
富山大学を調べると「穴場学部はここ」「倍率は高い」「偏差値はこのくらい」と、サイトごとに違うことが書いてあります。結局、富山大学のどこが受かりやすくて、どこが厳しいのでしょうか?














先に結論を出します。富山大学の2026年度一般選抜は、志願5,746人・受験3,583人・合格1,656人、全学の実質倍率は2.2倍です。この2.2倍を下回るのは工学部1.7倍・医学部1.8倍・人文学部1.9倍・都市デザイン学部2.0倍の4学部だけ。ただし、この数字は前期と後期を合わせたものです。日程を分けると景色が変わり、理学部は前期1.5倍・後期5.1倍と真逆になります。そして富山大学は偏差値を公表していないので、この記事は公式が出している実数だけで話を進めます。
「穴場学部」という言葉は便利ですが、根拠を示さずに学部名だけを並べた記事が多いのが実情です。本稿では穴場の定義を先に固定します。すなわち「2026年度一般選抜の全学実質倍率2.2倍を下回る学部・日程」だけを穴場として扱い、それ以外は穴場と呼びません。判断に使うのは富山大学が公表した実施状況表と入試統計のみで、偏差値・配点・合格最低点のように大学が公表していない数値は一切書きません。数字の出どころを固定すると、「どこが受かりやすいか」は意見ではなく計算になります。
目次
- 富山大学の穴場学部は4つ|全学平均2.2倍を下回る学部を公式データで特定
- 富山大学の倍率は全学で2.2倍|志願5,746人が合格1,656人になるまで
- 前期は1.9倍・後期は3.2倍|富山大学は日程を変えると難易度が変わる
- 後期の志願2,959人のうち受験は1,023人|「見かけの倍率」の正体
- 医学部医学科と看護学科は別の入試|学科別に見ると倍率は1.1倍から4.1倍
- 富山大学の偏差値は公表されていない|代わりに見るべき公式の数字
- 学部別の狙い目マップ|倍率と募集人員の2軸で富山大学を見る
- 富山大学は2005年に3大学が統合してできた|薬学部と和漢医薬学という背景
- 富山大学の出願設計|共通テスト後に何をどの順で判断するか
- 富山大学は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|富山大学の穴場は公式実数で特定できる
- よくある質問
富山大学の穴場学部は4つ|全学平均2.2倍を下回る学部を公式データで特定
2026年度(令和8年度)一般選抜の学部別データを、富山大学の公式資料からそのまま並べます。全学合計は志願5,746人・受験3,583人・合格1,656人で、受験者を合格者で割った実質倍率は2.2倍です。この2.2倍を物差しにして各学部を上下に振り分けると、穴場と呼べる学部は4つに絞られます。工学部1.7倍、医学部1.8倍、人文学部1.9倍、都市デザイン学部2.0倍です。逆に薬学部3.4倍、芸術文化学部2.8倍、教育学部2.7倍、理学部2.6倍、経済学部2.3倍は全学平均を上回っており、これらを穴場と紹介している記事があれば根拠を確認したほうがよいということになります。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 全学2.2倍との比較 |
|---|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 546人 | 331人 | 177人 | 1.9倍 | 下回る(穴場) |
| 教育学部 | 332人 | 214人 | 80人 | 2.7倍 | 上回る |
| 経済学部 | 1,093人 | 691人 | 301人 | 2.3倍 | 上回る |
| 理学部 | 1,033人 | 585人 | 229人 | 2.6倍 | 上回る |
| 医学部 | 391人 | 236人 | 134人 | 1.8倍 | 下回る(穴場) |
| 薬学部 | 410人 | 287人 | 84人 | 3.4倍 | 上回る |
| 工学部 | 995人 | 676人 | 402人 | 1.7倍 | 下回る(穴場) |
| 芸術文化学部 | 370人 | 239人 | 86人 | 2.8倍 | 上回る |
| 都市デザイン学部 | 576人 | 324人 | 163人 | 2.0倍 | 下回る(穴場) |
| 全学合計 | 5,746人 | 3,583人 | 1,656人 | 2.2倍 | ——(この行が基準) |
表を上から眺めると、志願者が多い学部が必ずしも厳しいわけではないことが分かります。経済学部は志願1,093人と全学で2番目に多いのに実質倍率は2.3倍、工学部は志願995人と3番目に多いのに1.7倍で最も低い。理由は合格者数です。工学部は合格402人と全学最多で、志願者が多くても受け入れる人数も多いため、1人あたりの競争は緩みます。一方の薬学部は志願410人に対して合格84人しか出ていません。志願者数だけを見て「人気があるから難しい」と判断すると、この構造を見落とします。
📚 用語解説
実質倍率:実際に試験を受けた人数を合格者数で割った競争率。本稿の倍率はすべてこの定義で統一している。出願だけして受験しなかった人を含む「志願倍率」とは意味が違い、国公立大学の後期日程では両者が大きく開く。富山大学の公式実施状況表は志願者数と受験者数を別々に公表しているため、受験者ベースの実質倍率を自分で計算できる。














工学部が一番受かりやすいというのは意外です。理系のほうが厳しいイメージがありました。














文系・理系というくくりでは説明できません。富山大学の工学部は工学科として一括で募集していて、一般選抜の募集人員は前期290人・後期53人の合計343人。これは9学部で最大です。受け入れ枠が大きい学部は、同じ人数が集まっても倍率が上がりにくい。逆に薬学部の一般選抜募集人員は前期64人・後期8人の合計72人しかありません。倍率を見るときは、必ず募集人員とセットで確認してください。
この章のアクションは、志望学部の候補を「学部名の印象」ではなく上の表の5列で並べ直すことです。志願者・受験者・合格者・実質倍率・全学平均との位置関係。この5つを自分のメモに書き写すだけで、検索で拾った断片的な「穴場情報」が一つの物差しの上に載ります。そのうえで次の章から、この2.2倍という基準そのものがどう作られているかを分解していきます。
富山大学の倍率は全学で2.2倍|志願5,746人が合格1,656人になるまで
「富山大学の倍率」を検索したときに出てくる数字が記事ごとに違うのは、どの人数を分母・分子に置くかが揃っていないからです。富山大学が公表している2026年度一般選抜の実数は、志願者5,746人・受験者3,583人・合格者1,656人。ここから作れる倍率は少なくとも2種類あります。募集人員1,415人で志願者を割った志願倍率は約4.1倍、受験者を合格者で割った実質倍率は2.2倍。同じ入試について4.1倍とも2.2倍とも言えてしまうため、どちらの意味で使われている数字かを確認しないまま比較すると、まったく違う結論になります。
| 段階 | 2026年度一般選抜の人数 | この数字が表すもの |
|---|---|---|
| 募集人員 | 1,415人 | 前期1,166人+後期249人。大学が受け入れると宣言した枠 |
| 志願者数 | 5,746人 | 出願を済ませた延べ人数。前期と後期の両方に出せば2回数える |
| 受験者数 | 3,583人 | 実際に試験会場に来て受験した人数 |
| 合格者数 | 1,656人 | 大学が合格を出した人数。募集人員より多いのが通常 |
| 実質倍率 | 2.2倍 | 受験3,583人÷合格1,656人。本稿で使う難易度の基準 |
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を募集人員で割った倍率。出願が締め切られた直後に発表される「志願状況」で使われるため受験生の目に触れやすいが、実際に受験するかどうかは反映されていない。国公立大学の後期日程では、前期で合格した人が受験に来ないため、志願倍率と実質倍率が大きく食い違う。数字を比べるときは、必ずどちらの倍率かを確認する。














合格者1,656人は募集人員1,415人より多いですね。定員より多く合格を出しているということですか?














その通りです。国公立大学でも合格者は募集人員より多く出ます。合格しても入学しない人がいるからです。富山大学の一般選抜では、前期は合格1,339人に対して入学1,261人、後期は合格317人に対して入学249人。つまり合格者の一部は他大学へ進んでいます。合格者数が募集人員より多いこと自体は珍しくないので、「定員オーバーだから来年は絞られる」といった推測をここから立てる必要はありません。
実質倍率2.2倍という数字の実感は、「受験した3人のうち1人強が合格している」という形で持つと正確です。難関大学の基準では厳しいほうではありません。ただしこれは全学を平らにならした数字で、実際には薬学部3.4倍から工学部1.7倍まで幅があり、さらに日程を分けると1.5倍から5.1倍まで開きます。「富山大学は2.2倍」で止めず、自分が出願する学部と日程まで降りていくことが必要です。
前期は1.9倍・後期は3.2倍|富山大学は日程を変えると難易度が変わる
国公立大学の一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、富山大学も両方を実施しています。2026年度の公式実施状況表によると、前期は募集1,166人・志願2,787人・受験2,560人・合格1,339人で実質倍率1.9倍。後期は募集249人・志願2,959人・受験1,023人・合格317人で実質倍率3.2倍でした。志願者数はほぼ同じ規模なのに、実質倍率は1.7倍近い差がついています。「富山大学の倍率」を1つの数字で語れないのは、この日程差があるからです。
| 項目 | 前期日程 | 後期日程 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 1,166人 | 249人 |
| 志願者数 | 2,787人 | 2,959人 |
| 受験者数 | 2,560人 | 1,023人 |
| 合格者数 | 1,339人 | 317人 |
| 志願倍率(志願÷募集) | 2.4倍 | 11.9倍 |
| 実質倍率(受験÷合格) | 1.9倍 | 3.2倍 |
| 出願したが受験しなかった割合 | 8.1% | 65.4% |
📚 用語解説
分離分割方式:国公立大学の一般選抜で、募集人員を前期日程と後期日程に分けて2回選抜を行う方式。前期で合格して入学手続きをすると、後期に出願していても合格対象から外れる。このため後期は「前期で決まらなかった人だけが受験に来る」構造になり、出願した人数と実際に受験する人数が大きく離れる。














後期の志願倍率11.9倍は怖い数字です。でも実質倍率は3.2倍なんですね。どちらを信じればいいですか?














出願を判断する材料としては実質倍率です。後期は志願2,959人のうち1,936人が受験に来ていません。前期で合格が決まった人が受験しないからです。ただし油断はできません。後期に残っている1,023人は「前期で第一志望に届かなかった、力のある受験生」が中心です。数のうえでは3.2倍でも、母集団の質は前期と違うと考えたほうが安全です。
もう一つ重要なのが募集人員の配分です。富山大学の一般選抜募集人員1,415人のうち、前期が1,166人で82.4%、後期は249人で17.6%しかありません。全選抜の募集人員1,770人で見ても、前期は65.9%を占めます。つまり富山大学は「前期でほぼ決まる大学」であり、後期を主戦場として設計するのは合理的ではありません。後期はあくまで前期が届かなかった場合の受け皿として位置づけ、準備の重心は前期に置くのが公式データに沿った判断です。
「富山大学◯◯学部の倍率は◯倍」という数字を見つけたら、それが前期・後期の合算値か日程別かを必ず確認してください。たとえば理学部は合算2.6倍ですが、前期だけなら1.5倍、後期だけなら5.1倍です。合算値だけで出願先を決めると、実際に受ける試験の競争率を3倍以上見誤ることがあります。
後期の志願2,959人のうち受験は1,023人|「見かけの倍率」の正体
後期日程の学部別データを並べると、志願倍率がいかに実態から離れているかが分かります。経済学部は募集30人に志願540人で志願倍率18.0倍。数字だけ見れば絶望的ですが、実際に受験したのは159人で、合格44人。実質倍率は3.6倍です。理学部は募集50人に志願761人で15.2倍ですが、受験331人・合格65人で実質5.1倍。薬学部は募集8人に志願143人で17.9倍ですが、受験42人・合格11人で実質3.8倍でした。いずれも志願倍率の3分の1から5分の1の水準に落ち着きます。
| 学部 | 後期募集 | 後期志願 | 志願倍率 | 後期受験 | 欠席割合 | 後期合格 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 33人 | 273人 | 8.3倍 | 83人 | 69.6% | 38人 | 2.2倍 |
| 教育学部 | 10人 | 144人 | 14.4倍 | 40人 | 72.2% | 11人 | 3.6倍 |
| 経済学部 | 30人 | 540人 | 18.0倍 | 159人 | 70.6% | 44人 | 3.6倍 |
| 理学部 | 50人 | 761人 | 15.2倍 | 331人 | 56.5% | 65人 | 5.1倍 |
| 医学部(看護学科のみ) | 10人 | 109人 | 10.9倍 | 21人 | 80.7% | 11人 | 1.9倍 |
| 薬学部 | 8人 | 143人 | 17.9倍 | 42人 | 70.6% | 11人 | 3.8倍 |
| 工学部 | 53人 | 403人 | 7.6倍 | 122人 | 69.7% | 66人 | 1.8倍 |
| 芸術文化学部 | 20人 | 237人 | 11.9倍 | 113人 | 52.3% | 26人 | 4.3倍 |
| 都市デザイン学部 | 35人 | 349人 | 10.0倍 | 112人 | 67.9% | 45人 | 2.5倍 |
| 後期合計 | 249人 | 2,959人 | 11.9倍 | 1,023人 | 65.4% | 317人 | 3.2倍 |














欠席割合が学部によってこんなに違うのはなぜですか。芸術文化学部は52.3%で、医学部看護学科は80.7%です。














前期でどれだけ決着がついているかの差だと考えると筋が通ります。看護学科は後期の募集が10人しかなく、前期で合格した人や他の看護系大学に進んだ人が受験に来ない。一方で芸術文化学部は実技を含む選抜の性格上、志望が固まっている受験生が最後まで残りやすい。ただし理由の内訳は大学から公表されていないので、「欠席割合が高い=簡単」と読み替えるのは危険です。見るべきは残った受験者と合格者の関係、つまり実質倍率のほうです。
「後期受験」と「後期合格」の2列だけを抜き出してください。工学部は122人が受けて66人合格、人文学部は83人が受けて38人合格。ここまで絞ると、後期がどれくらいの規模の勝負なのかが実感として掴めます。志願者数の欄は出願直後の話題づくりには使えても、自分が座る教室の人数とは違います。
後期日程で全学平均2.2倍を下回ったのは、工学部1.8倍と医学部看護学科1.9倍の2つだけでした。人文学部2.2倍がほぼ同水準で続きます。裏を返せば、後期の残り6学部はすべて全学平均より厳しい戦いになっていたということです。「後期は倍率が高いから諦める」でも「後期は欠席が多いから狙い目」でもなく、学部ごとに実質倍率を確認して、自分の受ける1枠がどれくらいの競争かを把握してください。
医学部医学科と看護学科は別の入試|学科別に見ると倍率は1.1倍から4.1倍
H2-1の表で医学部は1.8倍と出ており、数字だけなら穴場の条件を満たしています。しかしこれは医学科と看護学科を合算した値です。公式の前期日程実施状況表を学科まで下ろすと、医学科は志願205人・受験154人・合格69人で実質2.2倍、看護学科は志願77人・受験61人・合格54人で実質1.1倍でした。看護学科の1.1倍が学部全体の数字を押し下げています。「医学部が穴場」という表現は、医学科を目指す受験生にとっては誤読を招く言い方です。
| 学科(2026年度前期日程) | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学部 医学科 | 68人 | 205人 | 154人 | 69人 | 2.2倍 |
| 医学部 看護学科 | 50人 | 77人 | 61人 | 54人 | 1.1倍 |
| 薬学部 薬学科 | 35人 | 174人 | 160人 | 39人 | 4.1倍 |
| 薬学部 創薬科学科 | 29人 | 93人 | 85人 | 34人 | 2.5倍 |
| 前期日程 全学合計 | 1,166人 | 2,787人 | 2,560人 | 1,339人 | 1.9倍 |
もう一つ、医学科には他学部と違う数字の動きがあります。志願205人に対して受験154人、つまり出願した人の24.9%が受験していません。前期日程全体の欠席割合は8.1%ですから、医学科だけが3倍以上高い水準です。差の51人が何によるものかは公式に内訳が示されていませんが、前期の欠席割合が20%を超えたのは全学で医学部だけでした。したがって医学科の競争は「志願205人の争い」ではなく「受験154人の中から69人」であり、志願者数だけで難易度を語ると実態から離れます。














薬学科の4.1倍が全学で一番高いんですね。医学科より高いというのは想像していませんでした。














前期日程で見ればそうなります。薬学科は募集35人に対して受験160人・合格39人。後期に至っては募集5人・受験32人・合格6人で実質5.3倍です。富山大学は1893年の共立富山薬学校を薬学部の前身とする大学で、薬学系の志望者が全国から集まる構造があります。「国立大学の医学部が一番難しい」という一般論を富山大学にそのまま当てはめると、学科選びを間違えます。
医学部・薬学部のように学科によって修業年限や進路が大きく違う学部では、学部合算の倍率は意味を持ちません。富山大学の場合、医学部1.8倍という数字の内側には医学科2.2倍と看護学科1.1倍という2つの入試があり、薬学部3.4倍の内側には薬学科4.1倍と創薬科学科2.5倍があります。志望学科が決まっているなら、必ず学科行まで下りて確認してください。
富山大学の偏差値は公表されていない|代わりに見るべき公式の数字
「富山大学 偏差値」で検索すると多くの数値が出てきますが、それらは富山大学が発表した値ではありません。富山大学が公式に開示している入試情報は、志願者数・受験者数・合格者数・入学者数と、そこから計算される志願倍率・受験倍率です。偏差値・科目別の配点・合格最低点は公式の入試統計に含まれていません。したがって本稿では偏差値の数値を書きません。書けないのではなく、出典を確認できない数値を載せないという方針です。
| よく見る数字 | 出どころ | 出願判断での使い方 |
|---|---|---|
| 偏差値ランキング | 各予備校が自社の模試母集団から算出した推定値 | 社ごとに母集団が違うため、複数社の値を並べて比較しない |
| 模試の判定(A〜E) | 模試実施団体の集計 | 同じ模試の中で前回からの変化を見る指標として使う |
| 志願倍率 | 富山大学の公式志願状況 | 出願が集中しているかどうかの目安。難易度そのものではない |
| 実質倍率 | 富山大学の公式実施状況表 | 受験者と合格者の関係。学部・日程を揃えれば比較できる |
| 過去問の得点 | 自分の答案 | 弱点の所在が科目単位で分かる。最も行動に直結する |
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを表す相対指標。母集団と試験の難易度が変われば同じ学力でも値が変わるため、実施団体や時期の異なる数値を横並びにすることはできない。大学が定めた合格基準ではなく、模試を実施した事業者が推定した目安である。














偏差値が使えないなら、自分が富山大学に届いているかをどう測ればいいんですか?














3段階で測ってください。第1に志望学部の実質倍率で「何人中何人が受かる勝負か」を掴む。工学部前期なら受験554人・合格336人ですから、6割が受かる試験です。第2に過去問を時間内に解き、科目ごとにどこで失点したかを記録する。第3に模試の偏差値は、同じ模試の前回と比べて上下したかだけを見る。倍率と自分の答案という2つの実数を持てば、他人の推定値に振り回されなくなります。
偏差値を求める気持ちの正体は、たいてい「安心できる目安がほしい」という不安です。その不安は数値を1つ手に入れても消えません。富山大学の場合、公式が出しているのは学部別・日程別・学科別の人数だけで、それは逆に言えば「誰でも同じ計算ができる」ということです。工学部前期1.6倍、理学部後期5.1倍、薬学科前期4.1倍。この3つを自分で計算できるようになれば、どのサイトの数字より自分の判断のほうが確かになります。
学部別の狙い目マップ|倍率と募集人員の2軸で富山大学を見る
穴場かどうかを決めるのは倍率だけではありません。もう一つの軸が募集人員です。募集枠が大きい学部は、出願が集中した年でも倍率の跳ね上がり方が緩やかになります。逆に募集10人以下の枠は、数十人の出願増でも倍率が倍近く動きます。富山大学の一般選抜募集人員1,415人を学部別に見ると、工学部343人が最大で、教育学部66人が最小。同じ「2.0倍前後」でも、工学部と教育学部では数字の安定度がまったく違います。
| 学部 | 一般選抜の募集人員(前期+後期) | 実質倍率 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 工学部 | 343人(290+53) | 1.7倍 | 募集最大かつ倍率最小。年による振れが小さい |
| 経済学部 | 259人(229+30) | 2.3倍 | 募集は大きいが後期30人に志願540人が集中 |
| 理学部 | 184人(134+50) | 2.6倍 | 前期1.5倍・後期5.1倍で日程差が最大 |
| 人文学部 | 158人(125+33) | 1.9倍 | 前期1.8倍・後期2.2倍で日程差が小さい |
| 都市デザイン学部 | 130人(95+35) | 2.0倍 | 3学科構成。学科で募集人員が異なる |
| 医学部 | 128人(118+10) | 1.8倍 | 医学科2.2倍と看護学科1.1倍の合算値 |
| 芸術文化学部 | 75人(55+20) | 2.8倍 | 募集が小さく後期4.3倍と高い |
| 薬学部 | 72人(64+8) | 3.4倍 | 全学で最も高い。後期は募集8人 |
| 教育学部 | 66人(56+10) | 2.7倍 | 募集最小。後期は10人枠に志願144人 |
- 工学部: 1.7倍・343人
- 薬学部: 3.4倍・72人














左上の工学部が一番おいしいということですか?














数字の上では最も入りやすい位置にあります。ただし工学部は工学科として一括募集し、電気電子・知能情報・機械・生命・応用化学の5コースに分かれます。入学後に何を学ぶかまで含めて考えないと、倍率だけで選んだ結果が後悔につながります。数字は選択肢を絞る道具であって、志望を決める理由ではありません。興味のある学部が右下にあるなら、そこに合わせて準備量を増やすというのが正しい使い方です。
📚 用語解説
募集人員:大学が入試区分ごとに「この人数を受け入れる」と公表した枠。実際の合格者数は入学辞退を見込んで募集人員より多く出されるのが通常で、富山大学の2026年度一般選抜も募集1,415人に対して合格1,656人だった。募集人員が小さい枠ほど、出願者数の増減で倍率が大きく動く。
富山大学は2005年に3大学が統合してできた|薬学部と和漢医薬学という背景
富山大学の学部構成が9学部と多く、しかもキャンパスが3か所に分かれているのには理由があります。公式の沿革によれば、現在の富山大学は2005年に富山大学・富山医科薬科大学・高岡短期大学の3大学を再編・統合して誕生しました。医学部と薬学部が同じキャンパスにあるのは、1975年開学の富山医科薬科大学がそのまま医薬系のまとまりとして引き継がれたからです。この成り立ちを知っていると、なぜ薬学部の倍率が全学で最も高いのかも見当がつきます。
薬学部の前身である共立富山薬学校の設立は1893年で、1949年の新制富山大学発足時点から薬学部は学部として存在していました。さらに1974年に和漢薬研究所が設置され、2005年の統合と同時に和漢医薬学総合研究所へ発展しています。富山大学の薬学部が一般選抜で前期4.1倍・後期5.3倍という数字になるのは、こうした130年以上の蓄積が全国から志望者を集めているからだと考えると納得がいきます。2022年には人間発達科学部を改組して教育学部が設置され、現在の9学部体制になりました。
| キャンパス | 所在地 | 設置されている学部 |
|---|---|---|
| 五福キャンパス | 富山市五福3190番地 | 人文学部・教育学部・経済学部・理学部・工学部・都市デザイン学部 |
| 杉谷(医薬系)キャンパス | 富山市杉谷2630番地 | 医学部・薬学部 |
| 高岡(芸術文化系)キャンパス | 高岡市二上町180番地 | 芸術文化学部 |
📚 用語解説
和漢医薬学総合研究所:富山大学に置かれた研究所。1974年設置の和漢薬研究所を前身とし、2005年の3大学再編統合に合わせて現在の名称になった。和漢薬の基礎研究から臨床研究までを扱い、他機関の研究者との共同利用・共同研究を推進している。学部入試の出願先ではないが、富山大学の薬学分野の性格を示す施設である。














統合してできた大学だと、受験生から見て何か違いがあるんですか?














出願のときに効いてきます。医学部・薬学部は杉谷キャンパス、芸術文化学部は高岡キャンパス、残り6学部は五福キャンパスです。同じ富山大学でも通う場所が違います。そして倍率の構造も学部群ごとに違う。五福の6学部は1.7倍から2.7倍の範囲に収まっていますが、杉谷の薬学部は3.4倍、高岡の芸術文化学部は2.8倍です。「富山大学」と一括りにせず、どのキャンパスのどの学部かまで決めてから対策を組んでください。
成り立ちの話は雑学ではありません。2005年の統合で医薬系と芸術文化系が加わった結果、富山大学は文系・理系・医薬系・芸術系が同居する構成になり、学部間の倍率差が1.7倍から3.4倍まで開く大学になりました。この幅の広さこそが、富山大学で「穴場」を語れる前提です。単科大学であれば学部を選ぶ余地はありませんが、富山大学は9学部の中から自分の学びたい分野と競争率のバランスを選べます。
富山大学の出願設計|共通テスト後に何をどの順で判断するか
ここまでの数字を出願の判断に落とし込みます。富山大学の一般選抜は前期に募集人員の82.4%が置かれており、後期は249人分しかありません。したがって設計の順序は「前期をどこに出すか」が先で、「後期をどう使うか」が後です。さらに前期と後期で倍率が逆転する学部があるため、前期の第一志望を決めてから、同じ学部の後期倍率を確認する二段構えが必要になります。
| 判断のタイミング | 確認すること | 富山大学固有の注意点 |
|---|---|---|
| 志望学部を絞るとき | 学部別の実質倍率と募集人員 | 医学部・薬学部は学科行まで下りる。学部合算値は使えない |
| 前期の出願先を決めるとき | 前期日程だけの実質倍率 | 理学部は前期1.5倍と最も低い。合算2.6倍とは印象が違う |
| 後期の併願先を決めるとき | 後期日程だけの実質倍率 | 後期で全学平均2.2倍を下回るのは工学部1.8倍と看護学科1.9倍のみ |
| 共通テスト後 | 公式の志願状況 | 志願倍率は実質倍率と大きく乖離する。出願集中に過剰反応しない |
| 受験直前 | 受験者数ベースの規模感 | 工学部前期は受験554人・合格336人。後期は受験122人・合格66人 |
📚 用語解説
志願状況:出願期間中および締切後に大学が公表する、学部・日程ごとの出願人数。富山大学も入試情報ページで年度別に公開している。ここで示されるのは志願者数と志願倍率であり、実際に何人が受験して何人が合格したかは、入試終了後に公表される実施状況表を待つ必要がある。














前期で理学部を狙うなら、後期も理学部にしておくのが自然だと思っていました。














そこが富山大学で最も注意すべき点です。理学部は前期1.5倍で全学最低、ところが後期は5.1倍で全学最高。同じ学部なのに前期と後期で難易度が逆転します。一方で工学部は前期1.6倍・後期1.8倍で、どちらの日程でも全学平均を下回る唯一の学部です。「前期と同じ学部を後期にも出す」は自然な発想ですが、富山大学では日程別の数字を見てから決めてください。
出願設計で最後に確認したいのが、合格しても入学しない人がいるという事実です。2026年度の一般選抜では、前期は合格1,339人に対して入学1,261人、後期は合格317人に対して入学249人でした。合格者数と入学者数の差は、富山大学が第一志望ではない受験生の存在を示しています。つまり富山大学の入試は、志望順位の高い受験生ばかりが集まる場ではありません。準備を積み上げた分だけ順位が上がる余地があるということです。
富山大学は「普通の対策」では受からない
結論から言います。ここまで整理した数字を持っていても、「普通の対策」のままでは富山大学の合格ラインには届きません。2026年度の一般選抜は、受験3,583人に対して合格1,656人。志望学部によっては薬学科前期4.1倍、理学部後期5.1倍という勝負になります。必要なのは倍率の知識ではなく、「前期の第一志望を工学部にするなら今日は何をどこまで進めるのか」を毎日決め、実行し続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、9学部の倍率差を判断材料に変えられない
公式の実施状況表は誰でも開けます。しかし工学部前期1.6倍と理学部後期5.1倍という数字を見たあと、自分の科目別の到達度と突き合わせて出願先を決め、そこから逆算した1日分の学習量を毎日組み直すのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。
映像授業・アプリだけでは、答案に残った失点が消えない
映像授業は理解の入口としては有効です。ただし視聴したあとに、共通テストのどの設問で時間を落としたのか、記述でどの根拠が抜けたのかを毎回確認する仕組みまでは含まれていません。万人向けの講義を受けるだけでは、富山大学の志望学部に必要な得点力と自分の失点原因を結ぶ個別の計画が弱いままになります。
集団授業の大手予備校では、志望学部ごとの差に届かない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。しかし工学部前期を狙う受験生と薬学科前期を狙う受験生では、実質倍率が1.6倍と4.1倍で必要な仕上がりが違います。全員に同じ密度で対応する形式では、志望学部ごとの差に合わせて計画を組み替えることが構造的に難しくなります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行までは追えない
個別指導であっても授業が週単位なら、共通テストの広い範囲を毎日どう回したか、前期の第一志望に向けて何が遅れているかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残り続けます。














数字を調べること自体はできても、それを毎日の勉強に変えるところで止まっていました。














そこが分かれ目です。富山大学の倍率はこの記事で全部出しました。差がつくのは、工学部前期1.6倍という情報を「今日は英語長文を何題、数学の復習を何問」に翻訳し、翌日も同じ精度で続けられるかどうかです。鬼管理専門塾はそこを1日単位で設計し、毎週の確認までつなげます。
だからこそ、富山大学を本気で狙うなら、学部別・日程別の数字を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、富山大学の公式入試データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴が、富山大学対策にどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、富山大学向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














前期の第一志望をどの学部にするかを実質倍率と現状の答案から決め、そこから逆算した1日分の学習量を数値で指示します。工学部前期1.6倍と薬学科前期4.1倍では、必要な仕上がりも残り時間の使い方も違う。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ学部と日程に合わせて毎日の行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
富山大学は前期に募集人員の82.4%が集中し、後期は249人分しかありません。この構造を前提に、前期の第一志望から逆算した学習量を1日単位の数値へ落とし込み、何をするか迷う時間を減らします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ富山大学志望でも、工学部前期1.6倍を狙う人と薬学科前期4.1倍を狙う人では必要な得点力が違います。公式の学部別・日程別データと現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた行動プランを作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの広い範囲は、志望学部が決まったあとも後回しになりがちです。毎日の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で見つけて修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
理学部のように前期1.5倍・後期5.1倍と日程で難易度が逆転する学部を扱うには、指導者側にも国公立入試の構造への理解が必要です。専属の講師陣が、答案の改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、富山大学の前期・後期と共通テストを一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格の対策とは混同せず、一般選抜の日程設計に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、富山大学のどの学部を前期の第一志望にするか、後期をどう組むかという段階から相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、富山大学のどの学部・どの日程を軸にするか、そこから逆算してどの科目から整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
富山大学の学部選びと出願設計を無料説明会で相談できます
まとめ|富山大学の穴場は公式実数で特定できる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 全学の実質倍率 | 2026年度一般選抜は志願5,746人・受験3,583人・合格1,656人で2.2倍 |
| 穴場学部(合算) | 工学部1.7倍・医学部1.8倍・人文学部1.9倍・都市デザイン学部2.0倍の4つ |
| 日程差 | 前期1.9倍・後期3.2倍。後期は志願2,959人のうち1,023人しか受験していない |
| 最大の逆転 | 理学部は前期1.5倍で全学最低、後期5.1倍で全学最高 |
| 両日程で穴場 | 工学部(前期1.6倍・後期1.8倍)が唯一 |
| 学科の断層 | 医学科2.2倍と看護学科1.1倍、薬学科4.1倍と創薬科学科2.5倍 |
| 偏差値 | 富山大学は公表していない。公式実数と自分の答案で測る |














穴場を探すというより、公式の数字を自分で計算できるようになることが大事なんですね。














それがこの記事の結論です。富山大学は志願者・受験者・合格者を学部別・日程別・学科別に公表しているので、誰でも同じ計算ができます。工学部前期1.6倍、理学部後期5.1倍、薬学科前期4.1倍。この3つを自分で出せるようになったら、次は志望学部を1つに決めて、そこから逆算した毎日の学習量を決めてください。数字を知ることと、数字に届く行動を続けることは別の作業です。
最後に注意点を1つ。本稿の数値はすべて2026年度(令和8年度)の実績です。倍率は年度ごとに動きます。全選抜で見ると、富山大学の志願者は前年度の7,368人から6,480人へ888人減少しました。受験者も4,846人から4,312人へ534人減っています。こうした変動があるため、出願の年度には必ず富山大学の公式サイトで最新の入試統計と志願状況を自分で確認してください。この記事は「どう読むか」の型を提供するものであり、数字そのものは毎年更新する前提で使うのが正しい使い方です。
よくある質問
| よくある疑問 | 答えの要点 | 該当する章 |
|---|---|---|
| 穴場学部はどこ | 全学2.2倍を下回る4学部 | 穴場学部を特定する章 |
| 倍率は何倍 | 全学2.2倍・前期1.9倍・後期3.2倍 | 全学の倍率と日程差の章 |
| 偏差値はいくつ | 富山大学は公表していない | 偏差値の代わりを示す章 |
| 医学部は入りやすいか | 学科で1.1倍と2.2倍に分かれる | 学科の断層の章 |
| 後期は狙えるか | 全学平均を下回るのは2学部のみ | 見かけの倍率の章 |
- 工学部: 前期1.6/後期1.8
- 理学部: 前期1.5/後期5.1
Q. 富山大学の穴場学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜の全学実質倍率2.2倍を基準にすると、これを下回るのは工学部1.7倍、医学部1.8倍、人文学部1.9倍、都市デザイン学部2.0倍の4学部です。ただし医学部の1.8倍は看護学科1.1倍を含んだ合算値で、医学科単独では前期2.2倍です。学科まで下りて確認してください。
Q. 富山大学の倍率は何倍ですか?
A. 2026年度一般選抜は志願5,746人・受験3,583人・合格1,656人で、受験者を合格者で割った実質倍率は2.2倍です。日程別では前期が1.9倍、後期が3.2倍。募集人員に対する志願倍率で見ると前期2.4倍・後期11.9倍となり、どちらの倍率かで数字が大きく変わります。
Q. 富山大学の偏差値はいくつですか?
A. 富山大学は偏差値を公表していません。公式に開示されているのは志願者数・受験者数・合格者数・入学者数と倍率です。検索で出てくる偏差値は各予備校が自社の模試母集団から算出した推定値なので、出典と年度を確認したうえで、公式の実質倍率や自分の過去問得点とセットで使ってください。
Q. 富山大学の後期日程は狙い目ですか?
A. 一律には言えません。後期全体の実質倍率は3.2倍で、前期の1.9倍より高い水準です。後期で全学平均2.2倍を下回ったのは工学部1.8倍と医学部看護学科1.9倍だけでした。理学部は5.1倍、芸術文化学部は4.3倍と厳しく、学部によって評価が正反対になります。
Q. 後期は志願倍率が10倍を超えていますが、それでも受けるべきですか?
A. 志願倍率の高さだけで判断しないでください。後期は志願2,959人のうち1,023人しか受験しておらず、65.4%が受験していません。前期で合格した人が受験に来ないためです。実際の競争を表すのは受験者数と合格者数の関係で、後期全体では3.2倍でした。
Q. 富山大学の医学部は入りやすいのですか?
A. 学部合算の1.8倍だけを見ると低く見えますが、これは看護学科の前期1.1倍を含んだ数字です。医学科単独では前期に志願205人・受験154人・合格69人で実質2.2倍。さらに志願者の24.9%が受験しておらず、前期全体の8.1%を大きく上回ります。数字の読み方に注意が必要な学部です。
Q. なぜ富山大学は薬学部の倍率が一番高いのですか?
A. 倍率が高い理由は大学から公表されていませんが、一般選抜の募集人員が前期64人・後期8人の合計72人と9学部で最も小さいこと、公式沿革によれば薬学部の前身が1893年設立の共立富山薬学校で、2005年設置の和漢医薬学総合研究所を擁する分野であることが背景として挙げられます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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