
大学受験の勉強を始めたのに、英単語も文法も長文も全部できない気がします。模試では英文を読んでも頭に入らず、どこから戻ればいいのかさえ分かりません。今から中学英語に戻ったら、受験に間に合わなくなりませんか?











英語が「全然できない」と感じるときほど、いきなり長文の量を増やしてはいけない。原因を語彙・文法・英文解釈・技能の接続・教材難度・習熟判定・計画の7つに分ければ、戻る場所と次に進む条件が見える。この記事では、症状の診断から中学英語の復習、入試問題へ戻るまでを、実行できる順番にして説明するよ。
「英語が全然できない」は能力の宣告ではなく、複数のつまずきが重なって現在地を見失っている状態です。苦手を一つの大きな塊として扱わず、どの段階で理解が止まっているかを特定すれば、対策は小さくできます。この記事は大学受験の英語を立て直したい高校生・浪人生に向けて、診断、勉強の順番、毎日の確認方法までを一気通貫で示します。
目次
英語が全然できないときは「原因の分解」から始める
結論から言うと、最初にやるべきことは難しい参考書を買うことでも、勉強時間を急に倍にすることでもありません。「単語を見ても意味が出ない」「主語と動詞を見つけられない」「一文は読めても段落の要点を言えない」というように、失点が起きる場所を分けることです。原因が分かれば、今日の課題を一つに絞れます。
英語の苦手は珍しいものではありません。文部科学省の「令和7年度 英語教育に関する調査研究」確定版によると、R6年度に英語を「最も苦手だ」と答えた割合は、高校1年生29.2%、高校2年生29.5%、高校3年生36.4%でした。集計対象はそれぞれ27,541人、23,828人、5,826人です。高3では3人に1人を上回る水準ですが、これは「苦手だから伸びない」ことを意味しません。入試が近づき、語彙・文法・長文・リスニングなど複数の課題が同時に見えやすくなる時期だからこそ、一括して焦るのではなく、原因を分ける必要があります。
| 学年 | 英語を最も苦手と回答 | 集計対象人数 |
|---|---|---|
| 高校1年生 | 29.2% | 27,541人 |
| 高校2年生 | 29.5% | 23,828人 |
| 高校3年生 | 36.4% | 5,826人 |
出典:文部科学省「令和7年度 英語教育に関する調査研究(英語力に関する調査分析)」、確定版80ページ。割合はR6年度の回答です。
📚 用語解説
原因の分解:「英語ができない」を一つの評価にせず、語彙・文法・英文解釈・長文・リスニング・英作文・学習管理など、実際に処理が止まる場所へ分けることです。











「英語が苦手な人は多い」と分かると少し安心します。でも、自分の場合は本当に全部が弱い気がして、原因を一つに決められそうにありません。











一つに決めなくていい。複数の原因が重なっているのが普通だから、下の7項目を上から確認して、最初に止まる場所を出発点にしよう。語彙で止まるなら文法問題を増やす前に語彙へ、一文は読めるのに長文で崩れるなら段落読解へ進む。この順番だけで無駄打ちが減るよ。
直近の模試か初見長文を1題だけ用意し、①意味が出ない単語、②構造を取れない一文、③要点を言えない段落、④時間切れになった箇所に印を付けてください。点数より、止まった場所を記録します。
大学受験で英語が全然できない7つの理由
大学受験の英語が伸びない理由は、知識不足だけではありません。基礎知識を入れる段階、一文を処理する段階、複数文をつなぐ段階、そして学習を計画して定着を判定する段階のどこかが崩れると、最終的な長文問題ではすべてが「読めない」という一つの症状に見えます。
- 入試英語の得点: 長文・リスニング・英作文などの総合的な結果
- 技能をつなぐ力: 知識を読む・聞く・書く場面へ移す力
- 一文を読む力: 語順と修飾関係を正確に処理する力
- 語彙と文法: 最も内側にある土台。ここが曖昧なら外側も不安定になる











長文が読めないから長文問題集ばかり解いていました。でも、内側の語彙や一文の読み方が弱いなら、長文だけを増やしても同じところで止まるんですね。











その理解で合っている。長文は基礎の検査結果であって、すべての原因を直す教材ではない。ここから挙げる7つの理由を順番に確認し、当てはまる項目には「具体的な症状」と「次にやる行動」をセットで書き出そう。
理由1|中学レベルの英単語・熟語が即答できない
英文を読むたびに基本単語の意味を思い出そうとしていると、文全体の意味を保持する余裕がなくなります。単語帳では答えられても、英文中で語形が変わった瞬間に止まる場合も、語彙が使用可能な状態まで定着していません。知らない単語だけでなく、知っているはずの単語を思い出す時間も読解を遅くします。
対策は、最初から難関大向けの語彙を増やすことではなく、中学〜高校基礎レベルを短い間隔でテストすることです。英語を見て日本語を言うだけでなく、短い例文の中で意味を判断し、翌日も答えられるかを確認します。
理由2|文法を用語暗記で終え、文の意味に使えていない
「関係代名詞」「仮定法」といった名前を覚えていても、文中でどこからどこまでが修飾なのかを説明できなければ、長文では使えません。四択問題の正解番号を覚える学習だけでは、形が少し変わった初見文や英作文で同じ知識を再現できないからです。
文法は、例文の主語・動詞・目的語・修飾部分を区切り、「この形だから、意味はこうなる」と説明する練習へ切り替えます。正解した問題でも理由を言えないなら未習得として扱うことが大切です。
理由3|英文解釈を飛ばし、単語の意味だけで推測している
単語の意味を順番につなげて日本語らしい内容を推測すると、短い文では偶然当たっても、否定・比較・挿入・長い修飾が入った文で逆の意味を取りやすくなります。一文ごとの構造を確認せずに長文演習へ進むと、同じ読み違いが何度も起きます。
まず一文を見て、述語動詞、主語、目的語・補語、修飾語句を分け、文の骨格から訳します。英文解釈の教材を選ぶときは、難しい例文の数より、構造の説明を自分で再現できるかを基準にしてください。
理由4|単語・文法を「使う目的」と結び付けていない
競合記事が指摘していた「目的意識のない暗記」は重要な論点です。単語を覚える目的はページを終えることではなく、読むとき・聞くときに意味を取り出すことです。文法を覚える目的も、四択を当てるだけでなく、英文の意味を正確に組み立て、自分で書く場面に使うことです。
文部科学省の高等学校学習指導要領では、外国語を「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の五つの領域で示しています。知識を一つの問題形式に閉じ込めず、例文の音読、短い要約、和文英訳など別の使い方へ接続すると、理解の穴が見えます。
理由5|現在地より難しい教材を選んでいる
志望校の名前だけで教材を選ぶと、解説を読んでも前提知識が分からず、復習に時間がかかります。難しい問題に触れた時間は増えても、正解までの手順を自力で再現できなければ得点力は増えません。教材のレベルが高すぎる状態は、努力不足ではなく順番の不一致です。
目安は、解説を読めば「なぜ間違えたか」を説明でき、次の類題で同じ手順を試せる難度です。ほとんどの文で辞書と解説が必要なら一段戻り、正答できても説明できないなら同じ教材を反復します。
理由6|進捗度を追い、習熟度をテストしていない
「単語帳を100ページ進めた」「文法書を1周した」は作業量の記録であり、入試本番で使える証明ではありません。翌日に同じ知識を取り出せるか、初見の類題を解けるか、理由を説明できるかを確かめないまま先へ進むと、終えた範囲の中に未習得が積み残されます。
毎日の終わりに小テストを置き、正答率だけでなく、答えるまでの時間と説明の可否を記録します。不合格なら「もう一周」ではなく、間違えた原因に戻って翌日の課題を狭く修正します。
理由7|期限から逆算せず、復習日も決めていない
基礎に戻ること自体は正しくても、期限がなければ入試演習へ移れません。逆に、焦って基礎を数日で切り上げると、長文で再び崩れます。また、新しい範囲だけを進めて復習日を予定に入れないと、覚えた内容が抜けたたびに最初からやり直すことになります。
志望校の過去問を始める時期から逆算し、語彙・文法・英文解釈をいつまでに初見問題で使える状態へするかを決めます。予定には新規学習だけでなく、翌日・週末の再テスト枠まで書き込んでください。
📚 用語解説
積み上げ科目:前段階の知識や技能が次の学習の土台になる科目です。英語では、語彙と文法を使って一文を読み、一文同士をつないで段落・長文を理解するため、最初に崩れた層へ戻る必要があります。
最初に止まる原因を1〜2個だけ選び、1週間単位で再テストしてください。課題を増やしすぎると、理由6の「進捗だけを追う状態」へ戻ってしまいます。
何から勉強すべき?症状別の英語力診断
原因を読んでも自分の出発点が決められない場合は、初見英文を使って処理の順番を観察します。正答率だけでは「語彙で止まったのか」「構造は取れたが要点を外したのか」が分かりません。以下の分岐で、最初に当てはまる症状を探してください。











長文の点数だけ見ていたので、何が原因か分からなかったんですね。診断するときは、時間を計らず一文ずつ確認してもいいですか?











最初は時間を外していい。まず正確に処理できるかを見て、その後で速度を測る。正確さと速さを同時に直そうとすると原因が混ざるから、①時間無制限で正確さ、②同じ難度を制限時間内で処理、の順に確認しよう。
診断1|中学英文を音読し、日本語で説明する
教科書や基礎問題集の短い英文を使い、知らない単語を調べたうえで音読し、内容を日本語で説明します。音読が途中で止まる、代名詞が何を指すか分からない、時制を取り違える場合は、中学レベルの語彙・文法が最優先です。恥ずかしがらずに戻るほど、その後の学習速度は上がります。
診断2|一文にS・Vを付け、修飾関係を示す
一文が長くなったとき、主語と述語動詞を一組にして示し、前置詞句・関係詞節・分詞などが何を修飾するか線で結びます。単語は分かるのに骨格を決められないなら、必要なのは語彙の追加ではなく英文解釈です。構造を説明できる短文からやり直します。
診断3|一段落を一文で要約する
各文を訳せても長文問題で外す場合は、一段落を読んで「誰が、何について、何を主張しているか」を一文で要約します。具体例だけを拾って筆者の主張を外すなら、段落の役割や接続表現を追う練習が必要です。
診断4|同じ範囲を翌日にもう一度テストする
当日は解けた問題を、答えを隠して翌日にもう一度解きます。答えや訳を見れば分かるが自力では出ないなら、理解ではなく見覚えで進めていた可能性があります。翌日も再現できることを、次へ進む最低条件にします。
| 症状 | 優先する学習 | 次へ進む条件 |
|---|---|---|
| 基本語で何度も止まる | 基礎語彙・熟語 | 短文中で意味を即答できる |
| 主語と動詞を外す | 中学文法・文型 | 文の骨格を説明できる |
| 長い一文だけ誤訳する | 英文解釈 | 修飾関係を根拠付きで示せる |
| 訳せるが要点を外す | 段落精読・要約 | 各段落を一文でまとめられる |
| 翌日に解けない | 再テスト・復習 | 初見類題と翌日テストに合格する |
📚 用語解説
習熟度:学習した量ではなく、初見の問題で解けるか、根拠を説明できるか、時間を空けても再現できるかで測る到達状態です。
「不正解」だけで終えず、「語彙を知らない」「動詞を見落とした」「逆接後の主張を外した」など、原因を1行で記録してください。同じ原因が3回続けば、翌週の最優先課題です。
英語を中学基礎から大学受験レベルへ立て直す順番
英語を立て直す順番は、語彙と中学文法、英文解釈、短い文章の精読、長文・リスニング、志望校形式の演習です。すべてを完全に終えてから次へ進むのではなく、下の層が一定の基準に届いたら次の層を少量加え、弱点が見つかれば一段戻ります。
- 英語の立て直し順 5: 時間配分と設問形式まで合わせる
- 英語の立て直し順 4: 読む・聞く処理を文章単位で統合する
- 英語の立て直し順 3: 文の骨格と修飾関係を取る
- 英語の立て直し順 2: 基本文型・時制・助動詞・関係詞などを再確認する
- 英語の立て直し順 1: 短文中で意味を素早く取り出せる状態にする











基礎語彙から始めると、長文に入るまで何か月もかかりそうで不安です。基礎を勉強している間は、長文やリスニングを完全に止めるべきですか?











完全に止める必要はない。学習時間の中心を最初に崩れた層へ置きつつ、今の実力で読める短文や短い音声を少量残そう。土台を直す時間と、その土台を使う時間を分ければ、目的を見失わずに進められる。
STEP1|基礎語彙は「見る・言う・文中で判断」の3段階で覚える
最初の周回では英語を見て中心的な意味を言えるようにし、次に短い例文で意味を選び、最後に時間を空けて再テストします。一度に多くの情報を詰め込むより、意味を素早く取り出せる語を増やすことを優先します。発音も同時に確認すると、リスニングで「知っているのに聞き取れない」語を減らせます。
単語帳の選び方やレベル別の進め方が必要な場合は、大学受験英語の勉強法完全ガイドで全体の教材配置も確認できます。この記事では新しい教材を増やす前に、手元の基礎教材で再テストを始めることを優先してください。
STEP2|中学文法は例文を変形し、意味の変化を説明する
時制、助動詞、受動態、不定詞・動名詞、比較、関係詞などを、用語の定義だけで終えず、肯定文を疑問文や否定文へ変え、主語や時制を変えたときに形と意味がどう変わるか説明します。短い文を自分で作ると、理解したつもりの箇所が見つかります。
一つの単元につき、例題を解く、理由を説明する、初見類題を解く、翌日再テストする、という四段階を通過してから次へ進みます。正解しただけで終了せず、なぜその形になるかを声に出すことが重要です。
STEP3|英文解釈で一文を「骨格→修飾」の順に読む
長い一文では、先頭から日本語へ置き換える前に、述語動詞を見つけ、対応する主語と目的語・補語を確定します。その後で関係詞節、分詞、前置詞句などの修飾を戻します。訳が自然かどうかより、英文のどの形を根拠に意味を決めたかを説明できることが先です。
英文解釈の教材を段階別に選びたい人は、英文解釈の参考書レベル別ルートも参考にできます。難関向け教材から始めず、自分が構造を説明できる一段上までに留めてください。
📚 用語解説
英文解釈:単語の意味だけで推測せず、主語・動詞・目的語・補語と修飾関係を根拠に、一文の構造と意味を正確に捉える学習です。
STEP4|精読・要約・音読で一文を段落へつなぐ
精読では、分からない単語と構造を確認したあと、各文が段落の主張・理由・具体例・対比のどれを担うかを整理します。段落を一文で要約できれば、設問の根拠を本文へ戻して探しやすくなります。
内容を理解した英文は、意味の区切りを意識して音読します。音読の回数をこなすことより、英文を見たときに構造と意味が再現されているかを確認してください。理解していない文を速く読む練習にはしません。
📚 用語解説
精読:語彙・文法・文構造・文同士の論理関係を確認し、なぜその意味になるかを根拠付きで読む方法です。単なる全訳作業ではなく、誤読の原因を特定するために行います。
STEP5|長文・リスニング・英作文を同じ基礎から伸ばす
大学入試センターの令和8年度共通テスト本試験ページには、英語のリーディングとリスニングがそれぞれ掲載されています。志望校の利用方法は大学ごとに確認が必要ですが、大学受験英語を立て直すときに「読むだけ」で終えない視点は欠かせません。
同じ英文を、まず精読し、次に音声を聞き、最後に内容を短く英語または日本語でまとめると、語彙と文法を複数の技能で使えます。長文教材を選ぶ段階になったら、英語長文の参考書レベル別ルートで現在地に合う難度を確認し、仕上がり条件を決めてから進めてください。
📚 用語解説
技能の接続:覚えた語彙・文法を、読む、聞く、話す、書くといった別の言語活動で使い直すことです。一つの問題形式だけで正解できる状態から、初見場面で運用できる状態へ移します。
英語の苦手を直す1日・1週間・30日の勉強計画
立て直しは、長時間の気合いではなく、診断と再テストを繰り返す計画で進めます。1日は「新しく学ぶ→使う→確認する」、1週間は「原因を集計→翌週の課題を修正する」、30日は「同じ難度の初見問題で変化を見る」という三つの周期で設計します。











毎日の予定を細かく作っても、学校行事や他科目で崩れそうです。計画が一日遅れたら、全部作り直したほうがいいですか?











一日の遅れで全体を捨てる必要はない。固定するのは「再テスト」と「週末の見直し」で、新規範囲の量は調整していい。計画は守れたかを裁くものではなく、どこで詰まったかを早く発見して修正するための道具だよ。
1日の型|基礎入力・使用・再現テストを分ける
学習時間の長さは、現在地や使える時間によって変わります。固定すべきなのは「復習→新規→使用→確認」という順序です。30分しかない日でも再テストを省かず、新規範囲を小さくします。
1週間の型|進捗ではなく習熟度で翌週を決める
週末には、進んだページ数ではなく、初見類題の正答、説明の可否、時間内に処理できたかを確認します。同じ原因のミスが続く単元は翌週も残し、合格した単元だけ次へ進めます。予定より遅れていても、未習得のまま教材を先へ送らないことが重要です。
| 確認項目 | 進捗度だけの記録 | 習熟度の記録 |
|---|---|---|
| 語彙 | 何語見たか | 短文中で何語を即答できたか |
| 文法 | 何章終えたか | 初見類題で理由を説明できたか |
| 英文解釈 | 何文訳したか | 骨格と修飾を自力で示せたか |
| 長文 | 何題解いたか | 要点と設問根拠を示せたか |
30日の型|同じ条件で再診断し、伸びた処理を確認する
30日後は、初日と同程度の語数・難度の初見英文を使い、単語で止まった回数、構造を取れなかった文、段落要約、解答時間を比べます。教材を終えた冊数ではなく、英語を処理できる範囲が広がったかを見ます。
変化がなければ、努力が無駄だったと決めず、診断へ戻ります。教材が難しすぎた、再テストが少なかった、一日の課題量が多すぎたなど、計画上の原因を一つ変えて次の周期を始めます。
📚 用語解説
逆算計画:入試日や過去問演習開始日などの期限から戻り、各段階をいつまでに、どの到達条件で終えるかを決める計画です。ページ数だけでなく、初見問題・説明・再テストの合格条件を置きます。
苦手を克服すると変わる3つのこと
第一に、英語を理由に出願先を早く狭めず、各大学・学部の科目や配点を見て検討できるようになります。第二に、読む・聞く・書く基礎は、大学入学後に英語資料へ触れる場面でも土台になります。第三に、原因を分け、期限を決め、再テストで直した経験は、数学や国語など他科目の弱点分析にも応用できます。
ただし「英語ができるようになれば、どの大学にも受かる」とは限りません。志望校ごとの科目、配点、出題形式を確認し、英語の基礎が戻った段階で過去問へ接続する必要があります。克服後の変化は、選択肢が自動的に増えることではなく、根拠を持って受験戦略を選べるようになることです。
大学受験英語の立て直しは「普通の対策」では間に合わない
結論から言います。英語が全然できない状態から大学受験レベルへ立て直すには、授業を受ける、人気参考書を進める、アプリの学習日数を伸ばす、といった「普通の対策」だけでは厳しいのが現実です。必要なのは教材の追加ではなく、7つの原因のうちどこで止まったかを毎日確認し、課題を修正し続ける仕組みです。
本文で見た文部科学省調査では、高3の36.4%が英語を最も苦手な教科に挙げていました。また、英語は語彙・文法・英文解釈・長文・リスニングが積み重なるため、進捗だけを増やしても、初見問題で使えなければ得点へつながりません。周囲と同じ教材を同じように進めるだけでは、自分固有の穴と、翌日に残った未習得を処理できないのです。











独学でも参考書の解説は読めますし、映像授業なら何度も見直せます。それでも足りないのは、分かった後に自分で実行して、できるか確かめる部分ですか?











そう。情報を得ることと、翌日も再現できることは別だ。ここでは独学、映像授業・アプリ、大手予備校、一般的な個別指導塾を、従来塾の3つの限界に照らして一つずつ確認しよう。
判断基準は、「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で示される、①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い、の3点です。
選択肢1|独学・参考書のみでは行動と判定を自分で管理する
独学は自分のペースで戻れる一方、①の「情報を得ても行動は変わらない」に当たりやすい方法です。解説を読んで理解した感覚があっても、翌日の再テストや初見類題まで自分で設計しなければ、理由6の進捗偏重を繰り返します。また、自分の誤読原因を自分だけで正確に分類する難しさも残ります。
選択肢2|映像授業・アプリでは視聴後の実行が残る
映像授業やアプリも①の限界を解消しません。説明を見た時間や連続学習日数は記録できますが、英単語を文中で取り出せるか、文構造を説明できるか、長文の要点を言えるかは別途テストが必要です。同じ講座を全員が受ける点では、②の「全員同じ指導」にも当たり、自分の最初のつまずきへ戻れないことがあります。
選択肢3|集団授業の大手予備校では全員同じ進度になる
集団授業の大手予備校は②の限界に直接当たります。授業は年間カリキュラムに沿って進むため、一人だけ中学文法へ戻る、翌日の語彙テスト結果に合わせて課題を変える、といった個別修正を毎日行うのは困難です。授業の水準が高くても、自分の土台が接続していなければ吸収できません。
選択肢4|一般的な個別指導塾では週1指導の外が残る
一般的な個別指導塾は、授業中に質問しやすくても、③の「週1指導では変化が遅い」に当たりやすい方法です。英語の立て直しでは、前日の未習得を翌日に再テストし、課題量を修正する必要があります。次の授業まで一週間空けば、その間の誤った進め方や未復習を止められません。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業、一般的な個別指導塾にはそれぞれ長所があります。しかし「英語が全然できない状態から、原因を分解し、1日単位で課題を変え、毎週テストする」という条件では、いずれも3つの限界のどれかが残ります。だから、この条件をすべて満たす選択肢として最後に残るのは、鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、英語ができない原因を見つけるだけで終わらず、その日の課題、実行、確認テスト、翌日の修正までを管理します。ここではREADMEで確定している6つの特徴だけを、大学受験英語の立て直しへどうつながるかと合わせて説明します。
- 大学受験の合格: 志望校の科目・配点・形式へ合わせて対策する
- 毎週の習熟確認: 確認テストで未習得を発見し、翌週の計画を直す
- 毎日の学習管理: 今日やる教材・範囲・量を具体化し、進捗を確認する
- 個別行動プラン: 現在地と志望校から一人ずつ異なる順番を設計する











毎日管理すると聞くと、全員に同じ大量の課題が出るイメージもあります。中学英語へ戻る人と、長文だけ弱い人では内容を変えられるんですか?











変える。大切なのは量を一律に増やすことではなく、得点データと志望校から個別行動プランを作り、今日やることを数値化することだ。確認テストで基準に届かなければ、翌週ではなくその週のうちに修正する。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
英語が全然できない状態でも、語彙の再テスト、文法の例題、英文解釈の一文数まで具体化できるため、「何をすればよいか分からない」時間を減らして基礎再建へ着手できます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
語彙から戻る人、文構造から戻る人、長文の要点把握だけを直す人では順番が違います。個別行動プランなら、7原因の診断結果と志望校の形式を同じ計画へ反映できます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
英語は当日分かっただけでは入試で使えません。毎日の進捗と毎週の確認テストを組み合わせることで、翌日も再現できるかを確かめ、未習得を積み残す前に追加課題へ戻せます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
大学受験英語では、誤答を語彙・文法・構造・要点・時間へ分ける判断が必要です。難関大学合格実績と独自審査を満たした専属講師が、原因分類と課題修正の精度を支えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
中学基礎から大学・学部特化の対策までを同じ到達目標へ接続できます。総合型選抜・推薦や英語資格を併用する場合も、受験方式ごとに必要な課題を切り分けて相談できます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
計画どおりに進まない日や、教材の戻り方に迷ったときにLINEで質問できます。入会前は無料説明会と資料請求を使い、30日の立て直し計画をどのように管理するかを保護者と一緒に確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。適用条件の詳細は、入会前の無料説明会で必ず確認してください。英検・TOEIC・TOEFL・IELTSなどの英語資格対策コースは、この返金保証の対象ではありません。
指導の考え方は「鬼管理」とは?で、実際の進路結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。まずは無料説明会で、現在の英語が7原因のどこに当たるか、どの順番なら入試までに立て直せるかを相談してください。
英語の現在地と立て直す順番を無料説明会で相談できます
まとめ|英語が全然できない状態は、順番と確認方法で変えられる
- 立て直しの確認順 5: 過去問で時間配分と得点を確認する
- 立て直しの確認順 4: 段落要約と聞き取りで技能接続を確認する
- 立て直しの確認順 3: 主語・動詞・修飾を説明する
- 立て直しの確認順 2: 初見類題で理由を説明する
- 立て直しの確認順 1: 短文中で意味を取り出す











全部できないと思っていましたが、最初に止まる場所を探せばいいと分かりました。まず直近の模試で語彙・文構造・段落要約のどこから崩れたかを記録してみます。











それが最初の一歩だ。英語は「何時間やったか」より、昨日できなかった処理が今日できるかを確認しよう。基礎へ戻ることを遅れと考えず、志望校演習へ最短で接続するための修理だと捉えてほしい。
| 7つの理由 | 最初に行う対策 |
|---|---|
| 基礎語彙が即答できない | 短文中で意味を取り出し、翌日再テストする |
| 文法を意味に使えない | 例文を変形し、形と意味の変化を説明する |
| 英文解釈を飛ばしている | 骨格を決めてから修飾を戻す |
| 知識を技能へ接続していない | 精読・音読・要約・短い作文で使い直す |
| 教材が難しすぎる | 解説後に手順を再現できる難度へ戻る |
| 進捗だけを追っている | 初見類題・説明・翌日再テストで判定する |
| 逆算と復習日がない | 過去問開始日から戻り、再テスト枠を固定する |
大学受験で英語が全然できないと感じたら、まず初見英文を1題だけ使い、最初に止まる場所を記録してください。次に、その原因へ対応する基礎を1週間取り組み、週末に初見類題で再テストします。30日後に同程度の問題で比較し、処理できる範囲が増えていれば継続し、変わらなければ教材難度・課題量・復習間隔のどれか一つを修正します。この小さな検証の反復が、苦手を入試得点へ変える道筋です。
模試か初見英文を開き、意味が出ない単語、主語・動詞を取れない一文、要約できない段落に印を付けます。最初の印が多い層を、明日から1週間の最優先課題にしてください。
よくある質問











最後に、基礎へ戻る期間や、単語と文法を同時に進めてよいかなど、実際に始める前の細かい疑問も確認しておきたいです。











よくある迷いをまとめたよ。共通する判断基準は「教材を終えたか」ではなく、初見で使えるか、説明できるか、翌日も再現できるかの三つだ。答えを自分の計画へ落とし込んでみよう。
Q. 大学受験の英語が全然できない場合、中学英語からやり直すべきですか?
A. 基本単語の意味が出ない、主語と動詞を見つけられない、時制や助動詞の意味を説明できない場合は、中学英語へ戻るべきです。学年ではなく症状で判断します。短い英文を正確に説明できるようになれば、高校基礎の教材へ進めます。
Q. 英単語と英文法はどちらを先に勉強すればよいですか?
A. 完全にどちらか一方へ分けず、語彙を毎日短時間で反復しながら、学習の中心を最初に止まる原因へ置きます。基本語で止まるなら語彙の比重を上げ、単語は分かるのに文の骨格を取れないなら文法・英文解釈を優先します。
Q. 英語長文が読めないとき、長文問題集を毎日解けば伸びますか?
A. 長文を解くだけでは、語彙や文構造の原因が直らないことがあります。長文で止まった場所を分類し、語彙なら単語、構造なら英文解釈、要点なら段落要約へ戻ってから、同程度の長文で再確認してください。
Q. 参考書は何周すれば完璧になりますか?
A. 周回数だけでは決められません。初見類題を解ける、根拠を説明できる、翌日も再現できるという到達条件で判断します。1周でも条件を満たせば次へ進め、3周しても満たさなければ原因別に戻ります。
Q. 英語の苦手克服には毎日何時間必要ですか?
A. 必要時間は現在地、入試までの期間、他科目との配分で変わるため、一律の時間は決められません。短い日でも前回範囲の再テストを優先し、新規範囲の量を調整してください。時間より、復習・使用・確認の周期を切らさないことが重要です。
Q. リスニングは長文が読めるようになってから始めるべきですか?
A. 完全に後回しにはせず、理解できる短い英文の音声から始めます。英文を精読して意味と構造を確認したあとに音声を聞き、意味の区切りを意識して音読すると、語彙・文法を読む力と聞く力へ接続できます。
Q. いつ過去問演習へ移ればよいですか?
A. 志望校より一段易しい長文で、語彙や文構造による停止が減り、段落の要点と設問根拠を時間内に示せるようになったら過去問を始めます。過去問で穴が見つかったら、基礎教材へ戻る往復を続けてください。
Q. 勉強しているのに模試の点数が伸びないときはどうしますか?
A. 教材の進捗ではなく、誤答原因の内訳を前回と比べます。語彙ミスが減って構造ミスが残ったなら、伸びていないのではなく次の課題が見えた状態です。同じ原因が続く場合は、教材難度・課題量・再テスト間隔のどれか一つを変えて再検証します。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





