です。この記事では、合格最低点、配点の内訳、共通テストの点数別に個別で必要な点、倍率、そして名大文系4学部の中での位置を順に整理します。
「名古屋大学 法学部 何割」「合格最低点」「倍率」「配点」は、いずれも名古屋大学が公式資料で数値を公表している項目です。にもかかわらず答えがばらつくのは、前期日程と後期日程を混ぜた数字、学部単位と学科単位が混ざった数字、年度の違う数字が同じ画面に並ぶからです。本稿は名古屋大学公式の「入学者選抜状況」「合格最高・最低点及び合格者の平均点一覧」「入学者選抜要項」の3点だけを使い、どの数字がどの資料のどの区分から来ているかを毎回明示します。公式に公表されていない偏差値は扱いません。
目次
- 名古屋大学法学部は何割で受かる?公式データの答えは「68.9%」
- 合格最低点は1,068点。満点1,550点に対して得点率68.9%
- 配点1,550点の内訳。共通テストが合否の61.3%を占める
- 共通テストの得点率別に、個別600点で何点必要か
- 前期日程の倍率は2.1倍。志願271人から合格109人まで
- 名大文系4学部で比べると、法学部だけ設計が違う
- 個別試験に国語がない。数学・英語・小論文が200点ずつ
- 後期日程はない。定員150人は前期105人+学校推薦型45人
- 共通テスト950点から逆算する準備の順番
- 名古屋大学法学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|名古屋大学法学部は倍率より得点率で判断する
- よくある質問
名古屋大学法学部は何割で受かる?公式データの答えは「68.9%」
| よく調べられていること | 公式データの答え | 出典となる公式資料 |
|---|---|---|
| 何割取れば受かるのか | 2026年度前期日程の合格最低点は満点1,550点中1,068点。得点率68.9% | 合格最高・最低点及び合格者の平均点一覧 |
| 倍率はどれくらいか | 前期日程は志願271人・受験230人・合格109人で実質倍率2.1倍 | 入学者選抜状況 |
| 配点はどうなっているか | 共通テスト950点+個別学力検査600点=1,550点。共通テストが61.3% | 2027年度入学者選抜要項 |
| 後期日程はあるのか | 法学部は後期日程の募集がない。一般選抜は前期日程だけ | 入学者選抜状況・入学者選抜要項 |
この4つは別々の疑問に見えますが、法学部では1本につながっています。満点1,550点のうち950点が共通テストなので、1月の共通テストが終わった時点で合否計算の6割以上が確定します。合格最低点1,068点は、その950点と個別600点を足した合計で判定されます。倍率2.1倍は、その合計点で上位109人に入れるかどうかを表しているだけで、合格ラインそのものを決める数字ではありません。したがって最初に見るべきは倍率ではなく、配点と合格最低点です。














倍率2.1倍って、思っていたより低い気がします。それなら名大の中では入りやすい方なんでしょうか。














倍率だけを見ればそう見えます。ただし2026年度の名古屋大学全体の実質倍率は2.2倍で、法学部の2.1倍はほぼ平均です。倍率が平均なのに合格最低点の得点率68.9%は医学部医学科に次いで高い。この「倍率は平均、必要な得点率は高い」というねじれこそが名大法学部の特徴で、倍率だけを見て判断すると準備量を見誤ります。
合格最低点を確認する → 配点1,550点の内訳を知る → 共通テストの点数別に個別で必要な点を出す → 倍率と母集団を確認する → 名大文系4学部の中の位置を見る → 個別3科目の構成を理解する、という順に読むと、断片的な数字が1つの受験判断にまとまります。
合格最低点は1,068点。満点1,550点に対して得点率68.9%
名古屋大学は毎年、前期日程について学部・学科ごとの満点、合格最高点、合格最低点、合格者の平均点を公表しています。2026年度(令和8年度)の法学部は、満点1,550点に対して合格最高点1,292点、合格者の平均点1,117.99点、合格最低点1,068点でした。得点率に直すと、最高83.4%、平均72.1%、最低68.9%です。つまり「7割弱で最低ライン、7割ちょうどで平均前後」というのが、名古屋大学法学部の合格者の実際の姿です。
| 区分 | 得点 | 満点1,550点に対する得点率 |
|---|---|---|
| 満点 | 1,550点 | 100% |
| 合格最高点 | 1,292点 | 83.4% |
| 合格者の平均点 | 1,117.99点 | 72.1% |
| 合格最低点 | 1,068点 | 68.9% |
📚 用語解説
合格最低点:その年度に合格した受験者のうち、最も低い総合得点。名古屋大学は前期日程について学部・学科単位で公表しており、合格発表時の得点にもとづく。翌年の合格ラインを保証する数字ではないが、「どの水準まで積み上げれば選抜の内側に入れたか」を示す唯一の公式な基準になる。














合格最低点と平均点の差が50点しかないんですね。もっと開いていると思っていました。














そこが名大法学部の怖いところです。最低1,068点と平均1,118点の差は約50点。満点1,550点に対して3.2%分しかありません。合格者が狭い得点帯に密集しているので、共通テストの取りこぼし1問や、個別の記述で落とした部分点が、そのまま合否の位置を変えます。「7割取ればいい」ではなく「7割前後の狭い帯の中で、上か下かが決まる」と捉えてください。
この章のアクションは、目標点を「68.9%」ではなく「合格者平均の72.1%」で置くことです。合格最低点はその年に最も低い点で通った1人の得点であり、そこを狙って計画すると余裕がありません。1,550点満点で1,118点、つまり共通テストと個別を合わせてあと何点必要かを、模試や過去問の得点から必ず点数で書き出してください。
配点1,550点の内訳。共通テストが合否の61.3%を占める
2027年度(令和9年度)入学者選抜要項によると、名古屋大学法学部の前期日程は、大学入学共通テスト950点と個別学力検査600点の合計1,550点で判定されます。共通テストは国語200点、地理歴史・公民200点、数学200点、理科100点、外国語200点、情報50点の6教科8科目または7教科8科目。個別学力検査は数学200点、外国語200点、小論文200点です。共通テストが占める割合は950÷1,550=61.3%で、名古屋大学の全学部・全学科の中で最も高くなっています。
| 教科・科目 | 共通テスト | 個別学力検査 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 200点 | — | 200点 |
| 地理歴史・公民 | 200点 | — | 200点 |
| 数学 | 200点 | 200点 | 400点 |
| 理科 | 100点 | — | 100点 |
| 外国語 | 200点 | 200点 | 400点 |
| 情報 | 50点 | — | 50点 |
| 小論文 | — | 200点 | 200点 |
| 合計 | 950点 | 600点 | 1,550点 |
📚 用語解説
個別学力検査:大学が独自に実施する試験のこと。名古屋大学法学部の前期日程では2月25日・26日に数学・外国語・小論文の3科目を各200点で実施する。共通テストとは別に必要な準備であり、合計1,550点のうち600点、割合にして38.7%を占める。














共通テストが61.3%ということは、二次試験の対策より共通テストを優先した方がいいんですか。














優先順位というより、取り返しの効きにくさの問題です。共通テストで50点落とすと、個別600点の中で50点、つまり8.3%分を余計に取らなければ埋まりません。個別は1科目200点しかないので、1科目あたりに換算すると25%多く取る計算です。共通テストの1点と個別の1点は同じ重さですが、埋める側の分母が600点しかない。だから共通テストの失点は「あとで二次で取り返す」が成立しにくいのです。
共通テストの外国語で英語を選んだ場合、リーディングとリスニングの配点比率を3対1とし、リーディングを150点満点、リスニングを50点満点に換算して合計200点満点とします(2027年度入学者選抜要項)。リーディング100点・リスニング100点の素点のまま計画すると、リーディング側の重みを2分の1に見誤ります。
共通テストの得点率別に、個別600点で何点必要か
配点950点・600点と合格最低点1,068点は、いずれも名古屋大学が公表している数字です。この2つを組み合わせると、「共通テストで何%取れたら、個別600点で何点必要か」を点数で出せます。次の表は、その組み合わせを計算したものです。共通テストで9割取れていれば個別は213点(35.5%)で足りますが、共通テストが6割まで落ちると個別で498点(83.0%)が必要になります。同じ「合格最低点1,068点」でも、要求される個別の難易度がまったく変わります。
| 共通テストの得点率 | 共通テストの得点 | 個別600点で必要な得点 | 個別の得点率 |
|---|---|---|---|
| 90% | 855.0点 | 213.0点 | 35.5% |
| 85% | 807.5点 | 260.5点 | 43.4% |
| 80% | 760.0点 | 308.0点 | 51.3% |
| 75% | 712.5点 | 355.5点 | 59.3% |
| 70% | 665.0点 | 403.0点 | 67.2% |
| 65% | 617.5点 | 450.5点 | 75.1% |
| 60% | 570.0点 | 498.0点 | 83.0% |
注目したいのは、共通テストの得点率が5%下がるごとに、個別で必要な得点率が約8%ずつ跳ね上がる点です。共通テスト950点の5%は47.5点ですが、それを個別600点で埋めようとすると600点中の47.5点、つまり7.9%分になります。分母が小さいほど1点の重みが増えるという単純な算数が、名古屋大学法学部では他学部より強く効いてきます。
📚 用語解説
得点率:獲得した点数を満点で割った割合。名古屋大学法学部のように学部ごとに満点が違う場合、素点のままでは学部間の比較ができないため、得点率にそろえて見る。法学部は満点1,550点なので、1点あたりの重みは満点2,750点の教育学部・医学部医学科の約1.8倍になる。














共通テストが7割だと、個別で67.2%必要なんですね。二次で挽回すればいいと思っていました。














個別の67.2%が何を意味するか、科目に落とすと分かります。数学・英語・小論文が各200点なので、3科目とも134点前後を揃える計算です。記述式でその水準を3科目そろえるのは、共通テストで8割取ってから個別51.3%を狙うより明らかに重い。だから名大法学部志望者にとって、共通テストは「通過点」ではなく「主戦場」です。
まず直近の共通テスト模試の得点率を表の左列から探し、同じ行の「個別で必要な得点」を見てください。その点数を数学・英語・小論文の3科目に割り振り、過去問の得点と比べます。差が出た科目が、次に手を入れる場所です。
前期日程の倍率は2.1倍。志願271人から合格109人まで
2026年度(令和8年度)の名古屋大学法学部一般選抜は、募集人員105人に対して志願者271人、受験者230人、合格者109人でした。実質倍率は受験者230人を合格者109人で割った2.1倍です。ここで重要なのは、法学部には後期日程の募集がないため、この数字がそのまま前期日程の実数だという点です。名古屋大学で後期日程を実施しているのは医学部医学科の5人分だけで、法学部を含む他の学部は前期日程のみの募集になっています。
| 項目 | 2026年度 法学部前期 | 読み方 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 105人 | 一般選抜(前期日程)の枠 |
| 志願者数 | 271人 | 出願した人数(男子139人・女子132人) |
| 受験者数 | 230人 | 実際に受験した人数(男子122人・女子108人) |
| 合格者数 | 109人 | 合格した人数(男子55人・女子54人) |
| 実質倍率 | 2.1倍 | 受験者230人÷合格者109人 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が違う。名古屋大学法学部の2026年度は志願倍率が271÷109=2.5倍、実質倍率が230÷109=2.1倍で、どちらを指しているかで印象が変わる。














志願271人のうち41人が受験していないんですね。何があったんでしょうか。














共通テストの結果を見て出願先を変えた人、他大学に決めた人などが含まれます。ここで押さえてほしいのは、倍率は結果であって原因ではないということです。2.1倍は「受験した230人のうち109人が1,068点を超えた」という事実の言い換えにすぎません。自分が操作できるのは倍率ではなく、1,550点の中で何点積めるかだけです。
なお、名古屋大学の9学部を横並びにした倍率の比較は名古屋大学の学部ランキング(9学部の倍率)で扱っています。本稿は法学部単体の前期日程に絞っているため、学部間の順位づけはそちらを参照してください。2026年度の名古屋大学全体の実質倍率は2.2倍で、法学部の2.1倍はほぼ平均です。
名大文系4学部で比べると、法学部だけ設計が違う
名古屋大学の文系4学部を、満点・配点・合格最低点の得点率・実質倍率でそろえて並べると、法学部だけが明らかに違う位置にいることが分かります。満点1,550点は4学部で最も小さく、個別学力検査600点も最も小さい。にもかかわらず、合格最低点の得点率68.9%は4学部で最も高い。つまり「試験の総量は最も少ないのに、必要な正答率は最も高い」学部です。
| 学部 | 満点 | 共通テスト | 個別 | 共通テスト比率 | 合格最低点 | 得点率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 1,550点 | 950点 | 600点 | 61.3% | 1,068点 | 68.9% | 2.1倍 |
| 文学部 | 2,150点 | 950点 | 1,200点 | 44.2% | 1,451点 | 67.5% | 1.9倍 |
| 教育学部 | 2,750点 | 950点 | 1,800点 | 34.5% | 1,797点 | 65.3% | 2.1倍 |
| 経済学部 | 2,450点 | 950点 | 1,500点 | 38.8% | 1,615点 | 65.9% | 2.4倍 |
教育学部は満点2,750点のうち個別が1,800点で、共通テスト比率は34.5%。経済学部も個別1,500点で共通テスト比率38.8%です。この2学部は個別学力検査での逆転余地が大きい設計になっています。一方の法学部は個別が600点しかないため、共通テストの結果がそのまま順位に反映されやすい。同じ「名大文系」でも、合格までの組み立て方が根本的に違うということです。














法学部の68.9%が、医学部医学科に次いで2番目なんですか。倍率は平均なのに。














そうです。2026年度前期の合格最低点を得点率で並べると、医学部医学科の74.8%に次いで法学部が2番目です。倍率2.1倍という数字だけを見て「名大の中では標準」と判断すると、必要な得点水準を1割近く低く見積もることになります。法学部を受けるなら、比較すべきは倍率ではなく得点率です。
なお、学部を横断して「どこが狙い目か」を判定する視点は名古屋大学の穴場学部は?で扱っています。本稿は法学部を受けると決めた人向けに、その中で必要な得点を出すことに絞ります。志望学部そのものを比較検討している段階なら、先にそちらを読んでください。
個別試験に国語がない。数学・英語・小論文が200点ずつ
名古屋大学法学部の個別学力検査でよく誤解されるのが、国語の扱いです。2027年度入学者選抜要項では、法学部の個別学力検査は数学200点・外国語200点・小論文200点の3科目で、国語は含まれません。文学部(個別で国語400点)、教育学部(同600点)、経済学部(同500点)はいずれも個別で国語を課すので、名大文系の中で法学部だけが例外です。国語は共通テストの200点でのみ問われます。
| 科目 | 共通テスト | 個別学力検査 | 法学部での位置づけ |
|---|---|---|---|
| 数学 | 200点 | 200点 | 個別は数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B(数列)・数C(ベクトル)。数Ⅲは範囲外 |
| 外国語 | 200点 | 200点 | 共通テストは英語ならリーディング150・リスニング50に換算 |
| 小論文 | — | 200点 | 高等学校の地歴・公民の学習を前提とする出題 |
| 国語 | 200点 | — | 個別では課されない。共通テストのみ |
| 地理歴史・公民 | 200点 | — | 個別には無いが、小論文の前提知識として効く |
| 理科・情報 | 150点 | — | 理科100点・情報50点。合計1,550点の9.7% |
📚 用語解説
小論文(名古屋大学法学部):2027年度入学者選抜要項に「高等学校の地歴,公民の学習を前提とする。」と明記された個別学力検査の科目。作文の上手さを問う試験ではなく、地理歴史・公民で学んだ知識を前提に、資料を読んで論を組み立てる力を200点分測る科目として設計されている。
- 数学: 計400点
- 理科・情報: 共テ150点














個別に国語がないなら、国語は共通テスト対策だけで済ませていいということですか。














国語という科目名では消えますが、読む力と書く力は小論文200点として残ります。しかも要項に「高等学校の地歴、公民の学習を前提とする」と書かれているとおり、共通テストで200点分やる地理歴史・公民が、そのまま小論文の土台になります。法学部の科目構成は「国語が消えた」のではなく、「国語と地歴公民が小論文200点に統合された」と読むのが正確です。
数学・外国語・小論文はどれも200点で、個別600点の3分の1ずつです。苦手な1科目を捨てると、その時点で個別の上限が400点になり、合格最低点1,068点に届く共通テストの得点率は約70%から約77%へ上がります。3科目のうち1つも切れない配点だと理解してください。
後期日程はない。定員150人は前期105人+学校推薦型45人
名古屋大学法学部の入学定員は150人です。その内訳は、一般選抜(前期日程)が105人、学校推薦型選抜が45人。後期日程の募集はありません。つまり一般選抜で受験する人にとって、名古屋大学法学部の挑戦機会は2月25日・26日の前期日程1回だけです。さらに法学部は2段階選抜(いわゆる足切り)を実施しないため、出願した271人全員が本試験を受けられる代わりに、共通テストの点数はどれだけ低くても切り捨てられず、そのまま合計点に持ち込まれます。
| 項目 | 名古屋大学法学部 | 補足 |
|---|---|---|
| 入学定員 | 150人 | 2026年度 |
| 一般選抜(前期日程) | 105人 | 定員の70% |
| 学校推薦型選抜 | 45人 | 定員の30% |
| 後期日程 | 募集なし | 名大の後期は医学部医学科5人のみ |
| 2段階選抜 | 実施しない | 名大で実施するのは医学部医学科のみ |
📚 用語解説
2段階選抜:共通テストの成績で出願者を絞り、本試験を受けられる人数を制限する仕組み。名古屋大学で実施するのは医学部医学科のみで、前期日程は共通テスト950点満点中650点以上が第1段階選抜の合格ラインとされている。法学部は実施しないため、共通テストの点数が低くても出願・受験自体は可能。














足切りがないなら、共通テストが悪くても出願だけはしておけばいいということですか。














出願はできます。ただし切られない代わりに、低い共通テストの点がそのまま1,550点の合計に乗ります。共通テストで6割だと、個別600点で498点、得点率83.0%が必要になる計算です。これは2026年度の合格最高点の得点率83.4%にほぼ並ぶ水準で、現実的な狙い方とは言えません。足切りがないことは、共通テストを軽く見てよい理由にはなりません。
学校推薦型選抜が定員の30%を占める点は、名古屋大学全体の傾向としても大きな論点です。選抜方式全体の中で推薦がどれだけの比重を持つかは名古屋大学の穴場学部は?で整理しているので、一般選抜と推薦のどちらで受けるかを検討している段階ならそちらを参照してください。本稿は一般選抜(前期日程)で受ける前提の記事です。
共通テスト950点から逆算する準備の順番
ここまでの数字を1本の計画にまとめます。名古屋大学法学部で最初に固めるのは、配点の大きい共通テスト950点です。共通テストで8割(760点)を確保できれば、個別600点で308点(51.3%)が合格最低点1,068点のライン、合格者平均1,118点を狙うなら358点(59.7%)です。この「共通テストを先に固めて、個別は5割台後半を狙う」形が、法学部の配点に最も素直な組み立て方になります。
| 時期 | やること | 法学部で確認する数字 |
|---|---|---|
| 高3春 | 配点と科目を確定する | 共通テスト950点・個別600点・合計1,550点 |
| 夏 | 共通テストの6教科8科目を回す | 理科100点・情報50点も範囲に入っている |
| 秋 | 個別3科目の答案を作る | 数学・英語・小論文が各200点 |
| 1月 | 共通テスト本番 | 合否計算の61.3%がここで確定する |
| 2月25・26日 | 個別学力検査 | 600点で最終調整する |
| 3月10日 | 合格者発表 | 1,068点を超えたかどうか |
📚 用語解説
学校推薦型選抜:高等学校長の推薦にもとづいて実施される選抜方式。名古屋大学法学部は2026年度に45人を募集し、志願164人・受験56人・合格45人だった。一般選抜(前期日程)とは出願要件も試験も別で、本稿で扱う合格最低点1,068点は一般選抜前期日程の数字である。














共通テスト8割で個別51.3%なら、二次はそこまで完璧じゃなくてもいいんですね。














個別51.3%は、3科目で103点ずつの計算です。ただしこれは合格最低点ちょうどのライン。合格者平均の1,118点を目指すなら個別358点、3科目で120点ずつ必要になります。共通テストで8割を確保したうえで、個別を各科目6割へ乗せる。これが名大法学部で最も再現性の高い形です。狙う点数を「最低点」ではなく「平均点」で置いてください。
名古屋大学法学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。名古屋大学法学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。理由は配点にあります。合計1,550点のうち950点、61.3%が共通テストで、個別学力検査は600点しかありません。合格最低点1,068点と合格者平均1,117.99点の差はわずか50点、満点の3.2%です。この狭い帯の中で上に入るには、共通テスト6教科8科目と個別3科目を毎日どの順番でどれだけ進めるかを、点数で管理し続ける必要があります。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、共通テスト6教科8科目の優先順位が崩れる
独学でも要項と参考書は手に入ります。しかし法学部の共通テストは国語・地歴公民・数学・理科・外国語・情報の6教科8科目で、配点は200点から50点までばらばらです。どの科目に今日どれだけ時間を割けば950点に近づくかを毎日決め直し、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、小論文200点の答案が残らない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に小論文の論の運びや数学の途中式を毎回確認する仕組みではありません。法学部の小論文は200点、個別600点の3分の1です。「高等学校の地歴、公民の学習を前提とする」出題に対して、自分の答案がどこで論拠を落としているかは、講義を見るだけでは分かりません。
集団授業の大手予備校では、共通テスト61.3%の設計に合わせにくい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。しかし共通テスト比率61.3%の法学部と、34.5%の教育学部では、そもそも時間の配分先が違います。個別1,800点の学部と600点の学部を同じ密度で扱う授業設計では、合格最低点と平均点の差が50点しかない法学部の勝負どころに届きません。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行量まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テスト8科目を1週間でどれだけ回したかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。1,550点満点で50点の帯を争う入試では、その残り方が致命的になります。














教材の種類よりも、共通テストと個別のどちらに今日どれだけ使うかを決め続けられるかが差になるということですね。














そのとおりです。配点も合格最低点も公式に出ています。差がつくのは、その数字を今日の問題数と復習量に変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、共通テスト950点と個別600点への配分を1日単位で設計し、毎週の確認テストで実際に積み上がったかを見ます。
だからこそ、名古屋大学法学部を本気で狙うなら、公式の配点を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、名古屋大学法学部の公式配点と現在の得点を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴を、法学部対策へどう接続するかを整理します。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
名古屋大学法学部の共通テスト950点と個別600点への時間配分を、1日ごとの問題数と復習量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、合格最低点1,068点との差を埋める作業に時間を使えます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ法学部志望でも、共通テストの理科・情報が課題の人と、小論文の論拠が課題の人では行動が違います。公式配点と現在の得点を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストは6教科8科目あり、放置した科目から崩れます。日々の進捗と毎週の確認テストで、8科目の遅れと個別3科目の同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
法学部の小論文200点や個別数学の記述で、どこが失点かを見抜くには指導者側の理解が要ります。専属講師が答案の改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、法学部の共通テスト・個別3科目・小論文を1つの計画にまとめられます。学校推薦型とは要件が違うため、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、共通テストの現在の得点率と、個別で必要になる点数の差から相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、共通テストの現在地から個別600点で必要な点数を逆算し、どの科目から手を付けるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。














管理されると言っても、名古屋大学法学部向けには具体的に何が変わるんですか。














共通テスト950点のうち今どこで落としているかを科目別に出し、個別600点で必要な点数との差を毎週更新します。「今日は数学の何を何問、小論文の答案をどこまで直すか」を数値で決め、確認テストで定着を確かめる。大学名だけの一般論ではなく、1,550点の配点に沿って行動が変わります。
名古屋大学法学部の配点から必要点を逆算し、無料説明会で相談できます
まとめ|名古屋大学法学部は倍率より得点率で判断する
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 何割で受かるか | 2026年度前期の合格最低点は1,550点満点中1,068点=68.9% |
| 目標に置く点数 | 合格者平均1,117.99点=72.1%。最低点ではなく平均点を狙う |
| 配点 | 共通テスト950点+個別600点。共通テストが61.3%を占める |
| 個別の科目 | 数学200点・外国語200点・小論文200点。国語は共通テストのみ |
| 倍率 | 前期日程は志願271人・受験230人・合格109人で2.1倍。全学平均2.2倍 |
| 日程 | 後期日程なし。前期1回。2段階選抜も実施しない |
| 最初の行動 | 共通テストの得点率から、個別600点で必要な点数を計算する |














倍率を調べるより、1,550点の中で今何点取れているかを出す方が先なんですね。














それがこの記事の結論です。名古屋大学法学部の倍率2.1倍は全学平均2.2倍とほぼ同じで、倍率からは何も分かりません。分かるのは配点と合格最低点です。共通テスト950点で今何点取れているか、個別600点であと何点必要か。その2つを点数で書き出せば、曖昧な不安は具体的な計画に変わります。
名古屋大学法学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や年度の違う倍率を1つ見ただけで結論を出さないでください。配点は受験年度の入学者選抜要項、合格最低点は「合格最高・最低点及び合格者の平均点一覧」、倍率は「入学者選抜状況」で、それぞれ同じ年度・同じ日程の数字を確認します。そのうえで自分の得点との差を点数で出し、毎日の学習量まで決めることが、最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 何割で受かるか | 合格最低点は1,068点の章 |
| 配点 | 配点1,550点の内訳の章 |
| 共通テストと個別の配分 | 得点率別に必要な点を出す章 |
| 倍率 | 前期日程の倍率2.1倍の章 |
| 後期・推薦 | 定員150人の内訳の章 |
Q. 名古屋大学法学部は何割取れば受かりますか?
A. 2026年度(令和8年度)前期日程の合格最低点は、満点1,550点に対して1,068点でした。得点率にすると68.9%です。合格者の平均点は1,117.99点(72.1%)、合格最高点は1,292点(83.4%)でした。合格最低点はその年に最も低い点で通った受験者の得点なので、目標は合格者平均の72.1%に置くことをおすすめします。
Q. 名古屋大学法学部の配点はどうなっていますか?
A. 2027年度入学者選抜要項では、大学入学共通テスト950点と個別学力検査600点の合計1,550点です。共通テストの内訳は国語200点、地理歴史・公民200点、数学200点、理科100点、外国語200点、情報50点。個別学力検査は数学200点、外国語200点、小論文200点です。共通テストが合計の61.3%を占めます。
Q. 名古屋大学法学部の倍率はどれくらいですか?
A. 2026年度一般選抜(前期日程)は、募集人員105人に対して志願者271人、受験者230人、合格者109人で、実質倍率は2.1倍でした。名古屋大学全体の実質倍率は2.2倍なので、法学部はほぼ平均です。ただし合格最低点の得点率68.9%は医学部医学科に次いで高く、倍率だけで難易度を判断すると準備量を見誤ります。
Q. 共通テストで7割だと、個別で何点必要ですか?
A. 共通テスト950点の70%は665点です。合格最低点1,068点に届くには、個別600点のうち403点、得点率67.2%が必要になります。数学・英語・小論文が各200点なので、3科目とも134点前後をそろえる計算です。これは公式の配点と公式の合格最低点から計算した組み合わせで、実際の合格ラインは年度によって動きます。
Q. 名古屋大学法学部の個別試験に国語はありますか?
A. ありません。2027年度入学者選抜要項では、法学部の個別学力検査は数学・外国語・小論文の3科目です。国語は共通テストの200点でのみ問われます。ただし小論文200点は「高等学校の地歴、公民の学習を前提とする」出題なので、読解力と論述力は小論文の形で必要になります。
Q. 名古屋大学法学部に後期日程はありますか?
A. ありません。名古屋大学で後期日程を実施しているのは医学部医学科の5人分のみで、法学部は前期日程だけの募集です。入学定員150人の内訳は、一般選抜(前期日程)105人と学校推薦型選抜45人です。一般選抜で受験する場合、挑戦機会は2月25日・26日の1回だけになります。
Q. 名古屋大学法学部に足切り(2段階選抜)はありますか?
A. 2027年度入学者選抜要項では、法学部の2段階選抜は「実施しない」と明記されています。名古屋大学で2段階選抜を実施するのは医学部医学科のみです。ただし足切りがない分、共通テストの点数は低くてもそのまま1,550点の合計に反映されます。共通テストが6割だと個別で83.0%が必要になる計算です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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