法政大学専門塾/予備校HO-PASSの代表菅澤です。
このページでは、法政大学文学部の国語入試問題の傾向や特徴を解説しております。
法政大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。
法政大学文学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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法政大学文学部とは
法政大学文学部についての情報は別途コチラに記載しております。
法政大学文学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。
法政大学文学部「国語」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 4題 |
解答形式 | マークシート・記述式 |
頻出単元 | 論説文・知識問題 |
法政大学文学部は、学科によって受験日程が異なります。
例年のデータでは以下のように振り分けられており、各日程で試験内容も変化します。
哲学科、日本文学科、史学科→Ⅰ日程
英文学科、地理学科、心理学科→II日程
他学部と内容が重なる部分もあるので、解答する大問を間違えることがないよう注意が必要です。
この記事ではなるべく両日程の問題傾向を網羅しながらその効果的な解き方や対策方法を問題タイプ別に解説します。
法政大学文学部「国語」の傾向
それでは、法政大学文学部「国語」の特徴・傾向を見ておきましょう。
この記事では法政大学文学部の国語について解説しますが、
他の大学の国語について対策をしたい方は
こちらの記事もご確認ください。
■傾向
■対策法
全てを記載しています。
少しでも合格可能性を上げたい方は最後まで見てみてくださいね。
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法政大学他学部の国語に関する記事はコチラにまとめておきます。
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■現代文の特徴
法政大学文学部の現代文の例年の傾向を見ると、Ⅰ日程の方とⅡ日程で問題タイプの比重が異なります。
この項では、毎年両日程で比較的頻繁に出題されている現代文の形式をご紹介します。
法政大学文学部の問題は、大きく分けて3つの問題が存在します。
■知識問題
■読解選択問題
■論述問題
以上の問題が存在します。
■知識問題
例:
「知識問題」は漢字や四字熟語などの意味を答えたり空欄補充をしたりする問題のこと。書き取り問題が出題される年もあります。
例年、Ⅰ日程の大問1がこのような知識問題で構成されていることが多いです。
(Ⅱ日程ではあまり扱われない傾向にあります。)
問われる内容は決して難しくないので、サービス問題と捉えて満点を狙ってくる受験生も多いでしょう。
知識問題は読解力ではなく基礎知識を固めれば解ける問題ばかりのため、日頃からコツコツとインプット/アウトプットを積み重ねることが大切です。
ただし全体の比重としては決して大きくないため、受験勉強をする上でもあまり多くの時間を割きすぎないようにしましょう!
■読解選択問題
例:
「読解選択問題」は、本文の内容に適した(あるいは適さない)内容の記号を選択する問題のことです。
模試や他の過去問などでも見かける現代文の最も典型的な問題形式といえるでしょう。
中にはこの問題のように「複数選択」する問題もあるので注意が必要です。
現代文は試験開始直後にいきなり「冒頭から本文を読み始めてしまう」人も多いのですが、真面目に本文全て理解しようとするとほとんどの場合はタイムオーバーになってしまいます。
ポイントは、「最初に設問に目を通す」こと。
それにより、必要な箇所に厳選しながらメリハリをつけて本文を読むことができるようになるので、正確な読解と時短につながります。
■論述問題
例:
「論述問題」 は、指定された字数内で本文の内容をまとめる記述問題です。
字数は40~50字以内であることが多いので、論述問題だからと身構える必要はありません。
ここでも必要になってくるのは選択式問題と同じく「解答となる箇所を見極める」力。
多くの場合、答えとなる部分は傍線部の直前直後、離れていたとしても前後の段落あたりまでには書かれています。
特にこのような論述は、本文を読んでからそれらを要約する必要があるためある程度時間もかかるもの。
だからこそ、設問から逆算して正答にたどり着くことがスピーディーに問題をこなす上で重要なポイントになります。
■古文の特徴
法政大学文学部の国語は現代文と古文がほぼ半々の割合で出題される傾向にあります。
ここからは古文の出題傾向として見られる特徴的な問題に関してまとめます。
ユニークな癖の強い問題はあまり見られず、問題形式としては非常にベーシックなものが多いです。
法政大学文学部の国語における古文では、大きく分けて3つの問題が存在します。
■文法問題
■読解問題
■知識問題
以下、それぞれを解説します。
■文法問題
例:
「文法問題」とは示された部分の品詞が持つ意味について、最もふさわしいものを選択する問題のことです。
こちらは基本的な文法をどれだけしっかりと理解できているかを問われる問題であり、読解問題と比較するとシンプルな問題ともいえるため得点に繋げやすい範囲であるといえるでしょう。
品詞によっては文脈によって意味が変化するものもあるので、それぞれの品詞が持つ意味を複数理解しておくとともに、どのような使われ方をするのかという実践的な例文までしっかり確認しておくことが勉強のコツになります。
現代語訳と意味合いが混ざってしまわないよう、「古典的用法」を意識して勉強に取り組めると良いですね◎
■読解問題
例:
「読解問題」は本文で述べられている指定箇所の意味や理由の説明を読み解く問題です。
このような読解問題でポイントとなるのが、「その文章が示している状況や主語の把握」です。
特に古文では主語が不明確であったり、
指示語が用いられていたり、
直前までの文章でどのようなことが起きていて、
何に焦点が当てられているのかが分かりづらく表現されている場合もあります。
現代文よりも実際に読む分量は少ないからこそ、一文一文のつながりを明確に捉えながら状況を丁寧に整理していく読み方が最も効率よく正解に辿り着く鍵となります!
■知識問題
例:
「知識問題」とは、出題された作品や作者、時代に関連した別の作品についての知識を問う問題です。
このような問題は一部日本史の知識との合わせ技が必要になってきます。
それぞれの作品の中で用いられる用語や社会背景、上下関係や役職などを手がかりに時代を特定できる場合も多いので、本文を読む際には念頭に置いておくようにしましょう。
また、作者について聞かれる問題の場合(この作品の作者が書いた別の作品を選べ 等)は教科書や便覧に情報が載っていることも多くあります。
決して配点が高い部分とは言えませんが、小さなミスを防ぐため日頃からこのような知識問題への対策も意識しつつ勉強を進めていくといいでしょう◎
法政大学文学部「国語」の攻略法
続いて、法政大学文学部の国語攻略法を記します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
現代文と古文のやり方は共通することが多いため攻略法は、特に現代文に寄せながら同じ記述をいたします。
❶1文を徹底的に読み理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解
法政大学文学部現代文攻略法1つ目、「1文を徹底的に読み理解すること」です。
「国語は結局は日本語だから」という姿勢で向き合うと、実は落とし穴にはまってしまう可能性があります。
特に現代文をより細かく見ていくと、一文を構成する要素は大きく分けて4つあり、それが漢字・現代文単語・助詞・助動詞です。
特に現代文単語に関しては、英語長文にとっての英単語と同じくらい重要な役割を果たしています。
その一文の中に知らない言葉や漢字はないか、助詞や助動詞からわかる一文全体の意味をしっかり理解できているかは常に慎重に確認するようにしましょう。
また、その文章を「声に出して読んでみる」こともおすすめです。
そうすることで耳から入ってくる情報でも内容を噛み砕くことができ、整理がしやすくなります。
一文が長かったり、難しい単語が頻用される文章の場合はその都度自分の言葉で「つまりは〇〇ということだよね」とシンプルな形で捉え直す練習をすることも理解度を深める練習になりますよ!
❷1文と1文との関係性を把握すること
法政大学文学部現代文攻略法2つ目、「1文と1文との関係性を把握すること」です。
先ほどの❶で一文をしっかりと理解することができたら、次は隣り合っている文章同士のつながりを理解するステップが大切になります。
現代文は一文の連なりです。
したがって、❶で理解した一文同士を繋げて流れを理解することを繰り返しながら全文の意図や内容を掴んでいきます。
そこで鍵となるのが「接続詞」と「指示語」です。
接続詞はその名の通り文と文をつなげる役割を持っていますが、このニュアンスを正確に把握できるかで文章の意味が変わってきてしまうこともあります。
また、指示語に関しても同様に、簡略化されている本来の単語はなんなのかを正しく読み取る必要があるのです。
特に指示語に関しては、指定された箇所より前を読めばいいのか後を読めばいいのかという目印にもなるような重要な要素ですので、読み流さずに丁寧に対応部分を確認する癖をつけましょう◎
❸本文全体が要約できること
法政大学文学部現代文攻略法3つ目、「本文全体が要約できること」です。
❶の最後でも軽く触れましたが、現代文はあえて難解な単語や文法表現を多く用いることがあります。
また、大事な部分の間に具体例を入れ込むような構成にすることで要点が掴みづらい文章があることも事実です。
そうした一見複雑な文章構成に惑わされず、それぞれのパートが担う本文中での役割を把握しながらポイントを絞っていくのが「要約」の作業となります。
要約に慣れると、初見の文章であってもどこをじっくり読めばいいのか、あるいはどこならば適度に読み流せるのかを判別できるようになります。
特に現代文は時間と正しい理解力の勝負だからこそ、練習の段階からこのような基礎力を培って入試本番で見直しの余裕を持てるように精度を高めていきましょう!
以上3つのポイントを押さえながら、法政大学文学部の国語を攻略していきましょう!
これらをしっかりと実践できるようになれば、8~9割の得点に手が届くようになり合格へ一気に近づくことができます!
受験は目の前のことをいかにコツコツとこなしていけるかが勝負。
しかし同じくらい大切なのが、「正しい努力」をすることです。
ここで示した勉強法を着実に身につけて、あなたの「行きたい大学・学部」への合格を掴み取ってくださいね!
法政大学文学部の国語についての解説は以上になります。
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■傾向
■対策
全てを記載しています。
少しでも合格可能性を上げたい方は最後まで見てみてくださいね。
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