始めに:【英検準2級】面接対策完全ガイド:流れからスピーキングのコツまで効果的な練習方法を紹介
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本日はどのような記事になりますか?
本日は「【英検準2級】面接対策完全ガイド:流れからスピーキングのコツまで効果的な練習方法を紹介」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準2級の面接試験:詳細な手順ガイド
面接試験の全体の流れ
英検準2級の面接試験は約6分間で実施されます。この試験では、以下のステップに従って進行します。
Step 1: 入室と準備
試験開始時には、指定された面接室へ入室し、面接官に面接カードを渡します。面接官から座るよう指示されたら、指定の席に着席します。
Step 2: 面接の開始
面接が始まると、面接官があなたの名前と受験する級を確認し、挨拶を交わします。その後、面接官からは問題カードが2枚手渡されます。
Step 3: 問題カードの読解
受け取った問題カードにはパッセージが書かれており、まず20秒間で黙読します。その後、面接官の指示に従い、パッセージのタイトルから音読を開始します。
Step 4: パッセージに基づく質問応答
音読が終わると、面接官はパッセージに関連する3つの質問をします。1つ目の質問はパッセージの内容に関するもので、残りの2つはカードに描かれたイラストに基づいたものです。
Step 5: 個人的な意見の質問
問題カードを裏返すよう指示された後、2つの個人的な意見を問う質問が出されます。これらの質問は、受験者の考えや意見を評価するために用意されています。
Step 6: 試験の終了と退出
全ての質問に答え終わった後、問題カードを面接官に返却し、面接室から退出します。これで面接試験は終了です。
英検準2級の面接試験:難易度と試験の特徴
面接試験の構造と難易度の変化
英検準2級の面接試験では、受験生は面接官から渡された問題カードを使って質問に答える形式が取られます。このレベルでは、面接の内容として求められる言語の量と処理速度が3級よりも増加し、より高度な対応が求められます。
詳細な言語要求:語数の増加
英検3級の時は一般的に30語程度の回答が求められるのに対し、準2級では50語程度の回答が必要とされます。これは約1.5倍の増加であり、より複雑な文構造や詳細な内容の表現が必要になります。
視覚情報の増加:イラストの使用
視覚情報の処理も同様に複雑化します。3級では通常1つのイラストが用いられるのに対し、準2級では2つのイラストが問題に含まれることが多いです。これにより、受験生はより多くの情報を短時間で捉えて理解し、それに基づいて適切に応答する能力が求められます。
速読と音読:試験の流れ
試験では、与えられた問題カードに記載された文章を最初に20秒間で黙読します。この段階での速読能力が重要となり、その後の音読での流暢さも評価の対象となります。この過程で、使用される語彙の難易度が増すため、語彙力だけでなく読解速度も同時に試されることになります。
英検準2級面接試験:スコアと合格基準の解説
英検準2級の評価システム
英検準2級の二次試験は「CSEスコア」と呼ばれる評価基準に基づいて採点されます。このシステムでは、各受験生のパフォーマンスが点数化され、その総合得点で合否が決定されます。
点数と合格基準
満点(CSEスコア):最大で600点が得られるこの試験では、多岐にわたる能力が評価されます。
合格点(CSEスコア):合格に必要な最低点数は406点です。これは全体の約6割の得点率と等しいです。
評価される要素
評価は、音読時の正確性や流暢さ、質問への回答内容の適切さ、そして受験者のアティチュード(態度や姿勢)に基づいて行われます。これらの要素が総合的に考慮され、最終的なスコアが決定されます。
英検準2級面接試験の成功戦略:質問別回答のコツ
面接の質問ごとの対策
英検準2級の面接では、合計5つの質問に対応する必要があります。それぞれの質問に効果的に答えるためのポイントを把握し、準備を行うことが重要です。
No.1: 黙読時の注目点
ポイント: 黙読時、特に連結詞「so」や「In this way」が使われている箇所に注目し、その文の内容と位置を確実に覚えておくことが重要です。これらの詞は結論や理由を示していることが多く、質問への回答に直結するためです。
No.2: 現在進行形の使用
ポイント: 現在進行形を使って、「誰が」何を「しているのか」を明確に表現します。これにより、行動や状況の描写が具体的でわかりやすくなります。
No.3: 因果関係と並列の使用
ポイント: 回答時には「A because B」という形式で因果関係を示すか、「A and B」という形で事象を並列に述べる方法が有効です。これにより、論理的な回答が可能となります。
No.4 & No.5: 複文の構成
ポイント: これらの質問には、2文以上使用して答えることが求められます。回答には論理的な整合性を持たせつつも、過度に複雑に考えすぎないよう注意しましょう。また、実際の自分の意見と異なる場合でも、課題に適した答えを用意することが大切です。
これらのポイントを意識することで、英検準2級の面接・二次試験に臨む際、各質問に対してより適切な回答を準備することが可能になります。
英検準2級面接:詳細解析と効果的な対策
質問1の詳細と対応方法
英検準2級の面接試験では、特定のキーワードに注目して効率的に情報を把握することが求められます。質問1においては、文章の理解と正確な回答がキーとなります。
黙読時の焦点:「so」と「In this way」
基本形式: 音読されたパッセージに基づく質問に対応します。
3級との違い: 質問形式は同じですが、質問1ではパッセージの量が増え、迅速な情報抽出が必要になります。
過去のデータから見る傾向と対策
過去18回分の試験を分析した結果、質問1は「Why」または「How」で問われることがほとんどです。これらの質問に共通して重要なのは、「so」または「In this way」というフレーズです。これらのフレーズが存在すると、その直前の文が質問1の答えとして非常に高い確率(94%以上)で関連しています。
対策: 黙読時には「so」や「In this way」の位置を特定し、それに続く内容をしっかりと把握することが重要です。
質問への具体的な回答方法
面接官が「According to the passage」と切り出した後の「Why」や「How」に注目し、以下のように答えます:
「How」の質問に対して: 「By doing something」の形で回答。ここで、動詞の現在分詞形を使います。
「Why」の質問に対して: 「Because…」と答え、続けて理由を述べます。このとき、「they」や「it」といった代名詞を使用して文を始めることが多いです。
例えば、「In this way」が含まれる文章で「How」について聞かれた場合、答えは「By using products made from recycled paper.」となります。この回答は「In this way」の直前にある文から引き出された内容です。
このように、質問1への対策は、文章の特定のフレーズを確実に見つけ、それに基づいて答えを準備することで、面接官の質問に迅速かつ適切に応答することができます。
英検準2級面接でのイラスト描写:質問2の対応戦略
イラスト中の複数行動を説明する
英検準2級の面接試験で出される質問2では、与えられたイラスト中の人物が行っている活動を詳細に説明することが要求されます。この質問は、試験の理解力と表現力を評価するための重要な部分です。
3級と準2級の要求の違い
3級の要求: 3級では、一人の人物の行動を1文で表現すれば十分です。
準2級の要求: 対照的に、準2級では複数の人物の活動を現在進行形で説明する能力が求められます。少なくとも3つの異なる行動を詳しく述べる必要があります。
成功への傾向と対策
イラストでは通常、5つの異なる行動が描かれています。これらをすべて認識し、最低でも3つは詳細に説明することが理想的です。日常生活で見かけるようなシーンが多く描かれるため、これらのシナリオについて英語でどのように表現するかを事前に練習しておくことが重要です。
回答のポイント
文の構成は、現在進行形(am/is/are + -ing)を使って、各行動を具体的に述べます。「誰が」「何をしている」「どのように」を明確にすることで、詳細で理解しやすい回答を目指します。
サンプル回答:
“A man is putting a box on a truck.”(男性がトラックに箱を載せている)
“A woman is planting flowers.”(女性が花を植えている)
“A woman is walking her dog.”(女性が犬を散歩させている)
“A man is painting the wall.”(男性が壁を塗っている)
“A boy is riding a bicycle.”(少年が自転車に乗っている)
これらのサンプルを基に、試験当日はイラストを注意深く観察し、現在進行形での表現を用いて、活動を正確に説明するようにしましょう。
英検準2級面接での因果関係と並列関係の使い分け
イラストの詳細な描写と文の連結
英検準2級の面接試験では、与えられたイラストBに基づき、人物の状況を2つの文で詳細に述べることが求められます。この質問は、3級の単純な質問形式から一歩進んだ、文の連結を必要とする応答が必要です。
3級と準2級の要求の違い
3級要求: 簡単な質問に対して1文で答える。
準2級要求: 2つの文を「because」や「and」でつなげて回答する必要がある。
具体的な回答パターンと例
イラストから読み取れるシナリオに基づき、2つの主要な回答パターンを用いることが推奨されます。
パターン1:障害による制約
説明: 何か行動を取ろうとしているが、何らかの障害によりそれが困難である場合。
例: “She can’t buy a drink because there are a lot of bicycles in front of the vending machine.”
典型的なシナリオ:
- 人物がジュースを買おうとしているが、自転車が邪魔で買えない。
- 人物が眠ろうとしているが、犬が吠えていて寝れない。
- 人物がレストランに入ろうとしているが、混雑していて入れない。
パターン2:アクションの意志
説明: 現状に対して何か行動を起こそうとする状況。
例: “He found a camera on a bench and is thinking of taking it to the police.”
典型的なシナリオ:
- 車が汚れているため、洗車をしようと考えている。
- 誰かがカメラを置き忘れており、それを交番に届けようと考えている。
統計と傾向
過去の試験データを分析すると、約70%の回答がパターン1に該当します。これにより、試験準備では因果関係を使った回答の練習を重点的に行うと良いでしょう。パターン2のような並列関係を用いる答え方も有効ですが、実際の試験での出現率は比較的低いため、主要な練習はパターン1に集中することが効果的です。
英検準2級面接試験:質問4と5の詳細な対応方法
質問4と5の形式と要求内容
英検準2級の面接では、質問4と5において、個人の意見や日常生活に関連するトピックについての詳細な回答を求められます。このセクションは、受験生の英語での意見表明能力と、論理的思考を評価する重要な部分です。
質問4: イラストやトピックに関連した意見を述べる
内容: イラストや与えられたトピックに関連する質問に対し、自分の意見を2文以上で表現します。
準2級の要求: 3級では単に自分の活動や状況を説明するだけでしたが、準2級ではその意見に対する理由も述べる必要があります。
質問5: 日常生活の事柄に関する意見を述べる
形式: 日常生活における様々な状況についての質問に、自己の意見や経験を基にして回答します。
具体例: 受験者が普段から新聞を読むかどうか、その理由を述べるなどが求められます。
回答時のポイントと戦略
1. 回答は必ず2文以上で構成する
例えば「Yes」または「No」で回答した後、詳細な説明や理由を追加します。
2. 答え方のバリエーション
理由が1つの場合は、その理由を詳しく説明しましょう。そして、「Yes, because…」または「No, because…」で始め、具体的な詳細を加えます。
複数の理由がある場合は、「Also, …」を使って追加の情報を組み込んでいきます。
3. 論理的整合性について
完璧な論理構造よりも、自然な英語表現と流暢さを優先します。英検の面接では、英語で自分の意見や考えをクリアに表現できるかが評価されます。
4. 実際の意見よりも表現しやすい意見を選ぶ
特に質問の答えが自分の本当の考えと異なる場合でも、話しやすく、説明しやすい方向で答えることが推奨されます。これにより、スムーズで自信のある回答が可能になります。
試験での自信の表現
緊張せずに大きな声ではっきりと答えることが重要です。面接官に自信を持って話す姿勢は、評価のポイントとなる「アティチュード(態度や姿勢)」として加点される可能性があります。
これらのガイドラインを参考に、質問4と5への準備を行うことで、英検準2級面接の成功に大きく近づくことができます。
英検準2級面接試験の効果的な練習方法
英語を話す練習
英検準2級の面接に向けての準備の一環として、実際に声を出しての練習が非常に重要です。これにより、発音の正確さやフレーズの流暢さが自然と向上し、本番でのパフォーマンスが改善されます。
実践的な練習では、過去問題を利用して、自宅で声に出しながらの回答練習を行いましょう。一人でも効果的ですが、可能であれば家族や友人に面接官役をお願いしてリアルな練習をするとより良いでしょう。
態度と自信を養うために、自信を持って堂々と英語を話す練習をすることで、試験官に対する良好な印象を与えることができます。明確な発音と自信ある態度は、面接でのアティチュード評価にもつながります。
質問の聞き返し練習
面接中に面接官の質問が聞き取れない場合があります。緊張してしまって質問の意味が理解できない時も冷静に対応するためのフレーズを練習しておくことが大切です。
「Pardon?」や「Could you say that again?」など、聞き取れない時に使えるフレーズを準備しておきましょう。これにより、聞き逃した内容を再確認することが可能となります。
面接中に「I don’t know.」と答えることは避け、必ず聞き返して内容を理解した上で回答するように心がけましょう。これにより、次の質問に移る前にしっかりと答えるチャンスを得ることができます。
これらの練習を通じて、英検準2級の面接試験で自信を持って対応できるように準備しましょう。練習は、試験の成功に直結するため、日常的に声に出して英語を使うことが推奨されます。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで「【英検準2級】面接対策完全ガイド:流れからスピーキングのコツまで効果的な練習方法を紹介」について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映