「青チャートと基礎問題精講は、結局どっちを使えばいいの?」「学校でもらった青チャートが重くて進まない」「基礎問題精講だけでは足りないと聞いて不安」——数学の参考書選びでは、難しい本を選ぶことより、今の理解度と残り時間に合う一冊を最後まで使い切ることが重要です。先に結論を言うと、教科書の基本事項を確認しながら入試の典型テーマを短い周期で固めたい人は基礎問題精講、教科書レベルから入試問題まで広く参照し、時間をかけて解法の背景まで学びたい人は青チャートが向いています。ただし、どちらも名前や評判だけで決めると挫折しやすいため、この記事では公式データ、30分診断、4週間の使い方、併用・乗り換え条件まで順番に整理します。

先生、青チャートは有名だから買っておけば安心だと思ったのですが、厚くてほとんど進みません。基礎問題精講に替えた方がいいのでしょうか?











本の知名度ではなく、例題を自力で再現できるか、毎週復習まで回せるかで決めよう。今日は二冊の役割を分けて、今の君が一冊目に選ぶべき教材を具体的に判定していくよ。
目次
結論|青チャートと基礎問題精講はどっちを選ぶべきか
最初の一冊として迷っているなら、判断順は「現在の理解度→毎週使える時間→目的」です。教科書の例題を見れば方針が分かり、数学I・Aなら入試の基本テーマ154個を短い単位で反復したい人は基礎問題精講から始めます。一方、公式の証明や基本事項へ戻りながら、例題の「指針」で解法を立てる過程まで学び、EXERCISESや総合演習へ広げたい人は青チャートを選びます。前者は範囲を絞って回転を上げる教材、後者は調べる参考書と演習書を兼ねる教材、と捉えると迷いが減ります。
| こんな人 | 第一候補 | 選ぶ理由 | 最初の行動 |
|---|---|---|---|
| 教科書は理解済みだが入試問題に慣れていない | 基礎問題精講 | 基本テーマに絞って反復しやすい | I・Aの基礎問を3題だけ解く |
| 公式の背景や解法方針から確認したい | 青チャート | 基本事項・指針・例題・演習を行き来できる | 学校の既習単元から例題を3題解く |
| 数学に強い苦手意識があり教科書例題も不安 | どちらでもない | 前提理解が不足したままでは解説を写す作業になる | 教科書か講義系教材へ戻る |
| 受験まで時間が少なく他教科も重い | 基礎問題精講 | 学ぶテーマを絞りやすい | 過去問から必要単元を特定する |
初日に解けた問題数ではなく、1週間後に解法を見ず再現できた問題数で判断します。毎週復習できない分量なら、教材の難易度より先に範囲と1日の問題数を減らしてください。
📚 用語解説
網羅型参考書:高校数学の広い範囲を、基本事項・例題・練習・発展問題など複数の段階で扱う参考書です。辞書のように戻って調べられる反面、全ページを同じ深さで進めると時間がかかります。
数学全体の教材順を先に決めたい人は、既存の数学の参考書ルート完全版で、教科書理解・入試基礎・標準演習・過去問の接続を確認してください。本記事は、その中の入試基礎を青チャートと基礎問題精講のどちらで作るかに焦点を絞ります。











青チャートの方が厚くて難しそうだから、選べば上の大学を目指せるという話ではないんですね。











その通り。教材の上限より、今の自分が復習まで完了できる範囲の方が大切だ。まず三題を解き、解説を閉じて再現できる教材を選ぼう。
青チャートと基礎問題精講の基本情報|公式データで比較
青チャートの正式名称は、数研出版の「チャート式 基礎からの数学」です。数研出版公式は、日常学習の教科書レベルから大学入試対策まで必須問題を配列し、基本事項、例題の「指針」、練習、EXERCISES、総合演習を行き来できる構成だと説明しています。2026年9月1日に確認した現行の改訂版I+A商品ページでは、本冊696ページ、別冊解答編448ページです。ページ数は問題数と同じではありませんが、解説と参照範囲を含めた教材の厚みを判断する一次情報になります。
基礎問題精講は旺文社の演習書です。公式商品ページでは「教科書から入試への橋渡し」を目的に、「基礎問→精講→解答→ポイント→演習問題」で一つのテーマを学ぶ構成とされています。数学I・A六訂版は154テーマ・296ページ、数学II・B+ベクトル六訂版は183テーマ・360ページ、数学III・C五訂版は136テーマ・304ページです。数学II・B+ベクトルと数学III・Cにはベクトルの扱いが重なるため、テーマ数を単純合算して「全問題数」とは扱いません。
- 青チャートの範囲: 教科書レベルから大学入試対策までを広く参照する
- 入試の基本領域: 典型問題の解法を身につける共通部分
- 基礎問題精講: 入試に出る基本テーマを選んで演習する
| 項目 | 青チャート | 基礎問題精講 |
|---|---|---|
| 出版社 | 数研出版 | 旺文社 |
| 主な役割 | 基本事項の参照から入試演習まで広く扱う | 入試の基本テーマを選んで演習する |
| I・Aの現行公式データ | 本冊696ページ+別冊解答448ページ | 154テーマ・296ページ |
| 主な学習単位 | 基本事項・例題・指針・練習・EXERCISES | 基礎問・精講・解答・ポイント・演習問題 |
| 公式の補助 | 全例題の解説動画やQRコンテンツ | 巻末解答PDFの無料ダウンロード |
| 向く使い方 | 戻って調べながら範囲を広げる | 見開き単位で短く反復する |
新学習指導要領では数学Cやベクトルの収録位置が版によって異なります。中古本や先輩から譲られた本を使う場合は、表紙の版、対応課程、I・A/II・B+ベクトル/III・Cの表記を確認してください。
青チャート内でも難度を調整したい人は、黄チャートと青チャートの違いも確認すると、網羅型参考書の中でどこまで負荷を下げるかを考えやすくなります。基礎問題精講へ替える選択だけでなく、学校配布の青チャートで基本事項と易しい例題だけ使う方法もあります。











I・Aだけでも本冊696ページと聞くと、全部を同じペースでやるのは大変だと分かります。











だから青チャートは、最初から全ページを順番に埋める本だと決めつけないこと。既習単元の例題を軸にして、必要なときに基本事項や演習へ広げる使い方が現実的だよ。
違いを5項目で比較|網羅性・解説・時間・レベル・周回
二冊の差は、単純な「易しい・難しい」だけではありません。青チャートは参照範囲と演習の段階が広く、一つの単元で理解が抜けたときに基本事項へ戻りやすい一方、取り組む箇所を選ばなければ一周が長くなります。基礎問題精講は入試の基本テーマへ絞っているため、進捗と復習日を管理しやすい一方、説明を読んでも前提が分からない場合は教科書や講義系教材へ戻る必要があります。
- 青チャートI+A本冊: 現行改訂版。別冊解答編448ページは棒に含めない
- 基礎問I+A本冊: 六訂版。154の基本テーマを収録
| 比較軸 | 青チャート | 基礎問題精講 | 判断の質問 |
|---|---|---|---|
| 網羅性 | 教科書レベルから入試まで広い | 入試基本テーマへ絞る | 未習・忘却単元を一冊で戻りたいか |
| 解説 | 指針や基本事項で方針を追う | 精講とポイントで要点を追う | 長い説明と短い要点のどちらを読み切れるか |
| 時間 | 範囲選択が必要 | 短い単位で周回しやすい | 週に復習日を確保できるか |
| 扱う段階 | 基本確認から発展演習まで選べる | 教科書から入試基礎への橋渡し | 今必要なのは広い参照か基本テーマの定着か |
| 周回 | 誤答例題を絞って回す | テーマ単位で全体を回す | 二周目の対象を記録できるか |
📚 用語解説
周回:同じ教材を最初から機械的に繰り返すことではありません。一周目の誤答や説明できなかった問題に印を付け、二周目以降は対象を絞って、解答を見ずに再現できるか確認する学習です。
模試ごとに受験者層と出題範囲が違うため、同じ偏差値でも単元ごとの理解は異なります。教材選びでは、直近模試の総合偏差値より、教科書例題と候補教材の例題を自力で解ける割合を優先します。
学習時間は「一日何題」と固定するだけでは不十分です。新しい問題を解く時間、解説を読み直す時間、翌日と一週間後に解き直す時間を一組にして初めて、一題を終えたと数えます。新規10題だけを毎日進めて復習がゼロになるなら、新規3題と誤答3題へ分けた方が定着します。二冊のどちらを選んでも、この復習時間を先に予定表へ置くことが挫折防止の中心です。











ページ数が少ない基礎問題精講なら、解説を読んで一周すれば終わりにしていいですか?











一周は目次を通っただけだ。解説を閉じて方針を説明し、翌週も自力で解けて初めて習得になる。薄い本ほど速く進めるのではなく、復習回数を増やすために薄さを使おう。
青チャートのメリット・デメリット|向いている人と挫折原因
青チャートの最大の利点は、分からなくなった地点から基本事項へ戻り、例題の指針で方針を確認し、練習やEXERCISESへ段階的に広げられることです。数研出版公式によると、似た系統の例題をまとめ、関連する例題番号や基本事項のページも示しています。複数冊を行き来せず、高校数学の学習履歴を一冊に集めたい人にとって、この参照性は大きなメリットです。全例題の解説動画が付く点も、解説文だけで方針をつかみにくい場面の補助になります。
- 発展演習: EXERCISESや総合演習で応用力を確認する
- 例題と練習: 指針を理解し、類題で自力再現する
- 基本事項: 公式・定理・既習事項へ戻って土台を確認する
青チャートのメリット
青チャートのデメリット
📚 用語解説
指針:青チャートの例題で、問題のどこに着目し、どのように解法の方針を立てるかを説明する部分です。指針を丸暗記するのではなく、自分の言葉で「なぜその方針か」を説明してから解答へ進みます。
青チャートで挫折する人の多くは、能力が足りないのではなく、完了条件が大きすぎます。「I・Aを全部終える」ではなく、「今週は二次関数の既習例題12題、翌日復習6題、週末テスト6題」のように、単元・例題番号・復習日へ分解してください。一問で15分考えて方針が出なければ印を付けて指針を読み、解説を閉じて同じ日に再現する、といった停止ルールも必要です。











青チャートを使うなら、EXERCISESまで全部終えないと「やった」と言えない気がします。











目的次第だよ。まず例題と練習で頻出の解法を自力再現し、過去問で不足が見えた単元だけ発展へ広げる。全ページ制覇より、入試までに必要な問題を説明できる状態を優先しよう。
基礎問題精講のメリット・デメリット|向いている人と注意点
基礎問題精講の強みは、入試に出る基本テーマを見開き中心の小さな学習単位へ分けていることです。旺文社公式が示す「基礎問→精講→解答→ポイント→演習問題」の順に進めれば、問題を解き、考え方を確認し、類題で定着を試す流れを一つのテーマ内で完結できます。I・Aは154テーマなので、章ごとに期限を置き、誤答テーマだけを再テストする計画を立てやすい教材です。
基礎問題精講のメリット
基礎問題精講のデメリット
📚 用語解説
基礎問:基礎問題精講で一つの基本テーマを学ぶ起点となる問題です。「基礎」という名前でも、教科書を初めて学ぶための説明書ではなく、教科書から入試へ橋渡しする演習なので、前提事項の確認は必要です。
基礎問題精講だけで十分かは、大学名ではなく過去問との距離で判断します。まず基礎問を解答なしで説明できる状態にし、志望校の過去問を時間を測って解きます。解けない原因が基本テーマの取り違えなら基礎問へ戻り、複数テーマの組み合わせや計算量への対応なら標準演習へ進みます。未修得の基礎が多いのに次の問題集へ急ぐことも、過去問で不足が見えないまま基礎問だけを繰り返すことも避けてください。











「基礎」という名前なので、数学がほとんど分からなくても最初から使えると思っていました。











教科書から入試への橋渡しだから、教科書例題の方針が分からない単元は先に戻ろう。基礎問で止まった理由が計算なのか公式理解なのかを分ければ、戻る場所が明確になる。
30分診断|今の実力・時間・志望校から一冊を決める
購入前または乗り換え前に、既習単元で30分診断を行います。青チャートと基礎問題精講の同じ単元を書店見本・手元の教材・公式サンプルで開き、各二〜三題を選びます。問題を見て三分以内に方針が立つか、十五分以内に答案を完成できるか、解説後に閉じて再現できるかを記録してください。正解数だけでなく、開始まで迷った時間と解説を読んだ後の再現を比べます。
- まず教科書: 時間も理解も不足。教材追加より学習時間を固定する
- 基礎問向き: 基本は理解済み。短い周期で入試基本を回す
- 範囲を絞る: 時間はあるが基本不足。青の基本事項か講義系へ戻る
- 青チャート向き: 理解と時間があり、広い参照・演習を活かせる
基礎問題精講の基礎問でも方針がほぼ立たないなら教科書・入門教材へ戻ります。両方解けるが学習時間が限られるなら基礎問題精講、青チャートの指針を読んで関連例題まで追う時間があり、広く学びたいなら青チャートを選びます。正答率が高い方ではなく、復習を続けられる方を選んでください。
志望校の名前は最後に使います。過去問を一年度分開き、頻出単元と要求される答案の長さを確認し、基本テーマの不足が中心なら基礎問題精講、基本事項への戻りと幅広い例題参照が必要なら青チャート、すでに基本が固まり複合問題だけ不足しているならどちらにも戻らず標準演習や過去問へ進みます。「難関大だから青チャート」と教材名だけで結論を出さないことが大切です。











同じ単元を二冊で解き比べれば、口コミより自分に合う解説が分かりそうです。











さらに一週間後の再現まで比べよう。その日に読みやすい本と、後日も解法を取り出せる本は同じとは限らない。四週間の記録で判断すれば、気分による教材変更を防げるよ。
青チャートの使い方|全問主義を捨てる4週間プラン
青チャートは「全部やる」から始めず、既習単元の例題を主軸にします。最初の四週間は、学習する単元、例題番号、一問の停止時間、翌日復習、週末テストを固定します。基本事項は問題を解く前に全て読むのではなく、方針が立たなかった原因を特定して戻るために使います。指針を読んだら解答を写さず、いったん本を閉じて、白紙から主要な式まで再現してください。
- 第1週 範囲を診断: 既習単元の例題を解き、誤答理由を分類
- 第2週 例題を反復: 新規と翌日復習を同数に近づける
- 第3週 練習へ接続: 例題の方針を類題で使えるか確認
- 第4週 週末テスト: 誤答だけを白紙再現し、次月の範囲を修正
| 誤答の種類 | 青チャート内で戻る場所 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 公式の意味が曖昧 | 基本事項 | 証明・条件を確認し、自分の言葉で一行説明する |
| 方針が立たない | 例題の指針 | 着眼点だけ読み、本を閉じて再開する |
| 途中計算で崩れる | 対応する練習 | 同型を短時間で二題解く |
| 例題は解けるが初見で使えない | 関連例題・EXERCISES | 単元をまたぐ演習を一題追加する |
| 時間内に終わらない | 誤答例題リスト | 式の選択と計算のどこで遅いか記録する |
📚 用語解説
自力再現:解説や途中式を隠した状態で、着眼点、使う公式、主要な式変形、答えまでを自分で組み立て直すことです。数字だけを覚えた解き直しにならないよう、「なぜその方針か」も声に出して確認します。
青チャートの難しい例題で30分、60分と止まり続けると、復習予定が消えます。最初の周回では15分を上限の目安にし、方針が出なければ原因を記録して指針へ進みます。考える練習は必要ですが、それは基本解法を一通り持った後に、対象問題を選んで行ってください。
一日の例として、新規例題3題、前日の誤答3題、一週間前の誤答2題を置きます。問題数は固定値ではなく、部活動や他教科との兼ね合いで減らして構いません。ただし、忙しい日に新規だけを残して復習を削ると、進んだページは増えても再現できる問題は増えません。時間がない日は新規を減らし、復習を一題でも残す方針を守ると、青チャートの分量に飲み込まれにくくなります。











例題を三題しか進めない日は、周りより遅れている気がして不安です。











新規三題に翌日・週末の再テストまで付いているなら、解説を眺めて十題進むより強い。進捗はページ数だけでなく、「解答なしで再現できた例題数」で記録しよう。
基礎問題精講の使い方|1周で終わらせない4週間プラン
基礎問題精講は見開きの短さを、速読ではなく反復に使います。最初に基礎問だけを解き、三〜五分で方針が立たなければ誤答印を付けます。精講は解法の要点、解答は答案の流れ、ポイントは注意事項として役割を分けて読み、最後に演習問題を解きます。同じ日に正解しても完了にせず、翌日と一週間後の再現を通過したテーマだけを「定着」と記録してください。
一周目は、できないテーマを早く見つける診断です。解答を読んだ直後に丸を付けず、翌日も解けたら一段階、一週間後も説明できたら定着とします。誤答印が多いことは失敗ではなく、二周目の優先順位が明確になったということです。
終了条件は「三周した」ではなく、ランダムに選んだ学習済み基礎問の大半で方針を説明でき、演習問題も時間内に解けることです。そのうえで過去問を解き、基本テーマの取り出しが遅いなら誤答テーマへ戻り、複数テーマを組み合わせる力が不足しているなら標準問題集へ進みます。周回数ではなく、過去問で見えた不足に応じて次の教材を決めてください。











基礎問題精講は薄いから、一日十題ずつ進めて早く三周しようと思っていました。











十題でも復習までできるならよいが、周回数だけを目標にしないこと。一日三題でも、基礎問・精講・演習・翌日再テストまで完了すれば、入試で取り出せる解法になる。
併用・乗り換えは必要?二冊を重ねる順番とやめどき
原則として、同じ単元を二冊とも最初のページから並行する必要はありません。説明を二度読み、似た問題を二度解くうちに、復習日と過去問の時間がなくなるからです。主教材を一冊決め、もう一冊は不足を埋める参照用に限定します。学校で青チャートが配られているなら青チャートを主教材にして例題範囲を絞る、基礎問題精講を自分で進めるなら、説明不足を感じたテーマだけ学校の青チャートで基本事項と指針を調べる、という役割分担が現実的です。
- 受験数学の学習: 教科書理解・入試基礎・標準演習・過去問を含む
- 主教材の範囲: 毎日の新規学習と復習を行う一冊
- 補助教材の範囲: 主教材で説明不足の単元だけ参照する
| 状況 | 主教材 | 補助の使い方 | 乗り換え判断 |
|---|---|---|---|
| 学校で青チャートを配布 | 青チャート | 基本例題だけを優先し、授業進度と同期 | 四週間で例題の大半が再現不能なら範囲縮小か基礎問へ |
| 独学で入試基礎を短く固めたい | 基礎問題精講 | 教科書・講義系で前提を補う | 精講を読んでも前提が分からないなら一段戻る |
| 基礎問を終えたが過去問で基本を落とす | 基礎問題精講 | 誤答テーマだけ再テスト | 基本が安定するまで次教材を増やさない |
| 基礎問を終え、複合問題だけ不足 | 標準演習・過去問 | 青チャートは必要単元の参照用 | 青チャート全冊へ戻らず不足問題だけ選ぶ |
| 青チャート例題が安定 | 過去問 | 青チャートは辞書・誤答復習用 | 新規例題を増やすより志望校形式へ移る |
SNSで別教材が話題になるたびに替える、難問一題で合わないと決める、一週間で成果が出ないと替える、という変更は避けます。四週間の実施率・翌週再現率・一問あたり時間を記録し、範囲を半分にしても回らない場合に初めて、教材の段階を下げるか短い教材へ替えます。
📚 用語解説
学習ログ:日付、教材、問題番号、新規か復習か、正誤、誤答理由、次の復習日を一行で残す記録です。感覚的な「向いていない」ではなく、実施率と再現率から教材の継続・縮小・変更を判断できます。
乗り換える場合も、それまでの学習を捨てません。青チャートから基礎問題精講へ替えるなら、青で解けた単元を一覧にして基礎問の診断対象から外します。基礎問題精講から青チャートへ広げるなら、基礎問で誤答が残る単元は先に解消し、青では基本事項と関連例題から不足部分だけ追加します。二冊を買ったことを完了とせず、主教材・補助教材・使わない範囲を明文化してください。











青チャートと基礎問題精講を両方買って、毎日交互に進めるのが一番安心だと思っていました。











安心のために教材を増やすと、復習が分散しやすい。主教材を一冊決め、もう一冊は「どの単元で、何を確認するか」まで限定しよう。役割が書けない本は、今は使わなくていい。
青チャート・基礎問題精講は「普通の対策」では受からない
断言します。青チャートか基礎問題精講かを選び、空いた日に自分のペースでページを進めるだけの「普通の対策」では、参考書の解法を入試本番の得点へ変えて合格するのは厳しいです。どちらも優れた教材ですが、教材は翌日の行動、週末の確認、遅れた日の修正まで自動で行ってはくれません。
理由は二冊の具体的な構造にあります。青チャートI・Aは現行改訂版で本冊696ページに別冊解答編448ページ、基礎問題精講I・Aも154の基本テーマがあります。青チャートは範囲を選び、基礎問題精講は短いテーマを繰り返す必要があり、どちらも新規問題、翌日復習、一週間後の再テストを継続して初めて力になります。教材選びが正しくても、毎日の実行と修正が抜ければ、解説を読んだ問題だけが増えて自力再現できる問題は増えません。
ここで、鬼管理専門塾が公式ページで示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——に照らし、数学の参考書学習で検討されやすい四つの選択肢を一つずつ確認します。
選択肢①:独学・参考書のみでは①②の限界に当たる
独学では、精講や指針を読んで情報を得ても、翌日から同じ誤答をどう変えるかは本人任せです。これは①の「情報を得ても行動は変わらない」に当たります。また、一般的な周回回数や一日問題数をそのまま当てはめると、本人の計算不足・方針不足・時間不足を分けられず、②の個別設計不足も残ります。
選択肢②:映像授業・アプリでは①の限界に当たる
映像授業やアプリで解法を理解しても、青チャートの誤答例題をいつ白紙再現するか、基礎問の154テーマをどの順で再テストするかまで自動的には決まりません。視聴完了や連続学習日数を増やしても、紙の答案で同じ解法を取り出す行動へ変わらなければ、①の限界を越えられません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる
集団授業では同じ単元を同じ順で学んでも、青チャートの基本事項へ戻る生徒、基礎問題精講の演習へ進む生徒、計算練習が必要な生徒が混在します。授業内容が共通である以上、一人ずつ異なる誤答テーマと復習日を毎日組み替えるのは難しく、②の「全員同じ指導」の限界に当たります。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる
一般的な個別指導塾で週一回質問できても、残り六日間に新規例題だけ進めたのか、翌日復習まで終えたのか、誤答理由が変わったのかを追えなければ修正が遅れます。一週間後に未実施が判明してから計画を直す方法では、受験までの限られた週数を失うため、③の限界が残ります。
四つを順に消去すると、必要なのは授業を増やすことではなく、候補教材を本人の現在地に合わせて一冊へ絞り、一日単位で問題番号と復習日を決め、毎日実施を確認し、週次テストの結果で翌週を修正する仕組みです。①②③の限界を同時に埋めるこの条件で選べば、だから鬼管理専門塾しかないという結論になります。考え方の根拠は「鬼管理」と従来塾の3つの限界で確認できます。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、参考書を渡して終わるのではなく、生徒の志望校と現在地から毎日の行動を数値化し、実施結果と確認テストで計画を修正します。青チャートと基礎問題精講のどちらを使う場合でも、選定・範囲・復習・終了条件を一つの管理サイクルへ入れるための6つの特徴があります。
教材名・問題番号・新規と復習・制限時間まで数値で示し、毎日の開始地点を明確にします。
志望校、現在の理解、残り時間から、青チャートか基礎問題精講かと使用範囲を個別設計します。
毎日の実施を追い、毎週のテストで白紙再現を確認し、未定着なら翌週の課題を修正します。
厳格な選考を通過した専属講師が担当し、講師満足度アンケート1,524件も公式公開しています。
大学受験、学部特化、総合型・推薦、英語資格、高校受験の目的別コースを用意しています。
学習中の質問をLINEで受け付け、Zoom・保護者同席可の無料説明会と資料請求を案内しています。
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾は、「数学を頑張る」ではなく、教材名、例題・基礎問の番号、問題数、実施時刻、制限時間、新規か復習かまで一日単位で数値化して学習指示を出します。何を・いつ・どこまで行うかを具体化し、実施したかを確認できる形へ変えます。
青チャートなら新規例題3題と前週誤答2題、基礎問題精講なら新規3テーマと翌日再テスト3テーマのように、教材の特性に合わせて行動へ落とします。分量に圧倒される状態を、今日完了できる問題番号へ変えられます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン設計
専属講師が、生徒の志望校、過去問、学校進度、模試の誤答、教科書例題の理解、他教科に必要な時間を確認し、生徒ごとの個別行動プランを設計します。全員へ同じ参考書・同じ周回数を当てはめません。
基礎問題精講から始めるのか、学校配布の青チャートを範囲指定して使うのか、講義系教材へ一段戻るのかを個別に決めます。四週間の実施率と再現率に応じ、教材を替える前に問題数・単元・復習日を修正します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
毎日の課題は、やったかどうかだけでなく達成度を数値で管理し、遅れや理解不足があれば修正します。さらに毎週の確認テストで、解説を見ずに解法を取り出せるかを確かめ、基準に届かなければ追加課題と翌週計画へ反映します。
青チャートのページだけ進んで復習が消える、基礎問題精講を三周しても同じテーマを落とす、といった参考書学習のズレを週単位で発見できます。教材の進行量ではなく、自力再現できる問題を増やす管理です。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣・講師満足度アンケート1,524件
公式の講師紹介ページでは採用率0.6%の専属講師陣を掲げ、採用後も研修を行っています。また、講師満足度アンケート1,524件を公式ページで公開しており、担当者選びの情報を確認できる形にしています。
数学の誤答を「理解不足」で一括りにせず、公式、方針、式変形、計算、時間配分へ分けるには、記録を読んで次の行動へ変える担当者が必要です。青チャートと基礎問題精講の範囲調整も、専属講師が継続して担当します。
❺ 大学受験・英語資格までの専門コース
鬼管理専門塾は、大学受験の最難関・難関大学や学部特化に加え、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで、目的別の専門コースを公式に案内しています。
数学だけに時間をかけすぎて他科目が遅れると、受験全体では不利になります。大学受験の科目配点と受験方式を踏まえ、青チャートを広く使うか基礎問題精講で時間を圧縮するかを全科目の計画内で判断します。
❻ LINE質問対応・無料説明会・資料請求
授業がない日も公式LINEで質問に対応し、無料説明会はZoomでの実施と保護者同席に対応しています。サービス内容を先に確認したい人には資料請求も用意されており、相談前に指導の仕組みを確認できます。
青チャートの指針を読んでも式がつながらない、基礎問題精講の精講で前提が分からない、といった停止を次の週まで放置せず質問できます。無料説明会では、手元の教材と学習ログを見ながら使う範囲を相談できます。
大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象と詳細条件は公式案内・無料説明会で確認してください。まず無料説明会で、青チャートと基礎問題精講のどちらを主教材にするか、四週間でどこまで進めるか、確認テストをどう置くかを相談できます。指導後の成果例は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。
青チャート・基礎問題精講の使い分けを無料説明会で相談しませんか?
まとめ|迷ったら一冊を4週間使い、再現率で決める
- 広い参照と演習: 青チャートは基本事項から発展演習まで範囲を選べる
- 短い周期の反復: 基礎問題精講は基本テーマを小さな単位で回しやすい
- どちらにも必要: 翌日復習・週末再テスト・過去問との接続
青チャートと基礎問題精講は、競争する二冊ではなく役割が違う教材です。青チャートは基本事項へ戻りながら例題・練習・発展へ広げる網羅型、基礎問題精講は入試の基本テーマを見開き単位で反復する演習書です。どちらが上かではなく、今の理解と毎週使える時間に対して、復習まで回るかで選びます。
今日行うことは、一冊を勢いで買うことではありません。既習単元の候補問題を各二〜三題解き、解説を閉じて再現し、一週間後の復習まで予定に置いてください。その小さな診断から四週間の主教材を決めれば、「どっちが人気か」ではなく「どっちなら合格に必要な行動を続けられるか」で選べます。
よくある質問
| 質問テーマ | 先に確認する見出し |
|---|---|
| どちらを選ぶか | 結論・30分診断 |
| 公式データと収録範囲 | 基本情報・5項目比較 |
| 挫折しない方法 | 各教材の4週間プラン |
| 併用・乗り換え | 二冊を重ねる順番とやめどき |
| 終了後の教材 | メリット・デメリットと過去問接続 |
- 過去問で確認: 志望校形式で不足を見つける
- 週末再テスト: 解答なしで再現できるかを確認する
- 主教材を一冊: 青チャートか基礎問題精講の役割を決める
- 教科書理解: 公式・計算・教科書例題を土台にする
Q. 青チャートと基礎問題精講は、どちらが難しいですか?
A. 単純な一列比較はできません。青チャートは教科書レベルから発展演習まで段階が広く、基礎問題精講は入試の基本テーマへ絞っています。最上位の収録範囲は青チャートの方が広い一方、基礎問題精講も教科書を初めて学ぶ本ではありません。既習単元を各二〜三題解いて判断してください。
Q. 数学が苦手なら基礎問題精講から始めればよいですか?
A. 教科書例題の方針が分かるなら候補になります。公式の意味、基本計算、教科書例題から止まる場合は、基礎問題精講より先に教科書や講義系教材へ戻ってください。「基礎」は入試基礎を指し、完全な初学者向けという意味ではありません。
Q. 学校で青チャートを配られたら、基礎問題精講は不要ですか?
A. 青チャートの基本例題を復習まで回せているなら、追加購入を急ぐ必要はありません。分量が多くて四週間ほとんど進まない場合は、青チャートの範囲を絞るか、基礎問題精講を主教材にして青を参照用にする方法を検討します。二冊を最初から全て並行しないでください。
Q. 基礎問題精講だけで大学受験数学は十分ですか?
A. 志望校の過去問で判断します。基本テーマの取り出しが原因で失点する間は基礎問題精講へ戻ります。基本は安定しているのに複数テーマの組み合わせ、答案量、計算量で止まるなら、標準演習や過去問へ進む段階です。大学名だけで「十分・不十分」を断定しないことが大切です。
Q. 青チャートは例題だけでよいですか?
A. 最初の周回は例題を主軸にして構いません。ただし、解説を読んで終わりにせず、対応する練習で同じ方針を使えるか確認します。例題と練習が安定した後、過去問で不足した単元にEXERCISESや総合演習を追加してください。全員が最初から全演習を行う必要はありません。
Q. 青チャートから基礎問題精講へ替える目安はありますか?
A. 四週間、範囲を半分に絞っても実施率が低く、翌週に例題をほとんど再現できない場合は候補になります。ただし、一問に止まりすぎているだけなら、先に15分の停止ルールと例題範囲の縮小を試します。解けた単元の記録は残し、乗り換え後に最初から重複学習しないでください。
Q. 基礎問題精講から青チャートへ進むべきですか?
A. 必ず進む順番ではありません。基礎問と演習問題をランダムに解けるようになったら、まず志望校の過去問を解きます。基本事項の参照や類題の追加が必要なら青チャートを単元限定で使い、複合問題の演習が必要なら標準問題集へ進みます。目的に合う次の一手を選んでください。
Q. 一日何題進めればよいですか?
A. 固定の正解はありません。新規問題と、前日・一週間前の誤答復習を同じ予定に置ける数にします。例として新規3題、前日誤答3題、週次復習2題から始め、制限時間内に終わらなければ新規を減らします。復習を削って新規だけ増やさないでください。
Q. 何周すれば完成ですか?
A. 周回数ではなく再現状態で判断します。解答を見ずに方針を説明でき、主要な式を書き、演習問題も時間内に解けるテーマは完了です。二周で達するテーマも、四回必要なテーマもあります。誤答テーマだけを残し、全問を同じ回数だけ繰り返さないでください。
Q. 最新版と古い版はどちらを使えばよいですか?
A. 原則は自分の学習指導要領と受験科目に対応する版を選びます。特に数学Cとベクトルは版によって収録位置が異なるため、表紙の版、対応課程、I・A/II・B+ベクトル/III・Cの表記を確認します。古い版を使う場合は、学校や入試要項の出題範囲との不足を必ず照合してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





