英語

【特徴と傾向】

大問１・２は、教育に関する評論文についての長文読解。
長文の内容にまつわる選択式の問題や日本語で説明する問題、空欄補充、文中の語句の意味を問う問題が出題されます。
語数は1,000語以上あるうえ、選択問題のみならず日本語での説明をする必要もあるため、時間配分には注意が必要です。

大問３は、和文英訳。日本語の長文の中で３～４文を英訳する形式。
大問４は、英作文。英語で書かれた指示に従って英語で答える形式です。
高校で学習する英文を理解しておけば十分に対応できるでしょう。

出題形式は毎年大きく変わることはないため、過去問を解いて出題形式に慣れておけば問題ありません。

【対策法】

出題形式や傾向が定まっているため、対策方法は明確です。

大問１・２の長文読解では、教科書レベルの文法・単語を完璧にすることが大切。
特に、教育関係の評論文が出題される傾向にあるため、教育関係の語句を学習しておくとよいでしょう。

また、長文の分量が多いため、速読と精読を組み合わせて読解することも大切です。
しかし、精読ができなければ速読もできないため、まずは精読をできるように練習を繰り返してください。

大問３・４も教科書レベルの文法・単語ができれば、対応できる難易度です。
どちらも出題形式が特徴的であるため、過去問を繰り返し解くことで慣れておくと対応しやすくなるでしょう。

数学（１）

【特徴と傾向】

単元ごとに大問が４つ用意されています。
出題範囲は「数Ⅰ・数Ⅱ・数Ａ・数Ｂ」の各単元からで、確率や数列、整数、二次関数、三角関数、ベクトル、対数関数など多岐にわたります。

中でも、二次関数や確率は出題されやすい傾向にあるため、重点的に対策しておくとよいでしょう。

全体的な難易度は標準レベルであり、時間も十分に確保できるため、焦らず落ち着いて回答することが大切です。

【対策法】

標準的な難易度でオーソドックスな問題が多く出題されるため、教科書や市販の問題集を中心に対策しましょう。
典型的な問題を中心に演習することで、自ずと試験対策につながります。
標準的な問題で注意すべきは計算ミスであるため、計算ミスがないように演習をしておくことをおすすめします。

数学（２）

【特徴と傾向】

数学（２）は数Ⅰ・数Ⅱ・数Ａ・数Ｂ・数Ⅲから出題されます。

数Ⅰ・数Ⅱ・数Ａ・数Ｂ・数Ⅲの中から満遍なく出題されるため、分野に偏らず対策することが必要です。
難易度は標準レベルのものが多くありますが、数Ⅲから出題される内容はやや難しいことが多くあります。
数Ⅲの問題になるべく時間をさけるように時間配分を考えるとよいでしょう。

記述式の問題であるため、計算過程を書きながら落ち着いて計算することが大切です。
回答にたどり着けないと感じた場合でも、わかる範囲で回答することで部分点が得られる可能性もあるため、可能な範囲で回答してみてください。

【対策法】

標準的なレベルの問題が多く、問題形式もオーソドックスなものが多く出題されるため、教科書や問題集を重点的に対策しましょう。
公式の導出や証明問題は理解できれば問題ないので、問題演習を中心に対策すればOKです。

また、マーク式ではありませんが、計算ミスで減点されてしまうと非常にもったいないです。
基本問題を中心に何度も練習し、計算ミスを極力減らせるようにできると、合格にグッと近づけるでしょう。

国語

【特徴と傾向】

問題構成は現代文２題（評論文１題・小説文１題）・古文１題・漢文１題の計４題です。

大問１は、評論文の読解です。
漢字の書き取り、傍線説明問題、理由説明問題、指示語説明問題、本文内容を問う問題など、評論文で頻繁に出題される形式の問題が多く出題されます。
選択問題はないため、文章の内容をきちんと理解したうえで回答する必要があります。

大問２は、小説文の読解です。
評論文と同じように、傍線説明問題や理由説明問題など、オーソドックスな形式の問題が多く出題されます。
くわえて、小説で用いられる技法を回答する問題も出題されるため、別途対策をしておきましょう。

大問３は古文です。
現代語訳を中心に、理由説明問題など典型的な古文読解の問題が出題されます。
文章は短いため、焦らずゆっくり内容を見ていけば、難しいと感じることはないでしょう。

大問４は漢文です。
書き下し文や現代語訳など、漢文の基礎知識を問う問題が多く出題されます。

【対策法】

全体的にオーソドックスな問題が多く出題されるため、市販の問題集などで繰り返し学習することがおすすめです。

また、漢字の書き取りや漢文の書き下し文など、知識を問う問題も出題される傾向にあるため、問題集を繰り返し学習して対策してみてください。
ケアレスミスをすると非常にもったいない状況になるため、確実に正解できるように意識して学習することも大切です。

物理

【特徴と傾向】

「力と運動」「電気と磁気」「熱」「波動」の４分野から、それぞれ大問１つ出題されます。
各大問は３～７つの小問で構成されており、計算問題や作図問題、理由説明問題など、問題形式も多岐にわたります。

難易度としては、基礎から標準レベルですが、計算問題や理由説明問題など、時間がかかる問題が出題されるため、時間配分には注意が必要です。
ぜひ過去問を活用して演習を重ねてみてください。

【対策法】

どの分野からも満遍なく出題されているため、幅広く対策する必要があります。
レベルは標準レベルのものが多いため、教科書の例題や章末問題、市販の受験問題集などを中心に幅広い分野を対策することが必要です。
また、計算問題のみならず作図や理由説明問題なども出題されるため、さまざまな形式に対応できるようにするとよいでしょう。

化学

【特徴と傾向】

化学は４つの大問で構成されており、出題形式はマーク式の問題と記述式の問題の併用です。
「化学Ⅱ」から出題されることが多く、物質の構造や有機化学、高分子化合物などを重点的に対策するとよいでしょう。

出題レベルは基礎から標準レベルのものが多くありますが、年度によっては特に記述問題で難しい問題が出題されることがあります。
選択問題は基礎的な問題が多く出題されるため、落ち着いて取り組むことが大切です。

【対策法】

標準的な問題が多く出題されるため、教科書や標準的なレベルの問題集で基礎知識を定着させることが大切です。
名称を答える問題や構造式を書く問題など、対策をすれば確実に取れる問題も出題されることを意識しておくとよいでしょう。

くわえて、論述問題が出題されることも多いため、ノートに書いて演習することをおすすめします。
論述問題ができているのかは自身で判断するだけでなく、学校や塾の先生に添削してもらうとよいでしょう。

生物

【特徴と傾向】

生物は全５題出題されるうち、３題が必須回答、残り２題のうち１題を選択して回答する形式です。

生物は物理や化学と比較すると、難易度は高い傾向にあります。知識問題や論述問題、作図問題など出題形式も幅広いため、網羅的な対策が必要です。

基本的に毎年、問題形式が大きく変わることはないため、過去問演習で問題形式に慣れることが大切になります。

【対策法】

難易度は標準からやや難しいレベルであるため、教科書レベルの問題だけでなく、難しいレベルを扱った問題集にも取り組むと対策ができます。

知識問題は空欄補充が多いため、漢字も含めて名称などを正確に書けるように練習しておきましょう。

論述問題は字数が指定されている場合が多くあり、指定された語句を使用した説明が必要なため、短い文章でまとめられる練習をしておくことをおすすめします。