黄チャートと青チャートはどっちがいい?レベル・違い・選び方を徹底解説【数学参考書】

黄チャートと青チャートはどっちがいい?レベル・違い・選び方を徹底解説【数学参考書】

「黄チャートと青チャートはどっちを使えばいいんだろう?」「レベルの違いがよく分からないから迷ってしまう」「友達は青チャートを使っているけど、自分には難しすぎる気がして……」——こうした相談は数学の参考書選びでもっともよく聞かれるものの一つです。結論から言うと、黄チャートと青チャートのどちらが正解かは「今の数学力」と「志望校のレベル」の組み合わせで決まります。この記事では、黄チャートと青チャートの到達レベル・例題数・コンパスマークの違い、どちらを選ぶべきかの判断フロー、それぞれの使い方と注意点、黄チャートから青チャートへの切り替えタイミングまでを、具体的なデータをもとに鬼管理専門塾の学習管理視点から解説します。

オニ坊

先生、学校では青チャートを配られたんですけど、友達に「黄チャートの方がいい」って言われて混乱してます。どっちが正解なんですか?

菅澤

いい質問だね。正直に言うと「どちらが正解か」は人によって変わる。今日は数字と判断基準をもとに、君の場合はどっちが合っているかを一緒に整理していこう。

目次

  1. 黄チャートと青チャートの基本情報 | チャート式の全体像から理解する
  2. 到達レベルの違い | 黄チャートと青チャートで目指せる大学
  3. 例題数と勉強時間の比較 | 黄チャートと青チャートを数字で見る
  4. コンパスマークの違い | 同じマークでも難易度が違う理由
  5. どっちを選ぶべきか | 今の実力×志望校の判断フロー
  6. 使い方と注意点 | 黄チャートと青チャートの効果的な取り組み方
    1. 黄チャートの使い方
    2. 青チャートの使い方
  7. 黄・青チャートで数学力を上げるのは「普通の対策」では厳しい
    1. 選択肢①:独学/参考書のみでは①②の限界に当たる
    2. 選択肢②:映像授業/アプリでは①の限界に当たる
    3. 選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる
    4. 選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる
  8. 鬼管理専門塾の特徴
    1. ❶ 1日単位の数値化した学習指示
    2. ❷ 生徒ごとの個別行動プラン設計
    3. ❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
    4. ❹ 採用率0.6%の専属講師陣・満足度アンケート1,524件
    5. ❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース
    6. ❻ LINE質問対応・無料説明会(Zoom可・保護者同席可)・資料請求
  9. まとめ|黄チャートと青チャートの違いと選び方
  10. よくある質問
    1. Q. 黄チャートと青チャートはどちらが難しいですか?
    2. Q. 偏差値55の場合、黄チャートと青チャートどちらがいいですか?
    3. Q. 黄チャートを完璧にすればMARCHに合格できますか?
    4. Q. 学校で青チャートを配られましたが、偏差値が50未満です。どうすればいいですか?
    5. Q. 黄チャートと青チャートの例題数の差はどのくらいですか?
    6. Q. コンパスマークは黄チャートと青チャートで同じ基準ですか?
    7. Q. 黄チャートから青チャートに切り替えるタイミングはいつですか?
    8. Q. 青チャートを途中で挫折してしまいました。黄チャートに戻るべきですか?
    9. Q. 文系と理系で黄チャートと青チャートの選び方は変わりますか?
    10. Q. 1日何問解けば黄チャート・青チャートを仕上げられますか?

黄チャートと青チャートの基本情報 | チャート式の全体像から理解する

まず前提として、黄チャートと青チャートはどちらも数研出版が発行する「チャート式」シリーズの参考書です。チャート式には難易度順に「白チャート」「黄チャート」「青チャート」「赤チャート」の4種類があり、それぞれ正式名称と対象者が異なります。黄チャートの正式名称は「チャート式解法と演習数学(黄チャート)」、青チャートの正式名称は「チャート式基礎からの数学(青チャート)」です。この記事で比較する黄チャートと青チャートは、チャート式の中でももっとも多くの受験生が使う2冊であり、難易度は中〜中上級に位置します。

📚 用語解説

チャート式:数研出版が発行する数学の参考書シリーズの総称。難易度順に白(基礎)・黄(標準)・青(応用)・赤(最難関)の4段階があり、それぞれ例題と解説を中心に構成されている。高校数学の網羅系参考書として最も広く使われているシリーズの一つ。

チャート式 全体 白〜赤の4段階 黄・青チャート 対象層 大学受験で最も使われる2冊 黄チャート 標準レベル(偏差値50〜65) 青チャート 応用レベル(偏差値50〜70超)
チャート式シリーズの難易度の包含関係(黄チャートが青チャートの基礎部分を内包するイメージ)
項目白チャート黄チャート青チャート赤チャート
正式名称基礎と演習解法と演習基礎からの数学数学
難易度帯基礎標準標準〜応用最難関
主な対象基礎固め・定期テスト共通テスト〜日東駒専MARCH〜難関国公立旧帝大・難関国公立
コンパス①〜③中心①〜④中心②〜⑤中心③〜⑤
オニ坊

4種類あるんですね。で、黄と青の間の難易度ってどのくらい違うんですか?

菅澤

イメージとしては、同じ問題でも黄チャートでコンパス③の問題が、青チャートではコンパス④に設定されていることがある。使う人のレベルに合わせて難易度評価が変わるように設計されているんだよ。

到達レベルの違い | 黄チャートと青チャートで目指せる大学

黄チャートと青チャートの最大の差は「到達できる大学のレベル」にあります。例題だけを完璧に仕上げた場合、黄チャートは共通テストの数学で70〜75%以上・日東駒専や産近甲龍といった中堅私立大学の入試に対応できるレベルに到達できます(参照:axivacademy.com/info/column/181892、lets-math.com/reference_book_chart_yellow/、2026-07-19閲覧)。一方、青チャートはコンパス③(標準問題)まで固めた段階で日東駒専・産近甲龍レベル、コンパス④(やや難)まで仕上げるとMARCH・関関同立の合格レベルに到達できると言われています(参照:axivacademy.com/info/column/181892、2026-07-19閲覧)。

📚 用語解説

コンパスマーク:チャート式で各例題に付けられた難易度の目安。①〜⑤の5段階で、①が最も易しく⑤が最も難しい。黄チャートと青チャートでは同じ問題にでもコンパスの数値が異なる場合がある。

参考書到達の目安共通テスト対応私立大学国公立大学
黄チャート(例題のみ)偏差値60前後70〜75%以上日東駒専・産近甲龍地方国公立(中〜下位学部)
黄チャート(Exercise含む)偏差値65前後80%前後日東駒専〜MARCH下位地方国公立(中位学部)
青チャート(コンパス③まで)偏差値60〜6375%前後日東駒専・産近甲龍地方国公立(中〜下位)
青チャート(コンパス④まで)偏差値65〜6880%以上MARCH・関関同立地方国公立〜難関国公立(下位)
青チャート(全問)偏差値70超85%以上早慶下位〜上位旧帝大・難関国公立
💡 到達レベルの目安について

上表の偏差値・大学群はあくまで一般的な目安です。実際の入試では出題形式・年度・学部によって異なります。正確なボーダーラインは河合塾「パスナビ」等の最新情報でご確認ください。

黄チャートと青チャートの到達偏差値帯(全統模試換算・目安) 偏差値55 黄チャート学習開始 偏差値60 黄例題マスター・日東駒 偏差値65 黄Exercise・青コンパス④ 偏差値68 MARCH・関関同立合格圏 偏差値70+ 青全問マスター・早慶下
黄チャートと青チャートをやり切るとどの偏差値帯まで到達できるかの目安(1軸上のポジション)
オニ坊

じゃあ黄チャートを完璧にすればMARCHには届かないってことですか?

菅澤

例題だけだとギリギリ届かないケースが多い。ただし、黄チャートのExerciseまでやり込むと偏差値65前後に届く。MARCH以上を目指すなら青チャートまで進む方が確実ではある。ただ、大事なのは「最後までやり切れるか」だよ。

例題数と勉強時間の比較 | 黄チャートと青チャートを数字で見る

黄チャートと青チャートのもう一つの大きな差は「例題数=ボリューム」です。以下は2冊の例題数と、1問あたり平均約35〜40分の解法理解・解き直しをもとに算出した目安勉強時間です(参照:axivacademy.com/info/column/181892、2026-07-19閲覧)。

科目黄チャート 例題数青チャート 例題数
数学I・A282題329題約47題多い
数学II・B376題420題約44題多い
数学III253題293題約40題多い
文系合計(I・A + II・B)658題749題約91題多い
理系合計(I・A + II・B + III)911題1,042題約131題多い
例題数の比較(赤棒=青チャート) 黄チャート 文系合計 658題/392時間 青チャート 文系合計 749題/446時間 黄チャート 理系合計 911題/545.5時間 青チャート 理系合計 1042題/620.5時間
黄チャートと青チャートの例題数比較(文系・理系合計)―赤棒が青チャート

文系向け(数I・A + 数II・B)で見ると、黄チャートが658題・392時間に対して、青チャートは749題・446時間が目安となります。理系(+数III)では黄チャートが911題・545.5時間、青チャートが1,042題・620.5時間です(上記出典と同じ)。差は文系で約54時間、理系で約75時間。単純計算で毎日1〜1.5時間の差が出ます。「量が多い方が力がつく」とは言えず、自分の今の実力に合った方を最後まで仕上げることが最も大切です。

📚 用語解説

例題:チャート式において、解法の型・考え方を学ぶメインの問題のこと。例題のみをこなすことで基本的な解法パターンを網羅できる。Exerciseや発展問題は例題を踏まえた演習問題として追加でこなすもの。受験では例題を確実に仕上げることを最優先とするアプローチが多い。

オニ坊

1日2時間やっても黄チャートで1年かかるんですね……

菅澤

1問にかける時間やどこまで丁寧にやるかによる。でも「量の多さ」に圧倒されて途中で止まってしまうのが一番もったいない。黄チャートを完走できる人の方が、青チャートを半分でやめた人より実力がつく、ということは覚えておいてほしい。

コンパスマークの違い | 同じマークでも難易度が違う理由

黄チャートと青チャートの違いを理解するうえで重要なのが「コンパスマーク(難易度表示)」の仕組みです。コンパスマークは①〜⑤の5段階で難易度を表しますが、注意が必要なのは黄チャートと青チャートで同じコンパス数でも実際の問題難易度が異なる点です。具体的には、黄チャートでコンパス③の標準問題が、青チャートではコンパス④と設定されていることがあります。これは「その参考書を使う読者のレベルに合わせて相対的に設定されている」からです(参照:axivacademy.com/info/column/181892、2026-07-19閲覧)。

📚 用語解説

コンパスマークの相対性:黄チャートと青チャートではコンパス評価の基準が異なる。黄チャートのコンパス③は「黄チャートを使う人にとっての標準問題」であり、青チャートのコンパス③より易しい。2冊を比較する際に「コンパス③同士」を同じ難易度と見なすのは誤りになる。

コンパス黄チャート での位置づけ青チャート での位置づけ到達レベルの目安
教科書の基礎問題教科書レベル定期テスト
教科書の標準〜やや難教科書の基礎〜標準共通テスト基礎
入試標準(頻出)入試基礎〜標準日東駒専・産近甲龍
入試やや難入試標準(頻出)MARCH・関関同立
入試難問入試やや難〜難問難関国公立・早慶
コンパス⑤ コンパス④ コンパス③ コンパス② コンパス①
  • コンパス⑤: 入試難問・最難関大学レベル(青チャートまで対応)
  • コンパス④: 入試やや難・MARCH〜関関同立レベル(青④完成が目安)
  • コンパス③: 入試標準・頻出(黄③が日東駒専、青③が産近甲龍〜MARCH下位)
  • コンパス②: 基礎〜標準(教科書レベル〜共通テスト基礎)
  • コンパス①: 教科書の基礎(定期テスト・共通テスト入門)
コンパスマーク①〜⑤の難易度ピラミッド。黄チャートは①〜④中心、青チャートは②〜⑤中心に設定されている

黄チャートは①〜④中心、青チャートは②〜⑤中心という例題の分布になっています。黄チャートで難問とされるコンパス⑤相当の問題は実は入試難問レベルで、青チャートの⑤はやや難問寄りです。「黄チャートを完璧にしたら青チャートに移行する必要があるか?」という疑問はよく出ますが、黄チャートのコンパス④⑤まで仕上げた状態は、青チャートのコンパス③〜④ができる状態に近いため、志望校がMARCH・関関同立であれば青チャートへの移行が有効です。

オニ坊

じゃあ黄チャートを完璧にしても青チャートに移る必要があるんですか?

菅澤

志望校による。日東駒専・産近甲龍が目標なら黄チャートを完璧にすれば十分対応できる。MARCHや関関同立、地方国公立を目指すなら青チャートまで進む方が安全だ。ただし黄チャートが7割仕上がっていない段階で青チャートに移るのは順番が逆になる。

どっちを選ぶべきか | 今の実力×志望校の判断フロー

黄チャートか青チャートかを選ぶ際の判断基準は「今の数学力(模試の偏差値)」と「志望校のレベル」の組み合わせで考えます。また文系・理系によっても適切な使い方が異なります。数学の参考書ルートについての全体像は数学の参考書ルート完全版でも詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。

今の自分に合うのは黄チャートか青チャートか 模試偏差値が50未満 黄チャート。基礎を固めてから青チャートに進む 偏差値50〜55 かつ日東駒専志望 黄チャートを完走する。青は不要 偏差値50〜55 かつMARCH志望 黄チャートで土台→青チャートへ移行が理想 偏差値55以上 かつMARCH〜難関志望 青チャートが適切。コンパス③からスタート 偏差値60以上 かつ難関国公立志望 青チャート全問+問題集(1対1等)へ
今の偏差値と志望校から黄チャート・青チャートを選ぶ判断フロー(判断分岐図)
条件黄チャートを選ぶ青チャートを選ぶ
偏差値の目安50未満、または50〜5550以上、特に55以上推奨
志望校日東駒専・産近甲龍、共通テスト7割狙いMARCH・関関同立以上、難関国公立
学習時間の余裕受験まで1年以内・時間が限られる受験まで1年以上・十分な時間がある
文系・理系どちらも対応(文系は特に推奨)どちらも対応(理系・MARCH以上は優先)
学校配布黄チャートが配布された場合はそのまま活用青チャートが配布された場合はそのまま活用
志望校のレベル(低→高) 偏差値 → 黄チャートが最適 青チャート推奨 白チャートを検討 黄→青移行 黄チャート完走 黄→青に移行 青チャート開始 青+応用問題集
現在の偏差値×志望校レベルで見る参考書選びのマトリクス(左下=黄チャート完走、右上=青+応用。右上ほど難関志望)
オニ坊

学校から青チャートを配られているんですけど、偏差値が50ないので無理してでも青チャートを使うべきですか?

菅澤

その状況なら黄チャートに切り替えることを強く勧める。青チャートを半分しかこなせないより、黄チャートを最後まで仕上げた方が点数に直結する。学校の授業進度に合わせるために青チャートを手元に置きながら、演習は黄チャートで補うという使い方もある。

使い方と注意点 | 黄チャートと青チャートの効果的な取り組み方

どちらの参考書を選んだとしても、取り組み方の基本は共通しています。まずは「例題→解説の理解→例題を解き直す」のサイクルを確立することが先決です。「解説を読んで分かった気になるだけ」で終わっている受験生が非常に多いため、必ず手を動かして解き直すことを原則にしましょう。

黄チャートの使い方

例題を自分で解いてみる(時間制限なし)
解けなかった場合は解説を読んで理解する
解説を閉じて自力で最初から解き直す
翌日〜3日後に同じ例題を再度解いて定着を確認
間違えた例題リストを作り、定期的に周回する
✔️例題は「解説を見れば分かる」ではなく「自力で解ける」まで仕上げることを目標にする
✔️1周目は完璧を求めず、コンパス①〜③を優先してスピーディーに通す
✔️2周目で間違えた例題を重点的に解き直し、コンパス④⑤に着手する
✔️Exerciseは例題が一通り解けるようになってから取り組む(最初は例題のみで可)
✔️MARCH・関関同立を目指す場合は黄チャートExerciseまで、日東駒専・産近甲龍は例題で十分

📚 用語解説

周回学習:同じ参考書を繰り返し解く学習法。1周目は全問を通し、2周目以降は間違えた問題だけを解くことで効率を上げる。チャート式のような網羅系参考書では2〜3周以上の周回が定着の目安とされる。

青チャートの使い方

コンパス①〜②から始め、基礎を確認する
コンパス③の例題を主軸に反復練習する
コンパス④の例題に着手し、志望校レベルを意識する
間違えた例題を週1回ペースで解き直す(確認テスト感覚で)
志望校ラインに達したら過去問演習に移行する
✔️コンパス⑤は難関国公立・早慶志望でなければ後回しにしても問題ない
✔️青チャートは量が多いため、「全問マスター」より「コンパス③〜④の完走」を先に目標にする
✔️1日の目安は例題5〜8問(解き直しを含む)。量より定着を優先する
✔️解けない問題が続く場合は、コンパスが低い問題に戻って基礎を固め直す
💡 青チャートを挫折しやすい原因

青チャートを使う受験生で多い失敗は「全ページを1回読んで終わり」です。1周目で全問を解いてみるより、コンパス③までを確実に2〜3周した方が実力がつきます。「広く浅く」より「絞って深く」が青チャート攻略の鉄則です。

⚠️ 学校配布の青チャートをそのまま使うべきかの判断

学校から青チャートを配布されていても、現在の数学の偏差値が50未満の場合は、黄チャートに切り替えるか、青チャートのコンパス①〜②だけを使う段階的なアプローチをとることを検討してください。無理に難しい問題に時間をかけるより、解ける問題を増やす方が先決です。

解説を読んで理解 「分かった気」止まりの段階 解き直しで正解 閉じてから自力で再現できる 時間内に自力完答 入試で得点できる本当の習得
チャート式の習得レベルの3段階。目指すのは一番内側(時間内に自力完答)の状態。解説を読んで満足するだけでは外側止まりになる
オニ坊

黄チャートを完璧にしたら青チャートに切り替えるタイミングはいつですか?

菅澤

目安は「黄チャートの例題を8割以上、時間内に自力で解ける」状態。それより前に移るのは消化不良になりやすい。逆に言えば黄チャートが8割固まったら、MARCH以上を目指すなら青チャートに移行していい。

黄・青チャートで数学力を上げるのは「普通の対策」では厳しい

結論から先に言います。黄チャートや青チャートを買ってきて、眺めて解説を読んで「なんとなく分かった」で進める——こうした「普通の対策」だけでは、チャートで学んだ解法を入試本番の数学の得点力に変えていくのは、正直厳しいと言わざるを得ません。

理由は、この記事の前半で確認したとおりです。黄チャートは658題、青チャートは749題(文系合計)と問題数が非常に多く、それぞれ400〜600時間以上の学習時間が必要です。しかし、ただ問題を解いて解説を読む作業を繰り返すだけでは「解けた・解けなかった」の記録が残るだけで、「なぜ解けなかったか」「次はどの問題を優先すべきか」を1日単位で管理する仕組みがなければ、例題をこなした量と実際の入試得点力はイコールになりません。チャートの例題をやり切ることと、入試の問題で正解を出せる力をつけることは、学習の管理がなければ直結しないのです。

この前提を踏まえて、チャートを使った数学対策によく検討される選択肢を、鬼管理専門塾が指摘する「成績が上がらない塾・予備校の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri/)——に照らして、1つずつ検証していきます。

選択肢①:独学/参考書のみでは①②の限界に当たる

黄チャートや青チャートを独学で使う場合、解説を読んでも解法の意図が分からないまま先に進んでしまいやすく、①の限界(情報を得ても行動が変わらない)がそのまま当てはまります。「今日どこまで進めたか」を自分で管理しているだけでは、意識的な苦手補強にはなりにくく、平均的な使い方に収束しやすいため②の限界(全員同じ指導は偏差値50に収束する)にも当てはまります。

選択肢②:映像授業/アプリでは①の限界に当たる

映像授業やアプリは、①の限界が典型的に当てはまります。「解法の動画を見た」「アプリで演習した」という行為は情報収集であり、黄チャート・青チャートの例題を自分の手で解き直す作業とは別物です。視聴した情報量がいくら増えても、毎日の解き直しの質と量が管理されなければ、入試得点力への変換は起きません。

選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる

集団授業の大手予備校は、②の限界が直接的に当てはまります。同じ授業で黄チャートのどの問題が「解けて」どの問題が「解けていないか」は生徒ごとに違います。全員同じ授業を進める以上、個別の弱点分析と補強計画は考慮されず、対策は本質的に「全員同じ指導」になります。

選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる

一般的な個別指導塾は、③の限界が中心的に当てはまります。週1〜2コマの授業時間以外のチャートの自習量と進捗は本人任せになりやすく、授業がない日に例題の解き直しが積み上がるかどうかを管理する仕組みがないと、せっかく買ったチャートが棚に眠ったままになりやすいのが現実です。

黄・青チャートで数学力を伸ばす対策、消去法で残るのは? 独学/参考書のみ ①②の限界:解法理解が行動変化につながらない 映像授業/アプリ ①の限界:視聴・演習だけでは解き直し管理が仕組み化されない 集団授業の大手予備校 ②の限界:個別の例題進捗を把握した指導が受けられない 一般的な個別指導塾 ③の限界:週1〜2コマ以外のチャート演習は本人任せになる 鬼管理専門塾 ①②③を1日単位の個別管理で解
4つの選択肢を消去法で検証すると、最後に残るのは鬼管理専門塾だけになる(判断分岐図)

独学/参考書のみ・映像授業/アプリ・集団授業の大手予備校・一般的な個別指導塾——チャートで数学力を入試得点力に変えるときに検討されやすい代表的な選択肢は、いずれも①②③の限界のどれかに当てはまり、対策としては力不足です。消去法で選択肢を1つずつ外していくと、最後に残る現実的な選択肢は鬼管理専門塾だけになります。

鬼管理専門塾の特徴

だから鬼管理専門塾は、上記で挙げた①②③の限界を、以下の6つの特徴でそれぞれ解消します。

数学力(偏差値)の高さ → 普通の対策 鬼管理専門塾 偏差値50に収束 偏差値65+
普通の対策と鬼管理専門塾では、数学力の到達分布が変わる(イメージ図)

❶ 1日単位の数値化した学習指示

「今日は黄チャートを5例題解く」ではなく、「数IA例題272〜276の5問を、制限時間30分で解く」という形で、課題を1日単位・数値単位で指示します(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri/)。黄チャート・青チャートのどこまで進むべきかが常に明確なため、①の限界を解消し、毎日の行動が入試対策に直結します。

❷ 生徒ごとの個別行動プラン設計

専属講師が生徒の現在の偏差値・志望校・使用するチャートの種類・進捗状況をもとに、1人ひとりに最適化した行動プランを設計します(出典:同上)。黄チャートで土台を作ってから青チャートに移行するタイミングも、専属講師が個別に判断するため、②の限界(全員同じ指導)を解消します。

❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト

毎日の進捗を「やったか・やっていないか」ではなく達成度で数値管理し、毎週の確認テストで例題の定着を検証します(出典:同上)。チャートで解いた例題が本当に「自力で解ける状態」になっているかを毎週チェックするため、③の限界(週1指導では変化が遅い)を解消します。

❹ 採用率0.6%の専属講師陣・満足度アンケート1,524件

厳格な採用基準を通過した専属講師が、数学のチャート式学習を個別に指導します(採用率0.6%・講師満足度アンケート1,524件。出典:https://onikanri.singeki.com/tutors/ https://onikanri.singeki.com/koushi-anke/)。講師の質と生徒1人ひとりへの伴走体制が確立されているため、黄チャートか青チャートかの選択判断から始まり、入試直前の仕上げまで一貫したサポートが受けられます。

❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース

大学受験(学部特化含む)・総合型選抜/推薦・英検/TOEIC/TOEFL/IELTS/TEAP・高校受験の専門コースを用意しています(出典:https://onikanri.singeki.com/course/)。数学だけでなく、他の科目との バランスも含めた受験対策全体を1か所で管理できます。

❻ LINE質問対応・無料説明会(Zoom可・保護者同席可)・資料請求

授業がない日でも公式LINEで質問でき、科目変更は追加料金なし、他塾との併用も可能です(出典:https://onikanri.singeki.com/yokuarufa/)。まずは無料説明会(Zoom・保護者同席可)で、黄チャート・青チャートの選び方から個別プランの確認まで、相談してみてください。

1日単位の数値化した学習指示

「今日やるべき例題の番号と制限時間」まで数値で指示。行動が常に明確になります。

生徒ごとの個別行動プラン設計

今の偏差値・志望校・使うチャートに合わせて専属講師が最適プランを設計します。

毎日・毎週の徹底管理と確認テスト

毎日の達成度を数値管理し、毎週のテストで例題の定着を検証します。

採用率0.6%の専属講師陣

厳格な審査を通過した講師が1対1で担当。アンケート1,524件で高満足度を実証。

大学受験〜英語資格まで専門コース

数学だけでなく、志望校・受験方式に合わせた専門コースで受験全体を管理します。

LINE質問・無料説明会・資料請求

毎日LINEで質問対応。Zoom説明会(保護者同席可)は無料。資料請求も可。

鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります(対象・詳細条件は無料説明会でご案内します。出典:鬼管理専門塾公式サイト「1カ月返金保証制度」ページ、2026-07-19閲覧)。まずは無料説明会で、黄チャートか青チャートかの選び方から、志望校に合わせた数学の学習管理まで、あなたの状況に合わせて相談してみてください。鬼管理専門塾の指導方針については「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で、実際の合格実績は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。

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まとめ|黄チャートと青チャートの違いと選び方

黄チャート・青チャートを選ぶポイントの学習段階軸 偏差値50未満 黄チャート例題①〜③ 偏差値55前後 黄チャート完走→判断 偏差値60前後 青チャート③〜④ 偏差値65以上 青チャート④〜⑤+応用
偏差値の現在地を起点に「今どのチャートに取り組むべきか」をポジションで確認する

ここまで、黄チャートと青チャートの到達レベル・例題数・コンパスマークの違い、選び方の判断フロー、使い方と注意点を整理してきました。改めて要点をまとめます。

✔️黄チャートは「チャート式解法と演習数学」。到達目安は偏差値60〜65(例題のみ〜Exercise)。日東駒専・産近甲龍対応
✔️青チャートは「チャート式基礎からの数学」。コンパス③まで:日東駒専、④まで:MARCH・関関同立、全問:早慶下位〜難関国公立
✔️例題数は文系合計で黄658題・青749題。勉強時間目安は黄392時間・青446時間(出典:axivacademy.com)
✔️コンパスマークは同じ数値でも黄と青で難易度感が異なる。黄③≒青③より易しい
✔️偏差値50未満・日東駒専志望 → 黄チャートを最後まで完走が最短ルート
✔️偏差値55以上・MARCH以上志望 → 青チャートに取り組む。コンパス③から着実に固める
✔️黄チャートの例題が8割以上解けるようになったら青チャートへの移行タイミング
✔️どちらの参考書も「解説を読んで分かった気になるだけ」では入試得点力に変わらない。1日単位の解き直し管理が鍵

黄チャートか青チャートかの選択は、最終的に「今の自分が最後まで使い切れるか」が基準です。難しい方を選ぶことが正解ではなく、自分に合ったレベルを完走することが最も得点につながります。参考書選びの段階から学習管理・志望校対策までを一貫してサポートする環境が必要だと感じたら、鬼管理専門塾の無料説明会でご相談ください。

よくある質問

よくある質問のテーマ関連する見出し
基本情報・チャート式の種類黄チャートと青チャートの基本情報
到達レベル・大学レベル到達レベルの違い
例題数・勉強時間例題数と勉強時間の比較
コンパスマークの違いコンパスマークの違い
どちらを選ぶべきかどっちを選ぶべきか|今の実力×志望校の判断フロー
使い方・取り組み方使い方と注意点
基本情報・選び方 到達レベル・例題数 コンパスマーク 使い方・取り組み方
  • 基本情報・選び方: チャート式の全体像・黄vs青の基本的な違い
  • 到達レベル・例題数: 大学群・偏差値・問題数・勉強時間の比較
  • コンパスマーク: 難易度の仕組みと黄・青の違い
  • 使い方・取り組み方: 黄/青それぞれの正しい進め方と注意点
よくある質問のテーマ別階層(上ほど基本的・下ほど具体的な使い方の質問)

Q. 黄チャートと青チャートはどちらが難しいですか?

A. 青チャートの方が難しいです。コンパスマークで見ると、黄チャートが①〜④中心であるのに対して、青チャートは②〜⑤中心となっており、最上位の問題レベルに差があります。また、同じコンパスの数値でも青チャートの方が実際の問題難易度は高く設定されています。

Q. 偏差値55の場合、黄チャートと青チャートどちらがいいですか?

A. 志望校による判断がポイントです。日東駒専・産近甲龍が目標なら黄チャートを完走する方が確実。MARCH・関関同立以上を目指すなら、黄チャートで基礎を固めてから青チャートに移行するか、最初から青チャートのコンパス①〜③から着手するかを検討してください。

Q. 黄チャートを完璧にすればMARCHに合格できますか?

A. 例題のみでは難しいケースが多いです。Exerciseまで完璧に仕上げると偏差値65前後に到達できますが、MARCHの一部学部・学科によっては青チャートレベルの問題も出題されます。黄チャートExerciseを終えた段階で青チャートのコンパス④以上に取り組む、または過去問演習で補完するアプローチが現実的です。

Q. 学校で青チャートを配られましたが、偏差値が50未満です。どうすればいいですか?

A. まず黄チャートに切り替えることを検討してください。黄チャートで基礎を固めてから青チャートに移行する方が、挫折せずに実力をつけられます。青チャートを手元に置きながら、演習は黄チャートで進める並行使用も選択肢の一つです。学校の授業との兼ね合いは担任や塾の先生に相談してみてください。

Q. 黄チャートと青チャートの例題数の差はどのくらいですか?

A. 文系(数I・A + 数II・B)で黄658題・青749題で約91題の差があります。理系(+数III)では黄911題・青1,042題で約131題の差です。勉強時間の目安は文系で黄392時間・青446時間、理系で黄545.5時間・青620.5時間となっています(参照:axivacademy.com/info/column/181892、2026-07-19閲覧)。

Q. コンパスマークは黄チャートと青チャートで同じ基準ですか?

A. 同じ基準ではありません。コンパスマークは各参考書を使う読者のレベルに合わせた相対的な評価です。黄チャートのコンパス③が入試標準問題であるのに対し、青チャートのコンパス③は入試基礎〜標準に相当します。2冊を比較する際に「コンパス③同士」を同じ難易度と見なすと誤解が生じます。

Q. 黄チャートから青チャートに切り替えるタイミングはいつですか?

A. 黄チャートの例題を8割以上、自力で制限時間内に解けるようになった段階が目安です。それより前に移行すると消化不良になりやすいです。MARCH・関関同立以上を目指さない場合は、黄チャートのExerciseまで完走した後に過去問演習に進む方が効率的なケースもあります。

Q. 青チャートを途中で挫折してしまいました。黄チャートに戻るべきですか?

A. 青チャートのコンパス①〜②が解けていない状態で挫折した場合は、黄チャートに戻ることをおすすめします。コンパス③以上で止まっている場合は、まずコンパス③の問題だけを集中的に解き直す絞り込み学習が有効です。全問をこなそうとして挫折するより、解ける範囲を増やすことを優先してください。

Q. 文系と理系で黄チャートと青チャートの選び方は変わりますか?

A. 基本的な判断基準(偏差値・志望校)は共通です。文系の場合は数I・A、数II・Bが対象のため、黄チャートで十分なケースも多いです。理系の場合は数IIIまで必要になるため、目標大学がMARCH理系以上であれば青チャートを早めに取り組む方が有利です。

Q. 1日何問解けば黄チャート・青チャートを仕上げられますか?

A. 1日5〜8例題(解き直しを含む)が目安です。文系の黄チャート(658例題)を1日5問のペースで進めると約130日〜半年で1周できます。ただし解き直しと定着確認を含めると2〜3周必要なため、トータルで1年程度を見越したペースが現実的です。志望校の入試までの残り時間を逆算して、週次の進捗目標を決めることが重要です。

菅澤孝平

本記事監修者 菅澤孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

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Claude Code