
富山大学経済学部を調べているのですが、倍率も配点もサイトごとに違う数字が出てきて混乱しています。結局のところ倍率は何倍で、共通テストと二次試験はどんな配点なのでしょうか。















先に結論を出します。2026年度一般選抜の経済学部は、前期日程が受験532人・合格257人で実質倍率2.1倍、後期日程が受験159人・合格44人で実質倍率3.6倍、前期と後期を合わせた学部全体では2.3倍でした。2027年度の配点は、前期が共通テスト950点+個別テスト300点の合計1,250点、後期が共通テスト300点+総合問題50点の合計350点です。そして2026年度の合格最低点は前期が1,250点満点で736.6点、後期が350点満点で263.1点。この記事では、この三つの数字を富山大学の公式資料だけで順番に確認していきます。
富山大学経済学部は、2024年4月の改組で経済学科・経営学科・経営法学科の3学科が「経済経営学科」1学科へ統合され、同時に夜間主コースが廃止されました。入学定員は335人で、この1学科のもとに公共政策・企業経営・経済データサイエンスの3プログラムが置かれています。つまり出願の段階で学科やコースを選ぶ構造ではなく、受験生が最初に決めるのは「前期日程か、後期日程か、学校推薦型選抜か」という入口です。ところが前期と後期では倍率も配点も合格最低点もまったく違います。学部単位の倍率だけを見て準備を始めると、自分が受ける日程の実態を取り違えます。本稿は倍率、配点、合格最低点の順に、それぞれ何を意味する数字なのかを分解していきます。
目次
- 富山大学経済学部の倍率・配点・合格最低点の結論
- 富山大学経済学部の倍率は前期2.1倍・後期3.6倍【2026年度一般選抜】
- 後期は志願540人でも受験は159人|出願と受験のズレを読む
- 前期日程の配点は1,250点|募集区分(Ⅰ)(Ⅱ)で数学と社会の重みが変わる
- 後期日程の配点は350点|3教科3科目と「総合問題」の中身
- 合格最低点は前期736.6点・後期263.1点|得点率では58.9%と75.2%
- 配点の76%と86%は共通テスト|二次で逆転できる幅を数字で見る
- 富山大学経済学部の偏差値は?公式には存在しない数字の扱い方
- 富山大学の中で経済学部はどの位置か|9学部の倍率と合格者数
- 前期・後期・学校推薦型のどれで受けるか|2027年度の募集人員と日程
- 富山大学経済学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|富山大学経済学部は日程ごとに倍率も配点も合格最低点も違う
- よくある質問
富山大学経済学部の倍率・配点・合格最低点の結論
| 知りたいこと | 公式データから言える結論 | 最初にすること |
|---|---|---|
| 倍率 | 2026年度は前期2.1倍・後期3.6倍・学部合計2.3倍 | 学部の数字ではなく、自分が受ける日程の倍率を確認する |
| 配点 | 2027年度は前期1,250点・後期350点で構成がまったく違う | 前期は募集区分(Ⅰ)(Ⅱ)のどちらで出すかを先に決める |
| 合格最低点 | 2026年度は前期736.6点(1,250点満点)・後期263.1点(350点満点) | 得点率に直して、いま自分の共通テスト模試が何%かと並べる |
| 学科・コース選び | 2024年4月から経済経営学科1学科。夜間主コースは廃止済み | 学科選択で悩まず、日程選択と科目配分に時間を使う |
検索でばらばらに出てくる「倍率」「配点」「難易度」は、実は一本の判断につながっています。配点は「何点満点の試験で、どの科目が重いか」、合格最低点は「そのうち何点取れば合格圏に入ったのか」、倍率は「同じ準備をした受験者の中でどれだけ絞られたか」を表す情報です。この三つは同じ日程・同じ年度でそろえて初めて意味を持ちます。前期の倍率と後期の合格最低点を混ぜて眺めても、自分の学習には何も返ってきません。そこで本稿は、まず日程を分けて倍率を確認し、次に配点の構造を確定させ、最後に合格最低点を得点率へ直して自分の模試と接続する、という順で進めます。















前期と後期で倍率が2.1倍と3.6倍も違うのですね。後期のほうが厳しいということですか。















数字の上ではそうなりますが、理由は「後期のほうが難しい問題を出すから」ではありません。後期は募集人員が30人しかないのに、前期で不合格になった受験生が併願先として押さえている日程です。つまり母集団の性質が違う。だから倍率という一つの数字だけを比べても本質はつかめません。この後で志願者と受験者のズレ、配点の違い、合格最低点の得点率まで順に見ていけば、なぜ数字がこうなるのかが説明できるようになります。
倍率(第2〜3章)→ 配点(第4〜5章)→ 合格最低点と得点率(第6〜7章)→ 偏差値の扱い(第8章)→ 学部内での位置(第9章)→ 日程選び(第10章)の順に読むと、検索で拾った断片的な数字が、一つの出願判断と学習計画に変わります。
富山大学経済学部の倍率は前期2.1倍・後期3.6倍【2026年度一般選抜】
富山大学が公表した令和8年度(2026年度)一般選抜の実施状況表によると、経済学部経済経営学科の結果は前期日程が募集229人に対して志願553人・受験532人・合格257人、後期日程が募集30人に対して志願540人・受験159人・合格44人でした。受験者数を合格者数で割った実質倍率は、前期が2.1倍、後期が3.6倍です。前期と後期を合算した学部単位では志願1,093人・受験691人・合格301人で2.3倍となり、これが「富山大学経済学部の倍率」として一般に出回っている数字の正体です。
| 日程 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 229人 | 553人 | 532人 | 257人 | 2.1倍 |
| 後期日程 | 30人 | 540人 | 159人 | 44人 | 3.6倍 |
| 一般選抜 計 | 259人 | 1,093人 | 691人 | 301人 | 2.3倍 |
| (参考)富山大学 全学 | 1,415人 | 5,746人 | 3,583人 | 1,656人 | 2.2倍 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に試験を受けた人数(受験者数)を合格者数で割った競争率。出願したが受験しなかった人まで含む志願倍率とは別の指標で、数字は志願倍率より小さく出る。本稿は富山大学公式の実施状況表に掲載された受験者数・合格者数から算出した実質倍率を使う。















学部全体の2.3倍という数字だけを覚えていました。前期志望なら2.1倍で見ればいいのですね。















そのとおりです。しかも学部合計の2.3倍は、性格の違う前期と後期を足し合わせた平均にすぎません。前期を受ける人にとっては2.1倍が実際の競争、後期を受ける人にとっては3.6倍が実際の競争です。合計値は「富山大学の中で経済学部がどのあたりか」を見るときには使えますが、自分の出願判断に持ち込む数字ではありません。
ここで注意したいのが志願倍率との違いです。前期は募集229人に対して志願553人なので志願倍率は約2.4倍、実質倍率2.1倍と大きくは変わりません。ところが後期は募集30人に対して志願540人で志願倍率18.0倍、実質倍率3.6倍とかけ離れています。「後期は18倍」という表現も間違いではありませんが、実際に試験会場に来て合否を争った相手は159人です。この差がどこから生まれるのかを次の章で確認します。
後期は志願540人でも受験は159人|出願と受験のズレを読む
2026年度後期日程の経済学部は、志願540人に対して受験159人でした。出願した人のうち実際に受験したのは約29%にとどまります。一方で前期日程は志願553人に対して受験532人で、受験率は約96%。同じ学部の同じ年度でも、前期と後期でここまで数字の意味が変わります。国公立大学の後期日程は、前期の合格発表後に手続きをして進学先が決まった受験生が受験を取りやめるため、出願者と受験者が大きく食い違うのが構造的な特徴です。
| 項目 | 前期日程 | 後期日程 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 志願者数 | 553人 | 540人 | 出願した人数。前期と後期でほぼ同数 |
| 受験者数 | 532人 | 159人 | 実際に受験した人数。後期は志願の約29% |
| 合格者数 | 257人 | 44人 | 大学が合格とした人数 |
| 志願倍率 | 約2.4倍 | 18.0倍 | 志願者数÷募集人員。後期は極端に大きく出る |
| 実質倍率 | 2.1倍 | 3.6倍 | 受験者数÷合格者数。実際に争った競争率 |















後期は18倍と書いてあるサイトを見て諦めかけていました。実際に競ったのは159人なのですね。















数字としてはそうです。ただし「だから後期は簡単」と読み替えるのは危険です。後期に残っているのは、前期で難関大学に届かなかった学力層や、共通テストで高得点を取ったうえで後期に賭ける層です。実際、後期の合格最低点は前期より得点率で16ポイント以上高い。母数が減っても中身が濃くなるので、倍率の見かけと難しさは一致しません。
「富山大学経済学部 後期 18倍」と「後期 3.6倍」はどちらも正しい数字ですが、前者は志願者数÷募集人員、後者は受験者数÷合格者数で計算式が違います。他大学や他学部と比べるときは、必ず同じ定義の倍率どうしで並べてください。
前期日程の配点は1,250点|募集区分(Ⅰ)(Ⅱ)で数学と社会の重みが変わる
2027年度(令和9年度)入学者選抜要項によると、経済学部前期日程は共通テスト950点と個別テスト等300点の合計1,250点で判定します。共通テストは国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報の7教科8科目または6教科8科目。個別テストは数学か外国語(英語)のどちらか1科目を選んで受験します。ここまでは他の国立大学の文系学部と大きく変わりません。富山大学経済学部の特徴は、前期に募集区分(Ⅰ)と募集区分(Ⅱ)という2種類の配点が用意されていて、出願時にどちらかを選ぶ点にあります。
| 教科 | 募集区分(Ⅰ) | 募集区分(Ⅱ) |
|---|---|---|
| 国語 | 200点 | 200点 |
| 地理歴史・公民 | 200点(2科目) | 100点(1科目50点に換算) |
| 数学 | 200点 | 300点(数学①②の合計を換算) |
| 理科 | 100点 | 100点 |
| 外国語 | 200点 | 200点 |
| 情報 | 50点 | 50点 |
| 共通テスト 小計 | 950点 | 950点 |
| 個別テスト等(数学か英語を1科目) | 300点 | 300点 |
| 合計 | 1,250点 | 1,250点 |
📚 用語解説
募集区分(Ⅰ)(Ⅱ):富山大学経済学部の前期日程で、出願時にどちらかを選ぶ2種類の配点パターン。共通テストの合計はどちらも950点だが、区分(Ⅰ)は地理歴史・公民が200点・数学が200点、区分(Ⅱ)は地理歴史・公民が100点・数学が300点。区分(Ⅱ)を選ぶと地理歴史・公民は1科目50点満点に換算され、数学は数学①・数学②の合計点が300点満点に換算される。















同じ1,250点満点なのに、区分を選ぶだけで数学の重みが100点も変わるのですか。















そこがこの学部の実務的なポイントです。共通テストで数学が伸びた人は区分(Ⅱ)を選べばその得点が1.5倍で効き、社会2科目を仕上げてきた人は区分(Ⅰ)のほうが有利になります。しかも個別テストも数学か英語の選択制なので、「数学で押す」「英語と社会で押す」という二つの戦い方が用意されている。志望校を決めた時点で、自分がどちらの型で1,250点を積むのかを決めておくと、日々の科目配分がぶれなくなります。
ただし注意点があります。区分を選べるのは配点であって、受験科目そのものではありません。区分(Ⅱ)を選んでも共通テストの受験科目は同じで、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報をひととおり受ける必要があります。「数学重視の区分だから社会は捨てられる」わけではなく、社会の得点が100点分に縮むだけです。7教科8科目を仕上げたうえで、どの科目に厚みを持たせるかを選ぶ制度だと理解してください。なお区分の選び方や換算の詳細は、出願年度の富山大学公式の入学者選抜要項および学生募集要項で必ず確認してください。
後期日程の配点は350点|3教科3科目と「総合問題」の中身
後期日程は前期とはまったく別の試験だと考えたほうが正確です。2027年度の後期は共通テスト300点と個別テスト等50点の合計350点。共通テストは3教科3科目に絞られ、「国語・地理歴史・公民・情報から高得点の1教科(100点)」「数学①・数学②から高得点の1科目(100点)」「外国語(100点)」という構成です。国語は100点満点に換算したうえで比較され、地理歴史・公民は第1解答科目が採用されます。個別テストは学力検査ではなく「総合問題」で、配点は50点です。
| 区分 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 共通テスト① | 国語・地理歴史・公民・情報から高得点の1教科 | 100点 |
| 共通テスト② | 数学①・数学②から高得点の1科目 | 100点 |
| 共通テスト③ | 外国語(英・独・仏・中・韓から1) | 100点 |
| 共通テスト 小計 | 3教科3科目 | 300点 |
| 個別テスト等 | 総合問題(社会科学の文章・資料・統計を読み論述。英文を含む) | 50点 |
| 合計 | — | 350点 |
📚 用語解説
総合問題:富山大学経済学部の後期日程で課される個別テスト等の科目名。教科ごとの学力検査ではなく、社会科学に関する文章・資料・統計等を示して論述させる形式で、示される文章・資料には英文が含まれると公式の選抜要項に明記されている。配点は50点。















後期は3教科3科目なら準備が軽い、ということでしょうか。















逆です。科目数が少ないぶん1科目のミスを他でカバーできません。共通テスト300点のうち100点が外国語で固定、残り200点も高得点科目を採用する仕組みなので、得意科目だけで押し切る余地が小さい。しかも総合問題は英文込みの資料を読んで論述する形式で、普通の英語や国語の対策とは別枠の練習が必要です。「軽い」ではなく「別物」と捉えてください。
前期の個別テストは数学か英語の教科型ですが、後期の総合問題は社会科学の資料を読み、英文を含む材料から論点を取り出して書く形式です。前期対策の延長では届きません。後期も視野に入れるなら、資料の要約・論点の抽出・根拠を示した記述という三段階を、前期対策とは別の時間枠で回す設計にしてください。
合格最低点は前期736.6点・後期263.1点|得点率では58.9%と75.2%
富山大学は合格者の最高点・平均点・最低点を配点とともに公表しています。2026年度の経済学部経済経営学科は、前期日程が1,250点満点で最高1,012.2点・平均787.0点・最低736.6点、後期日程が350点満点で最高313.0点・平均275.3点・最低263.1点でした。満点が違うので点数のままでは比較できません。そこで公表された点数を配点で割って得点率に直すと、合格最低点は前期が58.9%、後期が75.2%。同じ学部でも合格ラインが16ポイント以上離れていることになります。
| 区分 | 前期日程(1,250点満点) | 後期日程(350点満点) |
|---|---|---|
| 合格者の最高点 | 1,012.2点(81.0%) | 313.0点(89.4%) |
| 合格者の平均点 | 787.0点(63.0%) | 275.3点(78.7%) |
| 合格者の最低点 | 736.6点(58.9%) | 263.1点(75.2%) |
| うち共通テストの最低点 | 517.2点/950点(54.4%) | 216.6点/300点(72.2%) |
| うち個別テスト等の最低点 | 100.5点/300点(33.5%) | 32.5点/50点(65.0%) |
📚 用語解説
得点率:実際の得点を試験の配点(満点)で割った割合。満点が異なる試験どうしを比べるときに使う。この記事の得点率は、富山大学が公表した合格者の点数と配点から算出した計算値で、大学が得点率そのものを公表しているわけではない。















前期は58.9%で合格できたのですか。思っていたより低い印象です。















これは「合格者の中で最も低かった1人の点数」であって、合格の目安ではありません。前期の合格者平均は63.0%で、最低点との差は4.1ポイントしかない。つまり合格者は狭い帯の中に密集しています。1問の失点が順位を大きく動かす試験だと考えてください。それに前期の共通テストだけを見ると最低54.4%・平均63.1%です。共通テストで6割台前半を安定させることが、まず最初の到達点になります。
後期はさらに極端です。合格者の最低点263.1点は得点率75.2%、平均275.3点は78.7%で、その差はわずか3.5ポイント。共通テスト部分に絞ると最低72.2%・平均77.4%です。前期の共通テスト最低54.4%と比べると18ポイント近い差があり、「後期は募集30人だが受験者は159人しかいない」という数字の印象とはまったく違う実態が見えます。後期を本命に据えるなら、共通テストで7割台前半を確保できているかが最初の分岐点です。
配点の76%と86%は共通テスト|二次で逆転できる幅を数字で見る
前期は1,250点のうち共通テストが950点なので、共通テストが総合点の76.0%を占めます。後期は350点のうち300点なので85.7%。どちらも共通テスト中心の選抜で、個別テストで大きく逆転できる設計にはなっていません。ここを誤解したまま「二次で挽回する」という前提で計画を立てると、1月の共通テスト後に出願先を見直す羽目になります。経済学部の対策は、共通テストの完成度を主軸に据えるのが公式配点に沿った判断です。
| 日程 | 共通テスト配点 | 個別テスト配点 | 共通テストの比重 | 2026年度 合格最低点 |
|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 950点 | 300点 | 76.0% | 736.6点/1,250点 |
| 後期日程 | 300点 | 50点 | 85.7% | 263.1点/350点 |















共通テストの得点率と総合点の得点率が、ほとんど同じ位置に並んでいますね。















それがこの図の要点です。前期は個別テストが300点あるのに、共通テストで54.4%だった人の総合得点率は58.9%にしかならなかった。個別テストの合格最低点は300点中100.5点、得点率33.5%です。つまり個別テストは差をつけにくく、共通テストの結果がそのまま総合点の順位に反映されやすい。だから対策の優先順位は共通テストが先、個別テストは選んだ1科目を確実に仕上げる、という順番になります。
富山大学経済学部の偏差値は?公式には存在しない数字の扱い方
富山大学の入学者選抜要項にも入試結果の公表資料にも、「経済学部の偏差値」という数値は掲載されていません。偏差値は模試を実施する事業者が、その模試を受けた集団と結果から算出する相対指標です。母集団や判定方法が変われば数値も変わるため、大学が定める合格基準そのものではありません。本稿では出典を確認できない偏差値を転記せず、「富山大学が公表する公式偏差値はない」と明確に回答します。
| 指標 | 出典 | 経済学部の判断に使えるか |
|---|---|---|
| 実質倍率 | 富山大学公式の実施状況表 | 使える。ただし日程を分けて見る |
| 配点 | 富山大学公式の入学者選抜要項 | 使える。前期・後期・区分で確認する |
| 合格最低点 | 富山大学公式の合格者平均点等一覧 | 使える。得点率に直して自分と比べる |
| 偏差値 | 大学は公表していない(模試事業者の指標) | 単独では使えない。模試名と時期をセットで |
| 共通テスト得点率 | 合格者の点数と配点から算出 | 使える。模試の自己採点と直接比べられる |
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。大学が入試で課す得点ではなく、模試ごとに母集団も算出方法も異なるため、模試名・実施時期・判定基準と切り離して単独の数値として扱うことはできない。















それでも模試を受ければ偏差値は出ます。どう使えば振り回されずに済みますか。















同じ模試の中で前回からの変化と科目間の差を見るために使ってください。そのうえで、判断の主軸は共通テストの得点率に置き換えます。富山大学経済学部は前期の共通テストが950点満点で合格者最低が54.4%、後期は300点満点で72.2%。この二つの数値は、共通テスト模試の自己採点とそのまま比べられます。偏差値より直接的で、次に何を伸ばすべきかもはっきりします。
① 共通テスト模試の得点率(前期志望なら6割台前半、後期志望なら7割台前半が最初の目安)② 科目別の失点内訳(どの教科で配点分を落としているか)③ 前期の個別テストで選ぶ科目(数学か英語)の答案の完成度。この三つはすべて自分の答案から取り出せるため、模試ごとにぶれません。
富山大学の中で経済学部はどの位置か|9学部の倍率と合格者数
経済学部の難易度を判断するには、同じ年度・同じ一般選抜の学部データと並べる必要があります。2026年度の実質倍率を見ると、経済学部の2.3倍は全学合計2.2倍とほぼ同じ水準です。工学部1.7倍・医学部1.8倍・人文学部1.9倍より高く、薬学部3.4倍・芸術文化学部2.8倍・教育学部2.7倍より低い。一方で合格者数301人は工学部402人に次ぐ規模で、「倍率は平均並み、合格枠は学内で2番目に大きい学部」という位置づけになります。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 546人 | 331人 | 177人 | 1.9倍 |
| 教育学部 | 332人 | 214人 | 80人 | 2.7倍 |
| 経済学部 | 1,093人 | 691人 | 301人 | 2.3倍 |
| 理学部 | 1,033人 | 585人 | 229人 | 2.6倍 |
| 医学部 | 391人 | 236人 | 134人 | 1.8倍 |
| 薬学部 | 410人 | 287人 | 84人 | 3.4倍 |
| 工学部 | 995人 | 676人 | 402人 | 1.7倍 |
| 芸術文化学部 | 370人 | 239人 | 86人 | 2.8倍 |
| 都市デザイン学部 | 576人 | 324人 | 163人 | 2.0倍 |
| 全学合計 | 5,746人 | 3,583人 | 1,656人 | 2.2倍 |















経済学部は倍率が平均くらいで、合格者数は多いほうなのですね。















合格枠が大きいことは、募集人員が多いぶん一定の学力層まで届くという意味では有利です。ただし合格最低点と平均点の差が4.1ポイントしかないという事実は変わりません。枠が広いことと、ボーダー付近が緩いことは別の話です。学部の位置づけは出願先を検討する材料として使い、実際の準備は前期・後期それぞれの合格最低点と配点に合わせてください。
9学部それぞれの倍率の並びや、前期と後期で順位が入れ替わる学部の話は、富山大学の学部別倍率をまとめた記事で詳しく扱っています。学部を横断して比べたい場合はそちらを参照してください。本稿はここから先、経済学部の入口の選び方と準備の順番に話を戻します。なお入学者の内訳も公表されており、2026年度の経済学部は入学者348人のうち県内出身が96人、県外出身が252人でした。県外からの進学者が7割を超える学部です。
前期・後期・学校推薦型のどれで受けるか|2027年度の募集人員と日程
2027年度(令和9年度)の経済学部の募集人員は、前期日程229人、後期日程30人、学校推薦型選抜ⅠのA推薦38人・B推薦38人の合計76人です。総合型選抜は実施されません。入学定員335人のうち約23%が学校推薦型選抜の枠で、しかも学校推薦型選抜Ⅰは大学入学共通テストを課さない選抜です。前期日程だけを前提に計画を立てると、この枠を最初から選択肢から外すことになります。
| 入口 | 2027年度 募集人員 | 課される試験 | 2026年度の実績 |
|---|---|---|---|
| 前期日程(2月25日) | 229人 | 共通テスト950点+個別テスト300点 | 志願553人・受験532人・合格257人/2.1倍 |
| 後期日程(3月12日) | 30人 | 共通テスト300点+総合問題50点 | 志願540人・受験159人・合格44人/3.6倍 |
| 学校推薦型選抜Ⅰ A推薦 | 38人 | 共通テストを課さない | 志願82人・受験82人・合格40人/2.1倍 |
| 学校推薦型選抜Ⅰ B推薦 | 38人 | 共通テストを課さない | 志願60人・受験60人・合格40人/1.5倍 |
📚 用語解説
学校推薦型選抜Ⅰ:大学入学共通テストを課さない学校推薦型選抜のこと。富山大学経済学部では出願要件の異なるA推薦(普通科・普通系専門学科・総合学科の一部など)とB推薦(職業学科・総合学科の一部など)に分かれ、2027年度の募集人員は各38人。2026年度はA推薦が志願82人・合格40人、B推薦が志願60人・合格40人だった。















共通テストを受ける前に決めておくことと、受けた後に決めることが分かれるのですね。















そこを整理できているかで、1月以降の動きがまったく変わります。推薦の出願要件と前期の募集区分の候補は共通テスト前に固めておく。自己採点の結果を見てから決めるのは、区分(Ⅰ)と(Ⅱ)のどちらで出すか、後期の出願先をどうするかの2点です。これを逆にすると、1月末の数日間で情報収集からやり直すことになります。
富山大学経済学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。富山大学経済学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度の前期日程は受験532人に対して合格257人、合格者の最低点736.6点と平均787.0点の差はわずか4.1ポイント(得点率換算)でした。後期は受験159人に対して合格44人で、共通テストの合格者最低は72.2%です。必要なのは情報を集めることではなく、共通テストで7教科8科目を仕上げ、募集区分に合わせて配点の重い科目へ時間を寄せる作業を、毎日続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、7教科8科目の優先順位が崩れやすい
独学でも公式の選抜要項は入手できますし、募集区分(Ⅰ)と(Ⅱ)の配点差も読み取れます。しかし国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報の全体を回しながら、今日どの科目に時間を寄せるかを毎日判断し、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、配点の重い科目に時間が寄らない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に「区分(Ⅱ)で数学が300点になるから数学②の演習量を増やす」といった配分の判断まではしてくれません。万人向けの講義を順番に受けるだけでは、富山大学経済学部の配点と自分の失点原因を結びつけた個別の行動計画になりません。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、区分(Ⅰ)で社会2科目を武器にしたい受験生と、区分(Ⅱ)で数学を伸ばしたい受験生へ同じ密度で対応することは困難です。合格者の最低点と平均点が4.1ポイントしか離れていない試験で、自分の答案にだけ残る弱点を埋めるには、平均的な進度とは別の個別計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの7教科8科目を毎日どう回したかまで追い切れません。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、共通テストで76%を占める配点の中身は変わらないままです。















教材の種類より、配点に合わせて毎日の勉強量を決め続ける仕組みのほうが重要なのですね。















そのとおりです。富山大学経済学部の配点も倍率も合格最低点も、公式資料を読めば分かります。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の直しに変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、富山大学経済学部を本気で狙うなら、配点と合格最低点の情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、富山大学経済学部の公式配点と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、経済学部の対策へどう接続するかを整理します。















管理されるといっても、富山大学経済学部向けには何が変わるのでしょうか。















前期なら共通テスト7教科8科目と個別テストで選ぶ1科目、後期なら3教科3科目と総合問題に分け、今の答案から優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と募集区分に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
富山大学経済学部の前期1,250点・後期350点という配点から逆算し、共通テスト科目と個別テストの学習量を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に時間を使えます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ経済学部志望でも、募集区分(Ⅱ)で数学を伸ばしたい人と区分(Ⅰ)で社会2科目を武器にする人では行動が違います。公式配点と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストが総合点の76.0%を占める前期では、7教科8科目のどれも後回しにできません。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
後期の総合問題は英文を含む資料を読んで論述する形式で、答案を見て改善点を示せる指導者が必要です。専属科目に強い講師が、富山大学経済学部の出題形式に沿って具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、富山大学経済学部の前期・後期・共通テストを一つの計画へまとめられます。学校推薦型選抜Ⅰを併用する場合も、一般選抜の準備と切り分けて進められます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、富山大学経済学部のどの日程を考えているか、募集区分(Ⅰ)(Ⅱ)のどちらが合いそうかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、富山大学経済学部の前期・後期のどちらを軸にするか、共通テストのどの科目から整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
富山大学経済学部の日程選びと配点戦略を無料説明会で相談できます
まとめ|富山大学経済学部は日程ごとに倍率も配点も合格最低点も違う
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2026年度の倍率 | 前期2.1倍(受験532人・合格257人)、後期3.6倍(受験159人・合格44人) |
| 学部合計の倍率 | 2.3倍。全学合計2.2倍とほぼ同水準 |
| 2027年度の配点 | 前期は共通テスト950点+個別300点=1,250点、後期は300点+総合問題50点=350点 |
| 前期の募集区分 | 区分(Ⅰ)は社会200点・数学200点、区分(Ⅱ)は社会100点・数学300点 |
| 合格最低点 | 前期736.6点(58.9%)、後期263.1点(75.2%) |
| 偏差値 | 富山大学は公表していない。共通テストの得点率で判断する |
| 最初の行動 | 受ける日程と募集区分を決め、公式の選抜要項と自分の自己採点を照合する |















倍率だけを探すより、配点と合格最低点を得点率で見たほうが、次にやることが決まりますね。















それがこの記事の結論です。富山大学経済学部は2026年度に前期で532人が受験して257人が合格、後期は159人が受験して44人が合格しました。数字を眺めているだけでは答案は変わりません。前期か後期かを決め、募集区分を決め、共通テストの目標得点率を設定して、科目ごとの失点を一つずつ直す。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
富山大学経済学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や古い倍率を一つだけ見て結論を出さないでください。配点と科目は受験年度の富山大学公式の入学者選抜要項および学生募集要項、入試結果は同じ年度・同じ選抜区分の実施状況表で確認し、自分の自己採点と照合します。そのうえで毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率 | 前期2.1倍・後期3.6倍の章 |
| 配点 | 前期1,250点・後期350点の章 |
| 合格最低点・難易度 | 得点率58.9%と75.2%の章 |
| 偏差値 | 公式値がないときの見方の章 |
| 日程・推薦 | 2027年度の募集人員と日程の章 |
Q. 富山大学経済学部の倍率は何倍ですか?
A. 2026年度一般選抜の実質倍率は、前期日程が2.1倍(受験532人・合格257人)、後期日程が3.6倍(受験159人・合格44人)でした。前期と後期を合算した学部単位では志願1,093人・受験691人・合格301人で2.3倍です。日程によって競争率がまったく違うため、自分が受ける日程の数字で判断してください。
Q. 富山大学経済学部の配点を教えてください。
A. 2027年度は、前期日程が共通テスト950点+個別テスト等300点の合計1,250点、後期日程が共通テスト300点+総合問題50点の合計350点です。前期は募集区分(Ⅰ)と(Ⅱ)があり、区分(Ⅰ)は地理歴史・公民200点/数学200点、区分(Ⅱ)は地理歴史・公民100点/数学300点となります。
Q. 富山大学経済学部の合格最低点はどのくらいですか?
A. 2026年度は前期日程が1,250点満点で736.6点、後期日程が350点満点で263.1点でした。得点率に直すと前期58.9%、後期75.2%です。合格者の平均点は前期787.0点(63.0%)、後期275.3点(78.7%)で、最低点との差は前期4.1ポイント・後期3.5ポイントしかありません。
Q. 富山大学経済学部の偏差値はいくつですか?
A. 富山大学が公表する公式偏差値はありません。偏差値は模試事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、模試名と実施時期を確認し、共通テストの得点率や過去問の答案とセットで使ってください。
Q. 経済学部の学科やコースはどう選びますか?夜間主コースはありますか?
A. 2024年4月の改組で経済学科・経営学科・経営法学科の3学科が経済経営学科1学科へ統合され、同時に夜間主コースは廃止されました。入学定員335人の1学科の下に公共政策・企業経営・経済データサイエンスの3プログラムが置かれています。出願時に学科やコースを選ぶ構造ではなく、受験生が決めるのは日程と募集区分です。
Q. 後期日程は募集30人に志願540人ですが、そんなに厳しいのですか?
A. 志願倍率では18.0倍ですが、実際に受験したのは159人で実質倍率は3.6倍です。国公立大学の後期は前期の合格後に受験を取りやめる人が多いためです。ただし後期の合格者最低点は得点率75.2%、共通テスト部分だけでも72.2%と高く、倍率の見かけほど易しいわけではありません。
Q. 学校推薦型選抜も検討すべきですか?
A. 2027年度の経済学部は学校推薦型選抜ⅠでA推薦38人・B推薦38人の計76人を募集し、入学定員335人の約23%を占めます。共通テストを課さない選抜で、2026年度はA推薦が志願82人・合格40人、B推薦が志願60人・合格40人でした。出願要件が高校の学科によって分かれるため、まず在籍高校で要件を確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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