
全統模試の物理を受けるのですが、第1回はどこまで出るのでしょうか。学校ではまだ電磁気の途中です。「物理のエッセンス」「良問の風」「名問の森」のどこまで進めればよいかも分からず、範囲外まで急いで勉強すべきか迷っています。











まず河合塾が公表している年度別の出題範囲を確認しよう。2026年度は、共通テスト型と記述型で範囲の広がり方が違う。この記事では第1〜3回と全統プレ、高2模試まで整理し、3シリーズ5冊をページ番号ではなく分野で対応させる。模試までに何を仕上げ、受験後にどう直すかまで決めよう。
全統模試の物理対策は、「物理を全部終わらせてから模試を受ける」ことではありません。出題範囲を確認し、範囲内の基本法則と典型問題を優先し、模試後の誤答を次の回までの計画へ戻すことが中心です。本記事は河合塾の2026年度公式ページを基準に、高3・高卒生向けの全統共通テスト模試、全統記述模試、全統プレ共通テストを整理します。高2向けは、2026年度詳細が未公表であるため、公式掲載中の2025年度情報を参考として明確に分けます。
目次
全統模試の物理の出題範囲|2026年度の結論
結論から言うと、2026年度の高3・高卒生向け物理は、春から秋へ向かって範囲が段階的に広がります。第1回全統共通テスト模試は磁気・原子を除き、第2回も磁気・原子を除きます。第3回は原子だけが除外され、全統プレ共通テストで全範囲になります。一方、全統記述模試は、第1回が物理基礎全範囲と物理の力学・波動、第2回が物理基礎全範囲と磁気・原子を除く物理、第3回が物理基礎全範囲と原子を除く物理です。いずれも物理は60分・100点と河合塾が案内しています。
| 模試 | 2026年度の物理の出題範囲 | 時間・配点 | 優先する分野 |
|---|---|---|---|
| 第1回 全統共通テスト模試 | 磁気・原子分野を除く | 60分・100点 | 力学・熱・波動・電気 |
| 第2回 全統共通テスト模試 | 磁気・原子分野を除く | 60分・100点 | 第1回範囲の精度向上 |
| 第3回 全統共通テスト模試 | 原子分野を除く | 60分・100点 | 磁気を追加して総合演習 |
| 全統プレ共通テスト | 全範囲 | 60分・100点 | 原子まで含む本番型演習 |
| 第1回 全統記述模試 | 物理基礎全範囲、物理の力学・波動 | 60分・100点 | 図示・立式・途中式 |
| 第2回 全統記述模試 | 物理基礎全範囲、磁気・原子を除く物理 | 60分・100点 | 熱・電気まで統合 |
| 第3回 全統記述模試 | 物理基礎全範囲、原子を除く物理 | 60分・100点 | 磁気を加えた記述 |
- 力学・熱・波動: 春の中心範囲として最初に固める
- 電気を追加: 第1・2回の共通テスト型に備える
- 磁気を追加: 第3回までに電磁気をつなげる
- 原子を追加: 全統プレで物理全範囲へ広げる
📚 用語解説
出題範囲:その模試で問題として扱われる学習領域です。「除く」と明記された分野はその回の対象外ですが、次回以降や入試本番で必要になるため、完全に後回しにせず開始時期を計画します。
この表が受験生に意味するのは、教材の「全冊終了」を待つ必要がないということです。第1回記述なら力学・波動を白紙から立式できる状態が優先であり、原子の未習を理由に受験を避ける必要はありません。反対に、共通テスト型の第1回・第2回では電気が範囲に入り得るため、学校進度が遅い場合は自習で補う必要があります。模試名が似ていても、共通テスト型と記述型の範囲を混同しないでください。











第1回でも、共通テスト模試なら電気まで、記述模試なら力学・波動が中心なのですね。同じ「第1回」だけを見て準備すると、優先順位を間違えそうです。











その通り。最初に模試の正式名称を確認し、公式ページの「出題科目・出題内容」を保存しよう。そのうえで、分野を「未習」「基本例題まで」「標準問題まで」「時間内に解ける」に分けると、模試までの課題が見える。次は共通テスト型を詳しく整理するよ。
過去の記事には「全統マーク模試」という旧名称や、旧版参考書のページ番号が残っています。本記事は2026年度の河合塾公式情報を基準にしています。2027年度以降に受験する場合は、同じ表をそのまま使わず、河合塾の当該年度ページで範囲を再確認してください。
全統共通テスト模試の物理|第1回から全統プレまで
全統共通テスト模試は、大学入学共通テストに準拠したマーク式の模試です。2026年度の物理は、第1回と第2回が「磁気・原子分野は除く」、第3回が「原子分野は除く」、全統プレ共通テストが「全範囲」です。つまり、第1回から第2回の間は公式上の範囲が広がらず、同じ範囲の理解と処理速度を高める期間です。第3回で磁気が加わり、全統プレで原子まで含む本番相当の全範囲へ到達します。
📚 用語解説
全統共通テスト模試:河合塾が大学入学共通テスト対策として実施するマーク式模試です。物理は2026年度の各回で60分・100点。公式ページには回ごとの対象分野が掲載されています。
第1回は「磁気・原子を除く」を正確に読む
第1回の「磁気・原子分野は除く」は、電磁気全体が除かれるという意味ではありません。電気のうち、電場、電位、コンデンサー、直流回路などを学校や教材で学んでいる場合は、範囲内として準備するのが安全です。公式表記を「電磁気・原子を除く」と読み替えると、電気分野の準備を落とすおそれがあります。まず力学、熱、波動を固め、次に電気の基本法則とグラフ・実験設定を確認してください。
第2回は範囲を増やすより、同じ範囲を速く正確にする
第2回も公式上は磁気・原子が除外されます。したがって、学習済み分野を横へ増やすだけではなく、第1回の答案を分解して改善することが重要です。力学で図を描かず符号を誤ったのか、熱で状態変化を追えなかったのか、波動で位相を見失ったのか、電気で回路の条件を整理できなかったのかを記録し、原因別に類題を解き直します。第1回と同じ範囲だからこそ、得点の変化を学習改善の結果として比較できます。
第3回で磁気、全統プレで原子を接続する
第3回では原子だけが除かれるため、磁場、電磁誘導、交流などを電気とつないで扱う準備が必要です。全統プレでは物理全範囲となり、原子も対象です。原子を直前に初見で詰め込むと、力学や電磁気の復習時間を圧迫します。第1・2回の範囲を維持しながら磁気を追加し、第3回後に原子を追加するよう、既習分野の復習と新規分野の学習を並行させます。
| 時期の段階 | 新しく進める学習 | 維持する学習 | 模試で確認すること |
|---|---|---|---|
| 第1回まで | 磁気・原子以外の基本 | 力学の図示と立式 | 資料・グラフを時間内に読む |
| 第2回まで | 学校進度に応じた磁気準備 | 第1回範囲の誤答復習 | 同範囲での得点改善 |
| 第3回まで | 磁気を範囲内へ接続 | 力学・熱・波動・電気 | 複数分野を切り替える |
| 全統プレまで | 原子を追加 | 全分野のランダム演習 | 60分の本番型判断 |
具体的には、模試の2週間前までに範囲内の典型問題を分野別に確認し、残り2週間は分野名を隠したランダム演習と時間計測へ移ります。共通テスト型では、公式を知っているだけでなく、長い設定、実験結果、表やグラフから必要な情報を選ぶ力が必要です。共通テスト物理の60分の時間配分も参考に、見直し時間を含めて解く順番を決めてください。











第1回と第2回の範囲が同じなら、第2回まで新しい分野を勉強しなくてもよいのでしょうか。











模試対策だけなら範囲内の精度向上が優先だけれど、入試全体では磁気や原子も必要になる。第1回の失点を直す時間と、次の分野を先取りする時間を分けよう。「範囲外だから触れない」ではなく、範囲内を落とさない比率を高めると考えるのが正しい。
第1回は範囲内の穴を発見する診断、第2回は同じ範囲で修正が効いたかを検証する再テストとして使います。偏差値だけでなく、分野別得点と誤答原因の変化を比較しましょう。
全統記述模試の物理|第1回・第2回・第3回の違い
全統記述模試は、国公立大学の二次試験や記述・論述式を含む私立大学入試への到達度を測る模試です。2026年度の物理は、第1回が物理基礎全範囲と物理の力学・波動、第2回が物理基礎全範囲と磁気・原子を除く物理、第3回が物理基礎全範囲と原子を除く物理です。共通テスト型と同じ60分・100点でも、答えだけでなく、設定の理解、図示、法則選択、途中式、論理のつながりを答案に表す練習が必要です。
📚 用語解説
全統記述模試:河合塾が二次・私大対策として実施する記述式・論述式の模試です。2026年度の物理は各回60分・100点で、春から秋へ出題分野が広がります。
第1回は力学・波動を「説明できる形」にする
第1回の中心は力学・波動です。範囲が比較的絞られている分、公式を当てはめるだけではなく、運動の区間ごとに力を図示し、座標軸と正方向を決め、どの物体・どの系に法則を使ったかを途中式で示す練習が必要です。波動では、位相、反射、定常波、音や光の条件を図と式で対応させます。正答した問題も、解説と同じ文字を写しただけなら未完成です。白紙から再現できるかで判定します。
第2回は熱・電気を加え、分野横断で解く
第2回は磁気・原子を除く物理へ広がるため、力学・波動に加えて熱と電気の準備が必要です。熱では状態量と過程を区別し、グラフと仕事・熱量を対応させます。電気では電場・電位、コンデンサー、回路を扱い、条件を言葉から式へ変換します。第1回範囲の復習を止めて新分野だけを進めると、力学の立式力が落ちます。週の前半を新規範囲、後半を既習範囲のランダム演習に分けると維持しやすくなります。
第3回は磁気を加え、二次試験への橋を架ける
第3回は原子を除く物理となり、磁気が範囲に入ります。電場と磁場、ローレンツ力、電磁誘導を別々の公式として暗記するのではなく、力の向き、エネルギー、回路の条件を一枚の図へまとめる練習が必要です。また、第3回で原子が除外されても、志望大学の個別試験で原子が出るなら学習開始を遅らせてはいけません。模試範囲は優先順位を決める材料であり、志望校の募集要項や過去問の範囲を上書きするものではありません。
| 答案の確認項目 | できていない答案 | 完成に近い答案 | 次の練習 |
|---|---|---|---|
| 図示 | 頭の中だけで処理する | 物体・向き・条件を図にする | 問題文を式なしで図へ変換 |
| 法則選択 | 公式を順に試す | 対象と条件から法則を選ぶ | 式の横に選択理由を書く |
| 途中式 | 数値だけを代入する | 文字式で関係を示す | 単位と極限で検算する |
| 論述 | 結論だけを書く | 根拠と結論をつなぐ | 解答を一文で説明し直す |
模試後は、得点できなかった設問を「知識不足」「図示不足」「法則選択」「立式」「計算」「時間」のどこで止まったかに分類してください。詳しい全科目共通の手順は模試の復習方法とやり直し手順でも解説しています。物理では正解・不正解の二択ではなく、途中まで自力で進めた工程を残すと、次の教材範囲を過不足なく決められます。











共通テスト模試では正解できた問題を、記述模試では途中式が書けず落とすことがあります。知識はあるのに、別の弱点として扱うべきですか。











別の弱点として記録しよう。選択肢から答えを選べることと、白紙から図・法則・式をつなげることは同じではない。解き直しでは答えを隠し、最初の一行と図を自力で作れるかを確認する。途中点を取れる答案へ変えるのが記述模試の役割だ。
解説を閉じた翌日に、問題文だけから図示・法則選択・立式を再現します。数値が変わった類題でも同じ方針を選べれば、次の回へ持ち越せる力になっています。
高2の全統模試で物理はどこまで出る?
2026年9月11日時点で、河合塾の高2向け「全統共通テスト高2模試」「全統記述高2模試」のページは2025年度情報を掲載しており、2026年度の詳細は申込受付開始の約1カ月前、11月初旬に公開予定と案内しています。そのため、2026年度高2生が今の段階で確定範囲として使える情報ではありません。参考として、掲載中の2025年度は、両模試とも物理基礎全範囲と物理の一部(力学)が対象で、物理は60分・100点でした。
📚 用語解説
ドッキング総合評価:共通テスト型と記述型など、複数の模試成績を組み合わせて、実際の入試に近い形で志望校への到達度を評価する仕組みです。対象となる組み合わせは各年度の公式案内を確認します。
前年が「物理基礎全範囲+力学」でも、2026年度に同じとは限りません。本記事の高2部分は2025年度公式情報を準備の目安として示したものです。11月初旬以降に河合塾公式ページを確認し、学校や申込団体から配布された実施要項があれば、その記載を優先してください。
高2は物理基礎の穴を先に見つける
前年情報を参考に準備するなら、まず物理基礎全範囲を点検します。運動、仕事とエネルギー、熱、波、電気を章ごとに切り、教科書例題を何も見ずに解けるか確認してください。未習範囲がある場合は、短い解説を読んだ直後に基本問題を解き、翌日にもう一度白紙から再現します。高2模試は難問集を急いで終える機会ではなく、大学受験物理へ進む前の土台の欠落を早く発見する機会です。
力学は物理基礎から物理へつなげる
物理の一部として力学が示された前年の範囲を想定するなら、等加速度運動、運動方程式、エネルギーだけでなく、円運動や単振動など学校で履修した範囲まで、章の名称で照合します。教材のページ番号は版によって変わるため、「何ページまで」ではなく、目次の分野名と公式実施要項を対応させてください。学校進度と模試範囲がずれる場合は、担当教員に未習分野と優先例題を確認するのも有効です。
受験後は、偏差値よりも「高3までに残してはいけない穴」を探します。力学の失点が図示不足なら、電磁気へ進んでも同じ読み違いが起きます。熱や波の基本法則が曖昧なら、高3で全範囲を回すときに復習負担が膨らみます。模試返却後48時間以内に自己採点と原因分類を始め、1週間以内に類題、2週間後に再テストを置くと、結果を次の学習へ接続できます。











前年の範囲が分かっていても、2026年度の高2模試にそのまま当てはめてはいけないのですね。では、公式発表までは何を進めればよいですか。











物理基礎全範囲と力学の基本は、今後の物理にも必要だから先に固めてよい。11月初旬の公式発表後に差分だけ調整しよう。前年情報は予想の根拠にはなるが、確定情報ではない。この区別を守れば、準備を止めずに誤情報も避けられる。
範囲内の基本問題で、図を描く、使う法則を言う、文字式を立てる、単位を確認する、の4工程を解説なしで再現できる状態を目指します。難問を解いた冊数ではなく、土台の再現性で判断します。
物理のエッセンス・良問の風・名問の森を範囲に合わせる
全統模試の範囲へ参考書を対応させるときは、現行版の目次にある分野名を使います。河合出版の現行ラインアップは、「物理のエッセンス」が力学・波動と熱・電磁気・原子の2冊、「良問の風物理 頻出・標準 入試問題集」が1冊、「名問の森 物理」が力学・熱・波動Ⅰと波動Ⅱ・電磁気・原子の2冊で、合計5冊です。競合記事にある旧版ページ番号は、改訂でずれるため本記事では使いません。
📚 用語解説
到達基準:参考書を終えたかを、ページ数や周回数ではなく、初見に近い問題で図示・法則選択・立式・計算を自力再現できるかによって判定する基準です。
物理のエッセンスは現象理解と解法の流れを作る
河合出版は「物理のエッセンス[力学・波動]五訂版」について、物理を学ぶうえで基本となる感覚的な理解と、問題を解くうえで大切な考え方の流れが身につくと説明しています。公式や解法を単独で暗記している人、波動の図が描けない人、電磁気の向きが混乱する人が、問題演習の前に現象と式をつなぐ用途に向きます。読み終えたら、例題を閉じて図と最初の式を再現してください。
第1回記述模試なら力学・波動編を優先し、第1・2回共通テスト模試なら力学・波動編に加えて熱・電磁気・原子編の熱と電気を確認します。第3回までに磁気、全統プレまでに原子を加えます。ただし、エッセンスを全ページ読んだだけでは60分の模試で得点できません。理解できた項目を良問の風などの問題演習へ渡し、時間を置いて再現できるか確かめます。
良問の風は頻出・標準問題を分野別に固める
河合出版の現行「良問の風 物理 三訂版」は、難問を避け、頻出・標準で応用がきく154題と論述問題を収録すると公式に説明されています。エッセンスで考え方を理解したあと、典型問題の方針を自力で選べるか確認する段階に使います。模試範囲の章だけを優先してよく、最初から154題を順番にすべて終えなければ模試を受けられないわけではありません。
第1回記述に向けては力学・波動、第2回記述に向けては熱・電気、第3回に向けては磁気というように、公式範囲と目次を対応させます。初回は方針が立ったか、2回目は解答を見ずに式を作れたか、3回目は時間内に完答できたかを記録します。正答でも方針に迷った問題は復習対象に残し、模試1週間前は分野を混ぜて法則選択の速度を確認します。
名問の森は必要な人だけが発展演習に使う
河合出版は現行の「名問の森 物理 四訂版」を、理系で国公立大学二次試験・私立大学入試を受験する人に適した問題集として案内しています。力学・熱・波動Ⅰと、波動Ⅱ・電磁気・原子の2冊です。標準問題で方針が立たない段階から急いで入ると、解説を読む時間が増え、模試範囲の基本問題を落とす危険があります。良問の風や学校教材の標準問題が安定したあとに使います。
第1回記述のために名問の森を全冊終える必要はありません。志望校の過去問や全統記述模試で、標準的な力学・波動は解けるが、複数条件を組み合わせる問題や論述で不足が見えた場合に、該当分野を選んで追加します。第3回や全統プレへ向けても同様に、磁気・原子を「未習だから難問集で急ぐ」のではなく、エッセンス等で理解し、標準問題を経てから発展へ進みます。
重要問題集を持っているなら重複を避ける
競合記事が触れていた「重要問題集」という代替も確認しておきましょう。数研出版の2026物理重要問題集は、物理基礎・物理の全体を扱い、各章を要項、標準的な頻出問題のA問題、応用力を養うB問題で構成すると公式に案内しています。学校で配布され、解答も使えるなら、良問の風と名問の森を同時に買い足す前に、重要問題集を主教材として使えるか検討してください。
教材を増やすほど、同じ典型問題を別の本で重複して解き、未復習問題が積み上がりやすくなります。良問の風を選ぶなら標準演習の主教材にし、重要問題集を選ぶならA問題から必要な範囲を進め、B問題は志望校と現在地に応じて選びます。名問の森はさらに発展が必要な分野だけに絞ります。詳しい全体像は物理基礎・物理の参考書ルートも参考にしてください。
| 教材 | 公式情報から分かる役割 | 模試範囲への使い方 | 次へ進む目安 |
|---|---|---|---|
| 物理のエッセンス 2冊 | 感覚的理解と考え方の流れ | 範囲内の現象と式を結ぶ | 図と最初の式を白紙再現 |
| 良問の風 1冊 | 頻出・標準の154題 | 範囲内の典型問題を選ぶ | 分野を隠して方針が立つ |
| 名問の森 2冊 | 二次・私大向けの発展演習 | 不足が出た分野だけ追加 | 標準問題と過去問が安定 |
| 2026物理重要問題集 | A問題とB問題の段階構成 | 学校採用なら主教材候補 | A問題後にB問題を選別 |











有名な3シリーズ5冊を全部やれば安心だと思っていました。模試範囲の章を選び、止まっている工程によって本を変えるのですね。











そうだよ。理解不足ならエッセンス、典型問題の再現不足なら良問の風、標準が安定して発展だけ不足するなら名問の森が候補になる。重要問題集を持っているなら重複も確認する。教材名より、模試で失点した原因と次の到達基準を先に決めよう。
参考書は改訂でページや問題番号が変わります。河合塾の最新実施要項にある「力学・波動」「磁気・原子を除く」などの表現と、手元の現行版・旧版の目次を分野名で照合してください。
全統模試の物理で点を取る勉強法|4週間の対策と復習
範囲を確認したら、残り日数から逆算します。ここでは模試4週間前から始める基本形を示します。1週目は範囲と現在地の診断、2週目は理解と典型問題、3週目は混合演習、4週目は60分の実戦と弱点の最終修正です。4週間未満なら、問題数を無理に詰め込むのではなく、各段階の代表問題を減らし、診断・再現・時間計測の順序は残します。受験後は48時間以内に原因分類を始めます。
- 公式範囲: 受ける模試と年度を特定する
- 分野別診断: 未習・理解・立式・時間を分ける
- 日別の演習: 新規問題と復習問題を数値化する
- 模試後の修正: 誤答を次回までの計画へ戻す
| 記録する項目 | 記録例 | 次の日の行動 |
|---|---|---|
| 未習 | 磁気の電磁誘導が未習 | 解説を読み基本例題を2題 |
| 理解不足 | 熱力学第一法則の符号が曖昧 | 状態変化の図を3例作る |
| 法則選択 | 運動量保存を選べなかった | 対象と外力を説明する類題2題 |
| 立式 | 回路の条件式が不足 | 節点・閉路の式を白紙再現 |
| 計算 | 文字式の整理で失点 | 途中式と単位の検算を追加 |
| 時間 | 波動に15分かけた | 制限時間を決め同型を解く |
毎日の課題は「物理を2時間」のような時間だけで決めず、「良問の風の力学から新規3題、昨日の立式ミス2題を再現、最後に15分でグラフ問題1題」のように、教材・分野・問題数・終了条件まで書きます。時間は投入量、白紙再現は学習成果です。両方を記録すると、予定どおり勉強したのに模試で解けない原因を見つけやすくなります。
物理全体の勉強法では、力学を土台にし、公式暗記と導出理解を使い分ける必要があります。大学受験物理の分野別勉強法も参照し、模試直前だけの対策と入試本番までの長期計画を分けてください。全統模試の範囲は短期の優先順位を決め、志望校の過去問は長期の到達点を決めます。片方だけで教材を選ばないことが大切です。











模試まで時間がないと、範囲内の問題を一度ずつ全部触りたくなります。でも、それでは解説を見ただけの問題が増えそうです。











一度触れた問題数より、代表問題を翌日に再現できることを優先しよう。残り期間が短いほど、診断で落とした分野、配点を取りやすい基本、過去に繰り返したミスへ絞る。模試後の再テストまで予定に入れれば、今回取れなかった範囲も次回の得点へ変えられる。
新しい難問を増やさず、公式範囲、時間割、受験方法、持ち物を確認します。物理は自分の頻出ミス(符号、単位、ベクトルの向き、グラフ軸、近似条件)を一枚にまとめ、睡眠を削らずに見直します。
全統模試の物理は「普通の対策」では得点できない
結論から言います。出題範囲と有名参考書を知り、普通の対策を続けるだけでは、全統模試の物理で安定して得点するのは厳しいです。2026年度は、第1・2回共通テスト模試で磁気・原子が除かれ、第3回で磁気、全統プレで原子が加わります。記述模試も力学・波動から始まり、熱・電気、磁気へ広がります。この変化に合わせ、既習範囲を維持しながら新分野を追加し、毎日の誤答を修正する必要があります。
本記事で確認したように、教材はエッセンス2冊、良問の風1冊、名問の森2冊という役割の違う5冊があり、重要問題集という代替もあります。しかし、教材名を知っても、今日どの章を何題解くか、第1回の立式ミスをいつ再テストするか、第3回までに磁気をどう追加するかは自動では決まりません。範囲が広がるたびに計画を日単位で組み替えなければ、未復習問題と未習分野が同時に積み上がります。











範囲表と参考書の使い分けは分かりました。それでも、自分だけで毎日の問題数を決め、遅れを直し、模試後の再テストまで続けられるか不安です。普通の塾なら管理してもらえますか。











授業や教材を提供することと、範囲の変化に合わせて毎日の行動を修正することは別なんだ。独学、映像授業やアプリ、大手予備校、一般的な個別指導を、従来塾の3つの限界に当てはめて確認しよう。
「普通の対策」を判断する基準は、①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い、という従来塾の3つの限界です。(出典:「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界)全統模試の物理対策へ当てはめ、選択肢を一つずつ検証します。
独学・参考書だけではなぜ不十分か
独学は出題範囲に合わせて自由に教材を選べますが、エッセンスを読んだことを理解したことにし、良問の風を解いたことを定着したことにしやすく、限界①の「情報を得ても行動は変わらない」が残ります。模試後に誤答原因を分類し、翌日と2週間後へ再テストを置く役も自分だけなので、修正が遅れる限界③も強く表れます。
映像授業・アプリだけではなぜ不十分か
映像授業やアプリは未習の磁気・原子を学ぶ手段になりますが、視聴履歴や正解数だけでは、図示と途中式を白紙から再現できるか分かりません。限界①が残り、全員に近い配信順や標準ペースでは、第1回の力学ミスを直すべき生徒と、第3回へ向け磁気を先取りすべき生徒を分けにくいため、限界②にも当たります。
集団授業の大手予備校ではなぜ不十分か
大手予備校の集団授業は体系的な解説を受けられても、全員が同じ授業進度で学ぶ限界②があります。学校進度、受ける模試、志望校、物理の失点工程は一人ずつ違います。授業後にエッセンスのどこへ戻るか、良問の風を何題再テストするかまで個別化されなければ、次の授業まで一週間近く誤った学習を続け、限界③も生じます。
一般的な個別指導塾ではなぜ不十分か
一般的な個別指導は質問しやすくても、管理が週1〜2回の授業と宿題提示に限られる場合、授業がない日の図示、立式、時間計測、誤答再テストまで確認できません。授業で分かっても翌日の行動が変わらない限界①と、次の面談まで遅れを発見できない限界③が残ります。範囲が段階的に広がる全統模試では、一週間の未達が次の分野の開始まで遅らせます。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を消去法で見ると、どれも毎日の課題を生徒別に数値化し、その日の実行、翌日の修正、毎週の確認テストまで一体で行う部分が残ります。全統模試の範囲変化へ追いつきながら、既習分野の精度を落とさないためには、だから鬼管理専門塾しかない、というのが結論です。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、全統模試の範囲表や参考書を渡して終わるのではなく、生徒ごとの目標と現在地から日々の行動を決め、実行と定着を確認する仕組みを持ちます。ここでは公式ページで確認できる固定の6特徴だけを、2026年度の全統模試・物理対策へどう接続するかと合わせて説明します。











「管理」と聞くと、全員が同じ参考書を同じ速さで進める印象があります。模試範囲が同じでも、学校進度や苦手分野が違う人に合わせられるのでしょうか。











鬼管理専門塾は、生徒ごとの個別行動プランを作る。第1回記述で力学へ戻る人、第3回へ向け磁気を進める人、名問の森より良問の風を優先する人を分け、日別の数値指示と毎日・毎週の確認で修正する。6つの特徴を順番に見ていこう。
模試範囲の分野・問題数・復習日を日別の課題にする
学校進度・模試回・志望校・失点原因に合わせて計画する
日々の進捗を確認し、毎週の確認テストで白紙再現を測る
講師満足度アンケート1,524件も公開し、指導情報を確認できる
学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験に対応する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で事前確認できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「物理を勉強する」という曖昧な予定ではなく、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように進めるかを定め、毎日の課題を数値で指示します。公式ページは、科目名だけでなく学習量まで具体化する方針を説明しています。(出典:鬼管理専門塾公式「鬼管理」とはページ)
全統模試の物理なら、「第1回記述の力学から新規3題、前日の立式ミス2題を白紙再現、波動の図を15分で2題」のようにします。範囲、教材、問題数、終了条件が明確になり、ページを眺めただけの学習や、模試直前に未復習問題が積み上がる状態を防ぎやすくなります。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師が、生徒ごとの目標、現在地、得意・不得意に合わせて個別の行動プランを設計し、実行状況まで管理します。全員へ同じ授業と同じ宿題を配るのではなく、志望校までに必要な行動を一人ずつ組み立てる点が特徴です。(出典:鬼管理専門塾公式「鬼管理」とはページ)
同じ第2回全統記述模試を受ける場合でも、力学の図示へ戻る人、熱のグラフを固める人、電気を先取りする人では計画が異なります。学校の重要問題集を主教材にするか、エッセンスから良問の風へ進むかも、手元の教材、残り日数、再現度に合わせて決め、不要な重複を省けます。
❸ 毎日・毎週の管理と確認テスト
鬼管理専門塾は毎日の進捗を達成度で確認し、遅れがあれば修正指示を出します。さらに毎週の確認テストで定着を可視化し、合格ラインへ届かない場合は追加課題を出し、学習計画を分析・修正します。(出典:鬼管理専門塾公式「鬼管理」とはページ)
物理では、正答したかだけでなく、図を描けたか、法則を選んだ理由を説明できたか、翌週にも途中式を再現できたかを確認できます。第1回と第2回で同じ範囲を受ける期間は修正効果を測り、第3回で磁気を加える時期は既習分野が落ちていないかを毎週点検できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
公式の講師紹介ページによると、講師の採用率は0.6%で、採用後も研修時点で不採用になる場合がある選考基準を設けています。講師満足度アンケートは回答1,524件を公開し、利用者の評価を確認できる形にしています。(出典:鬼管理専門塾公式「講師紹介」「講師満足度アンケート」ページ)
全統模試の物理では、答えを教えるだけでなく、知識、図示、法則選択、立式、計算、時間のどこへ戻すかを判断する必要があります。専属講師が答案の工程を見れば、エッセンスへ戻るのか、良問の風の類題を増やすのか、名問の森ではなく時間演習を優先するのかを分けやすくなります。
❺ 大学受験・英語資格の専門コース
公式のコース一覧では、最難関・難関の国立大学と私立大学、医学部・歯学部・薬学部・看護学部の学部特化、総合型選抜・推薦入試、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験の専門コースを案内しています。(出典:鬼管理専門塾公式「コース一覧」ページ)
大学受験で物理を使う人は、物理だけを完成させるのではなく、英語・数学との学習時間、共通テストと個別試験の比重、志望学部の科目・配点を合わせて計画する必要があります。大学受験の専門コースの中で、全統模試の物理対策を受験科目全体の日程へ組み込めます。
❻ LINE質問・無料説明会・資料請求
授業がない日も公式LINEで質問でき、入会前には無料説明会と資料請求を利用できます。公式FAQでは、オンライン受講の説明会はZoomで行い、保護者同席も可能と案内しています。学習管理の範囲や質問方法を契約前に確認できる窓口です。(出典:鬼管理専門塾公式FAQ・無料説明会ページ)
直近の全統模試結果、公式の出題範囲、学校進度、手元の物理教材、志望校を準備すれば、次回までにどの分野を何題進めるか相談しやすくなります。説明会では、日々の報告方法、確認テスト、計画が遅れた日の修正、LINEで質問できる範囲まで具体的に確かめてください。
大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象と詳細条件は公式の保証ページと無料説明会で確認してください。指導方針の全体像は鬼管理とは何かを解説した公式ページ、実際の結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。(返金保証の出典:鬼管理専門塾公式「1カ月返金保証制度」ページ。大学受験コースのみ対象)
全統模試の物理範囲を毎日の実行計画へ変えたい方は、無料説明会でご相談ください
まとめ|全統模試の物理は範囲確認から復習まで設計する
2026年度の高3物理は、全統共通テスト模試の第1・2回で磁気・原子が除外され、第3回で磁気、全統プレで原子が加わります。全統記述模試は、第1回の力学・波動から、第2回の磁気・原子を除く範囲、第3回の原子を除く範囲へ広がります。高2向けの2026年度詳細は2026年9月11日時点で未公表なので、掲載中の2025年度情報を参考にしつつ、11月初旬の公式更新で確認する必要があります。











まず受ける模試の公式範囲を保存し、手元の教材目次へ印を付けます。エッセンス、良問の風、名問の森を全部進めるのではなく、診断で必要だった一段を選びます。











それでいい。第1回の範囲を第2回で改善し、第3回で磁気、全統プレで原子を加える。記述答案は図と途中式まで再現し、模試後の誤答を翌日と二週間後に解く。範囲表を毎日の行動へ変えれば、一回ごとの模試が入試本番までの学習サイクルになる。
今日行うことは、参考書を新しく買うことではありません。河合塾の当該年度ページで受験する模試の範囲を確認し、手元の教材目次へ印を付け、各分野から代表問題を一題ずつ解いてください。そこで止まった工程が、明日から優先する課題です。計画を一人で日単位へ落とし込み、毎週修正し続けるのが難しい場合は、無料説明会で模試結果と教材を見せ、管理内容が自分に合うか確認してみてください。
よくある質問
Q. 2026年度の第1回全統共通テスト模試で物理はどこまで出ますか?
A. 河合塾公式では、物理は磁気・原子分野を除く範囲です。物理は60分・100点です。「磁気を除く」であり、電気分野全体を除くとは書かれていないため、力学・熱・波動に加え、電場、電位、コンデンサー、回路など既習の電気分野も準備してください。
Q. 第2回全統共通テスト模試は第1回より範囲が広がりますか?
A. 2026年度の物理は、第1回・第2回とも磁気・原子分野を除くと公式に案内されています。第2回は新分野を増やすだけでなく、第1回で失点した同じ範囲を原因別に直し、得点改善を確認する機会として使ってください。
Q. 第3回全統共通テスト模試と全統プレの違いは何ですか?
A. 2026年度の第3回は原子分野を除くため磁気が範囲に入り、全統プレ共通テストは物理全範囲です。第3回までに電気と磁気をつなげ、全統プレまでに原子を加え、既習分野を混ぜた60分演習へ進むのが基本です。
Q. 第1回全統記述模試の物理の範囲はどこですか?
A. 2026年度は、物理基礎全範囲と物理の力学・波動です。物理は60分・100点です。答えだけでなく、物体と力の図、座標軸、使う法則、途中式を白紙から再現できるように準備してください。
Q. 2026年度の高2全統模試の物理範囲は確定していますか?
A. 2026年9月11日時点では、河合塾の対象ページは2025年度情報を掲載し、2026年度詳細は11月初旬公開予定と案内しています。前年は物理基礎全範囲と物理の一部(力学)でしたが、確定情報ではありません。公開後の公式実施要項を確認してください。
Q. 全統模試までに物理のエッセンスはどこまで進めればよいですか?
A. 受ける回の公式範囲と、手元の版の目次を分野名で照合してください。第1回記述なら力学・波動、第1・2回共通テスト型なら磁気・原子を除く分野、第3回なら原子を除く分野が優先です。ページ番号は版で変わるため、古い記事の番号をそのまま使わないでください。
Q. 良問の風と名問の森は両方必要ですか?
A. 全員に両方が必要なわけではありません。頻出・標準問題の方針が立たないなら良問の風などの標準教材を優先します。標準問題と志望校過去問が安定し、発展問題だけに不足が見えた場合に、名問の森の該当分野を追加してください。
Q. 学校で重要問題集を使っている場合も良問の風を買うべきですか?
A. すぐに買い足す必要はありません。2026物理重要問題集はA問題とB問題の段階構成を持つと数研出版が案内しています。解答を利用できるなら、範囲内のA問題を標準演習の主教材にし、不足が出たときだけ別教材を追加すると重複を避けられます。
Q. 全統模試の物理は何週間前から対策すべきですか?
A. 基本形は4週間前から、範囲確認と診断、理解と典型問題、混合演習、60分の実戦演習を一週ずつ進めます。期間が短い場合は問題数を減らしても、診断、白紙再現、時間計測の順序は残してください。
Q. 模試の物理はどのように復習すればよいですか?
A. 誤答を知識、図示、法則選択、立式、計算、時間に分類します。解説を読んだ翌日に問題文だけから再現し、一〜二週間後に類題で再テストしてください。正解でも方針に迷った問題は復習対象に残し、次回模試の範囲へ組み込みます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





