
広島大学の生物生産学部を調べているのですが、倍率が1.4倍と書いてあって「他より入りやすい」と言われました。本当にそうなんでしょうか。後期で受け直せるかも知りたいです。














先に結論を出します。2026年度の生物生産学部は、前期日程が志願118人・受験110人・合格76人で実質倍率1.4倍でした。広島大学の中では低いほうです。ただし生物生産学部には後期日程がありません。一般選抜のチャンスは前期の1回だけで、受け直しはできません。さらに配点が特殊で、2,000点満点のうち理科が800点。共通テストの理科2科目と個別テストの理科2科目を両方仕上げないと届きません。この記事では、倍率・後期の有無・配点・合格最低点・プログラム配属の順に、広島大学の公式資料だけで整理していきます。
広島大学生物生産学部は、数字だけを並べると誤解されやすい学部です。実質倍率1.4倍という数値は事実ですが、それは「一般選抜の枠が前期日程だけ」「理科の比重が学内で最も重い部類」という条件とセットで出ている数字です。本稿では広島大学が公表した令和8年度の入試結果情報と、令和9年度の入学者選抜に関する要項だけを根拠に、この学部の受け方を組み立てます。第三者サイトの推計値や、出典を確認できない偏差値は一切使いません。
目次
- 広島大学生物生産学部の倍率・日程・配点への結論
- 2026年度の実質倍率1.4倍を広島大学の他学部と並べて読む
- 生物生産学部に後期日程はない。一般選抜は前期の1回だけ
- 配点2,000点の内訳|理科が800点を占める
- 合格最低点1,167点=得点率58.4%が意味すること
- 二次試験の中身|数学Ⅲ・理科2科目・英語と、英語民間試験の使い方
- 入学定員90人の内訳|一般選抜は67人、総合型・推薦が23人
- 生物生産学科は1学科制|プログラムは2年次前期末に決まる
- 前期一本で受けるための年間の進め方
- 広島大学生物生産学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|生物生産学部は「前期一本・理科勝負」で読む
- よくある質問
広島大学生物生産学部の倍率・日程・配点への結論
| 知りたいこと | 公式データから言える結論 | 最初にやること |
|---|---|---|
| 倍率 | 2026年度前期日程は実質1.4倍(受験110人/合格76人)。志願倍率は1.8倍 | 倍率の低さを「楽」と読み替えず、配点のほうを先に見る |
| 後期日程 | 生物生産学部は後期日程を実施していない。2027年度の募集人員表も後期欄は空欄 | 一般選抜は前期の1回勝負である前提で年間計画を組む |
| 配点 | 共通テスト1,000点+個別テスト1,000点の計2,000点。理科は合計800点で全体の40% | 理科2科目を「共通テスト用」と「二次用」の両方で仕上げる |
| 合格最低点 | 2026年度前期の総合点最低は1,167点。配点2,000点に対して得点率58.4% | 満点狙いではなく6割弱を全教科で積む形に切り替える |
| 募集単位 | 生物生産学科の1学科のみ。プログラム別の募集も倍率公表もない | 志望プログラムは合否に影響しないと理解して出願する |
| 一般選抜の枠 | 入学定員90人のうち前期日程は67人。残り23人は総合型選抜と学校推薦型選抜 | 総合型を使える条件があるか、高2のうちに確認する |
生物生産学部の入試を一言で表すと「前期日程しかない、理科で決まる試験」です。広島大学の一般選抜は前期日程と後期日程の2つで行われますが、令和9年度の募集人員表を見ると、生物生産学部の後期日程欄は空欄です。同じことは令和8年度の入試結果情報にも明記されていて、選択科目別の集計表には「法学部(昼)(夜),医学部,生物生産学部は後期日程を実施していません」という注記が付いています。つまり2月25日の個別テスト1回で、一般選抜の結果が決まります。














倍率1.4倍って、受験した人の7割くらいが受かっている計算ですよね。それでも難しいんですか。














倍率だけ見ればそう見えます。でも合格者の得点を見ると印象が変わります。公式の合格者得点表では、総合点2,000点満点に対して最低点が1,167点、平均が1,269.4点。得点率にすると最低58.4%、平均63.5%です。1.4倍という数字は「6割弱を取れた人が受かった」という意味であって、「何もしなくても受かる」という意味ではありません。しかも落ちた34人は、その6割弱に届かなかった人たちです。
📚 用語解説
実質倍率:受験者数を合格者数で割った値。志願者数で割る志願倍率と違い、出願しても当日欠席した人を除いて計算するため、実際の競争の激しさに近い。広島大学の公式資料では「競争率(受験者数/合格者数)」という名称で公表されている。
この記事で扱う数値はすべて広島大学の公式資料に載っているものです。倍率と得点は「令和8年度入試結果情報」、配点と科目は「令和9年度入学者選抜に関する要項」から取りました。得点率だけは公式に載っていないため、公式の得点を公式の配点で割って本稿が算出した値であることを、そのつど明記します。
2026年度の実質倍率1.4倍を広島大学の他学部と並べて読む
| 項目 | 2026年度 生物生産学部(前期日程) | 計算のもと |
|---|---|---|
| 募集人員 | 67人 | 令和8年度の一般選抜前期日程 |
| 志願者数 | 118人 | 公式「一般選抜実施状況」 |
| 受験者数 | 110人 | 志願者の93.2%が受験(8人欠席) |
| 合格者数 | 76人 | 追加合格者を含む公式値 |
| 入学者数 | 76人 | 合格者全員が入学(辞退0人) |
| 実質倍率 | 1.4倍 | 110人 ÷ 76人 = 1.45 |
| 志願倍率 | 1.8倍 | 118人 ÷ 67人 = 1.76 |
| 合格者-募集人員 | +9人 | 総合型・推薦の欠員が前期に加わる仕組みがある |
注目すべきは、合格者76人が募集人員67人を9人上回っている点です。これは偶然ではありません。令和9年度の募集人員表の注記には、総合型選抜Ⅰ型・Ⅱ型・国際バカロレア型・学校推薦型選抜Ⅱ型で合格者が募集人員に満たない場合、その欠員は一般選抜(前期日程)の募集人員に含める、と書かれています。実際に2026年度は、総合型Ⅰ型が募集5人に対し合格4人、総合型Ⅱ型が募集13人に対し合格11人、学校推薦型Ⅱ型が募集2人に対し合格1人でした。総合型で埋まらなかった枠が前期に回っている構造です。














広島大学の中では下から2番目なんですね。文学部のほうが低いのは意外でした。














そうです。生物生産学部は「学内で一番入りやすい学部」ではありません。そして年度によってかなり動きます。公式の競争率推移を見ると、生物生産学部の前期は令和3年度1.3倍、令和4年度1.3倍、令和5年度2.1倍、令和6年度1.5倍、令和7年度2.1倍、令和8年度1.4倍。同じ期間の広島大学全体は1.8〜2.1倍でほぼ動きません。生物生産学部だけが1.3倍と2.1倍のあいだで往復しているわけです。募集人員67人という規模の小ささが、そのまま振れ幅になっています。
| 年度 | 生物生産学部 前期 | 広島大学全体 前期 |
|---|---|---|
| 令和3年度(2021年度) | 1.3倍 | 2.0倍 |
| 令和4年度(2022年度) | 1.3倍 | 2.0倍 |
| 令和5年度(2023年度) | 2.1倍 | 2.0倍 |
| 令和6年度(2024年度) | 1.5倍 | 2.0倍 |
| 令和7年度(2025年度) | 2.1倍 | 2.1倍 |
| 令和8年度(2026年度) | 1.4倍 | 1.8倍 |
生物生産学部の前期は6年間で1.3倍〜2.1倍を往復しています。直前年度が低かったことを理由に志願者が集まれば、翌年は跳ね上がります。倍率は出願先を決める材料ではなく、事後の記録として扱ってください。
倍率と一緒に見ておきたいのが、誰が受けているかです。全選抜区分を合わせた2026年度の合格者98人を卒業年度別に見ると、現役(令和7年度卒)が74人で75.5%、1浪(令和6年度卒)が16人で16.3%でした。広島大学全体の現役率79.5%よりわずかに低い程度で、浪人が有利に見える構造にはなっていません。
生物生産学部に後期日程はない。一般選抜は前期の1回だけ
| 学部 | 2027年度 前期日程 募集人員 | 2027年度 後期日程 募集人員 |
|---|---|---|
| 総合科学部 | 104人 | 18人 |
| 文学部 | 90人 | 20人 |
| 教育学部 | 314人 | 27人 |
| 法学部 | 145人 | 実施なし |
| 経済学部 | 115人 | 30人 |
| 理学部 | 145人 | 48人 |
| 医学部 | 187人 | 実施なし |
| 歯学部 | 58人 | 22人 |
| 薬学部 | 50人 | 3人 |
| 工学部 | 384人 | 32人 |
| 生物生産学部 | 67人 | 実施なし |
| 情報科学部 | 115人 | 15人 |
広島大学12学部のうち、後期日程を実施しないのは法学部・医学部・生物生産学部の3つだけです。令和9年度の募集人員表で後期欄が空欄になっていること、令和8年度の入試結果情報で「法学部(昼)(夜),医学部,生物生産学部は後期日程を実施していません」と注記されていること、さらに令和9年度の選抜要項の生物生産学部のページに前期日程の行しか存在しないこと。この3つが一致しているので、2027年度も後期は無いと読めます。














前期で落ちたら、広島大学の中で後期に出せる学部はあるんですか。














別の学部の後期に出願すること自体は制度上できますが、それは生物生産学部を受けたことにはなりません。しかも後期の科目は学部ごとに違います。生物生産学部志望なら、前期の2月25日に全部を賭ける前提で1年を設計してください。「後期がある学部と同じ気持ちで前期を受ける」のが一番危ない受け方です。併願先は広島大学の中ではなく、他大学の後期日程で考えることになります。
📚 用語解説
第1段階選抜(2段階選抜):共通テストの成績で個別テストの受験者を絞る制度。広島大学の令和9年度入学者選抜では「医学部医学科の前期日程」だけが対象で、志願倍率が募集人員の約3倍を超えた場合に実施することがあるとされている。要項には「その他の学部・学科等においては、前期日程、後期日程とも2段階選抜は行いません」と明記されており、生物生産学部は対象外。共通テストの結果がどれだけ悪くても、出願すれば個別テストは受けられる。
第1段階選抜が無いことは、生物生産学部の受験では実質的に有利に働きます。共通テストで想定より取れなかった場合でも、個別テスト1,000点で挽回する余地が残るからです。ただし挽回の中身は理科600点と数学200点と英語200点。共通テストの失点を取り返せるかどうかは、二次の理科がどれだけ書けるかにかかっています。
配点2,000点の内訳|理科が800点を占める
| 教科 | 共通テスト | 個別テスト | 合計 | 2,000点に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 理科 | 200点 | 600点 | 800点 | 40.0% |
| 数学 | 200点 | 200点 | 400点 | 20.0% |
| 外国語 | 200点 | 200点 | 400点 | 20.0% |
| 国語 | 200点 | — | 200点 | 10.0% |
| 地理歴史・公民 | 100点 | — | 100点 | 5.0% |
| 情報 | 100点 | — | 100点 | 5.0% |
| 合計 | 1,000点 | 1,000点 | 2,000点 | 100% |
2027年度の生物生産学科は、共通テスト1,000点と個別テスト1,000点をそのまま足した2,000点満点で判定されます。共通テストと二次の比率が1対1という時点で、共通テスト重視型でも二次重視型でもない、両方を同じ重さで問う設計です。そして教科別に足し合わせると、理科だけが800点で全体の40%を占めます。この配点は令和8年度の学生募集要項でも同じで、2026年度の合格最低点はこの配点のもとで出た数字です。














理科が800点って、他の教科の2倍ですよね。国語や地歴はほとんど関係ないということですか。














「関係ない」とまでは言えません。国語200点と地歴・公民100点と情報100点で合計400点、全体の2割です。合格最低点が58.4%という試験で、2割を捨てるのは無理があります。ただし優先順位は明確です。理科800点と数学400点と外国語400点で1,600点、全体の8割。この3教科の完成度が合否を決めます。共通テストだけで使う3教科は、取りこぼさない水準まで持っていけば十分です。
広島大学の要項には、生物生産学科の前期日程は「大学入学共通テスト及び個別テストの総合点で判定します」と書かれています。さらに合格最低点で同点になった場合は、①個別テストの合計点が高い者、②それでも同点なら個別テストの理科の得点が高い者、③さらに同点なら大学入学共通テストの理科の得点が高い者、の順で合格とされます。同点の決着まで理科で付ける設計です。
📚 用語解説
得点率:得点を満点で割った割合。広島大学は合格最低点そのものを公表しているが得点率は公表していないため、本稿では「公式の得点 ÷ 公式の配点」で算出した値を使い、そのつど算出であることを明記している。模試の判定に使われる得点率とは母集団も基準も異なるので混同しないこと。
合格最低点1,167点=得点率58.4%が意味すること
| 区分 | 配点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 最低点の得点率(本稿算出) |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合点 | 2,000点 | 1,481点 | 1,269.4点 | 1,167点 | 58.4% |
| 大学入学共通テスト | 1,000点 | 801点 | 706.6点 | 625点 | 62.5% |
| 個別テスト等 | 1,000点 | 705点 | 562.8点 | 448点 | 44.8% |
これは広島大学が公表している2026年度前期日程・生物生産学科の合格者得点です(追加合格者は含みません)。総合点の最低は1,167点、得点率にすると58.4%。共通テストの最低は625点で62.5%、個別テストの最低は448点で44.8%です。なお、この表の各行はそれぞれの項目での最高・平均・最低であり、総合点が最低だった受験生が共通テストでも最低点だったとは限りません。














二次が44.8%で受かっている人がいるんですね。二次はあまり取れなくてもいいんですか。














逆です。個別テストの平均が562.8点、最高でも705点。1,000点満点なのに最高点が7割です。つまり二次はほとんどの受験生が半分前後しか取れていません。差がつくのはここです。共通テストは平均706.6点で7割を超えていて、取れる人はみんな取っている。二次で50点多く取れば、共通テストで50点多く取るのと同じ価値があります。しかも二次の600点は理科です。理科の記述で10点積む練習をした人から順に上に行きます。
合格最低点1,167点に対し、平均は1,269.4点。差は102.4点あります。安全に合格するなら平均の1,270点前後を狙うことになり、これは共通テスト700点(70%)+個別テスト570点(57%)という配分です。共通テストで7割、二次で6割弱。この2つの数字を年間の到達目標に置いてください。
得点率58.4%という数字は、裏を返せば「41.6%は落としても受かる」ということです。苦手教科をゼロにする必要はありません。むしろ理科800点のうちどれだけ拾えるかで、他教科の失点をどこまで許容できるかが決まります。共通テストで650点しか取れなくても、個別テストで520点取れば1,170点で最低点を超えます。この組み合わせを自分の得点構造から逆算するのが、生物生産学部の受験計画の核心です。
二次試験の中身|数学Ⅲ・理科2科目・英語と、英語民間試験の使い方
| 区分 | 教科 | 科目・出題範囲 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 国語 | 『国語』を1科目 | 200点 |
| 共通テスト | 地歴・公民 | 地理総合・地理探究など5科目から1科目 | 100点 |
| 共通テスト | 数学 | 『数Ⅰ,数A』と『数Ⅱ,数B,数C』の2科目 | 200点 |
| 共通テスト | 理科 | 『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目 | 200点 |
| 共通テスト | 外国語 | 英・独・仏・中・韓から1科目 | 200点 |
| 共通テスト | 情報 | 『情報Ⅰ』を1科目 | 100点 |
| 個別テスト | 数学 | 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C | 200点 |
| 個別テスト | 理科 | 物理・化学・生物・地学の4分野から2科目 | 600点 |
| 個別テスト | 外国語 | 英・独・仏・中から1科目 | 200点 |
共通テストは6教科8科目です。特に注意したいのは理科で、生物生産学科が指定しているのは『物理』『化学』『生物』『地学』の4つから2科目。基礎を付した科目(物理基礎・化学基礎など)を選ぶ選択肢が用意されていません。文系型の理科では出願資格を満たせないということです。一方で個別テストの理科も「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から2科目。要項には、配点に関する記載が特に無ければ2科目の配点割合は同等とあり、生物生産学科の欄に記載はないため600点は2科目で分け合います。
生物生産学科の個別数学は6科目型で、出題範囲は「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列),数学C(ベクトル,平面上の曲線と複素数平面)」と要項に明記されています。数学Ⅲが入る一方で、数学A・B・Cは範囲が限定されています。200点という配点の軽さに油断せず、出題範囲だけは正確に押さえてください。














理科2科目って、共通テストと二次で同じ組み合わせにしないといけないんですか。














要項上は共通テストが『物理』『化学』『生物』『地学』から2、個別が同じ4分野から2で、同じ組み合わせにしろという指定はありません。ただ現実的には、同じ2科目でそろえるのが合理的です。理科は共通テスト200点と個別600点の合計800点。ここを4科目に分散させると、二次の記述で戦える深さまで届きません。化学と生物、あるいは化学と物理のどちらかに決めて、高2のうちから固定してください。
もう一つ、生物生産学部志望なら知っておくべき制度があります。広島大学は指定する英語民間試験でCEFR相当レベルB2以上を満たすと、大学入学共通テストの『英語』の得点を満点とみなします。この扱いは一般選抜の前期日程・後期日程で全学部・全学科等が対象です。生物生産学科の場合、共通テストの外国語は200点。B2以上を持っていれば、共通テスト当日の英語の出来にかかわらずこの200点が確定します。
📚 用語解説
CEFR:外国語の運用能力を6段階(A1・A2・B1・B2・C1・C2)で示す国際的な指標。広島大学は英語民間試験のスコアをこの段階に対応づけた対照表を公表しており、一般選抜ではB2以上が共通テスト英語の満点みなしの条件になっている。B2に相当するのは英検準1級合格、GTEC1180以上、IELTS5.5以上、TEAP(4技能)309以上、TOEFL iBT72以上、TOEIC L&R及びS&W合計1560以上など。令和6年4月以降に受験し、出願期間最終日までに成績証明書等を提出できるものが有効。
英検準1級を高2の終わりまでに取っておけば、共通テストの英語200点が確定し、高3の1年間を理科と数学に集中させられます。理科800点という配点の学部だからこそ、英語を先に片付ける価値が大きい。これは生物生産学部に限った戦術ではありませんが、この学部では特に効きます。
入学定員90人の内訳|一般選抜は67人、総合型・推薦が23人
| 選抜区分 | 2027年度 募集人員 | 2026年度の実績(志願→合格) |
|---|---|---|
| 一般選抜 前期日程 | 67人 | 118人 → 76人 |
| 一般選抜 後期日程 | 実施なし | — |
| 総合型選抜Ⅰ型 | 5人 | 7人 → 4人 |
| 総合型選抜Ⅱ型(セミナー受講型) | 10人 | 14人 → 7人 |
| 総合型選抜Ⅱ型(課題研究評価型) | 3人 | 12人 → 4人 |
| 総合型選抜 国際バカロレア型 | 3人 | 4人 → 4人 |
| 総合型選抜 フェニックス型 | 若干名 | 2人 → 2人 |
| 学校推薦型選抜Ⅱ型 | 2人 | 3人 → 1人 |
| 合計 | 90人 | 160人 → 98人 |
入学定員90人のうち、一般選抜(前期日程)の枠は67人。割合にすると74.4%です。残る23人、25.6%が総合型選抜と学校推薦型選抜で埋まります。広島大学全体では入学定員2,413人に対して一般選抜が1,989人で82.4%なので、生物生産学部は学内でも一般選抜の比率が低いほうです。情報科学部(72.2%)に次いで、経済学部と並ぶ2番目の低さになります。














総合型のほうが枠は少ないけど、一般より入りやすかったりしないんですか。














データで見ると逆です。2026年度の総合型選抜Ⅱ型は志願26人に対して最終合格11人で2.4倍。前期日程の1.4倍より高い。しかも総合型Ⅰ型には出願要件があります。英語民間試験でCEFR B1以上、つまり英検2級合格相当が必要で、さらに生物生産学部が実施する「高大接続型プログラム」の全プログラムに参加した証明書類も要ります。2027年度からは「育成チュートリアル」を受けて作る「学修の記録」も加わります。思い立って出せる入試ではありません。
📚 用語解説
総合型選抜Ⅰ型・Ⅱ型(広島大学光り輝き入試):広島大学の総合型選抜の名称。Ⅰ型は大学入学共通テストを課さない選抜、Ⅱ型は課す選抜。生物生産学科はその両方を実施している。Ⅰ型の出願期間は令和8年9月3日〜9月8日、Ⅱ型は令和8年10月2日〜10月7日と一般選抜よりはるかに早い。Ⅱ型はさらにセミナー受講型と課題研究評価型に分かれ、セミナー受講型は書類選考のみで第1次選考を行う。
Ⅰ型の出願は高3の9月上旬。その時点で英語民間試験のB1以上のスコアと、高大接続型プログラムの全参加証明が手元にある必要があります。高3の夏に思い立っても間に合いません。使うかどうかは高2の段階で判断してください。
一般選抜だけで考えるなら、押さえるべき数字は67人という募集人員です。この規模だと、志願者が20人増えるだけで倍率が0.3ポイント動きます。過去6年で1.3倍と2.1倍を往復しているのは、この小ささが理由です。倍率を予測して出願先を変えるより、合格最低点58.4%を確実に超える力をつけるほうが再現性があります。
生物生産学科は1学科制|プログラムは2年次前期末に決まる
| 主専攻プログラム | 扱う領域の例 | 配属の決まり方 |
|---|---|---|
| 水圏統合科学プログラム | 海洋・水産・水圏の生物生産 | 2年次前期終了時に決定 |
| 応用動植物科学プログラム | 作物・家畜など陸上の生物生産 | 2年次前期終了時に決定 |
| 食品科学プログラム | food の加工・機能・安全 | 2年次前期終了時に決定 |
| 分子農学生命科学プログラム | 分子レベルの農学・生命科学 | 2年次前期終了時に決定 |
| 国際生物生産学プログラム | 英語による生物生産学の教育 | 入学時に選抜のうえ配属 |
生物生産学部の募集単位は「生物生産学科」の1つだけです。出願のときにプログラムを選ぶことはありませんし、入試の成績がどのプログラムに配属されるかを直接決めるわけでもありません。そのため、プログラム別の募集人員も、プログラム別の倍率も公表されていません。ネット上でプログラム別の倍率を見かけたら、それは公式データではないと考えてください。














食品科学をやりたくて受けるのに、入ってから別のプログラムになることもあるんですか。














可能性はあります。広島大学の公式説明では、2年次前期終了時に「自身の希望と学業成績によって主専攻プログラムを決定します」とされています。希望だけでは決まらず、大学に入ってからの成績も関係するということです。国際生物生産学プログラムだけは例外で、入学手続時の希望に基づいて入学時に選抜のうえ配属されます。志望プログラムがはっきりしているなら、入試だけでなく入学後1年半の成績まで見据えて動く必要があります。
📚 用語解説
主専攻プログラム:広島大学が学位取得を目的に編成している教育プログラムの単位。生物生産学科では水圏統合科学・応用動植物科学・食品科学・分子農学生命科学の4つに、入学時配属の国際生物生産学を加えた構成になっている。配属後は3年次後期から指導教員が決まり、卒業論文のための研究に入る。
所在地も確認しておきましょう。生物生産学部は東広島市鏡山一丁目、広島大学の東広島キャンパスにあります。令和8年度の一般選抜学生募集要項によると、個別テストの試験場も東広島キャンパスで、総合科学部・文学部・教育学部・経済学部・理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部がここで受験します。一方、医学部・歯学部・薬学部は霞キャンパス(広島市南区)、法学部は東千田キャンパス(広島市中区)が試験場です。広島大学の学部は東広島に集約されていますが、医歯薬と法学部は例外だと覚えてください。東広島キャンパスへはJR西条駅前または東広島駅前からバスで約20分、生物生産学部の受験者は「大学会館前」で降ります。
前期一本で受けるための年間の進め方
| 時期 | やること | 判断の基準 |
|---|---|---|
| 高2の夏〜冬 | 理科2科目を確定し、英語民間試験でB2を取りにいく | 英検準1級相当があれば共通テスト英語200点が確定する |
| 高3の4〜7月 | 理科の二次記述に着手。数学Ⅲを一周する | 個別テスト600点の理科を後回しにしない |
| 高3の8〜10月 | 共通テスト6教科8科目の穴を埋める。情報Ⅰを積み上げる | 共通テスト700点=70%を到達目標に置く |
| 高3の11〜12月 | 共通テストの演習量を確保しつつ二次の理科を落とさない | 二次を止めると1月末から戻すのに時間がかかる |
| 1月16日〜17日 | 共通テスト本番 | 625点で受かった年もあるが、平均は706.6点 |
| 1月25日〜2月3日 | 出願 | 第1段階選抜がないので共通テストの結果で出願を止めない |
| 2月25日 | 個別テスト(東広島キャンパス) | 理科600点・数学200点・英語200点 |
| 3月8日 | 合格者発表 | 後期はないので、この日で一般選抜は終わる |
前期一本という条件は、年間計画の組み方を変えます。後期がある学部なら、共通テスト後に「前期は二次重視の学部、後期は共通テスト重視」と使い分ける戦略が取れます。生物生産学部にはその選択肢がありません。共通テストと二次を1対1で仕上げ、2月25日に最大値を出す。それだけです。














共通テストが終わってから二次の理科を始めるのでは遅いですか。














遅いです。共通テスト後から2月25日まで約5週間しかありません。理科600点分の記述を、その5週間で仕上げるのは現実的ではない。公式の数字を思い出してください。個別テストの合格者平均は562.8点、最高点でも705点です。1,000点満点で最高が7割ということは、ほとんどの受験生が二次で苦戦しているということ。高3の春から二次の理科に触れ続けた人だけが、その中で上に出ます。
広島大学生物生産学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。広島大学生物生産学部を狙うなら、授業を受けて理解した気になるだけの「普通の対策」では届きません。前期日程は2,000点満点のうち理科が800点、数学と外国語がそれぞれ400点。合格最低点は1,167点で得点率58.4%、合格者平均は1,269.4点で63.5%です。共通テストは平均706.6点(70.7%)まで積まれている一方、個別テストは平均562.8点(56.3%)・最高でも705点(70.5%)にとどまります。つまり二次の理科で他人より50点多く取れるかどうかが合否を分ける試験です。しかも後期日程が無く、2月25日の1回で終わります。必要なのは情報を集めることではなく、この配点に合わせて毎日の勉強量を決め、実行し続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、理科2科目の選び方から背負い込むことになる
公式要項も過去問も自分で手に入ります。しかし、化学と生物でいくのか化学と物理でいくのかを自分の得点構造から決め、共通テスト200点と個別600点の両方に効く形で毎日の演習量を管理し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。後期日程が無い学部で、この判断を1人で背負うのは負担が大きすぎます。
映像授業・アプリだけでは、理科800点への時間配分が決まらない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に理科の記述のどこで減点されたか、数学Ⅲの途中式のどこで落としたかまで毎回確認する仕組みではありません。生物生産学部は理科800点・数学400点・外国語400点で全体の8割が決まります。万人向けの講義を順番に消化するだけでは、この重い3教科へ時間を寄せる判断が後回しになり、国語と地歴に時間を取られたまま冬を迎えます。
集団授業の大手予備校では、前期一本という条件に合わせられない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。後期日程がある学部を志望する生徒と、2月25日の1回で終わる生物生産学部志望では、共通テスト後の5週間の使い方がまったく違います。個別テストの合格者平均が1,000点中562.8点という試験で、自分だけに残った失点を埋めるには、個別に組まれた計画が要ります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行までは追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの6教科8科目を毎日どう回したか、情報Ⅰをいつ積み上げたか、二次の理科の記述を週に何題書いたかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残り続けます。














教材の種類より、理科800点に合わせて毎日何をやるかを決め続けられるかが大事なんですね。














そのとおりです。広島大学が公表している配点も合格最低点も、誰でも同じものを読めます。差がつくのは、その情報を「今日は理科の記述を何題、数学Ⅲを何問、英語を何分」という具体的な行動に変えて、翌日も続けられるかどうかです。後期が無い以上、途中で立て直す機会もありません。鬼管理専門塾はそこを1日単位で設計し、毎週の確認までつなげます。
だからこそ、広島大学生物生産学部を本気で狙うなら、公式データを読むところで止めず、2,000点の配点を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、広島大学生物生産学部の公式配点と、いまの答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、生物生産学部の対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、広島大学生物生産学部向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














理科800点・数学400点・外国語400点という重い順から埋める計画を組み、共通テストの理科2科目と二次の記述2科目を同じ科目でそろえます。そのうえで「今日は何をどこまで」を数値で示し、確認テストと答案で定着を確かめます。後期日程が無いので、2月25日から逆算して残り日数を割り振ります。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ理科と自分の失点に合わせて毎日の行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
広島大学生物生産学部の2,000点の配点に合わせ、理科800点と数学400点と外国語400点をどの順でどれだけ積むかを1日単位の実行量へ落とします。何をやるか迷う時間を減らし、演習と復習に時間を回します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ生物生産学部志望でも、化学と生物で受ける人と化学と物理で受ける人ではやることが違います。公式要項と現在の得点を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの情報Ⅰや地歴・公民を後回しにせず、二次の理科記述と並行して進めます。毎日の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ失点の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
個別テストの理科600点で何が足りないかを答案から見抜くには、指導者側にも国公立入試の記述への理解が要ります。採用率0.6%を通過した専属講師が、改善点を行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、生物生産学部の前期日程と、総合型選抜Ⅰ型・Ⅱ型の条件確認を一つの計画にまとめられます。英語資格の対策とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、理科の2科目をどう選ぶか、英語民間試験のB2をいつ取りにいくかといった段階から相談できます。入会前に管理の方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、広島大学生物生産学部の理科2科目をどう決めるか、共通テストと個別テストのどちらから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
広島大学生物生産学部の理科の選び方と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|生物生産学部は「前期一本・理科勝負」で読む
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2026年度の倍率 | 前期日程の実質倍率1.4倍(受験110人/合格76人)。志願倍率は1.8倍 |
| 後期日程 | 実施していない。一般選抜は2月25日の前期1回だけ |
| 配点 | 共通テスト1,000点+個別テスト1,000点の計2,000点。理科が800点で40% |
| 合格最低点 | 2026年度前期は1,167点。得点率58.4%(本稿算出) |
| 個別テスト | 理科600点・数学200点・外国語200点。合格者平均は1,000点中562.8点 |
| 第1段階選抜 | 生物生産学部は対象外。共通テストの結果で足切りされない |
| 入学定員90人 | 一般選抜前期67人。総合型・推薦が23人で25.6% |
| 募集単位 | 生物生産学科の1学科。プログラム別の倍率は公表されていない |
| 最初の行動 | 理科2科目を固定し、二次記述に高3の春から着手する |
- 二次の理科: 600点・記述
広島大学生物生産学部の一般選抜は、後期日程が無いという条件と、理科が2,000点中800点を占めるという配点の2つで性格が決まっています。実質倍率1.4倍という数字だけを見て「入りやすい学部」と判断すると、合格最低点58.4%と個別テスト平均56.3%という現実に足をすくわれます。逆に言えば、理科2科目を早く固定して二次記述に時間を投じた人には、手応えが返ってきやすい学部でもあります。














やることが整理できました。理科を決めて、二次の記述を高3の春から始めればいいんですね。














よくある質問
| よくある質問 | 答えの要点 | 詳しい説明 |
|---|---|---|
| 倍率は? | 2026年度前期は実質1.4倍 | 第2章 |
| 後期はある? | 実施していない | 第3章 |
| 配点は? | 2,000点満点で理科が800点 | 第4章 |
| 合格最低点は? | 1,167点=得点率58.4% | 第5章 |
| プログラムは選べる? | 出願時は選ばない。2年次前期末に配属 | 第8章 |
Q. 広島大学生物生産学部の2026年度の倍率は何倍ですか?
A. 一般選抜前期日程で実質倍率1.4倍でした。志願者118人、受験者110人、合格者76人という公式値から、受験者数÷合格者数で計算した値です。募集人員67人で割った志願倍率は1.8倍になります。生物生産学部には後期日程が無いため、この数字が2026年度の一般選抜そのものの倍率です。
Q. 広島大学生物生産学部に後期日程はありますか?
A. ありません。広島大学12学部のうち後期日程を実施しないのは法学部・医学部・生物生産学部の3つで、令和9年度の募集人員表でも生物生産学部の後期欄は空欄です。一般選抜のチャンスは前期日程の1回だけなので、併願は他大学の後期日程で組むことになります。
Q. 生物生産学部の配点はどうなっていますか?
A. 2027年度は大学入学共通テスト1,000点と個別テスト1,000点の合計2,000点満点です。共通テストは国語200点・地歴公民100点・数学200点・理科200点・外国語200点・情報100点。個別テストは数学200点・理科600点・外国語200点です。教科別に合計すると理科が800点で、全体の40%を占めます。
Q. 合格最低点は何点ですか?
A. 2026年度前期日程の生物生産学科は、総合点2,000点満点に対して最低1,167点でした(追加合格者を含まない公式値)。配点で割ると得点率58.4%です。同じ表で共通テストの最低は1,000点中625点、個別テストの最低は1,000点中448点。各欄はそれぞれの項目での最低値なので、同一人物の得点とは限りません。
Q. 共通テストで失敗したら出願できませんか?
A. 出願できます。広島大学で第1段階選抜(2段階選抜)を行う可能性があるのは医学部医学科の前期日程だけで、要項には「その他の学部・学科等においては、前期日程、後期日程とも2段階選抜は行いません」と明記されています。生物生産学部は対象外なので、共通テストの結果にかかわらず個別テストを受けられます。
Q. 理科は何科目必要ですか?
A. 共通テストで2科目、個別テストで2科目です。共通テストは『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目で、基礎を付した科目は選べません。個別テストは「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から2科目で、配点に関する記載が無いため600点は2科目で同等に分かれます。
Q. プログラムは出願のときに選ぶのですか?
A. 選びません。募集単位は生物生産学科の1つだけで、プログラム別の募集も倍率公表もありません。広島大学の公式説明では、主専攻プログラムは2年次前期終了時に本人の希望と学業成績によって決まります。国際生物生産学プログラムのみ、入学手続時の希望に基づいて入学時に選抜のうえ配属されます。
Q. 英語民間試験を持っていると有利ですか?
A. 一般選抜前期日程では、広島大学が指定する英語民間試験でCEFR相当レベルB2以上を満たすと、大学入学共通テストの『英語』の得点を満点とみなします。生物生産学科は共通テストの外国語が200点なので、この200点が確定します。B2に相当するのは英検準1級合格、GTEC1180以上、IELTS5.5以上などです。
Q. 総合型選抜のほうが入りやすいですか?
A. データ上はそうとは言えません。2026年度の総合型選抜Ⅱ型は志願26人に対して最終合格11人で2.4倍と、前期日程の1.4倍より高い水準でした。また総合型選抜Ⅰ型には、英語民間試験でCEFR B1以上と、生物生産学部の「高大接続型プログラム」全参加の証明という出願要件があります。
Q. 生物生産学部はどのキャンパスにありますか?
A. 東広島市鏡山一丁目の東広島キャンパスです。個別テストの試験場も東広島キャンパスで、JR西条駅前または東広島駅前からバスで約20分、「大学会館前」で下車します。広島大学は多くの学部が東広島キャンパスにありますが、医学部・歯学部・薬学部は霞キャンパス(広島市南区)、法学部は東千田キャンパス(広島市中区)が試験場です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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