
古文の動詞に「四段活用」「上二段活用」「下二段活用」と書いてありますが、活用表を全部暗記しようとして混乱しました。「ず」を付ける方法も、いつ使えばよいのか分かりません。











三つを見分ける核は、動詞に打消の助動詞「ず」を付け、直前の音を見ることだよ。ア段なら四段、イ段なら上二段、エ段なら下二段。ただし、最初に上一段など暗記で判定する六つの活用を除外する必要がある。この記事では活用表から文中の判別、練習問題まで順に整理しよう。
古文動詞の活用は、表を眺めるだけでは定着しません。「終止形を確認する→暗記型を除外する→打消の助動詞『ず』を付ける→直前の母音で判定する」という一定の手順を、実際の語で繰り返すことが重要です。国立国語研究所の日本語歴史コーパス資料と公立高校の公式古典文法講座で事実を確認し、定期テストにも大学入試にも使える形で解説します。
目次
古文動詞の活用を見分ける前に知るべき5つの基本
最初に押さえたいのは、「活用の種類」と「活用形」は別の問いだということです。四段・上二段・下二段は、その動詞がどの型で語尾を変えるかを表す「活用の種類」です。一方、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形は、文中のその語が今どの形になっているかを表します。テストでは「カ行四段活用・連用形」のように、行・種類・形を一続きで答える問題がよくあります。
📚 用語解説
活用:動詞などが、後ろに続く語や文中での働きに応じて語尾を変えること。古文の動詞では、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形の六つを基本として整理する。
📚 用語解説
語幹と活用語尾:語の中で基本的に変化しない部分が語幹、形に応じて変化する部分が活用語尾。たとえば「書く」は「書」が語幹で、「か・き・く・く・け・け」と変わる部分が活用語尾に当たる。
「行」は、活用語尾が五十音図のどの行で変化するかを示します。「書く」なら、か・き・く・けがすべてカ行なのでカ行です。「起く」も、き・く・くる・くれ・きよと変わりますが、中心となる音はカ行です。「る」「れ」「よ」が見えるからラ行・ヤ行だと判断してはいけません。
「書きて」の「書き」を問われたら、終止形「書く」を確認し、カ行四段活用の連用形と答える。種類だけ、形だけではなく、問題が求める要素を分けて考えると取り違えが減る。
古文の学習全体では、動詞の活用は助動詞・敬語・読解へ進むための土台です。活用だけを孤立して丸暗記するのではなく、後ろに付く語との接続まで確認してください。古文を単語・文法・読解の順に学び直したい人は、古文の参考書ルート完全版も併用すると、現在地を決めやすくなります。











四段は活用の種類、連用形は文中での形なんですね。「カ行」まで含める理由も分かりました。











そう。まず「行・種類・形」を別々に見る癖をつけよう。この三つを一度に当てようとすると混乱するので、終止形を戻し、種類を決め、最後に文中の形を確定する順番が安全だよ。
四段・上二段・下二段活用の活用表を比較
三つの活用は、活用語尾に現れる母音の範囲が異なります。四段はア・イ・ウ・エの四段、上二段はイ・ウの二段、下二段はウ・エの二段で変化します。名称に含まれる「上」「下」は五十音図の母音を基準にした呼び方です。まずは母音の並びを理解し、その後で具体的な語に当てはめましょう。
| 活用の種類 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 四段 | a | i | u | u | e | e |
| 上二段 | i | i | u | uru | ure | iyo |
| 下二段 | e | e | u | uru | ure | eyo |
代表語で六つの活用形を並べる
| 動詞 | 未然 | 連用 | 終止 | 連体 | 已然 | 命令 | 答える種類 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 書く | 書か | 書き | 書く | 書く | 書け | 書け | カ行四段 |
| 起く | 起き | 起き | 起く | 起くる | 起くれ | 起きよ | カ行上二段 |
| 受く | 受け | 受け | 受く | 受くる | 受くれ | 受けよ | カ行下二段 |
四段では終止形と連体形が同じ形です。上二段と下二段では、終止形「起く・受く」に対して、連体形は「起くる・受くる」と「る」が加わります。未然形と連用形は、上二段ならともにイ段、下二段ならともにエ段です。この対称性が分かると、表を一字ずつ暗記する負担が減ります。
a・i・u・eは母音の位置を見せるための記号で、答案をローマ字で書くという意味ではない。実際の問題では「カ行四段活用」のように日本語で答え、本文中の語形から活用形も示す。
国立国語研究所の日本語歴史コーパスの形態論情報規程でも、文語四段・文語上二段・文語下二段は別の活用型として整理されています。学校文法とコーパスの分析体系は完全に同じではありませんが、古典語の語形を種類と活用形で区別するという観点は共通します。











上二段と下二段は、終止・連体・已然が似ていて、未然形と連用形の母音が違うんですね。











その発見が大切だよ。三つを判別するときは未然形を作れば差が最も見えやすい。だから未然形接続の「ず」を付ける方法が有効になる。次の章で、使う順番まで含めて固めよう。
「ず」を付ける四段・上二段・下二段の見分け方
四段・上二段・下二段を見分ける基本は、動詞に打消の助動詞「ず」を付けることです。「ず」は未然形に接続するため、その直前に動詞の未然形が現れます。未然形末尾がア段なら四段、イ段なら上二段、エ段なら下二段です。埼玉県立春日部東高等学校の公式古典文法講座でも、この判別法が三活用を見分ける手順として示されています。
📚 用語解説
接続:助動詞や助詞が、直前の語のどの活用形に付くかという決まり。「ず」は未然形に接続するため、動詞と「ず」の境目を見ると未然形の語尾を確認できる。
📚 用語解説
未然形:まだ実現していないことや打消・推量などへ続くときに使われる活用形。四段・上二段・下二段では、未然形末尾がそれぞれア段・イ段・エ段になるため、三活用の判別点として利用できる。
例1「思ふ」は「思はず」なのでハ行四段活用
「思ふ」に「ず」を付けると「思はず」です。「ず」の直前は「は」でア段なので四段活用。終止形の活用語尾「ふ」はハ行に属するため、答えはハ行四段活用です。現代仮名遣いの「思う」からワ行だと決めず、古文本文の歴史的仮名遣いを基準にしてください。
例2「飽く」は「飽きず」なのでカ行上二段活用
「飽く」に「ず」を付けると「飽きず」です。「ず」の直前は「き」でイ段なので上二段活用。「く」を含むカ行の音で変わるので、カ行上二段活用と答えます。「飽かず」と現代語感で作ると四段に誤判定するため、古語としての語形を音読して覚える必要があります。
例3「受く」は「受けず」なのでカ行下二段活用
「受く」に「ず」を付けると「受けず」です。「ず」の直前は「け」でエ段なので下二段活用。したがってカ行下二段活用です。現代語「受ける」から古語の終止形「受く」へ戻せるかどうかも、実戦では重要な確認点になります。
「ずの前、ア四・イ上二・エ下二」。ただし、この合言葉は四段・上二段・下二段の三択に絞った後で使う。











「ず」を付けた瞬間に答えるのではなく、まず暗記型の活用を除外するのが正式な手順なんですね。











そのとおり。たとえば「見る→見ず」はイ段でも上一段活用だよ。三択になる前に合言葉を使うと誤答する。判別法は便利だけれど、適用範囲までセットで覚えることが得点につながる。
四段活用の見分け方と覚え方
四段活用は、活用語尾がア・イ・ウ・エの四段にわたって変わります。代表語「書く」なら「書か・書き・書く・書く・書け・書け」です。未然形がア段になるので、「ず」を付けた「書かず」の「か」を見れば四段と判定できます。終止形と連体形、已然形と命令形がそれぞれ同形になる点も特徴です。
四段活用の代表例
| 終止形 | ずを付けた形 | 判定 | 活用の種類 |
|---|---|---|---|
| 書く | 書かず | 「か」がア段 | カ行四段 |
| 急ぐ | 急がず | 「が」がア段 | ガ行四段 |
| 話す | 話さず | 「さ」がア段 | サ行四段 |
| 立つ | 立たず | 「た」がア段 | タ行四段 |
| 思ふ | 思はず | 「は」がア段 | ハ行四段 |
| 読む | 読まず | 「ま」がア段 | マ行四段 |
行の判断では、終止形の最後の仮名だけでなく、活用させたときに同じ行の中で変わるかを確かめます。「急ぐ」は、急が・急ぎ・急ぐ・急ぐ・急げ・急げなのでガ行四段です。「立つ」は、立た・立ち・立つ・立つ・立て・立てなのでタ行四段です。母音だけでなく子音の行も同時に追うと、答案が完成します。
四段活用の文中判定
例文「文を書きて人に見せけり」の「書き」は、後ろに接続助詞「て」が続く連用形です。終止形は「書く」、暗記型ではなく、「書かず」となるためカ行四段活用。したがって「書き」はカ行四段活用の連用形と答えます。文中では「ず」が実際に書かれていなくても、頭の中で補って種類を判断します。
終止形=連体形、已然形=命令形という対応を先に覚えると、六形を別々に暗記する必要がない。「a・i・u・u・e・e」と声に出し、代表語を一語ずつ当てはめる。











「書き」は見た目だけでは種類が分からなくても、終止形「書く」へ戻して「書かず」と考えればよいんですね。











正解。文中の語をいきなり活用表へ押し込まず、まず辞書に載る終止形へ戻す。そのうえで「ず」による種類判定と、後続語による活用形判定を分けると安定するよ。
上二段活用の見分け方と覚え方
上二段活用は、イ段とウ段の二段で活用します。「起く」なら、起き・起き・起く・起くる・起くれ・起きよです。未然形と連用形がイ段、終止形がウ段、連体形・已然形ではウ段に「る・れ」が付き、命令形はイ段に「よ」が付きます。「起きず」の「き」がイ段なので上二段と判定できます。
- 上二段 35: 未然・連用・命令
- 上二段 65: 終止・連体・已然
- 下二段 90: 未然・連用・命令
- 下二段 65: 終止・連体・已然
上二段活用の代表例
| 終止形 | ずを付けた形 | 判定 | 活用の種類 |
|---|---|---|---|
| 起く | 起きず | 「き」がイ段 | カ行上二段 |
| 落つ | 落ちず | 「ち」がイ段 | タ行上二段 |
| 恋ふ | 恋ひず | 「ひ」がイ段 | ハ行上二段 |
| 恨む | 恨みず | 「み」がイ段 | マ行上二段 |
| 老ゆ | 老いず | 「い」がイ段 | ヤ行上二段 |
上二段で特に間違えやすいのが「恋ふ」と「恨む」です。現代語の感覚で「恋はず」「恨まず」と作りたくなりますが、古語では「恋ひず」「恨みず」となります。埼玉県立春日部東高等学校の公式講座でも、この二語は現代語感との違いから独立して覚える注意語として示されています。
ヤ行上二段は行の判定にも注意する
「老ゆ・悔ゆ・報ゆ」はヤ行上二段の代表的な三語です。「老ゆ」は未然形・連用形が「老い」ですが、ア行と考えるのではなく、ヤ行の「い」と捉えます。公式古典文法講座では、古文でア行活用とする動詞は基本的に「得(う)」一語と整理し、ア・ヤ・ワ行を混同しない鉄則を示しています。
i・i・u・uru・ure・iyo。「起き・起き・起く・起くる・起くれ・起きよ」を三回音読し、未然形と連用形が同じイ段であることを耳でも確認する。
文中で「起きて」とあれば、「て」に続くため連用形です。終止形「起く」へ戻し、「起きず」のイ段からカ行上二段と決めます。答えは「カ行上二段活用の連用形」です。「起きる」という現代語の終止形に直すと上一段活用へ引っ張られるため、古語の終止形を使うことが重要です。











「恋ふ」を現代語のように「恋はず」としていたので、四段に誤判定していました。古語の語形で考えるんですね。











そうだよ。判別法を知っていても、作った未然形が間違っていれば答えもずれる。現代語感と違う「恋ひず・恨みず」と、ヤ行上二段の三語は小さな注意語リストにしておこう。
下二段活用の見分け方と覚え方
下二段活用は、ウ段とエ段の二段で活用します。「受く」なら、受け・受け・受く・受くる・受くれ・受けよです。未然形と連用形がエ段になるため、「受けず」の「け」を見れば下二段と判定できます。上二段との違いは、未然・連用・命令に現れる母音がイ段かエ段かです。
下二段活用の代表例
| 終止形 | ずを付けた形 | 判定 | 活用の種類 |
|---|---|---|---|
| 受く | 受けず | 「け」がエ段 | カ行下二段 |
| 捨つ | 捨てず | 「て」がエ段 | タ行下二段 |
| 求む | 求めず | 「め」がエ段 | マ行下二段 |
| 得(う) | 得(え)ず | 「え」がエ段 | ア行下二段 |
| 経(ふ) | 経(へ)ず | 「へ」がエ段 | ハ行下二段 |
| 寝(ぬ) | 寝(ね)ず | 「ね」がエ段 | ナ行下二段 |
一文字の「得(う)・経(ふ)・寝(ぬ)」は、終止形だけを見ると現代語と結びつきにくいため、ア行下二段・ハ行下二段・ナ行下二段としてまとめて覚えると安全です。読みと活用行を同時に書いたカードを作り、「得ず・経ず・寝ず」と未然形まで口に出してください。
ワ行下二段と歴史的仮名遣い
「植う・飢う・据う」はワ行下二段の代表語です。未然形・連用形は「植ゑ・飢ゑ・据ゑ」のようにワ行のエ段で現れます。現代仮名遣いだけを頼りにすると行を誤りやすいため、本文の表記と終止形を確認し、ア行活用は基本的に「得(う)」だけという整理を利用します。
文中の「人に物を与へて」の「与へ」は、後ろに「て」が続く連用形です。終止形は「与ふ」。「与へず」となり、「へ」がエ段なのでハ行下二段活用です。したがって「与へ」はハ行下二段活用の連用形と答えます。このように、形を決める根拠と種類を決める根拠を別々に説明できる状態を目指しましょう。
起きず/受けず、落ちず/捨てずのように、同じ行の上二段と下二段を対で発音する。イ段とエ段の差が耳に残り、単独暗記よりも取り違えを防ぎやすい。











「受く」と「起く」は終止形が似ていますが、「受けず」と「起きず」にすればエ段とイ段で分かれます。











まさにそれが「ず」を使う価値だね。一文字動詞やワ行下二段は別に覚え、通常の語は未然形へ変えて母音を比べる。規則と注意語を分けて管理すると、暗記量を必要最小限にできるよ。
文中の動詞を「行・種類・活用形」まで判定する手順
実際の問題では、動詞が終止形のまま出るとは限りません。先に後続語から活用形を見当づけ、同時に本文の語形から終止形を復元します。その後で暗記型を除外し、「ず」を付けて活用の種類を決めます。最後に活用行を加えれば、根拠のある完全な答案になります。
例題1「花散りぬ」の「散り」
「散り」の終止形は「散る」です。「散らず」となるので「ら」はア段、ラ行四段活用と分かります。本文の「散り」は連用形の語形で、後ろの完了の助動詞「ぬ」も連用形に接続します。よって答案は「ラ行四段活用の連用形」です。現代語の「散らない」を補助にしても構いませんが、答案は古文の形で考えます。
例題2「人を起こして」の「起こし」
「起こし」の終止形は「起こす」です。「起こさず」となり、「さ」がア段なのでサ行四段活用。「て」の前にある「起こし」は連用形です。ここで「起く」と混同しないでください。「起く」は「目を覚ます・起きる」に当たるカ行上二段ですが、「起こす」は別のサ行四段動詞です。
例題3「物を受けず」の「受け」
この例では「ず」が実際に後ろにあります。「ず」は未然形接続なので「受け」は未然形です。終止形は「受く」、「受けず」の「け」がエ段なのでカ行下二段活用。答案は「カ行下二段活用の未然形」です。実際の接続が判別用の変形と一致しているため、最も根拠を確認しやすい例です。











種類を決める「ず」と、活用形を決める後続語は役割が違うんですね。根拠を二本立てにできます。











そう。種類は動詞全体の所属、活用形はその場の形だよ。「書く」はいつでもカ行四段だけれど、「書か・書き・書く・書け」のどれが出るかは文脈で変わる。この区別を答案で示そう。
「ず」だけでは誤る動詞と頻出の注意点
「ず」の判別法は、九種類すべてを一度に判定する魔法ではありません。文語動詞の活用は、四段・上一段・下一段・上二段・下二段・カ行変格・サ行変格・ナ行変格・ラ行変格の九種類です。まず所属語を暗記する六種類を確認し、どれにも当たらない動詞だけを四段・上二段・下二段の三択にします。
📚 用語解説
正格活用と変格活用:規則的な型に沿う四段・上一段・下一段・上二段・下二段を正格活用、独自の変化をするカ変・サ変・ナ変・ラ変を変格活用と呼ぶ。判別では少数の所属語を先に暗記する。
先に暗記する六つの活用
| 活用 | 先に覚える代表語・所属語 | 注意 |
|---|---|---|
| 上一段 | 着る・見る・似る・煮る・干る・射る・鋳る・居る・率る | 「見ず」はイ段でも上二段ではない |
| 下一段 | 蹴る | 「蹴ず」はエ段でも下二段ではない |
| カ変 | 来(く) | 独自の活用表を持つ |
| サ変 | す・おはす | 複合語の「〜す」にも注意 |
| ナ変 | 死ぬ・往ぬ | 二語をまとめて覚える |
| ラ変 | あり・をり・はべり・いまそかり | 終止形が「り」 |
たとえば「見る」に「ず」を付けると「見ず」で、直前はイ段です。しかし「見る」は先に暗記する上一段活用の所属語なので、上二段とは答えません。同様に「蹴る」は「蹴ず」とエ段になりますが、古文では下一段活用の代表語として先に確定します。三択へ進む前の除外が不可欠な理由です。
同じ終止形でも意味によって活用が変わる語
「頼む」は、たよりにする意味では四段、たよりにさせる意味では下二段として使われます。「給ふ」も、尊敬の動詞・補助動詞としては四段、謙譲の補助動詞としては下二段となる用法があります。形だけで機械的に決めず、現代語訳と主語・会話文かどうかなどの文脈を合わせて判断します。
行の誤判定と現代語への引きずられ
「老い」をア行と考える、「植うる」をア行と考える、「思ふ」を現代仮名遣いからワ行と考える、といった誤りは、古文の五十音と歴史的仮名遣いを切り離してしまうことから起こります。終止形・未然形・連用形を少なくとも三形並べ、同じ行の音として説明できるかを確認してください。
「ア四・イ上二・エ下二」は、上一段・下一段・カ変・サ変・ナ変・ラ変を除外した後の三択ルール。例外を増やして丸暗記するのではなく、判定の順番を固定して誤用を防ぐ。











「見る→見ず→イ段だから上二段」としてはいけない理由が分かりました。先に上一段の所属語を確認します。











その順番なら大丈夫。九種類を「暗記する六つ」と「ずで分ける三つ」に分割しよう。さらに頼む・給ふのような多義語だけ、文脈で最終確認すれば、例外だらけにはならないよ。
練習問題で定着させる7日間の古文動詞学習法
活用は、一度表を書けても、文中で動詞を切り出せなければ得点になりません。最初の三日で表と判別手順を固め、後半四日で文中判定と間違い直しへ移ります。一回の学習を長くするより、毎日短時間でも「終止形→ず→行・種類→活用形」の順を反復し、判断時間を縮めることが効果的です。
まず解く確認問題
| 問題 | ずを付けた形 | 正解 |
|---|---|---|
| 「読む」の活用の種類 | 読まず | マ行四段活用 |
| 「落つ」の活用の種類 | 落ちず | タ行上二段活用 |
| 「捨つ」の活用の種類 | 捨てず | タ行下二段活用 |
| 「恨む」の活用の種類 | 恨みず | マ行上二段活用 |
| 「求む」の活用の種類 | 求めず | マ行下二段活用 |
| 「思ふ」の活用の種類 | 思はず | ハ行四段活用 |
答えを見る前に、必ず「ず」を付けた形を自分で書いてください。正解した問題でも、理由を説明できなければ翌日にもう一度解きます。間違えた語は「終止形/ずを付けた形/行と種類」の三列で記録し、同じ原因の誤りをまとめます。単なる赤丸では、どの判断段階を直すべきか分かりません。
7日間の具体的な進め方
古文だけでなく現代文・漢文も含めた配分を組みたい人は、大学受験 国語の勉強法完全ガイドを参照してください。志望校レベルの文章で古文文法をどう使うかを知りたい人は、明治大学に受かる古文勉強法も、基礎知識を読解へ接続する練習の参考になります。
一週間後に、三つの活用表を白紙から再現できる、暗記型6種を先に除外できる、初見短文10問中8問以上で行・種類・形を根拠付きで答えられる、の三点を確認する。











表を写すだけでなく、単語判別から短文の品詞分解へ段階を上げれば、読解にもつながりそうです。











その通り。最終目標は活用表を唱えることではなく、本文の語形から意味と接続を判断すること。毎日同じ手順で処理し、間違えた段階だけを翌日に直せば、一週間でも土台はかなり安定するよ。
古文文法は「普通の対策」では志望校に受からない
結論から言います。活用表を授業で一度習い、問題集を何となく解くという「普通の対策」だけでは、古文文法を入試の安定得点源にして志望校へ受かるのは厳しいです。知識を見た回数ではなく、初見本文で動詞を切り出し、終止形へ戻し、行・種類・活用形を短時間で確定できるかが問われるからです。
この記事で扱った三活用だけでも、六つの活用形、暗記型六種の事前除外、「ず」の直前のア・イ・エ段、活用行、後続語の接続という複数の判断を順に行います。さらに「恋ふ・恨む」の現代語感との差、「頼む・給ふ」の意味による使い分けもあります。知識を受け取るだけでは、この処理順は自動化しません。
ここで、鬼管理専門塾が公式ページで示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——に照らし、代表的な学習手段を一つずつ検討します。
独学・参考書のみでは反復の抜けを止められない
参考書には正しい活用表と問題が載っていますが、読んだ知識を「毎日30語判別し、誤答だけ翌日再テストする」行動へ変える仕組みまではありません。これは限界①に当たります。自分の誤りが終止形の復元なのか、暗記型の除外なのか、活用形の接続なのかを分析できないまま周回すると、同じ誤答が残ります。
映像授業・アプリだけでは見た理解で止まりやすい
映像で「ア四・イ上二・エ下二」を理解しても、視聴と白紙再現は別です。全員が同じ解説と同じ順序で進むアプリでは、自分だけが間違える「恋ふ」「給ふ」へ復習を集中させにくく、限界①と②が残ります。再生履歴や正解数が増えても、初見文で根拠を説明できなければ入試の得点には直結しません。
集団授業の大手予備校では個別の誤答原因が埋もれる
大手予備校の集団授業は体系的でも、クラス全員が同じ教材・同じペースで進みます。上一段の除外でつまずく生徒と、後続語から活用形を決められない生徒へ同じ復習を課すと、限界②の「全員同じ指導」になります。次の授業まで誤りを放置すれば、限界③によって修正も遅れます。
一般的な個別指導塾では授業外の毎日を管理しきれない
一般的な個別指導ならその場の質問には答えられますが、週1回の授業だけでは、残り六日間に何語判別し、どの注意語を再テストし、正答時間が何秒縮んだかまで追えないことがあります。これは限界③に当たり、説明を受けた直後だけできて、一週間後に忘れる循環を止めにくい構造です。
つまり、独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾は、いずれも古文動詞の判別を毎日の具体的行動へ落とし、誤答を翌日修正する部分に限界が残ります。だから、学習量と弱点を1日単位で個別に管理する鬼管理専門塾しかない、というのが消去法で導かれる結論です。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、授業を受けて終わるのではなく、今日の学習を具体的な行動へ落とし、結果を毎日・毎週検証する仕組みを持ちます。ここではREADMEで確定している六つの特徴だけを、古文動詞の活用学習へどう接続できるかと合わせて説明します。
古文動詞を何語判別し、何問解き直すかまで数値で指示する
現在の正答率と志望校に合わせ、個別の行動プランを設計する
毎日の進捗と毎週の確認テストで、古文文法の定着を検証する
講師満足度アンケート1,524件も公開された専属講師が担当する
大学受験、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に確認できる
❶ 1日単位で数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「古文を勉強する」のような曖昧な予定ではなく、教材・範囲・問題数まで数値化して今日やることを指示します。いつ・どこで・何を・なぜ・どのように行うかまで具体化する方針です(出典:鬼管理専門塾公式「鬼管理」とはページ)。
四段・上二段・下二段なら、「活用表を白紙で3回再現し、動詞30語へ『ず』を付け、誤答5語を翌朝再テスト」のように行動へ落とせます。何をもって今日の学習完了とするかが明確になり、表を眺めただけで終えるのを防ぎます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師が、生徒の現在の学力、志望校、残り期間、科目ごとの弱点をもとに、生徒ごとの個別行動プランを設計します。全員に同じ参考書の同じページを課す方式ではありません(出典:同公式ページ)。
古文動詞でも、暗記型の所属語で失点する人と、本文中の活用形で失点する人では課題を変えます。前者は分類カード、後者は短文品詞分解へ比重を置き、限られた学習時間を誤答原因へ集中させられます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗を確認するだけでなく、1週間単位の確認テストで定着度を数値化し、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行います。毎日と毎週の二つの周期で学習を検証する仕組みです(出典:同公式ページ)。
一週間後の混合テストで「見ず」を上二段と誤答したなら、上一段の除外へ戻ります。「受け」を連用形としたなら、実際の後続語を確認します。正誤だけでなく誤った段階を特定し、次週の問題構成へ反映できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格者などから独自基準で選考され、公式サイトが示す採用率は0.6%です。入会生による講師満足度アンケート1,524件も公開され、採用後を含む指導品質の確認材料が示されています(出典:公式講師紹介・講師満足度アンケートページ)。
古文文法では、正解を伝えるだけでなく、「暗記型の除外」「未然形の作成」「行の判定」「後続語の接続」のどこで思考が止まったかを見抜く必要があります。専属講師が誤答過程まで確認することで、復習課題を具体化します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学受験の大学特化・学部特化に加え、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています(出典:鬼管理専門塾公式コース一覧ページ)。
古文が必要な大学・学部、共通テストだけで使う受験生、国語全体の記述力も必要な受験生では、文法にかける時間と到達点が異なります。大学受験の志望校別計画の中へ、動詞活用から読解までの順番を位置づけられます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日でもLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会へ保護者同席で参加できます。公式サイトから資料請求もでき、学習管理の方法や受講内容を契約前に確認できます(出典:公式FAQ・無料説明会ページ)。
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まとめ|四段・上二段・下二段は判定順を固定する
- ずの直前 20: 四段
- ずの直前 50: 上二段
- ずの直前 80: 下二段
最初に取り組むのは、書く・起く・受くの三語を六つの活用形へ直す練習です。次に暗記型六種を除外し、動詞へ「ず」を付ける30問へ進みます。最後に短文で行・種類・活用形を答えてください。順番を固定すれば、古文動詞は大量の例外暗記ではなく、少数の暗記と規則で処理できるようになります。
よくある質問
Q. 四段活用・上二段活用・下二段活用を最短で見分ける方法は?
A. まず上一段・下一段・カ変・サ変・ナ変・ラ変の所属語でないことを確認し、その後に打消の助動詞「ず」を付けます。「ず」の直前がア段なら四段、イ段なら上二段、エ段なら下二段です。「ず」だけを先に使うと、見る・蹴るなどを誤判定するので順番を守ってください。
Q. なぜ「ず」を付けると活用の種類が分かるのですか?
A. 打消の助動詞「ず」が未然形に接続するためです。四段・上二段・下二段は未然形の母音がそれぞれア段・イ段・エ段に分かれるので、動詞と「ず」の境目を見ると三つを区別できます。
Q. 「見る」は「見ず」でイ段なのに、なぜ上二段ではないのですか?
A. 「見る」は上一段活用の所属語として先に暗記する動詞だからです。「ア四・イ上二・エ下二」は、暗記型六種を除外して四段・上二段・下二段の三択になった後でだけ使うルールです。
Q. 「恋ふ」と「恨む」はどう覚えればよいですか?
A. 古語では「恋ひず」「恨みず」と未然形がイ段になるため、それぞれハ行上二段、マ行上二段です。現代語感で「恋はず」「恨まず」と作らないよう、この二語は対にして音読すると覚えやすくなります。
Q. 活用の行はどうやって判断しますか?
A. 活用語尾が五十音図のどの行で変化するかを見ます。書くは、か・き・く・けとカ行内で変化するためカ行四段です。起くも「起くる」の「る」ではなく、き・くを中心に見てカ行上二段と判断します。
Q. 文中の活用形はどうやって決めますか?
A. 実際の語形と後続語の接続を併用します。たとえば「書きけり」の「書き」は、四段の連用形の語形であり、後ろの助動詞「けり」も連用形に接続するため、カ行四段活用の連用形と確定できます。
Q. 四段・上二段・下二段の活用表は全部丸暗記すべきですか?
A. 代表語三語の表は白紙から書けるようにしますが、一字ずつ別々に覚える必要はありません。四段はa・i・u・u・e・e、上二段はi・i・u・uru・ure・iyo、下二段はe・e・u・uru・ure・eyoと母音の規則で整理すると再現しやすくなります。
Q. 一週間で古文動詞の活用を定着させるには何をすればよいですか?
A. 前半三日で六活用形・三つの活用表・暗記型六種を固め、四日目に「ず」の単語判別、五日目から短文の活用形判定へ進みます。六日目は注意語だけを直し、七日目に表・単語・短文を混ぜた確認テストを行ってください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





