
帝京大学の経済学部を調べているのですが、「倍率が低くて入りやすい」と書いてあるサイトと「意外と難しい」と書いてあるサイトがあって、どちらが本当なのか分かりません。結局、倍率はどれくらいなのでしょうか?














先に結論を言います。帝京大学経済学部の2026年度の競争率は、学部全体で3.0倍。ただし学科で大きく違い、経営学科4.3倍に対して国際経済学科と地域経済学科は2.0倍です。さらに入試方式でも違い、経営学科は一般選抜3.3倍・共通テスト利用選抜23.4倍と7倍以上の開きがあります。「入りやすい/難しい」がサイトによって食い違うのは、どの学科・どの方式の数字を見ているかがバラバラだからです。この記事では、公式の入試結果から学科別・方式別に整理します。
帝京大学経済学部は、経済学科・国際経済学科・地域経済学科・経営学科・観光経営学科の5学科で構成されています。募集人員は合計1,570人で、これは帝京大学の全10学部の中で最も多い数字です。規模が大きいということは、学科と入試方式の組み合わせが多く、同じ「経済学部」でも合格しやすさが一様ではないということでもあります。以下、2026年度入試結果(帝京大学公式・2026年3月31日現在)と、2027年度の公式入試情報だけを使って、倍率・合格者最低点・キャンパス・準備の順に整理していきます。なお、名前の似た帝京平成大学・帝京科学大学は別の大学であり、本記事は帝京大学経済学部のデータのみを扱います。
目次
帝京大学経済学部の倍率・合格最低点の結論【2026年度公式データ】
| 知りたいこと | 2026年度の公式データから言えること | 最初にすべきこと |
|---|---|---|
| 学部全体の倍率 | 経済学部の競争率は3.0倍(受験9,378人/合格3,088人) | 学部の数字だけで判断せず、志望学科の数字まで下ろす |
| 学科による差 | 経営学科4.3倍が最高、国際経済学科・地域経済学科2.0倍が最低 | 志望学科を決めてから倍率を見る |
| 方式による差 | 経営学科は一般選抜3.3倍・共通テスト利用選抜23.4倍 | 出願する方式ごとに競争率を確認する |
| 合格最低点 | 一般選抜は300点満点。経営学科200点・地域経済学科149点 | 志望学科の最低点を目標点の下限として設定する |
「帝京大学経済学部の倍率」という一つの数字は存在しません。存在するのは、学科と入試方式の組み合わせごとの数字です。学部計の3.0倍は帝京大学全体の中での位置づけを見るには役立ちますが、自分が受ける入試の厳しさを表してはいません。たとえば地域経済学科の一般選抜は1.4倍ですが、同じ経済学部の経営学科の共通テスト利用選抜は23.4倍です。同じ学部の中で16倍以上の開きがあるのですから、学部単位の平均値で出願を決めるのは危険です。














学部の平均倍率を見るだけではダメなのですね。でも、学科も方式も先に決めていない段階ではどうすればいいですか?














順番があります。まず「どの学科で何を学びたいか」を決め、次にその学科の学科計の倍率で全体像をつかみ、最後に一般選抜か共通テスト利用かを選んで方式別の数字を見ます。学科より先に倍率で選ぶと、入学後に学ぶ内容と自分の関心がずれます。数字は選ぶ順番を間違えなければ、強力な判断材料になります。
学科別の倍率を見る → 一般選抜の倍率と合格最低点を見る → 共通テスト利用選抜の特殊性を知る → 同じ学科でも方式で合格ラインが変わることを確認する → 募集人員の内訳を知る → 偏差値情報の扱い方を決める → 他学部と比べる → 準備の順番を決める、という流れで読むと、ばらばらに集めた「帝京大学 経済学部 倍率」の情報が一つの出願判断にまとまります。
経済学部5学科の倍率一覧【2026年度・全入試区分】
まず学科ごとの全体像です。以下は2026年度入試結果の「学科計」、つまり総合型選抜・学校推薦型選抜・奨学特待生選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用選抜をすべて含めた数字です。競争率は公式表の定義どおり、受験者数を合格者数で割った値です。5学科の志願者・受験者・合格者を合計すると公式の「経済学部 計」(志願9,656人・受験9,378人・合格3,088人)と一致します。
| 学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 | 競争率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 550人 | 3,302人 | 3,193人 | 1,122人 | 646人 | 2.8倍 |
| 国際経済学科 | 200人 | 908人 | 869人 | 445人 | 230人 | 2.0倍 |
| 地域経済学科 | 100人 | 697人 | 680人 | 343人 | 137人 | 2.0倍 |
| 経営学科 | 550人 | 3,805人 | 3,708人 | 854人 | 526人 | 4.3倍 |
| 観光経営学科 | 170人 | 944人 | 928人 | 324人 | 206人 | 2.9倍 |
この表から読み取れることは三つあります。第一に、経営学科の4.3倍が学部内で突出して高いこと。志願者3,805人は経済学科の3,302人より多く、それでいて合格者は854人と、経済学科の1,122人より少なくなっています。志願者が多く合格者が少ないので、競争率が跳ね上がります。第二に、国際経済学科と地域経済学科がともに2.0倍で最も低いこと。第三に、経済学科2.8倍と観光経営学科2.9倍が学部平均の3.0倍に近い位置にあることです。
📚 用語解説
競争率:帝京大学の公式入試結果では、競争率は「受験者数÷合格者数」と定義されている。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なるため、他大学や他サイトの数字と比べるときは定義がそろっているかを必ず確認する。














経営学科だけ倍率が高いのは、人気があるからですか?それとも大学が合格者を絞っているからですか?














公式データからは両方が起きていると読めます。志願3,805人は学部内で最多、合格854人は経済学科より268人少ない。募集人員は経済学科と同じ550人なのに、この差が出ています。ただし「なぜ絞っているか」は大学が公表していないので、そこは推測せず、結果として競争率4.3倍という事実を出願計画に反映してください。
この章のアクションは、志望学科を一つ決めて、その学科の「志願者・受験者・合格者・競争率」をセットでメモすることです。競争率だけを切り出すと、母数の大きさが分かりません。たとえば地域経済学科の2.0倍は、受験680人に対して合格343人という規模の中での2.0倍です。数字の背景にある人数まで押さえておくと、次章以降の方式別データが読みやすくなります。
一般選抜の学科別倍率と合格者最低点【300点満点】
次に、多くの受験生が主戦場にする一般選抜を見ます。帝京大学経済学部の一般選抜は、公式の入試情報によると英語が必須で、国語・公共/政治経済・日本史・世界史・数学から2科目を選択する3科目型です。各科目100点、合計300点満点。試験日はⅠ期が1月30日〜2月1日、Ⅱ期が2月20日〜21日で、いずれも試験日自由選択制、Ⅲ期は3月7日です。合格者最低点はこの300点満点に対する得点なので、目標点を立てるときの物差しとしてそのまま使えます。
| 学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 競争率 | 合格者最低点 | 得点率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 226人 | 1,266人 | 1,187人 | 530人 | 2.2倍 | 180点/300点 | 60.0% |
| 国際経済学科 | 81人 | 371人 | 347人 | 209人 | 1.7倍 | 150点/300点 | 50.0% |
| 地域経済学科 | 39人 | 216人 | 202人 | 142人 | 1.4倍 | 149点/300点 | 49.7% |
| 経営学科 | 226人 | 1,068人 | 1,016人 | 305人 | 3.3倍 | 200点/300点 | 66.7% |
| 観光経営学科 | 70人 | 240人 | 228人 | 98人 | 2.3倍 | 180点/300点 | 60.0% |
一般選抜だけで見ると、競争率が最も高いのは経営学科の3.3倍、最も低いのは地域経済学科の1.4倍です。合格者最低点も同じ並びで、経営学科が200点(得点率66.7%)と最も高く、地域経済学科が149点(同49.7%)と最も低くなっています。つまり経営学科は「志願者が多く、合格しにくく、必要な得点も高い」学科であり、地域経済学科は「志願者が少なく、合格しやすく、必要な得点も低い」学科だと公式データが示しています。経済学科と観光経営学科はいずれも最低点180点(得点率60.0%)で、3科目で6割が一つの目安になります。
📚 用語解説
合格者最低点:実際に合格した人のうち、最も得点が低かった人の点数。帝京大学は入試結果の中で配点とあわせて公表しているため、300点満点に対する割合として読める。合格の下限であって目標点ではないので、学習計画ではこの点数に上乗せした得点を狙う。














地域経済学科は1.4倍で最低点も149点なら、そこを狙うのが得ということでしょうか?














数字だけ見ればそう見えますが、地域経済学科は宇都宮キャンパスの学科です。八王子キャンパスの4学科とは通学先が違います。倍率が低い理由を「お得だから」と決めつけず、通学できるか、学ぶ内容が地域政策や地方行政の方向で合うかを先に確認してください。入学後に通えない、学びたいことと違う、では意味がありません。
また、合格者最高点にも目を向けると出願判断の解像度が上がります。経済学科と経営学科は270点、国際経済学科と地域経済学科は260点、観光経営学科は257点です。最低点と最高点の幅を見ると、経営学科は200〜270点の70点幅、地域経済学科は149〜260点の111点幅に合格者が分布していたことになります。幅が広い学科ほど、得点の取りこぼしが直接不合格につながるとは限らない一方、幅が狭い学科では数点差が合否を分けやすいと考えられます。
共通テスト利用選抜はなぜ倍率が跳ね上がるのか
検索で見かける「帝京大学経済学部は倍率20倍超」という情報の正体は、共通テスト利用選抜の数字です。2026年度の経営学科は、受験585人に対して合格25人で競争率23.4倍。経済学科は10.6倍、観光経営学科は10.1倍でした。一方で国際経済学科3.7倍、地域経済学科3.9倍と、同じ方式でも学科差が非常に大きくなっています。公式の入試情報によると、共通テスト利用選抜は3科目方式で、英語必須に加えて国語・地理歴史/公民・数学・情報から2科目を選び、高得点3科目で判定されます。
| 学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 | 競争率 | 合格者最低点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 44人 | 803人 | 796人 | 75人 | 8人 | 10.6倍 | 220点/300点 |
| 国際経済学科 | 16人 | 312人 | 306人 | 83人 | 16人 | 3.7倍 | 190点/300点 |
| 地域経済学科 | 8人 | 303人 | 302人 | 78人 | 5人 | 3.9倍 | 190点/300点 |
| 経営学科 | 44人 | 592人 | 585人 | 25人 | 1人 | 23.4倍 | 230点/300点 |
| 観光経営学科 | 14人 | 233人 | 232人 | 23人 | 2人 | 10.1倍 | 225点/300点 |
注目すべきは入学手続者の欄です。経営学科は合格25人に対して入学手続者1人、経済学科は合格75人に対して8人、観光経営学科は合格23人に対して2人。つまり共通テスト利用選抜で合格した人のほとんどは帝京大学に入学していません。この方式が併願先として使われていることが、公式データからも読み取れます。合格者数が少ないため競争率の数字は大きくなりますが、これを「一般選抜の20倍難しい」と読むのは誤りです。母集団の性格が違います。
📚 用語解説
大学入学共通テスト利用選抜:大学独自の学力試験を課さず、大学入学共通テストの得点で合否を判定する方式。帝京大学経済学部は3科目方式で、英語必須+国語・地理歴史/公民・数学・情報から2科目選択の高得点3科目を使う。出願は前期が1月15日締切、後期が3月5日締切と公式に案内されている。














共通テスト利用の倍率が高いのは、みんなが滑り止めで出しているからということですか?それなら気にしなくていい数字なのでしょうか?














無視はできません。実際に受験585人・合格25人で、合格者最低点は230点/300点、得点率で76.7%です。一般選抜の経営学科が200点/300点、66.7%だったのと比べると、必要な得点水準は明確に高い。「みんな滑り止めだから」ではなく、「合格枠が小さく、要求得点が高い方式」として扱ってください。
共通テスト利用選抜の競争率は、合格者数が少ないことで大きく見えます。一般選抜の競争率と単純に並べて「20倍難しい」と判断しないでください。比べるべきは競争率同士ではなく、合格者最低点(経営学科なら一般200点/共通テスト利用230点)と、自分がどちらの試験で得点しやすいかです。
同じ学科でも入試方式で合格ラインが変わる
帝京大学経済学部の一般選抜と共通テスト利用選抜は、どちらも配点300点です。同じ満点なので、合格者最低点をそのまま並べて比べられます。5学科すべてで、共通テスト利用選抜の最低点のほうが一般選抜より高くなっています。差が最も小さいのは経営学科の30点(200点→230点)、最も大きいのは観光経営学科の45点(180点→225点)です。
| 学科 | 一般選抜の最低点 | 得点率 | 共通テスト利用の最低点 | 得点率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 180点 | 60.0% | 220点 | 73.3% | 40点 |
| 国際経済学科 | 150点 | 50.0% | 190点 | 63.3% | 40点 |
| 地域経済学科 | 149点 | 49.7% | 190点 | 63.3% | 41点 |
| 経営学科 | 200点 | 66.7% | 230点 | 76.7% | 30点 |
| 観光経営学科 | 180点 | 60.0% | 225点 | 75.0% | 45点 |
この差は、二つの試験の性質の違いから来ています。共通テスト利用選抜は大学独自の試験を受けずに出願できるため、他大学志望者を含む幅広い層が併願先として使います。結果として得点の高い層が集まりやすく、少ない合格枠を高得点で奪い合う形になります。一方、一般選抜は帝京大学の会場で同大学の問題を解く試験なので、志望度の高い受験生が中心の母集団になります。「どちらが簡単か」ではなく「自分がどちらの母集団で戦うか」を決める、という見方が正確です。














共通テスト利用のほうが最低点が高いなら、素直に一般選抜だけを受けたほうがいいのでしょうか。














一概には言えません。共通テストの過去問で安定して7割台後半を取れる人にとっては、共通テスト利用は追加の試験勉強なしで出願できる選択肢になります。逆に共通テストの形式が苦手で、3科目に絞った対策のほうが伸びる人は一般選抜が本命です。判断材料は好みではなく、共通テスト形式と帝京大学の一般選抜形式のどちらで得点が安定するか、という実測結果です。
共通テスト利用と一般選抜は両方出願できます。その場合、共通テスト利用は「取れたら儲けもの」ではなく、共通テスト本番で志望学科の最低点(経済学科なら220点/300点)を超えられるかを事前に模試で確認してから出す、という順番にしてください。
募集人員の内訳|一般選抜だけが入口ではない
帝京大学経済学部の入試を語るとき、一般選抜と共通テスト利用選抜だけを見ていると全体像を見誤ります。公式の入試結果には、総合型選抜・学校推薦型選抜・奨学特待生選抜の数字も掲載されており、募集人員はむしろ総合型選抜のほうが大きい学科もあります。たとえば経済学科は募集人員550人のうち、一般選抜226人、総合型選抜208人、学校推薦型選抜66人、共通テスト利用選抜44人と公表されています。
| 入試区分(経済学科の例) | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 競争率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合型選抜 | 208人 | 1,083人 | 1,062人 | 407人 | 2.6倍 |
| 学校推薦型選抜 | 66人 | 124人 | 124人 | 101人 | 1.2倍 |
| 一般選抜 | 226人 | 1,266人 | 1,187人 | 530人 | 2.2倍 |
| 大学入学共通テスト利用選抜 | 44人 | 803人 | 796人 | 75人 | 10.6倍 |
経済学科の総合型選抜は競争率2.6倍で、一般選抜の2.2倍よりわずかに高い水準です。一方、学校推薦型選抜は志願124人・合格101人で1.2倍と、公表されている中で最も通過しやすい区分になっています。ただし学校推薦型選抜には出願要件があるため、誰でも選べるわけではありません。経営学科は総合型選抜の志願が1,897人と多く、競争率4.6倍。学科によって、どの入口が混むかも変わります。
📚 用語解説
総合型選抜:学力試験の点数だけでなく、志望理由や活動実績などから多面的に選抜する方式。帝京大学経済学部の2026年度入試結果では配点200点で実施され、経済学科は志願1,083人・合格407人・競争率2.6倍、経営学科は志願1,897人・合格401人・競争率4.6倍と公表されている。














一般選抜より前に決まる入試があるなら、そちらから考えたほうが有利ということですか?














有利かどうかは人によります。ただ、選択肢を知らずに一般選抜一本に絞るのはもったいない。経済学科なら総合型208人、学校推薦型66人と、合わせて274人分の枠が一般選抜226人とは別にあります。出願要件と提出物、そして実施時期を早い段階で調べて、自分が使える入口を全部並べてから本命を決めてください。
ここで一つ数字の整理をしておきます。一般選抜と共通テスト利用選抜だけを5学科分合算すると、志願5,404人・受験5,201人・合格1,568人で競争率3.3倍になります。全入試区分を含めた学部計の3.0倍より高い数字です。ネット上の「帝京大学経済学部の倍率」がサイトによって3.0倍だったり3.3倍だったりするのは、この集計範囲の違いによるものです。数字を比べるときは、どの区分まで含んだ値かを必ず確認してください。
帝京大学経済学部の偏差値は?公式値がないときの見方
帝京大学は、入試結果にも入試情報にも「経済学部の偏差値」という数値を掲載していません。偏差値は模試を実施する事業者が、その模試の受験者集団と結果から算出する相対指標です。母集団や算出方法が違えば値も変わるため、大学が定める合格基準そのものではありません。本記事では出典を確認できない偏差値を転記せず、「大学公式の偏差値は存在しない」と明確に答えたうえで、公式に存在する数字=合格者最低点と配点を判断材料として使います。
実際、偏差値よりも合格者最低点のほうが行動に直結します。経済学科の一般選抜なら180点/300点、経営学科なら200点/300点。3科目それぞれ100点満点なので、「英語で何点、選択2科目で何点」と分解して目標を置けます。偏差値55や57.5といった数字からは、この分解ができません。
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。模試ごとに母集団と算出方法が異なるため、出典名と受験時期を切り離して使うことはできない。帝京大学は公式に偏差値を公表していないため、本記事では数値を掲載していない。














それでも模試には偏差値が出ます。帝京大学経済学部を目指すうえで、どう使えばいいですか?














同じ模試の中での前回比と、科目間のばらつきを見るために使ってください。そのうえで、模試の英語・国語・選択科目の得点を100点満点に換算し、志望学科の合格者最低点と比べます。経済学科なら180点、経営学科なら200点。判定記号ではなく点数で見ると、あと何点必要かがその日のうちに分かります。
判定の記号より先に、英語・選択2科目それぞれの得点を確認する。次に、志望学科の合格者最低点(一般選抜は300点満点)との差を点数で出す。最後に、その差を科目別のどこで埋めるかを決める。この3手順を踏めば、偏差値は行動に変換できます。
帝京大学の他学部と比べた経済学部の位置
経済学部の3.0倍という競争率が、帝京大学の中でどのくらいの水準なのかを確認します。2026年度入試結果の学部計を並べると、最も高いのは医学部の30.5倍、次いで医療技術学部4.1倍、そして経済学部3.0倍と続きます。つまり経済学部は、医学系の2学部を除けば学内で最も競争率が高い学部です。「帝京大学は入りやすい」という一般論をそのまま経済学部に当てはめると、実際の競争を見誤ります。
| 学部 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 競争率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 120人 | 11,555人 | 11,210人 | 368人 | 30.5倍 |
| 医療技術学部 | 910人 | 7,038人 | 6,883人 | 1,659人 | 4.1倍 |
| 経済学部 | 1,570人 | 9,656人 | 9,378人 | 3,088人 | 3.0倍 |
| 文学部 | 741人 | 4,212人 | 4,118人 | 1,422人 | 2.9倍 |
| 教育学部 | 330人 | 1,747人 | 1,696人 | 601人 | 2.8倍 |
| 理工学部 | 265人 | 2,318人 | 2,220人 | 782人 | 2.8倍 |
| 薬学部 | 320人 | 1,524人 | 1,421人 | 615人 | 2.3倍 |
| 外国語学部 | 350人 | 1,839人 | 1,796人 | 862人 | 2.1倍 |
| 法学部 | 475人 | 2,682人 | 2,594人 | 1,401人 | 1.9倍 |
| 福岡医療技術学部 | 340人 | 683人 | 665人 | 470人 | 1.4倍 |
同時に見ておきたいのが規模です。経済学部の募集人員1,570人は全10学部で最多、志願者9,656人は医学部11,555人に次ぐ2番目の多さです。募集枠が最も大きいのに競争率が学内3位という組み合わせは、「枠が多いから入りやすい」という単純な図式が成り立たないことを示しています。逆に法学部1.9倍、外国語学部2.1倍、薬学部2.3倍は経済学部より低く、同じ大学の中でも学部を変えれば競争の厳しさは変わります。














経済学部が学内で3番目に高いとは思いませんでした。法学部のほうが倍率が低いなら、そちらに変えるべきでしょうか。














倍率だけで学部を変えるのはすすめません。法学部で学ぶのは法律学・政治学で、経済学部で学ぶ経済学・経営学とは内容が違います。それに、経済学部の中でも国際経済学科と地域経済学科は2.0倍で、法学部の1.9倍とほぼ同じ水準です。学部を変えなくても、学科の選び方で競争率は調整できます。
他学部比較から得るべき結論は、「経済学部は帝京大学の中では競争率が高めの学部であり、無対策で受かる学部ではない」という現実的な認識です。そのうえで、学科によって2.0倍から4.3倍まで幅があること、方式によってさらに幅が広がることを思い出してください。学部の平均値ではなく、自分が出願する枠の数字で準備量を決めるのが正しい順序です。
学科と方式を決めてからの準備の進め方
出願先が決まったら、あとは3科目の得点計画に落とします。帝京大学経済学部の一般選抜は英語が必須で、国語・公共/政治経済・日本史・世界史・数学から2科目を選択します。各100点、合計300点。つまり英語の比重は3分の1で固定されており、選択科目の組み合わせで残り3分の2が決まります。ここで「得意だから」ではなく「300点満点で最低点を超えられるか」という基準で科目を選ぶことが重要です。
| 項目 | 確認すべき内容 | 確認の方法 |
|---|---|---|
| 英語(必須・100点) | 全学科で必ず使う。ここが不安定だと他2科目で埋めにくい | 過去問で時間内に何点取れるかを毎回記録する |
| 選択科目1(100点) | 国語・公共/政治経済・日本史・世界史・数学から選ぶ | 2〜3科目を実際に解き比べてから確定する |
| 選択科目2(100点) | 同上。組み合わせで得点が最大になる2つを選ぶ | 合計点で比較し、単科の好き嫌いで決めない |
| 目標点 | 志望学科の合格者最低点+上乗せ分 | 経済学科180点・経営学科200点などを下限に設定する |
| 受験機会 | Ⅰ期・Ⅱ期は試験日自由選択制、Ⅲ期は3月7日 | 公式の入試情報で最新の日程と出願期間を確認する |
📚 用語解説
試験日自由選択制:同じ入試期間内に設定された複数の試験日から、受験生が都合のよい日を選んで出願できる仕組み。帝京大学の公式入試情報では、経済学部の一般選抜Ⅰ期(1月30日〜2月1日)とⅡ期(2月20日〜21日)がこの方式で案内されている。出願前に最新の入試情報で日程と出願期間を確認する。














選択科目は、学校の授業で得意な科目をそのまま選べばいいのかと思っていました。














学校の成績と入試の得点は別物です。帝京大学の一般選抜は3科目の合計で判定されるので、「単体で得意な科目」ではなく「合計点が最大になる組み合わせ」を選ぶべきです。実際に2〜3パターンを解き比べて、300点満点で最も高くなる組み合わせを数字で決めてください。感覚で決めた選択科目が、本番で20点30点の差になることがあります。
帝京大学経済学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。帝京大学経済学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度の経済学部は受験9,378人に対して合格3,088人、競争率3.0倍。医学系の2学部を除けば学内で最も高い水準です。経営学科は4.3倍、一般選抜でも3.3倍で合格者最低点は200点/300点、共通テスト利用に至っては23.4倍で230点/300点。必要なのは情報を集めることではなく、志望学科の最低点と自分の得点の差を毎週埋め続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、学科と方式の選択が最後まで決まらない
独学でも公式の入試結果と入試情報は入手できます。しかし、5学科×複数方式の中からどこに出願するか、英語+選択2科目のどの組み合わせが300点満点で最大になるかを、実際に解き比べて数字で決め切るのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらないという限界と、授業がない日の勉強が本人任せになるという限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、300点満点の中の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に英語で何点、選択科目で何点取れたかを毎回記録し、経済学科180点・経営学科200点といった合格者最低点との差を科目別に割り振るところまでは面倒を見てくれません。万人向けの講義を受けるだけでは、志望学科固有の必要得点と自分の失点原因が結びつかないままになります。
集団授業の大手予備校では、学科別の必要得点まで踏み込めない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、経営学科志望で200点が必要な受験生と、地域経済学科志望で149点が下限の受験生に、同じ密度で対応することは困難です。同じ「帝京大学経済学部志望」でも、学科が違えば必要な得点は51点も変わります。平均的な進度とは別に、自分の枠に合わせた個別計画が要ります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行までは追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、選択科目の解き比べを本当にやったか、過去問を300点満点で採点し続けているかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残り続けます。














教材や授業の種類より、志望学科の必要得点に向けて毎日の行動が続く仕組みを選ぶことが重要なのですね。














そのとおりです。帝京大学経済学部の競争率も合格者最低点も、公式データを見れば分かります。差がつくのは、その数字を今日解く問題数と復習範囲に変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、帝京大学経済学部を本気で狙うなら、学科別・方式別の必要得点を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、志望学科の公式データと現在の得点を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、帝京大学経済学部の対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、帝京大学経済学部向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














志望学科の合格者最低点を起点にします。経済学科なら180点、経営学科なら200点。そこから英語・選択2科目それぞれの目標点を決め、「今日は何をどこまで解くか」を数値化します。大学名だけの一般論ではなく、出願する学科と方式に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
帝京大学経済学部の一般選抜は英語+選択2科目の300点満点です。志望学科の合格者最低点から逆算し、科目ごとの必要点数を1日ごとの学習量へ落とします。何をするか迷う時間を減らします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ経済学部志望でも、経営学科で200点が必要な人と地域経済学科で149点が下限の人では行動が違います。公式データと現在の得点を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
選択科目の解き比べや過去問の300点満点採点は、続けなければ意味がありません。日々の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ失点の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
英語と選択科目の答案から失点の理由を切り分けるには、指導者側にも入試への理解が必要です。専属の講師陣が、記録された得点を具体的な次の行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、帝京大学経済学部の一般選抜と共通テスト利用選抜を一つの計画にまとめられます。総合型選抜や英語資格の対策とは混同せず、出願する方式に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、5学科のどこを志望するか、一般選抜と共通テスト利用のどちらを軸にするかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、帝京大学経済学部のどの学科を狙うか、一般選抜と共通テスト利用選抜のどちらを軸にするかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
帝京大学経済学部の学科選びと得点計画を無料説明会で相談できます
まとめ|帝京大学経済学部は学科と方式で倍率が変わる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 学部全体の競争率 | 2026年度は3.0倍(受験9,378人・合格3,088人)。学内では医学系2学部に次ぐ3位 |
| 学科別の競争率 | 経営学科4.3倍が最高、国際経済学科・地域経済学科2.0倍が最低 |
| 一般選抜 | 英語+選択2科目の300点満点。競争率は1.4倍〜3.3倍 |
| 一般選抜の合格者最低点 | 経営学科200点、経済学科・観光経営学科180点、国際経済学科150点、地域経済学科149点 |
| 共通テスト利用選抜 | 3科目方式。経営学科23.4倍・最低230点と要求水準が高い |
| 偏差値 | 帝京大学は公式偏差値を公表していない。合格者最低点で目標を立てる |
| キャンパス | 経済・国際経済・経営・観光経営は八王子、地域経済は宇都宮 |
| 最初の行動 | 志望学科を決め、その学科の競争率と合格者最低点をメモする |














「帝京大学経済学部の倍率」を一つの数字で覚えようとしていたのが間違いでしたね。学科と方式まで下ろして初めて使える数字になるのだと分かりました。














それがこの記事の結論です。学部計は3.0倍でも、地域経済学科の一般選抜は1.4倍、経営学科の共通テスト利用は23.4倍。自分が出願する枠の数字を押さえ、合格者最低点との差を科目別に埋めていけば、漠然とした不安は具体的な学習計画に変わります。
帝京大学経済学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や集計範囲の分からない倍率を一つだけ見て結論を出さないでください。入試結果は帝京大学公式の該当年度の資料で、試験科目と日程は公式の入試情報で確認します。そのうえで、志望学科の合格者最低点を目標の下限に据え、過去問を300点満点で採点しながら差を埋める。この手順が、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 学科別の倍率 | 経済学部5学科の倍率一覧 |
| 一般選抜の難易度 | 一般選抜の学科別倍率と合格者最低点 |
| 共通テスト利用の高倍率 | 共通テスト利用選抜はなぜ倍率が跳ね上がるのか |
| 偏差値 | 公式値がないときの見方 |
| 学内での位置づけ | 他学部と比べた経済学部の位置 |
Q. 帝京大学経済学部の倍率はどれくらいですか?
A. 2026年度入試結果では、経済学部全体の競争率は3.0倍(受験9,378人・合格3,088人)でした。ただし学科差が大きく、経営学科4.3倍、観光経営学科2.9倍、経済学科2.8倍、国際経済学科と地域経済学科は2.0倍です。競争率は受験者数を合格者数で割った値です。
Q. 帝京大学経済学部で最も倍率が高い学科・低い学科はどこですか?
A. 2026年度は経営学科の4.3倍が最も高く、国際経済学科と地域経済学科の2.0倍が最も低い数字でした。経営学科は志願3,805人・合格854人で、志願者が多く合格者が少ないため競争率が高くなっています。
Q. 帝京大学経済学部の一般選抜の合格最低点は何点ですか?
A. 2026年度の一般選抜(配点300点)の合格者最低点は、経営学科200点、経済学科180点、観光経営学科180点、国際経済学科150点、地域経済学科149点でした。合格の下限であって目標点ではないので、この点数に上乗せした得点を狙ってください。
Q. 共通テスト利用選抜が20倍を超えているのはなぜですか?
A. 合格者数が少ないためです。2026年度の経営学科は受験585人に対して合格25人で23.4倍でした。ただし入学手続者は1人で、多くが併願として利用しています。合格者最低点は230点/300点と一般選抜の200点より高く、要求される得点水準は高い方式です。
Q. 帝京大学経済学部の偏差値はいくつですか?
A. 帝京大学は公式に偏差値を公表していません。偏差値は模試事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、出典と受験時期を確認して使う必要があります。公式に存在する数字である合格者最低点(一般選抜は300点満点)を目標設定に使うほうが確実です。
Q. 帝京大学経済学部の一般選抜の科目は何ですか?
A. 公式の入試情報によると、英語が必須で、国語・公共/政治経済・日本史・世界史・数学から2科目を選択します。各100点、合計300点満点です。試験日はⅠ期が1月30日〜2月1日、Ⅱ期が2月20日〜21日(いずれも試験日自由選択制)、Ⅲ期が3月7日と案内されています。
Q. 帝京大学経済学部はどのキャンパスですか?
A. 経済学科・国際経済学科・経営学科・観光経営学科は八王子キャンパス、地域経済学科は宇都宮キャンパスと公式ページに記載されています。倍率だけで学科を選ぶ前に、通学できるキャンパスかどうかを確認してください。
Q. 帝京大学の中で経済学部は入りやすいほうですか?
A. 2026年度の学部計で見ると、経済学部の3.0倍は医学部30.5倍、医療技術学部4.1倍に次ぐ学内3位です。法学部1.9倍、外国語学部2.1倍、薬学部2.3倍より高く、学内では競争率が高めの学部にあたります。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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