
法政大学で「狙い目の学部」を調べると、サイトごとに挙がっている学部が違います。結局どこが入りやすいのか、何を基準に決めればいいのでしょうか?














基準を先に決めれば答えは一つに絞れます。2026年度一般選抜の法政大学は、延べ志願111,240人・受験106,013人・合格18,654人で、全学平均の実質倍率は5.7倍でした。この5.7倍を物差しにすると、下回った学部は理工学部4.5倍・文学部4.5倍・経済学部4.6倍・社会学部5.6倍の4つだけです。そして同じ物差しを入試方式に当てると、大学入学共通テスト利用C方式2.6倍と同B方式5.4倍の2方式が平均を下回りました。この記事では、その判定手順と、学部より方式のほうが効く理由を順に説明します。
「狙い目」という言葉は、基準を決めないと人によって意味が変わります。募集人員が多いから狙い目だという人もいれば、名前をあまり聞かない学部だから狙い目だという人もいます。それでは他人の印象を借りているだけで、自分の出願先を決める根拠にはなりません。ここでは「法政大学の全学平均の実質倍率を上回るか下回るか」という一本の物差しだけを使い、公式に発表された人数から機械的に判定します。使う数値は法政大学が公表した2026年度の入試データのみで、偏差値や合格最低点のように学部単位で確定できない指標は扱いません。
目次
- 結論|法政大学の狙い目は「学部」より「入試方式」で決まる
- 「狙い目」の物差しは全学平均5.7倍|実質倍率で判定する
- 全学平均を下回った学部は4つ|理工・文・経済・社会
- 入試方式で倍率は2.6倍〜16.2倍まで変わる
- 「英語外部試験利用」は狙い目に見えて全学16.2倍の最難関
- 共通テスト利用C方式は実施13学部すべてで平均以下
- A方式はⅠ日程とⅡ日程で倍率が変わる|法学部は5.9倍と12.4倍
- 狙い目は「学部×方式」で決まる|72通り中27通りが平均以下
- 狙い目を決めた後にやること|出願設計と科目の組み立て
- 法政大学の「狙い目」は普通の対策では活かしきれない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|法政大学の狙い目は全学平均5.7倍を物差しに判定する
- よくある質問
結論|法政大学の狙い目は「学部」より「入試方式」で決まる
| 判定の対象 | 全学平均5.7倍を下回ったもの | 実質倍率 |
|---|---|---|
| 学部 | 理工学部 | 4.5倍 |
| 学部 | 文学部 | 4.5倍 |
| 学部 | 経済学部 | 4.6倍 |
| 学部 | 社会学部 | 5.6倍 |
| 入試方式 | 大学入学共通テスト利用C方式 | 2.6倍 |
| 入試方式 | 大学入学共通テスト利用B方式 | 5.4倍 |
2026年度の法政大学一般選抜を学部単位で見ると、実質倍率は理工学部と文学部の4.5倍から国際文化学部の8.7倍まで、およそ1.9倍の開きがありました。ところが同じデータを入試方式で切り直すと、大学入学共通テスト利用C方式の2.6倍から英語外部試験利用入試の16.2倍まで、およそ6.2倍の開きになります。つまり「どの学部を選ぶか」より「どの方式で出願するか」のほうが、通過率に対する影響がはるかに大きいということです。狙い目探しを学部名だけで終わらせると、この差を丸ごと見落とします。














学部を選ぶより方式を選ぶほうが効くというのは意外です。学部を変えるほうが大きく変わりそうなイメージでした。














人数で見ると逆なんです。国際文化学部8.7倍と理工学部4.5倍の差はおよそ1.9倍ですが、英語外部試験利用入試16.2倍と共通テスト利用C方式2.6倍の差はおよそ6.2倍あります。しかも学部は学びたい内容で決まるので簡単には変えられません。方式は同じ学部のまま選び直せます。動かせるほうを先に最適化するのが合理的です。
①全学平均5.7倍という物差しを確定する → ②平均を下回った4学部を確認する → ③方式ごとの倍率差を見る → ④英語外部試験利用入試と共通テスト利用の実態を知る → ⑤A方式の日程差を確認する → ⑥学部×方式の組み合わせで最終判定する、の順に読むと、出願先を自分で決められるようになります。
「狙い目」の物差しは全学平均5.7倍|実質倍率で判定する
判定の基準にするのは、法政大学の一般選抜全体の実質倍率です。2026年度は延べ志願者111,240人、受験者106,013人、合格者18,654人でした。受験者を合格者で割ると5.7倍になります。この5.7倍が「法政大学の一般選抜を受けた人の平均的な通りにくさ」であり、これより低い学部・方式は平均より通りやすかった、高ければ平均より通りにくかったと言えます。志願者ではなく受験者を使うのは、出願したが受験しなかった人を競争相手に数えないためです。
| 項目 | 2026年度一般選抜(全学) | 意味 |
|---|---|---|
| 延べ志願者数 | 111,240人 | 方式をまたいだ出願の延べ人数 |
| 受験者数 | 106,013人 | 実際に試験を受けた延べ人数 |
| 合格者数 | 18,654人 | 大学が合格とした延べ人数 |
| 実質倍率 | 5.7倍 | 受験者数を合格者数で割った競争率 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人まで含める志願倍率より、実際の競争の大きさに近い。この記事の倍率はすべて実質倍率で統一し、学部計・方式計は公式データの人数から計算し直している。
📚 用語解説
延べ志願者数:同じ受験生が複数の方式へ出願した場合、その回数だけ重ねて数えた人数。法政大学はA方式・T日程・英語外部試験利用入試・共通テスト利用B方式/C方式と併願先が多いため、実人数より大きくなる。学部間の比較には使えるが、受験者の実人数とは意味が違う。














志願者と受験者で5,000人以上ちがうんですね。倍率はどちらで見るのが正しいのでしょうか。














当日の競争を知りたいなら受験者です。出願はしたが別の大学に決まって来なかった人まで競争相手に数えると、実態より厳しく見えてしまいます。逆に人気の大きさを知りたいときは志願者を見ます。この記事は「入りやすさの判定」が目的なので、受験者と合格者の関係を表す実質倍率で全部そろえています。
この物差しの良いところは、誰が計算しても同じ答えになることです。「有名だから難しい」「知らない学部だから穴場」といった印象は人によって違いますが、受験者と合格者の人数は公式に一つしかありません。狙い目を探すときは、まず自分の基準値を一つ決めてから各学部・各方式を当てはめてください。基準がないまま個別の倍率だけを眺めても、それが高いのか低いのかを判断できません。
全学平均を下回った学部は4つ|理工・文・経済・社会
全学平均5.7倍を物差しにして15学部を判定すると、下回ったのは理工学部4.5倍、文学部4.5倍、経済学部4.6倍、社会学部5.6倍の4学部だけでした。情報科学部は5.7倍でちょうど平均並みです。残る10学部はすべて平均を上回っており、最も高いのは国際文化学部の8.7倍でした。「法政大学は入りやすい学部が多い」という印象で選ぶのではなく、平均を下回るのは15学部中4学部だけという事実から出発してください。
| 学部 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 全学平均5.7倍との関係 |
|---|---|---|---|---|
| 理工学部 | 10,347人 | 2,317人 | 4.5倍 | 下回る |
| 文学部 | 9,520人 | 2,110人 | 4.5倍 | 下回る |
| 経済学部 | 11,832人 | 2,575人 | 4.6倍 | 下回る |
| 社会学部 | 9,934人 | 1,786人 | 5.6倍 | 下回る |
| 情報科学部 | 2,875人 | 506人 | 5.7倍 | ほぼ同じ |
| 国際文化学部 | 3,356人 | 387人 | 8.7倍 | 上回る(最高) |














理工学部と文学部が同じ4.5倍というのは驚きました。理系のほうが厳しいと思っていました。














法政大学の一般選抜では、文系だから通りやすい・理系だから厳しいという単純な傾向は出ていません。理工学部は受験10,347人に対して合格2,317人と、合格者の絶対数が学内でも多い学部です。合格者が多い学部は、同じ人気でも倍率が下がりやすい。学部名の印象ではなく、受験者と合格者の人数を必ずセットで確認してください。
ここで注意したいのは、倍率が低いことと「自分にとって入りやすい」ことが同じではない点です。理工学部の入試は数学と理科の負担が大きく、文学部は学科ごとに試験の性格が変わります。4.5倍という数字は、その科目に取り組んだ受験生の中での通過率です。学部単位の全15学部の並びと学科構成は法政大学の学部一覧と倍率にまとめてあるので、志望の中身を決める段階ではそちらも合わせて確認してください。
入試方式で倍率は2.6倍〜16.2倍まで変わる
法政大学の一般選抜は方式が多く、同じ大学でも通過率がまったく違います。2026年度の全学合計を方式ごとに集計すると、大学入学共通テスト利用C方式が2.6倍、同B方式が5.4倍、A方式が6.2倍、T日程が8.5倍、英語外部試験利用入試が16.2倍でした。全学平均5.7倍を下回ったのは共通テスト利用のC方式とB方式だけです。学部を変えずに方式を変えるだけで、直面する競争率は大きく動きます。
| 入試方式 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 全学平均5.7倍との関係 |
|---|---|---|---|---|
| 大学入学共通テスト利用C方式 | 11,663人 | 4,435人 | 2.6倍 | 下回る |
| 大学入学共通テスト利用B方式 | 22,529人 | 4,167人 | 5.4倍 | 下回る |
| A方式(学部独自の個別試験) | 46,515人 | 7,514人 | 6.2倍 | 上回る |
| T日程(統一日程) | 17,450人 | 2,054人 | 8.5倍 | 上回る |
| 英語外部試験利用入試 | 7,856人 | 484人 | 16.2倍 | 上回る(最高) |
📚 用語解説
A方式:法政大学が学部ごとに独自の問題で実施する個別試験。学部によってⅠ日程とⅡ日程に分かれる。募集人員が最も大きい方式で、2026年度は受験46,515人・合格7,514人と一般選抜の合格者のおよそ4割がここから出ている。
📚 用語解説
T日程:法政大学が全学部で共通の問題を使って実施する統一日程の試験。1回の受験で複数学部へ出願できる仕組みのため出願が集中しやすく、2026年度は実施14学部すべてで全学平均5.7倍を上回った。














同じ法政大学なのに、方式によってここまで違うんですね。なぜこんなに差が出るのですか?














募集人員と出願の集まり方が方式ごとに違うからです。共通テスト利用C方式は多くの科目を課す代わりに合格者を広く出しています。逆にT日程や英語外部試験利用入試は、1回の試験で複数学部に出せたり英語資格が使えたりする分だけ出願が集中し、合格者は絞られます。仕組みの違いがそのまま倍率差になっています。
この章のアクションは、志望学部を決める前に「自分が使える方式」を洗い出すことです。共通テストを受けるのか、英語外部試験のスコアを持っているのか、個別試験の科目に対応できるのか。使える方式が分かってはじめて、その中でどれが最も通りやすいかを比較できます。方式を絞らずに学部の倍率だけを眺めても、出願の判断材料にはなりません。
「英語外部試験利用」は狙い目に見えて全学16.2倍の最難関
英語資格を持っていると有利になりそうな英語外部試験利用入試は、2026年度に最も通りにくい方式でした。全学で受験7,856人に対して合格484人、実質倍率は16.2倍です。全学平均5.7倍のおよそ3倍にあたります。学部別に見るとさらに極端で、キャリアデザイン学部は受験496人に対して合格9人の55.1倍、経営学部は受験1,707人に対して合格40人の42.7倍でした。「英検を持っているから有利」という発想だけで出願先を決めると、最も狭い門に飛び込むことになります。
| 学部 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| キャリアデザイン学部 | 496人 | 9人 | 55.1倍 |
| 経営学部 | 1,707人 | 40人 | 42.7倍 |
| 現代福祉学部 | 490人 | 12人 | 40.8倍 |
| 人間環境学部 | 822人 | 24人 | 34.3倍 |
| 社会学部 | 1,241人 | 55人 | 22.6倍 |
| 経済学部 | 232人 | 35人 | 6.6倍 |
| GIS(グローバル教養学部) | 132人 | 25人 | 5.3倍 |
15学部のうち、この方式で全学平均5.7倍を下回ったのはGIS(グローバル教養学部)の5.3倍だけでした。それも受験132人・合格25人という小さな枠での結果です。2番目に低い生命科学部でも6.4倍、3番目の経済学部が6.6倍で、15学部のうち10学部が10倍を超えています。英語資格を持っていること自体は強みですが、それを「通りやすさ」に読み替えると判断を誤ります。
📚 用語解説
英語外部試験利用入試:英検やTEAPなどの英語資格のスコアを出願要件・得点として使う方式。法政大学では募集人員が学科あたり数名から十数名と小さく、2026年度は15学部中14学部で全学平均5.7倍を上回った。英語資格を持っていることと通りやすいことは別物である点に注意する。














英検のスコアを持っているので、この方式を第一候補にしようと思っていました。考え直したほうがいいでしょうか。














捨てる必要はありませんが、主軸にはしないでください。募集人員が学科あたり数名という規模なので、少し出願が増えるだけで倍率が跳ね上がります。英語資格は持っているだけで価値がありますから、A方式や共通テスト利用と併用しつつ、この方式は上振れを狙う追加の1枠として扱うのが現実的です。
英語外部試験利用入試のように募集人員が学科あたり数名の方式は、志願者が数十人増えるだけで倍率が大きく動きます。前年の倍率が低かったからという理由だけで出願先を決めないでください。合格者数が一桁の枠は、年度ごとの振れ幅が大きいものとして扱います。
共通テスト利用C方式は実施13学部すべてで平均以下
2026年度に最も通りやすかったのは大学入学共通テスト利用C方式です。全学で受験11,663人・合格4,435人の2.6倍で、実施している13学部すべてが全学平均5.7倍を下回りました。最も低いのはキャリアデザイン学部の1.9倍、最も高いデザイン工学部でも4.0倍です。つまりこの方式に限れば、どの学部を選んでも平均より通りやすかったことになります。一方で同じ共通テスト利用でもB方式は学部差が激しく、理工学部の3.7倍からGIS(グローバル教養学部)の19.4倍まで開きました。
| 学部 | C方式の実質倍率 | B方式の実質倍率 | 差の向き |
|---|---|---|---|
| 経済学部 | 2.1倍 | 5.1倍 | C方式が通りやすい |
| 法学部 | 2.2倍 | 5.4倍 | C方式が通りやすい |
| 文学部 | 2.3倍 | 4.3倍 | C方式が通りやすい |
| 社会学部 | 2.4倍 | 4.9倍 | C方式が通りやすい |
| 理工学部 | 3.1倍 | 3.7倍 | どちらも平均以下 |
| 生命科学部 | 3.6倍 | 10.2倍 | B方式は平均超え |
📚 用語解説
大学入学共通テスト利用C方式:大学入学共通テストの成績だけで合否を決める方式のうち、より多くの教科・科目を使う区分。2026年度の法政大学では実施13学部すべてで全学平均5.7倍を下回り、全学合計2.6倍と最も通りやすい方式だった。負担が大きい代わりに合格者を広く出しているのが特徴。
- A方式: 6.2倍














C方式が2.6倍なら、共通テストを受けてC方式だけ出せばいいのでしょうか。














それは危険です。C方式が低倍率なのは、多くの教科・科目を仕上げた人だけが実質的に勝負できる設計だからです。共通テストで必要な科目を取り切れなければ、そもそも出願が成立しません。逆に言えば、共通テストの科目を計画的にそろえられる人にとってはC方式が最も合理的な選択肢になります。準備の前提条件つきの狙い目だと考えてください。
共通テスト利用の倍率が低いのは、必要科目を全部そろえた受験生だけが実質的な競争相手になるためです。出願直前に決めるのではなく、高3の早い段階で「どの科目を、いつまでに仕上げるか」を決めてから、C方式を出願計画に組み込んでください。
A方式はⅠ日程とⅡ日程で倍率が変わる|法学部は5.9倍と12.4倍
A方式は法政大学の一般選抜で最も合格者が多い方式ですが、学部によってⅠ日程とⅡ日程の2回に分かれており、同じ学部でも日程で倍率が違います。最も差が大きいのは法学部で、Ⅰ日程が5.9倍なのに対しⅡ日程は12.4倍でした。理工学部もⅠ日程4.3倍・Ⅱ日程6.6倍と開いています。一方で経営学部はⅠ日程6.5倍・Ⅱ日程5.2倍と逆転しており、「Ⅰ日程のほうが通りやすい」と一般化することはできません。
| 学部 | A方式Ⅰ日程 | A方式Ⅱ日程 | どちらが低いか |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 5.9倍 | 12.4倍 | Ⅰ日程 |
| 理工学部 | 4.3倍 | 6.6倍 | Ⅰ日程 |
| 文学部 | 4.2倍 | 5.0倍 | Ⅰ日程 |
| 経済学部 | 5.0倍 | 5.7倍 | Ⅰ日程 |
| 社会学部 | 6.4倍 | 7.0倍 | Ⅰ日程 |
| 経営学部 | 6.5倍 | 5.2倍 | Ⅱ日程 |
なぜ日程で差が出るのかというと、学部ごとに募集する学科と募集人員がⅠ日程とⅡ日程で違うからです。法学部の場合、Ⅰ日程は国際政治学科のみで受験857人・合格146人、Ⅱ日程は法律学科と政治学科で受験4,112人・合格331人でした。同じA方式という名前でも、募集している学科も規模もまったく違います。日程名だけで比較せず、自分が受けたい学科がどちらの日程にあるかを先に確認してください。














同じA方式なのに法学部は倍率が2倍以上ちがうんですね。ならⅠ日程を選べばいいのですか。














法学部の場合、Ⅰ日程は国際政治学科の募集で、法律学科や政治学科を志望するならⅡ日程になります。倍率だけを見てⅠ日程に出すと、学びたい学科と違う学科を受けることになりかねません。日程は倍率で選ぶものではなく、学科で決まるものです。倍率は「その学科がどの程度の競争になるか」を知るために使ってください。
📚 用語解説
A方式Ⅰ日程・Ⅱ日程:法政大学のA方式(学部独自の個別試験)を2回に分けて実施する区分。学部によってどの学科をどちらの日程で募集するかが異なる。2026年度の法学部はⅠ日程が国際政治学科、Ⅱ日程が法律学科・政治学科で、募集規模も倍率も大きく違った。
狙い目は「学部×方式」で決まる|72通り中27通りが平均以下
学部と方式を掛け合わせると、2026年度の法政大学一般選抜には72通りの組み合わせがありました。そのうち全学平均5.7倍を下回ったのは27通りです。方式別の内訳を見ると、共通テスト利用C方式は13通りすべて、共通テスト利用B方式は15通り中8通り、A方式は15通り中5通りが平均以下でした。一方でT日程は14通り中0通り、英語外部試験利用入試は15通り中1通りしかありません。狙い目は学部名ではなく、この組み合わせの単位で存在します。
| 入試方式 | 平均以下だった組み合わせ | 実施学部数 | 割合の目安 |
|---|---|---|---|
| 大学入学共通テスト利用C方式 | 13通り | 13学部 | すべて平均以下 |
| 大学入学共通テスト利用B方式 | 8通り | 15学部 | 半分程度 |
| A方式 | 5通り | 15学部 | 3分の1 |
| 英語外部試験利用入試 | 1通り | 15学部 | ほぼ全滅 |
| T日程 | 0通り | 14学部 | 該当なし |
A方式で平均を下回った5学部は、文学部4.6倍、情報科学部5.2倍、現代福祉学部5.2倍、理工学部5.4倍、経済学部5.4倍でした。ここで注目してほしいのは、学部単位では平均を上回っていた情報科学部(5.7倍)と現代福祉学部(6.8倍)が、A方式に限れば平均以下だという点です。逆に学部単位では平均以下だった社会学部(5.6倍)も、A方式では6.7倍で平均を上回ります。学部の平均値だけを見て狙い目を決めると、こうした逆転を見落とします。














学部で見るか方式で見るかで結論が変わるなら、どう決めればいいのでしょう。














順番を決めれば迷いません。まず学びたい学部を2〜3個に絞る。次にその学部の方式別倍率を並べて、平均以下の方式があるかを見る。最後に、その方式で必要な科目を自分が用意できるかを確認する。この3ステップです。学部を後から倍率で入れ替えると、入学後にやりたいことと合わなくなります。
狙い目を決めた後にやること|出願設計と科目の組み立て
狙い目の組み合わせが分かっても、そこから合格までは別の作業です。共通テスト利用C方式が2.6倍だと分かっても、共通テストの必要科目を仕上げられなければ出願できません。A方式が主軸なら学部独自の問題に合わせた演習が要ります。倍率の判定は「どこで戦うか」を決める作業で、そこから先は「その戦い方に必要な科目をいつまでに仕上げるか」という計画の問題に変わります。
| 選んだ方式 | 準備の中心 | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 大学入学共通テスト利用C方式 | 指定教科・科目を期限までにそろえる | 科目ごとの到達度を同じ基準で記録する |
| 大学入学共通テスト利用B方式 | 使う科目を絞って得点率を上げる | 学部ごとに指定が違うため要項で照合する |
| A方式 | 学部独自の出題形式に合わせた答案練習 | 過去問で時間内に再現できるか確認する |
| T日程 | 全学部共通問題への対応と併願設計 | 併願する学部の組み合わせを先に決める |
| 英語外部試験利用入試 | スコアの取得時期と出願要件の確認 | 主軸ではなく追加枠として計画に入れる |














倍率を調べるのは出願の直前でいいと思っていました。もっと早いほうがいいのですか。














早いほうがいいです。方式によって必要な科目数がまったく違うからです。共通テスト利用を軸にするなら早い段階から科目をそろえる必要がありますし、A方式一本なら絞った科目を深く仕上げます。この判断を出願直前にすると、間に合わない科目が出ます。倍率の確認は、出願手続きではなく学習計画のための作業だと考えてください。
この記事の数値は2026年度一般選抜の実績です。募集人員の変更や出願の集中で、倍率は年度ごとに動きます。出願前には必ず法政大学の公式サイトで最新の入試データと募集要項を確認し、この記事の数値は「傾向をつかむための基準」として使ってください。
法政大学の「狙い目」は普通の対策では活かしきれない
結論から言います。狙い目の組み合わせを見つけても、普通の対策のままでは活かせません。2026年度の法政大学は全学平均5.7倍で、平均を下回った学部は15学部中4学部、学部×方式の72通りのうち平均以下は27通りでした。狙い目に入るということは、共通テスト利用C方式なら多くの教科をそろえる、A方式なら学部独自の出題に合わせるなど、その方式が要求する準備を最後までやり切るということです。情報を集めるだけでは一歩も進みません。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、方式ごとの科目配分を維持できない
公式データも要項も誰でも読めます。しかし共通テスト利用C方式に必要な教科をいつまでにそろえ、A方式の演習といつ並行させるかを毎日組み替え続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動が変わらないという限界と、授業がない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。狙い目の方式ほど科目の同時進行が求められるため、この崩れ方が直接そのまま結果に響きます。
映像授業・アプリだけでは、答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、A方式の学部独自問題でどこを落としたのか、共通テストのどの科目が期限に間に合っていないのかを毎回突き止める仕組みではありません。万人向けの講義を見るだけでは、法政大学の方式別の要求と自分の失点を結ぶ具体的な行動計画がつくれません。
集団授業の大手予備校では、方式別の設計まで届きにくい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、共通テスト利用を軸にする受験生と、A方式Ⅱ日程を軸にする受験生へ同じ密度で対応することは困難です。全学平均5.7倍という競争の中で、自分が選んだ組み合わせに合わせて科目配分を変えるには、平均的な進度とは別の個別設計が必要になります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの複数科目を毎日どこまで進めたかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量が確認されなければ、同じ科目が同じ理由で遅れ続けます。狙い目の方式に必要な科目数が多いほど、この遅れが致命的になります。














狙い目を見つけることより、その方式に必要な科目を最後までそろえるほうが難しそうです。














そこが本当の勝負です。全学平均5.7倍を下回る組み合わせは27通りありますが、そこへ入るには方式が要求する科目を期限までに仕上げなければいけません。鬼管理専門塾は、選んだ方式から逆算して1日単位の行動へ落とし、毎週その実行を確認します。判断と実行を切り離さないことが差になります。
だからこそ、法政大学を本気で狙うなら、倍率の判定だけで終わらせず、選んだ方式に必要な科目を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、法政大学の公式データと現在の学力を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、法政大学の方式別対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、法政大学向けには具体的に何が変わるのでしょうか。














共通テスト利用を軸にするのか、A方式のⅠ日程かⅡ日程か、英語外部試験を追加枠に入れるのか。そこを決めたうえで、必要な科目を今日どこまで進めるかを数値で指示します。「法政大学を目指す」という一般論ではなく、選んだ方式が要求する科目に合わせて毎日の中身が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
法政大学は方式ごとに必要な科目数が違うため、共通テスト利用なら教科をそろえる進度、A方式なら学部独自問題の演習量を、1日単位の数値に落として指示します。何をやるか迷う時間を減らし、実際の演習に時間を使えるようにします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ法政大学志望でも、共通テスト利用C方式を軸にする生徒とA方式Ⅱ日程を軸にする生徒ではやるべきことが違います。選んだ方式と現在の得点状況を結び、生徒ごとに優先順位を変えた行動プランを作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの複数科目を後回しにせず、A方式の演習と並行して進めます。毎日の進捗と毎週の確認テストで、どの科目が期限に対して遅れているかを早い段階で見つけ、出願前に間に合わなくなる事態を防ぎます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
法政大学の学部独自問題で失点の原因を特定するには、指導側にも入試問題への理解が要ります。専属の講師陣が、答案のどこで点を落としているかを具体的な次の行動へ変換します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験コースの中で、法政大学の共通テスト利用・A方式・T日程を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格の対策とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、法政大学のどの学部とどの方式を考えているか、どの科目が不安かという段階から相談できます。入会前に管理の方法と計画の立て方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、法政大学のどの学部をどの方式で受けるか、そのために今日から何をそろえるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
法政大学の学部・方式選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|法政大学の狙い目は全学平均5.7倍を物差しに判定する
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 判定の物差し | 2026年度一般選抜の全学平均、実質5.7倍 |
| 平均を下回った学部 | 理工4.5倍・文4.5倍・経済4.6倍・社会5.6倍の4学部 |
| 平均を下回った方式 | 共通テスト利用C方式2.6倍・同B方式5.4倍の2方式 |
| 最も通りにくい方式 | 英語外部試験利用入試16.2倍(最高はキャリアデザイン55.1倍) |
| T日程 | 実施14学部すべてが全学平均を上回った |
| A方式の日程差 | 法学部はⅠ日程5.9倍・Ⅱ日程12.4倍。向きは学部で違う |
| 最終判定の単位 | 学部×方式の72通り。平均以下は27通り |














狙い目の学部を探すより、学部を決めてから方式を比べるほうが早いと分かりました。














それがこの記事の結論です。学部の倍率差はおよそ1.9倍ですが、方式の倍率差はおよそ6.2倍。学びたい学部は簡単に変えられませんが、方式は同じ学部のまま選び直せます。全学平均5.7倍という基準を一つ持っておけば、どのサイトの情報を見ても自分で判断できるようになります。
最後に注意点を一つ。この記事の数値はすべて2026年度一般選抜の実績です。募集人員の変更や出願の集中で倍率は毎年動きますし、学科単位で見ればさらに幅があります。出願前には法政大学の公式サイトで最新の入試データと募集要項を必ず確認してください。全15学部の並びと学科構成を先に押さえたい場合は法政大学の学部一覧と倍率を参照すると、この記事の判定と組み合わせて使えます。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 狙い目の学部 | 全学平均を下回った4学部 |
| 入試方式の選び方 | 方式で倍率は2.6〜16.2倍 |
| 英語外部試験利用 | 狙い目に見えて16.2倍 |
| 共通テスト利用 | C方式は13学部すべて平均以下 |
| A方式の日程 | Ⅰ日程とⅡ日程の倍率差 |
Q. 法政大学で最も狙い目の学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜の実質倍率で見ると、理工学部と文学部が4.5倍で最も低く、次いで経済学部4.6倍、社会学部5.6倍でした。全学平均は5.7倍なので、これを下回ったのはこの4学部だけです。ただし倍率が低いことと自分にとって入りやすいことは別なので、必要科目を確認したうえで判断してください。
Q. 法政大学の全体の倍率はどのくらいですか?
A. 2026年度一般選抜は延べ志願者111,240人、受験者106,013人、合格者18,654人で、実質倍率は5.7倍でした。この記事ではこの5.7倍を「狙い目かどうか」を判定する基準として使っています。
Q. 入試方式によって倍率はどのくらい違いますか?
A. 2026年度の全学合計では、大学入学共通テスト利用C方式が2.6倍、同B方式が5.4倍、A方式が6.2倍、T日程が8.5倍、英語外部試験利用入試が16.2倍でした。学部の幅がおよそ1.9倍なのに対し、方式の幅はおよそ6.2倍あります。
Q. 英語外部試験利用入試は狙い目ですか?
A. 2026年度は最も通りにくい方式でした。全学で受験7,856人に対し合格484人の16.2倍、キャリアデザイン学部は55.1倍、経営学部は42.7倍です。募集人員が小さいため倍率が振れやすく、主軸ではなく追加の1枠として扱うのが現実的です。
Q. 共通テスト利用C方式はなぜ倍率が低いのですか?
A. 多くの教科・科目を課す代わりに合格者を広く出しているためです。2026年度は実施13学部すべてが全学平均5.7倍を下回り、全学合計で2.6倍でした。ただし必要科目をそろえられなければ出願自体が成立しないため、早い段階から科目の計画を立てる必要があります。
Q. A方式はⅠ日程とⅡ日程のどちらが有利ですか?
A. 学部によって向きが違います。法学部はⅠ日程5.9倍・Ⅱ日程12.4倍、理工学部はⅠ日程4.3倍・Ⅱ日程6.6倍とⅠ日程が低い一方、経営学部はⅠ日程6.5倍・Ⅱ日程5.2倍と逆転しています。日程ごとに募集する学科が違うため、まず希望学科がどちらの日程かを確認してください。
Q. 記事の数値はどこから取ったものですか?
A. 法政大学が公表した2026年度の入試データ(一般選抜結果)だけを使っています。倍率はすべて受験者数を合格者数で割った実質倍率で統一し、学部計・方式計は公式の人数から計算し直しています。法政大学は偏差値を公表していないため、偏差値は扱っていません。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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