始めに:【英検準一級】合格に必要な勉強時間について6つの軸で解説します!
鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検準一級】合格に必要な勉強時間について6つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準一級を目指す際には、スタート地点や年代によって異なる学習時間が必要です。完全に初めて勉強を始める方から、中学生や高校生まで、英検準一級取得のための勉強時間の目安について、詳細にご説明します。
【英検準一級】合格に必要な学習時間
英検準一級をクリアするためには、個人の英語能力に応じて必要とされる学習時間が変わりますが、基本的な英語スキルが既にある場合、推定で340時間から710時間の勉強が求められます。
【レベル別】英検準一級合格に必要な学習時間
英検準一級の合格には、現在の英語能力に応じて異なる量の勉強時間が必要です。具体的には、英検3級(中学卒業レベル)からスタートする場合は約710時間、英検準二級(高校中級レベル)では520時間、そして英検2級(高校卒業レベル)を持っている場合でも340時間の学習が求められます。
これらの学習時間は、それぞれ11ヶ月、8ヶ月、6ヶ月の学習期間に相当し、1日2時間の勉強を基準とした計算結果です。
現在の英語レベル | 英検準一級合格に必要な勉強時間の目安 | 英検準一級合格に必要な勉強期間の目安 |
英検3級 (中学卒業レベル) | 710時間 | 11ヶ月 |
英検準二級 (高校中級レベル) | 520時間 | 8ヶ月 |
英検2級 (高校卒業レベル) | 340時間 | 6ヶ月 |
例えば、英検2級を取得後に高校や大学で英語を使う機会が少なかった人は、単語の意味を忘れていたり、文法知識が曖昧になっていることがあります。
このような人が準一級にチャレンジする場合、復習と新たな知識の習得の両方に時間を費やす必要があります。
英検準一級の合格には、英語レベルに応じた適切な勉強計画と、十分な学習時間の確保が極めて重要です。勉強時間の目安を理解し、自分の現在のレベルに合った学習計画を立てることが、英検準一級の合格への第一歩となるでしょう。
まずは、自己の英語能力を正確に把握すること
成功への第一歩は、自己の英語能力を正確に把握することから始まります。特に英検準一級を目指す場合、自分の現在の英語レベルを知ることは、必要な勉強量を見積もる上で非常に重要です。
一つの効果的な方法は、日本英語検定協会が提供する公式の過去問題を解くことです。これらの問題を解くことにより、自己評価が可能となり、一次試験の成績を自分で採点し、自己の強みと弱みを特定することができます。
例えば、読解セクションで難易度の高い文章に直面した際の理解度や、リスニングセクションでの反応速度など、具体的な学習ポイントが明確になります。
英検準一級合格に向けてどの程度の学習時間を割り当てる必要があるのか、より正確な見積もりが可能になります。自己評価を通じて得られた情報を基に、効率的な学習プランを立てることが、目標達成への確実な一歩となります。
【年代別】英検準一級の合格に必要な学習時間
英検準一級の合格を目指す際には、年代によって推奨される学習時間が異なります。具体的には、学齢期の小学生から成人の社会人まで、その学習必要時間は以下のように設定されています。
- 小学生は最も長い710時間以上、
- 中学生は510時間以上、
- 高校生は310時間以上、
- 大学生には400時間以上、
- そして、社会人は520時間以上の学習が必要とされます。
これらの目安は、各年代が一般的に受ける英語教育のレベルと、日常生活で英語に触れる機会の差に基づいています。例えば、小学生の場合、基礎英語の学習から始める必要があるため、より多くの時間を要します。
一方、高校生は中学英語の知識を活用し、さらに上級英語に進むための時間が必要です。また、社会人は仕事や家庭の責任などにより、一貫して勉強する時間を確保するのが難しいため、効率的な学習方法が必要となります。
年代別の勉強時間の目安を理解することで、受験者は自身の現在のレベルと目標に応じた適切な学習計画を立てることができます。それによって、英検準一級の合格へ向けての効率的な学習が可能になるわけです。
英検準一級の成功には、試験に特化した準備が不可欠
英検準一級の成功には、試験に特化した準備が不可欠です。インターナショナルスクール出身や帰国子女など、既に英語の基礎力が高い学生であっても、この試験の独特な形式や内容に慣れるためには専門的な学習が必要になります。
たとえ英語に自信がある場合でも、英検準一級固有の学習に時間を割かなければ、合格することは難しいでしょう。
英検を含む日本で広く認知されている英語試験は、TOEICやTOEFLとともに、それぞれが独自の目的を持っています。英検は社会での幅広い英語使用を対象とし、TOEICはビジネスシーンでの英語運用能力を、TOEFLはアカデミックな環境での英語利用能力を測ります。
TOEICやTOEFLは得点制で、基本的な英語スキルがあれば一定の点数を獲得できますが、英検準一級は合否制であり、特定のレベルに達していないと合格できません。
これらの試験は、文法、読解、リスニングの基本的な英語能力を共通して要求しますが、問題形式や評価基準に大きな違いがあるため、各試験に適した勉強法を採用することが重要です。
例えば、英検準一級では、社会的な話題に関する長文読解や複雑なリスニング問題、さらにはスピーキングテストがあります。
試験固有の形式やトピックに慣れる必要があり、そのためには英検準一級に特化した勉強時間を確保することが、合格への鍵となります。
必要勉強時間は、英語レベルによって変わる
英検準一級を目指す受験生の必要勉強時間は、その人の英語レベルによって大きく変わります。英検準一級では、ビジネス、教育、医療、科学など、幅広い分野の高度な英語能力が求められ、約8000語のボキャブラリーが必要とされます。
このため、既に高い英語力を有している人、例えば早稲田や慶応大学レベルの英語能力がある人や、TOEICで800点以上を獲得している人は、300時間以内の勉強で合格する可能性があります。
しかし、英語の基礎知識が不足している人や、特定の専門分野の英語に不慣れな人は、まず英語力を全般的に向上させるための勉強に時間を割く必要があります。
この場合、ボキャブラリーを増やすために単語帳を使ったり、英語の新聞や小説を読むことで長文読解力を高めたりすることが勧められます。これらの基礎学習を経て初めて、英検準一級の試験準備に移ることができます。
一方で、日常的に英語を使用する環境にある人や、以前から英語学習に専念してきた人は、すでに高いレベルの英語力を有している可能性が高いです。これらの受験生は、直接的な英検準一級の対策に集中することで、より効率的に試験準備を進めることができるでしょう。
受験生の英語力と学習環境によって、英検準一級の合格に向けた効果的な学習計画は大きく異なるのです。
英検準一級の難易度
英検準一級は、大学の中級レベル
英検準一級は、大学の中級レベルの英語能力が求められる試験です。これは英検一級の直前の段階に位置付けられており、合格するためには最低でも300時間の学習が必要とされます。
このレベルは、TOEICで740から820点、TOEFL iBTで60から78点と等価されることからも、その難易度の高さがうかがえます。
早稲田大学や慶應義塾大学、外国語大学などの上位大学に通う学生であっても、簡単には合格できないレベルに設定されています。
英検準一級では、単に英語圏での生活に必要なコミュニケーション能力を理解するだけでなく、実際にその言語を使いこなせる能力が要求されます。このことから、英検準一級は非常に高い英語力を証明する資格として認識されています。
英検二級を取得すると、一定の就学や就職の際に優遇されることがありますが、英検準一級を持っていると、その優遇はさらに広がります。具体的には、大学入試での利用、大学の単位認定、教員採用試験での加点など、教育や社会のさまざまな場面でその資格が活かされるのです。
英検準一級の取得は英語力の高いレベルを証明するだけでなく、将来的に大きな利点をもたらす可能性があります。
英検準一級の合格率は約15%
英検準一級の合格率は約15%と、非常に厳しい試験であることが明らかです。この数字は、過去に日本英語検定協会から提供されたデータに基づき、英検準一級の難易度を示す重要な指標となっています。
特に筆記試験における合格率の推移を見ると、2010年から2015年までの間にわずかに増加しているものの、大きな変動は見られません。これは、英検準一級の難易度がその期間においても安定して高いレベルに保たれていたことを示しています。
面接試験については、2011年までのデータしか公開されていませんが、この期間における合格率は約85%と、筆記試験の合格率と比べてかなり高い数値を示しています。
これは、英検準一級を目指す受験者が、比較的スピーキング能力に自信を持っているか、あるいは積極的にスピーキングの練習に取り組んでいることが推測されます。
また、英検二級の合格率が約25%であることを考えると、英検準一級の筆記試験の合格率がさらに厳しく設定されていることがわかります。
英検二級は多くの高校生や英語学習者にとって挑戦する価値があるレベルであり、英検準一級へのステップアップは、より専門的な英語力が求められることを意味します。
受験者の中には、純粋に英語を愛する人や、自発的に多くの学習時間を確保している人が多いとされています。これは、英検準一級の受験者が一次試験、特に筆記試験において、高い合格率を得るためには相応の準備と努力が必要であることを示唆しています。
英検準一級に合格するためには、特に筆記試験で十分な学習時間を確保することが、成功への鍵となるでしょう。
英検準一級の合格を目指してゼロから学習を開始する場合
英検準一級の合格を目指してゼロから学習を開始する場合、約700時間の勉強が必要とされます。
これは英語の基礎から応用までを習得し、高いレベルの英語力を身につけるための時間として算出されています。一年程度を目安に学習計画を立てることが推奨されます。
初めのステップとして、英語の基礎知識が不足しているかどうかを確認する必要があります。たとえば、曜日の名前、三人称単数のsのつけ方、前置詞の用法など、英検5級レベルの問題を理解できない場合、まずは基礎からの勉強が必須です。
これらの基本事項が身についていない場合、英検準一級の学習に進む前に、基礎を固めることから始めるべきです。
効果的に学習を進めるためには、英検5級から順に段階的にレベルを上げていく方法が有効です。毎日1〜2時間の勉強を英検5級の内容に充て、その後、英検4級、3級、準二級、2級と順を追って学習を進めます。
各級においてしっかりと理解を深めた上で次のレベルへと進むことで、無理なく英検準一級に必要な英語力を身につけることができます。
英語の基礎知識や語彙力が不足している状態で直接準一級の対策に時間を割くと、学習の効率が悪く、時間をかけても十分な成果が得られない可能性があります。このため、まずは単語帳や熟語帳を利用して語彙力を増やし、基礎から応用に至るまでの学習を段階的に進めていくことが、英検準一級の合格に繋がる重要なステップとなります。
英検の各級合格に向けた学習時間の目安
英検の各級合格に向けた学習時間の目安は級によって異なりますが、基本的には中学初級レベルの英検五級から大学上級レベルの英検一級まで、合格に必要な単語数と試験の内容がレベルアップするにつれて、必要な勉強時間も増加します。
例えば、英検五級では10〜15時間、英検一級では500〜600時間の学習が推奨されています。これらの学習時間は、前の級に合格するレベルの英語力をすでに持っていることを前提に算出されています。
勉強時間の目安 | 勉強期間の目安 | レベル | 合格に必要な単語数 | 試験内容 | |
英検五級 | 10〜15時間 | 1ヶ月 | 中学初級 | 600語 | 筆記リスニング任意で録音形式のスピーキング |
英検四級 | 15〜20時間 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 中学中級 | 800〜1,300語 | 筆記リスニング任意で録音形式のスピーキング |
英検三級 | 15〜20時間 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 中学卒業 | 2,100語 | 筆記リスニング面接 |
英検準二級 | 30〜60時間 | 2ヶ月〜3ヶ月 | 高校中級 | 2,500〜3,000語 | 筆記リスニング面接 |
英検二級 | 150〜200時間 | 2ヶ月〜3ヶ月 | 高校卒業 | 4,000〜5,000語 | 筆記リスニング面接 |
英検準一級 | 300〜400時間 | 4ヶ月〜半年 | 大学中級 | 7,500〜9,000語 | 筆記リスニング面接 |
英検一級 | 500〜600時間 | 半年〜1年 | 大学上級 | 10,000〜15,000語 | 筆記リスニング面接 |
しかし、単に勉強時間を確保しただけでは合格には繋がりません。実際に学習内容が充実しており、効果的な学習方法を選択しているかが重要です。
たとえば、ただ単語をノートに書き写したり、テキストを開いて時間を過ごすだけでは、学習効果は低くなりがちです。学習の内容と方法に工夫を凝らし、実践的なリスニングやスピーキングの練習を含めることで、勉強時間を有効に活用することができます。
具体的な例として、英検準一級を目指す場合、7,500〜9,000語のボキャブラリーを身につけ、複雑な文章の読解や流暢な会話が求められます。
このレベルに到達するには、ただ漠然と勉強するのではなく、実際に英語を使用する機会を多く設け、リアルなコミュニケーションや長文読解に挑戦する必要があります。
英検各級の合格を目指すには、ただ時間をかけるだけでは不十分で、現在の英語力を正しく把握し、それに合った効果的な学習方法を選択し、実践的なスキルを磨くことが、合格への鍵となります。
【期間別】英検準一級の勉強法
英検準一級の取得に向けて、英検二級のレベルからスタートする場合、約340時間の勉強を11ヶ月かけて行うことが推奨されています。
この時間と期間の設定は、一般的なガイドラインであり、実際の学習効率や個人の習得速度に応じて変わり得ます。
半年から一年の期間を設定して、初期段階では英検準一級に頻出する単語や熟語を中心に学習を進め、その後は苦手分野の特定と克服に注力します。
たとえば、初めの半年は単語や熟語の暗記に専念し、次いで3ヶ月は過去問を解いて苦手項目を明確にし、その克服に努めるという段階的なアプローチが効果的です。最終段階では、過去問の繰り返し解答と苦手分野の徹底的な強化を行います。
具体的な学習活動としては、過去問の利用が非常に有効です。過去問を解くことで試験の形式や出題傾向を理解し、試験に必要なスキルを養うことができます。
さらに、試験直前期には、持ち物の確認や精神的な準備にも注意を払い、最適な状態で試験に臨むことが大切です。二次試験に関しては、面接対策として実際に声に出して英文を読む練習や、立場を明確にするための訓練が推奨されています。
英検準一級の合格には、ただ時間をかけるだけではなく、どのように時間を使うかが重要です。効果的な勉強計画と継続的な努力が、合格への鍵となります。このプロセスを通じて、英語の高度な使用能力を身につけ、英検準一級の難関を突破することが可能になります。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検準一級に合格に必要な勉強時間について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映